Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Application Adapter for PeopleSoftユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.3.0) B61416-01 |
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この付録では、PeopleSoft用にTCP/IPまたはHTTPターゲット・コネクタおよびTCP/IPハンドラを構成し、テストする方法について説明します。この付録の内容は以下のとおりです。
この付録の情報は、PeopleSoftインテグレーション・ブローカー(リリース8.4)またはアプリケーション・メッセージング(リリース8.1)の理解していることを前提としています。詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」を参照してください。Adapter for PeopleSoftでの作業前の詳細は、PeopleSoftドキュメントを参照してください。
注意: PeopleSoftリリース8.1では、メッセージング・アーキテクチャはアプリケーション・メッセージングと呼ばれ、アプリケーション・メッセージング・ゲートウェイを含みます。リリース8.4では、メッセージング・アーキテクチャはインテグレーション・ブローカーと呼ばれ、インテグレーション・ゲートウェイを含みます。リリースに特定されない問題の場合、この項ではリリース8.4の用語を使用します。リリースに特定される問題の場合は、リリース特定の用語を使用します。 |
このトピックの手順では、インテグレーション・ブローカーが構成済およびテスト済であることを前提としています。詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」を参照してください。
TCP/IPターゲット・コネクタまたはHTTPターゲット・コネクタ用にゲートウェイを構成します。詳細は、「TCP/IPターゲット・コネクタの構成」を参照してください。
注意: このステップは、HTTPコネクタを構成する場合はオプションです。HTTPターゲット・コネクタはPeopleSoftアプリケーションに装備されており、特別の構成ステップは必要ありません。必要に応じて、ゲートウェイのデフォルトの接続値を構成できます。ノードを構成する場合はこれらの値をオーバーライドできます。 |
ノードを構成します。詳細は、「TCP/IP 8.4ターゲット・コネクタのノードの構成」を参照してください。
TCP/IPターゲット・コネクタ用のゲートウェイを構成するには:
Webブラウザで、PeopleSoftリリース8.4アプリケーションを開きます。
メニューペインで、PeopleTools、インテグレーション・ブローカーの順に展開し、ゲートウェイをクリックします。
LOCALゲートウェイIDタブを選択します。
図B-1に示すように、次のゲートウェイIDペインと同様のペインが表示されます。
TCPIPTARGET84コネクタIDが表示されない場合は、ロードをクリックし、リストを下へスクロールして「TCPIPTARGET84」を見つけます。
「TCPIPTARGET84」がまだ表示されない場合は、このコネクタ・クラス・ファイルはインテグレーション・ゲートウェイにインストールされていません。
次のステップを実行します:
「TCPIPTARGET84」のプロパティURLをクリックします。
図B-2に示すように、「TCPIPTARGET84」のプロパティペインが表示され、ホストおよびポートのデフォルト値が表示されます。複雑なビジネス環境の場合は、各ノードのこの設定をオーバーライドできます。
PeopleSoft XMLリスナーが受信メッセージをリスニングしているシステムのホストおよびポートの値を入力します。
OKをクリックします。
ゲートウェイウィンドウが表示されます。
ウィンドウの下部へスクロールし、保存をクリックします。
これでTCP/IPターゲット・コネクタ用のゲートウェイの構成が完了しました。
メニューペインで、PeopleTools、インテグレーション・ブローカーの順に選択し、ノードの定義をクリックします。
構成するノードを選択します。
注意: この手順では、「EXTERNAL」と呼ばれるノードを使用してます。ノードの作成および使用の詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」またはPeopleSoftドキュメントを参照してください。 |
次のステップを実行します:
ノード・タイプメニューから外部を選択します。
ルーティング・タイプメニューから暗黙的を選択します。
図B-3に示すように、コネクタタブを選択します。
次のステップを実行します:
コネクタIDとして「TCPIPTARGET84」を選択します。
ホストおよびポートのデフォルト値が表示されます。
Oracle WebLogic ServerにXMLをルーティングするシステムのホストおよびポートの値を入力します。各ノードのデフォルト値を受け入れるかオーバーライドできます。
