| Oracle Advanced Product Catalogインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25746-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
Oracle APCを使用すると、製品、構成部品および品目の階層分類を定義できます。品目カタログにはシステム内の全品目が格納されます。他のカタログは品目カタログのサブセットです。たとえば、製品カタログには販売対象のすべての製品が含まれます。また、顧客はブラウズ用とレポート用に追加カタログを定義することもできます(ステップ4: 「カタログの定義」を参照)。各カタログには、割り当てた品目を格納するカテゴリの階層があります。品目カタログと製品カタログは事前定義のカタログです。
| タスク | 必須かどうか |
| 品目カタログ・テキスト索引の構築 | 必須 |
| 品目カタログ・カテゴリの定義 | 必須 |
| ユーザー定義属性に対する値セットの定義 | |
| 品目属性と属性グループの定義 | |
| 品目属性グループ・セキュリティの設定 | |
| 品目属性に対するユーザー定義関数の実施 | |
| 品目カタログ属性の関連付け | |
| 品目添付カテゴリの定義 | |
| 品目添付カテゴリの関連付け | |
| ライフサイクル・フェーズの定義 | |
| ライフサイクルの定義 | |
| 品目カタログ・カテゴリへのライフサイクルの関連付け | |
| 品目カタログ基準テンプレートの定義 | |
| 品目カタログ結果書式の定義 | |
| 品目カタログ・インポート書式の定義 |
Oracle APCで使用可能なOracle Textの検索機能(キーワード検索、関連語句検索、曖昧検索など)を利用するには、コンカレント・プログラム「品目カタログ・テキスト索引作成」を実行します。「開発マネージャ」職責のユーザーであれば、「要求の発行」フォームからこのコンカレント・プログラムを発行できます。要求を発行するときは、コンカレント要求パラメータのAction=CREATEを選択します。
品目カタログには、企業または組織用に定義した全品目が含まれています。品目カタログ内では、品目カタログ・カテゴリによって、類似した特性を持つ品目を論理的に分類する方法が提供されます。したがって、コンピュータ・モニターは、「コンピュータの部品と構成部品」という名称の品目カタログ・カテゴリに分類できます。品目カタログは階層構造であるため、様々な品目カタログ・カテゴリ間の関連(品目のカタログ・カテゴリ属性など)が継承されます。品目カタログ・カテゴリの充実した階層分類を定義し、品目属性、ライフサイクルとその変更ポリシー、セキュリティ、添付カテゴリ、結果書式、基準テンプレートおよびインポート書式を設定できます。
品目カタログ・カテゴリを定義する手順は、次のとおりです。
全品目のリストを作成します。
品目を、ビジネス・ニーズに合致する一意の品目カタログ・カテゴリとサブカテゴリに分類します。
カテゴリ内でサブ分類となるカテゴリを考慮します(たとえば、SRAMやDRAMは品目カタログ・カテゴリ「メモリー」のサブカテゴリにできます)。
各品目カタログ・カテゴリについて、必須とオプションの品目属性をリストアップします。
次に、このマニュアル内で使用されている、Advanced Product Catalogの品目カタログ・カテゴリに関する基本的な用語をいくつか示します。
品目カタログ・カテゴリ
品目カタログ・カテゴリは、親カテゴリから属性を継承します。したがって、品目カタログ・カテゴリでは、より高いレベルで属性を関連付けるように考慮してください。継承によって、メンテナンスが簡略化されます。
品目ライフサイクル
品目ライフサイクルを使用すると、品目のライフサイクル・フェーズを追跡および管理できます。品目ライフサイクルは各品目カタログ・カテゴリに対して指定できます。品目ライフサイクルは、親品目カタログ・カテゴリから継承されます。
変更ポリシー
品目の動作は、指定されたライフサイクルの各ライフサイクル・フェーズに変更ポリシーを定義することで表されます。
セキュリティ
品目の作成、参照および更新アクセスは、品目カタログ・カテゴリに対するロールをユーザーまたはユーザーのグループに割り当てることで管理できます。
添付カテゴリ
品目に添付される文書は、添付カテゴリを使用して分類できます。添付カテゴリは親カタログ・カテゴリから継承され、最も一般的に使用されるカテゴリは、より高いノードで定義できます。子品目カタログ・カテゴリには、より限定された添付カテゴリを追加できます。
注意: Oracle Advanced Product Catalogでは、Oracle Inventoryで定義したカタログ・グループは品目カタログ・カテゴリとして表示されます。
