Ximian Evolution 1.4 ユーザーズガイド Sun Microsystems Edition

第 9 章 Evolution の構成

この章では、Evolution の構成方法について説明します。

構成する機能の選択

構成する機能を選択するには、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」->「設定」を選択します。

  2. 構成する機能を「Evolution 設定」ダイアログの左区画から選択します。この機能の環境設定が右区画に表示されます。

右区画を使用して、この機能の環境設定を変更します。

「Evolution 設定」ダイアログにはボタンが含まれています。次の表は、ボタンを説明しています。

ボタン 

説明 

「適用」

「Evolution 設定」ダイアログで行なった変更を保存して、変更を即座に実装するには、このボタンをクリックします。

「閉じる」

「Evolution 設定」ダイアログを閉じるには、このボタンをクリックします。変更内容は保存されません。

「了解」

「Evolution 設定」ダイアログで行なった変更を保存してダイアログを閉じるには、このボタンをクリックします。

メールアカウントの構成

メールアカウントを構成するには、「Evolution 設定」ダイアログの左区画にある「メールのアカウント」アイコンをクリックします。表 9–1は、メールアカウント設定の構成に使用できるダイアログ要素を示しています。

表 9–1 メールアカウントの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

アカウント表 

メールアカウントをリストする表です。メールアカウントを編集するには、そのメールアカウントをダブルクリックします。 

「追加」

このボタンをクリックして、メールアカウントを追加します。Evolution アカウントアシスタントが表示されます。Evolution アカウントアシスタント は、メールアカウントを追加するプロセスをガイドします。

メールアカウントの追加方法の詳細については、Evolution 設定アシスタントの使用を参照してください。

「編集」

メールアカウントを編集するには、アカウント表でアカウントを選択して、「編集」ボタンをクリックします。

メールアカウントの編集方法の詳細については、メールアカウントを編集するを参照してください。

「削除」

メールアカウントを削除するには、アカウント表でアカウントを選択して、「削除」ボタンをクリックします。 確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログの「削除」をクリックして、メールアカウントを削除します。

「デフォルト」

メールアカウントをデフォルトのメールアカウントにするには、アカウント表でアカウントを選択して、「デフォルト」ボタンをクリックします。

「有効」、「無効」

メールアカウントを無効するには、アカウント表でアカウントを選択して、「無効」ボタンをクリックします。 または、アカウントの「有効」カラムのチェックボックスをクリックします。

メールアカウントを有効にするには、アカウントを選択して、「有効」ボタンをクリックします。または、有効にするアカウントの「有効」カラムのチェックボックスをクリックします。

メールアカウントを編集する

次の機能領域でメールアカウントをカスタマイズできます。

識別情報

メールアカウントの識別情報を指定するには、「身元情報」タブセクションを使用します。「身元情報」タブセクションの要素については、アカウント管理設定の構成および識別情報の入力を参照してください。表 9–2は、アカウント管理設定の構成および識別情報の入力では説明されていない、指定可能な ID の詳細を示しています。

表 9–2 メールアカウント ID の環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「デフォルトの署名」

ドロップダウンリストからデフォルト署名として使用する署名を選択します。選択した署名は、すべてのメッセージに追加されます。 

「新しい署名の追加」

このボタンをクリックして、署名の一覧に署名を追加します。 

署名の一覧に署名を追加するには、次の手順を実行します。 

  • 「新しい署名の追加」ボタンをクリックして、「署名の編集」ダイアログを表示します。

  • 「名前」テキストボックスに署名を入力します。

  • ダイアログのコンテンツ領域に署名を入力します。署名のフォーマット方法の詳細については、メッセージの作成を参照してください。

  • 「ファイル」->「保存して閉じる」を選択して、署名を保存してダイアログを閉じます。

受信メールの詳細

メールアカウントの受信メールの詳細を指定するには、「メールの受信」タブセクションを使用します。「メールの受信」タブセクションの要素については、電子メールの受信メールサーバーの構成を参照してください。

