Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapter for PeopleSoftユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.3.0) B61416-01 |
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この付録では、Oracle Application Adapter for PeopleSoftを使用してコンポーネント・インタフェースを新規作成または既存のコンポーネント・インタフェースを変更する方法について説明します。また、これらのコンポーネント・インタフェースにセキュリティを適用し、テストする方法についても説明します。
内容は次のとおりです。
PeopleSoftで提供されるコンポーネント・インタフェースをアプリケーションともに使用します。
コンポーネント・インタフェースはEnterprise Integration Points(EIP)とも呼ばれます。
既存のコンポーネント・インタフェースを変更します。
新規コンポーネント・インタフェースを作成します。
コンポーネント・インタフェースを使用する前に、セキュリティを適用し、テストする必要があります。
コンポーネント・インタフェースのセキュリティ保護およびテスト後は、APIを生成する必要があります。詳細は、付録A「コンポーネント・インタフェースAPIの生成」を参照してください。
注意: この項は、ユーザーに役立つ補足情報を提供することを目的としており、PeopleSoftドキュメントを代用するものではありません。PeopleSoftコンポーネント・インタフェースに関する完全情報および最新情報は、PeopleSoftシステムのPeopleSoftオンライン・ライブラリを参照してください。 |
この付録の内容は以下のとおりです。
コンポーネント・インタフェースは、PeopleSoftアプリケーション・デザイナを使用して作成します。アプリケーション・デザイナの詳細は、PeopleSoftドキュメントを参照してください。
プロパティはコンポーネント・ビューのレコードから追加できます。公開しないコンポーネント・インタフェース内のプロパティは削除できます。プロパティの名前変更は、プロパティをクリックし、再度クリックして新規の名前を入力して行います。プロパティ名を変更した場合、コンポーネント・インタフェースでは基になるコンポーネント名ではなく新規の名前で参照できます。
プロパティには様々なアイコンが付きます。たとえば、EMPLIDには、基になるレコードからのキー・レコードであることを示すアイコンが付きます。NAMEには、基になるレコードからの代替のキー・フィールドであることを示すアイコンが付きます。プロパティのアイコンの完全なリストは、PeopleBooksのドキュメントを参照してください。
コンポーネント・インタフェースを作成するには:
PeopleSoftアプリケーション・デザイナを開きます。
ファイルメニューから新規を選択します。
図C-1に示すように、新規ダイアログが表示されます。
次のステップを実行します:
コンポーネント・インタフェースを選択します。
OKをクリックします。
図C-2に示すように、コンポーネント・インタフェースのソース・コンポーネントの選択ダイアログが表示されます。
コンポーネント・インタフェースの基礎として使用するコンポーネントを強調表示し、選択をクリックします。
図C-3に示すように、アプリケーション・デザイナダイアログが表示されます。
注意: コンポーネント・インタフェースが大きい場合は、コンポーネント・プロパティを手動で公開します。 |
プロパティを表示しないでコンポーネント・インタフェースを作成し、コンポーネント・プロパティを手動で公開するには、いいえをクリックします。
次のステップを実行します:
左ペインから関連フィールドを右ペインにドラッグします。
実行する様々なファンクションを選択するには、図C-4に示すように、右または左ペインのうち、いずれかアクティブなペインを右クリックします。
ファンクションの全リストについては、PeopleBooksのドキュメントを参照してください。
コンポーネント・インタフェースを作成し、基になるコンポーネント・インタフェースにのプロパティを表示するには、はいをクリックします。
標準メソッド
コンポーネント・インタフェースの標準メソッドは、次のとおりです。
Create
Find
Get
Save
基になるコンポーネント内にあるメソッドのみを使用できます。たとえば、基になるコンポーネントにAdd機能が含まれていない場合、Createは使用できません。
コンポーネント・インタフェースのテストを開始する前に、セキュリティを設定する必要があります。
次の項で、2層および3層モードのPeopleSoftバージョン8.1用コンポーネント・インタフェース・セキュリティの構成方法について説明します。
コンポーネント・インタフェース・セキュリティを構成するには:
図C-6に示すように、使用メニューから、権限リスト、コンポーネント・インタフェースの順に選択し、更新/表示をクリックします。
図C-7に示すように、権限リストダイアログが表示されます。
セキュリティを設定する前に、権限リストを確認する必要があります。
関連する権限リストを選択し、OKをクリックします。
