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Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド
リリース11i
B25743-01
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XMLを使用したカタログ・スキーマのロード

概要

記述子、カテゴリおよび関連をアップロードすると、Oracle iProcurementユーザーがカタログを検索するときに表示されます。 この情報をOracle iProcurementにロードするために使用するXMLファイルは、テキスト・エディタ、市販のXML生成プログラムまたは独自に作成したXML生成プログラムで生成できます。

オンライン編集およびXMLファイルの任意の組合せを使用して、カタログ構造を保守できます。 どちらの方法を使用してもかまいません。 たとえば、初期のカタログと記述子のロードにXMLを使用する場合、その追加または変更にはeContent Managerで「オンライン・スキーマの保守」ページを使用できます。

このドキュメントは、eContent Managerの「インストラクションおよびテンプレートのダウンロード」ページからダウンロード可能なREADMEファイルとしても使用可能です(「iProcurementカタログ管理」職責でログインしている場合)。 Oracle iProcurementの以降のリリースでは、必ずeContent ManagerのREADMEファイルで最新情報を確認してください。

カタログ構造の概要

大きくわけると、カタログの定義にはカタログ・データおよびカタログ・スキーマという2つの部分が使用されます。

カタログ・データは、購入可能な品目とサービスで構成されます。 これらの品目とサービスの関連価格も、カタログ・データの一部とみなされます。

カタログ・スキーマは、カテゴリ、特定のカテゴリの品目を記述するためのローカル記述子(カテゴリ属性)、およびカタログ内の品目またはサービスの記述に使用するベース記述子(ベース属性)の組合せで構成されます。

カタログのカテゴリには2つのタイプがあります。 これらのカテゴリにより階層が定義されます。

ローカル記述子は、特定の品目カテゴリの品目にのみ適用されます。 「インク・カラー」は、品目カテゴリ「ボールペン」のローカル記述子の一例です。 品目カテゴリごとに異なるローカル記述子を使用できます。ローカル記述子は常にオプションです。

ベース記述子は、カタログ内のすべての品目またはサービスに適用されます。 「仕入先」は、ベース記述子の一例です。 「仕入先品目番号」のように必須のベース記述子と、「製造業者」のようにオプションのベース記述子があります。

XMLを使用したカタログ・スキーマのロード

カタログにロードされたカタログ・スキーマは、3つのメイン・セクションにわかれています。

XMLファイルは、カテゴリのみ、記述子のみ、関連のみまたはこの3つの任意の組合せで構成できます。 最初にカテゴリと記述子を(任意の順序で)定義してから、階層関連を定義する必要があります。

さらに2つのセクションRoot_DescriptorsおよびDataがあり、以前のリリースのOracle iProcurement用に作成されたカタログ・ファイルのサポートにのみ使用されます。 新規カタログ・ファイルには、この2つのセクションを含めないでください。 詳細は、「下位互換性」を参照してください。

カタログ・スキーマの文書タイプ定義(DTD)

文書タイプ定義(DTD)は、特定のXMLファイルの要件の正式な定義またはサマリーです。 このDTDを使用してXMLファイルを構造化できます。 ただし、このドキュメントに示すサンプルXMLファイルを使用してXMLファイルを作成することもできます。

XMLファイルは、次のWorld Wide Web Consortium(W3C)仕様に準拠する必要があります。

カタログ・スキーマDTDは、Zipリソースのダウンロードにより提供されます。 このDTDは、$OA_HTMLディレクトリ(またはプラットフォーム・ベースの対応するディレクトリ)にもあります。 DTDファイル名はCatalogSchema.dtdです。

バージョンとキャラクタ・セット・エンコーディング

各XMLファイルには、使用しているXMLのバージョンとファイル内で使用している特殊なエンコーディング(またはキャラクタ・セット)を示す1行を含める必要があります。 バージョンは常に1.0です。 品目摘要および他のカタログ・データに基本的な英数字(a〜z、A〜Z、0〜9またはASCIIコード0〜127の特殊文字)を使用する場合、またはファイルの編集にUTF-8エディタを使用した場合は、XMLファイルの冒頭は次のようになっているため、エンコーディングを指定する必要はありません。

<?xml version="1.0" ?>

ドキュメントのエンコーディングを指定しなければ、UTF-8とみなされます。

UTF-8エディタを使用しておらず、カタログ・コンテンツに特殊文字(著作権記号や登録商標記号など)、アクセント記号付き文字(éなど)またはバイナリ表現128以上の文字が含まれている場合は、エディタでファイルの保存に使用されるキャラクタ・セットを指定する必要があります。 たとえば、スペイン語文字をサポートするISO-8859-1エディタを使用してファイルをスペイン語で作成する場合は、次のようにXMLファイルにもエンコーディングISO-8859-1を入力する必要があります。

<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1" ?>

システムでは、XMLファイルで指定したエンコーディングがファイル・コンテンツの読取りに使用されます。 このエンコーディングでファイル内の文字がサポートされていない場合、またはファイル保存時のエンコーディングと一致しない場合、システムによりエラーが生成されてファイルが「失敗」ステータスに設定されて却下されます。

Internet Assigned Numbers Authority(IANA)に登録されているキャラクタ・セット名を使用して、エンコーディングを指定します。 登録済キャラクタ・セットのリストは、URL http://www.iana.org/assignments/character-setsにアクセスしてIANAから入手できます。

