Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル リリース11i B25742-01 | ![]() 目次 | ![]() 戻る | ![]() 次へ |
「価格設定および有効数量」には、全組織間の品目価格と価格設定品目の有効数量が表示されます。「価格設定および有効数量」ウィンドウでは次の操作を実行できます。
価格と有効数量のチェック。
品目相互参照、顧客品目または品目摘要別の価格と有効数量のチェック。
製品の販売価格と定価の表示。
特定の製品または顧客に関する価格表値引、自動値引および使用可能な追加料金の表示。
基本契約、価格表、価格設定属性、受注数量、顧客、通貨、出荷先、請求先、受注タイプ、価格設定日または要求日に基づく価格のWhat-If分析。
特定の通貨による価格のチェックと、販売価格の計算と表示に使用する通貨タイプの選択。
限定的な品目属性詳細セットの表示。
受注処理前に価格設定エンジンから販売価格が正しく戻されることを確認することによる価格設定設定の検証。販売価格には、定義済で適格のクオリファイア、モディファイアまたは値引が含まれます。
「価格設定および有効数量」フォームによる品目の価格や有効数量のすばやいチェック。受注を入力する必要はなく、次のものが含まれます。
問い合せた品目または「保存済の選択」領域に表示される品目から見積または受注への自動変換。
需要区分、明細タイプ検索基準、販促とクーポンの請求の入力機能。
ATO品目の価格設定と有効数量のチェック。
価格設定と有効数量に影響する属性の拡張デフォルト設定。需要区分、品目識別子タイプ、受注タイプ、倉庫および価格表などの属性が含まれます。
アップグレード販売、相互販売または代替品目などの関連品目と、その価格および有効数量が表示される「結果」タブ。
価格設定の「結果」タブのサブタブ。適用可能だが、条件代替、販促品、その他の品目値引、品目アップグレードまたはクーポンなど、販売価格には影響しないその他の特典モディファイアが表示されます。
既存の価格表の価格値引のみでなくモディファイア価格値引も表示。
価格チェックの対象品目に対する手動値引の適用機能。
同時に受注処理できるようにチェック対象として選択した品目グループを格納する機能。
次のプロファイルでは、「価格設定および有効数量」フォームの外観を制御します。
このプロファイルでは、ウィンドウの下部に複数行領域を表示するかどうかを制御します。この領域を使用すると、品目を受注処理する前に保存できます。デフォルトは「No」です。このプロファイルを「No」に設定するのは、単純なフォームを使用し、1度に1つの品目を操作する場合です。「Yes」に設定すると、「現在の選択内容」というスクラッチ・パッド領域が表示されます。
このプロファイルでは、品目を受注または見積に追加する方法を制御します。オプションは「常に」、「常に禁止」または「確認」です。これにより、「受注」または「クイック受注」フォームを開いたときに新規受注が表示されるか見積が表示されるかが決定されます。値が「確認」の場合は、ウィンドウを開くかどうかの確認を要求されます。
次のプロファイルも、フォームの動作に影響します。
このプロファイルでは、「受注の作成」または「見積の作成」ボタンを選択した後に表示されるウィンドウを制御します。オプションは「受注」ウィンドウまたは「クイック受注」ウィンドウです。
このプロファイルでは、手動値引を使用できるかどうかを制御します。
このプロファイルでは、価格設定の表示精度を制御します。オプションは「標準」または「拡張」精度です。
このプロファイルでは、ユーザーがこのフォームから新規顧客を追加できるかどうかを制御します。
このシード済パラメータを使用すると、「価格設定および有効数量」ウィンドウの「手引」リージョンの1行目に表示するテキストを入力できます。
「価格設定および有効数量」を設定する手順は、次のとおりです。
「プロファイルとパラメータ」に示した該当するプロファイル・オプションを設定します。
機能セキュリティに該当するユーザー職責を設定します。機能セキュリティにより、受注または見積の作成ボタンを表示するかどうかが制御されます。この2つのボタンは、「価格設定および有効数量」ウィンドウには表示されません。また、機能セキュリティにより、原価と売上総利益を表示できるかどうかも制御されます。
注意: 「結果」領域で「追加特典」機能を使用するには、Oracle Advanced Pricingを完全にインストールする必要があります。「価格設定および有効数量」は基本価格設定でも使用できますが、追加特典や価格表の価格値引情報は表示されません。
