Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25743-01 | 目次 | 戻る | 次へ |
カタログ情報をOracle iProcurementにロードするために使用するXMLファイルは、テキスト・エディタ、市販のXML生成プログラムまたは独自に作成したXML生成プログラムで生成できます。 スプレッドシート・テキスト・ファイルとXMLファイルの任意の組合せを使用して、カタログ品目を保守できます。 どちらの方法を使用してもかまいません。 たとえば、XMLを使用して初期カタログ・データをロードする場合は、スプレッドシート・テキスト・ファイルを使用して品目を更新できます。
このドキュメントは、eContent Managerの「インストラクションおよびテンプレートのダウンロード」ページからダウンロード可能なREADMEファイルとしても使用可能です(「iProcurementカタログ管理」職責でログインしている場合)。 Oracle iProcurementの以降のリリースでは、必ずeContent ManagerのREADMEファイルで最新情報を確認してください。
大きくわけると、カタログの定義にはカタログ・データおよびカタログ・スキーマという2つの部分が使用されます。
カタログ・データは、購入可能な品目とサービスで構成されます。 これらの品目とサービスの関連価格も、カタログ・データの一部とみなされます。
カタログ・スキーマは、カテゴリ、特定のカテゴリの品目を記述するためのローカル記述子(カテゴリ属性)、およびカタログ内の品目またはサービスの記述に使用するベース記述子(ベース属性)の組合せで構成されます。
カタログのカテゴリには2つのタイプがあります。 これらのカテゴリにより階層が定義されます。
ローカル記述子は、特定の品目カテゴリの品目にのみ適用されます。 「インク・カラー」は、品目カテゴリ「ボールペン」のローカル記述子の一例です。 品目カテゴリごとに異なるローカル記述子を使用できます。ローカル記述子は常にオプションです。
ベース記述子は、カタログ内のすべての品目またはサービスに適用されます。 「仕入先」は、ベース記述子の一例です。 「仕入先品目番号」のように必須のベース記述子と、「製造業者」のようにオプションのベース記述子があります。
通常、カタログ・スキーマのロードには個別のXMLファイルを使用しますが(XMLスキーマのロードに関する項を参照)、スキーマと品目および価格データの両方を1つのファイルに作成することが必要になる場合があります。 次の3つのプロファイル・オプションを使用して、カタログXMLファイルにスキーマを含めるかどうかを指定できます。
<OWNER>
<KEY>UNSPSC_44121704</KEY>
<NAME>Ball Point Pens</NAME>
</OWNER>
または
<OWNER>
<NAME>Ball Point Pens</NAME>
<KEY>UNSPSC_44121704</KEY>
</OWNER>
このプロファイル・オプションに「Yes」を選択した場合は、新規カテゴリをOracle Applicationsの内部カテゴリにマップする必要があります。これにより、そのカテゴリの品目に関する購買依頼が正常に作成されます。 マッピングの詳細は、eContent Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。
注意: 「カテゴリ・マッピングの適用」オプションを使用した後でマッピングに成功すると、「POR: 自動ロード・カテゴリ」プロファイル・オプションが無視されます。
注意: これらのプロファイル・オプションを適用できるのは、カタログ・データDTDを介してカタログ・スキーマを定義する場合のみです。 カタログ・スキーマDTDを介してカタログ・スキーマを作成する場合、これらのプロファイル・オプションは無視されます。
カタログにロードされたカタログ・コンテンツは、次のメイン・セクションにわかれています。
さらにスキーマおよび階層という2つのセクションがあり、以前のリリースのOracle iProcurement用に作成されたカタログ・ファイルのサポートにのみ使用されます。 新規カタログ・ファイルには、この2つのセクションを含めないでください。 詳細は、「下位互換性」を参照してください。
文書タイプ定義(DTD)は、特定のXMLファイルの要件の正式な定義またはサマリーです。 このDTDを使用してXMLファイルを構造化できます。 ただし、このドキュメントに示すサンプルXMLファイルを使用してXMLファイルを作成することもできます。
XMLファイルは、次のWorld Wide Web Consortium(W3C)仕様に準拠する必要があります。
カタログ・データDTDは、Zipリソースのダウンロードにより提供されます。 このDTDは、$OA_HTMLディレクトリ(またはプラットフォーム・ベースの対応するディレクトリ)にもあります。 DTDファイル名はCatalogData.dtdです。
各XMLファイルには、使用しているXMLのバージョンとファイル内で使用している特殊なエンコーディング(またはキャラクタ・セット)を示す1行を含める必要があります。 バージョンは常に1.0です。 品目摘要および他のカタログ・データに基本的な英数字(a〜z、A〜Z、0〜9またはASCIIコード0〜127の特殊文字)を使用する場合、またはファイルの編集にUTF-8エディタを使用した場合は、XMLファイルの冒頭は次のようになっているため、エンコーディングを指定する必要はありません。
<?xml version="1.0" ?>
ドキュメントのエンコーディングを指定しなければ、UTF-8とみなされます。
UTF-8エディタを使用しておらず、カタログ・コンテンツに特殊文字(著作権記号や登録商標記号など)、アクセント記号付き文字(éなど)またはバイナリ表現128以上の文字が含まれている場合は、エディタでファイルの保存に使用されるキャラクタ・セットを指定する必要があります。 たとえば、スペイン語文字をサポートするISO-8859-1エディタを使用してファイルをスペイン語で作成する場合は、次のようにXMLファイルにもエンコーディングISO-8859-1を入力する必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1" ?>
システムでは、XMLファイルで指定したエンコーディングがファイル・コンテンツの読取りに使用されます。 このエンコーディングでファイル内の文字がサポートされていない場合、またはファイル保存時のエンコーディングと一致しない場合、システムによりエラーが生成されてファイルが「失敗」ステータスに設定されて却下されます。
Internet Assigned Numbers Authority(IANA)に登録されているキャラクタ・セット名を使用して、エンコーディングを指定します。 登録済キャラクタ・セットのリストは、URL http://www.iana.org/assignments/character-setsにアクセスしてIANAから入手できます。
発行するXML文書は、Extensible Markup Language(XML) 1.0 W3C勧告に記述されているxml:lang属性を使用して言語仕様をサポートする必要があります(すべての公開済勧告と勧告案については、http://www.w3.org/TRを参照)。
XML 1.0仕様からの次の抜粋は、言語の識別方法を記述したものです。
LangCode ::= ISO639Code
この仕様により、LangcodeにはISO 639(言語名の表現コード)で定義されている2文字の言語コードを使用する必要があります。 Subcodeには、ISO 3166(国名の表現コード)からの国コードを使用する必要があります。 (次の表に示す言語コードと地域コードを参照。)
たとえば、次の例では、言語は英語、国はアメリカに設定されています。
<CATALOG xml:lang="EN-US">
指定する言語は、Oracle iProcurementデータベースにインストール済である必要があります。 カタログ・コンテンツの翻訳を提供する方法の詳細は、「カタログの翻訳」を参照してください。
Oracle iProcurementカタログでは、対応する言語がインストールされていれば、次の言語コードと地域コードの組合せがサポートされます。
言語 | 言語コード | 地域コード |
---|---|---|
英語(アメリカ) | EN | US |
アラビア語 | AR | AE |
ポルトガル語(ブラジル) | PT | BR |
英語(イギリス) | EN | GB |
ブルガリア語 | BG | BG |
フランス語(カナダ) | FR | CA |
カタロニア語 | CA | CT |
クロアチア語 | HR | YU |
チェコ語 | CZ | CZ |
デンマーク語 | DA | DK |
オランダ語 | NL | NL |
エジプト語 | EG | EG |
フィンランド語 | FI | FI |
フランス語 | FR | FR |
ドイツ語 | DE | DE |
ギリシャ語 | EL | GR |
ヘブライ語 | IW | IL |
ハンガリー語 | HU | HU |
アイスランド語 | IS | IS |
イタリア語 | IT | IT |
日本語 | JA | JP |
韓国語 | KO | KR |
スペイン語(ラテン・アメリカ) | ES | MX |
リトアニア語 | LT | LT |
ノルウェー語 | NO | NO |
ポーランド語 | PL | PL |
ポルトガル語 | PT | PT |
ルーマニア語 | RO | RO |
ロシア語 | RU | SU |
中国語(簡体字) | ZH | CN |
スロバキア語 | SK | SI |
スロベニア語 | SL | SI |
スペイン語 | ES | ES |
スウェーデン語 | SV | SE |
タイ語 | TH | TH |
中国語(繁体字) | ZH | TW |
トルコ語 | TR | TR |
このセクションは必須であり、カタログの識別に使用されます。 このセクションでは、オプションでカタログ・コンテンツをOracle Purchasingで設定された1つ以上の購買契約またはグローバル契約に関連付けることができます。
次の表に、必須の管理セクション・フィールドを示します。
タグ | 必須かどうか | デフォルト値 | 説明と検証 |
---|---|---|---|
<NAME> | 必須 | (デフォルトなし) | 独自の目的でファイルの識別に使用する名前。 現在、この値の検証は実行されません。 上限は255バイトです。 |
<DATE> | 必須 | (デフォルトなし) | 作成日または変更日。 選択した日付書式を使用します。この値の検証は実行されません。 |
<SOURCE> | 必須 | (デフォルトなし) 注意: カタログがOracle Exchangeからダウンロードされる場合、ソースはOEXにデフォルト設定されます。 | XML文書の作成者。 ユーザー、会社またはツールを指定できます。 この値の検証は実行されません。 |
<BUYER> | CONTRACT_NUMを指定する場合は必須 | (デフォルトなし) | Oracle Applicationsで定義済で、購買契約が存在するか、グローバル契約が有効化されている営業単位。 複数組織設定を使用していない場合(営業単位が存在しない場合)は、「すべて」と入力します。 |
<CONTRACT_NUM> | BUYERを指定する場合は必須 | (デフォルトなし) | Oracle Purchasingで定義済の購買契約またはグローバル契約。 契約は、指定した営業単位に有効である(承認済だが失効していない)必要があります。 (つまり、指定した営業単位で作成されるか有効化されている必要があります。) また、契約は、カタログ・ファイル内の全品目および他のすべての契約と同じ仕入先および通貨に対して設定されている必要があります。 同じファイルで営業単位ごとに複数の契約を指定することはできません。 |