関連項目: シードされている基本属性の詳細は、『Oracle Inventoryユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ユーザー定義属性は、オブジェクト(品目、変更要求または変更オーダー)に関する詳細情報(原価情報など)すべてを取得します。品目カタログを使用すると、組織のニーズを支援するために、検証ロジックを備えたユーザー定義属性を作成できます。そのためには、値セットを作成して、ユーザー定義属性に関連付けます。属性には、静的または動的な有効値リスト、または値の範囲を指定できます。
ユーザー定義属性の値セットを作成する前に、次のように各属性の検証ルールを規定します。
値のデータ型を選択します。
値の範囲を確認します。
属性の必要条件を満たすことになる実際の値セットを確認します。静的な値の場合は、固定の値セットを指定します。動的な値は、データベース表またはビューから取得されます。
値の表示方法(値リスト(LOV)、ポップリスト(ドロップダウン)またはラジオ・グループ)を選択します。
次の表は、属性グループ「ベンチマーク評価」に対する検証ルールを示しています。
| 属性グループ | 属性 | データ型 | 値範囲 | 値 | 表示 | 値セットの作成 |
| ベンチマーク評価 | リスク評価 | NUMBER | 1〜5 | 静的: 1、2、3、4、5 | ポップリスト | 評価 |
| ベンチマーク評価 | 品質評価 | NUMBER | 1〜5 | 静的: 1、2、3、4、5 | ポップリスト | 評価 |
| ベンチマーク評価 | I/Oサブシステム評価 | NUMBER | 1〜5 | 静的: 1、2、3、4、5 | ポップリスト | 評価 |
| ベンチマーク評価 | ビデオ・システム | NUMBER | 1〜5 | 静的: 1、2、3、4、5 | ポップリスト | 評価 |
| ベンチマーク評価 | 総合評価 | NUMBER | 1〜5 | 静的: 1、2、3、4、5 | ポップリスト | 評価 |
| ベンチマーク評価 | 故障率 | NUMBER | 最小0 最大100 | 範囲内 | テキスト・フィールド | パーセント範囲 |
| ベンチマーク評価 | 仕入先 | CHAR | 該当なし | 動的: データベースの表から問合せ | 値リスト | 主要仕入先 |
必要な検証ルールを分析した後は、次の手順で値セットを作成します。
「名称」および「摘要」を指定します。
注意: 1度指定した値セット名は編集できません。
「データ型」を選択します。このデータ型によって、値セットで使用できる値が決まります。属性のデータ型は、その属性の値セットに指定されているデータ型と一致している必要があります。前述の表では、値セット「評価」にはすべて数値が含まれるため、「NUMBER」データ型が指定されています。対照的に、「主要仕入先」にはテキスト値のみが含まれるため、「CHAR」データ型を使用します。
注意: 値セットを作成した後はデータ型を編集できません。
ユーザーによる属性テキスト・フィールドへの入力を制限する場合は、「最大サイズ」の値を選択します。たとえば、属性「日付」の文字数を「10」に制限したり、「名称」の文字数を「50」に制限できます。この検証を省略する場合は、デフォルト値「0」のままにします。
「検証タイプ」を選択します。
なし: ユーザーの入力を検証する明示的な値セットがないことを示すには、「なし」を選択します。
独立: ここでユーザーの入力を検証する明示的な値を定義します。明示的な値を作成するには、「独立」を選択して「値の追加」をクリックします。各値は、内部名/表示名、順序および開始日/終了日を指定することで入力します。
たとえば、値セット「評価」は、終了日を設定することで特定の値を無効にできます。
値の表示方法は、次のように指定できます。
値リスト: ユーザーは、値リスト(LOV)をクリックして値を選択します。
ポップリスト: ユーザーは、ドロップダウンから値を選択します。
注意: 「ラジオ・グループ」表示方法は、属性を作成または編集するときに設定できます。詳細は、「品目属性と属性グループの定義」を参照してください。「独立」値セット・タイプを使用する場合は、ポップリストとして保存することをお薦めします。
表: ユーザーの入力を検証する明示的な値をデータベース表から取得します。明示的な値を作成するには、「独立」を選択して「値の追加」をクリックするか、「表」をクリックして「表情報の編集」をクリックします。この情報は動的に変化します。
注意: 「表」検証タイプを使用する値セットは、常に値リスト(LOV)として表示されます。
値セット「主要仕入先」の例