受注オーガナイザには、ナビゲータ・ツリー・ビューと要約情報ビューがあります。ツリー・ビューは、最も使用頻度の高い受注や明細へのアクセスに使用する一連のユーザー定義フォルダ(問合せ)で構成されます。
ツリー・ビューのコンポーネントは、次のとおりです。
「本日の受注」: セッション中の新規受注が表示されます。
「検索結果」: 「検索」ウィンドウからの検索結果が表示されます。
「個人フォルダ」: ユーザー指定の問合せが表示されます。
「共有フォルダ」: パブリックとして作成されたフォルダが表示されます。
要約情報は、「要約」タブと「明細」タブで構成されています。各タブの情報は表示のみです。この2つのタブに表示される情報は、ツリー・ノードで選択した内容に基づいて変更されます。「処理」リスト/「特別」メニューまたはコンテキスト・メニューから、他の機能にアクセスできます。
保存済の問合せを実行するには、「受注オーガナイザ」の検索機能を使用するか、「要約」フォームに直接ナビゲートします。
「受注オーガナイザ」フォームの「検索」ウィンドウには、次のメリットがあります。
最も頻繁に実行する問合せのタイプにあわせて各種フォルダを作成し、これらの問合せを「受注オーガナイザ」に保存できます。
オーガナイザは拡張可能なフォルダ使用テクノロジであり、ユーザー要件に固有の検索フィールドがサポートされます。検索フィールドの表示方法と表示場所を指定できます。
Order Managementの「受注オーガナイザ」ウィンドウ
このプロファイルでは、オプション、区分または展開品目などのモデル詳細を「明細」要約に表示するかどうかを必要に応じて指定できます。ユーザーの作業環境はユーザー・レベルで制御され、「ツール」メニューの項目として表示されます。この作業環境は、フォーム・セッションにあわせて変更できます。各フォームは個別セッションでオープンされ、フォームをクローズするとフォーム・セッションが終了します。この選択を変更すると、「明細」要約ブロックは新規の作業環境で再問合せされます。
このプロファイル・オプション値は、明細詳細を表示しないように設定する必要があります。デフォルトでは、標準明細、出荷明細、サービス明細およびモデルのみが表示され、モデルの詳細は表示されません。
このプロファイルでは、「受注オーガナイザ」のツリーでパブリック問合せを作成および更新できるユーザーを指定します。
Oracle Applicationsでフォルダを作成および管理して、各種フォームに表示されるデータのレイアウトをカスタマイズする方法については、『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
前述のプロファイルを設定することと、必要なフォルダまたは問合せを定義することの他には、オーガナイザ関連の特定の設定はありません。
「受注情報」の目的は、業界をリードし、他社との差別化が行われた競争力のあるセルフサービス受注管理機能を提供し、顧客のサービス利用率と満足度を向上させ、コストの高いサポート・センターへの通話を制限することにあります。
受注照会の表示ウィンドウでは、受注を検索して詳細を表示できます。このウィンドウには、搬送などの関連情報やARおよびOracle Qualityへのリンクも含まれています。「受注情報」は、様々なセルフサービス・ユーザーの要件にあわせてパーソナライズできます。たとえば、営業担当は、自分が担当している顧客ごとに各種のビューを定義できます。倉庫マネージャは、最近出荷した搬送の表示のみを必要とする場合があります。この種のビューを職責ごとにデフォルト設定できます。
「受注情報」は、内部ユーザーと外部ユーザーに使用できます。外部ユーザー用のビューは割当可能な顧客別に保護されます。ユーザーは、Oracle Applicationsで「システム管理」職責を使用して「ユーザーの定義」ウィンドウで割り当てることができます。顧客が割り当てられていないユーザーは、内部顧客として処理されます。
ブラウザでサインオンとパスワードを使用して「受注情報」Webページにアクセスできます。システム管理者を通じてアカウントを依頼してください。
このプロファイル・オプションでは、「受注情報」を介して入力されたRMA要求に関して、ワークフロー通知の送信先となる社内担当を指定します。このプロファイルの値リストには、Oracle Applicationsで「システム管理者」職責を介して定義済で、顧客担当が割り当てられていない全ユーザーが表示されます。このプロファイル・オプションはオプションで、デフォルトは「NULL」です。
