Oracle Internal Controls Managerインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25733-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
この章では、アプリケーション統制モニタリングを使用した、Oracle E-Business Suiteでの重要なアプリケーション統制変更の管理について説明します。アプリケーション統制環境を調査するためには、アプリケーション統制モニタリング自体の設定および実装が完了している必要があります。
注意: アプリケーション統制モニタリングの実装の詳細は、「アプリケーション統制管理の設定」を参照してください。
アプリケーション統制モニタリングの定義が完了したら、このアプリケーションを使用してデータの設定変更を問い合せることができます。アプリケーション統制モニタリングでは、主に次の4つの基準を使用して、アプリケーション統制値およびそれらの値の変更を検索できます。
レポート・グループ
アプリケーション
ユーザー
インスタンス
上記の各基準は、アプリケーション統制タブのサブタブとなっています。
上記の広範な基準の中で、次のエンティティを使用して検索結果をさらに絞り込むことができます。
設定グループ
設定パラメータ
GL期間
インスタンス
組織
たとえばレポート・グループ別に問い合せる場合、検索結果を特定の設定グループ内の設定パラメータに制限できます。これらのエンティティのいずれかが空白のままであれば、アプリケーション統制モニタリングは当該基準をデフォルトの「すべて」とみなします。
GL期間の値リストには、期間セットに関係なくすべての期間が表示されることに注意してください。ただし、GL期間の「値リスト」ウィンドウで結果を特定の期間セットに制限できます。
アプリケーション統制モニタリングでは、特定の統制値をその以前の値およびベンチマーク値と比較して表示することによって、アプリケーション統制を管理(設定)できます。
ダッシュボード・ビューでは、特定の設定パラメータの現在値が推奨値に等しくない場合、Oracle Internal Controls Managerによってその値の横に赤のクロスが表示されます。このフラグによって、ユーザーはダッシュボードを一目見ただけでその設定パラメータの調査が必要であるというアラートを得られます。
ユーザーはそれに応じて、アプリケーション統制データ、つまり設定の訂正または調整、あるいはその両方を行うことができます。
注意: アプリケーション統制データ設定の変更は、適切なOracle E-Business Suiteモジュール内で行う必要があります。
アプリケーション統制モニタリングでの問合せは、一般に特定のインスタンス内で実行されます。たたし、メニュー・パス「アプリケーション統制」->「インスタンス」を使用して、最大4つのインスタンスで設定パラメータの値を同時に問い合せたり、表示することができます。
この場合も、ユーザーはダッシュボードを一目見ただけで、調査の必要な設定パラメータおよびインスタンスについてアラートを得られます。