| Oracle® Smart Updateパッチおよびメンテナンス・パックのインストール リリース3.2.1 B61614-01 |
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この項の内容は次のとおりです。
Smart Updateを使用して、次の製品に対するパッチおよびメンテナンス・パックを取得できます。
Oracle WebLogic Server 9.1、9.2、10.0、10.3.x
Oracle Workshop for WebLogic 9.2、10.0、10.1、10.2、10.3.x
Oracle Workshop for JSP 10.1、10.2
Oracle WorkSpace Studio 1.1
Oracle WebLogic Integration 9.2、10.2、10.3
Oracle WebLogic Portal 9.2、10.0、10.2、10.3
Oracle WebLogic Event Server 2.0
Oracle Complex Event Processing 10.3
Oracle WebLogic Operations Control 1.0、10.3
Oracle Communications Converged Application Server 4.0
Oracle Communications Services Gatekeeper 4.0
Oracle Service Bus 2.1、2.5、2.6、3.0、10.3
Oracle AquaLogic Data Services Platform 3.2
Oracle AquaLogic Enterprise Repository 3.0
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注意: サービス・パックは、WebLogic Platform 9.2メンテナンス・パック1からメンテナンス・パックにかわりました。メンテナンス・パックは、Oracle WebLogic Server 10.3.xからパッチ・セットにかわりました。 |
Smart Updateをすぐに使用するには、表1-1に示す項を参照してください。これらの項には、基本的なSmart Updateタスクを実行するための手順が要約されています。
表1-1 Smart Updateクイック・リファレンスの情報
| クイック・リファレンスの情報 | 内容 |
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My Oracle Supportによって作成されるプライベート・パッチをダウンロードおよび適用するための手順。 |
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メンテナンス・スナップショット(製品インストールのメンテナンス・レベルに関する詳細情報が記載された単純なテキスト・ファイル)を作成するための手順。問題を解決するためにMy Oracle Supportに連絡すると、必ずこのファイルの提供を求められます。 |
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カスタム・パッチ・プロファイルを作成するための手順。カスタム・パッチ・プロファイルは、製品インストール上で動作するすべてのサーバーに対して有効にすることが適切でないパッチを、個別のWebLogicドメインまたは1つ以上のサーバーから参照する場合に使用します。 |
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Smart Updateグラフィカル・インタフェースで使用されているアイコンおよびラベルについての定義。 |
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Smart Updateのコマンド・ライン・インタフェースで使用される |
Smart Updateは、どのソフトウェアにも依存せずに単独で実行できるスタンドアロンのJavaアプリケーションです。これを使用すると、ソフトウェア・インストールをメンテナンス・パッチやメンテナンス・パックですばやく簡単にアップグレードできます。
Smart Updateでサポートされている製品の詳細は、「Smart Updateバージョン3.2.1でサポートされている製品」を参照してください。
製品を初めてインストールすると、Smart Updateがミドルウェア・ホーム・ディレクトリに自動的にインストールされます。
Smart Updateは随時新しい機能で強化されており、ダウンロード・サーバーから入手できます。
新バージョンのSmart Updateはダウンロード・サーバーに配置されます。旧バージョンのSmart Updateを使用してログインすると、最新バージョンがマシンに配布され、自動的にインストールされます。
インストールが完了すると、処理を終了してSmart Updateを再び起動するよう求められます。「はい」をクリックしてSmart Updateを起動し、パッチのダウンロードに進むか、後でダウンロードする場合は「取消し」をクリックします。
後でSmart Updateを起動すると、更新されたバージョンが呼び出されます。
以下の節では、Smart Updateプログラムの主要な機能についての概要を示します。
Smart Updateには、製品のインストールにメンテナンス・パッチをインストール(適用)する作業が簡略化される、次のような一連の堅牢な機能が用意されています。
