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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-02
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7.2 既存のWebLogicドメインへのOVDのみの単独構成

このトピックでは、既存のWebLogic管理ドメインにOracle Virtual Directory(OVD)のみを構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

7.2.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明する構成は、次の条件がどちらも揃っている環境に適しています。

  • 11gリリース1(11.1.1)のOracle Directory Servicesコンポーネントを管理するためにWebLogic Administration Serverを利用でき、そのドメインを結合するためにOracle Virtual Directoryを使用したい。

  • WebLogic Administration Serverとは別にOracle Virtual Directoryをインストールしたい。

7.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、Oracle Virtual Directoryのみがデプロイされます。

7.2.3 依存関係

この項の構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。

7.2.4 手順

次の手順を実行して、既存のドメインにOracle Virtual Directoryのみを構成します。

  1. Oracle Virtual Directoryがインストールされていることを確認します。「インストールのロードマップ」および「Oracle Identity Managementの最新バージョンのインストール」を参照してください。

  2. <Oracle_Home>/bin/config.sh(UNIX)または<Oracle_Home>\bin\config.batを実行してOracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「次へ」をクリックして続行します。

  3. ドメインの選択画面で、既存ドメインの拡張を選択して、次の情報を入力します。

    1. 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    2. 「ポート」フィールドに、Oracle WebLogic Serverのリスニング・ポートを入力します。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    4. 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  4. 「ホーム」、「インスタンス」およびWebLogic Serverのディレクトリを識別します。「インストール先ディレクトリの識別」を参照してください。


    注意:

    Oracle Identity Managementコンポーネントを既存のOracle WebLogic Server管理ドメインに構成する場合、ドメイン内の各Oracle WebLogic Serverホーム、Oracleミドルウェア・ホームおよびOracleホーム・ディレクトリはディレクトリ・パスおよび名前が同一である必要があります。

    各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  5. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  6. 「Oracle Virtual Directory」のみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  7. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。Oracle Virtual Directory情報の指定画面が表示されます。

  8. 次の情報を入力します。

    • LDAP v3ネームスペース: Oracle Virtual Directoryのネームスペースを入力します。デフォルト値は「dc=us,dc=oracle,dc=com」です。

    • HTTP Webゲートウェイ: Oracle Virtual Directory HTTP Webゲートウェイを有効にするには、このオプションを選択します。

    • 保護: このオプションは、HTTP Webゲートウェイを有効化済で、SSLを使用して保護する場合に選択します。

    • 管理者ユーザー名: Oracle Virtual Directory管理者のユーザー名を指定します。デフォルト値は「cn=orcladmin」です。

    • パスワード: Oracle Virtual Directory管理者のパスワードを入力します。

    • パスワードの確認: Oracle Virtual Directory管理者のパスワードを再入力します。

    • 管理サーバーをセキュア・モードで構成: このオプションは、SSLを使用してOracle Virtual Directory Administrative Listenerを保護するために使用します。このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションを選択することをお薦めします。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  9. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。