完了時に「値セット詳細」ページが表示されます。作成後は、「更新」をクリックして特定の設定を編集できます。既存の値セットはすべて「値セット」ページに表示されます。値セットの検索には、「名称」、「摘要」、「データ型」または「検証タイプ」基準を使用できます。
属性グループ「ベンチマーク評価」に指定されている値セット

シードされている値セットの1つ(「Yes」または「No」)を使用できます。この値セットは、属性の表示オプションを選択すると自動的に表示されます。シードされている値セットの一部は、「値セット」ページで確認できます。これらの値セットは、「品目要約」ページの「詳細摘要」にあるイメージおよび添付をサポートするために使用されます。
関連項目: 値セットの作成方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)を参照してください。
すべてのカタログ品目には、他のE-Business Suiteアプリケーションでの機能の動作を決定する一連の操作属性があります。品目、その特性および仕様をより具体的に識別する属性を定義して、ビジネス・プロセス情報を取得できます。品目カタログを使用すると、特定の検証ロジック(値セットなど)および索引を備えたユーザー定義属性を作成できます。
属性は、名称と値で定義され、属性グループ内に格納されます。属性グループは、品目カタログ・カテゴリに関連付けることができます。その結果、同じカタログ・カテゴリに属する品目は同じ属性を保持します。異なる品目カタログ・カテゴリ間で同一の属性グループを再利用できます。また、必要に応じて様々な属性を設定し、品目を定義できます。その後、ユーザーは品目ページで属性の値を入力できます。また、品目カテゴリは親カテゴリから属性を継承しますが、子カテゴリには、それ自体の一意の属性を指定することもできます。また、属性の表示方法を構成して、使い易さを向上できます。属性は品目または品目改訂レベルで指定できます。
関連項目: 属性を関連付ける方法は、「品目カタログ属性の関連付け」を参照してください。
ユーザー定義属性を作成する前に、次の作業を実行してください。
関連する属性を同じ属性グループにグループ化します。次の表に、属性グループの例を示します。
| 属性グループ | 属性 | データ型 |
| コンデンサ仕様 | 誘導体 | CHAR |
| 電圧 | NUMBER | |
| 許容範囲 | NUMBER | |
| 最低温度 | NUMBER | |
| 最高温度 | NUMBER | |
| コンデンサ梱包材仕様 | 梱包材タイプ | CHAR |
| サイズ | NUMBER | |
| ケース・サイズ | NUMBER |
必要な場合は、カスタム権限を持つオブジェクト・ロール(品目)を作成して、属性グループ・セキュリティを定義します。属性グループを保護するには、編集権限または参照権限を設定します。これによって、これらの属性を参照または編集できるのは、特定のロールを持つユーザーのみに限定されます。関連項目: 詳細は、「品目属性グループ・セキュリティの設定」を参照してください。
属性のデータ型を決定します(たとえば、NUMBER、CHAR、DATE)。
注意: 属性を保存した後はデータ型を編集できません。
単位区分(通貨など)と単位(USドルなど)を設定します。
必要に応じて、属性ごとに検証ルールを設定します。詳細は、「ユーザー定義属性に対する値セットの定義」を参照してください。
属性を検索可能にするかどうかを決定します。属性を検索可能にする場合は、(属性の作成時に)データベースで索引付き列を選択します。属性の定義を完了する前に、「索引付き」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。データベース内に索引付き列がないときに、検索可能な属性が必要な場合は、索引付きでない列を選択し、属性定義を完了する前に、「索引付き」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。これで、そのデータベース列は自動的に索引付きになります。属性を検索可能にせず、データベースにある列のみに索引が付けられている場合は、属性定義を完了する前に、「索引付き」チェック・ボックスの選択が解除されていることを確認します。
属性グループの表示書式を選択します。
単一行: 各テキスト・フィールドに1つの値を表示します。
複数行: 表内で、同じ属性(列)に対して複数の値(行)を表示します。
注意: 属性グループを複数行で表示する場合は、レコードの一意性が維持されるように、属性または属性の組合せを定義してください。
次の図「品目属性と属性グループの定義」は、属性の値を指定するときに、表示オプションが設定および使用される様子を示しています。一部の属性(「リスク評価」や「品質評価」など)は、テキスト・フィールドとして表示するように設定されています。一方、値セット「評価」はポップリストとして格納されています。したがって、属性値はドロップダウンから選択します。属性「仕入先」には、値リストである「主要仕入先」値セットが使用されます。属性「平均故障間隔」は「NUMBER」を使用しています。また、「故障率」も「NUMBER」データ型を使用し、「単位(UOM)」は「パーセント」です。
品目属性と属性グループの定義

前述の図では、特定の属性の「使用可能」パラメータが「No」に設定されています。これは、この属性がページに表示されないことを示します。属性はいつでも無効にできます。ただし、属性グループが品目カタログ・カテゴリにすでに関連付けられている場合は属性を削除できません。
品目属性と属性グループの定義(属性値の設定)

次の図は、属性グループ「マーケティング」の例を示しています。属性「名称」は、一意キーの一部として保持され、必須に設定されています。
この設定では、既存のレコードの一意性が損なわれない(重複を作成しない)かぎり、一意キーを追加または編集できます。
品目属性と属性グループの定義

関連項目: 品目属性グループと属性の作成方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)を参照してください。
「品目属性」ページでは、品目または変更添付を属性として表示できます。ファイルを品目または変更オブジェクトのページにある属性グループ内にリンクとして表示するには、既存の品目または変更添付リストから特定のファイルを選択します。これで、文書属性を列として挿入する結果書式を設定できます。その結果、添付へのリンクが検索結果に表示されます。
オブジェクトの主キーの値を問い合せて、オブジェクト添付データの情報を取得する値セットを作成します。
「表示方法」が「添付」に設定されている属性を持つ属性グループを作成します。
値セットを属性に関連付けます。
属性グループを品目カタログ・カテゴリに関連付けます。
属性グループを表示する品目ページを作成します。
文書添付を品目添付リストに追加します。
関連項目: 詳細は、次の各項を参照してください。
品目属性と属性グループの定義
属性に対する値セットの定義
品目カタログ属性の関連付け
注意: 「表示方法」ドロップダウンに添付を表示するには、属性に「NUMBER」データ型を使用してください。
値セットを作成して品目添付を表示する場合は、次の表のように「表」検証タイプと「NUMBER」データ型を選択します。
| 属性グループ: コンピュータの仕様 | 属性グループ: コンピュータの仕様 | 属性グループ: コンピュータの仕様 | 属性グループ: コンピュータの仕様 |
| 属性: リリース・ノート | 属性: リリース・ノート | 値セット: 品目添付 | 値セット: 品目添付 |
| データ型 | 表示方法 | データ型 | 検証タイプ |
| NUMBER | 添付 | NUMBER | 表 |
品目添付を表示するための属性に対する値セットの作成