Smart Updateの起動時には、My Oracle SupportのIDとパスワードを使用してMy Oracle Supportにログインするよう求められます。(My Oracle Supportアカウントの取得の詳細は、「My Oracle Supportアカウントの取得」を参照してください。)ログインが完了したら、プライベート・パッチと公開パッチにアクセスできます。
プライベート・パッチとは、カスタム・メンテナンス・ソリューションの一環としてMy Oracle Supportから提供されるパッチ、またはMy Oracle Supportリポジトリで一般公開されていないパッチのことです。プライベート・パッチを入手するには、My Oracle Supportから提供されるパッチIDとパスコードを指定する必要があります。
公開パッチとは、My Oracle SupportログインIDを持つすべてのユーザーに対してMy Oracle Supportから公開されているパッチのことです。ダウンロード可能な公開パッチに関する情報は、Smart Updateに表示されるパネルで参照できます。ミドルウェア・ホーム・ディレクトリにある特定の製品インストールを選択すると、そのインストールのバージョンおよびメンテナンス・レベルに対して使用できる公開パッチの一覧がSmart Updateに表示されます。一覧で任意の公開パッチのエントリをクリックすることにより、詳細な情報を確認できます。
複数のパッチを1つにまとめたパッチ・セットを提供する場合があります。これを使用すると、関連する一連のパッチをダウンロードして簡単に適用できます。また、それぞれのパッチ・セット内のパッチを正しい順序で適用して管理できるようになります。
製品の特定のメンテナンス・レベル用に作成した個々のパッチすべてが、該当するメンテナンス・レベル用の既存のパッチすべてに対して検証されます。パッチを表示およびダウンロードするためにSmart Updateを実行すると、My Oracle Supportから提供される検証データが自動的に使用されるため、製品インストールにすでに正しく適用されているパッチとの間に競合が発生するようなパッチの適用を防止できます。
たとえば、未適用のパッチに依存するパッチを適用しようとすると、Smart Updateによって依存関係についての問題が報告されます。その場合は、続行する前に、前提となるパッチをダウンロードおよび適用できます。パッチ検証は、パッチを適用する際には必ず自動的に実行されます。また、必要に応じてパッチのダウンロード前にも検証を実行するよう指示できます。
場合によっては、ダウンロードおよび適用した既存のパッチが、My Oracle Supportから後で提供された代替パッチによって置き換えられることや、My Oracle Supportによって無効パッチの指定を受けることがあります。そのような場合、代替パッチが入手可能になった後またはパッチが無効になった後の初回ログイン時に、そのことを示す通知がSmart Updateに表示されます。次に、Smart Updateグラフィカル・インタフェースのパッチの一覧に、以前にダウンロード済または適用済のパッチが無効のマーク付きで表示されます。代替パッチがある場合は、その入手方法に関する情報も提供されます。
Smart Updateのコマンド・ライン・インタフェースでは、パッチの適用と、ダウンロード済または適用済のパッチに関する情報の取得ができます。これらの機能は、コマンド・ラインから直接に実行することも、Smart Updateコマンドを記述したスクリプトによって間接的に実行することもできます。
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注意: コマンド・ライン・インタフェースには、My Oracle Supportに接続する機能は用意されていません。したがって、パッチをダウンロードするためには使用できません。 |
Smart Updateでは、組織内の一元的な場所にまとめてダウンロードしてあるパッチを、各種の製品がインストールされている本番環境内の複数のマシンへとスクリプトによって配布するためのモデルがサポートされています。これにより、各マシンに対するメンテナンス更新の配布および適用方法を、実際の運用における規定に適合させることができます。特に、My Oracle Supportに直接接続してパッチをダウンロードすることが不可能または望ましくない環境にあるマシンに対しても、この機能によってパッチを適用できます。
更新する対象のすべてのマシンがMy Oracle Support、つまりインターネットに直接接続されている必要はありません。GUIまたはコマンド・ライン・モードでSmart Updateを使用して、パッチおよびパッチ情報を適用、削除および表示できます。
パッチをダウンロードできるようにインターネットに接続されているマシンが少なくとも1台あれば、ダウンロードしたパッチを企業内のオフライン・マシンで使用できます。
新バージョンのSmart Updateが入手可能になると、接続マシンではSmart Updateに新バージョンが適用されます。
オフライン・マシンについては、新バージョンを適用するための、更新されたSmart Updateインストーラを無料で入手できます。
接続マシンでは、ダウンロード・サーバーに接続するたびに、Smart Updateのカタログが自動的に更新されます。
オフライン・マシンでは、パッチをコピーする際に、更新済のカタログを接続マシンから手動で取り込む必要があります。
パッチを取得および適用するには、次の手順に従います。
接続マシンにパッチをダウンロードし、オフライン・マシンがアクセスできる場所にパッチをコピーします。
Smart Updateをオフライン・モードで実行し、その他の手段(電子メール、FTP、物理メディアの送付など)で入手したパッチおよびパッチ・セットを適用します。