言語の識別

発行するXML文書は、Extensible Markup Language(XML) 1.0 W3C勧告に記述されているxml:lang属性を使用して言語仕様をサポートする必要があります(すべての公開済勧告と勧告案については、http://www.w3.org/TRを参照)。

XML 1.0仕様からの次の抜粋は、言語の識別方法を記述したものです。

この仕様により、LangcodeにはISO 639(言語名の表現コード)で定義されている2文字の言語コードを使用する必要があります。 Subcodeには、ISO 3166(国名の表現コード)からの国コードを使用する必要があります。 (次の表に示す言語コードと地域コードを参照)。

たとえば、次の例では、言語は英語、国はアメリカに設定されています。

<CATALOG xml:lang="EN-US">

指定する言語は、Oracle iProcurementデータベースにインストール済である必要があります。 カタログ・コンテンツの翻訳を提供する方法の詳細は、「カタログ・スキーマの翻訳」を参照してください。

Oracle iProcurementカタログでは、対応する言語がインストールされていれば、次の言語コードと地域コードの組合せがサポートされます。

有効な言語コードと地域コード
言語 言語コード 地域コード
英語(アメリカ) EN US
アラビア語 AR AE
ポルトガル語(ブラジル) PT BR
英語(イギリス) EN GB
ブルガリア語 BG BG
フランス語(カナダ) FR CA
カタロニア語 CA CT
クロアチア語 HR YU
チェコ語 CZ CZ
デンマーク語 DA DK
オランダ語 NL NL
エジプト語 EG EG
フィンランド語 FI FI
フランス語 FR FR
ドイツ語 DE DE
ギリシャ語 EL GR
ヘブライ語 IW IL
ハンガリー語 HU HU
アイスランド語 IS IS
イタリア語 IT IT
日本語 JA JP
韓国語 KO KR
スペイン語(ラテン・アメリカ) ES MX
リトアニア語 LT LT
ノルウェー語 NO NO
ポーランド語 PL PL
ポルトガル語 PT PT
ルーマニア語 RO RO
ロシア語 RU SU
中国語(簡体字) ZH CN
スロバキア語 SK SI
スロベニア語 SL SI
スペイン語 ES ES
スウェーデン語 SV SE
タイ語 TH TH
中国語(繁体字) ZH TW
トルコ語 TR TR

管理セクション

このセクションは必須であり、カタログの識別に使用されます。

必須で検証対象の管理情報

次の表に、必須の管理セクション・フィールドを示します。

注意: このドキュメントに示される最大バイト長は、文字数とは異なる場合があります。 たとえば、日本語の700文字は通常は701バイト以上になり、特殊記号は(1文字ですが)2バイト以上になる場合があります。 したがって、次の表は実際の最大バイト数を示しています。 これらを最大文字数に変換する方法は、使用する言語と文字およびデータベース管理者によるデータベース・キャラクタ・セットの構成内容に応じて異なります。

管理セクション・フィールド
タグ 必須かどうか デフォルト値 説明と検証 
<NAME> 必須 (デフォルトなし) 独自の目的でファイルの識別に使用する名前。 この値の検証は実行されません。 上限は250バイトです。
<DATE> 必須 (デフォルトなし) 作成日または変更日。 選択した日付書式を使用します。この値の検証は実行されません。
<SOURCE> 必須 (デフォルトなし) XML文書の作成者。 ユーザー、会社またはツールを指定できます。 この値の検証は実行されません。

XMLの例1: 管理情報の入力

<ADMIN>
 <NAME>Vision Operations</NAME>
 <INFORMATION>
  <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  <SOURCE>Acme</SOURCE>
 </INFORMATION>
</ADMIN>

XMLの例2: 管理情報<ADMIN>の入力

<ADMIN>
<NAME>Vision Operations</NAME>
 <INFORMATION>
  <SOURCE>Acme</SOURCE> <!--SOURCE and DATE are interchangeable-->
  <DATE>08-DEC-2003</DATE>
 </INFORMATION>
</ADMIN>

スキーマ・セクション

スキーマ・セクションはオプションであり、1つ以上のカテゴリ・セクションまたは記述子セクションを含みます。

カテゴリ・セクションは、品目カテゴリと参照カテゴリの両方の定義に使用されます。 これらのタイプのカテゴリ間の関連は、XMLファイルの階層セクションで設定されますが、階層はカテゴリ・セクションで実行できる一部の処理による影響を受けます。 たとえば、参照カテゴリがスキーマ・セクションから削除されると、その下位カテゴリはすべて階層から切断されます。 (「XMLの例11: 参照カテゴリの削除」を参照。)

記述子セクションは、ベース記述子とローカル記述子の定義に使用されます。 たとえば、タグを使用して、品目詳細を表示する際に記述子が検索可能であるか参照可能であるかを指定できます。 これらのタグがXMLファイルに含まれていない場合、記述子にはデフォルトが適用されます。 (「デフォルトのベース記述子」を参照。)

カテゴリと記述子は、処理コマンドADD、UPDATE、SYNCまたはDELETEを使用して保守できます。 処理コマンドADDおよびUPDATEは、内部的にSYNCに変換されます。 SYNC処理では、指定したカテゴリまたは記述子が新規の場合は追加され、既存の場合は更新されます。

SYNCの使用時にカテゴリが追加されるか更新されるかを判別するために、Oracle iProcurementではカテゴリKEYが照合されます。 XMLファイル内のカテゴリKEYがカタログ内のカテゴリKEYと一致すると、カタログ内のカテゴリはXMLファイルに指定されている情報で更新されます。 それ以外の場合、カテゴリはカタログに追加されます。

