SunTM Identity Manager 8.1 Release Notesこの節は、次のように構成されています。
Sun JavaTM System Identity Manager 7.0、7.1、および 7.1.1 のサポートは、2010 年 5 月 15 日で終了します。最終出荷は 2009 年 5 月 15 日です。
詳細は、「ソフトウェアサポートのサービス終了」を参照してください。
ここでは、Identity 製品ソフトウェアと互換性があるソフトウェアや環境を示します。
ソフトウェア製品の開発元はソフトウェアの新しいバージョン、更新、および修正を頻繁に出荷するため、ここに公開される情報も頻繁に変更されます。インストールに進む前に、リリースノートで更新情報を確認してください。
このリリースの Identity Manager は、次のオペレーティングシステムをサポートします。
AIX 5.2、5L v5.3
HP-UX 11i v1、11i v2
Microsoft Windows 2000 SP3、2000 SP4
Microsoft Windows Server 2003、2008
64 ビットバージョンの Windows 2008 を実行している場合は、JDKTM Version 6 Update 12 以降を使用する必要があります。
OpenSolarisTM 2008.5、2008.11
SolarisTM 9、10 SPARC および x86
Red Hat Linux Advanced Server 2.1
Red Hat Linux Enterprise Server 3.x、4.x、5
Novell SuSE Linux Enterprise Server 9 SP1、10
Identity Manager では、Java Platform, Standard Edition (SE) 5 以降が必要です。
システム仮想化は、共有ハードウェア上で複数のオペレーティングシステム (OS) インスタンスを個別に動作させるためのテクノロジです。機能的には、仮想化環境で動作する OS に配備されるソフトウェアは、ベースとなるプラットフォームが仮想化されていることを認識しないのが一般的です。Sun では、代表的なシステム仮想化環境および OS を組み合わせて Sun Java System 製品のテストを実施しています。 テストの目的は、適切にサイジングおよび設定された仮想化環境上で、仮想化されていないシステム上での動作と同様に Sun Java System 製品が正常な動作を継続することの検証です。仮想化環境での Sun 製品に対する Sun のサポートについては、「System Virtualization Support in Sun Java System Products」を参照してください。
仮想システムでは Identity Manager リポジトリをホストしないでください。パフォーマンス (1 秒あたりののトランザクション) が大きく低下します。
Identity Manager で使用するアプリケーションサーバーは、次のリストに特に明記されていないかぎり、Servlet 2.2 と互換性があり、なおかつ Java プラットフォームが搭載されている必要があります。次のアプリケーションサーバー上で、Identity Manager の動作には Java SE Development Kit (JDK) 5 または 6 が必要です。 ただし、アプリケーションサーバーがこれらの JDK バージョンをサポートしている必要があります。
Apache Tomcat 5.5.x、6.0.x
BEA WebLogic Server 9.1、9.2、10
IBM WebSphere 6.1
JBoss Application Server 4.2
Oracle® Application Server Enterprise Edition 10g Release 3 (10.1.3)
Oracle Application Server Standard Edition 10g Release 3 (10.1.3)
Sun JavaTM System Application Server 9.1 (GlassFish TM v2 UR1、v2 UR2、v2.1 の 32 ビットおよび 64 ビット)
Sun Java System Application Server Platform Edition 8.1、8.2、9.0
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1、8.2
Sun Java System Application Server Standard Edition 8.2
現在使用しているアプリケーションサーバーが JDK 5 をサポートしていない場合は、Identity Manager をインストールする前にベンダーに問い合わせて、JDK 5 をサポートするアプリケーションサーバーにアップグレードした場合の影響について検証してください。
Identity Manager には、2007 年に実施された米国サマータイム (Daylight Savings Time: DST) の変更を適切に処理する JDK が必要です。使用している JDK のバージョンに対応した DST パッチをインストールする必要があります。Sun JDK 5 の場合、DST 関連の必要な修正は Update 15 に含まれています。Sun JDK 6 では、すべてのバージョンに DST 関連の必要な修正が含まれています。
BEA WebLogic アプリケーションサーバー上では、WebLogic でサポートされている 5 つの JDK のどれを使用しても Identity Manager を実行できます。