受信メールの環境設定

メールアカウントの受信メールオプションを指定するには、「受信オプション」タブセクションを使用します。「返信オプション」タブセクションの要素については、受信電子メールオプションの構成を参照してください。

送信メールの詳細

メールアカウントの送信メールの詳細を指定するには、「メールの送信 」タブセクションを使用します。「メールの送信」タブセクションの要素については、電子メールの送信方法の構成を参照してください。

デフォルト環境設定

メールアカウントのデフォルト環境設定を指定するには、「デフォルト」タブセクションを使用します。表 9–3に、指定可能なデフォルト環境設定を示します。

表 9–3 メールアカウントのデフォルト環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「草案フォルダ」

「メッセージを作成します」 ウィンドウで「ファイル」->「草案を保存」を選択すると、下書きメッセージが保存されます。この環境設定を使用して、下書きメッセージが格納されるフォルダを指定します。

フォルダボタンをクリックして、「フォルダの選択」ダイアログを開きます。「フォルダの選択」ダイアログで下書きメッセージが格納されるフォルダを選択して、「了解」をクリックします。

「送信済みフォルダ」

メッセージを送信すると、そのメッセージのコピーが自動的に保存されます。この環境設定を使用して、送信メッセージが格納されるフォルダを指定します。 

フォルダボタンをクリックして、「フォルダの選択」ダイアログを開きます。「フォルダの選択」ダイアログで送信メッセージが格納されるフォルダを選択して、「了解」をクリックします。

「デフォルトにもどす」

このボタンをクリックすると 「草稿フォルダ」および「送信済みフォルダ」の Evolution デフォルト設定を環境設定に復元します。

「常に使用する CC 先」

すべてのメッセージを指定のアドレスにコピー (Cc) する場合はこのオプションを選択します。メッセージのコピー (Cc) 先のアドレスをフィールドに入力します。複数のアドレスにメッセージを Cc したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。 

「常に使用する Bcc 先」

すべてのメッセージを指定のアドレスにブラインドコピー (Bcc) する場合はこのオプションを選択します。メッセージのブラインドコピー (Bcc) 先のアドレスをフィールドに入力します。複数のアドレスにメッセージを Bcc したい場合は、アドレスをコンマで区切ります。 

セキュリティ環境設定

「セキュリティ」タブセクションを使用して、メールアカウント用の PGP または GPG セキュリティ環境設定を指定します。PGP および GPG は、メッセージの暗号化と復号化に使用されるアプリケーションです。

表 9–4 に、設定可能なセキュリティ環境設定を示します。

表 9–4 メールアカウントのセキュリティ環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「PGP/GPG キー ID」

テキストボックスに公開鍵を入力します。 

「このアカウントを使用する場合は、常に送信メッセージに署名を付与する」

このメールアカウントから送信するすべてのメッセージに暗号化された署名を添付する場合はこのオプションを選択します。 

「会議開催要求に合意しない (Outlook 互換)」

「カレンダ」の出席者に会議情報を送信するときに、暗号化された署名を添付しない場合は、このオプションを選択します。

Outlook は、暗号化された署名付きの会議出席依頼を受け付けません。会議出席者の中で Outlook を使用している人がいる場合はこのオプションを選択します。

「暗号化したメールを送信する場合は、常にメールを暗号化する」

常に暗号化された形式で自分宛てに暗号化されたメッセージのコピーを送信する場合は、このオプションを選択します。 

暗号化された送信メッセージを、「送信」フォルダや「送信キュー」フォルダなどで復号化できるようにするには、このオプションを選択します。

「暗号解読時に常に信用キーを使用する」

メッセージを暗号化するときに、公開鍵リングに含まれている連絡先の公開鍵の正当性を確認しない場合は、このオプションを選択します。公開鍵リングは、既知のすべての公開鍵がリストされたファイルです。

フォルダ環境の設定

フォルダの環境設定を指定するには、「フォルダの設定」ダイアログを使用します。次の機能領域でフォルダの環境設定をカスタマイズできます。

デフォルトフォルダの環境設定

「デフォルトのフォルダ」タブセクションを使用して、Evolution コンポーネントのデフォルトフォルダを指定します。表 9–5に、設定可能なデフォルトフォルダの環境設定を示します。