営業単位でグローバル契約を有効化する方法など、購買契約の詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
<ADMIN>
<NAME>Acme Winter Catalog 2003</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>08-DEC-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<ADMIN>
<NAME>Acme Winter Catalog 2003</NAME>
<INFORMATION>
<SOURCE>Acme</SOURCE> <!--SOURCE and DATE are interchangeable--> <DATE>08-DEC-2003</DATE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<ADMIN>
<NAME>Acme Winter Catalog 2003</NAME>
<INFORMATION>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
<DATE>08-DEC-2003</DATE>
</INFORMATION>
<CONTRACTS>
<CONTRACT_REFERENCE>
<BUYER>Vision Operations</BUYER>
<CONTRACT_NUM>1357</CONTRACT_NUM>
</CONTRACT_REFERENCE>
</CONTRACTS>
</ADMIN>
<ADMIN>
<NAME>Acme Winter Catalog 2003</NAME>
<INFORMATION>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
<DATE>08-DEC-2003</DATE>
</INFORMATION>
<CONTRACTS>
<CONTRACT_REFERENCE>
<BUYER>Vision Operations</BUYER>
<CONTRACT_NUM>1357</CONTRACT_NUM>
</CONTRACT_REFERENCE>
<CONTRACT_REFERENCE>
<BUYER>Vision Services</BUYER>
<CONTRACT_NUM>9987</CONTRACT_NUM>
</CONTRACT_REFERENCE>
</CONTRACTS>
</ADMIN>
CONTRACT_REFERENCEセクションでは、次のことを指定します。
有効化されている営業単位で複数のグローバル契約がみつかった場合は、最後に作成されたグローバル契約が使用されます。 (たとえば、グローバル契約123が営業単位1で作成され、営業単位Aで有効化されているとします。同じ番号を使用して別のグローバル契約が営業単位2で作成され、営業単位Aで有効化されているとします。CONTRACT_REFERENCEセクションで契約番号123と営業単位Aを指定すると、バルク・ローダーでは最後に作成された契約が選択されます。)
各記述子にはデータ型があります。 ファイルで品目および価格情報を指定する際には、記述子に適切なデータ型を使用してください。 たとえば、「リード・タイム」は「数値」データ型です。 「リード・タイム」に数字の4のかわりに文字列fourを入力すると、エラーになります。 データ型は作成できません。次のデータ型のいずれかに従って記述子を指定する必要があります。
この記述子の値に使用できるのは、テキストまたは数値のみです。 値は翻訳できず、すべての言語で常に同じ値が表示されます。
この記述子の値(テキストまたは数値)は翻訳可能です。システムでは、この記述子の様々な値を異なる言語で表示できます。 「カタログの翻訳」を参照してください。
この記述子の値に使用できるのは数値のみです。 値には小数点を使用できます(.86など)。 価格とリード・タイムを除き、負の数値を使用できます。
ルート記述子セクションはオプションです。 このセクションでは、現在は存在しないがXMLファイルのカタログ・データ・セクションで参照されるカタログにベース記述子を追加できます。 この機能は、Exchange.Oracle.comなどの外部ソースから受信するカタログをロードする際に役立ちます。
このセクションを使用するとベース記述子を作成できますが、この機能はカタログ・スキーマDTDを介して制御することをお薦めします。 カタログ・スキーマDTDを使用するメリットの1つは、カテゴリやそのローカル記述子など、すべてのスキーマ情報が1つのファイルに含まれることです。 カタログ・スキーマDTDの使用手順と例は、スキーマのロードに関する項を参照してください。
ルート記述子セクションを使用してベース記述子を作成する場合は、Oracle Applicationsで適切なプロファイル・オプションが有効化されていることを確認する必要があります。 詳細は、「カタログ構造の概要」を参照してください。
ベース記述子は、処理コマンドADD、UPDATE、SYNC、DELETEを使用して作成できます。
処理コマンドADDおよびUPDATEは、内部的にSYNCに変換されます。 SYNCでは、ベース記述子が新規の場合は追加され、既存の場合は更新されます。 フィールド内のベース記述子がカタログ内のベース記述子と同じ記述子KEYおよび同じOWNER名を持つ場合、SYNCでは記述子が更新され、それ以外の場合はベース記述子がカタログに追加されます。
Oracle iProcurementに用意されているデフォルトのベース記述子の詳細は、スキーマのロードに関する項を参照してください。
次の表に、必須で検証対象のルート記述子フィールドを示します。
タグ | 必須かどうか | 説明と検証 | サイズ(バイト数) |
---|---|---|---|
<KEY> | 必須 | 記述子の内部識別子。 一意キーが必要です。 指定したキーは変更できません。 デフォルト値: デフォルトなし | 250 |
<NAME> | 新規記述子の作成時は必須 | Oracle iProcurementのユーザーに表示する記述子名。 一意である必要があります。 デフォルト値: デフォルトなし | 250 |
<OWNER> <KEY> | オプション | 所有者は、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 ルート記述子セクションでは、所有者に0(ゼロ)を指定するか、未指定にする(<OWNER>タグを省略する)必要があります。 デフォルト値: 0 | 250 |
<OWNER> <NAME> | オプション | 所有者は、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 デフォルト値: 「ルート・カテゴリ」 | 250 |
<TYPE> | オプション | 記述子のデータ型: 「テキスト」、「翻訳可能テキスト」または「数値」。 「データ型」を参照してください。 指定したタイプは更新できません。 デフォルト値: 「翻訳可能テキスト」 | — |
<DESCRIPTION> | オプション | 独自の目的に使用する記述子の摘要(オンライン表示されません)。 デフォルト値: デフォルトなし | 700 |
<SEARCHRESULTSVISIBLE> | オプション | 記述子を検索結果に表示するかどうかを指定します。 有効な値は0(表示しない場合)または1(表示する場合)です。 注意: 次の記述子の後には、スペースを考慮して、検索結果で参照可能な最初の11の記述子のみが順次表示されます。「サムネイル・イメージ」、「摘要」、「詳細摘要」、「単位」、「単価」、「通貨」、「機能通貨価格」、「機能通貨」(および「カテゴリ」)。 デフォルト値: 0 | — |
<SEQUENCE> | オプション | 記述子が検索結果に表示される場合、連番は「検索結果要約」、「検索結果」、「品目詳細」および「品目の比較」の各ページにおける記述子の表示順序を示します。 連番には小数を使用しないでください。 (必要に応じて既存の連番を再利用できます。 記述子は、同じ番号を持つ記述子の横に表示されます。) 既存のベース記述子の連番については、スキーマのロードに関する項を参照してください。 デフォルト値: -1(連番を表示しない場合、記述子はOracle iProcurementに用意されているデフォルトのベース記述子の後に表示されます。) | — |
<SEARCHABLE> | オプション | この記述子が検索エンジンで検索されるかどうかを指定します。 有効な値は0(検索されない場合)または1(検索される場合)です。 デフォルト値: 1 | — |
<ITEMDETAILVISIBLE> | オプション | Oracle iProcurementのユーザーが品目詳細を表示したり品目を比較するときに、この記述子を表示するかどうかを指定します。 有効な値は0(表示しない場合)または1(表示する場合)です。 デフォルト値: 1 | — |
注意: ルート記述子セクションでは、OWNERを省略します。 OWNERを省略すると、カタログではベース記述子を作成するものとみなされます。
次のコード例は、ベース記述子「原産国」をカタログに追加するXMLファイルから抜粋したものです。
<ROOT_DESCRIPTORS>
<DESCRIPTOR ACTION="SYNC">
<KEY>COUNTRY_ORIGIN</KEY>
<NAME>Country of Origin</NAME>
<TYPE>Text</TYPE>
<DESCRIPTION>Where the item originated or was manufactured</DESCRIPTION>
<SEARCHRESULTSVISIBLE>1</SEARCHRESULTSVISIBLE>
</DESCRIPTOR>
</ROOT_DESCRIPTORS>
カタログ・データ・セクションは必須であり、1つ以上の品目および価格セクションが含まれます。
品目セクションは、「仕入先」や「仕入先品目番号」のような必須ベース記述子で構成され、「製造業者」や「リード・タイム」のようなオプションのベース記述子も含めることができます。
また、前述した適切なプロファイル・オプションがOracle Applicationsで有効化されている場合は、品目セクションを使用して品目カテゴリとそのローカル記述子を作成することもできます。 新規のカテゴリと記述子を作成すると役立つのは、Exchange.Oracle.comなどの外部ソースから受信するカタログをロードする場合です。ただし、この機能はカタログ・スキーマDTDを使用して制御することをお薦めします。 カタログ・スキーマDTDを使用するメリットの1つは、ベース記述子、参照カタログおよびカテゴリ階層など、すべてのスキーマ情報が1つのファイルに含まれることです。 また、カタログ・スキーマDTDは、カタログ内のローカル記述子の保守という面でカタログ・データDTDよりも柔軟性に優れています。 たとえば、<TYPE>などの特定のタグを定義するには、カタログ・スキーマDTDを使用する必要があります。 ローカル記述子がカタログ・データDTDの品目セクションから作成される場合、このタグのデフォルトは「翻訳可能テキスト」となり、変更はできません。 カタログ・スキーマDTDの使用手順と例は、スキーマのロードに関する項を参照してください。
