Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25743-01 | 目次 | 戻る | 次へ |
スプレッドシート・テキスト・ファイルとXMLファイルの任意の組合せを使用して、カタログ品目を保守できます。 どちらの方法を使用してもかまいません。 たとえば、XMLを使用して初期カタログ・データをロードする場合は、スプレッドシート・テキスト・ファイルを使用して品目を更新できます。
このドキュメントは、eContent Managerの「インストラクションおよびテンプレートのダウンロード」ページからダウンロード可能なREADMEファイルとしても使用可能です(「iProcurementカタログ管理」職責でログインしている場合)。 Oracle iProcurementの以降のリリースでは、必ずeContent ManagerのREADMEファイルで最新情報を確認してください。
大きくわけると、カタログの定義にはカタログ・データおよびカタログ・スキーマという2つの部分が使用されます。
カタログ・データは、購入可能な品目とサービスで構成されます。 これらの品目とサービスの関連価格も、カタログ・データの一部とみなされます。
カタログ・スキーマは、カテゴリ、特定のカテゴリの品目を記述するためのローカル記述子(カテゴリ属性)、およびカタログ内の品目またはサービスの記述に使用するベース記述子(ベース属性)の組合せで構成されます。
カタログのカテゴリには2つのタイプがあります。 これらのカテゴリにより階層が定義されます。
ローカル記述子は、特定の品目カテゴリの品目にのみ適用されます。 「インク・カラー」は、品目カテゴリ「ボールペン」のローカル記述子の一例です。 品目カテゴリごとに異なるローカル記述子を使用できます。ローカル記述子は常にオプションです。
ベース記述子は、カタログ内のすべての品目またはサービスに適用されます。 「仕入先」は、ベース記述子の一例です。 「仕入先品目番号」のように必須のベース記述子と、「製造業者」のようにオプションのベース記述子があります。
通常、カタログ・スキーマのロードには個別のXMLファイルを使用しますが、スキーマと品目および価格データの両方を1つのファイルに作成することが必要になる場合があります。 スキーマをカタログ・スプレッドシート・ファイルに含めることができるかどうかは、次の2つのプロファイル・オプションを使用して指定できます。
このプロファイル・オプションに「Yes」を選択した場合は、新規カテゴリをOracle Applicationsの内部カテゴリにマップする必要があります。これにより、そのカテゴリの品目に関する購買依頼が正常に作成されます。 マッピングの詳細は、eContent Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。
注意: 「カテゴリ・マッピングの適用」オプションを使用した後でマッピングに成功すると、「POR: 自動ロード・カテゴリ」プロファイル・オプションが無視されます。
カタログにロードされたカタログ・コンテンツは、次のセクションにわかれています。
Zipファイルから抽出したスプレッドシート・テキスト・ファイル・テンプレートを開く手順は、次のとおりです。
「開く」ダイアログ・ボックスでテンプレートがみつからない場合は、適切なディレクトリを指していることを確認して、「ファイルの種類」ダイアログ・ボックスを「すべてのファイル」に設定します。
スプレッドシートに関する次のヒントに従ってください。
UTF-8エディタを使用しないでスプレッドシート・ファイルに特殊文字(éなど)をロードする場合は、次の2つの例に示すように適切な文字またはマルチバイト・エンコーディング値を指定して、スプレッドシート・ローダーにエンコーディングを示す必要があります。
#ENCODING Cp1252
または
#ENCODING Unicode
中国語など、他の言語の文字は異なるエンコーディング値を必要とする場合があります。 Internet Assigned Numbers Authority(IANA)に登録されているキャラクタ・セット名を使用して、エンコーディングを指定します。 登録済キャラクタ・セットのリストは、URL http://www.iana.org/assignments/character-setsにアクセスしてIANAから入手できます。
エンコーディングでは、ファイルの保存形式がサポートされている必要があります。 たとえば、Cp1252を指定する場合は、使用中のスプレッドシートまたはテキスト・エディタでもCp1252文字がサポートされている必要があります。 バルク・ローダーは、エンコーディングを使用してファイルの内容を読み取ります。 このエンコーディングでファイル内の文字がサポートされていない場合、またはファイル保存時のエンコーディングと一致しない場合、システムによりエラーが生成されてファイルが「失敗」ステータスに設定されて却下されます。
スプレッドシート・ファイルでエンコーディングを指定しなければUTF-8とみなされ、スプレッドシート・ファイルの1行目を言語セクションにする必要があります。 ファイルに特殊文字を使用しない場合、またはファイルの編集にUTF-8エディタを使用した場合は、エンコーディングを省略できます。
スプレッドシート・テンプレート・ファイルをダウンロードする場合、エンコーディングはデフォルト設定されます。 このデフォルト・エンコーディングは、FND: システム固有クライアント・エンコーディングというプロファイル・オプションから取り込まれます。 たとえば、このプロファイル・オプションがWE8MSWIN1252に設定されている場合、スプレッドシートのエンコーディングはCp1252です。 (WE8MSWIN1252は、Cp1252エンコーディングの技術名です。 このプロファイル・オプションを設定するときに、値リストから選択します。)
FND: システム固有クライアント・エンコーディング・プロファイル・オプションが設定されていない場合、ダウンロードしたテンプレートのエンコーディングは使用中のOracle iProcurementの言語(セッション言語)に基づいてデフォルト設定されます。 たとえば、英語(アメリカ)セッション言語の場合、エンコーディングはCp1252です。 通常は、エンコーディング・コードとスプレッドシートの列名がバルク・ロード言語と一致するように、バルク・ロードに使用するのと同じ言語でテンプレートをダウンロードする必要があります。 ただし、ダウンロード時とは異なる言語でテンプレートをバルク・ロードする必要がある場合は、最初にバルク・ロード・ファイル内の列ヘッダーがその言語のテンプレート・ヘッダーと一致することを確認します。 その後、次項の表に従ってエンコーディングが正しいことを確認し、正しくない場合は更新します。
注意: デフォルトのエンコーディングがセッション言語と一致しない場合は、エンコーディングと列ヘッダーのどちらかを変更する必要があります。 (FND: システム固有クライアント・エンコーディング・プロファイル・オプションが設定されている場合は、このプロファイル・オプションからエンコーディングがデフォルト設定されますが、列ヘッダーは常にセッション言語で表示されます。)
注意: FND: システム固有クライアント・エンコーディング・プロファイル・オプションと「作業環境」ページの「クライアント文字エンコーディング」フィールドは同一です。 ユーザー・レベルでは、一方を変更すると他方も変更されます。