Identity Manager は、次のリポジトリデータベースサーバーをサポートします。
IBM DB2 Universal Database for Linux、UNIX®、および Windows (Version 8.1、8.2、9.1 で Type 4 ドライバを使用、9.5 で Type 4 ドライバを使用)
Microsoft SQL Server 2005、2008
MySQL EnterpriseTM Server 5.0.60 SP1、5.1.30
MySQL Enterprise Server 5.1.30 を Identity Manager のリポジトリとして使用する場合は、my.cnf ファイルを変更する必要があります。MySQL の InnoDB コードに対する変更により、デフォルトのバイナリログ形式は STATEMENT になりました。Identity Manager は READ-COMMITTED トランザクション遮断レベルを使用するため、STATEMENT モードのバイナリログにより次のようなエラーが発生します。(ID-20460)
com.waveset.util.IOException: java.sql.SQLException: Binary logging not possible. Message: Transaction level 'READ-COMMITTED' in InnoDB is not safe for binlog mode 'STATEMENT' |
バイナリログを有効にする場合は、my.cnf ファイルに次の行を追加して、モードを MIXED に設定してください。
binlog_format=mixed |
この設定の変更により、バイナリログの例外を発生させることなく、5.1.30 をリポジトリとして使用できます。詳細は、MySQL のバグ #40360 を参照してください。
Identity Manager は、開発および本稼働のどちらの配備でも、MySQL Enterprise Server 5.0.60 SP1 および 5.1.30 をリポジトリデータベースとしてサポートします。その他のバージョンの MySQL はすべて、開発配備においてのみサポートされます。
Identity Manager は、SQL Server 2005 JDBC ドライバを使用する場合のみ、SQL Server 2008 をサポートします。SQL Server 2008 は、SQL Server 2000 ドライバでは動作しません。また、SQL Server 2008 JDBC ドライバは現在のところリリースされていません。
Microsoft JDBC Version 1.2 ドライバには、さまざまなデータベースサーバーに接続するメソッドに Java のアサーションがあります。com.microsoft.sqlserver.jdbc パッケージで Java のアサーションを有効にしている場合は、SQL Server 2000 に接続するときに、これらのドライバが Java のアサーション処理を実行します。
Oracle Database 9i、10g Release 1、10g Release 2、および 11g
Oracle RAC (Real Application Cluster) は、2 ノードのアクティブ/パッシブ構成でサポートされています。つまり、active_instance_count パラメータが 1 に設定されます。JDBCTM ドライバの接続フェイルオーバーと一緒に使用すると、この設定はリポジトリにフェイルオーバー機能を提供します。使用している環境でこのデータベースを設定する方法については、Oracle のドキュメントを参照してください。
Oracle RAC は現在、その他の環境ではサポートされていません。
Oracle リポジトリを使用している場合、Identity Manager 8.0 リポジトリの DDL は、古い Oracle JDBC ドライバでは適切に処理されないデータ型を使用します。ojdbc14.jar に含まれる JDBC ドライバは、ログテーブルの一部の列を正しく読み取ることができません。
Identity Manager を正常に動作させるには、JDK 5 ドライバに対応した Oracle JDBC ドライバにアップグレードする必要があります。
Windows Active Directory、Novell NetWare、Remedy、Lotus Notes (Domino)、または RSA ACE/Server のリソースを設定する場合は、Sun Identity Manager Gateway をインストールする必要があります。
Identity Manager ソフトウェアは、次のリソースをサポートします。
Siebel バージョン 7.0.4、7.7、7.8、8.0 CRM ソフトウェア
汎用データベーステーブル
IBM DB2 Universal Database for Linux、UNIX、および Windows 8.1、8.2、9.1 (Type 4 ドライバを使用)、9.5 (Type 4 ドライバを使用)
Microsoft Identity Integration Server (MIIS) 2003
Microsoft SQL Server 2000、2005、2008
Identity Manager は、SQL Server 2005 JDBC ドライバを使用する場合のみ、SQL Server 2008 をサポートします。SQL Server 2008 は、SQL Server 2000 ドライバでは動作しません。