このプロファイル・オプションでは、「受注情報」を介して顧客から発行された欠陥のレポートに関して、ワークフロー通知の送信先となる社内担当を指定します。このプロファイルの値リストには、Oracle Applicationsで「システム管理者」職責を介して定義済で、顧客担当が割り当てられていない全ユーザーが表示されます。このプロファイル・オプションはオプションで、デフォルトは「NULL」です。
このプロファイル・オプションでは、システムで外部ユーザーに対してデフォルト問合せを実行するかどうかを指定します。値は「Y」または「N」です。「Y」に設定するとデフォルト問合せが実行されます。問合せが長い場合は、「N」に設定できます。
このプロファイル・オプションを使用すると、各ページでグローバルな「ページのパーソナライズ」リンクを有効化できます。これにより、Oracle Applications Frameworkアプリケーションの任意のページまたはリージョンをパーソナライズできるようになります。ユーザーにリージョンのパーソナライズを許可するには、このプロファイルを「Yes」に設定する必要があります。
Oracle Applications Frameworkベースの各アプリケーションには、グローバルな「ページのパーソナライズ」リンクが組み込まれています。また、ユーザーはリージョンをパーソナライズできます。リージョンをパーソナライズするには、このプロファイル・オプションの値を「Yes」に設定します。このプロファイルを「No」に設定すると、ユーザーは「受注情報」のリージョンをパーソナライズできません。
Self-Service定義のパーソナライズ
FND_CUSTOM_OA_DEFINTION
このプロファイル・オプションを、管理者の場合はユーザー・レベル、システム管理者の場合は職責レベルで「Yes」または「No」に設定します。このプロファイル・オプションを「Yes」に設定し、管理者レベルのユーザーまたは職責でログオンすると、次のようになります。
各セルフサービスWebアプリケーション・ページにグローバルな「パーソナライズ」ボタンが表示されます。どのページでグローバルな「パーソナライズ」ボタンを選択した場合も、パーソナライズ・ユーザー・インタフェースからパーソナライズを作成する管理レベルの入力を要求されます。ナビゲーション・ツリーを使用して、パーソナライズするリージョンまたはネストしたリージョンにナビゲートできます。
各セルフサービスWebアプリケーション・ページのパーソナライズ可能リージョンごとに、「パーソナライズ・リージョン」リンクが表示されます。このリンクを選択すると、パーソナライズ・ユーザー・インタフェースでは、パーソナライズを作成する管理レベルを入力するように要求されてから、パーソナライズするページに直接ナビゲートします。
「パーソナライズ」ボタンまたは「パーソナライズ・リージョン」リンクを選択して、パーソナライズを作成できます。
Self-Serviceパーソナライズの無効化
FND_DISABLE_OA_CUSTOMIZATIONS
このプロファイル・オプションは、サイトまたはアプリケーション・レベルで「Yes」または「No」に設定できます。このシステム・プロファイル・オプションを「Yes」に設定すると、パーソナライズした内容はその実行レベルに関係なく適用されません。各セルフサービスWebアプリケーション・ページのオリジナルの基本定義のみが表示されます。
注意: また、「FND: パーソナライズ・リージョン・リンク使用可能」プロファイルを「Yes」に設定すると、ページの各リージョンの上で「パーソナライズ・リージョン」リンクを有効化できます。
参照
『Oracle Self-Service Web Applicationsインプリメンテーション・マニュアル』
「概要」および『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』
外部ユーザーを設定する手順は、次のとおりです。
顧客担当を作成します。姓、名、タイトルおよび役職を指定します。
N: 「システム管理者」→「ユーザーの定義」にナビゲートします。「顧客」フィールドでユーザーに顧客担当を割り当てることで外部ユーザーを設定できます。値リストから顧客担当を選択します。顧客担当が設定されている場合、外部ユーザーには各自のデータのみが表示されます。
パーソナライズにより、作業環境にあわせてユーザー・インタフェースを調整できます。パーソナライズとは、ビジネス・ニーズにあわせて次の調整を行う機能です。
ユーザー・インタフェースの外観
ユーザー・インタフェースのレイアウト
組込みコンテンツの可視性
Oracle Applications Framework(OA Framework)は、豊富でアップグレード可能なパーソナライズ機能を提供するように設計されています。