言語別に有効なエンコーディングのリストは、次項の表を参照してください。
発行するスプレッドシート・ファイルは、Langcode(-Subcode)標準に準拠している必要があります。
Langcodeには、ISO 639(言語名の表現コード)で定義されている2文字の言語コードを使用する必要があります。 Subcodeには、ISO 3166(国名の表現コード)からの国コードを使用する必要があります。 (次の表に示す言語コードと地域コードを参照。)
たとえば、次の例では、言語は英語、国はアメリカに設定されています。
Language Section* EN-US
指定する言語は、Oracle iProcurementデータベースにインストール済である必要があります。 カタログ・コンテンツの翻訳を提供する方法の詳細は、「カタログの翻訳」を参照してください。
Oracle iProcurementカタログでは、対応する言語がインストールされていれば、次の言語コードと地域コードの組合せがサポートされます。
エンコーディング | 言語 | 言語コード | 地域コード |
---|---|---|---|
Cp1252 | 英語(アメリカ) | EN | US |
Cp1256 | アラビア語 | AR | AE |
Cp1252 | ポルトガル語(ブラジル) | PT | BR |
Cp1252 | 英語(イギリス) | EN | GB |
Cp1251 | ブルガリア語 | BG | BG |
Cp1252 | フランス語(カナダ) | FR | CA |
Cp1252 | カタロニア語 | CA | CT |
Cp1250 | クロアチア語 | HR | YU |
Cp1250 | チェコ語 | CZ | CZ |
Cp1252 | デンマーク語 | DA | DK |
Cp1252 | オランダ語 | NL | NL |
Cp1256 | エジプト語 | EG | EG |
Cp1252 | フィンランド語 | FI | FI |
Cp1252 | フランス語 | FR | FR |
Cp1252 | ドイツ語 | DE | DE |
Cp1253 | ギリシャ語 | EL | GR |
Cp1255 | ヘブライ語 | IW | IL |
Cp1250 | ハンガリー語 | HU | HU |
Cp1252 | アイスランド語 | IS | IS |
Cp1252 | イタリア語 | IT | IT |
MS932 | 日本語 | JA | JP |
MS949 | 韓国語 | KO | KR |
Cp1252 | スペイン語(ラテン・アメリカ) | ES | MX |
Cp921 | リトアニア語 | LT | LT |
Cp1252 | ノルウェー語 | NO | NO |
Cp1250 | ポーランド語 | PL | PL |
Cp1252 | ポルトガル語 | PT | PT |
Cp1250 | ルーマニア語 | RO | RO |
Cp1251 | ロシア語 | RU | SU |
MS936 | 中国語(簡体字) | ZH | CN |
Cp1250 | スロバキア語 | SK | SI |
Cp1250 | スロベニア語 | SL | SI |
Cp1252 | スペイン語 | ES | ES |
Cp1252 | スウェーデン語 | SV | SE |
MS874 | タイ語 | TH | TH |
MS950 | 中国語(繁体字) | ZH | TW |
Cp1254 | トルコ語 | TR | TR |
このセクションは必須であり、カタログの識別に使用されます。
次の表に、必須のカタログ・セクション・フィールドを示します。
フィールド名 (必須かどうか) | 必須かどうか | デフォルト値 | 説明と検証 |
---|---|---|---|
仕入先 | 必須 | (デフォルトなし) | ここで指定する仕入先名は、大/小文字区別を含め、Oracle Applicationsで定義済の対応する仕入先名と一致する必要があります。 上限は240バイトです。 * |
タイトル | オプション | (デフォルトなし) | 独自の目的でファイルの識別に使用する名前。 現在、この値の検証は実行されません。 上限は255バイトです。 |
*仕入先名が不明な場合は、ファイルをバルク・ロードする直前に「オプションの指定」ページでOracle Applicationsの仕入先リストから選択しておき、後で変更できます。 「スプレッドシート・ファイルのロード」を参照してください。
次の例に、スプレッドシート・テンプレートのサンプル・カタログ・セクションを示します。
サンプル・カタログ・セクション
このセクションはオプションで、カタログ・ファイルをOracle Purchasingで設定されている1つ以上の購買契約またはグローバル契約に関連付けるために使用されます。
次の表に、必須の契約セクション・フィールドを示します。契約を指定する場合は、どちらのフィールドも必須です。
フィールド名 (必須かどうか) | 必須かどうか | デフォルト値 | 説明と検証 |
---|---|---|---|
営業単位 | 必須 | (デフォルトなし) | Oracle Applicationsで定義済で、購買契約が存在するか、グローバル契約が有効化されている営業単位。 複数組織設定を使用していない場合(営業単位が存在しない場合)は、「すべて」と入力します。 |
契約番号 | 必須 | (デフォルトなし) | Oracle Purchasingで定義済の購買契約またはグローバル契約。 契約は、指定した営業単位に有効である(承認済だが失効していない)必要があります。 (つまり、指定した営業単位で作成されるか有効化されている必要があります。) また、契約は、カタログ・ファイル内の全品目および他のすべての契約と同じ仕入先および通貨に対して設定されている必要があります。 同じファイルで営業単位ごとに複数の契約を指定することはできません。 |
営業単位でグローバル契約を有効化する方法など、購買契約の詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
次の例に、スプレッドシート・テンプレートのサンプル契約参照セクションを示します。
サンプル契約参照セクション
契約参照セクションは、次のことを示します。
有効化されている営業単位で複数のグローバル契約がみつかった場合は、最後に作成されたグローバル契約が使用されます。 (たとえば、グローバル契約123が営業単位1で作成され、営業単位Aで有効化されているとします。同じ番号を使用して別のグローバル契約が営業単位2で作成され、営業単位Aで有効化されているとします。契約参照セクションで契約番号123と営業単位Aを指定すると、バルク・ローダーでは最後に作成された契約が選択されます。)
各記述子にはデータ型があります。 ファイルで品目および価格情報を指定する際には、記述子に適切なデータ型を使用してください。 たとえば、「リード・タイム」は「数値」データ型です。 「リード・タイム」に数字の4のかわりに文字列fourを入力すると、エラーになります。
次にデータ型を示します。
この記述子の値に使用できるのは、テキストまたは数値のみです。 値は翻訳できず、すべての言語で常に同じ値が表示されます。
この記述子の値(テキストまたは数値)は翻訳可能です。カタログには、この記述子の様々な値を異なる言語で表示できます。 「カタログの翻訳」を参照してください。