SYNCの使用時に記述子が追加されるか更新されるかを判別するために、Oracle iProcurementでは記述子KEYおよびOWNER名またはキーが照合されます。 XMLファイル内のKEYおよびOWNERがカタログ内のKEYおよびOWNERと一致すると、カタログ内の記述子はXMLファイルに指定されている情報で更新されます。 それ以外の場合、記述子はカタログに追加されます。

注意: スキーマ・バルク・ロード・ファイルを使用する場合、品目が含まれている品目カテゴリは処理コマンドDELETEで削除できません。 最初に品目を削除するか新規カテゴリに移動してから、カテゴリを削除する必要があります。 (「品目カテゴリ」スキーマ保守ページを使用すると、品目含むカテゴリをオンラインで削除できます。)

注意: Oracle iProcurementに用意されているデフォルトのベース記述子は削除できません。 (「デフォルトのベース記述子」を参照。)

注意: 記述子を削除すると、その情報はカタログ内の品目自体からも削除されます。 たとえば、カテゴリ「ペン」から「インク・カラー」記述子を削除すると、そのカテゴリの全品目についてインク・カラーが表示されなくなります。 ベース記述子を削除すると、カタログ内の全品目についてその記述子が表示されなくなります。 記述子を削除した後で再び追加する場合は、同じ名前とキーを(必要に応じて)使用できます。 削除した記述子を追加しても、その値は追加されないことに注意してください。 たとえば、「インク・カラー」を削除した後で再び追加しても、「インク・カラー」の値(青や黒など)は戻りません。

Oracle iProcurementのカタログでは、次がサポートされます。

必須で検証対象のカテゴリ情報

次の表に、カテゴリ・セクション・フィールドを示します。

カテゴリ・フィールド
タグ 必須かどうか デフォルト値 説明と検証 サイズ(バイト数)
<KEY> 必須 (デフォルトなし) カテゴリの内部識別子。 一意キーが必要です。 指定したキーは変更できません。 NAMEと同じキーを指定でき、空白を含めることができます。 250
<NAME> 新規カテゴリの作成時は必須 (デフォルトなし) Oracle iProcurementのユーザーに表示するカテゴリ名。 一意である必要があります。 250
<TYPE> オプション GENUS カテゴリを参照カテゴリとして指定するには、タイプNAVIGATIONを使用します。 カテゴリを品目カテゴリとして指定するには、タイプGENUSを使用します。指定したタイプは変更できません。
<DESCRIPTION> オプション (デフォルトなし) 独自の目的に使用するカテゴリの摘要(依頼者にはオンライン表示されません)。 700

新規に作成するカテゴリは、そのカテゴリの品目に対する購買依頼が正常に作成されるように、Oracle Applications内のカテゴリにマップする必要があります。 マッピングの詳細は、eContent Managerのオンライン・ヘルプ(「iProcurementカタログ管理」職責を介してアクセス可能)を参照してください。

必須で検証対象の記述子情報

次の表に、記述子セクション・フィールドを示します。

記述子フィールド
タグ 必須かどうか 説明と検証 サイズ(バイト数)
<KEY> 必須 記述子の内部識別子。 一意キーが必要です。 指定したキーは変更できません。 NAMEと同じキーを指定でき、空白を含めることができます。
デフォルト値: (デフォルトなし)
250
<NAME> 新規記述子の作成時は必須 Oracle iProcurementのユーザーに表示する記述子名。 ローカル記述子の場合は、カテゴリ(<OWNER>)内で一意でベース記述子名とは異なる名前を指定する必要があります。 ベース記述子の場合は、カタログ内で一意の名前を指定する必要があります。
デフォルト値: (デフォルトなし)
250
<OWNER><KEY> オプション 所有者は、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 ローカル記述子を定義する場合は、所有者がカテゴリです。 所有者を指定しないか、0(ゼロ)を指定すると、記述子はベース記述子として作成されます。
デフォルト値: 0
250
<OWNER><NAME> オプション 所有者は、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。
デフォルト値: 「ルート・カテゴリ」
250
<TYPE> オプション 記述子のデータ型。
「テキスト」: すべての言語で同一に表示され、翻訳できない数値またはテキスト。
「翻訳可能テキスト」: 翻訳する場合は言語ごとに異なってもよい数値またはテキスト。
「数値」: 小数点ありまたはなしの正負の数値。
指定したタイプは更新できません。
デフォルト値: 「翻訳可能テキスト」
<DESCRIPTION> オプション 独自の目的に使用する記述子の摘要(オンライン表示されません)。
デフォルト値: (デフォルトなし)
700
<SEARCHRESULTSVISIBLE> オプション 記述子を検索結果に表示するかどうかを指定します。 有効な値は0(表示しない場合)または1(表示する場合)です。 ローカル記述子が依頼者に表示されるのは、カテゴリをオンラインで参照することでアクセスされる場合のみです。
注意: 次の記述子の後には、スペースを考慮して、検索結果で参照可能な最初の11の記述子のみが順次表示されます。「サムネイル・イメージ」、「摘要」、「詳細摘要」、「単位」、「単価」、「通貨」、「機能通貨価格」、「機能通貨」(および「カテゴリ」)。
デフォルト値: 0
<SEQUENCE> オプション 記述子が検索結果に表示される場合、連番は「検索結果要約」「検索結果」「品目詳細」および「品目の比較」の各ページにおける記述子の表示順序を示します。 ローカル記述子が依頼者に表示されるのは、参照カテゴリによりオンラインでアクセスされる場合のみです。 既存の記述子の順序については、「デフォルトのベース記述子」を参照してください。 連番には小数を使用しないでください。 (必要に応じて既存の連番を再利用できます。 記述子は、同じ番号を持つ記述子の横に表示されます。)
デフォルト値: -1(連番を表示しない場合、記述子はOracle iProcurementに用意されているデフォルトのベース記述子の後に表示されます。)
<SEARCHABLE> オプション この記述子が検索エンジンで検索されるかどうかを指定します。 有効な値は0(検索されない場合)または1(検索される場合)です。
デフォルト値: 1
<ITEMDETAILVISIBLE> オプション Oracle iProcurementのユーザーが品目詳細を表示したり品目を比較するときに、この記述子を表示するかどうかを指定します。 有効な値は0(表示しない場合)または1(表示する場合)です。
デフォルト値: 1