Microsoft JDBC Version 1.2 ドライバには、さまざまなデータベースサーバーに接続するメソッドに Java のアサーションがあります。com.microsoft.sqlserver.jdbc パッケージで Java のアサーションを有効にしている場合は、SQL Server 2000 に接続するときに、これらのドライバが Java のアサーション処理を実行します。
MySQLTM 4.x、5.0、5.1
Identity Manager は、開発および本稼働データベースとして MySQL をサポートします。
Oracle Database 9i、10g Release 1、10g Release 2、11g
Sybase Adaptive Server 12.x
スクリプト JDBC (JDBC 3.0 以降のドライバを使用してリソースを管理する)
LDAP v3
RACF LDAP
Microsoft® Active Directory® 2000、2003、2008
Microsoft Active Directory Application Mode (ADAM) Windows 2003 SP1 以降
Novell® eDirectory 8.7.1、8.8
Novell NetWare® 6.5
Open LDAP
Sun ONE Directory Server 4.x
Sun Java System Directory Server 5 (2004Q2、2005Q1)、6.3
Identity Manager は、Open LDAP および Sun Java System Directory Server でテストされていますが、その他の v3 準拠の LDAP サーバーの中にもリソースアダプタを変更しなくても動作するものがあります。
Active Sync を使用している場合、Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 では Directory Server の旧バージョン形式の更新履歴ログプラグインに対するパッチが必要です。このパッチは、通常のレプリケーションに対してのみ必要です。MMR レプリケーションでは必要ありません。
MySAP ERP 2005 (ECC 6.0) Kernel バージョン 7.00
Oracle E-Business Suite on Oracle Applications 11.5.9、11.5.10、12
Peoplesoft PeopleTools 8.1 ~ 8.4.2
Peoplesoft PeopleTools HRMS 8.0 ~ 8.8、9.0
SAP R/3 Enterprise 4.7 (SAP BASIS 6.20)
SAP NetWeaver Enterprise Portal 2004 (SAP BASIS 6.40)、2004s (SAP BASIS 7.00)
SAP Governance, Risk, and Compliance (GRC) Access Enforcer 5.1、5.2
BMC Remedy Action Request System Server 6.0、6.3、7.0
BMC Remedy Service Desk Application 7.0
Remedy Help Desk 6.0
Help Desk 6.0 と Service Desk 7.0 には、サンプルデータ、デフォルト設定、出荷時設定などのさまざまな点で大きな違いがあります。たとえば、「チケット」スキーマの名前は、Help Desk 6.0 では「HPD:HelpDesk」ですが、Service Desk 7.0 では「HPD:Help Desk」に変更されています。開発者はアップグレードの際に、Remedy 製品のドキュメントで詳細を確認することをお勧めします。
Sun Java System Messaging および Calender Service Java Enterprise System 2005Q1 以降
Lotus Notes (Domino) 6.5、7.0、8.0
Microsoft Exchange 2000、2003、2007
Microsoft Exchange 2000、2003、および 2007 の管理には、Active Directory リソースアダプタが使用されます。
Microsoft Exchange 2007 は Windows 2003 でのみサポートされます。
Novell GroupWise 7.0 (Novell NDS アダプタを使用)
フラットファイル
JMS Message Queue Listener (JMS 1.0b 以降の互換性のあるキューをサポート)
汎用 UNIX シェルスクリプト
汎用 UNIX シェルスクリプトアダプタは、サポートされる UNIX オペレーティングシステムで、サポートされるシェルタイプのスクリプトを実行します。
汎用 Windows スクリプトアダプタ
汎用 Windows スクリプトアダプタは、Sun Identity Manager Gateway をホストする、サポート対象の Windows オペレーティングシステムの cmd シェルでスクリプトを実行します。
Microsoft Identity Integration Server (MIIS) 2003
HP OpenVMS 7.2、8.3
HP-UX 11.0、11i v1、11i v2
IBM AIX 4.3.3、5.2、5L、5.3
IBM OS/400 V4r3、V4r5、V5r1、V5r2、V5r3、V5r4
Microsoft Windows 2000、2003、2008