この記述子の値に使用できるのは数値のみです。 値には小数点を使用できます(.86など)。 価格とリード・タイムを除き、負の数値を使用できます。
スプレッドシート・ファイルのデータ・セクションには、次のヘッダーを1つ含めることができます。
品目をカタログに初めて追加するときには、ItemPrice.txtファイルで「品目価格セクション」を使用する必要があります。 これにより、価格が品目に確実に関連付けられます。 以降の品目または価格の変更は、更新する情報のタイプに応じて「品目価格」(ItemPrice.txtファイル)、「品目」(ItemPrice.txtテンプレート)または「価格」(Price.txtファイル)セクションを介して実行できます。
注意: Item.txt、ItemPrice.txtまたはCategory.txtテンプレートを使用し、必要最小限の情報のみを指定して品目を削除すると、指定した営業単位の関連価格設定がすべて自動的に削除されます。 (他の営業単位内の品目と価格は削除されません。) その品目は、すべての言語でも削除されます。 品目ではなく価格明細のみを削除する場合は、Price.txtテンプレートを使用します。
品目と価格は、処理コマンドADD、UPDATE、SYNC、DELETEを使用して保守できます。
処理コマンドADDおよびUPDATEは、内部的にSYNCに変換されます。 SYNCでは、品目または価格が新規の場合は追加され、既存の場合は更新されます。
Item.txtまたはItemPrice.txtファイル内の次の品目情報がカタログ内の既存品目と同一の場合、SYNCでは品目が更新されます。それ以外の場合、SYNCでは品目が新規品目としてカタログに追加されます。
注意: 品目の一意性基準が適用されるのは、Item.txt、Category.txtまたはItemPrice.txtテンプレートを使用している場合のみです。
たとえば、2つの品目の仕入先、仕入先品目番号および営業単位が同一でも、仕入先部品補助ID番号が異なる場合、これらの品目はカタログ内で個別品目となります。
仕入先 | 仕入先品目番号 | 営業単位 | 仕入先部品補助ID | 説明 |
---|---|---|---|---|
Acme | 3255156 | (未指定) | 緑 | 緑のTシャツ |
Acme | 3255156 | (未指定) | 赤 | 赤のTシャツ |
注意: この例では品目が一意であるため、個別品目として処理されます。 両者の摘要が異なることに注意してください。 品目を一意に識別しない他の記述子(「リード・タイム」など)も、2つの品目間で異なる場合があります。 また、この品目を更新するには、ファイルで2つの明細を提供する必要があります。一方は緑の品目の情報(「リード・タイム」など)の更新に使用し、他方は赤の品目の更新に使用します。
Price.txtファイル内で次の価格表明細情報(スプレッドシートの1行)がカタログ内の既存の価格表明細と同一の場合、SYNCでは価格設定情報が更新されます。それ以外の場合、SYNCでは新規の価格設定がカタログに追加されます。
注意: 価格の一意性基準が適用されるのは、Price.txtテンプレートを使用している場合のみです。
たとえば、次の3つの品目は、仕入先部品補助IDも仕入先サイトもすべて異なるため、カタログ内で共存させることができます。
仕入先 | 仕入先品目番号 | 営業単位 | 仕入先部品補助ID | 通貨 | 仕入先サイト |
---|---|---|---|---|---|
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 01 | USD | サンノゼ |
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 02 | USD | サンノゼ |
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 02 | USD | ボストン |
注意: 前述の例では価格明細が一意であるため、Price.txtテンプレートでは個別の価格明細として処理されます。 たとえば、ボストン・サイトの明細を指定して、その明細のみを更新または削除するとします。 Price.txtでは、サイトが一致する明細のみが削除されます。 (サイトを空白にした場合も、Price.txtではサイトが未指定の明細が検索されます。) ただし、Item.txtおよびItemPrice.txtでは、品目を一意に識別するためにサイトが使用されることはありません。 この2つのテンプレートでは、指定のサイトに関係なく、バルク・ローダーにより品目の一意性基準と一致する品目がすべて削除されます。 前述の例では、Item.txtまたはItemPrice.txtテンプレートでボストン・サイトの明細を指定すると、バルク・ローダーでは3つの明細がすべて削除されます。
前述と同じ一意性基準を使用して同じファイル内で同一品目を2回以上指定すると、システムでは最後の同一エントリが処理され、それ以外のエントリは却下されます。 たとえば、仕入先にAcme、仕入先品目番号に123456、営業単位にVisionオペレーション、仕入先部品補助IDに緑、摘要に「緑の業務用工具箱」を指定するとします。 その後、同じファイルで、摘要を「緑と金の業務用工具箱」とすること以外は同じデータを指定するとします。 この品目は、「緑と金の業務用工具箱」という摘要とともにロードされます。
依頼者のお気に入りリストにある品目は、バルク・ローダーにより更新されます。
次の表に、テンプレートで参照できるベース記述子をすべて示します。 一部のテンプレートに表示されないフィールドもあります。 たとえば、Item.txtテンプレートには品目情報のみが含まれるため、このテンプレートに価格設定フィールドは表示されません。 Category.txtテンプレートをダウンロードした場合は、選択したカテゴリのローカル記述子を表すフィールドが追加表示されることがあります。
注意: 次に示す最大バイト長は、文字数とは異なる場合があります。 たとえば、日本語の700文字は通常は701バイト以上になり、特殊記号は(1文字ですが)2バイト以上になる場合があります。 したがって、次の表は実際の最大バイト数を示しています。 これらを最大文字数に変換する方法は、使用する言語と文字およびデータベース管理者によるデータベース・キャラクタ・セットの構成内容に応じて異なります。
フィールド名 (キー) | 必須かどうか | デフォルト | 説明と検証 | データ型 と サイズ(バイト数) |
---|---|---|---|---|
カテゴリ (キーなし) | 必須 | (デフォルトなし) | 「POR: 自動ロード・カテゴリ」が「Yes」に設定されていないかぎり、カテゴリをOracle iProcurementで定義(またはOracle e-Commerce Gatewayの内部カテゴリにマップ)する必要があります。 * | — 250 |
処理 (キーなし) | 必須 | 前行からの処理またはSYNC | ファイル内の情報をカタログに追加、更新または削除するかを示します。 有効なオプションはADD、UPDATE、SYNC、DELETEです。 | — — |