ヒント: ベース記述子を作成する場合は、OWNERを省略してください。 OWNERを省略すると、カタログではベース記述子を作成するものとみなされます。

デフォルトのベース記述子

次の表に、Oracle iProcurementに用意されているデフォルトのベース記述子とデフォルト値を示します。 次に示す記述子の一部は、カタログ品目のバルク・ロード時には使用されませんが、Oracle iProcurementの記述子順序の一部です。

デフォルトの記述子情報(順次表示)
記述子 SEQUENCE SEARCHRESULTSVISIBLE ITEMDETAILVISIBLE SEARCHABLE
サムネイル・イメージ 1 * 1(Yes) 1(「品目の比較」ページでYes) 0(No)*
説明 2 1(Yes) 1(Yes) 1(Yes)
仕入先 3 1(Yes) 1(Yes) 1(Yes)
仕入先サイト 4 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
仕入先品目 5 1(Yes) 1(Yes) 1(Yes)
仕入先部品補助ID 6 0(No) 1(Yes) 1(Yes)
社内品目番号 + 7 1(Yes) 1(Yes) 1(Yes)
イメージ 7 0(No)* 1(Yes) 0(No)*
製造業者 8 0(No) 1(Yes) 1(Yes)
製造業者品目 9 0(No) 1(Yes) 1(Yes)
単位 10 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
単価 11 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
通貨 12 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
機能通貨価格 + 13 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
機能通貨 + 14 1(Yes) 1(Yes) 0(No)*
入手可能 15 0(No) 1(Yes) 0(No)
リード・タイム 16 0(No) 1(Yes) 0(No)*
UN/SPSCコード 17 0(No) 1(Yes) 1(Yes)
品目タイプ 18 0(No) 1(Yes) 0(No)
営業単位(購買担当) 19 0(No)* 0(No)* 0(No)*
契約番号 20 0(No) 1(Yes) 0(No)*
契約明細 21 0(No) 0(No) 0(No)*
価格表 22 0(No)* 0(No)* 0(No)*
別名 23 0(No) 0(No) 1(Yes)
注釈 24 0(No) 0(No) 0(No)
詳細摘要 25 1(Yes) 1(Yes) 0(No)
添付URL 26 0(No)* 1(Yes) 0(No)*
仕入先URL 27 0(No) 1(Yes) 0(No)*
製造者URL 28 0(No) 1(Yes) 0(No)*
イメージURL 30 0(No)* 0(No) 0(No)*

* これらのプロパティは変更しないでください。

+ これらの記述子の一部のプロパティは変更できますが、品目のバルク・ロード時に値を追加または更新することはできません。

次の表に、デフォルトでSEARCHRESULTSVISIBLEである記述子について、前述の表「デフォルトの記述子情報(順次表示)」と同じ情報を示します。

デフォルトの記述子情報(検索結果で参照可能)
記述子 SEQUENCE
サムネイル・イメージ 1
説明 2
仕入先 3
仕入先サイト 4
仕入先品目 5
社内品目番号 7
単位 * 10
単価 11
通貨 12
機能通貨価格 * 13
機能通貨 * 14
詳細摘要 * 25

* これらの記述子の検索結果における表示順序は、連番では制御できません。

次の表に、デフォルトでITEMDETAILVISIBLEである記述子について、前述の表「デフォルトの記述子情報(順次表示)」と同じ情報を示します。

デフォルトの記述子情報(「品目詳細」と「比較」で参照可能)
記述子 SEQUENCE
サムネイル・イメージ * 1
摘要 * 2
仕入先 3
仕入先サイト 4
仕入先品目 5
仕入先部品補助ID 6
社内品目番号 7
イメージ * 7
製造業者 8
製造業者品目 9
単位 10
単価 11
通貨 12
機能通貨価格 13
機能通貨 14
入手可能 15
リード・タイム 16
UN/SPSCコード 17
品目タイプ 18
契約番号 20
詳細摘要 25
添付URL * 26
仕入先URL * 27
製造者URL * 28

* これらの記述子の「品目詳細」および「比較」ページにおける表示順序は、連番では制御できません。

品目カテゴリは、検索結果と品目詳細に常に表示されます。

次のいずれかの記述子が検索付不可に設定されている場合も、「拡張検索」ページには表示されます。ただし、依頼者が記述子を選択すると、検索できないことを示すエラー・メッセージが表示されます。