品目をカタログに初めて追加するときに、価格、単位および通貨などの価格情報をXMLファイルの品目セクションに含める必要があります。 以降の価格変更は、XMLファイルの価格セクションを介して処理する必要があります。 (品目セクションを使用すると価格情報を保守できますが、価格セクションの価格を保守する場合はローダーの方が適しています。 XMLパーサーにより価格セクションがロードされるときにアクセスされる表の数は、XMLファイルの品目セクションをロードするときにアクセスされる表のごく一部です。 このため、品目および価格セクションは、相互に独立して機能するように設計されています。)
品目と価格は、処理コマンドADD、UPDATE、SYNC、DELETEを使用して保守できます。
処理コマンドADDおよびUPDATEは、内部的にSYNCに変換されます。 SYNCでは、品目または価格が新規の場合は追加され、既存の場合は更新されます。
ファイル内の次の品目情報がカタログ内の既存品目と同一の場合、SYNCでは品目が更新されます。それ以外の場合、SYNCでは品目が新規品目としてカタログに追加されます。
注意: 品目の一意性基準は、XMLファイルのITEMセクション内でのみ適用されます。
たとえば、2つの品目の仕入先、仕入先部品番号および購買担当が同一でも、仕入先部品補助ID番号が異なる場合、これらの品目はカタログ内で個別品目となります。
仕入先 | 仕入先部品番号 | 購買担当(営業単位) | 仕入先部品補助ID | 説明 |
---|---|---|---|---|
Acme | 3255156 | (未指定) | 緑 | 緑のTシャツ |
Acme | 3255156 | (未指定) | 赤 | 赤のTシャツ |
注意: この例では品目が一意であるため、個別品目として処理されます。 両者の摘要が異なることに注意してください。 品目を一意に識別しない他の記述子(「リード・タイム」など)も、2つの品目間で異なる場合があります。 また、この品目を更新するには、ファイルで2つのITEM要素を提供する必要があります。一方は緑の品目の情報(「リード・タイム」など)の更新に使用し、他方は赤の品目の更新に使用します。
ファイル内で次の価格設定情報(価格表明細)がカタログ内の既存の価格表明細と同一の場合、SYNCでは価格設定情報が更新されます。それ以外の場合、SYNCでは新規の価格設定がカタログに追加されます。
注意: 価格の一意性基準は、XMLファイルのPRICEセクション内でのみ適用されます。
たとえば、次の3つの品目は、仕入先部品補助IDも仕入先サイトもすべて異なるため、カタログ内で共存させることができます。
仕入先 | 仕入先部品番号 | 購買担当(営業単位) | 仕入先部品補助ID | 通貨 | 仕入先サイト |
---|---|---|---|---|---|
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 01 | USD | サンノゼ |
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 02 | USD | サンノゼ |
Acme | 123456 | Visionオペレーション | 02 | USD | ボストン |
注意: 前述の例では価格明細が一意であるため、PRICEセクションでは個別の価格明細として処理されます。 たとえば、ボストン・サイトの明細を指定して、その明細のみを更新または削除するとします。 PRICEセクションでは、サイトが一致する明細のみが削除されます。 (サイトを空白にした場合も、PRICEセクションではサイトが未指定の明細が検索されます。) ただし、ITEMセクションでは、品目を一意に識別するためにサイトが使用されることはありません。 ITEMセクションでは、指定のサイトに関係なく、バルク・ローダーにより品目の一意性基準と一致する品目がすべて削除されます。 前述の例では、ITEMセクションでボストン・サイトの明細を指定すると、バルク・ローダーでは3つの明細がすべて削除されます。
この項で説明したのと同じ基準を使用して同じファイル内で同一品目を2回以上指定すると、システムでは最後の同一エントリが処理され、それ以外のエントリは却下されます。 たとえば、仕入先にAcme、仕入先部品番号に123456、購買担当にVisionオペレーション、仕入先部品補助IDに緑、摘要に「緑の業務用工具箱」を指定するとします。 その後、同じファイルで、摘要を「緑と金の業務用工具箱」とすること以外は同じデータを指定するとします。 この品目は、「緑と金の業務用工具箱」という摘要とともにロードされます。
依頼者のお気に入りリストにある品目は、バルク・ローダーにより更新されます。
次の表に、必須で検証対象の品目セクション・フィールドを示します。
注意: このドキュメントに示される最大バイト長は、文字数とは異なる場合があります。 たとえば、日本語の700文字は通常は701バイト以上になり、特殊記号は(1文字ですが)2バイト以上になる場合があります。 したがって、次の表は実際の最大バイト数を示しています。 これらを最大文字数に変換する方法は、使用する言語と文字およびデータベース管理者によるデータベース・キャラクタ・セットの構成内容に応じて異なります。
タグ/キー | 必須かどうか | 説明と検証 | データ型 と サイズ(バイト数) |
---|---|---|---|
<OWNER> <KEY> | NAMEを指定しない場合は必須* | 品目が属している品目カテゴリ。 所有者は、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 「POR: 自動ロード・カテゴリ」が「Yes」に設定されていないかぎり、カテゴリをOracle iProcurementで定義(またはOracle e-Commerce Gatewayの内部カテゴリにマップ)する必要があります。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 250 |
<OWNER> <NAME> | KEYを指定しない場合は必須* | (前述の<OWNER><KEY>の説明を参照。) デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 250 |
SUPPLIER | 必須 | ここで指定する仕入先名は、大/小文字区別を含め、Oracle Applicationsで定義済の対応する仕入先名と一致する必要があります。 ** デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 240 |
SUPPLIER_ PART_NUM | 必須 | 仕入先品目番号。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 25 |
SUPPLIER_PART_AUXID | オプション | 品目の代替部品番号または識別子。 たとえば、このフィールドを使用すると、同じSUPPLIERおよびSUPPLIER_PART_NUMを持つ品目を2つの異なる単位(UOM)で購入可能であることを示すことができます。 依頼者には品目(同じ仕入先品目番号を持つ)が2回表示されますが、それぞれ「仕入先部品補助ID」フィールド内の単位が異なります。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 255 |
DESCRIPTION | 品目を追加する場合は必須 | 品目またはサービスの摘要。 デフォルト値: デフォルトなし | 翻訳可能テキスト 240 |
PRICE | 品目を追加する場合は必須 | 0(ゼロ)以上の数値を指定する必要があります(10、1.99または2,000など)。通貨記号などの特殊文字は使用できません。 システムでは、ファイル内の言語コードを使用して数値の小数セパレータが解析されます。 小数セパレータが指定の言語に無効な場合、バルク・ローダーでは価格明細が却下されます。 「カタログの翻訳」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | 数値 — |
UOM | PRICEを指定する場合は必須 | Oracle Applicationsで定義済の有効な通貨コードを指定する必要があります。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 30 |
BUYER | SUPPLIER_SITEを指定する場合は必須 | Oracle Applicationsで定義済の営業単位。 ここで営業単位が指定されていない場合、この品目はすべての営業単位に適用可能です(「全バイヤー」)。 「POR: すべてのビジネス・グループのバルク・ロード」が「No」に設定されている場合、入力できるのは所属ビジネス・グループ内の営業単位のみです。 (「Yes」に設定されている場合は、任意の営業単位を入力できます。) ** デフォルト値: 「全バイヤー」 | テキスト 700 |
PRICELIST | オプション | 仕入先、営業単位(購買担当)および通貨の組合せごとに、価格表を1つ指定できます。 営業単位または価格表を指定しなければ、バルク・ローダーでは価格表名にすべてのバイヤー価格表がデフォルト設定されます。 営業単位を指定すると、バルク・ローダーでは営業単位名の後に価格表を付けた値(Visionサービス価格表など)がデフォルト設定されます。 デフォルト値: すべてのバイヤー価格表または「<営業単位>価格表」 | テキスト 90 |
CURRENCY | PRICEを指定する場合は必須 | Oracle Applicationsで定義済の有効な通貨コードを指定する必要があります。 作成した価格表の通貨は更新できません。ただし、BUYER(営業単位)ごとに異なる通貨を指定して複数の価格表を作成することはできます。 この表の後の「価格表」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 4 |
SUPPLIER_ SITE | オプション | 仕入先サイトは、次の基準を満たす必要があります。 Oracle Applicationsでその仕入先について定義済のサイト名と一致すること。 ** 指定の営業単位(BUYER)について有効化されていること。 BUYERが空白または「全バイヤー」の場合は、SUPPLIER_SITEを空白にする必要があります。 Oracle Applicationsで購買サイトとして指定されていること。 「無効日」に関連付けられている場合は、その日付が現在の日付よりも後である必要があります。 CONTRACT_NUMを指定すると、SUPPLIER_SITEは無視されます。 かわりに、購買契約に記載された仕入先サイトが使用されます。 グローバル契約の場合は、契約で指定された適用可能な購買サイトが使用されます。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 100 |
MANUFACTURER | オプション | 各品目またはサービスの製造業者名。 通常、このフィールドに入力するのは、自社が指定の品目またはサービスの製造業者でない場合のみです。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | 翻訳可能テキスト 240 |
MANUFACTURER_ PART_NUM | オプション | 各品目またはサービスに製造業者が割り当てた部品番号。 通常、このフィールドに入力するのは、自社が指定の品目またはサービスの製造業者でない場合のみです。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 30 |