属性への値セットの関連付け

属性ページに表示する添付の選択

ある添付ファイルへのリンクを表示する「品目属性」ページ

ロール・ベースの品目セキュリティを実施するときは、権限を設定して、特定の品目属性グループに対する表示権限と編集権限を管理できます。品目の特定の属性グループを表示または編集(あるいはその両方)できるユーザーを管理するには、そのユーザーに特定の権限を付与したロールを割り当てます。デフォルトでは、品目ロールの「品目の表示」権限と「品目の編集」権限によって、品目属性グループ・レベルで特に管理されない品目属性を表示または編集できるかどうかが管理されます。つまり、品目セキュリティを実施するときは、品目属性グループごとに表示権限または編集権限を指定する必要はありません。
例: 属性グループ・セキュリティ
所属している会社が仕入先と共同で次世代デスクトップ・コンピュータの新しいマザーボードを設計するとします。共同設計を促進するには、マザーボードに関する品目情報が、社内の複数部門間および社外の仕入先と契約製造業者との間で安全に共有されることが望まれます。技術仕様などの特定の品目属性グループを参照できるのは、仕入先エンジニアのみに制限する必要があります。仕入先エンジニアには、「市場調査」属性を参照できないようにします。「エンジニアリング・マネージャ」および「マーケティング・マネージャ」は、「市場調査」属性を参照および編集できる必要があります。一方、「デザイン・エンジニア」には、「市場調査」属性の参照のみを許可する必要があります。「市場調査」属性(属性グループ)には、「キー・メトリック」、「ターゲット市場」および「競合」の3種類があります。
この例の属性グループ・セキュリティを実施する手順は、次のとおりです。
「アプリケーション開発者」職責を選択して「フォーム機能」フォームにナビゲートし、「市場調査」属性グループに対する表示権限と編集権限を管理する権限ごとにフォーム機能を作成します。
「開発マネージャ」職責を選択して「設定ワークベンチ」にナビゲートします。市場調査に関連する各属性グループ(「ターゲット市場」など)の「属性グループ詳細」ページの「データ・セキュリティ」セクションで、「参照権限」(ターゲット市場の参照など)および「編集権限」(ターゲット市場の編集など)を指定します。
「マーケティング・マネージャ」および「エンジニアリング・マネージャ」ロールに対する「品目ロール詳細」ページで、次の権限を付与します。
ターゲット市場の参照
キー・メトリックの参照
競合の参照
ターゲット市場の編集
キー・メトリックの編集
競合の編集
「デザイン・エンジニア」ロールに対して、次の権限を付与します。
ターゲット市場の参照
キー・メトリックの参照
競合の参照
「仕入先エンジニア」ロールには、市場調査に関する権限を付与しません。
関連項目: 品目属性グループ・セキュリティの設定方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)で次の各項を参照してください。
カスタム権限の作成
ユーザー定義属性
ロールの管理
ユーザー定義品目のロール権限を作成するためのフォーム機能の定義