保存をクリックします。
コネクタを変更するという警告が表示された場合は、OKをクリックします。
図B-4に示すように、トランザクションタブを選択します。
次のステップを実行します:
トランザクションがない場合は、トランザクションの追加をクリックして、作業中のメッセージを追加します。この手順では、ノードはすでに「LOCATION_SYNC」
メッセージで構成されています。
「LOCATION_SYNC」
メッセージのトランザクションの詳細を表示するには、編集をクリックします。
図B-5に示すように、トランザクションの詳細タブが表示されます。
作業中のメッセージの追加
ルーティング・タイプが暗黙的であることを確認します。
保存をクリックします。
トランザクションタブに戻ります。
次のステップを実行します:
編集をクリックし、トランザクションの詳細タブにナビゲートして、追加のトランザクションを編集します。
トランザクションの詳細タブで、ステータスリストから非アクティブを選択します。
非アクティブステータスは最初のテスト用のみです。構成のテスト後は、ステータスをアクティブに変更し、ビジネス要件を満たすのに必要な数のノードおよびトランザクションを追加できます。
保存をクリックします。
これで、XMLメッセージをPeopleSoft XMLリスナーに送信できるようになりました。
HTTPターゲット・コネクタはPeopleSoftアプリケーションに装備されており、特別の構成ステップは必要ありません。必要に応じて、ゲートウェイのデフォルトの接続値を構成できます。ノードを構成する場合はこれらの値をオーバーライドできます。
Webブラウザで、PeopleSoft 8.4アプリケーションを開きます。
メニューペインで、PeopleTools、インテグレーション・ブローカーの順に展開し、ゲートウェイをクリックします。
LOCALゲートウェイIDタブを選択します。
図B-6に示すように、次のLOCALゲートウェイIDペインと同様のペインが表示されます。
HTTPTARGETコネクタ・ゲートウェイIDが表示されていない場合は、ロードをクリックします。
それでも表示されない場合は、ゲートウェイが正常にインストールされていません。PeopleSoftシステム管理者に確認してください。
「HTTPTARGET」のプロパティURLをクリックします。
図B-7に示すように、「HTTPTARGET」のプロパティペインにデフォルト値が表示されます。
下部へスクロールし、「PRIMARYURL」の値を入力します。
これは、PeopleSoft XMLリスナーが受信メッセージをリスニングしているデフォルトHTTPアドレス(システムのホストおよびポート)です。
注意: 複雑なビジネス環境の場合は、各ノードのこの設定をオーバーライドできます。 |
OKをクリックします。
ゲートウェイウィンドウが表示されます。
ウィンドウの下部へスクロールし、保存をクリックします。
これでHTTPターゲット・コネクタ用のゲートウェイの構成が完了しました。
リリース8.4から、インテグレーション・ブローカーにはHTTPアウトバウンド・コネクタが装備されています。このコネクタをTCP/IP 8.4コネクタのかわりにOracle WebLogic Serverへのメッセージの送信用に使用できます。
HTTPコネクタを使用するノードを構成するには:
図B-8に示すように、メニューペインで、PeopleTools、インテグレーション・ブローカーの順に展開し、ノードの定義をクリックします。
構成するノードを選択します。
注意: この手順では、「EXTERNAL」と呼ばれるノードを使用してます。ノードの作成および使用の詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」またはPeopleSoftドキュメントを参照してください。 |
次のステップを実行します:
ノード・タイプリストから、外部を選択します。
ノード・タイプリストから、暗黙的を選択します。
図B-9に示すように、コネクタタブを選択します。
次のステップを実行します:
コネクタIDを「HTTPTARGET」に変更します。
次の表に基づいて、各プロパティの値を入力します。
プロパティID | プロパティ名 | 値 |
---|---|---|
HEADER |
sendUncompressed |
Y |
HTTPPROPERTY |
Method |
POST |
PRIMARYURL |
URL |
URLおよびHTTPリスナーのポート |
保存をクリックします。
コネクタを変更するという警告が表示された場合は、OKをクリックします。
図B-10に示すように、トランザクションタブを選択します。
トランザクションがない場合は、トランザクションの追加をクリックします。
この手順では、ノードはすでに「LOCATION_SYNC」
メッセージで構成されています。
図B-11に示すように、トランザクションの詳細タブが表示されます。
作業中のメッセージを追加できます。