ALIAS | オプション | ユーザーが検索の実行時に入力できる各品目またはサービスの代替摘要または識別子。 たとえば、「ソーダ」の別名として「炭酸水」を使用できます。 複数の別名を入力するには、それぞれの別名をカンマで区切ります(「ソーダ,炭酸水,コーラ」など)。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | 翻訳可能テキスト 700 |
LONG_ DESCRIPTION | オプション | 品目またはサービスの詳細摘要。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | 翻訳可能テキスト 2000 |
PICTURE | オプション | 品目に関連付けられているイメージのファイル名(bluepen.gifなど)。イメージは、ローカル・サーバー上で、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」で指定されたイメージ・ディレクトリに常駐する必要があります。 また、イメージを参照できるURLを入力することもできます。 その場合は、http://www.us.oracle.com/logo.gifのような完全URLを入力します(この情報は、購買依頼には表示されません)。 「イメージのロード」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 700 |
PICTURE_URL | オプション | 使用中止。 ただし、この記述子を以前のリリースで使用していた場合は、引き続き使用してイメージURLを指定できます。 PICTUREとPICTURE_URLの両方を指定すると、PICTURE_URLは無視されます。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 150 |
THUMBNAIL_ IMAGE | オプション | 「検索結果要約」、「検索結果」および「品目の比較」ページに表示される、品目の小さいサムネイル・イメージのファイル名(bluepen.gifなど)。このイメージは、ローカル・サーバー上で、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」で指定されたイメージ・ディレクトリに常駐する必要があります。 また、イメージを参照できるURLを入力することもできます。 その場合は、http://www.us.oracle.com/logo.gifのような完全URLを入力します(この情報は、購買依頼には表示されません)。 「イメージのロード」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 700 |
ATTACHMENT _URL | オプション | 各品目またはサービスの添付を参照できるURL。 完全URL(http://www.us.oracle.com/attachment.gifなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
SUPPLIER_ URL | オプション | 仕入先のWebサイトのURL。 完全URL(http://www.us.oracle.comなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
MANUFACTURER_ URL | オプション | 製造業者のWebサイトのURL。 完全URL(http://www.us.oracle.comなど)を指定します。「品目詳細」ページでは、このURLが「付加情報」フィールドに表示されます。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | テキスト(ただし、検索結果と品目詳細にはURLとして表示) 700 |
LEAD_TIME | オプション | 発注日から出荷日までの日数。 0(ゼロ)以上の任意の数値(7または1.5など)を使用します。 Sevenは無効です。 (この情報は、購買依頼には表示されません。) デフォルト値: デフォルトなし | 数値 — |
ITEM_TYPE | オプション | 品目がPRODUCTであるかSERVICEであるかを指定します(大文字を使用します)。 注意: ITEM_TYPEは参照専用です。 この値とOracle Applicationsで指定された明細タイプに関係はありません。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト — |
UNSPSC | オプション | United Nations Standard Product and Service Codeは、商品やサービスの分類コードおよび標準化された摘要に関するオープンで所有権を伴わないシステムです。 UNSPSCコードのリストを表示するには、http://www.eccma.orgにアクセスします(この情報は購買依頼には表示されず、既存のUNSPSCコードと比較検証されません)。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 700 |
*「POR: 自動ロード・カテゴリ」プロファイル・オプションが「Yes」に設定されている場合は、NAMEとKEYの両方を指定する必要があります。 「カタログ構造の概要」を参照してください。
**正確な名前が不明な場合は、ファイルをバルク・ロードする直前に「オプションの指定」ページでOracle Applicationsの有効な名前のリストから選択しておき、後で変更できます。 「XMLファイルのロード」を参照してください。
次の表に、必須で検証対象の価格セクション・フィールドを示します。
タグ | 必須かどうか | 説明と検証 | データ型 と サイズ(バイト数) |
---|---|---|---|
<OWNINGITEM> <SUPPLIER> | 必須 | 仕入先の説明と検証については、前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 240 |
<OWNINGITEM> <SUPPLIERITEM> | 必須 | 仕入先品目番号の説明と検証については、前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 25 |
<OWNINGITEM> <SUPPLIER_PART_AUXID> | オプション | 仕入先部品補助IDの説明と検証については、前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 255 |
<SUPPLIER_ SITE> | オプション | 前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 100 |
<BUYER> | SUPPLIER_SITEを指定する場合は必須 | 前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: 「全バイヤー」 | テキスト 700 |
<PRICELIST> | BUYERを指定する場合は必須 | 前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: すべてのバイヤー価格表または「<営業単位>価格表」 | テキスト 90 |
<CURRENCY AMOUNT> <AMOUNT> | 必須 | 価格の説明と検証については、前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | 数値 — |
<CURRENCY AMOUNT> <CURRENCY> | 必須 | 通貨の説明と検証については、前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 4 |
<UOM> | 必須 | 前述の「必須で検証対象の品目情報」を参照してください。 デフォルト値: デフォルトなし | テキスト 30 |
指定の購買担当、仕入先および通貨に対して作成できる価格表は1つのみです。ただし、通貨が異なる場合は、購買担当ごとに複数の価格表を作成できます。
たとえば、次の価格表は共存可能です。これは、最初の2つの価格表では通貨が異なり、最後の価格表では営業単位が異なるためです。
価格表名 | 購買担当(営業単位) | 仕入先 | 通貨 |
---|---|---|---|
2003価格 | Visionサービス | Oracle | USD |
2003価格 | Visionサービス | Oracle | GBP |
2003価格 | Visionオペレーション | Oracle | USD |
次の価格表は、名前が異なるため共存できません。価格表2003 - 改訂のアップロード時に、Oracle iProcurementではその営業単位、仕入先および通貨について既存の価格表が検出され、新規の価格表は受け入れられません。
価格表名 | 購買担当(営業単位) | 仕入先 | 通貨 |
---|---|---|---|
2003価格 | Visionサービス | Oracle | USD |
2003価格 - 改訂 | Visionサービス | Oracle | USD |
この例では、仕入先Acmeの2つの品目がカタログに追加されます。 特定の営業単位(BUYER)が指定されていないため、価格は全営業単位が参照できます。 すべての営業単位で参照可能な品目は、一般価格(定価)が設定されているものとみなされます。
<?xml version="1.0" ?> <!-- version and character set encoding information-->
<CATALOG xml:lang="EN-US"> <!--language identification-->
<ADMIN> <!--start of administrative section-->
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>13-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN> <!--end of administrative section-->
<DATA> <!--start of catalog data section-->
<ITEM ACTION="SYNC"> <!--start of first item, including general price-->
<OWNER>
<NAME>Ball Point Pens</NAME> <!--specify category name, key, or both -->
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9001</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>MANUFACTURER</NAME>
<VALUE>Bic, Inc.</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>TYPE</NAME> <!--local descriptor key or name for the category Ball Point Pens-->
<VALUE>Ball Point</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME> <!--local descriptor key or name for the category Ball Point Pens-->
<VALUE>Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICE</NAME>