Red Hat Linux 9.0
Red Hat Linux Advanced Server 2.1
Red Hat Linux Enterprise Server 3.0、4.0、5
Sun SolarisTM 9、10
Solaris で NIS アカウントを管理する場合は、ログインコマンドと Solaris アダプタのパフォーマンスを向上させるために、リソースにパッチ 126632-01 をインストールします。
OpenSolaris 2008.5、2008.11
SuSE Enterprise 9、10
BridgeStream SmartRoles 2.7
eTrust CA-ACF2 Security
eTrust CA-Top Secret Security
IBM RACF
INISafe Nexess 1.1.5
RSA ClearTrust 5.5.2、5.5.3
RSA SecurID 5.0、6.0、6.1.2
RSA SecurID for UNIX 5.1、6.0、6.1.2
スクリプトホスト
IBM Tivoli Access Manager 4.x、5.1、6.0.0 FP09、6.1
Netegrity Siteminder 5.5、6.0
RSA ClearTrust 5.5.2、5.5.3
Sun ONE Identity Server 6.1、6.2
Sun Java System Identity Server 2004Q2
Sun Java System Access Manager 6 2005Q1、7 2005Q4 (レルムは 2005Q4 よりサポート)、7.1
Sun OpenSSO Enterprise 8.0 (Sun Access Manager レルムリソースアダプタを使用)
Identity Manager は次のブラウザをサポートします。
Microsoft Internet Explorer 6.x、7.x
Safari 2.0 以降 (Mac OS X 10.3.3 以降、3.0. x)
Firefox 1.04、1.05、1.06、1.5、2.0.0.4、3.0
MozillaTM 1.78s
次に示す Identity Manager の機能は非推奨になりました。これらの機能のサポートは、Identity Manager の次のメジャーリリースまで続けられます。疑問点については、カスタマサポートまでお問い合わせください。
ビジネスプロセスエディタ (BPE) は非推奨になり、Identity Manager の次のメジャーリリースで削除される予定です。今後は Sun Identity Manager 統合開発環境 (Identity Manager IDE) を使用してください。(ID-17693)
メタビューは、Identity Manager の新しいインストールから削除されました。8.0 よりも前のバージョンの Identity Manager でメタビューを使用していた場合、引き続きメタビューを使用できます。疑問点については、カスタマサポートまでお問い合わせください。(ID-17244)
リソースタイプのリクエストは非推奨になりました。外部リソースを使用してください。リクエストアダプタを使用して新しい接続を作成できなくなりました。代わりに外部リソースアダプタを使用してください。新しい外部リソース機能の使用法については、『Sun Identity Manager 8.1 Business Administrator’s Guide』の「Understanding and Managing External Resources」を参照してください。(ID-20080)
次の表に記載されているオペレーティングシステム、アプリケーションサーバー、データベースリポジトリ、および管理対象リソースは、Identity Manager で非推奨になりました。
次の表に記載された非推奨ソフトウェアのサポートは、Identity Manager の次回のメジャーリリースまで継続される予定です。これらのソフトウェアパッケージの最新バージョンへの移行については、カスタマサポートまでお問い合わせください。
表 2–1 非推奨となる予定のソフトウェアと環境
Identity Manager 8.1 は、次のサポート対象外ソフトウェアパッケージをサポートしません。
表 2–2 Identity Manager 8.1 で非推奨となる予定のソフトウェアと環境
Identity Manager 8.1 API (アプリケーションプログラミングインタフェース) には、次の表に示す public クラス (および public または protected メソッド、または public クラスのフィールド) が含まれます。
com.waveset.object.RepositoryProxy は内部での使用のみが想定されています。
API のタイプ |
クラス名 |
---|---|
セッション |
com.waveset.msgcat.* com.waveset.util.* com.waveset.object.* com.waveset.exception.* com.waveset.expression.* com.waveset.config.* com.waveset.session.SessionUtil com.waveset.session.ScriptSession com.waveset.session.SessionFactory com.waveset.session.Session com.waveset.session.UserViewConstants |
アダプタ |
com.waveset.adapter.* com.waveset.util.Trace |
