Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25740-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
実装が完了した後は、次の保守および管理タスクを実行できます。これらのタスクはすべてのインテリジェンス製品に共通しています。一部のインテリジェンス製品には、製品固有の保守および管理タスクがあることに注意してください。詳細は、このマニュアルの該当する章を参照してください。
要求セット・ジェネレータを使用して、ダッシュボードとそのダッシュボードに関連付けられているレポート、ビュー、マテリアライズド・ビュー、ベース要約表およびコンカレント・プログラム間の依存関係を表示します。
オブジェクトの依存関係を表示する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「要求セット・ジェネレータ」->「依存関係の定義」の順にナビゲートします。
依存関係を表示するオブジェクトのタイプを選択します。
「名称」フィールドで、オブジェクトの名称を選択します。
「依存関係の表示」をクリックします。
依存オブジェクトの完全なリストを表示するには「全て拡張」をクリックし、依存オブジェクトの階層を1レベル展開するには矢印アイコンをクリックします。
要求セット・ジェネレータを使用して、要求セットの設定を表示します。ダッシュボード名別または要求セット名別に要求セットを問い合せることができます。
要求セットの設定を表示する手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、「設定」->「グローバル」->「要求セット」->「要求セット・ジェネレータ」の順にナビゲートします。
ダッシュボード名別または要求セット名別に要求セットを問い合せます。
「設定」をクリックして、その要求セットの設定を表示します。
必要に応じて、「複製」をクリックして要求セットのコピーを作成したり、「更新」をクリックして設定を更新することもできます。
Daily Business Intelligenceのダッシュボードのパフォーマンスとレンダリングに関する問題をデバッグできるレポートが2つあります。
デバッグ: リージョンのレンダリング・エラーを表示します。レポートには、次のヘッダーが表示されます。
オブジェクト・キー: このレポートのセッションID。このセッションIDはOracle Applicationsで生成され、ログインしているユーザーおよびリージョンに固有のものです。「最新のログの表示」レポートを使用してこのレポートを再度表示する場合は、このセッションIDをメモしておいてください。
メッセージ: メッセージ・タイプ。デフォルト値は「全て」ですが、メッセージ・タイプを入力すると、このレポートの結果を制限できます。
モジュール: このリージョンにレンダリングされた標準のOracle Applicationsモジュール。
メッセージ: Oracle Applicationsで生成されたデバッグ・メッセージ。
継続時間: このモジュールのレンダリングに要した時間の合計。
このレポートには、そのモジュールの開始および終了タイム・スタンプも表示されます。
デバッグ実績: リージョンのレンダリングに関する実績統計を表示します。
「デバッグ」と「デバッグ実績」の両方のレポートとも、ログインしているユーザーのカレント・セッションに対応しています。
「デバッグ」と「デバッグ実績」のレポートには、相互に二項関係があります。一方のレポートが使用可能な場合は、他方のレポートが使用不可になります。どちらのレポートも、最初に他方のレポートを使用不可にしないかぎり、使用可能にできません。
デバッグ・レポートを使用可能または使用不可にする手順は、次のとおりです。
Daily Business Intelligence管理者職責を使用して、次のいずれかにナビゲートします。
「ユーティリティ」->「デバッグを使用可能/使用不可」
「ユーティリティ」->「実績デバッグを使用可能/使用不可」
ナビゲーション・ウィンドウのリンクをクリックします。
レポートが使用可能になっている場合は、このリンクをクリックすると使用不可になり、レポートが使用不可になっている場合は、このリンクをクリックすると使用可能になります。このレポートのステータスを示す確認メッセージが表示されます。
注意: 一方のレポートを使用不可にしてから他方のレポートを使用可能にする必要があります。
「OK」をクリックします。
Daily Business Intelligenceは、データの要約時に共有一時表領域を使用します。データベースのサイズが適切でない場合は、初期または増分要求セットが表領域の不足のために失敗します。
表領域を増やす手順は、次のとおりです。
失敗したコンカレント要求のログを開いて、失敗の原因となった表領域を確認します。
表領域の現在のサイズを表示するには、次の問合せを実行します。
/* Extents used by Tablespace */
select TABLESPACE_NAME,
INITIAL_EXTENT,
NEXT_EXTENT,
MAX_EXTENTS
from
DBA_TABLESPACES
where
TABLESPACE_NAME = '&temp_tablespace';
/* Available free space */
select TABLESPACE_NAME,
round(sum(BYTES)/power(2,20)) MB
from
(
select BYTES,
TABLESPACE_NAME
from DBA_FREE_SPACE
where TABLESPACE_NAME like '&temp_tablespace%'
)
group by TABLESPACE_NAME;
表領域に割り当てられている空き領域を増やします。