表 9–5 デフォルトフォルダの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「メール」

この環境設定を使用して、着信メッセージが配信されるフォルダを指定します。この環境設定は、POP 電子メールアカウントのみに関連します。 

フォルダボタンをクリックして、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログを開きます。メッセージが配信されるフォルダをダイアログで選択して、「了解」をクリックします。

「連絡先」

この環境設定を使用して、連絡先情報を格納するデフォルトフォルダを指定します。 

フォルダボタンをクリックして、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログを開きます。連絡先情報を格納するフォルダをダイアログで選択して、「了解」をクリックします。

「カレンダ」

この環境設定を使用して、予定と会議を格納するデフォルトフォルダを指定します。 

デフォルトのカレンダフォルダのサマリは、自分の「サマリ」に表示されます。PDA を同期させる場合、PDA はデフォルトカレンダフォルダと同期します。

フォルダボタンをクリックして、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログを開きます。予定と会議を格納するフォルダをダイアログで選択して、「了解」をクリックします。


注 –

Sun Java Enterprise System Calendar Server アカウントから「個人用カレンダ」フォルダを使用するには、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログで「個人用カレンダ」フォルダを選択します。


「タスク」

この環境設定を使用して、タスクを格納するデフォルトフォルダを指定します。 

デフォルトのタスクフォルダのサマリは、自分の「サマリ」に表示されます。PDA を同期させる場合、PDA はデフォルトタスクフォルダと同期します。

フォルダボタンをクリックして、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログを開きます。タスクを格納するフォルダをダイアログで選択して、「了解」をクリックします。


注 –

Sun Java Enterprise System Calendar Server アカウントから「個人用タスク」フォルダを使用するには、「デフォルトのフォルダの選択」ダイアログで「個人用タスク」フォルダを選択します。


オフラインフォルダの環境設定

「オフラインのフォルダ」タブセクションを使用して、オフラインフォルダを指定します。オンラインモードからオフラインモードに切り替えると、Evolution は、選択したフォルダのコピーをシステム上に作成します。オフラインモードとオンラインモードに関する情報については、オフラインでの作業を参照してください。

メールフォルダツリーを使用して、オフラインで作業するフォルダを選択します。フォルダ横のプラス記号 (+) をクリックして、フォルダのコンテンツを展開します。展開したフォルダコンテンツを元に戻すには、フォルダ横のマイナス記号 (-) をクリックします。

自動完了フォルダの環境設定

「自動完了のフォルダ」タブセクションでは、 Evolution がメッセージのの「宛先」、「Cc」、および「Bcc」フィールドでアドレスの自動完了を行うときに検索する、連絡先フォルダを指定します。

アドレス自動完了フォルダを指定するには、「追加」ボタンをクリックします。「フォルダの追加」ダイアログで希望のフォルダを選択して、「了解」をクリックします。

アドレス自動完了フォルダのリストからフォルダを削除するには、「追加の完了フォルダ」リストでフォルダを選択して、「削除」ボタンをクリックします。

メール環境設定

一般メールの環境設定および HTML メールの環境設定を指定し、ラベルおよびラベルカラーをカスタマイズするには、「メールの設定」ダイアログを使用します。次の機能領域でメールの環境設定をカスタマイズできます。

一般メールの環境設定

一般的なメールの環境設定を指定するには、「一般」タブセクションを使用します。表 9–6に、構成可能な一般メールの環境設定を示します。

表 9–6 一般的なメールの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「他のアプリと同じフォントを使う」

Evolution で、フォント環境設定ツールで指定されているフォント設定を使用する場合は、このオプションを選択します。 Evolution は、フォント 環境設定ツールで指定されているフォント設定を Evolution ユーザーインタフェースと HTML 形式のメッセージに使用します。

「標準フォント」

「他のアプリと同じフォントを使う」オプションを選択解除する場合は、この環境設定を使用して Evolution ユーザーインタフェースと HTML 形式のメッセージに使用するフォントを選択します。フォント選択ボタンをクリックします。「HTML 可変幅フォントの選択」ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、希望のフォントを選択します。