「メニュー」および「職責」フォームを使用して、Oracle Self-Service Web Applicationsをパーソナライズし、セキュリティを保守できます。フォームを使用して特定の職責をユーザーに割り当て、その職責を持つユーザーが使用可能なメニューを指定します。
参照
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』のOracle Applicationsセキュリティ管理に関する項
「メッセージ」および「参照」フォームを使用して、それぞれ既存のメッセージや参照を変更したり新規に定義できます。たとえば、アプリケーションに表示するユーザー関連のメッセージを追加作成する必要がある場合や、サイトに適用可能な参照タイプに新規の参照値を追加する場合です。
参照
『Oracle Applications開発者ガイド』のメッセージ・ディクショナリに関する項およびアプリケーション・ユーティリティ参照とApplication Object Library参照に関する項
最終的に、OAパーソナライズ・フレームワークの機能を使用してアプリケーション・ページのUIをパーソナライズできます。管理者は、特定のユーザーを対象として既存のUIとオーバーレイするパーソナライズを作成できます。
OA FrameworkにはOAパーソナライズ・フレームワークが組み込まれており、基礎となるコードを変更せずにOracle Self-Service Web Applicationsのユーザー・インタフェース(UI)をパーソナライズできます。Oracle Self-Service Web Applicationのページに表示されるデータの外観は、Webブラウザの作業環境を変更する場合と同様に容易にパーソナライズできます。
OAパーソナライズ・フレームワークを介してパーソナライズした内容はすべて、実行時に基本製品メタデータの上部に追加されます。このパーソナライズにより既存の基本製品UIが上書きされることはないため、アップグレード中やパッチの適用時にも保持され、翻訳も可能です。これは、最初にテスト・システムでパーソナライズを作成し、確定したパーソナライズをほとんど中断なしで本番システムに容易にロードできることを意味します。
OAパーソナライズ・フレームワークでは、次のような共通タイプのパーソナライズを実行できます。
ページに表示されるフィールドのプロンプトや他のテキストの変更
ページのフィールドの表示または非表示
ページのフィールドまたは項目の順序変更
ユーザーがアクセスできるデータの制限
ボタン、リンク、テキスト・イメージ、イメージなどの追加
表に表示される問合せ結果数の制限
OAパーソナライズ・フレームワークでは、パーソナライズ内容はページに即時に反映されます。
OAパーソナライズ・フレームワークでは、ローカリゼーション、垂直化およびカスタマイズ・チームによるセルフサービスWebアプリケーションの調整作業がサポートされます。パーソナライズを個別レベルで実行できるため、特定のユーザーをパーソナライズ内容のターゲットとして作業を進めることができます。
管理上の観点から、ローカリゼーション、サイト、組織および職責など、様々なパーソナライズ・レベルを使用できます。いずれかのレベルでパーソナライズを実行すると、パーソナライズ内容はそのレベルで定義されているユーザーにのみ使用可能になります。パーソナライズはシステム管理者がこれらのレベルでのみ実行する必要があるため、総称的に管理者レベル(または管理レベル)のパーソナライズと呼ばれます。管理レベルのパーソナライズは、ページの任意のコンポーネントに対して実行できます。
管理レベルでリージョンをパーソナライズする手順は、次のとおりです。
管理レベルのパーソナライズ・アクセス権限を持つユーザーとして、Oracle Self-Service Web Applicationsにサインオンします。
職責を選択します。
パーソナライズするリージョンを含むアプリケーション・ページにナビゲートします。
パーソナライズするリージョンの上にある「パーソナライズ」リンクを選択するか、「パーソナライズ・リージョン」グローバル・ボタンを選択します。
注意: リージョンが表の場合は、表の下に「パーソナライズ・リージョン」リンクが表示されます。
「パーソナライズ・レベル」フィールドで、リージョンをパーソナライズする管理レベルを選択します。
次のページで、選択したパーソナライズ・レベルに該当する値を入力します。サイト・レベルの場合、パーソナライズは現行サイトの全ユーザーに適用されるため、値は不要です。職責や機能など、他のレベルの場合は、それぞれ特定の職責名または機能名を入力する必要があります。