<VALUE>3.99</VALUE> <!--general price applicable to all operating units-->
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>UOM</NAME>
<VALUE>DZ</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>CURRENCY</NAME>
<VALUE>USD</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM> <!--end of item section for item MW9001-->
<ITEM ACTION="SYNC"> <!--start of second item, including general price-->
<OWNER>
<NAME>Ball Point Pens</NAME>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9002</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Red</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>MANUFACTURER</NAME>
<VALUE>Bic, Inc.</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>TYPE</NAME>
<VALUE>Ball Point</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME>
<VALUE>Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICE</NAME>
<VALUE>2.99</VALUE> <!--general price applicable to all operating units-->
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>UOM</NAME>
<VALUE>DZ</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>CURRENCY</NAME>
<VALUE>USD</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM> <!--end of item section for item MW9002-->
</DATA> <!--end of catalog data section-->
</CATALOG> <!--end of catalog-->
この例は、営業単位固有の品目と価格の作成方法を示しています。
この品目と前述の例の両方がバルク・ロードされると、Visionオペレーションを除く全営業単位について、品目MW9001およびMW9002の原価がそれぞれ3.99 USDおよび2.99 USDとなります。ただし、Visionオペレーションの場合の原価は、それぞれ3.70 EURおよび2.80 EURとなります。 この例のみがバルク・ロードされると、品目MW9001およびMW9002は、Visionオペレーション営業単位のユーザーのみがそれぞれ原価3.70 EURおよび2.80 EURで使用可能となります。
<?xml version="1.0" ?> <!-- version and character set encoding information-->
<CATALOG xml:lang="EN-US"> <!--language identification-->
<ADMIN> <!--start of administrative section-->
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>13-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN> <!--end of administrative section-->
<DATA> <!--start of catalog data section-->
<ITEM ACTION="SYNC"> <!--start of first item, including operating unit price-->
<OWNER>
<NAME>Ball Point Pens</NAME>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9001</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>MANUFACTURER</NAME>
<VALUE>Bic, Inc.</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>TYPE</NAME>
<VALUE>Ball Point</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME>
<VALUE>Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICE</NAME>
<VALUE>3.70</VALUE> <!--operating unit-specific price-->
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>UOM</NAME>
<VALUE>DZ</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>CURRENCY</NAME>
<VALUE>EUR</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>BUYER</NAME>
<VALUE>Vision Operations</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICELIST</NAME>
<VALUE>Vision Operations Prices</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM> <!--end of item section for item MW9001-->
<ITEM ACTION="SYNC"> <!--start of second item, including operating unit price-->
<OWNER>
<NAME>Ball Point Pens</NAME>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9002</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Red</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>MANUFACTURER</NAME>
<VALUE>Bic, Inc.</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>TYPE</NAME>
<VALUE>Ball Point</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME>
<VALUE>Blue</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICE</NAME>
<VALUE>2.80</VALUE> <!--operating unit-specific price-->
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>UOM</NAME>
<VALUE>DZ</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>CURRENCY</NAME>
<VALUE>EUR</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>BUYER</NAME>
<VALUE>Vision Operations</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>PRICELIST</NAME>
<VALUE>Vision Operations Prices</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM> <!--end of item section for item MW9002-->
</DATA> <!--end of catalog data section-->
</CATALOG> <!--end of catalog-->
この例では、次の更新が実行されます。
注意: この例は、品目がすでに「XMLの例7」を使用してVisionオペレーション営業単位に追加されていることを前提としています。PRICE要素のみを使用して、既存品目(ITEM要素を使用して作成された品目)の価格を更新します。 それ以外の場合、品目は却下されます。
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>14-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<PRICE ACTION="SYNC">
<OWNINGITEM>
<SUPPLIER>Acme</SUPPLIER>
<SUPPLIERITEM>MW9001</SUPPLIERITEM>
</OWNINGITEM>
<CURRENCYAMOUNT>
<AMOUNT>5.99</AMOUNT> <!--increased price to 5.99 USD for all operating units except Vision Operations -->
<CURRENCY>USD</CURRENCY>
</CURRENCYAMOUNT>
<UOM>DZ</UOM>
</PRICE>
<PRICE ACTION="SYNC">
<OWNINGITEM>
<SUPPLIER>Acme</SUPPLIER>
<SUPPLIERITEM>MW9001</SUPPLIERITEM>
</OWNINGITEM>
<BUYER>Vision Operations</BUYER>
<PRICELIST>Vision Operations Prices</PRICELIST>
<CURRENCYAMOUNT>
<AMOUNT>5.55</AMOUNT> <!--changed price for Vision Operations only -->
<CURRENCY>EUR</CURRENCY>
</CURRENCYAMOUNT>
<UOM>DZ</UOM>
</PRICE>
<PRICE ACTION="SYNC">
<OWNINGITEM>
<SUPPLIER>Acme</SUPPLIER>
<SUPPLIERITEM>MW9001</SUPPLIERITEM>
</OWNINGITEM>
<BUYER>Vision Operations</BUYER>
<PRICELIST>Vision Operations Prices</PRICELIST>
<CURRENCYAMOUNT>
<AMOUNT>4.00</AMOUNT> <!--added price for Vision Operations, for the Bonn site only -->