仕入先品目 SUPPLIER_PART_NUM | 必須 | (デフォルトなし) | 仕入先品目番号。 (Price.txtテンプレートを使用する場合は、品目がカタログに存在する必要があります。) | テキスト 25 |
仕入先部品補助ID SUPPLIER_PART_AUXID | オプション | (デフォルトなし) | 品目の代替部品番号または識別子。 たとえば、このフィールドを使用すると、同じ仕入先および仕入先品目番号を持つ品目を2つの異なる単位(UOM)で購入可能であることを示すことができます。 依頼者には品目(同じ仕入先品目番号を持つ)が2回表示されますが、それぞれ「仕入先部品補助ID」フィールド内の単位が異なります。 | テキスト 255 |
摘要 DESCRIPTION | 品目を追加する場合は必須 | (デフォルトなし) | 品目またはサービスの摘要。 | 翻訳可能テキスト 240 |
UN/SPSCコード UNSPSC | オプション | (デフォルトなし) | United Nations Standard Product and Service Codeは、商品やサービスの分類コードおよび標準化された摘要に関するオープンで所有権を伴わないシステムです。 UNSPSCコードのリストを表示するには、http://www.eccma.orgにアクセスします(この情報は購買依頼には表示されず、既存のUNSPSCコードと比較検証されません)。 | テキスト 700 |
価格表 PRICELIST | オプション | すべてのバイヤー価格表または<営業単位>価格表 | 仕入先、営業単位および通貨の組合せごとに、価格表を1つ指定できます。 営業単位または価格表を指定しなければ、バルク・ローダーでは価格表名にすべてのバイヤー価格表がデフォルト設定されます。 営業単位を指定すると、バルク・ローダーでは営業単位名の後に価格表を付けた値(Visionサービス価格表など)がデフォルト設定されます。 | テキスト 90 |
営業単位 BUYER | 仕入先サイトを指定する場合は必須 | 全バイヤー | Oracle Applicationsで定義済の営業単位。 ここで営業単位が指定されていない場合、この品目はすべての営業単位に適用可能です(「全バイヤー」)。 「POR: すべてのビジネス・グループのバルク・ロード」が「No」に設定されている場合、入力できるのは所属ビジネス・グループ内の営業単位のみです。 (「Yes」に設定されている場合は、任意の営業単位を入力できます。) ** | テキスト 700 |
仕入先サイト SUPPLIER_SITE | オプション | (デフォルトなし) | 仕入先サイトは、次の基準を満たす必要があります。 Oracle Applicationsでその仕入先について定義済のサイト名と一致すること。 ** 指定の営業単位について有効化されていること。 「営業単位」が空白か「全バイヤー」の場合は、「仕入先サイト」を空白にする必要があります。 Oracle Applicationsで購買サイトとして指定されていること。 「無効日」に関連付けられている場合は、その日付が現在の日付よりも後である必要があります。 契約番号が指定されている場合、「仕入先サイト」は無視されます。 かわりに、購買契約に記載された仕入先サイトが使用されます。 グローバル契約の場合は、契約で指定され適用可能な購買サイトが使用されます。 | テキスト 100 |
単位 UOM | 「単価」を指定する場合は必須 | (デフォルトなし) | Oracle Applicationsで定義済の有効な単位コードを指定する必要があります。 | テキスト 30 |
単価 PRICE | Item.txt以外は必須 | (デフォルトなし) | 0(ゼロ)以上の数値を指定する必要があります(10、1.99または2,000など)。通貨記号などの特殊文字は使用できません。 バルク・ローダーでは、ファイル内の言語コードを使用して数値の小数セパレータが解析されます。 小数セパレータが指定の言語に無効な場合、バルク・ローダーでは価格明細が却下されます。 「カタログの翻訳」を参照してください。 | 数値 — |
通貨 CURRENCY | 「単価」を指定する場合は必須 | (デフォルトなし) | Oracle Applicationsで設定済の有効な通貨コードを指定する必要があります。 作成した価格表の通貨は更新できません。ただし、営業単位ごとに異なる通貨を指定して複数の価格表を作成することはできます。 価格表については、この表の後に説明します。 | テキスト 4 |
製造業者 MANUFACTURER | オプション | (デフォルトなし) | 各品目またはサービスの製造業者名。 通常、このフィールドに入力するのは、自社が指定の品目またはサービスの製造業者でない場合のみです。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | 翻訳可能テキスト 240 |
製造業者品目 MANUFACTURER_ PART_NUM | オプション | (デフォルトなし) | 各品目またはサービスに製造業者が割り当てた部品番号。 通常、このフィールドに入力するのは、自社が指定の品目またはサービスの製造業者でない場合のみです。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | テキスト 30 |
別名 ALIAS | オプション | (デフォルトなし) | ユーザーが検索の実行時に入力できる各品目またはサービスの代替摘要または識別子。 たとえば、「ソーダ」の別名として「炭酸水」を使用できます。 複数の別名を入力するには、それぞれの別名をカンマで区切ります(「ソーダ,炭酸水,コーラ」など)。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | 翻訳可能テキスト 700 |
リード・タイム LEAD_TIME | オプション | (デフォルトなし) | 発注日から出荷日までの日数。 0(ゼロ)以上の任意の数値(7または1.5など)を使用します。 Sevenは無効です。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | 数値 — |
イメージ PICTURE | オプション | (デフォルトなし) | 品目に関連付けられているイメージのファイル名(bluepen.gifなど)。イメージは、ローカル・サーバー上で、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」で指定されたイメージ・ディレクトリに常駐する必要があります。 また、イメージを参照できるURLを入力することもできます。 その場合は、http://www.us.oracle.com/logo.gifのような完全URLを入力します(この情報は、購買依頼には表示されません)。 「イメージのロード」を参照してください。 | テキスト 700 |
イメージURL PICTURE_URL | オプション | (デフォルトなし) | 使用中止。 ただし、この記述子を以前のリリースで使用していた場合は、引き続き使用してイメージURLを指定できます。 「イメージ」と「イメージURL」の両方を指定すると、「イメージURL」が無視されることに注意してください。 | テキスト 150 |