「端末のフォント」

「他のアプリと同じフォントを使う」オプションを選択解除する場合は、この環境設定を使用してプレビュー区画で使用するフォントを選択します。 フォント選択ボタンをクリックします。「HTML 表示の固定幅フォントの選択」ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、希望のフォントを選択します。

「メッセージに既読メールを付与する時間」

指定された秒数の間メッセージがプレビュー区画で表示された後、自動的にメッセージに既読マークを付ける場合は、このオプションを選択します。 

スピンボックスを使用して、メッセージに既読マークを付けるまでの秒数を指定します。 

「デフォルトの文字エンコード」

ドロップダウンリストからメッセージのデフォルト文字エンコードを選択します。文字エンコードと国際メッセージに関する情報については、国際メッセージの送受信を参照してください。

「引用を強調表示する色」

行頭に不等号記号 (>) が付くメッセージは、ほかのメッセージからの引用です。 メッセージ中の引用を別の色で表示する場合は、このオプションを選択します。 

カラー選択ボタンをクリックして、引用の色を選択します。「色の選択」ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、希望の色を選択します。

「終了時にゴミ箱フォルダを空にする」

Evolution を終了するときに、「ゴミ箱」フォルダの内容を永久に削除する場合は、このオプションを選択します。

「フォルダを抹消する時に確認する」

フォルダから削除したメッセージを永久にフォルダから削除してしまう前に確認メッセージを表示する場合は、このオプションを選択します。 

「新着メールが届いても通知しない」

メッセージの受信時に音を鳴らさないようにする場合は、このオプションを選択します。 

「新着メールが届いたらビープ音を鳴らす」

メッセージの受信時に Evolution が音を鳴らすようにする場合は、このオプションを選択します。

「新着メールが届いたらサウンドを再生する」

メッセージの受信時にサウンドファイルを再生する場合は、このオプションを選択します。 

「ファイル名の指定」ドロップダウンコンビネーションボックスに、サウンドファイルの名前を入力します。あるいは、「参照」をクリックして、「コマンドの実行」ダイアログを表示します。ダイアログを使用して、再生するファイルを選択します。

HTML メールの環境設定

HTML メールの環境設定を指定するには、「HTML 形式のメール」タブセクションを使用します。表 9–7に、構成可能な HTML メール環境設定を示します。

表 9–7 HTML メールの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「画像の読み込み」グループ

メッセージ本文に画像が含まれているメッセージを受け取ることがあります。また、インターネット上の画像へのリンクを含むメッセージを受け取ることもあります。リンクされた画像の読み込みには時間がかかることがあります。また、スパム電子メールの送信者に情報を提供する可能性もあります。 

このグループの中からオプションを 1 つ選択して、リンクされた画像に対して Evolution がどのように対処するかを指定します。次のオプションの中からどれか 1 つを選択します。

  • 「二度と画像を読み込まない」リンクされた画像のダウンロードを行わない場合は、このオプションを選択します。

  • 「差出人がアドレス帳にある場合は画像を読み込む」送信者が連絡先リストに含まれている場合にのみリンクされた画像をダウンロードする場合は、このオプションを選択します。

  • 「常に画像を読み込む」リンクされた画像をすべてダウンロードする場合は、このオプションを選択します。

「アニメーションを表示する」

受信したメッセージに挿入または添付されているアニメーションを表示する場合は、このオプションを選択します。 

「HTML 形式を希望しない連絡先に送信する場合は確認する」

HTML 形式でのメールの受信を希望しない連絡先に、HTML 形式でメッセージを送信する場合に警告を表示するには、このオプションを選択します。「HTML メールの受信を希望する」オプションが選択されていない連絡先リスト内の連絡先に、HTML 形式でメッセージを送信すると警告が表示されます。