最初に特定のリージョンの「パーソナライズ・リージョン」リンクを選択した場合は、そのリージョンの「ビューの作成」または「ビューの更新」ページが表示されます。「ビューの作成」ページで新規ビューを作成するか、「ビューの更新」ページでリージョンの既存のパーソナライズ済ビューを更新します。
最初に「パーソナライズ・リージョン」グローバル・ボタンを選択した場合は、「ビューの作成」または「ビューの更新」ページの左側にナビゲーション・ツリーが表示されます。このツリーには、現行のアプリケーション・ページを構成する全リージョンの階層が表示され、ページの任意のリージョンにナビゲートできます。パーソナライズするリージョンをナビゲーション・ツリーから選択し、そのリージョンの「ビューの作成」または「ビューの更新」ページを表示します。
「ビューの作成」ページは「ビューの更新」ページと同じですが、後者のフィールドには前回のパーソナライズによる設定が事前に移入されます。
注意: OA Framework 5.7以上では、MDSで開発されるかAKからMDSに移行したページに次の制限が適用されます。親リージョンをパーソナライズすると、ネストしたリージョンのプロパティを「拡張設定」ページで変更できなくなります。ネストしたリージョンの「パーソナライズ・リージョン」リンクを選択し、そのリージョン自体をパーソナライズする必要があります。親リージョンをパーソナライズする場合、「拡張設定」ページで変更できるのはリージョン項目(個別フィールドなど)のプロパティのみです。
リージョンの一般プロパティを編集できます。後述のプロパティのうち、パーソナライズするリージョンに関連がないプロパティは表示されないことに注意してください。
ページには、パーソナライズ時のパーソナライズ・レベルとパーソナライズ・レベル値(存在する場合)が常に表示されます。
リージョンにヘッダーまたはラベルがある場合は、「新規ラベル」フィールドで値を更新できます。
選択したリージョンが表の場合は、表示するデータ行数を選択します。
リージョンに企業ブランド・イメージ・ファイルまたは製品ブランド・イメージ・ファイルが定義されている場合は、これらのファイルを独自のGIFイメージ・ファイルで置き換えるように指定できます。パーソナライズするリージョンが他のリージョン内でネストされていない場合、つまり、ページ・レイアウト・リージョンの場合は、会社ロゴの下に表示される製品ブランド・イメージがカスタムの製品ブランド・イメージ・ファイル内のイメージで置換されます。リージョンがヘッダー・レベル・リージョンのようにネストしたリージョンの場合は、ヘッダーの横に表示されるアイコンがカスタムの製品ブランド・イメージ・ファイル内のイメージで置換されます。
ローカリゼーションよりも上位の管理レベルでパーソナライズを作成する場合は、リージョンに別のコントローラ区分名を関連付けるかどうかを選択するためのオプションが用意されています。これは、ローカリゼーション・レベルのパーソナライズを作成し、様々なローカリゼーションに異なるコントローラ区分を関連付ける必要がある場合に役立ちます。
注意: 組織またはサイト・レベルのパーソナライズを作成する場合、つまり、ローカリゼーションよりも下位の管理レベルでパーソナライズを作成する場合、リージョンに関連付けられたコントローラ区分名は変更できません。
編集対象のリージョンが表の場合、「ビューの作成」または「ビューの更新」ページのこの部分は「列プロパティ」となります。リージョンが表でない場合は、「属性プロパティ」となります。「列プロパティ」または「属性プロパティ」セクションを編集して、リージョンに表示する項目と表示順序を指定します。
「使用可能列」/「使用可能属性」または「表示列」/表示属性リストから項目を選択し、2つのリストの間にあるボタンを使用して選択した項目を「表示列」/表示属性リストに移動するか、このリストから削除します。
注意: ページの必須フィールドである項目はアスタリスク(*)付きで表示され、「表示列」/表示属性リストからは削除できません。
表示項目に問題がなければ、リストの右側にあるボタンを使用して順序を並べ替えます。
注意: トップレベル・リージョン(親コンテナまたはページ・レイアウト・リージョン)のリージョン項目をパーソナライズすると、ページの特定のリージョンを非表示にしたり、表示順序を変更できます。
「拡張設定」を選択して、項目の他の設定を変更するか、リージョンに新規項目を追加します。
パーソナライズするリージョンが表の場合は、「ビューの作成」または「ビューの更新」ページに「ソート設定」セクションが表示されます。