サムネイル・イメージ THUMBNAIL_ IMAGE | オプション | (デフォルトなし) | 「検索結果要約」、「検索結果」および「品目の比較」ページに表示される、品目の小さいサムネイル・イメージのファイル名(bluepen.gifなど)。このイメージは、ローカル・サーバー上で、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」で指定されたイメージ・ディレクトリに常駐する必要があります。 また、イメージを参照できるURLを入力することもできます。 その場合は、http://www.us.oracle.com/logo.gifのような完全URLを入力します(この情報は、購買依頼には表示されません)。 「イメージのロード」を参照してください。 | テキスト 700 |
添付URL ATTACHMENT_URL | オプション | (デフォルトなし) | 各品目またはサービスの添付を参照できるURL。 完全URL(http://www.us.oracle.com/attachment.gifなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
仕入先URL SUPPLIER_URL | オプション | (デフォルトなし) | 仕入先のWebサイトのURL。 完全URL(http://www.us.oracle.comなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
製造者URL MANUFACTURER_URL | オプション | (デフォルトなし) | 製造業者のWebサイトのURL。 完全URL(http://www.us.oracle.comなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
品目タイプ ITEM_TYPE | オプション | (デフォルトなし) | 品目がPRODUCTであるかSERVICEであるかを指定します(大文字を使用します)。 注意: ITEM_TYPEは参照専用です。 この値とOracle Applicationsで指定された明細タイプに関係はありません。 | テキスト — |
詳細摘要 LONG_ DESCRIPTION | オプション | (デフォルトなし) | 品目またはサービスの詳細摘要。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) | 翻訳可能テキスト 2000 |
*カテゴリがカタログに存在する場合は、ここにカテゴリ名またはキーを入力できます。 (XMLバルク・ロードでは、Cookieなどの名前とCOOKIES_UNSPSC_CODEなどのキーの両方を指定してカテゴリを識別できます。)
**正確な名前が不明な場合は、ファイルをバルク・ロードする直前に「オプションの指定」ページでOracle Applicationsの有効な名前のリストから選択しておき、後で変更できます。 「スプレッドシート・ファイルのロード」を参照してください。
指定の営業単位、仕入先および通貨に対して作成できる価格表は1つのみです。ただし、通貨が異なる場合は、営業単位ごとに複数の価格表を作成できます。
たとえば、次の価格表は共存可能です。これは、最初の2つの価格表では通貨が異なり、最後の価格表では営業単位が異なるためです。
価格表名 | 営業単位 | 仕入先 | 通貨 |
---|---|---|---|
2003価格 | Visionサービス | Oracle | USD |
2003価格 | Visionサービス | Oracle | GBP |
2003価格 | Visionオペレーション | Oracle | USD |
次の価格表は、名前が異なるため共存できません。価格表2003 - 改訂のアップロード時に、Oracle iProcurementではその営業単位、仕入先および通貨について既存の価格表が検出され、新規の価格表は受け入れられません。
価格表名 | 営業単位 | 仕入先 | 通貨 |
---|---|---|---|
2003価格 | Visionサービス | Oracle | USD |
2003価格 - 改訂 | Visionサービス | Oracle | USD |
このItemPrice.txtスプレッドシートの例では、仕入先Acmeの2つの品目がカタログに追加されます。 価格表と営業単位が指定されていないため、品目はすべての営業単位で参照可能です。 すべての営業単位で参照可能な品目は、一般価格(定価)が設定されているものとみなされます。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
品目と価格(ItemPrice.txt)
この例は、営業単位固有の品目と価格の作成方法を示しています。 この例では、品目原価はVisionオペレーションを除く全営業単位で350 USDですが、Visionオペレーションでの原価は324.19 EURです。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
営業単位固有の品目(ItemPrice.txt)
この例では、前述の例4で作成した営業単位固有の品目の価格を更新するために、新規のPrice.txtファイルが作成されます。 営業単位はVisionオペレーションで、価格はこの営業単位の依頼者についてのみ更新されます。 また、Visionオペレーションの依頼者用に新規価格が追加されます。この価格は、ボン・サイトからの品目にのみ適用されます。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
営業単位固有の価格(Price.txt)
注意: この例では、すでにItemPrice.txtテンプレートを使用して品目がVisionオペレーションに追加されているものとします。 既存の品目の価格(ItemPrice.txtを使用して作成)を更新するには、Price.txtのみを使用します。 それ以外の場合、品目は却下されます。
この例では、SKI-123の摘要を更新します。この例と前述の例を使用すると、この品目はVisionオペレーションを除く全営業単位で更新されます(営業単位が指定されていないため)。 Visionオペレーションの品目を更新するには、この例で前述の行と同じ情報を使用し、今回は営業単位にVisionオペレーションを指定して、第2のSKI-123の行を作成する必要があります。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
品目の更新(ItemPrice.txt)
注意: Item.txtを使用してこの更新を行っている場合もあります。
この例では、SKI-123の仕入先部品補助IDを指定します。「仕入先部品補助ID」は品目を一意に識別するために(「仕入先」、「仕入先品目」および「営業単位」とともに)使用されるため、バルク・ローダーによりSKI-123が仕入先部品補助IDで更新されることはありません。かわりに、新規品目が作成されます。仕入先部品補助IDのない既存品目SKI-123はカタログに残り、「緑」という仕入先部品補助ID付きのSKI-123がカタログに新規品目として追加されます。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
仕入先部品補助ID付きの品目(ItemPrice.txt)