カラー環境設定

ラベルのカラー環境設定を指定するには、「色」タブセクションを使用します。

ラベルの色を変更するには、ラベルテキストボックス右側でカラー選択ボタンをクリックします。「色の選択」ダイアログを使用して、ラベルの色を選択します。

新しいラベルを作成するには、現在のラベルの 1 つに上書きする必要があります。上書きするラベルのテキストボックスに、新しいラベルの名前を入力します。ラベルの色を変更するには、テキストボックス右側でカラー選択ボタンをクリックします。「色の選択」ダイアログを使用して、ラベルの色を選択します。

ラベルの Evolution デフォルト設定を復元するには、「デフォルトに戻す」ボタンをクリックします。

コンポーザの環境設定

色を指定するには、「コンポーザの設定」を使用します。次の機能領域で作成者の環境設定をカスタマイズできます。

一般的なメッセージ作成の環境設定

メッセージ作成の環境設定を指定するには、「一般」タブセクションを使用します。表 9–8は、設定可能なメッセージ作成の環境設定を示しています。

表 9–8 一般メッセージの作成環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「転送方式」

メッセージ転送に異なる方式を選択できます。ドロップダウンリストからメッセージのデフォルト転送方式を選択します。 

メッセージの転送方式に関する情報については、メッセージを転送するにはを参照してください。

「返信方法」

メッセージの返信に異なる方式を選択できます。ドロップダウンリストからメッセージのデフォルト返信方式を選択します。 

次のオプションの中からどれか 1 つを選択します。 

  • 「オリジナルのメッセージを引用する」:新しいメッセージの本文に元のメッセージを挿入し、元のメッセージの各行頭に不等号記号 (>) を付ける場合は、このオプションを選択します。

  • 「オリジナルのメッセージを引用しない」:返信メッセージに元のメッセージを含めない場合はこのオプションを選択します。

  • 「オリジナルのメッセージを添付する」:新しいメッセージに元のメッセージを添付する場合はこのオプションを選択します。

「文字セット」

ドロップダウンリストからメッセージのデフォルト文字エンコードを選択します。 

「HTML の中のメッセージを整形する」

メッセージのデフォルト形式を HTML 形式にする場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、デフォルト形式はプレーンテキスト形式です。 

「スマイリーアイコンを自動的に挿入する」

タイプしたとおりに顔文字の画像を自動的に挿入するには、このオプションを選択します。たとえば、 :-) とタイプすると、スマイルアイコンが自動的に挿入されます。

このオプションは、HTML 形式のメッセージにのみ適用されます。 

「件名が空の場合は送信する前に確認する」

「件名」テキストボックスに件名を入力せずにメッセージを送信すると警告メッセージが表示されるようにするには、このオプションを選択します。

「Bcc 受信者のみ指定されている場合は送信する前に確認する」

「Bcc」フィールドのみにアドレスを指定し、「宛先」または「Cc」フィールドにアドレスを指定しないでメッセージを送信すると警告メッセージが表示されるようにするには、このオプションを選択します。

署名の環境設定

署名環境設定を指定するには、「署名」タブセクションを使用します。表 9–9に、設定可能な署名環境設定を示します。

表 9–9 署名の環境設定

ダイアログ要素 

説明 

署名リスト 

メッセージに挿入可能な署名の一覧を表示します。メッセージを作成するときに、「署名」ドロップダウンリストから署名を 1 つ選択できます。

「追加」

このボタンをクリックして、署名の一覧に署名を追加します。 

署名の一覧に署名を追加するには、次の手順を実行します。 

  • 「追加」ボタンをクリックして、 「署名の編集」ダイアログを表示します。

  • 「名前」テキストボックスに署名を入力します。

  • ダイアログのコンテンツ領域に署名を入力します。署名のフォーマット方法の詳細については、メッセージの作成を参照してください。

  • 「ファイル」->「保存して閉じる」を選択して、署名を保存してダイアログを閉じます。

「Add Script」

スクリプトを使用して署名を生成できます。「Add Script」ボタンをクリックして、署名を生成するスクリプトを追加します。

署名の一覧にスクリプトを追加するには、次の手順を実行します。 

  • 「Add Script」ボタンをクリックして、「署名スクリプトの追加」ダイアログを表示します。

  • 「名前」テキストボックスにスクリプト名を入力します。

  • 「Script」ドロップダウンコンビネーションボックスに、使用するスクリプトのファイル名を入力します。 または、「参照」をクリックして、「ファイルの選択」ダイアログを表示します。このダイアログを使用して、使用するスクリプトを選択します。