データのソート・レベルを最大3つまで指定できます。実行するソートのレベルごとに「列名」コンテキスト・メニューから1列を選択します。
ソート列ごとに、昇順ソートまたは降順ソートを指定する必要があります。
パーソナライズするリージョンが表の場合は、「ビューの作成」または「ビューの更新」ページに「表のデータをフィルタするための問合せの検索」セクションが表示されます。指定した基準に基づいて、表に表示されるデータをフィルタできます。
次のラジオ・ボタンを1つ選択して、検索条件と一致させるフィルタ方法を指定します。
すべての条件が一致する場合、表データを表示します。
いくつかの条件が一致する場合、表データを表示します。
検索基準を指定できるように、表のうち最初の4列が表示されます。列名に続くコンテキスト・メニューを使用して、検索条件を選択し、その列で検索する値を入力します。
「列の追加」コンテキスト・メニューから1列を選択し、「追加」を選択してフィルタにさらに検索基準を追加します。
列の検索基準を空白にすると、その列のフィルタでは検索されません。
パーソナライズしたビューを保存する手順は、次のとおりです。
リージョンのビューのパーソナライズを完了した後、「適用」を選択してパーソナライズ内容をリージョンに適用します。
デフォルト設定に戻すために「元に戻す」を選択すると、使用中のページに応じて次のいずれかが発生します。
「ビューの作成」ページ: ページは事前シード済の表示設定にデフォルト設定されます。また、リージョンが表の場合、問合せオプションは設定されません。
「ビューの更新」ページ: ページは保存済の既存ビューの表示設定にデフォルト設定されます。リージョンが表の場合は、保存済の既存ビューの問合せオプションにもデフォルト設定されます。
OA Framework 5.7からは、MDSで開発されたページまたはAKからMDSに移行したページの場合、リージョンが親リージョンの下にネストされていると、親リージョンをパーソナライズするときに、そのネストしたリージョンのプロパティは「拡張設定」ページで変更できません。ネストしたリージョン自体をパーソナライズする必要があります。親リージョンをパーソナライズするときに「拡張設定」ページで変更できるのは、リージョン項目のプロパティのみです。
表示用に選択した項目のラベルは変更できます。
項目が最初に「必須」としてマークされていなくても、「必須」にする必要がある場合は、「必須フィールド」チェック・ボックスを選択できます。
注意: 最初に「必須」としてマークされていた項目は常に必須のままで、「必須フィールド」チェック・ボックスでは変更できません。
「更新可能」チェック・ボックスを使用して、項目のデータが更新可能かどうかを指定します。
表をパーソナライズする場合は、「合計を表示」列が表示されます。基礎となるデータに適用可能な場合は、「合計を表示」を選択すると、表の特定の項目や列について合計機能を有効化できます。
注意: 列を合計機能付きで表示するように選択した場合は、この列を表の最終列として表示できます。「ビューの作成」/「ビューの更新」ページにある「表示列」リストで、各列を並べ替えることができます。
項目のデフォルト値を指定します。これはオプションです。
列またはリージョン項目に関する静的テキスト・メッセージまたはヒントを表示できます。たとえば、日本のユーザー向けに、特定の列へのデータ入力方法に関するヒントを追加する必要があるとします。
列または属性にURLが関連付けられている場合は、そのURLを「URL」フィールドで編集できます。ボタン、イメージまたはリンクなどの列や属性には、ユーザーがそれをクリックしたときにアプリケーションがナビゲートするURLが関連付けられている場合があります。
「適用」をクリックして変更内容を受け入れ、「ビューの作成」または「ビューの更新」ページに戻ります。
パーソナライズするリージョンが表でない場合は、そのリージョンに新規項目を追加できます。「新規項目の追加」ボタンを選択して、OAパーソナライズ・フレームワークでリージョンに新規項目を追加します。
注意: OAパーソナライズ・フレームワークでは、現在、表への新規項目の追加はサポートされません。表の全項目は同じBC4Jビュー使用名に設定する必要があります。
「項目の編集」または「項目の削除」列を使用して、OAパーソナライズ・フレームワークで作成した項目を編集または削除します。
「拡張設定」画面に「添付カテゴリ」という列が表示されます。リージョン内の項目が添付項目の場合は、その項目の列に「カテゴリ」ボタンが表示されます。