XMLの例3: 品目カテゴリとローカル記述子の作成

この例では、3つの品目カテゴリEnvelopesおよびPensがカタログに追加されます。 また、両方の品目カテゴリに対してローカル記述子が定義されます。

<?xml version="1.0" ?>  <!--version and character set encoding information-->
<CATALOG xml:lang="EN-US">  <!--language identification-->
<ADMIN>  <!--start of administrative section-->
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>09-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>  <!--end of administrative section-->
 <SCHEMA>  <!--start of schema section-->
  <CATEGORY ACTION="SYNC">  <!--start of category section for first category-->
   <KEY>44.12.15.06.00</KEY>
   <NAME>Envelopes</NAME>
   <TYPE>GENUS</TYPE><!--type determines if category is browsing or item-->
</CATEGORY><!--end of category section for category Envelopes-->
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC"><!--start of descriptor section for category Envelopes-->
   <KEY>SIZE</KEY>
   <NAME>Size</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>44.12.15.06.00</KEY>
    <NAME>Envelopes</NAME>
   </OWNER>
   <DESCRIPTION>Letter or Legal Size</DESCRIPTION> <!--description is optional, for your own purposes-->
  </DESCRIPTOR>  <!--end of descriptor section-->
  <CATEGORY ACTION="SYNC">  <!--start of category section for second category-->
   <KEY>44.12.17.04</KEY>
   <NAME>Pens</NAME>
   <TYPE>GENUS</TYPE>  <!--type determines if category is browsing or item-->
</CATEGORY>  <!--end of category section for category Pens-->
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">  <!--start of descriptor section for category Pens-->
   <KEY>INK_COLOR</KEY>
   <NAME>Ink Color</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
    <NAME>Pens</NAME>
   </OWNER>
</DESCRIPTOR>  <!--end of descriptor section for descriptor Ink Color-->
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">  <!--start of descriptor section for category Pens-->
   <KEY>LENGTH</KEY>
   <NAME>Length (CM)</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
    <NAME>Pens</NAME>
   </OWNER>
   <TYPE>Number</TYPE>
   <DESCRIPTION>Length of the pen</DESCRIPTION>    <!--description is optional, for your own purposes-->
   <SEARCHABLE>No</SEARCHABLE>
  </DESCRIPTOR>  <!--end of descriptor section for descriptor Length (CM)-->

</SCHEMA>  <!--end of schema section-->
</CATALOG>  <!--end of catalog-->

XMLの例4: 品目カテゴリとローカル記述子の削除

この例では、カテゴリPens(「XMLの例3」で作成)の品目カテゴリEnvelopesとローカル記述子Ink Colorが削除されます。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>  <!--start of administrative section-->
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>09-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
</ADMIN>   <!--end of administrative section-->
 <SCHEMA>   <!--start of schema section-->
  <CATEGORY ACTION="DELETE">   <!--start of category section, deleting Envelopes-->
   <KEY>44.12.15.06.00</KEY>
   <NAME>Envelopes</NAME>
   <TYPE>GENUS</TYPE>
</CATEGORY>   <!--end of category section-->
  <DESCRIPTOR ACTION="DELETE">  <!--start of descriptor section, deleting Ink Color-->
   <KEY>INK_COLOR</KEY>
   <OWNER>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
   </OWNER>
  </DESCRIPTOR>  <!--end of descriptor section for descriptor Ink Color-->
 </SCHEMA>
</CATALOG>

XMLの例5: ベース記述子の作成

この例では、2つのベース記述子Country of OriginおよびShipping Costがカタログに追加されます。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>
   <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>
 <SCHEMA>
 <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">  <!--start of first base descriptor-->
   <KEY>Country of Origin</KEY>
   <NAME>Country of Origin</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>0</KEY>   <!--key must be 0 when defining a base descriptor-->
   </OWNER>
  </DESCRIPTOR>
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">   <!--start of second base descriptor-->
   <KEY>Shipping Cost</KEY>
   <NAME>Shipping Cost</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>0</KEY>
   </OWNER>
   <TYPE>Number</TYPE>
  </DESCRIPTOR>
 </SCHEMA>
</CATALOG>

XMLの例6: ベース記述子の更新

この例では、「XMLの例5」で作成したベース記述子Shipping Costの名前が更新されます。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
 <ADMIN>
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>
 <SCHEMA>
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">
  <KEY>SHIPPING COST</KEY>  <!--key is case insensitive-->
   <NAME>SHIPPING COST</NAME>   <!--name changed to upper case-->
   <OWNER>
    <KEY>0</KEY>
   </OWNER>
  </DESCRIPTOR>
  </SCHEMA>
</CATALOG>

XMLの例7: ベース記述子の削除

この例では、「XMLの例5」で作成したベース記述子Shipping Costが削除されます。

注意: ベース記述子を削除するとデータが消失してリカバリできない可能性があるため、削除する際には慎重に考慮してください。 削除したベース記述子で提供されていた情報が、すべての品目から失われます。

<?xml version="1.0" ?>
   <CATALOG xml:lang="EN-US">
   <ADMIN>
   <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>
 <SCHEMA>
  <DESCRIPTOR ACTION="DELETE">  <!--start of deleting descriptor-->
   <KEY>Shipping Cost</KEY>
   <NAME>Shipping Cost</NAME>
   <OWNER>
    <KEY>0</KEY>   <!--key must be 0 when specifying a base descriptor-->
   </OWNER>
  </DESCRIPTOR>
  </SCHEMA>
</CATALOG>