ポリシー |
com.waveset.policy.PolicyImplementation com.waveset.policy.StringQualityPolicy |
レポート |
com.waveset.report.BaseReportTask |
タスク |
com.waveset.task.Executor com.waveset.task.TaskContext |
UI |
com.waveset.ui.FormUtil com.waveset.ui.util.RequestState com.waveset.ui.util.html.* |
ワークフロー |
com.waveset.provision.WorkflowServices com.waveset.session.WorkflowServices com.waveset.workflow.WorkflowApplication com.waveset.workflow.WorkflowContext |
Identity Manager Service Provider には、次の表に示す public クラスが追加されています。
API のタイプ |
クラス名 |
---|---|
SPE |
com.sun.idm.idmx.api.* com.sun.idm.idmx.txn.TransactionPersistentStore com.sun.idm.idmx.txn.TransactionQuery com.sun.idm.idmx.txn.TransactionSummary |
これらのクラスは、公式にサポートされる唯一のクラスです。これらの表に示されていないクラスを使用する場合は、サポートされるクラスへの移行が必要であるかどうかをカスタマサポートまでお問い合わせください。
このリリースノートの第 6 章非推奨の APIでは、このリリースで非推奨になったすべての Identity Manager API (アプリケーションプログラミングインタフェース) とその代替となる API (存在する場合) の一覧を示しています。
ここでは、Identity Manager をアップグレードする場合に使用するアップグレードパスについての情報を記載し、製品ソフトウェアサポートの Identity Manager のサービス終了 (EOSL) ポリシーについて説明します。
次の表を使用して、新しいバージョンの Identity Manager にアップグレードする場合に必要なアップグレードパスを判断してください。
最新のバージョンの Identity Manager にアップグレードすることをお勧めします。最新のソフトウェアリリースにアップグレードすると、最新の機能およびバグ修正が提供され、最新バージョンのリソースがサポートされます。
Identity Manager の現在のバージョン |
アップグレード後の Identity Manager のバージョン |
||||
---|---|---|---|---|---|
7.0 |
7.1 |
7.1 Update 1 |
8.0 |
8.1 |
|
2005Q4M3 (6.0) |
7.0 |
7.1 |
7.1 > 7.1 Update 1 |
7.1 > 8.0 |
7.1 > 8.1 |
Identity Manager 7.0 |
7.1 |
7.1 > 7.1 Update 1 |
8.0 |
8.1 |
|
Identity Manager 7.1 |
7.1 Update 1 |
8.0 |
8.1 |
||
Identity Manager 7.1.1 |
8.0 |
8.1 |
|||
Identity Manager 8.0 |
8.1 |
Identity Manager をアップグレードする場合、次のメジャーリリースにアップグレードするために、現在のメジャーリリースで更新 (以前の名称はサービスパックまたは SP) をインストールする必要はありません。たとえば、Identity Manager 5.0 から 6.0 にアップグレードする場合、いずれの 5.0 サービスパックもインストールする必要はありません。
メジャーリリースの更新は累積的です。メジャーリリースにアップグレードした後、最新の更新をインストールすれば、そのリリースのほかの更新またはサービスパックをインストールする必要はありません。たとえば、Identity Manager 5.0 にアップグレードする場合、SP6 をインストールすれば、SP1 から SP5 までのすべての機能が使用できるようになります。
Identity Manager Installation Pack 2005Q4M3 (バージョン 6.0) はメジャーリリースです。6.0 よりも前のバージョンの Identity Manager、Identity Auditor、または Identity Managerサービスプロバイダ からアップグレードする場合は、まず Identity Manager Installation Pack 2005Q4M3 にアップグレードしてから、それよりも新しいリリースに移行する必要があります。
Identity Manager ドキュメントの更新は、次のとおりです。
リリースごと (サービスパックを含む): 修正されたバグ、製品の拡張機能、新機能、その他の重要情報を説明するためにリリースノートが提供されます。
メジャーリリースごと (x.0): 完全な Identity Manager ドキュメントセットが更新され、再発行されます。
マイナーリリースと更新ごと: 各出版物が更新され、再発行されるか、付録が追加されます。