<CURRENCY>EUR</CURRENCY>
</CURRENCYAMOUNT>
<UOM>DZ</UOM>
<SUPPLIER_SITE>BONN</SUPPLIER_SITE>
</PRICE>
</DATA>
</CATALOG>
この例では、「XMLの例6」で作成された仕入先品目番号MW9001について、摘要とインク・カラーが更新されます。
この例と前述の例を使用すると、BUYERが指定されていないため、この品目はVisionオペレーションを除く全営業単位内で更新されます。 Visionオペレーション内の品目を更新するには、この例に品目MW9001用のITEM要素をもう1つ追加する必要があります。これは最初のITEM要素と同じですが、ここではBUYERとしてVisionオペレーションを指定します。
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>14-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<ITEM ACTION="SYNC">
<OWNER>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9001</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Black</VALUE> <!--changed Blue to Black-->
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME>
<VALUE>Black</VALUE> <!--changed ink color from Blue to Black-->
</NAMEVALUE>
</ITEM>
</DATA>
</CATALOG>
この例では、MW9001のSUPPLIER_PART_AUXIDを指定します。 SUPPLIER_PART_AUXIDは品目を一意に識別するために(SUPPLIER、SUPPLIER_PART_NUMおよびBUYERとともに)使用されるため、バルク・ローダーではSUPPLIER_PART_AUXID付きのSKI-123を更新できません。 かわりに、バルク・ローダーでは新規品目が作成されます。SUPPLIER_PART_AUXIDなしの既存品目はカタログに残り、「緑」というSUPPLIER_PART_AUXID付きのMW9001が新規品目としてカタログに追加されます。
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>14-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<ITEM ACTION="SYNC">
<OWNER>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9001</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_AUXID</NAME> <!--created a new item by providing a SUPPLIER_PART_AUXID-->
<VALUE>Green</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>BIC Ball Point Pens, 12 Pack, Black</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME>
<VALUE>Black</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM>
</DATA>
</CATALOG>
この例では、「XMLの例6」で作成された仕入先品目番号MW9002が削除されます。
この例と前述の例を使用すると、BUYERが指定されていないため、この品目はVisionオペレーションを除く全営業単位から削除されます。 この品目をVisionオペレーションから削除するには、品目MW9002用のITEM ACTION="DELETE"要素をもう1つ追加する必要があります。これは最初のITEM ACTION="DELETE"要素と同じですが、ここではBUYERとしてVisionオペレーションを指定します。
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>13-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<ITEM ACTION="DELETE"> <!--start of item section, deleting the item-->
<OWNER>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9002</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM>
</DATA>
</CATALOG>
注意: ITEMセクションを使用して品目を削除すると、指定のBUYER用の関連価格設定がすべて削除されます。 たとえば、品目について1つのBUYER用に複数の価格が設定されており、通貨または仕入先サイトが異なる場合は、ITEMセクションを使用してこの品目を削除すると、対応する複数の価格も削除されます。 他の営業単位内の品目と価格は削除されません。
この例では、「XMLの例8」で最後に更新された仕入先品目番号MW9001の営業単位固有の価格が削除されます。 削除されるのはボン・サイトのVisionオペレーションの価格のみで、品目、品目の他の定価または営業単位固有の価格は削除されません。
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>14-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<PRICE ACTION="DELETE"> <!--start of price section, deleting price-->
<OWNINGITEM>
<SUPPLIER>Acme</SUPPLIER>
<SUPPLIERITEM>MW9001</SUPPLIERITEM>
</OWNINGITEM>
<BUYER>Vision Operations</BUYER>
<PRICELIST>Vision Operations Prices</PRICELIST>
<CURRENCYAMOUNT>
<AMOUNT>4.00</AMOUNT>
<CURRENCY>EUR</CURRENCY>
</CURRENCYAMOUNT>
<UOM>DZ</UOM>
<SUPPLIER_SITE>BONN</SUPPLIER_SITE>
</PRICE> <!--end of price section-->
</DATA>
</CATALOG>
一部の値には大/小文字区別があり、大文字が小文字に、または小文字が大文字に変更された場合は更新とみなされます。 次の値を除き、すべての値には大/小文字区別があります。
たとえば、カテゴリをBall Point PensまたはBall point pensとして指定でき、両者は同一として処理されます。 品目は、カテゴリBall Point Pensに追加されます。 ただし、仕入先品目番号AB457Zは、ab457zとは異なる品目番号として処理されます。 AB457Zが存在していても、ab457zはカタログに追加されます。
品目を特定のカテゴリ(Ball Point Pensなど)から別のカテゴリ(Felt Pensなど)に正式に移動する場合は、SYNC処理を使用してFelt Pensに含まれる全品目をリストします。 (同じ品目を複数のカテゴリに割り当てることはできません。)
注意: 品目をカテゴリ間で移動すると、ローカル記述子が失われます。 たとえば、最初にローカル記述子としてTip WidthおよびInk Colorを使用し、品目をカテゴリFelt Pensに追加するとします。 次に、この品目をBall Point Pensに移動します。 Ink Colorが新規カテゴリに存在していても、この品目には指定のTip WidthとInk Colorが表示されなくなります。 ローカル記述子は各カテゴリに固有です。
品目の特定の記述子の値を削除する場合は、次に示すようにテキスト#DELを使用して削除します。 必須記述子またはSUPPLIER_PART_AUXIDの値は削除できません。 (品目のSUPPLIER_PART_AUXIDを削除するには、その品目を削除し、SUPPLIER_PART_AUXIDなしで再作成する必要があります。)
<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
<NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>15-JAN-2001</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA>
<ITEM ACTION="SYNC">
<OWNER>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9002</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>Type</NAME>
<VALUE>#DEL</VALUE> <!-- blank out the value -->
</NAMEVALUE>
</ITEM>
</DATA>
</CATALOG>
この例では、品目MW9002の「タイプ」の値がカタログに表示されなくなります。 「タイプ」ローカル記述子自体は引き続き表示されますが、品目MW9002については「タイプ」の値が存在しなくなります。
バルク・ローダーを使用すると、仕入先および仕入先部品番号が関連付けられている抽出品目を更新できます。 たとえば、抽出プログラムでは、品目とともに製造業者情報が組み込まれることはありません。ただし、バルク・ローダーを使用すると抽出品目の製造業者を指定できます。
品目の追加、更新および削除について前述したルールに注意してください。 品目を更新するか新規品目を作成するかは、これらのルールにより決定されます。 たとえば、抽出品目の仕入先部品補助IDを指定すると、バルク・ローダーでは新規品目が作成されます。
注意: 通常は、最初に品目を抽出してから、必要に応じて更新内容をバルク・ロードする必要があります。 最初に品目をバルク・ロードしてから抽出すると、品目が更新されずに新規品目として作成される場合があります。
抽出品目のカテゴリは更新できません。 抽出品目の場合、バルク・ローダーを使用して変更できるのは(カタログに追加した新規記述子に加えて)次の記述子のみです。
バルク・ローダーを使用すると、Oracle Purchasingから抽出した品目を削除できません。 抽出済とみなされる品目を削除するには、Oracle Applicationsで削除してから品目抽出プログラムを再実行します。
前項の各表を参照して、XMLファイル内の情報が正常に検証されることを確認します。 XMLファイルがDTDおよびこのドキュメントの例に従って正しくフォーマットされていることを確認してください。
注意: 完成したXMLファイルをInternet Explorerで開き、ファイル内の構文エラーの有無を調べます。 (Internet Explorerでは、文書がDTDと比較検証されるのではなく、ADMINセクションの終わりに</ADMIN>がないなどの構文エラーがチェックされます。) ファイルの構文が正しい場合は、Internet Explorerで正常に開きます。 それ以外の場合は、Internet Explorerにエラーが表示されます。