階層セクション

階層セクションはオプションです。 階層セクションを使用して、依頼者がオンラインで参照できるカテゴリの階層を表示します。

また、Oracle iProcurementのeContent Managerでカテゴリ階層をオンラインで管理して、階層セクションと同じ処理を実行することもできます。

カテゴリ階層を作成しなければ、カテゴリは単体で存在することになります。 つまり、依頼者はカテゴリをオンラインで参照できませんが、検索の実行時に品目を検索することはできます。

カテゴリ階層には、ツリーに割り当てる参照カテゴリの数に応じて複数のレベルを含めることができます。 ツリーの最下位レベルが品目カテゴリとなります。 カテゴリ間でレベル数を同じにする必要はありません。 あるカテゴリには品目カテゴリを含んだサブカテゴリを含め、別のカテゴリには品目カテゴリのみを含めることができます。 カテゴリ階層の作成時には、品目を含んだカテゴリを上位カテゴリにできないことに注意してください。

カテゴリ階層の保守には、処理コマンドSYNCおよびDELETEを使用します。

SYNC処理では、ファイルに指定されている階層関連が追加または更新されます。 (後述の例を参照。)

次の表に、必須の階層セクション・フィールドを示します。

階層フィールド
タグ 必須かどうか デフォルト値 説明と検証 
<PARENT> 必須 (デフォルトなし) 上位カテゴリを指定します。 上位カテゴリは、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 両方を指定する場合、HIERARCHYセクションでは<NAME>タグの前に<KEY>タグを表示する必要があります。
<CHILD> 必須 (デフォルトなし) 下位カテゴリを指定します。 下位カテゴリは、名前(<NAME>タグを使用)またはキー(<KEY>タグを使用)、あるいはその両方で定義されます。 両方を指定する場合、HIERARCHYセクションでは<NAME>タグの前に<KEY>タグを表示する必要があります。

XMLの例8: カテゴリ階層の作成

この例では、参照カテゴリOffice Suppliesが作成され、「XMLの例3」で作成した品目カテゴリPensおよびEnvelopesがOffice Suppliesの下位カテゴリとして追加されます。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
 <ADMIN>
   <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
</ADMIN>
 <SCHEMA>
  <CATEGORY ACTION="SYNC">  <!--start of category section-->
   <KEY>OFFICE_SUPPLIES</KEY>
   <NAME>Office Supplies</NAME>
   <TYPE>NAVIGATION</TYPE>  <!--type specifies a browsing category-->
   <DESCRIPTION>Office Supplies</DESCRIPTION>
  </CATEGORY> <!--end of category section-->
 </SCHEMA>  <!--end of schema section-->
<HIERARCHY>   <!--start of the hierarchy section-->
  <RELATIONSHIP ACTION="SYNC">
   <PARENT>
    <NAME>Office Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>   <!--Pens is defined as the child of Office Supplies-->
   </CHILD>
  </RELATIONSHIP>
  <RELATIONSHIP ACTION="SYNC">
   <PARENT>
    <NAME>Office Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.15.06.00</KEY>   <!--Envelopes is defined as the child of Office Supplies-->
   </CHILD>
  </RELATIONSHIP>   <!--end of relationship section-->
</HIERARCHY>  <!--end of hierarchy section-->
</CATALOG>  <!--end of catalog-->

XMLの例9: 上位-下位関連の削除

この例では、品目カテゴリPens(キーは44.12.17.04)が上位カテゴリOffice Suppliesから削除されます。 カテゴリPensとそのコンテンツがすべてカタログから削除されますが、ユーザーは引き続きカテゴリPensとその品目を検索できます。 カテゴリPensは階層から削除されたため、カテゴリの参照中には参照不可になります。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
  <ADMIN>
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>
<HIERARCHY>
  <RELATIONSHIP ACTION="DELETE">
   <PARENT>
    <NAME>Office Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
   </CHILD>
  </RELATIONSHIP>
 </HIERARCHY>
</CATALOG>

XMLの例10: 上位-下位関連の変更

この例では、前に「XMLの例8」でOffice Suppliesに追加したカテゴリが新規カテゴリ・デスク用品に移動されます。

注意: この例では、参照カテゴリであるデスク用品が作成済であるとします。

あるカテゴリを別のカテゴリに移動するには、次のように、まずDELETE処理を使用して現行の上位カテゴリから削除した後、SYNCを使用して新規の上位カテゴリに追加します。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
 <ADMIN>
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
</ADMIN>

 <HIERARCHY>   <!--start of the hierarchy section-->
  <RELATIONSHIP ACTION="DELETE">
   <PARENT>
    <NAME>Office Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>   <!--Pens category is removed from Office Supplies-->
  </CHILD>
  </RELATIONSHIP>
  <RELATIONSHIP ACTION="DELETE">
   <PARENT>
    <NAME>Office Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.15.06.00</KEY> <!--Envelopes category is removed from Office Supplies-->
  </CHILD>
  </RELATIONSHIP>   <!--end of relationship section-->
  <RELATIONSHIP ACTION="SYNC">
   <PARENT>
    <NAME>Desk Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>   <!--Pens is moved to Desk Supplies-->
   </CHILD>
  </RELATIONSHIP>
  <RELATIONSHIP ACTION="SYNC">
   <PARENT>
    <NAME>Desk Supplies</NAME>
   </PARENT>
   <CHILD>
    <KEY>44.12.15.06.00</KEY>   <!--Envelopes is moved to Desk Supplies-->
   </CHILD>
  </RELATIONSHIP>   <!--end of relationship section-->
</HIERARCHY>
</CATALOG>

