Oracle Advanced Product Catalogインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25746-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
複数のOracle Applications製品を実装する場合は、Oracle Applications Implementation Wizardを使用して設定作業を調整できます。この実装ウィザードは、インストールしたアプリケーションに関する設定ステップをガイドすることで、複数製品の実装に伴う相互依存関係を解決し、余分な設定ステップを減らすための論理順序を提示します。また、この実装ウィザードは、並行して作業を行う複数のチームが独立して完了できるステップを識別するため、実装作業を効率的に管理できます。この実装ウィザードをリソース・センターとして使用すると、設定ステップの概要をグラフィックに表示したり、設定作業のオンライン・ヘルプを参照したり、適切な設定ウィンドウをオープンすることができます。また、このウィザードを使用して各ステップの注釈を記録することで、将来の参照や検討のために実装処理を文書化できます。
関連項目: 『Oracle Applications Implementation Wizardユーザーズ・ガイド』および『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』
この概要では、Oracle Applicationsの中のOracle Advanced Product Catalogに固有な部分を実装する方法について説明します。実装ウィザードは、システム管理も含めてOracle Applicationsの設定全体をガイドします。ウィザードを使用しない場合は、次のステップを含めて他の設定ステップを完了する必要があります。
コンカレント・マネージャやプリンタの構成など、システム全体の設定タスクを実行します。
機能およびデータ・セキュリティを管理します。これには、特定のビジネス・データ・セットにアクセスして特定のトランザクション・セットを完了できる職責の設定、およびこれらの職責への各ユーザーの割当てなどがあります。
また、ユーザーの製品でOracle Workflowを使用して、変更要求の承認を管理したり、変更通知を送信する場合は、Oracle Workflowの設定が必要です。
関連項目:
『Oracle Applications Implementation Wizardユーザーズ・ガイド』
『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド』
『Oracle Workflowガイド』
Oracle Advanced Product Catalogを設定する前に、次の必須設定ステップを完了する必要があります。
Oracle Inventoryについては、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』の設定に関する説明を参照してください。
Oracle Bills of Materialについては、『Oracle Bills of Materialユーザーズ・ガイド』の設定に関する説明を参照してください。
Oracle Engineeringについては、『Oracle Engineeringユーザーズ・ガイド』の設定に関する説明を参照してください。
Oracle Projectsについては、『Oracle Projects Documentation Update Notes Family Pack L』の設定と実装に関する説明を参照してください(ライフサイクル追跡プロジェクトを使用する場合)。
Oracle Sourcingについては、『Oracle Sourcingインプリメンテーションおよび管理ガイド』を参照してください(仕入先と協力して仕入先を定義するための設定ステップを完了する場合)。
Oracle Receivablesについては、『Oracle Receivablesユーザーズ・ガイド』のReceivablesの設定に関する説明を参照してください(顧客と協力して顧客を定義するための設定ステップを完了する場合)。
Oracle E-Business Suiteの新規インスタンスを実装し、実装要件が比較的標準に近い場合は、Oracle iSetupを使用して次のアプリケーションを迅速に構成できます。
Oracle Purchasing
Oracle Inventory
Oracle Bills of Material
Oracle Order Management
Oracle Shipping
Oracle Costing
Oracle Planning
Oracle Engineering
Oracle Work in Process
Oracle General Ledger
Oracle Payables
Oracle Receivables
Oracle Cash Management
Oracle Assets
Oracle iSetupでは、テンプレートと事前定義の設定ステップを提供することで、設定プロセスを簡略化します。テンプレートと事前定義の設定ステップは、ユーザーの企業に適用できるものと適用できないものがあります。
次に、Oracle Advanced Product Catalogの設定ステップの要約を示します。
職責とユーザーの定義
品目カタログの定義
カタログの定義
変更カテゴリと変更タイプの定義
品目構成の定義
文書管理の設定
ロールの定義
ロール・ベースのセキュリティの実施
Oracle Advanced Product Catalogには、アプリケーション内の特定機能の動作を可能にしたり、変更するためのシステム・プロファイル・オプションがいくつか用意されています。次は、Oracle Advanced Product Catalogの各システム・プロファイルとそのデフォルト値の説明です。
APCプロファイル | 説明 | デフォルト値 |
EGO: Excelへのエクスポートを使用可能 | APCから検索結果をエクスポートする処理を管理します。
注意: 値を「Yes」に変更する前にWeb ADIをインストールする必要があります(Metalink note 282980.1『About Oracle Product Lifecycle Management (PLM) Family Pack C』を参照)。 値を「Yes」に変更すると、ユーザーは、特定の検索結果データをAPCからエクスポートできます。 | No |
EGO: 品目に対する内部ユーザーのデフォルト・ロール | 品目にアクセスする内部ユーザーに対して設定されるデフォルトのロールを管理します。このロールは、ユーザーにアクセス権限がある組織内のすべての品目について内部ユーザーに割り当てられます。 フォームの相互運用性のために、「デザイン・レビュー担当者」がシードされています。
注意: フォームにはデータ・セキュリティが設定されていないため、ユーザーがAPCで品目に関する処理を実行するには、特定の品目に対する追加権限が(直接または継承によって)付与される必要があります。 「デザイン・レビュー担当者」ロールを所有するユーザーは、すべての品目情報を表示/アクセスできます。アクセスを制限する場合は、カスタム・ロールを定義して、企業のすべての内部ユーザーに対するデフォルト・ロールを再設定します。 最低でも「品目の表示」権限を持つロールを常に指定することをお薦めします。 | デザイン・レビュー担当者 |
EGO: ソートする行の最大数 | 品目検索時にソートする最大行数を指定します。検索結果が最大行数を超えて取得された場合はソートなしで表示されます(警告が表示されます)。
注意: 2000を超える値を指定すると、検索パフォーマンスに悪影響を与える場合があります。 | 2000 |
EGO: 表示する最近のリンクの数 | 「最近アクセスした場所」リストに表示するリンクの数を指定します。 | 20 |
EGO: 品目フォームの処理制限 | APCインストール後の品目に対するフォーム処理を管理します。 「Yes」に設定すると、APCデータ・レベルのロール・ベース・セキュリティがフォームで使用されます。また、「Yes」に設定すると、ユーザーはフォームで次のAPC機能にアクセスできなくなります。
フォームですべての処理を使用可能にする場合は、デフォルト値の「No」を保持します。 | No |
ENG: 変更に対する内部ユーザーのデフォルト・ロール | 変更オブジェクトにアクセスする内部ユーザーに対して設定されるデフォルトのロールを管理します。このロールは、ユーザーにアクセス権限がある組織内のすべての変更オブジェクトについて内部ユーザーに割り当てられます。 フォームの相互運用性のために、「レビュー担当者」がシードされています。
注意: フォームにはデータ・セキュリティが設定されていないため、ユーザーがAPCで変更オブジェクトに関する処理を実行するには、特定の変更オブジェクトに対する追加権限が(直接または継承によって)付与される必要があります。 「レビュー担当者」ロールを所有するユーザーは、変更オブジェクトに関するすべての情報を表示/アクセスできます。アクセスを制限する場合は、カスタム・ロールを定義して、企業のすべての内部ユーザーに対するデフォルト・ロールを再設定します。 最低でも「品目の表示」権限を持つロールを常に指定することをお薦めします。 | レビュー担当者 |
EGO GDSN使用可能 | GDSN同期機能を管理します。 値を「Yes」に変更するとGDSN機能が使用可能になります。 このフラグを「Yes」に変更すると、次のようになります。
| No |