緊急度ポリシーは各ジョブの緊急度の値を定義します。緊急度の値は、次の 3 つの情報の合計から得られます。
リソース要求の情報
待機時間の情報
締め切りの情報
リソース要求の情報は、すべてのハードリソースの要求の合計から得られ、各要求に関する 1 つの加数になります。
リソース要求が型 numeric である場合、リソース要求の加数は、次の 3 つの要素の積になります。
コンプレックスで定義されているリソースの緊急度の値。詳細については、「QMON を使用したコンプレックスリソース属性の構成」を参照してください。
ジョブの、想定されているスロット割り当て。
qsub –l コマンドにより指定されるスロットごとの要求。
リソース要求が型 string である場合、リソース要求の加数は、コンプレックスで定義されているリソースの緊急度の値になります。
待機時間の情報は、秒単位でのジョブの待機時間と、「Policy Configuration」ダイアログボックスで指定されている waiting-weight 値の積になります。
締め切りの情報は、締め切りのないジョブではゼロになります。締め切りのあるジョブの場合、締め切りの情報は、(締め切り開始時間までの) 秒単位の空き時間で除算された、「Policy Configuration」ダイアログボックスで定義されている waiting-weight 値です。
緊急度ポリシーの構成の詳細については、「緊急度ポリシーの構成」を参照してください。