XMLの例11: 参照カテゴリの削除

この例では、次のカテゴリ階層を想定します。

Office Supplies   <--browsing category-->
  Storage           <--browsing category-->
    Shelving          <--item category-->
    Boxes             <--item category-->

次の例では、参照カテゴリStorageが削除されます。 参照カテゴリStorageを削除すると、品目カテゴリShelvingおよびBoxesも階層から切断されます。 上位階層Storageを削除すると、カテゴリShelvingおよびBoxes自体は削除されず、単に階層内で参照不可になります。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="EN-US">
<ADMIN>  <!--start of administrative section-->
  <NAME>General Office Supplies Catalog</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>09-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
</ADMIN>   <!--end of administrative section-->
 <SCHEMA>
  <CATEGORY ACTION="DELETE">   <!--delete browsing category-->
   <KEY>OFFICE_STORAGE</KEY>
   <NAME>Storage</NAME>
   <TYPE>NAVIGATION</TYPE>
</CATEGORY>
 </SCHEMA>
</CATALOG>

XMLファイルのレビューと保存

前項の各表を参照して、XMLファイル内の情報が正常に検証されることを確認します。 XMLファイルがDTDおよびこのドキュメントの例に従って正しくフォーマットされていることを確認してください。

注意: 完成したXMLファイルをInternet Explorerで開き、ファイル内の構文エラーの有無を調べます。 (Internet Explorerでは、文書がDTDと比較検証されるのではなく、ADMINセクションの終わりに</ADMIN>がないなどの構文エラーがチェックされます。) ファイルの構文が正しい場合は、Internet Explorerで正常に開きます。 それ以外の場合は、Internet Explorerにエラーが表示されます。

拡張子.xmlを指定してXMLファイルを保存します。

XMLファイルのロード

XMLファイルを作成してレビューした後、次の手順でOracle iProcurementにロードします。

ロードが開始されると、画面に確認メッセージとジョブ番号が表示されます。

ジョブのステータスをチェックするには、「ローダー・ジョブ」ページに戻ります。

「ローダー・ジョブ」ページに、次のようにジョブ全体のステータスが表示されます。

大きいファイルの場合は、ロードに時間がかかることがあります。 ジョブが完了するまでログインしたままでいる必要はありません。 必要な場合は、ブラウザの「リフレッシュ」または「再ロード」ボタンをクリックしてステータスを更新します。

「ローダー・ジョブ」ページのかわりに、Oracle Applicationsでバルク・ロード・ジョブを表示することもできます。

注意: 要求の「ログの表示」ボタンにアクセスするには、ジョブを発行したのと同じユーザーとしてログオンする必要があります。

エラーの解決

「ローダー・ジョブ」ページには、XMLファイルの失敗または検証エラーに関するアラートが表示されます。 Oracle iProcurementでは、エラーが形式エラーと検証エラーという2つのフェーズで検査されます。

形式エラー(失敗)

形式エラーが発生するのは、DTDと比較したXMLファイルの検証に失敗した場合です。 形式エラーの一例は、ファイルに<?xml version="1.0" ?>要素で指定したキャラクタ・セットで扱われない特殊文字が含まれている場合や、 管理セクションの終わりに</ADMIN>が使用されていないなどの構文エラーがある場合です。 形式エラーが検出されると、ロード・プロセスが停止して「失敗」ステータスが戻されます。

ジョブが失敗した場合は、ファイルを修正して処理のために再発行してください。

検証エラー(却下された行)

形式エラーが解決した後、Oracle iProcurementでは検証エラーの有無がチェックされます。 検証エラーが発生するのは、XMLファイルに入力した情報がすでにOracle iProcurementまたはOracle Applicationsに保持されている対応する情報と一致しない場合です。 たとえば、XMLファイルで必須属性を定義していなければ、エラーが発生したカテゴリ、記述子または関連全体が却下されます。

ジョブに却下された行が含まれている場合は、そのジョブの「却下された行」番号をクリックするとエラーが表示されます。 ファイルを修正してから、処理のために再発行してください。

特殊文字の取扱い

XMLファイルに特殊文字(&または<>など)を含める必要がある場合は、次のようにCDATAタグを使用します。

<CATEGORY ACTION="SYNC">
 <KEY>Pens</KEY>
 <NAME><![CDATA[Felt & Ball Tip Pens <-- SPECIAL DEALS]]></NAME>
 <TYPE>GENUS</TYPE>
</CATEGORY>

CDATAタグは、XMLで意味のある特殊文字にのみ使用してください。 たとえば、より小記号(<)はXMLで特別な意味を持ちます。 この文字をCDATAタグで囲むと、ファイルのXML処理は失敗します。 アクセント記号や他の言語固有の文字には、適切なエンコーディングを使用する必要があります。 「バージョンとキャラクタ・セット・エンコーディング」を参照してください。

注意: バルク・ロード・ファイルには、HTMLのコードや文字列、またはJavaスクリプトを使用しないでください。 セキュリティ上の理由で、Oracle Applications Framework(Oracle iProcurementの構築基盤として使用されているテクノロジ)ではこれらの文字が無視されます。 たとえば、<B>即購入</B>はカタログに<B>即購入</B>と表示されます。 著作権記号のかわりに文字列&copy;を使用すると、形式エラーとなります。 (特殊文字列のうちアンパサンドを表す&amp;、小なり記号を表す&lt;および大なり記号を表す&gt;は例外で、CDATAタグで囲まなくても機能します。 たとえば、&amp;はカタログに&と表示されます。)