この例では、SKI-234を削除します。この例と前述の例を使用すると、この品目はVisionオペレーションを除く全営業単位で削除されます(営業単位が指定されていないため)。 Visionオペレーションの品目を削除するには、この例で前述の行と同じ情報を使用し、今回は営業単位にVisionオペレーションを指定して、第2のSKI-234の行を作成する必要があります。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
品目の削除(ItemPrice.txt)
注意: Item.txtを使用してこの品目を削除している場合もあります。 Item.txtまたはItemPrice.txtを使用して品目を削除すると、指定した営業単位内で関連価格設定がすべて削除されます。 たとえば、品目に1つの営業単位で複数の価格が設定されており、通貨または仕入先サイトが異なる場合は、Item.txtまたはItemPrice.txtを使用してこの品目を削除すると、対応する複数の価格も削除されます。 他の営業単位内の品目と価格は削除されません。
この例では、SKI-234の営業単位固有の価格が削除されます。 削除されるのはボン・サイトのVisionオペレーションの価格のみで、品目、品目の他の定価または営業単位固有の価格は削除されません。
注意: この例では、実際のテンプレートには表示される一部の列が示されていません。 すべての必須列と、この例に固有の他の列が示されています。
価格の削除(Price.txt)
次の値を除き、すべての値には大/小文字区別があります。
たとえば、カテゴリをBall Point PensまたはBall point pensとして指定でき、両者は同一として処理されます。 品目は、カテゴリBall Point Pensに追加されます。 ただし、仕入先品目番号AB457Zは、ab457zとは異なる品目番号として処理されます。 AB457Zが存在していても、ab457zはカタログに追加されます。
品目の特定の記述子の値を削除する場合は、次の例に示すようにテキスト#DELを使用します。 「仕入先部品補助ID」の必須記述子の値は削除できません(品目の「仕入先部品補助ID」を削除するには、品目を削除し、「仕入先部品補助ID」なしで再作成する必要があります)。
次の例は、#DELを使用して品目の摘要値を削除するサンプル・スプレッドシート・テンプレートを示しています。
情報の削除
この例では、品目1896225の「詳細摘要」の値がカタログに表示されなくなります。 「詳細摘要」記述子自体は引き続き表示されますが、その値は存在しなくなります。
品目を特定のカテゴリ(Ball Point Pensなど)から別のカテゴリ(Felt Pensなど)に正式に移動する場合は、SYNC処理を使用してFelt Pensに含まれる全品目をリストします。 (同じ品目を複数のカテゴリに割り当てることはできません。)
注意: 品目をカテゴリ間で移動すると、ローカル記述子が失われます。 たとえば、最初にローカル記述子としてTip WidthおよびInk Colorを使用し、品目をカテゴリFelt Pensに追加するとします。 次に、この品目をBall Point Pensに移動します。 Ink Colorが新規カテゴリに存在していても、この品目には指定のTip WidthとInk Colorが表示されなくなります。 ローカル記述子は各カテゴリに固有です。
バルク・ローダーを使用すると、仕入先および仕入先部品番号が関連付けられている抽出品目を更新できます。 たとえば、抽出プログラムでは、品目とともに製造業者情報が組み込まれることはありません。ただし、バルク・ローダーを使用すると抽出品目の製造業者を指定できます。
追加、更新および削除について前述したルールに注意してください。 品目を更新するか新規品目を作成するかは、これらのルールにより決定されます。 たとえば、抽出品目の仕入先部品補助IDを指定すると、バルク・ローダーでは新規品目が作成されます。
注意: 通常は、最初に品目を抽出してから、必要に応じて更新内容をバルク・ロードする必要があります。 最初に品目をバルク・ロードしてから抽出すると、品目が更新されずに新規品目として作成される場合があります。
抽出品目のカテゴリは更新できません。 抽出品目の場合、バルク・ローダーを使用して変更できるのは(カタログに追加した新規記述子に加えて)次の記述子のみです。
バルク・ローダーを使用すると、Oracle Purchasingから抽出した品目を削除できません。 抽出済とみなされる品目を削除するには、Oracle Applicationsで削除してから品目抽出プログラムを再実行します。
テンプレートでの情報の記述に関する各項の表を参照し、スプレッドシート・ファイル内の情報が正常に検証されることを確認してください。
ファイルに拡張子.txtを付けて、タブ区切りのテキスト・ファイルとして保存します。 ファイルには任意の名前を付けることができます。 (ファイルのタイトルを指定しなければ、バルク・ローダーによりファイル名がシステムに格納されます。)
バルク・ローダーにファイル・サイズ制限はありませんが、ファイルが大きくなるほどロードの所要時間が長くなります。
スプレッドシート・ファイルを作成してレビューした後、Oracle iProcurementにロードします。
ファイルをロードする手順は、次のとおりです。
この営業単位により、ファイルで指定されている明細レベルの営業単位が置換されます。 ファイルの契約参照セクションで指定されている営業単位は置換されません。 (ただし、ここで選択した営業単位は契約参照セクションに影響します。 契約参照セクションで指定されている契約は、営業単位が一致する明細にのみ適用されます。 「契約参照セクション」で契約番号と営業単位の説明を参照してください。)
Oracle iProcurementでは、選択した営業単位と仕入先について、この有効基本契約のリストがOracle Purchasingから取得されます。 選択可能な購買契約のリストは、次の購買契約で構成されます。
グローバル契約の詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
*このオプションを使用できるのは、営業単位と仕入先を選択した場合のみです。
「Yes」を選択すると、Oracle iProcurementではOracle e-Commerce Gatewayでカテゴリ・マッピングが設定されているかどうかがチェックされます。 バルク・ロード・ファイル内のカテゴリがOracle e-Commerce Gatewayでマップされていてカタログに抽出されたカテゴリと一致すると、バルク・ローダーにより品目がマップ先カテゴリに追加されます。 詳細と例は、eContent Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。
ロードが開始されると、画面に確認メッセージとジョブ番号が表示されます。
ジョブのステータスをチェックするには、「ローダー・ジョブ」ページに戻ります。 「ローダー・ジョブ」ページに、次のようにジョブ全体のステータスが表示されます。
正常にロードされたファイルに1つ以上の契約参照を含めていた場合、バルク・ローダーではファイル内の正常にロードされた品目または価格明細に加えて個別の明細としてカウントされます。
注意: ファイル全体が失敗し、原因を判断できない場合は、後述のようにOracle Applicationsの「要求」ウィンドウを使用します。