接続マシンの場合は、メンテナンス・パックをダウンロードおよびインストールできます。
オフライン・マシンの場合は、My Oracle Supportからアップグレード・インストーラを入手する必要があります。
オフライン・マシンのサポートの詳細は、「My Oracle Supportに直接接続できないマシンのメンテナンス」を参照してください。
Smart Updateでは、適用済みのパッチまたはパッチ・セットを簡単に削除し、以前のメンテナンス・レベルを正確で安全に復元できます。
Smart Updateのパッチ検証プロセスの一環として、適用済のパッチに取ってかわる代替パッチがMy Oracle Supportから発行された場合に、そのことが通知されます。
代替パッチに取って代わられたパッチや無効に指定されたパッチがダウンロード・ディレクトリにある場合、そのことがSmart Updateによって通知されます。すでに適用されているパッチがそのようなパッチに該当する場合、Smart Update上の一覧では該当するパッチが強調表示され、無効のマーク付きで示されます。代替パッチが提供されている場合は、無効なパッチの説明に、該当する代替パッチの情報が追加されます。
複雑な本番環境をサポートするために、Smart Updateでは、インストール全体に対して自動的に有効とならないパッチまたはパッチ・セットを、個別のWebLogicドメインまたはサーバーの範囲に限定して適用できます。たとえば、WebLogicシステム・クラスパス用のパッチを単一のテスト・ドメインのみで使用してみることができます。1つのミドルウェア・ホーム・ディレクトリに複数の製品がインストールされており、そのうち特定の製品のみに基づいてWebLogicドメインが動作する場合は、この機能を使用することをお薦めします。
たとえば、Oracle Service Busに基づいて動作するドメインがある場合、Oracle Service Busクラスパスのパッチはすべて当該ドメインに限定して適用します。そうすれば、Oracle Service Busを使用しない他のドメインに属するサーバーのクラスパスにOracle Service Busのクラスが混入するのを防止できます。
また、1つのWebLogicドメインのすべてのアプリケーションではなく、選択したアプリケーションのみにパッチを適用することもできます。
Smart Updateには、メンテナンス・パック更新を参照およびインストールするための便利なツールが用意されています。
メンテナンス・パック更新コンポーネントを表示するには、Smart Updateのメイン・ウィンドウから「メンテナンス・パック」→「更新」を選択します。メンテナンス・パック更新ウィンドウの詳細は、「使用可能なメンテナンス・パックの表示」を参照してください。
インターネットに接続できるマシンでSmart Updateの「メンテナンス・パック更新」コンポーネントを使用すると、現在使用できるメンテナンス・パックの一覧が自動的に表示されます。
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注意: この一覧は、My Oracle Supportにログインしていなくても表示できますが、メンテナンス・パックをインストールするにはログインする必要があります。 |
以前のメンテナンス・パックへ製品インストールをダウングレードまたは戻すことができます。Smart Updateは、現在の製品バージョンに対するすでに発行したメンテナンス・パックの名前を表示します。
My Oracle Supportへの登録が可能なダイアログがSmart Updateツールに表示されます。登録した場合、ご使用のインストールに関するセキュリティ更新があればOracleサポートから通知されます。
セキュリティ更新のための登録をする場合は、ユーザーの電子メール・アドレスとMy Oracle Supportパスワードを入力します。登録しない場合は、「セキュリティ更新をMy Oracle Supportから受けとります」チェック・ボックスの選択を解除して、変更を確定します。
My Oracle Supportにインストールを登録する方法の詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。
有効なMy Oracle SupportログインIDを持つお客様は、Smart UpdateツールでMy Oracle Supportにログインして、公開パッチを参照し、ダウンロードすることができます。Oracle製品向けのプライベート・パッチやメンテナンス・パック更新もダウンロードできます。
My Oracle Supportアカウントの作成の詳細は、「My Oracle Supportアカウントの取得」を参照してください。
Smart Updateでは、ターゲットとなる製品インストール用のメンテナンス・パッチを簡単に参照してインストールできます。また、My Oracle Supportから入手できるパッチと、すでにダウンロードおよび適用されているパッチの両方が一覧表示されるため、Smart Updateはパッチの整理にも役立ちます。
Smart Updateのメイン・ウィンドウでは、「パッチの取得」と「パッチの管理」の2つのタブにパッチの一覧が表示されます。
「パッチの取得」タブには、選択した製品インストール用に提供されている公開パッチについて、ダウンロード可能なパッチの一覧と、すでにダウンロードしたパッチの一覧の2つが表示されます。パッチ・ダウンロード・ディレクトリは複数のマシンで共有することもできます。
「パッチの管理」タブには、ターゲットの製品インストールにすでに適用されているパッチの一覧と、ターゲット・インストール用にダウンロードされ適用の用意ができているパッチの一覧の2つが表示されます。
