Sun Management Center 4.0 インストールと構成ガイド

インストール前の情報

製品をインストールする前に必要な情報を次の表に示します。

表 1–1 インストールの前に必要な情報

項目 

説明 

ベースレイヤー (コンポーネント) 

各コンポーネント (サーバー、エージェント、およびコンソール) をインストールするマシンを決定します。 

言語 

追加する必要がある言語 (フランス語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、日本語) を決定します。 

Sun Management Center 4.0 のマニュアルは媒体では提供されません。http://docs.sun.com から、英語およびサポートされている言語のマニュアルを入手してください。

アドオン製品 

アドオン製品に関する補足資料に目を通し、どのアドオンをインストールするかを決定してください。「Sun Management Center 関連のマニュアルリソース」にアドオン製品の補足資料の一覧があります。

アドオン製品は、サーバーと同じマシンにインストールします。 

必要なディスク容量 

マシンのデフォルトの /opt ディレクトリに十分な容量がない場合は、次のいずれかの調整を行う必要があります。

  • 十分な容量のあるファイルシステムを代わりに指定する

  • 十分なリソースを持つマシンを選択する

  • /opt の空き容量を増やす

アクセス権

スーパーユーザとして各マシンで、/var/opt/opt/SUNWsymon ディレクトリへの書き込み権限が必要です。また、chmod などのコマンドを実行する権限も必要です。

製品とそのアドオンをインストールしたら、その設定を行う必要があります。製品の設定を行う前に必要な情報を次の表に示します。

表 1–2 セットアップの前に必要な情報

項目 

説明 

管理者のユーザー名

Sun Management Center サーバーマシンで Sun Management Center 管理者を割り当てるには、有効な Solaris ユーザー名または Linux ユーザー名が必要です。 

ネットワークアドレス指定モード

Sun Management Center は、サーバーとエージェント間の通信に 2 種類のアドレス指定、IP アドレス指定とネットワークアドレス変換 (NAT) を使用します。次の情報を確認してください。 

  • ネットワークで、どのアドレス指定モードが使用されているか

  • Sun Management Center によって管理される各マシンの名前

  • Sun Management Center によって管理される、静的なIP アドレスが割り当てられたすべてのマシンのIP アドレスと名前

詳細は、付録 D 「ネットワークアドレス変換 (NAT)」を参照してください。

セキュリティーキーを生成するための Sun Management Center パスワード

Sun Management Center では、プロセス間通信に暗号化されたセキュリティキーが必要です。このセキュリティーキーは、管理者が指定する一意のパスワードにもとづいて生成されます。 

このパスワードは厳重に保管してください。Sun Management Center のインストールを変更する場合は、このパスワードが必要となります。 

SNMPv1 コミュニティー文字列

Sun Management Center には、セキュリティー保護のために SNMPv1 コミュニティー文字列が必要です。デフォルト は public です。より安全性の高い別のカスタム文字列を指定することもできます。

SNMPv1 文字列は厳重に保存してください。Sun Management Center インストールを変更する場合は、SNMPv1 セキュリティー文字列が必要になります。 

Web サーバーのセキュリティーキーを生成するための情報

Sun Management Center Web サーバーは、暗号化されたセキュリティーキーを必要とします。このセキュリティキーは、組織名と場所にもとづいて生成されます。 

組織名と場所は厳重に保存してください。Sun Management Center Web サーバーを変更する場合に、この情報が必要になります。 

ポート 

次に示すポートの割り当てを決定してください。 

  • SNMPv1 ポート: デフォルトは 161

  • Sun Management Center ポート: デフォルトは 161。1161 を推奨。

  • データベースポート: デフォルトは 5432

  • Web サーバーポート: デフォルトは 8080

  • Web サーバーセキュアポート: 8443

詳細は、「デフォルトのポート」を参照してください。