参照権限と編集権限を持つ品目属性グループの定義

特定の品目属性グループに対する権限を持つ「マーケティング・マネージャ」ロールの定義

特定の品目属性グループに対する権限を持たない「仕入先エンジニア」ロールの定義

ユーザー定義の関数および処理を既存の品目ページに追加して、独自のカスタム・ロジックを定義できます。この場合、ページ全体をカスタマイズする必要はありません。
様々なアルゴリズムを使用し、属性値を関数に渡すことで値を計算できます。ボタンまたはリンクとして表示される処理が、関数のトリガー・ポイントになります。ユーザーの入力に基づいて、リンクまたはボタンの条件表示を設定したり、ユーザーにプロンプトを表示できます。属性の変更を保存する際に関数をトリガーすることもできます(詳細は、付録D「品目ユーザー定義属性と品目付加要素との同期化」を参照)。
ユーザー定義関数は、Java、URLまたはPL/SQL関数にできます。ユーザー定義の関数と処理を設定する前に、次の手順を実行してください。
ユーザー定義属性を設定する手順は、次のとおりです。
ユーザー定義品目属性を設定します。必要な品目ページを作成し、品目カタログ・カテゴリに関連付けます。
他の属性の関数となる属性を決定します。必要な計算(原価、活動、評価の合計など)を実行するユーザー定義関数を作成します。
アクセスを保護し、関数や処理の実行を許可または禁止する個人を管理する必要がある場合は、カスタムの権限とロールを作成します。
関数を実行するボタンまたはリンクに対するプロンプトを表示または変更する条件を決定します。たとえば、必須の属性に値が入力されるまで、ボタンを表示しないようにできます。特定の属性値に従ってボタンの名称を変更することもできます。
Java関数: いずれかのディレクトリにJavaクラス・ファイルを格納し、このディレクトリをApacheサーブレットのクラスパスに追加します。
PL/SQL関数: カスタム・スキーマでPL/SQLパッケージを実行し、このパッケージのシノニムをAPPSスキーマに作成します。
URL関数: 絶対URLまたは相対URLを指定します。
関連項目: ユーザー定義関数の設定方法の詳細は、APC iHelpで関数の設定に関する説明を参照してください。
関数にパラメータを設定する手順は、次のとおりです。
対応する属性が、関数に対する入力パラメータを提供しているか、またはその関数からの戻り値を利用しているかに基づいて、各パラメータのタイプ(入力、出力、入出力など)を選択します。
関数パラメータの並び順を指定します。これは、パラメータが関数またはプロシージャに渡される順序です。たとえば、属性グループ「期間(日数)」(期間=終了日-開始日)を使用して、期間(日数)を計算することが必要な場合を考えてみます。
| 順序 | 属性グループ: 期間(日数) | 属性グループ: 期間(日数) | 属性とパラメータのマッピング | Java関数: 期間 | Java関数: 期間 | Java関数: 期間 |
| 順序 | 属性名 | データ型 | ---------@-------- | パラメータ名 | データ型 | パラメータ・タイプ |
| 1 | 開始日 | 標準日付 | ---------@-------- | 日付1 | 日付 | 入力 |
| 2 | 終了日 | 標準日付 | ---------@-------- | 日付2 | 日付 | 入力 |
| 3 | 期間 | 数値 | ---------@-------- | 結果 | 整数 | 戻り値 |
「期間」(JavaクラスにあるJavaメソッドに基づく)の関数およびパラメータを設定した後は、品目ページで関数をトリガーする処理を作成します。対応する品目カタログ・カテゴリ(コンピュータ・システムなど)の属性グループ・リストにナビゲートし、「更新」処理を選択します。
関連項目: 処理の追加方法の詳細は、APC iHelpで属性グループへの処理の追加に関する説明を参照してください。
処理を設定する手順は、次のとおりです。
処理ボタンまたはリンクを表示する前に満たす必要がある特定の条件がある場合は、動的表示制御関数(Javaのみで記述)を処理に追加します。たとえば、1つまたはすべてのフィールドが空の場合は、処理を実行するためのボタンまたはリンクをユーザーに対して表示しないようにできます。
特定の条件に応じてボタンまたはリンクのラベルを変更する必要がある場合は、動的プロンプト関数(Javaのみで記述)を処理に追加します。たとえば、「実施原価合計」フィールドが空の場合はボタン・ラベルを「適用」にし、それ以外の場合は「変更の適用」にできます。
処理を作成した後は、関数パラメータを対応する属性にマップします。
「処理詳細」ページのマッピング・セクションには、関数パラメータのマッピング情報が表示されます。また、関数のパラメータをオブジェクトの主キー値(たとえば、品目オブジェクトのORGANIZATION_ID、INVENTORY_ITEM_IDなど)にマップすることもできます。
注意: 動的プロンプト関数および動的表示制御関数のパラメータも対応する属性にマップする必要があります。
次の各図は、「等級計算」関数の設定詳細を示しています。この関数は、「マザーボード」品目カタログ・カテゴリに所属する品目の総合評価を計算するために作成されました。「ベンチマーク評価」属性値がパラメータとして使用されました。
関連項目: 品目属性の設定方法の詳細は、「品目属性と属性グループの定義」および「品目カタログ属性の関連付け」を参照してください。
関数の定義

関数をトリガーするために属性グループに関連付けられている処理

処理ボタンが表示されている「品目属性」ページ

関連項目: ユーザー定義関数の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)を参照してください。
ユーザー定義品目属性を表示するには、対応する属性グループを品目カタログ・カテゴリに関連付け、その属性グループを表示する品目ページを指定します。
注意: 異なる品目カタログ・カテゴリの品目カタログで、同じ属性グループを再利用できます。子カテゴリには、親カテゴリから属性グループが継承されます。継承されたデータは編集できません。
品目カタログ階層で、属性グループを表示する必要のある品目カタログ・カテゴリを考慮します。
階層内の全品目についてその属性を表示する必要がある場合のみ、属性グループを親カテゴリに関連付けます。たとえば、「ベンチマーク評価」属性グループは、「コンピュータ・システム」品目カタログ・カテゴリに関連付けられています。この「コンピュータ・システム」カテゴリは、「デスクトップ」および「ラップトップ」に対する親カテゴリです。親カテゴリ「コンピュータ・システム」に属しているすべての品目には、その子「デスクトップ」および「ラップトップ」と同様に、品目ページで表示される「ベンチマーク評価」属性が設定されます。
品目カタログ・カテゴリへの属性グループの関連付け
該当する品目カタログ・カテゴリの「属性グループ」リストに属性グループを追加します。属性グループは、品目または品目改訂に関連付けることができます。
注意: 品目レベル属性はマスター組織のみに固有の属性です。ただし、品目改訂レベル属性は常に組織に固有の属性です。たとえば、「ベンチマーク評価」属性グループは品目レベル属性グループであり、「デスクトップ仕様」は品目改訂レベルで関連付けられています。「品目VI1004」はマスター組織「Vision事業部」と「シアトル製造部」に割り当てられています。
属性グループに対して品目ページを定義します。1つ以上の属性グループを単一のページで指定するか、または属性グループごとに独立したページを作成できます。また、品目ページは親品目カタログ・カテゴリからも継承されます。
品目カタログ属性の関連付けおよび品目ページの作成