パッチの適用プロセスは、次の手順で実行します。
Smart Updateツールを起動し、My Oracle Supportにログインします。
パッチを適用する製品インストールを選択します。
適用するパッチを選択します(プライベート・パッチの場合は、パッチIDとパスコードを入力します)。
(オプション)パッチをダウンロードする前に競合を検証して解決します。
目的のパッチをダウンロードして適用します。
競合を検証して解決します。
図1-1に、パッチの適用プロセスを示します。
Smart Updateを使用してメンテナンス・パッチを適用する方法の詳細は、第3章「パッチのダウンロードおよび適用」を参照してください。
分散配置した多数のマシンに対するメンテナンスを、厳格な管理のもとで、信頼性と再現性を確保しつつ実施するには、Smart Updateのコマンド・ライン・インタフェースが非常に役立ちます。たとえば、次のようなビジネス環境での運用が考えられます。
本番環境が厳格に管理されており、製品の複数のインストールを、厳密に指定されたメンテナンス・レベルで動作させる必要があります。
実際のIT環境の運用方法に合わせて、ソフトウェア・メンテナンス更新ファイルを内部の一元管理された場所に格納し、そこからすべてのマシンに配布する必要があります。
Smart Updateのコマンド・ライン・インタフェースを使用して特定のパッチを複数のマシンに適用する手順の例を次に示します。
1台のマシンで、Smart Updateのグラフィカル・インタフェースを使用してMy Oracle Supportにログインし、必要なパッチをダウンロードします。
パッチ適用先となるすべてのマシンからアクセス可能な場所にパッチおよび更新されたパッチ・カタログをコピーします。
目的のパッチを適用するためのSmart Updateコマンドを記述したシェル・スクリプトを作成します。
製品がインストールされている各マシン上で、スクリプトを実行します。
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注意: My Oracle Supportからメンテナンス更新をダウンロードするマシンでは、更新対象の分散ターゲット・インストールと同じターゲット・インストールを選択しておく必要があります。 |
1つの本番環境内にある複数の製品インストールにメンテナンスを配布する場合の例については、第9章「メンテナンス更新の配布に関するベスト・プラクティス」を参照してください。
状況によっては、特定のマシンからMy Oracle Supportへの直接の接続を確立することが不可能または望ましくないことがあります。たとえば、次のような場合が考えられます。
クリティカル・パッチを至急ダウンロードして適用する必要がありますが、システム障害により、会社のインターネット接続が一時的に使用不能になっています。
DMZ内、つまりファイアウォールの内側に設置されているため、My Oracle Supportに接続可能になることがない本番用マシンに対し、定期的なメンテナンス更新を実施する必要がある場合。
Smart Updateは、このようなマシンにメンテナンス更新を提供するための様々な方法をサポートしています。Smart Updateでは、My Oracle Supportに接続してパッチを入手できますが、別の手段でパッチを入手しても問題はありません。リモート・マウントしたディスクやリムーバブル・メディアなどの代替ソースからパッチを取得することも可能です。この柔軟性を利用すれば、実際の組織におけるITの運用方法にSmart Updateを適合させ、製品インストールのメンテナンス作業を、管理された方法で、信頼性と再現性を確保しつつ実施するプロセスを確立することができます。
My Oracle Supportにログインできるマシンが使用環境内に1台でもある場合は、Smart Updateでサポートされているすべての製品インストールに対してパッチを取得および配布できます。ただし、パッチのダウンロードに使用するマシンには前提条件が1つあります。それは、ダウンロードに使用するマシン上で、更新ファイルの配布先となるマシン上のターゲット・インストールと同等のターゲット・インストールを選択できることです。
このマシン上にすべての製品がデプロイされ、構成、実行されている必要はありません。ただし、ダウンロード時に事前のパッチ競合検証を実行するため、ダウンロード場所で定義済のメンテナンス状態を最新の状態に維持する場合などを除きます。
このマシン上のSmart Updateは、任意のネットワーク・ドライブやディレクトリにパッチをダウンロードするように構成できます。デフォルト・ディレクトリは、MW_HOME\utils\bsu\cache_dir\です。
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注意: Oracle Fusion Middleware 11gR1リリースから、BEA_HOMEにかわってMW_HOMEが新たに使用されています。 |
パッチのダウンロードの詳細は、以下を参照してください。
オフライン・マシンでのパッチの適用の詳細は、次の箇所を参照してください。
オフライン・モードでGUIを使用する場合は、「オフラインでの作業」を参照してください。
コマンド・ラインを使用する場合は、第8章「コマンド・ライン・インタフェースの使用」を参照してください。
オフライン・マシンでGUIを使用するには、「ログイン」ダイアログで「オフライン」をクリックします。
接続マシンでは、接続時に新しいバージョンが使用可能な場合、Smart Update自体にパッチが適用され、再起動します。「Smart Updateによるパッチおよびメンテナンス・パック管理の簡略化」を参照してください。