拡張子.xmlを指定してXMLファイルを保存します。 ファイルには任意の名前を付けることができます。 (ADMINセクションのNAMEを空白にすると、バルク・ローダーではファイル名がシステムに格納されます。)
バルク・ローダーにファイル・サイズ制限はありませんが、ファイルが大きくなるほどロードの所要時間が長くなります。
XMLファイルを作成してレビューした後、次の手順でOracle iProcurementにロードします。
ファイルをロードする手順は、次のとおりです。
この営業単位により、ファイルで指定されている明細レベルの営業単位が置換されます。 ファイルの契約参照セクションで指定されている営業単位は置換されません。 (ただし、ここで選択した営業単位は契約参照セクションに影響します。 契約参照セクションで指定されている契約は、営業単位が一致する明細にのみ適用されます。 「管理セクション」で契約番号と営業単位の説明を参照してください。)
Oracle iProcurementでは、選択した営業単位と仕入先について、この有効基本契約のリストがOracle Purchasingから取得されます。 選択可能な購買契約のリストは、次の購買契約で構成されます。
グローバル契約の詳細は、『Oracle Purchasingユーザーズ・ガイド』を参照してください。
*このオプションを使用できるのは、営業単位と仕入先を選択した場合のみです。
「Yes」を選択すると、Oracle iProcurementではOracle e-Commerce Gatewayでカテゴリ・マッピングが設定されているかどうかがチェックされます。 バルク・ロード・ファイル内のカテゴリがOracle e-Commerce Gatewayでマップされていてカタログに抽出されたカテゴリと一致すると、バルク・ローダーにより品目がマップ先カテゴリに追加されます。 詳細と例は、eContent Managerのオンライン・ヘルプを参照してください。
ロードが開始されると、画面に確認メッセージとジョブ番号が表示されます。
ジョブのステータスをチェックするには、「ローダー・ジョブ」ページに戻ります。 「ローダー・ジョブ」ページに、次のようにジョブ全体のステータスが表示されます。
正常にロードされたファイルに1つ以上の契約参照を含めていた場合、バルク・ローダーではファイル内の正常にロードされた品目または価格明細に加えて個別の明細としてカウントされます。
注意: ファイル全体が失敗し、原因を判断できない場合は、後述のようにOracle Applicationsの「要求」ウィンドウを使用します。
大きいファイルの場合は、ロードに時間がかかることがあります。 ジョブが完了するまでログインしたままでいる必要はありません。 必要な場合は、ブラウザの「リフレッシュ」または「再ロード」ボタンをクリックしてステータスを更新します。
「ローダー・ジョブ」ページのかわりに、Oracle Applicationsでバルク・ロード・ジョブを表示することもできます。
Oracle Purchasingから: 「要求」
「システム管理」から: 「要求」>「表示」
注意: 要求の「ログの表示」ボタンにアクセスするには、ジョブを発行したのと同じユーザーとしてログオンする必要があります。
「要求ID」は、eContent Managerでバルク・ロード・ジョブに割り当てられたバルク・ロード番号と同じです。要求名は「カタログ・バルク・ロード - 品目および価格表」です。
「要求」ウィンドウでは、ジョブに様々なステータスが使用されます。 たとえば、「ローダー・ジョブ」ページには「失敗」ステータスで表示されるバルク・ロード・ファイルが、「要求」ウィンドウには「完了 - 警告」ステータスで表示されます。
エラーの原因をログで判別できない場合は、プロファイル・オプション「POR: デバッグ・カタログ・ローダーをONに設定」を一時的に「詳細付きでする」に設定してファイルを再度バルク・ロードします。 このプロファイル・オプションを「Yes」または「詳細付きでする」に設定すると、そのジョブのバルク・ロード・プロセスに関してさらに詳細なログが表示されます。 (このプロファイル・オプションは、トラブルシューティング中にのみ「Yes」または「詳細付きでする」に設定する必要があります。)
「ローダー・ジョブ」ページには、XMLファイルの失敗または拒否された明細に関するアラートが表示されます。 Oracle iProcurementでは、ファイル内のエラーが形式エラーおよび検証エラーという2つのフェーズで検査されます。
形式エラーが発生するのは、DTDと比較したXMLファイルの検証に失敗した場合です。 形式エラーの一例は、ファイルに<?xml version="1.0" ?>要素で指定したキャラクタ・セットで扱われない特殊文字が含まれている場合や、 管理セクションの終わりに</ADMIN>が使用されていないなどの構文エラーがある場合です。 形式エラーが検出されると、ロード・プロセスが停止して「失敗」ステータスが戻されます。
ジョブが失敗した場合は、ファイルを修正して処理のために再発行してください。
形式エラーが解決した後、Oracle iProcurementでは検証エラーの有無がチェックされます。 検証エラーが発生するのは、XMLファイルに入力した情報がすでにOracle iProcurementまたはOracle Applicationsに保持されている対応する情報と一致しない場合です。 たとえば、UOMまたはCURRENCYにOracle Applicationsで認識されない値を入力すると、検証エラーが発生します。 検証エラーが発生した<ITEM>要素または<PRICE>要素は個別に却下されます。
ジョブに却下された行が含まれている場合は、そのジョブの「却下された行」番号をクリックするとエラーが表示されます。 ファイルを修正してから、処理のために再発行してください。
XMLファイルに特殊文字(&または<>など)を含める必要がある場合は、次のようにCDATAタグを使用します。
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE><![CDATA[Pen & Pencil Gift Set<-- SPECIAL DEALS]]></VALUE>
</NAMEVALUE>
CDATAタグは、XMLで意味のある特殊文字にのみ使用してください。 たとえば、より小記号(<)はXMLで特別な意味を持ちます。 この文字をCDATAタグで囲まなければ、ファイルのXML処理は失敗します。 アクセント記号や他の言語固有の文字には、適切なエンコーディングを使用する必要があります。 「バージョンとキャラクタ・セット・エンコーディング」を参照してください。
テキスト・ファイルに特殊文字(著作権記号など)を含める必要がある場合は、後述の手順に従います。 この手順に従う必要があるのは、特殊文字がファイル保存時のエンコーディングでサポートされていない場合のみです。 たとえば、ドイツで作成されたファイルでは、ウムラウト文字を含むファイルの保存がサポートされており、後述の手順に従ってウムラウト文字を挿入する必要はありません。 ファイル保存時のエンコーディングで特殊文字がサポートされていない場合にのみ、後述の手順に従ってください。 著作権記号はその一例です。
この手順は、バルク・ロード・ファイルに特殊文字をコピーする方法の1つにすぎません。 他にも方法はあります。
バルク・ロード・ファイルに特殊文字を挿入する手順は、次のとおりです。
コンピュータの構成によっては、このユーティリティに「スタート」メニューからアクセスできる場合があります。「プログラム」>「アクセサリ」>「システム ツール」を順番に選択します。
「文字コード表」ウィンドウの「文字セット」ドロップダウン・メニューまたは詳細表示領域でエンコーディングを検索できます。
「文字コード表」ウィンドウの「フォント」メニュー「Times New Roman」などのフォントを選択する操作が必要になる場合があります。
「文字コード表」ユーティリティを使用するかわりに、[Alt]+数字キーによる番号を特殊文字に使用することもできます。 ([Alt]キーを押しながら番号を入力します。 番号を入力するには、キーボードの数字キーパッドを使用する必要があります。) たとえば、[Alt] + 0169と入力すると著作権記号©が表示されます。 これらの番号は、文字に相当する10進数です。 たとえば、065はAに相当する10進数です。
注意: バルク・ロード・ファイルには、HTMLのコードや文字列、またはJavaスクリプトを使用しないでください。 セキュリティ上の理由で、Oracle Applications Framework(Oracle iProcurementの構築基盤として使用されているテクノロジ)ではこれらの文字が無視されます。 たとえば、<B>即購入</B>はカタログに<B>即購入</B>と表示されます。 著作権記号のかわりに文字列©を使用すると、形式エラーとなります。 (特殊文字列のうちアンパサンドを表す&、小なり記号を表す<および大なり記号を表す>は例外で、CDATAタグで囲まなくても機能します。 たとえば、&はカタログに&と表示されます。)
品目について2種類のイメージを指定またはロードできます。
サムネイル・イメージの推奨サイズなど、イメージ管理の詳細は、『Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド』のイメージ管理に関する項を参照してください。
品目をバルク・ロード・ファイル内のイメージに関連付けるには、次の2つの方法があります。
イメージをローカル・サーバーにコピーする手順は、次のとおりです。
通常、このパスはOA_MEDIAディレクトリに対応します。 OA_MEDIAディレクトリの正確な場所は、データベース管理者またはインストール・チームに確認してください。
カタログでは、バックグラウンドで「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」プロファイル・オプションを使用してイメージが検索されます。 たとえば、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」がhttp://abc.com:8888に設定され、「POR: ホスト・イメージ・ディレクトリ」が/OA_MEDIA/US/に設定されている場合、カタログではイメージabc.gifがhttp://abc.com:8888/OA_MEDIA/US/abc.gifで検索されます(バルク・ロード・ファイルでhttp://abc.com:8888/abc.gifなどの完全URLを指定すると、カタログはそのURLに直接移動します。 カタログで前述のプロファイル・オプションに基づいてURLが作成されるのは、バルク・ロード・ファイル内でURLなしのカタログ・イメージ名が指定されている場合のみです。)
たとえば、「品目詳細」ページのイメージを指定するには、次のように指定します。
<NAMEVALUE>
<NAME>PICTURE</NAME>
<VALUE>bluepen.gif</VALUE>
</NAMEVALUE>
「検索結果」ページおよび「比較」ページのサムネイル・イメージを指定するには、次のように指定します。
<NAMEVALUE>
<NAME>THUMBNAIL_IMAGE</NAME>
<VALUE>bluepen_thumb.gif</VALUE>
</NAMEVALUE>
注意: イメージ・ファイル名には大/小文字区別があります。 たとえば、イメージ・ファイル名がbluepen.gifであっても、「イメージ」フィールドでBluePen.gifと指定すると、そのイメージは表示されません。
インターネット上にあるイメージのURLを指定する手順は、次のとおりです。