  • 「了解」をクリックします。

「編集」

署名または署名スクリプトを編集するには、署名リストから項目を選択して、「編集」ボタンをクリックします。

「削除」

署名または署名スクリプトを削除するには、署名リストから項目を選択して、「削除」ボタンをクリックします。

スペルチェック環境設定

スペルチェッカ環境設定を設定するには、「スペルチェック」タブセクションを使用します。表 9–10に、設定可能なスペルチェッカ環境設定を示します。

表 9–10 スペルチェック環境設定

ダイアログ要素 

説明 

言語表 

インストール済みの辞書の言語を一覧で表示します。 

言語を有効にするには、言語表からその言語を選択して、「有効」ボタンをクリックします。あるいは、有効にする言語の「有効」カラムのチェックボックスをクリックして、チェックマークを表示します。

「入力時にスペルチェックする」

入力中、Evolution がスペルチェックを行うようにする場合は、このオプションを選択します。Evolution は、言語表で選択した言語の辞書に対してスペルチェックを行います。

「スペルミスした文字の色」

「入力時にスペルチェックする」オプションを選択した場合、Evolution は、メッセージ中の単語で、言語表で選択した言語の辞書にない単語に下線を引きます。

カラー選択ボタンをクリックして、辞書にない単語に引かれる下線の色を変更します。「色の選択」ダイアログを使用して、色を選択します。

カレンダとタスクの環境設定の設定

「カレンダとタスク」設定を使用して、カレンダおよびタスクの環境設定を指定します。次の機能領域で「カレンダとタスク」環境設定をカスタマイズできます。

一般的なカレンダとタスクの環境設定

一般的なカレンダとタスクの環境設定を指定するには、「一般」タブセクションを使用します。表 9–11に、設定可能な一般的なカレンダとタスクの環境設定を示します。

表 9–11 一般的なカレンダとタスクの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「タイムゾーン」

Evolution のタイムゾーンを選択します。タイムゾーンを選択するには、グローブボタンをクリックします。「タイムゾーンの選択」ダイアログが表示されます。

ダイアログに世界地図が表示されます。ダイアログを使用して、Evolution のタイムゾーンを選択します。タイムゾーンを選択したら、「了解」をクリックします。

タイムゾーンを選択するダイアログの使用方法については、タイムゾーンの選択を参照してください。


注 –

Evolution は、次のタイムゾーンを使用します。

  • Sun Java Enterprise System Calendar Server のタイムゾーン

  • システムのタイムゾーン

  • Evolution のタイムゾーン

正しく機能するためには、タイムゾーンは Evolution と同じでなければなりません。


「時刻の形式」

「カレンダ」の時間形式を選択します。次のオプションの中からどれか 1 つを選択します。

  • 12時間制 (AM/PM):時間を午前/午後で表示する場合は、このオプションを選択します。

  • 24時間制:00.00 から 24.00 形式で時間を表示する場合は、このオプションを選択します。

「週の開始」

日付区画で週の始まりとして使用する曜日を選択します。 

「勤務日」

週のうち勤務日とする曜日を選択します。ここで選択した曜日は、「平日ビュー」で表示されます。

「一日の開始」

ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、スケジュール区画の一日の始まりの時間を指定します。 

「一日の終了」

ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、スケジュール区画の一日の終わりの時間を指定します。 

「項目を削除するときに確認する」

予定およびタスクを削除したときに確認メッセージを表示する場合は、このオプションを選択します。 

「リマインダを表示する」

このオプションを選択すると、予定の前にリマインダメッセージが表示されます。スピンボックスとドロップダウンリストを使用して、予定のどれくらい前にリマインダを表示するかを指定します。スピンボックスを使用して数値を指定し、ドロップダウンリストを使用して時間単位を指定します。 