大きいファイルの場合は、ロードに時間がかかることがあります。 ジョブが完了するまでログインしたままでいる必要はありません。 必要な場合は、ブラウザの「リフレッシュ」または「再ロード」ボタンをクリックしてステータスを更新します。
「ローダー・ジョブ」ページのかわりに、Oracle Applicationsでバルク・ロード・ジョブを表示することもできます。
Oracle Purchasingから: 「要求」
「システム管理」から: 「要求」>「表示」
注意: 要求の「ログの表示」ボタンにアクセスするには、ジョブを発行したのと同じユーザーとしてログオンする必要があります。
「要求ID」は、eContent Managerでバルク・ロード・ジョブに割り当てられたバルク・ロード番号と同じです。要求名は「カタログ・バルク・ロード - 品目および価格表」です。
「要求」ウィンドウでは、ジョブに様々なステータスが使用されます。 たとえば、「ローダー・ジョブ」ページには「失敗」ステータスで表示されるバルク・ロード・ファイルが、「要求」ウィンドウには「完了 - 警告」ステータスで表示されます。
エラーの原因をログで判別できない場合は、プロファイル・オプション「POR: デバッグ・カタログ・ローダーをONに設定」を一時的に「詳細付きでする」に設定してファイルを再度バルク・ロードします。 このプロファイル・オプションを「Yes」または「詳細付きでする」に設定すると、そのジョブのバルク・ロード・プロセスに関してさらに詳細なログが表示されます。 (このプロファイル・オプションは、トラブルシューティング中にのみ「Yes」または「詳細付きでする」に設定する必要があります。)
「ローダー・ジョブ」ページには、スプレッドシート・ファイルの失敗または拒否された明細に関するアラートが表示されます。 Oracle iProcurementでは、ファイル内のエラーが形式エラーおよび検証エラーという2つのフェーズで検査されます。
形式エラーは、スプレッドシート・ファイルの検証に失敗すると発生します。 形式エラーの一例は、#ENCODING宣言で指定したキャラクタ・セットで扱われない特殊文字がファイルに含まれている場合や、スプレッドシートに余分な行や列が含まれている場合などです。 形式エラーが検出されると、ロード・プロセスが停止して「失敗」ステータスが戻されます。
ジョブが失敗した場合は、ファイルを修正して処理のために再発行してください。
形式エラーが解決した後、Oracle iProcurementでは検証エラーの有無がチェックされます。 検証エラーが発生するのは、スプレッドシート・ファイルに入力した情報がすでにOracle iProcurementまたはOracle Applicationsに保持されている対応する情報と一致しない場合です。 たとえば、「単位」または「通貨」にOracle Applicationsで認識されない値を入力すると、検証エラーが発生します。 検証エラーが発生した品目または価格が個別に却下されます。
ジョブに却下された行が含まれている場合は、そのジョブの「却下された行」番号をクリックするとエラーが表示されます。 ファイルを修正してから、処理のために再発行してください。
テキスト・ファイルに特殊文字(商標記号など)を含める必要がある場合は、後述の手順に従います。 この手順に従う必要があるのは、特殊文字がファイル保存時のエンコーディングでサポートされていない場合のみです。 たとえば、ドイツで作成されたファイルでは、ウムラウト文字を含むファイルの保存がサポートされており、後述の手順に従ってウムラウト文字を挿入する必要はありません。 ファイル保存時のエンコーディングで特殊文字がサポートされていない場合にのみ、後述の手順に従ってください。 その一例が商標記号や著作権記号です。
この手順は、バルク・ロード・ファイルに特殊文字をコピーする方法の1つにすぎません。 他にも方法はあります。
スプレッドシート・テキスト・ファイルに特殊文字を挿入する手順は、次のとおりです。
コンピュータの構成によっては、このユーティリティに「スタート」メニューからアクセスできる場合があります。「プログラム」>「アクセサリ」>「システム ツール」を順番に選択します。
「文字コード表」ウィンドウの「文字セット」ドロップダウン・メニューまたは詳細表示領域でエンコーディングを検索できます。
「文字コード表」ウィンドウの「フォント」メニュー「Times New Roman」などのフォントを選択する操作が必要になる場合があります。
「文字コード表」ユーティリティを使用するかわりに、[Alt]+数字キーによる番号を特殊文字に使用することもできます。 ([Alt]キーを押しながら番号を入力します。 番号を入力するには、キーボードの数字キーパッドを使用する必要があります。)例:
これらの番号は、文字に相当する10進数です。 たとえば、065はAに相当する10進数です。
注意: バルク・ロード・ファイルには、HTMLのコードや文字列、またはJavaスクリプトを使用しないでください。 セキュリティ上の理由で、Oracle Applications Framework(Oracle iProcurementの構築基盤として使用されているテクノロジ)ではこれらの文字が無視されます。 たとえば、<B>即購入</B>はカタログに<B>即購入</B>と表示されます。 文字列©(著作権記号のかわり)は、カタログに©として表示されます。
品目について2種類のイメージを指定またはロードできます。
サムネイル・イメージの推奨サイズなど、イメージ管理の詳細は、『Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド』のイメージ管理に関する項を参照してください。
品目をバルク・ロード・ファイル内のイメージに関連付けるには、次の2つの方法があります。
イメージをローカル・サーバーにコピーする手順は、次のとおりです。
通常、このパスはOA_MEDIAディレクトリに対応します。 OA_MEDIAディレクトリの正確な場所は、データベース管理者またはインストール・チームに確認してください。
カタログでは、バックグラウンドで「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」プロファイル・オプションを使用してイメージが検索されます。 たとえば、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」がhttp://abc.com:8888に設定され、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」が/OA_MEDIA/US/に設定されている場合、カタログではイメージabc.gifがhttp://abc.com:8888/OA_MEDIA/US/abc.gifで検索されます(バルク・ロード・ファイルでhttp://abc.com:8888/abc.gifなどの完全URLを指定すると、カタログはそのURLに直接移動します。 カタログで前述のプロファイル・オプションに基づいてURLが作成されるのは、バルク・ロード・ファイル内でURLなしのカタログ・イメージ名が指定されている場合のみです。)
「品目詳細」ページのイメージを指定するには、「イメージ」列を使用します。 「検索結果」ページおよび「比較」ページ用のサムネイル・イメージを指定するには、「サムネイル・イメージ」フィールドを使用します。
