Sun Java System Portal Server 7.2 管理ガイド

プロパティーの概要

ツリー内のノードをクリックして表示されるプロパティーは、最上位のプロパティーまたはチャネルレベルのプロパティーです。これらのプロパティーはプロバイダレベルで定義され、チャネルに合わせてカスタマイズできます。ただし、チャネルに追加された新しいプロパティーをプロバイダに追加することはできません。チャネルレベルで新規プロパティーを追加できないのは、このためです。

プロパティーテーブルには、クライアントタイプとロケールが示されます。プロパティーのタイプを示す列はありませんが、次の規約が適用されます。

文字列

「値」列が、最大 30 文字の広いテキストフィールドになります。

整数

「値」列が、最大 5 文字の狭いテキストフィールドになります。

ブール

「値」がラジオボタンになります。

マップ

「名前」がリンクになります。

リスト

「値」列が「値を編集」リンクになります。このリンクをクリックすると、値を追加および削除するウィザードが起動します。

空のコレクション

名前が「値の編集」リンクを表示するリンクになります。空のコレクションに名前と値のペアを追加して、対応表のように機能させることができます。追加すると「値の編集」が表示されなくなります。「値の編集」ウィザードを使用して空のコレクションに値を追加すると、コレクションはリストとして動作するので、名前のリンクは表示されません。

プロパティーテーブルには、「名前」と「値」列に加えて 2 つの列があります。

カテゴリ

プロパティーが拡張か基本かを示します。拡張プロパティーは、経験を積んだ管理者向けです。

状態

どのプロパティーも次の 3 つの状態のいずれかになります。

  • デフォルト – プロバイダで値が割り当てられています。

  • 継承 – 上位のいずれかのレベルで値が変更されています。たとえば、現在のノードがロールの場合、プロパティーはロールの組織でカスタマイズされたと考えられます。この組織は、親組織または親組織の親の可能性があります。プロパティーが継承される場合はリンクとなります。このリンクをクリックすると、このプロパティーの継承元からの階層にある、可能性のあるすべての親ノードが表示されます。

  • カスタマイズ – このノードで値が定義されました。

プロパティーテーブルには次のボタンがあります。

カスタマイズを削除

このノードで定義された値をディスプレイプロファイルから削除します。このとき、階層内のいずれかの親でプロパティーがカスタマイズされていると、プロパティーがそこから継承される場合があります。階層内のどの場所でも値がカスタマイズされていない場合、プロバイダで定義された値が表示され、状態が「デフォルト」として示されます。

保存

値の追加、削除、および変更を保存します。

リセット

変更を無視して、データストアから最後に保存された状態に値をリセットします。

すべてのソートを解除

すべてのソートを解除します。


ヒント –

テーブルは、任意の列タイトルをクリックしてソートすることができます。「名前」ボタンを最初にクリックして名前でソートすると、「カテゴリ」ボタンと「状態」ボタンの横に + が表示されます。この + をクリックすると、次のソート条件が適用されます。


テーブルの設定

テーブルの設定を変更します。

変更しないかぎり、クライアントタイプおよびロケールはデフォルトに設定されます。