環境設定の表示

カレンダとタスクの表示環境設定を指定するには、「表示」タブセクションを使用します。表 9–12に、設定可能なカレンダとタスクの表示設定を示します。

表 9–12 カレンダとタスクの表示環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「時刻の単位」

スケジュール区画で使用する時間間隔を選択します。 

「週間と月間ビューの中にアポイントの期日を表示する」

「週間ビュー」と「月間ビュー」で予定の終了時刻を表示する場合は、このオプションを選択します。

「月間ビューでは週末を短縮する」

「月間ビュー」のスケジュール区画で土曜日と日曜日の情報を 1 つのカラムで表示するには、このオプションを選択します。

「期日ナビゲータの中に週番号を表示する」

日付区画で、その年の週番号を表示するには、このオプションを選択します。 

「今日が期限のタスクの色」

タスクが今日予定されている場合、Evolution は色付き形式でタスクを表示します。

カラー選択ボタンをクリックして、今日予定されているタスクが表示される色を変更します。「今日が期限のタスクの色」ダイアログを使用して、色を選択します。

「期限を過ぎたタスクの色」

タスクの期日が過ぎると、Evolution は色付き形式でタスクを表示します。

カラー選択ボタンをクリックして、期日が過ぎたタスクが表示される色を変更します。「期限が過ぎたタスクの色」ダイアログを使用して、色を選択します。

「完了したタスクを隠す期間」

このオプションを選択すると、一定時間の過ぎた完了タスクは非表示になります。スピンボックスとドロップダウンリストを使用して、タスクが完了した後、タスクが非表示になるまでの時間を指定します。スピンボックスを使用して数値を指定し、ドロップダウンリストを使用して時間単位を指定します。 

Sun Java System Calendar Server アカウント

EvolutionSun Java System Calendar Server コネクタを使用すると、EvolutionSun Java System Calendar Server のクライアントとして使用できます。 Evolution での Sun Java System Calendar Server アカウントの構成方法については、Sun Java System Calendar Server アカウントの構成を参照してください。

LDAP サーバ

「ディレクトリサーバ」ダイアログを使用して、LDAP サーバーを指定します。

表 9–13 LDAP サーバ設定

ダイアログ要素 

説明 

LDAP サーバの一覧 

Evolutionが接続できる LDAP サーバーの一覧を表示します。

「追加」

このボタンをクリックして LDAP サーバーを追加します。LDAP サーバーの構成方法については、LDAP サーバーの構成を参照してください。

「編集」

LDAP サーバーを編集するには、LDAP サーバーの一覧でサーバーを選択し、「編集」ボタンをクリックします。「LDAP サーバの編集」ダイアログの使用についは、LDAP サーバーの構成を参照してください。

ダイアログに情報を入力したら、「了解」をクリックして、変更を LDAP サーバーに適用してダイアログを閉じます。

「削除」

LDAP サーバーを削除するには、LDAP サーバーの一覧でサーバーを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

サマリ環境の設定

サマリ環境設定を指定するには、「サマリの設定」ダイアログの設定を使用します。次の機能領域で「サマリの設定」設定をカスタマイズできます。

サマリ用のメール環境設定

「サマリ」フォルダに表示するメールフォルダを指定するには、「メール」タブセクションを使用します。表 9–14に、「サマリ」用に構成可能なメールフォルダの環境設定を示します。

表 9–14 サマリ用のメールフォルダの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

メールフォルダツリー 

メールフォルダツリーを使用して、サマリに表示するフォルダを選択します。フォルダ横のプラス記号 (+) をクリックして、フォルダのコンテンツを展開します。展開したフォルダコンテンツを元に戻すには、フォルダ横のマイナス記号 (-) をクリックします。 

サマリに表示するフォルダを選択するには、フォルダ左側のチェックボックスをクリックして、チェックマークを表示します。フォルダを選択解除するには、チェックボックスをもう一度クリックして、チェックマークを消去します。 