ルーティング・タイプが暗黙的であることを確認します。
保存をクリックします。
トランザクション・リストに戻ります。次のステップを実行します:
他のトランザクションが存在する場合は、編集します。
ステータスを非アクティブに設定します。
非アクティブステータスは最初のテスト用のみです。構成のテスト後は、ステータスをアクティブに変更し、ビジネス要件を満たすのに必要な数のノードおよびトランザクションを追加できます。
トランザクション・リストペインで保存をクリックします。
これで、XMLメッセージをPeopleSoft XMLリスナーに送信できるようになりました。
次の手順では、アプリケーション・メッセージング環境が適切に構成済およびテスト済であることを前提としています。詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」を参照してください。
Oracle WebLogic Serverへのメッセージの送信のためにPeopleSoft 8.1用TCP/IPハンドラを構成するには:
Webブラウザで、PPeopleSoft 8.1構成サーブレット・インタフェースを起動します。
Simple Fileハンドラが現在ロードされている場合は、続行する前にアンロードし、削除します。
図B-12に示すように、空のハンドラ・ディレクトリが表示されます。
図B-13に示すように、ハンドラの追加をクリックします。
次のステップを実行します:
「TCPIPHandler81」の完全パスを入力します(大/小文字を区別)。
psft.pt8.tcphandler.TCPIPHandler81
保存をクリックします。
ロードをクリックします。
PeopleSoftハンドラ・ディレクトリウィンドウが表示されます。
構成をクリックします。
TCPIP81ハンドラ・ディレクトリウィンドウが表示されます。
TCPIP81ノードの追加をクリックします。
注意: この手順内の図では、「EXTERNAL」と呼ばれるノードを使用してます。ノードの作成および使用の詳細は、付録D「PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの使用」またはPeopleSoftドキュメントを参照してください。 |
図B-14に示すように、TCPIP81ハンドラの追加ウィンドウが表示されます。
次の表の情報に基づいて、必要な値を入力します。
フィールド | 値の例 | 説明 |
---|---|---|
ノード名 | EXTERNAL | TCP/IPノード名。 |
ホスト名 | 172.19.25.152 | PeopleSoft XMLリスナーが受信メッセージをリスニングしているシステム。 |
ポート | 3694 | PeopleSoft XMLリスナーが受信メッセージをリスニングしているポート。 |
トレース・ディレクトリ | /tmp | メッセージの送信時にエラーが発生したときにトレース・ファイルがの作成先となるディレクトリ。 |
システムではエントリは検証されません。
保存をクリックします。
図B-15に示すように、TCPIP81ハンドラ・ディレクトリウィンドウが表示されます。
変更を適用するには、ハンドラ・ディレクトリに戻るをクリックし、PeopleSoft 8.1ハンドラ・ディレクトリウィンドウに戻ります。
Unload and re-Load TCPIPHandler81のアンロードおよび再ロードをクリックします。
これで、PeopleSoftからOracle Application Adapter for PeopleSoftにメッセージを送信できるようになりました。
PeopleSoft 8.1および8.4には、構成のテスト用にpingノード・メカニズムが装備されています。このメカニズムの機能は両バージョンとも同じです。
構成のテストは次を確認するために行います。
Oracle WebLogic Server起動しており実行中です。
PeopleSoftとOracle WebLogic Serverのサーバー名およびポート番号が一致しています。
HTTP用のデフォルトのページが存在します。
PeopleSoft構成をテストするには:
Webブラウザで、PeopleSoftアプリケーションを開きます。
メッセージの監視に関するメニューにナビゲートします。
PeopleSoft 8.4の場合:
メニューペインで、PeopleTools、インテグレーション・ブローカーの順に展開し、モニターをクリックします。
メッセージの監視タブを選択します。
PeopleSoft 8.1の場合:
メニューペインで、ホーム、PeopleTools、アプリケーション・メッセージ・モニターの順に展開し、使用をクリックします。
アプリケーション・メッセージ・モニターを選択します。
図B-16に示すように、ノード・ステータスタブをクリックします。
次のステップを実行します:
メッセージ・ノード名リストからノードを選択します。
ノードのPingをクリックします。
PeopleSoftとOracle WebLogic Serverの両方が適切に構成されている場合、成功のメッセージが表示されます。