カタログ・スキーマの翻訳

カテゴリまたは記述子をカタログにロードすると、Oracle iProcurementデータベースにインストール済のすべての言語用に自動的にロードされます。 カテゴリ関連の変更も、インストール済のすべての言語で自動的に反映されます。 名前または摘要を他の言語で変更するには、XMLファイルを翻訳し、サポート対象言語を指定して再ロードします。 カテゴリまたは記述子を削除すると、Oracle iProcurementにインストール済のすべての言語について削除されます。

「検索可能」などの翻訳不可属性を変更したり、カテゴリ階層を変更すると、変更内容はOracle iProcurementデータベースにインストール済のすべての言語について反映されます。 ただし、「摘要」や「名前」などの翻訳可能属性を変更すると、XMLファイルの先頭で指定されている言語でのみ更新されます。

カテゴリと属性について翻訳可能な情報は、NAMEおよびDESCRIPTIONです。 KEYは検証のためにXMLファイルに使用する必要がありますが、翻訳はできません。 また、カテゴリまたは記述子のKEYは翻訳不可かつ編集不可であるため、その値がカテゴリまたは記述子の初期作成時の値から変更されることはありません。

次の表に、名前がスペイン語に翻訳されているカテゴリについて、データベース内の値を示します。 キーが定数のままであることに注意してください。

カテゴリ翻訳の例
タグ EN-US ES-ES
<NAME> Ball Point Pens Boligrafos
<KEY> UNSPSC_44121704 UNSPSC_44121704

注意: 翻訳済ファイルでSEARCHRESULTSVISIBLEなどの属性を指定しなければ、すべての言語でデフォルト値に戻ります。 たとえば、記述子のSEARCHRESULTSVISIBLE属性を変更するとします。 その後、記述子に別の言語摘要を指定し、SEARCHRESULTSVISIBLEタグを省略してファイルをバルク・ロードします。 記述子はデフォルトのSEARCHRESULTSVISIBLE値に戻ります。

XMLの例12: カテゴリと記述子の翻訳

この例では、Office Supplies、PensおよびPensの2つのローカル記述子がスペイン語に翻訳されます。 ユーザーがカタログをスペイン語で検索すると、これらのカテゴリと記述子の名前および摘要がスペイン語で表示されます。

<?xml version="1.0" ?>
<CATALOG xml:lang="ES-ES">  <!--language information indicates data is Spanish-->
 <ADMIN>
  <NAME>Vision Operations</NAME>
  <INFORMATION>
   <SOURCE>Acme</SOURCE>
   <DATE>08-DEC-2003</DATE>
  </INFORMATION>
 </ADMIN>

<SCHEMA>  <!--start of schema section-->
  <CATEGORY ACTION="SYNC">
   <KEY>OFFICE_SUPPLIES</KEY>
   <NAME>Material de oficina</NAME>  <!--category name Office Supplies is translated-->
   <TYPE>NAVIGATION</TYPE>
   <DESCRIPTION>Material de oficina</DESCRIPTION>  <!--optional description is translated-->
  </CATEGORY>
  <CATEGORY ACTION="SYNC">
   <KEY>44.12.17.04</KEY>
   <NAME>Boligrafos</NAME> <!--category name Pens is translated-->
   <TYPE>GENUS</TYPE>
  </CATEGORY>
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">
   <KEY>INK_COLOR</KEY>
   <NAME>Color de tinta</NAME> <!--descriptor name Ink Color is translated-->
   <OWNER>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
   </OWNER>
</DESCRIPTOR>
  <DESCRIPTOR ACTION="SYNC">
   <KEY>LENGTH</KEY>
   <NAME>Tamano de la recarga</NAME>  <!--descriptor name Length is translated-->
   <OWNER>
    <KEY>44.12.17.04</KEY>
   </OWNER>
   <DESCRIPTION>Tamano de la recarga</DESCRIPTION>  <!--optional description is translated-->
   <SEARCHABLE>No</SEARCHABLE>
  </DESCRIPTOR>
 </SCHEMA>  <!--end of schema section-->
</CATALOG>  <!--end of catalog-->

下位互換性

Oracle iProcurementパッチセットIのリリースでは、2つのXMLローダー(スキーマのロード用に1つとデータのロード用に1つ)が導入されました。 ただし、以前のリリースのOracle iProcurementでは、スキーマとデータの両方に1つのローダーのみを使用していました。 スキーマとデータが1つのファイルに共存していた以前のリリースのOracle iProcurement用に作成されたカタログ・ファイルをサポートするために、新規のローダーが両方とも変更されています。 これらの変更により、カタログ・ファイルを手動で操作する必要がなくなっています。

「品目のアップロード」ボタンを介してカタログ・ファイルが発行される場合、スキーマ・セクションと階層セクションは無視されます。 「スキーマのアップロード」ボタンを介してカタログ・ファイルが発行されると、Root_Descriptorsセクションとデータ・セクションは無視されます。

以前のリリースのOracle iProcurementで作成されたカタログを正常にロードする手順は、次のとおりです。

Root_Descriptorsセクションとデータ・セクションの検証など、カタログ品目のアップロードの詳細は、XMLカタログのロードに関する項を参照してください。