Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル リリース11i B25742-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
「拡張品目検索」は、「受注」フォームと「クイック受注」ウィンドウに付加的な拡張品目検索機能を提供します。品目摘要、カテゴリ、カタログ情報などの基準を使用して品目を検索できます。これにより、ユーザーは頻繁に変化する特性別に品目を選択できます。たとえば、CD、DVDまたはビデオの販売業者は、カタログ番号、アーティスト、タイトルなどに加えて最新のチャート・ランクで注文を処理できます。検索が完了して品目が選択されると、その品目が受注に追加されます。この検索は現行の品目値リストにかわるものではなく、品目属性に基づく品目検索機能を追加するものであることに注意してください。
キャッチ・ウェイト・サポート機能により、ユーザーは出荷時に第2数量と第2単位を指定し、その数量に基づいて受注の再価格設定と請求を実行できます。Oracle Order Managementでキャッチ・ウェイト・サポート機能を利用できるのは、Oracle Process Manufacturing対応の在庫組織の場合のみです。
このリリースでは、Warehouse Management System(WMS)から出荷されるキャッチ・ウェイト対応品目について、出荷時に第2数量と第2単位を取得できます。この実績数量を使用して受注明細の金額が決定され、この価格が按分されて主要数量の販売価格が決定されます。
キャッチ・ウェイトを使用するには、品目をOracle Inventoryでキャッチ・ウェイト品目として定義する必要があります。このように定義しなければ、第2数量と第2単位は価格設定に使用されません。「価格設定単位」は、「品目マスター」でキャッチ・ウェイト品目の価格設定計算に追加使用されるフィールドです。この種の品目の価格設定に使用する単位を指定できます。キャッチ・ウェイト品目の2つの単位間に換算が存在しない場合は、単位換算を設定する必要があります。
キャッチ・ウェイト機能を必要とする個別在庫組織には「WMS使用可」フラグを設定する必要があります。
「関連品目および手動代替」では、品目の一部のアップグレード販売、手動代替および相互販売を実行できるように、販売品目間の関連を定義します。この品目関連は、Oracle Inventoryで定義します。「関連品目」ウィンドウには、受注品目の品目関連が表示されます。この機能により、次の操作が可能になります。
発注側の顧客に対して追加品目を提示できます。
代替とは同等品目を提示する機能です。
製品が別の製品で置換(代替)される場合に発生します。
発注側の顧客に対して、より適切な品目を提示できます。
このリリースには、次の有用な機能が組み込まれています。
オプションで関連品目の販売価格と有効数量を表示する機能
受注明細に使用されている当初受注品目と関連タイプを表示する機能
受注品目の色を変更することとメッセージ・ヒントで関連品目の存在を知らせる機能
必要に応じて「関連品目」ウィンドウを自動的に開く機能
手動代替機能を有効化するには、Oracle Inventoryで適切な品目関連が設定されていることを確認する必要があります。
このプロファイル・オプションでは、「関連品目および手動代替」機能を有効化するかどうかを指定します。「Yes」に設定するとこの機能が有効化され、「No」に設定すると無効化されます。
このプロファイル・オプションでは、「受注」ウィンドウと「クイック受注」ウィンドウの「数量」フィールドから「関連品目」ウィンドウを自動的に表示可能にするかどうかを指定します。「Yes」に設定すると「関連品目」ウィンドウが自動的に表示されます。デフォルト値は「No」で、この機能は無効化されます。このプロファイルは、すべてのレベルで参照および更新できます。
このプロファイル・オプションでは、「関連品目」ウィンドウに表示される情報の詳細を設定します。使用可能なオプションは価格設定情報、使用可能性、「両方」および「なし」で、デフォルト値は「なし」です。「関連品目」ウィンドウが原因でパフォーマンスが低下する場合は、このプロファイルで表示をオフにできます。また、このプロファイルを使用すると、「関連品目」ウィンドウに表示される価格設定および有効数量情報について、表示権限が付与されているかどうかも判別できます。このプロファイルは、すべてのレベルで参照および更新できます。
参照
『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』