次の図には、「デスクトップ」カタログ・カテゴリの5種類の品目ページが表示されています。その1つは、「ベンチマーク評価」属性グループが含まれている「ベンチマーク評価」ページです。
「品目詳細」ページでの属性の品目ページ

ユーザーは、添付を品目に追加するたびに添付カテゴリを指定します。品目添付カテゴリを使用して添付を分類できます。この分類によって、ビジネス・オブジェクトに対する添付の目的が識別され、1つの検索基準として添付リスト内でも使用できます。ユーザーが品目カタログ・カテゴリに添付カテゴリを指定せず、親カタログ・カテゴリからの継承もない場合は、常に添付カテゴリ「その他」を使用するオプションがあります。
注意: 親カタログ・カテゴリから継承した添付カテゴリは、子カタログ・カテゴリ・レベルでは削除できません。
添付カテゴリは、システム管理者によって定義され、E-Business Suiteの様々なアプリケーションで使用可能です。定義した添付カテゴリは、あらゆるE-Business Suiteアプリケーションで使用できます。したがって、添付カテゴリは、E-Business Suiteアプリケーション全体で共有されます。新しい添付カテゴリを定義する際は、この点に注意してください。添付カテゴリの使用方法を定義するルールは、各アプリケーションごとに独自に定義されます。
添付カテゴリは、「文書カテゴリ」フォームで定義できます。新しい添付カテゴリを定義する前に、そのカテゴリがすでに存在していないことを確認してください。すでに存在している場合は、品目カタログ・カテゴリに対してその添付カテゴリを有効にできます。
添付カテゴリの定義(例: 「文書カテゴリ」)

定義した添付カテゴリ(文書カテゴリとも呼ばれる)を品目カタログ・カテゴリに関連付けることで、その添付カテゴリを品目に対して有効にできます。
すべての品目カタログ・カテゴリは、その親カタログ・カテゴリから添付カテゴリ(品目属性を継承する場合と同じ要領で)を継承します。したがって、添付カテゴリを品目カタログ・カテゴリに関連付ける前に、品目カタログで使用するすべての添付カテゴリのリストを作成してください。品目カタログ階層の各ブランチ内の品目カタログ・カテゴリ間で共通する添付カテゴリを考慮します。添付カテゴリがすべての子カタログ・カテゴリに適用可能な場合は、その添付カテゴリを親カタログ・カテゴリに関連付けてください。
添付カテゴリを品目カタログ・カテゴリに関連付ける場合は、開始日と終了日を指定することで、その関連付けの有効期間を指定できます。添付カテゴリの関連付けに終了日が指定されている場合、指定日より以降は、カテゴリに属する品目に対してそのタイプの添付を使用できません。
関連項目: 品目を添付カテゴリに関連付ける方法は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)で品目カタログ・カテゴリへの添付カテゴリの追加に関する説明を参照してください。
品目カタログ・カテゴリへの添付カテゴリの関連付け

品目カタログに対して品目テンプレートを定義し、操作属性を挿入できます。また、品目カタログ・カテゴリに関連付けた後の品目テンプレートには、ユーザー定義属性も挿入できます。品目テンプレートは、品目カタログ階層の上位から下位に継承できます。品目カタログ・カテゴリにはデフォルトの品目テンプレートを指定できます。再設定を使用すると、品目カタログ階層の上位から下位に継承されるデフォルトの属性と値をリストアできます。
利点:
デフォルトの操作属性とユーザー定義属性によって、品目属性の値を指定するプロセスが高速化されます。
異なる品目カタログ・カテゴリまたは品目タイプに属する品目に対して品目属性値の一貫性を規定します。たとえば、購入したコンピュータ・ハード・ドライブ組立品すべてに対して1つの品目テンプレートを指定できます。
品目テンプレートの設定方法
「設定ワークベンチ」で品目テンプレートを作成し、操作属性を指定します。
品目テンプレートを品目カタログ・カテゴリに関連付けます。品目テンプレートは、品目カタログ階層の上位から下位に継承されます。
品目カタログ・カテゴリのデフォルトとなる品目テンプレートを指定します。
品目カタログ・カテゴリに対して、関連付けられているユーザー定義属性グループの値を指定します。親カテゴリでテンプレートを定義すると、同じテンプレートがすべての子カテゴリに継承されます。継承されたテンプレートの属性値は変更できます。必要な場合は、継承された値を後で元に戻すこともできます。
ユーザー定義品目カテゴリ属性に対する品目テンプレートの更新