注意: イメージ・ファイル名には大/小文字区別があります。 たとえば、イメージ・ファイル名がbluepen.gifであっても、「イメージ」フィールドでBluePen.gifと指定すると、そのイメージは表示されません。
インターネット上にあるイメージのURLを指定する手順は、次のとおりです。
「品目詳細」ページのイメージを指定するには、「イメージ」列を使用します。 「検索結果」ページおよび「比較」ページ用のサムネイル・イメージを指定するには、「サムネイル・イメージ」フィールドを使用します。
サーバー・イメージ(「イメージ」フィールド)と品目のイメージURLの両方を指定すると、Oracle iProcurementではサーバー・イメージが表示されます。
注意: 詳細イメージとサムネイル・イメージを個別に作成するかわりに、「イメージ」フィールドと「サムネイル・イメージ」フィールドの両方に同じイメージ・ファイル名またはURLを使用できます。 次に、「POR: サムネイル幅」または「POR: サムネイル高さ」プロファイル・オプションを設定して、サムネイル・イメージのサイズを変更します。
カタログ品目は、Oracle iProcurementでサポートされているすべてまたはいずれかの言語でロードできます。 ファイルで指定する言語は、Oracle iProcurementデータベースにインストール済である必要があります。
品目をカタログに追加する際には、スプレッドシート・ファイルの先頭で指定されている言語でのみ追加されます。 カタログ品目を他の言語で提供するには、スプレッドシート・ファイルを翻訳し、サポート対象言語と処理コマンドSYNCを指定して再ロードします。
処理DELETEを指定して品目を削除すると、その品目はOracle iProcurementデータベースにインストール済の全言語について削除されます。
品目を他の言語で作成する場合、スプレッドシート・ファイルでは(必要最小限の値とともに)翻訳可能な記述子(「翻訳可能テキスト」データ型の記述子)のみを指定します。 「製造業者品目番号」など、翻訳不可の記述子はすべて、品目作成時のオリジナル言語から自動的に継承されます。 翻訳済ファイルのロード時に翻訳不可の記述子の値を変更すると、変更内容はOracle iProcurementデータベースにインストール済の全言語で表示されます。 言語別に変更できるのは翻訳可能な記述子のみです。 たとえば、ある言語で「製造業者品目番号」を変更すると、全言語で変更されます。ただし、品目の「摘要」を変更すると、ファイルで指定されている言語でのみ変更されます。
カタログ品目は1回に1言語でロードします。 たとえば、EN-US言語コードを使用して英語のカタログ品目をロードしてから、そのカタログ・ファイルを翻訳し、FR-FR言語コードを使用してフランス語でロードします。
品目の翻訳が必要な情報は、次のとおりです。
注意: スプレッドシートの列ヘッダー(記述子名)は、その言語用にシステムで指定されているヘッダーと正確に一致する必要があります。 列ヘッダーが翻訳対象言語に有効であることを確認するには、その言語でOracle iProcurementにログインしてスプレッドシート・テンプレート・ファイルをダウンロードします。 ファイルには、その言語の列ヘッダーが含まれます。 このファイルに翻訳済の品目情報をコピーするか、既存ファイルの列ヘッダーを翻訳済の列ヘッダーで上書きします(どちらか容易な方法を実行します)。
翻訳済ファイルに価格設定を含める必要はありません。 品目が他の言語に翻訳されるときに、価格設定も自動的にその言語に上書きコピーされます。 Item.txtテンプレートを使用すると、品目情報を翻訳して価格設定情報を省略できます。
翻訳不可のすべての記述子と同様に、ある言語で価格設定情報を変更すると、すべての言語で変更されます。 たとえば、ファイルでEN-US(英語)を指定して、原価が2 USDの品目をバルク・ロードするとします。 後でEN-USをFR-FR(フランス語)に変更し、価格を2 USDから4 USDに変更します。 価格はすべての言語で変更されます。
また、営業単位AのUSD価格を指定してEN-US(英語)ファイルを公開するとします。次に、営業単位Aについて価格設定をUSDからFRFに変更し、そのカタログ・ファイルのFR-FR(フランス語)バージョンを作成します。この場合、Oracle iProcurementには営業単位Aの価格表が2つ(一方はUSD建て、他方はFRF建て)存在することになり、営業単位Aのユーザーには価格がこの2つの通貨で表示されます。 ただし、営業単位A専用にUSD価格、営業単位B専用にFRF価格を公開すると、各営業単位のユーザーにはそれぞれの価格のみが表示されます。 価格表通貨は言語に依存しません。
システムでは、ファイルで指定した言語コードを使用して数値の小数セパレータが判別されます。 たとえば、ファイルで英語(アメリカ)(EN-US)を指定すると、システムではピリオドが小数セパレータとして解析されます。 ファイルでドイツ語(DE-DE)を指定すると、システムではカンマが小数セパレータとして解析されます。 次の表に例を示します。
バルク・ロード・ファイル内の言語 | バルク・ロード・ファイル内の価格 | 「ICX: 数字」が10,000.00の場合に表示される価格 | 「ICX: 数字」が10.000,00の場合に表示される価格 |
---|---|---|---|
EN-US | 2,000 | 2,000.00 | 2.000,00 |
DE-DE | 2,000 | 2.00 | 2,00 |
EN-US | 10000.00 | 10,000.00 | 10.000,00 |
DE-DE | 10000.00 | 1,000,000.00 | 1.000.000,00 |
EN-US | 1.2,5 | EN-USではカンマは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 | EN-USではカンマは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 |
DE-DE | 1.2,5 | 12.50 | 12,50 |
DE-DE | 1,2.5 | DE-DEではピリオドは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 | DE-DEではピリオドは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 |
EN-US | 1,29 | 129.00 | 129,00 |
DE-DE | 1,29 | 1.29 | 1,29 |
注意: 小数セパレータは、Oracle Applicationsのプロファイル・オプション「ICX: 数字」の影響を受けます。 このプロファイル・オプションが小数セパレータとしてピリオドを使用するように設定されている場合、依頼者には言語に関係なく小数セパレータとしてピリオドが表示されます。 バルク・ローダーでは、ファイル内の言語コードを使用して小数セパレータの位置が判別されます。 このプロファイル・オプションでは、依頼者に対する価格の表示方法が決定されます。 (プロファイル・オプション「ICX: 数字」が設定されていなければ、Oracle iProcurementではnls_numeric_parametersデータベース設定を使用して価格の表示方法が決定されます。)