Sun N1 System Manager 1.3 サイト計画の手引き

Sun N1 System Manager の接続情報

この節では、Sun N1 System Manager の各サーバーの接続の要件を示します。

管理サーバーの接続

管理サーバーには、SPARC または x86 のサーバーを使用できます。各サーバーには 10/100/1000 (1G ビット) ネットワークインタフェースポートが 1 つ以上ありますが、管理サーバーにギガビットネットワークインタフェースカードを追加することで、管理が容易になり、また組織内ネットワークとプロビジョニングネットワークを物理的に分離できます。管理サーバーで追加の NIC を設置しない場合は、1 つの 1G ビットポートを介して組織内ネットワークとプロビジョニングネットワークを経由するようにネットワークを構成できます。「構成例」 を参照してください。

各サーバーには、1 つまたは 2 つのシステム管理ポートもあります。ポート数はサーバーのアーキテクチャーによって異なります。管理ポートが 1 つの管理可能なサーバーでは、このポートには Net Mgmt (ネットワーク管理)、ALOM (Advanced Lights Out Manager port)、または ILOM (Integrated Lights Out Manager port) というラベルが付いています。管理ポートが 2 つの管理可能なサーバーでは、ラベルは SP0 と SP1 (サービスプロセッサ 1 と 2) です。 管理サーバーと組織内ネットワークの接続には、管理ポートが 1 つだけ必要です。このマニュアルでは、管理ポートを MGMT と示します。


注 –

オペレーティングシステムで使用する Ethernet ポートの名前は、システムのアーキテクチャーとオペレーティングシステムによって異なります。たとえば、マシンの最初の Ethernet ポートは、異なるオペレーティングシステムごとに ETH0、HME0、または BGE0 と呼ばれます。このマニュアルでは、アーキテクチャーとオペレーティングシステムに関係なく、マシンの最初の Ethernet ポートを ETH0、次のポートを ETH1 と呼びます。


管理サーバーのポートの論理図を次に示します。3 つの 1G バイト NIC があります。この図は、このあとも参照アーキテクチャー図として使用します。

図: 管理サーバーの論理ポート

管理可能なサーバーの接続

「管理サーバーの要件」に示すように、 管理可能なサーバーには、SPARC または x86 のサーバーを使用できます。各サーバーには、10/100/1000 のネットワークインタフェースポートが 1 つまたは 2 つあります。各サーバーには 1 つまたは 2 つのシステム管理ポートがあります。ポート数はシステムのアーキテクチャーによって異なります。管理ポートが 1 つの管理可能なサーバーでは、このポートは ALOM または ILOM、管理ポートが 2 つの管理可能なサーバーでは SP0 と SP1 です。 このマニュアルでは、管理ポートを MGMT と示します。

管理可能なサーバーのポートの論理図を次に示します。2 つの 1G バイト NIC があります。この図は、このあとも参照アーキテクチャー図として使用します。

図: プロビジョニング可能なサーバーの論理ポート