品目マスターの操作属性に対する品目テンプレートの作成または更新

品目テンプレートの使用方法
品目テンプレートは、新しい品目の作成プロセスで指定するか、カタログ・カテゴリ・レベルで設定されている場合はデフォルトを使用できます。
品目テンプレートに指定されている操作属性値は、未承認の品目(つまり、新しい品目要求が必要な品目)には設定されません。品目が承認された後に、品目テンプレートを手動で適用する必要があります。
品目ライフサイクルとは、一連のプロジェクト・フェーズです。各フェーズは、次のフェーズに品目を進める前に必要な一連のタスクとその成果を表します。たとえば、コンピュータの構成部品のライフサイクルには、「概念」、「設計」、「試作」、「仮生産」、「生産」、「廃棄」のライフサイクル・フェーズを設定できます。Oracle Projectsを使用している場合は、プロジェクト・テンプレートや既存のプロジェクトに基づいてプロジェクトに品目ライフサイクルを関連付けることができます。各ライフサイクル・フェーズには、プロジェクト作業計画の最上位タスクをマップできます。
注意: ライフサイクル追跡プロジェクトを使用している場合は、プロジェクト作業計画内に現行のフェーズを設定してください。この処理で品目フェーズが自動的に更新されます。
ライフサイクル・フェーズはOracle Projectsで定義します。ライフサイクル・フェーズの定義方法の詳細は、『Oracle Projectsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ライフサイクル・フェーズの定義

各ライフサイクル・フェーズに有効な品目ステータスを指定します。各フェーズにはデフォルトの品目ステータスを選択できます。品目を次のフェーズに進めると、その品目にはデフォルトの品目ステータスが自動的に適用されます。これらの品目ステータスは、品目の操作特性(たとえば、その品目が「購買可能」、「取引可能」、「在庫保有可能」または「BOM可能」かどうか)を設定します。たとえば、「概念」フェーズと「設計」フェーズではデフォルト・ステータスの「無効」を指定して、在庫管理または購買管理下にある設計品目を処理できないようにし、「仮生産」フェーズと「生産」フェーズではデフォルト品目ステータスの「有効」に指定して、E-Business Suite内で完全に処理できるようにします。
関連項目: ライフサイクルを品目カタログ・カテゴリに関連付ける方法は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)で次の各項を参照してください。
品目カタログ・カテゴリへのライフサイクルの関連付け
ライフサイクル変更ポリシーの管理
ライフサイクル・フェーズの管理
ライフサイクル・フェーズに有効な品目ステータス

品目ステータス

ライフサイクルを作成すると、品目と品目改訂のライフサイクル・フェーズを管理できます。たとえば、部品の新規導入を管理するために品目レベルで1つのライフサイクルを作成し、部品改訂処理を管理するために別のライフサイクルを作成できます。異なるライフサイクルを使用して、製造組立品と外注構成部品を管理できます。
ライフサイクル・フェーズを定義した後は、Oracle Projectsでライフサイクルを作成します。ライフサイクルを品目または品目改訂に関連付けるには、ライフサイクル詳細ページで「品目に使用可能」を選択する必要があります。また、Oracle Projectsを使用する場合は、「プロジェクトに使用可能」を選択する必要があります。
ライフサイクル追跡プロジェクトを品目ライフサイクルに関連付ける場合は、次のようにプロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートを設定します。
ライフサイクルをプロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートの作業計画に割り当てます。
ライフサイクル・フェーズをそれぞれの最上位タスクに割り当てます。
関連項目: ライフサイクルの定義方法の詳細は、『Oracle Projectsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ライフサイクルの定義

ライフサイクルを品目カタログ・カテゴリに関連付けることで、品目カタログ・カテゴリのすべての品目でライフサイクルが使用可能となります。ライフサイクルは、品目カタログ・カテゴリ階層全体に継承されます。つまり、親カテゴリから子カテゴリにライフサイクルが継承されます。次の図は、「マザーボード」品目に有効なライフサイクルを示しています。
品目カタログ・カテゴリへのライフサイクルの関連付け

変更ポリシーは、品目カタログ・カテゴリに関連付けられているライフサイクルごとに定義できます(詳細は「変更ポリシーの定義」を参照)。品目の各ライフサイクル・フェーズごとに、変更を許可または禁止するか、あるいは変更オーダー経由でのみ変更可能にするかを指定できます。
管理者は、品目カタログ・カテゴリの品目変更ポリシーを定義および更新できます。これらの品目変更ポリシーによって、品目の属性、添付および関連の変更方法と変更時期が決まります。たとえば、数百もの仕様があるエンジンを製造する企業では、様々な開発フェーズに対して品目変更ポリシーの定義が必要です。エンジンが「概念」フェーズまたは「設計」フェーズにある場合、属性の多くは正式な承認なしで変更が許可され、ライフサイクル・ポリシーはそれほど制限されません。エンジンが「試作」フェーズに進むと、属性、添付および関連すべてがより厳しい変更管理下に置かれ、ほとんどすべての変更に対して変更オーダーが必要になります。エンジンが「生産」フェーズになると、エンジン製造のあらゆる面が厳重な管理下に置かれます。
品目変更ポリシーを定義すると、次のことができます。
品目ライフサイクルの特定のライフサイクル・フェーズで、品目変更を許可するかどうかを指定できます。
各ライフサイクル・フェーズで品目に対して許可する変更のタイプ(属性、添付、関連)を指定できます。
特定のライフサイクル・フェーズの品目への特定の変更に対して、変更オーダーが必要かどうかを指定できます。
注意: 親カタログ・カテゴリから継承された変更ポリシーは、子カタログ・カテゴリ・レベルでは編集できません。品目の変更ポリシーを定義しない場合、デフォルトでは、すべてのライフサイクル・フェーズで変更が許可されます。品目変更ポリシーは、品目が承認された後にのみ有効になります。
変更ポリシーの更新: 属性(関連または添付)ページで、適切な属性グループ(関連または添付カテゴリ)と特定のフェーズに適用する変更ポリシーを選択します。有効な変更ポリシーは、次のとおりです。
許可
未許可
変更オーダー必須
ライフサイクル変更ポリシーの設定

