Identity Manager 8.1 は、次の新しい機能を備えています。
この機能により Identity Manager は、リソースアダプタを通して直接 Identity Manager に接続されていない企業で、アプリケーションのプロビジョニングと監査を管理することができます。これには、ラップトップ、携帯電話、セキュリティーカードなどの、デジタルでない外部リソースも含まれます。Identity Manager を通して外部リソースをプロビジョニングすると、1 人または複数のプロビジョニング担当者が、電子メールまたは Remedy Help Desk 6.3 による通知を受け取ります。
Connector Framework では、コネクタを使用して Identity Manager をターゲットアプリケーションに接続する新しい方法が提供されます。Identity Connectors および Framework は、オープンソースイニシアティブの一部として、Identity Manager でリソースをプロビジョニングする一般的で一貫性のある方法を提供します。コネクタはコア Identity Manager サーバーから切り離されているため、Identity Manager のビルドに依存せずにリリースできます。Identity Manager には次のサポートされたコネクタが付属しています。また、オープンソースプロジェクトの Web サイトでは、追加のコネクタをダウンロードできるようになる予定です。
Microsoft Active Directory 2003 および 2008
SPML 2.0
詳細は、オープンソースプロジェクト Web サイト (https://identityconnectors.dev.java.net/) を参照してください。
追加のコネクタはまもなく用意される予定です
この統合は、Sun Role Manager version 4.1.3 以降を対象としています。Identity Manager のフォームから Role Manager の Web サービスを直接呼び出して、ユーザーのロール操作を通知および実行できるようになりました。Identity Manager データエクスポータは、Role Manager が Identity Manager のユーザーとロールを取得することをすでに許可しており、最新の 8.1 データエクスポータは次の機能を備えます。
ユーザーのマイニングをより有効にする機能情報
Sun Role Manager の今後のバージョンで有効になるリソーススキーマ
Identity Manager は、JMX MBeans を使用して、List、Create、Get、Modify、Delete、および Authenticate 操作のパフォーマンスデータを提供します。収集されるデータは次のとおりです。
操作の数
1 操作あたりの移動平均時間
1 操作あたりの最小時間
1 操作あたりの最大時間
収集の開始時刻
リソースアダプタのクラスとバージョン
Identity Manager は、Advanced Encryption Standard をサポートします。AES は対称キーの暗号化技術で、DES (Data Encryption Standard) の代わりに使用できます。AES は、政府機関のアプリケーションでデータを保護するために一般的に使用されています。
この機能は、W3C XML Signature Syntax and Processing (XMLDSig) を使用する、標準的な否認防止メカニズムを提供します。この拡張機能により、作業項目の承認を XMLDSig 形式で作成、保存、および表示できます。この形式では、RFC 3161 準拠のタイムスタンプを含めることもできます。
SPML2.0 のサポートが強化されました。Identity Manager は、検索機能をサポートします。また、監査ログもサポートされるようになりました。