たとえば、「品目詳細」ページのイメージを指定するには、次のように指定します。
<NAMEVALUE>
<NAME>PICTURE</NAME>
<VALUE>http://www.oracle.com/logo.gif</VALUE>
</NAMEVALUE>
「検索結果」ページおよび「比較」ページのサムネイル・イメージを指定するには、次のように指定します。
<NAMEVALUE>
<NAME>THUMBNAIL_IMAGE</NAME>
<VALUE>http://www.oracle.com/logo_thumb.gif</VALUE>
</NAMEVALUE>
品目のイメージURL(古いPICTURE_URLフィールドを使用)とサーバー・イメージ(PICTUREを使用)の両方を指定すると、Oracle iProcurementではサーバー・イメージが表示されます。
注意: 詳細イメージとサムネイル・イメージを個別に作成するかわりに、「イメージ」フィールドと「サムネイル・イメージ」フィールドの両方に同じイメージ・ファイル名またはURLを使用できます。 次に、「POR: サムネイル幅」または「POR: サムネイル高さ」プロファイル・オプションを設定して、サムネイル・イメージのサイズを変更します。
カタログ品目は、Oracle iProcurementでサポートされているすべてまたはいずれかの言語でロードできます。 ファイルで指定する言語は、Oracle iProcurementデータベースにインストール済である必要があります。
品目をカタログに追加する際には、XMLファイルの先頭で指定されている言語でのみ追加されます。 カタログ品目を他の言語で提供するには、XMLファイルを翻訳し、サポート対象言語と処理コマンドSYNCを指定して再ロードします。
処理DELETEを指定して品目を削除すると、その品目はOracle iProcurementデータベースにインストール済の全言語について削除されます。
品目を他の言語で作成する場合、XMLファイルでは(必要最小限の値とともに)翻訳可能な記述子(「翻訳可能テキスト」データ型の記述子)のみを指定する必要があります。 「製造業者品目番号」など、翻訳不可の記述子はすべて、品目作成時のオリジナル言語から自動的に継承されます。 翻訳済ファイルのロード時に翻訳不可の記述子の値を変更すると、変更内容はOracle iProcurementデータベースにインストール済の全言語で表示されます。 言語別に変更できるのは翻訳可能な記述子のみです。 たとえば、ある言語で「製造業者品目番号」を変更すると、全言語で変更されます。ただし、品目の「摘要」を変更すると、ファイルで指定されている言語でのみ変更されます。
カタログ品目は1回に1言語でロードします。 たとえば、EN-US言語コードを使用して英語のカタログ品目をロードしてから、そのカタログ・ファイルを翻訳し、FR-FR言語コードを使用してフランス語でロードします。
品目の翻訳が必要な情報は、次のとおりです。
カタログにロードするカタログ品目と同様に、翻訳済ファイル内のカテゴリ名またはキーとローカル記述子名またはキーも、外国語カタログ内の名前およびキーと正確に一致する必要があります。 キーは全言語で同じになりますが、名前は異なる場合があります。 品目を翻訳する際に、その言語のカテゴリ名またはカテゴリ・キーを参照できます。 次の例では、カテゴリ・キーは全言語でBall Point Pensですが、スペイン語ではカテゴリ名がBolígrafosです。
タグ | EN-US | ES-ES |
---|---|---|
<NAME> | Ball Point Pens | Bolígrafos |
<KEY> | Ball Point Pens | Ball Point Pens |
ローカル記述子(Ink Colorなど)とベース記述子の場合も同様です。 たとえば、仕入先品目番号のキーは常にSUPPLIER_PART_NUMですが、名前である「仕入先品目」は言語ごとに異なります。 指定言語による名前またはキーのいずれかを参照できます。
翻訳済ファイルに価格設定を含める必要はありません。 品目が他の言語に翻訳されるときに、価格設定も自動的にその言語に上書きコピーされます。 翻訳済ファイルでは価格設定情報を省略できます。
翻訳不可のすべての記述子と同様に、ある言語で価格設定情報を変更すると、すべての言語で変更されます。 たとえば、ファイルでEN-US(英語)を指定して、原価が2 USDの品目をバルク・ロードするとします。 後でEN-USをFR-FR(フランス語)に変更し、価格を2 USDから4 USDに変更します。 価格はすべての言語で変更されます。
また、営業単位AのUSD価格を指定してEN-US(英語)ファイルを公開するとします。次に、営業単位Aについて価格設定をUSDからFRFに変更し、そのカタログ・ファイルのFR-FR(フランス語)バージョンを作成します。この場合、Oracle iProcurementには営業単位Aの価格表が2つ(一方はUSD建て、他方はFRF建て)存在することになり、営業単位Aのユーザーには価格がこの2つの通貨で表示されます。 ただし、営業単位A専用にUSD価格、営業単位B専用にFRF価格を公開すると、各営業単位のユーザーにはそれぞれの価格のみが表示されます。 価格表通貨は言語に依存しません。
システムでは、ファイルで指定した言語コードを使用して数値の小数セパレータが判別されます。 たとえば、ファイルで英語(アメリカ)(EN-US)を指定すると、システムではピリオドが小数セパレータとして解析されます。 ファイルでドイツ語(DE-DE)を指定すると、システムではカンマが小数セパレータとして解析されます。 次の表に例を示します。
バルク・ロード・ファイル内の言語 | バルク・ロード・ファイル内の価格 | 「ICX: 数字」が10,000.00の場合に表示される価格 | 「ICX: 数字」が10.000,00の場合に表示される価格 |
---|---|---|---|
EN-US | 2,000 | 2,000.00 | 2.000,00 |
DE-DE | 2,000 | 2.00 | 2,00 |
EN-US | 10000.00 | 10,000.00 | 10.000,00 |
DE-DE | 10000.00 | 1,000,000.00 | 1.000.000,00 |
EN-US | 1.2,5 | EN-USではカンマは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 | EN-USではカンマは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 |
DE-DE | 1.2,5 | 12.50 | 12,50 |
DE-DE | 1,2.5 | DE-DEではピリオドは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 | DE-DEではピリオドは小数セパレータとして予期されないため、この価格はバルク・ローダーで却下されます。 |
EN-US | 1,29 | 129.00 | 129,00 |
DE-DE | 1,29 | 1.29 | 1,29 |
注意: 小数セパレータは、Oracle Applicationsのプロファイル・オプション「ICX: 数字」の影響を受けます。 このプロファイル・オプションが小数セパレータとしてピリオドを使用するように設定されている場合、依頼者には言語に関係なく小数セパレータとしてピリオドが表示されます。 バルク・ローダーでは、ファイル内の言語コードを使用して小数セパレータの位置が判別されます。 このプロファイル・オプションでは、依頼者に対する価格の表示方法が決定されます。 (プロファイル・オプション「ICX: 数字」が設定されていなければ、Oracle iProcurementではnls_numeric_parametersデータベース設定を使用して価格の表示方法が決定されます。)
この例では、「XMLの例6」で作成された仕入先品目番号MW9001がスペイン語に翻訳されます。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1" ?> <!-- version and character set encoding information-->
<CATALOG xml:lang="ES-ES"> <!--language identification-->
<ADMIN> <!--start of administrative section-->
<NAME>Material de Oficina</NAME>
<INFORMATION>
<DATE>30-MAR-2003</DATE>
<SOURCE>Acme</SOURCE>
</INFORMATION>
</ADMIN>
<DATA> <!--start of catalog data section-->
<ITEM ACTION="SYNC"> <!--Action must be SYNC -->
<OWNER>
<KEY>BALL_POINT_PENS</KEY> <!--key is non-translatable (same in all languages)-->
<NAME>Bolígrafos</NAME>
</OWNER>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER_PART_NUM</NAME>
<VALUE>MW9001</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>SUPPLIER</NAME>
<VALUE>Acme</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>DESCRIPTION</NAME>
<VALUE>Tinta azul, punta fina</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>TYPE</NAME> <!--key for the local descriptor Type-->
<VALUE>Punta fina</VALUE>
</NAMEVALUE>
<NAMEVALUE>
<NAME>INK_COLOR</NAME> <!--key for the local descriptor Ink Color-->
<VALUE>Azul</VALUE>
</NAMEVALUE>
</ITEM>
</DATA>
</CATALOG>
Oracle iProcurementパッチセットIのリリースでは、2つのXMLローダー(スキーマのロード用に1つとデータのロード用に1つ)が導入されました。 ただし、以前のリリースのOracle iProcurementでは、スキーマとデータの両方に1つのローダーのみを使用していました。 スキーマとデータが1つのファイルに共存していた以前のリリースのOracle iProcurement用に作成されたカタログ・ファイルをサポートするために、新規のローダーが両方とも変更されています。 これらの変更により、カタログ・ファイルを手動で操作する必要がなくなっています。
「品目のアップロード」ボタンを介してカタログ・ファイルが発行される場合、スキーマ・セクションと階層セクションは無視されます。 「スキーマのアップロード」ボタンを介してカタログ・ファイルが発行されると、Contracts、Root_DescriptorsおよびDataセクションは無視されます。
以前のリリースのOracle iProcurementで作成されたカタログを正常にロードする手順は、次のとおりです。
スキーマ・セクションと階層セクションの検証など、スキーマのロードに関する項を参照してください。