Oracle Self-Service Web ApplicationsのOA Frameworkベース・ページに新規の項目またはフィールドを追加できます。Oracle Self-Service Web Applicationsページに新規項目を追加できるのは、管理レベルのみです。
新規項目を追加する手順は、次のとおりです。
「Self-Service定義のパーソナライズ」プロファイル・オプションを「Yes」に設定して、アプリケーションに対する管理レベルのパーソナライズを有効化します。
パーソナライズするページの「ビューの作成」/「ビューの更新」にナビゲートして、「拡張設定」を選択します。
「拡張設定」ページには、「新規項目の追加」ボタンが用意されています。
「拡張設定」画面で「新規項目の追加」を選択すると、「拡張リージョン項目」という新規画面が表示され、新規のリージョン項目を定義できます。
リージョンのアプリケーションIDにより、現行のリージョンが適用される所有アプリケーションが識別されます。リージョン・コードにより、新規リージョン項目の追加先リージョンが識別されます。
この属性の適用対象となる所有アプリケーションを識別するアプリケーションIDを選択します。OAパーソナライズ・フレームワークにより、このページで指定した情報に基づいて属性が作成され、その属性の使用が新規リージョン項目として作成されます。
新規リージョン項目の名称を入力します。
「項目形式」ポップリストを使用して、新規項目のデータを表すHTMLユーザー・インタフェース・オブジェクトのタイプを選択します。次の項目形式から選択できます。
「ボタン」: リージョンで実行できる処理を表すボタン。OA Frameworkでは、ボタンは基礎となる機能を表すイメージとして生成されます。
「イメージ」: 単にページに表示されるプレーン・イメージ、またはユーザーがクリックして他の場所にナビゲートできるようにURLが関連付けられているイメージを使用できます。通常、アイコン・イメージはOracle Self-Service Web Applicationsでグローバル・ボタンとして使用されますが、ヒントやインライン・メッセージのように、内容を視覚的に示すためにテキストの横に使用することもできます。
「Rawテキスト」: 任意のタイプのテキスト。たとえば、Rawテキスト形式を使用すると、テキストを太字体で表示するためのHTMLタグを入力できます。
「再設定ボタン」: ページ内の値を再設定するためのボタン。
「セパレータ」: リージョンの各部を区切る線。デフォルトでは、セパレータは青い点線として表示されます。
「スペーサ」: 見やすいレイアウトにするためにリージョンに挿入できるスペース。
「スタティック・テキスト」: 編集用ではなく表示のみのテキスト。たとえば、URLリンクを作成する場合は、その項目形式を「スタティック・テキスト」として定義します。
「テキスト」: 更新可能でデフォルト値のあるテキスト・フィールド。
「ヒント」: リージョンの内容に関するヒントを提供するテキスト。項目形式として「ヒント」を選択し、「拡張リージョン項目」ページの残りの操作を完了して「適用」を選択すると、「拡張設定」ページに戻ります。「拡張設定」ページで、ヒント・リージョン項目のヒント・タイプとヒント・メッセージ名を指定できます。
新規リージョン項目のラベルを入力します。入力した値がリージョン項目のラベルとして表示されます。
リージョン項目の水平整列と垂直整列を指定します。水平整列で「開始」を選択すると、左から右へと読む言語の場合は左揃え、右から左へと読む言語の場合は右揃えになります。
項目形式で「イメージ」を選択し、ユーザーがイメージをクリックしたときに別のURLにナビゲートさせる場合は、URLを指定します。
リージョンの項目形式が「イメージ」の場合は、イメージ・ファイルのファイル名を指定します。すべてのイメージ・ファイルはOA_MEDIAに常駐する必要があるため、パス情報は含めないでください。
リージョン項目の摘要を入力します。
「適用」を選択して新規リージョン項目を作成します。新規リージョン項目が「拡張設定」画面に表示されます。
新規リージョン項目の作成者は、「拡張設定」ページで「項目の編集」または「項目の削除」列のアイコンを選択して、リージョン項目を編集または削除できます。新規リージョン項目の所有者でない場合、またはリージョン項目がOAパーソナライズ・フレームワークから作成されていない場合、「項目の編集」および「項目の削除」アイコンは無効化されます。
「新機能」リージョンは構成可能です。管理者は、このリージョンから「受注情報」の他のページまたは外部URLにリンクできます。そのためには、パーソナライズ・フレームワークを使用します。