権限リストの詳細は、PeopleBooksのドキュメントを参照してください。
図C-8に示すように、権限リストペインが表示されます。
作成した新規コンポーネント・インタフェースを挿入します。
編集をクリックします。
コンポーネント・インタフェースを選択すると、ユーザー定義メソッドを含む、すべての使用可能なメソッドが表示されます。この特定の権限リストに完全アクセスまたは部分的なアクセスが含まれるようにする必要があるかを指定できます。
図C-9に示すように、「ALLPORTL」権限リストではすべてのメソッドに対して完全アクセスがあります。
希望のアクセス・レベルを選択します。
OKをクリックします。
次の項で、PeopleSoftバージョン8.4以降用コンポーネント・インタフェース・セキュリティの構成方法について説明します。
インタフェース・セキュリティを構成するには:
図C-10に示すように、PeopleTools、セキュリティ、ユーザー・プロファイル、権限とロールの順に展開し、権限リストをクリックします。
検索をクリックします。
権限リストの検索ペインが表示されます。
図C-11に示すように、関連する権限リストを選択します。
サインオン回数タブの横の右矢印をクリックします。
図C-12に示すように、コンポーネント・インタフェースタブが表示されます。
コンポーネント・インタフェースタブをクリックします。
コンポーネント・インタフェースリストに新規の行を追加するには、「+」をクリックします。
図C-13に示すように、表示されるフィールドにコンポーネント・インタフェースの名前を入力します。
コンポーネント・インタフェースの名前を入力し、編集をクリックします。
図C-14に示すように、この例ではコンポーネント・インタフェース「AR_ITEM_AGENT」を使用しています。
リストから、各メソッドの希望のアクセス・レベルを選択します。
OKをクリックします。
図C-15に示すように、権限リストウィンドウが表示されます。
Oracle Application Adapter for PeopleSoftでは、PeopleSoftメタデータおよびコンポーネント・インタフェースが使用されるため、新規または変更されたコンポーネント・インタフェースに対応できます。アダプタでは、論理的および有効であること以外に、コンポーネント・インタフェースに関する想定は行われません。各コンポーネント・インタフェースは、アダプタのソースとして使用される前にテストされる必要があります。
ユーザーまたはPeopleSoftのアップグレードによって、基になるアプリケーションが変更され、それによりコンポーネント・インタフェースが無効になった場合、アダプタによって使用される前に無効なコンポーネント・インタフェースを修復する必要があります。
コンポーネント・インタフェースをテストするには:
アプリケーション・デザイナで、ツールメニューからコンポーネント・インタフェースのテストを選択します。
図C-16に示すように、コンポーネント・インタフェースのテスターダイアログが表示されます。
必要に応じて、コンポーネント・インタフェースのテスターダイアログをクリックして、前面に出します。
次のいずれかのメソッドを使用して、コンポーネント・インタフェースをテストします。
Findメソッドを使用してコンポーネント・インタフェースをテストするには、「Find」をクリックします。
図C-17に示すように、基になるコンポーネントに該当するすべてのエントリがコンポーネント・インタフェースのテスター - 検索結果ダイアログに表示されます。エントリ数が30を超える場合はメッセージが表示されます。
検索結果ダイアログの左ペインで、フィールドを1つ選択します。
この特定のフィールドに関連するデータを表示するには、選択したアイテムを取得をクリックします。
図C-18に示すように、検索結果ダイアログが表示されます。
セキュリティ設定で許可されている場合、各フィールドの値を変更できます。
Getメソッドを使用してコンポーネント・インタフェースをテストするには、次のステップを実行します:
既存のキーを入力します(1つまたは複数)。
既存アイテムの取得をクリックします。
入力したキーの公開済プロパティが表示されます。更新アクセスが指定されている場合、値を変更できます。
または、図C-19に示すように、Createメソッドを使用してもテストできます。
次のステップを実行します:
すべての必要なキー値を入力します。
新規作成をクリックします。
Createキーに有効な値を入力すると、図C-20に示すように、表の名前およびデフォルト値をの展開後、ペインにJOBCODEデータが表示されます。
この時点でフィールドを変更できます。変更内容はコンポーネントの基になるビジネス・ロジックに対して検証されます。
変更が完了したら、ペインの最上部のアイテムを右クリックします。
変更内容を保存するには、保存をクリックします。
レコードの作成に使用されたキーは、Getメソッドとともにデータの表示に使用できます。次の例に示すように、追加されたデータは、PeopleSoftコンポーネントで表示できます。有効日はデフォルト値の1つです。
これで、コンポーネント・インタフェースのテストが完了しました。コンポーネント・インタフェースを使用する前に、APIを生成する必要があります。詳細は、付録A「コンポーネント・インタフェースAPIの生成」を参照してください。