「フォルダのパスをすべて表示する」

サマリに表示されるフォルダのフルパスを表示するには、このオプションを選択します。 

ニュース発信元の環境設定

「サマリ」フォルダに表示するニュース発信元を指定するには、「ニュース発信元」タブセクションを使用します。表 9–15に、「サマリ」用に構成可能なニュース発信元の環境設定を示します。

表 9–15 サマリ用のニュース発信元の環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「選択可能なエントリ」 ニュース発信元リスト

サマリに表示できるすべてのニュース発信元のリストを表示します。 

「追加」

サマリにニュース発信元を追加するには、「選択可能なエントリ」ニュース発信元リストで追加するニュース発信元を選択し、「追加」ボタンをクリックします。ニュース発信元は、「表示」ニュース発信元リストに追加されます。

「削除」

サマリからニュース発信元を削除するには、「表示」ニュース発信元リストで 削除するニュース発信元を選択し、「削除」ボタンをクリックします。ニュース発信元は、「表示」ニュース発信元リストから削除されます。

「表示」ニュース発信元リスト

サマリに表示されるニュース発信元のリストを表示します。 

「更新時間(秒)」

スピンボックスを使用して、サマリのニュース見出しの表示を更新する間隔を指定します。 

「新しい発信元」

このボタンを使用してニュース発信元を「選択可能なエントリ」ニュース発信元リストに追加します。

ニュース発信元を「選択可能なエントリ」ニュース発信元リストに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「新しい発信元」ボタンをクリックします。

  2. 「新しいニュース発信元」ダイアログの「名前」テキストボックスにニュース発信元の名前を入力します。

  3. 「URL」フィールドにニュース発信元の URL を入力します。

  4. 「了解」をクリックします。

「表示する項目の最大数」

スピンボックスを使用して、各ニュース発信元について表示する見出しの最大数を指定します。 

「発信元の削除」

追加したニュース発信元を削除するには、そのニュース発信元を選択して、「発信元の削除」ボタンをクリックします。ニュース発信元は「選択可能なエントリ」ニュース発信元リストから削除されます。

天気の環境設定

「サマリ」に表示する天気の地域を指定するには、「天気」タブセクションを使用します。表 9–16に、「サマリ」用に構成可能な天気の環境設定を示します。

表 9–16 サマリ用の天気の環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「選択可能なエントリ」ロケーションツリー

ロケーションツリーを使用して、サマリに表示する天気のロケーションを選択します。ロケーション横のプラス記号 (+) をクリックして、ロケーションのコンテンツを展開します。展開したロケーションのコンテンツを元に戻すには、ロケーション横のマイナス記号 (-) をクリックします。 

「追加」

サマリにロケーションを追加するには、「全て選択可能」ロケーションツリーでロケーションを選択し、「追加」ボタンをクリックします。ロケーションが「表示」ロケーションリストに追加されます。

「削除」

サマリからロケーションを削除するには、「表示」ロケーションツリーでロケーションを選択し、「削除」ボタンをクリックします。

「表示」ロケーションリスト

サマリに表示される天気のロケーションのリストを表示します。 

「気温の表示形式」

摂氏または華氏のどちらで気温を表示するかを選択します。 

「更新時間(秒)」

スピンボックスを使用して、サマリで天気情報の表示を更新する間隔を指定します。 

サマリ用のカレンダとタスクの環境設定

「サマリ」に表示するカレンダとタスクの情報を指定するには、「スケジュール」タブセクションを使用します。表 9–17に、「サマリ」用に構成可能なカレンダとタスクの情報を示しています。

表 9–17 サマリ用のカレンダとタスクの環境設定

ダイアログ要素 

説明 

「一度に表示するカレンダの期間は?」

サマリに表示するカレンダの日数を選択します。 

「すべてのタスクを表示する」

サマリにすべてのタスクを表示する場合は、このオプションを選択します。非表示になっている完了タスクは表示されません。完了タスクを非表示にするには、「完了したタスクを隠す期間」オプションを使用します。完了タスクを非表示にする方法については、カレンダとタスクの環境設定の設定を参照してください。

「今日のタスクを表示する」

サマリに今日のタスクのみを表示する場合は、このオプションを選択します。非表示になっている完了タスクは表示されません。