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注意: オフライン・マシンでは、Smart Update v3.2.1を使用してダウンロードしたパッチを、Smart Update v3.1を使用して適用できます。Oracleサポートは、Smart Update v3.2のスタンドアロン・インストーラを提供していません。 |
Smart Updateインストールのバージョン番号を表示するには、GUIから「ヘルプ」→「バージョン情報」を選択するか、コマンド・ライン・モードで-versionオプションを使用します。Smart Update v3.x以降を使用している場合は、接続マシンでのバージョンとオフライン・マシンでのバージョンを比較し、オフライン・マシンを手動で更新してSmart Updateの最新バージョンと一致させることができます。
互換性のないバージョンのSmart Updateを使用してパッチを適用すると、エラーが発生します。これらのエラーでは、通常、エラーの原因がSmart Updateのバージョンの不一致であることは明示されません。このような場合、My Oracle Supportでは、バージョンの不一致を確認し、スタンドアロンのSmart Updateインストーラを提供します。バージョンの不一致は、ログ・ファイルで確認できます。-logオプションの詳細は、「bsuコマンドについて」を参照してください。
My Oracle Supportから提供されるスタンドアロン・インストーラは、Smart Updateの自動パッチ・イベントから24時間以内に更新されます。このインストーラは、空のMW_HOMEと、インストール済の製品を格納している既存のMW_HOMEのいずれにもインストールできます。既存のMW_HOMEにインストールした場合、インストーラは必要なディレクトリを作成し、既存バージョンのSmart Updateに取ってかわります。
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注意: Oracle Fusion Middleware 11gR1リリースから、BEA_HOMEにかわってMW_HOMEが新たに使用されています。 |
スタンドアロン・インストーラは、既存のcache_dirディレクトリの内容には作用しないため、以前にダウンロードまたは適用したパッチには一切影響を及ぼしません。また、既存のpatch-catalog.xmlも更新しません。
必要なすべてのファイルの最新バージョンを確保するには、patch-catalog.xmlを含め、ダウンロード・ディレクトリにあるすべてのパッチとpatch-*.xmlファイルを接続マシンからオフライン・マシンにコピーします。
デフォルトのパッチ・ダウンロード・ディレクトリは、MW_HOME\utils\bsu\cache_dirです。これは「プリファレンス」メニューから、またはコマンド・ライン・モードでpatch_download_dirパラメータを使用して変更できます。
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注意: Oracle Fusion Middleware 11gR1リリースから、BEA_HOMEにかわってMW_HOMEが新たに使用されています。 |
エンコーディングされたパッチ・カタログpatch-catalog.xmlには、パッチとパッチの依存関係および競合に関するメタデータが含まれます。patch-ja.xmlなどのローカライズされたパッチ・カタログ・ファイルには、特定の言語(この場合は日本語)の情報が含まれます。
完全なオフライン環境では、My Oracle Supportにご連絡の上、パッチおよびパッチ・カタログの最新コピーを入手してください。
図1-2に、My Oracle Supportに直接接続できないマシンにメンテナンス更新を提供する場合の例を示します。
詳細は、「My Oracle Supportに接続できないシステムへのパッチの提供」を参照してください。
Smart Updateにはメンテナンス・パック更新というコンポーネントがあります。これは、インストールされている製品のメンテナンス・パック(パッチ・セット)が提供されたときに、それをダウンロードおよびインストールするためのものです。メンテナンス・パック更新コンポーネントを使用してメンテナンス・パックをインストールすると、現在インストールされているコンポーネントに必要なコードおよびメディア・アーカイブのみがMy Oracle Supportから取得されます。カスタマイズされた取得処理によってアーカイブのサイズが最適化されるため、ダウンロード・プロセスの効率が向上します。
オフライン・マシンの場合は、My Oracle Supportからアップグレード・インストーラを入手する必要があります。Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのMy Oracle Supportからのアップグレード・インストーラのダウンロードに関する項を参照してください。
メンテナンス・パックのインストール時には、現在のインストールのバックアップがSmart Updateによって作成されます。メンテナンス・パック更新をロールバックする必要が生じた場合は、このバックアップを使用してシステムの状態を復元できます。
図1-3に、メンテナンス・パックをインストールするために必要な手順の概要を示します。
Smart Updateを使用してメンテナンス・パックをダウンロードおよびインストールする方法の詳細は、第4章「メンテナンス・パックのダウンロードとインストール」を参照してください。