サービス終了 (EOSL) 期間中、Identity Manager ソフトウェアサポートは 2 段階で提供されます。
段階 1: 完全サポート
段階 2: 限定サポート
完全サポート段階の期間は、製品によって異なります。
完全サポート段階 (段階 1) の間、Sun Microsystems, Inc. は次に記載しているように、適用可能なサービスリストを含む、顧客の Sun とのサポート契約に従ってソフトウェアサポートを提供します。
http://www.sun.com/service/servicelist/
ただし、ソフトウェア製品の EOL 日が発表されると、顧客はそのソフトウェア製品のソフトウェア更新やアップグレードにアクセスできなくなります。
限定サポート段階 (段階 2) の間、Sun Microsystems, Inc. は次に記載しているように、適用可能なサービスリストを含む、顧客の Sun とのサポート契約に従ってソフトウェアサポートを提供します。
http://www.sun.com/service/servicelist/
ただし、顧客はバグを送信することや、Sun Microsystems, Inc. から新しいパッチを受信することができなくなります。完全サポート段階と同様に、ソフトウェア製品の発表済み EOL 日を過ぎると、顧客はそのソフトウェア製品のソフトウェア更新やアップグレードにアクセスできなくなります。
次の表に、古いバージョンの Identity Manager に関する、段階 1 および 段階 2 (EOSL) 終了日の情報を示します。
製品名 |
製品の状態 |
最終出荷日 |
段階 1(完全サポート)終了日 |
段階 2(限定サポート)終了日 |
EOL 発表日 |
---|---|---|---|---|---|
Sun Java System Identity Manager 7.1.1 |
RR 後 |
2009 年 5 月 15 日 |
2010 年 5 月 15 日 |
2014 年 5 月 |
2008 年 11 月 11 日 |
Sun Java System Identity Manager 7.1 |
RR 後 |
2009 年 5 月 15 日 |
2010 年 5 月 15 日 |
2014 年 5 月 |
2008 年 11 月 11 日 |
Sun Java System Identity Manager 7.0 |
RR 後 |
2009 年 5 月 15 日 |
2010 年 5 月 15 日 |
2014 年 5 月 |
2008 年 11 月 11 日 |
Sun Java System Identity Manager 6.0 2005Q4 |
EOL |
2007 年 5 月 25 日 |
2008 年 5 月 25 日 |
2012 年 5 月 |
2006 年 11 月 20 日 |
Sun Java System Identity Auditor 1.0 2005Q1 |
EOL |
2007 年 2 月 2 日 |
2008 年 2 月 |
2012 年 2 月 |
2006 年 8 月 1 日 |
Sun Java System Identity Manager Service Provider Edition 1.0 2005Q3 |
EOL |
2007 年 2 月 2 日 |
2008 年 2 月 |
2012 年 2 月 |
2006 年 8 月 1 日 |
Sun Java System Identity Manager 5.0 2004Q3 |
EOL |
2006 年 8 月 11 日 |
2007 年 8 月 |
2011 年 8 月 |
2006 年 2 月 7 日 |
Sun Java System Identity Manager 5.0 SPx 2004Q3 |
EOL |
2006 年 8 月 11 日 |
2007 年 8 月 |
2011 年 8 月 |
2006 年 2 月 7 日 |
Sun Java System Identity Manager 5.5 |
EOL |
2006 年 8 月 11 日 |
2007 年 8 月 |
2011 年 8 月 |
2006 年 2 月 7 日 |
Waveset Lighthouse 4.1 |
2006 年 3 月 |
2010 年 3 月 |
インタフェースの削除または動作の変更についての Identity Manager 非推奨ポリシーの詳細は、『Sun Identity Manager 8.1 Upgrade』の「Identity Manager Deprecation Policy」を参照してください。
Sun Identity Manager 8.1 には、再頒布可能なファイルは含まれていません。
Sun Identity Manager に問題がある場合は、次のいずれかの方法で Sun カスタマサポートまでお問い合わせください。
Sun ソフトウェアサポートサービスオンライン http://www.sun.com/support
このサイトは、メンテナンスプログラムやサポートの連絡先番号だけでなく、ナレッジベース、オンラインサポートセンター、ProductTracker へのリンクもあります。
保守契約に基づいて提供されるサポート電話番号
できるだけ確実に問題に対処できるようにするため、サポートにお問い合わせの際には次の情報をご用意ください。
問題の説明。 問題が発生した状況や業務への影響など
マシンの種類、オペレーティングシステムのバージョン、製品バージョン。 問題に影響を及ぼしている可能性のあるパッチやその他のソフトウェアなど
問題を再現するための具体的な手順の説明
エラーログまたはコアダンプ
次の表に示す情報もあらかじめご確認ください。