注意: 属性または添付の変更ポリシーを作成する前に、属性グループまたは添付カテゴリを品目カタログ・カテゴリに関連付ける必要があります。
新規品目要求はワークフロー・プロセスです。このプロセスによって、新規品目の定義と承認をステップ単位のウィザード・プロセスに経路指定できます。新規品目を作成する場合は、ワークフロー・プロセスを使用している組織内の様々なユーザーによって、基本属性、ユーザー定義属性、AMLなどの品目の様々な側面が定義されます。新規品目要求ワークフローでは、定義経路と承認経路を組み合せることができます。
新規品目要求(NIR)は変更カテゴリです。特定のビジネス・プロセスに適した新規品目要求には多数のタイプがあります。NIRの各タイプには、NIR番号生成関数、デフォルト担当者タイプおよび担当者を指定できます。NIRタイプは外注構成部品に対して作成できます。このNIRタイプは、特定の採番プリフィクスを保持し、品目カテゴリ・レベルのロールが付与されている個人に割り当てられます。
新規品目要求タイプの定義

特定のNIRタイプを作成した後、管理者は、NIR関連属性を関連付けるなど、追加情報を割り当てることができます。NIR関連属性には、原価効果、実施原価などがあります。これらの属性グループは、品目カタログ属性の関連付けと同様に異なるページに編成できます。
新規品目要求タイプに対するユーザー定義属性の定義

NIRタイプで最も重要な機能の1つは、ワークフローを関連付けできることです。管理者は、ワークフロー・テンプレートのリストからワークフローを選択することで、ワークフロー・ステップの追加、ワークフローを実行するNIRステータスの指定、およびワークフローの割当てを実行できます。管理者は、この選択によって、ステップ番号、ワークフローを開始するNIRプロセスのステータス、および最終的に関連付けるワークフローを指定する必要があります。
新規品目要求に割り当て可能なワークフロー・テンプレートの定義方法の詳細は、このマニュアルで後述する「ワークフロー・テンプレートの定義」の項を参照してください。一般的に、NIRワークフローは定義と承認のワークフローです。次の図に、NIRワークフローの例を示します。
NIRワークフローの例

ワークフロー・テンプレートをNIRタイプに関連付けた後は、NIRのカテゴリ関連を指定する必要があります。
特定の新規品目要求タイプをカテゴリに関連付けるには、カテゴリ詳細にナビゲートし、「新規品目要求」ページで新規品目要求タイプを指定する必要があります。
「ワークフロー/承認」セクションでは、新規品目要求の各ライフサイクル・フェーズのワークフロー・プロセスで属性を入力するために必要な個人を指定できます。たとえば、新規品目要求が「オープン」フェーズにあるときは、ワークフロー内の一個人が、作成している新規品目に関連付けられている一部の技術仕様を担当し、他の個人が、新規品目の安全基準に関する詳細を提供する場合があります。この場合は、新規品目のあらゆる側面を定義するために必要な情報を、適切な個人が追加できるように、技術仕様および安全基準に関連した属性グループを関連付けることになります。
NIRは変化するため、ステータス・タイプがあります。次のように、特定のNIRステータス・タイプには、一定のワークフロー・タイプのみが許可されます。
| NIRステータス・タイプ | 有効なワークフロー・タイプ |
| オープン | 「定義」 |
| 承認/レビュー | 「定義と承認」または「承認」 |
| その他 | 「一般」 |
品目カタログ・カテゴリへの新規品目要求の関連付け

定義ステップへの品目属性グループの関連付け

指定のカテゴリでは、ユーザーによる品目の作成時に、品目番号と摘要が自動的に生成できます。次のように、様々な品目番号と摘要の生成方法がサポートされています。
生成済順序
品目要求採番方法が生成済順序の場合は、ここで指定した順序生成ルールに基づいてすべての品目番号要求が自動的に生成されます。プリフィクス、開始番号、増分およびサフィクスを指定できます。
注意: 順序生成は品目摘要生成には適用されません。品目番号のみを生成する手段です。
生成済関数
品目要求採番/摘要指定方法が生成済関数の場合は、品目カタログ・カテゴリの新規品目の番号/摘要すべてが、カスタム関数に基づいて自動的に生成されます。品目番号/摘要が生成済関数であることを指定する場合は、使用する関数を選択し、品目番号/摘要に含める関数パラメータをユーザー定義属性にマップします。新規品目を作成すると、ユーザーには、品目番号/摘要の生成に使用するユーザー定義属性の入力を求めるプロンプトが表示されます。
注意: この品目番号/摘要生成方法を使用する前には、カスタム関数が定義されている必要があります。
親から継承
品目要求採番/摘要生成方法が親から継承される場合、品目の番号/摘要は、親品目カタログ・カテゴリと同じ方法を使用して生成されます。
注意: デフォルトでは、すべての品目カタログ・カテゴリのサブカテゴリには、親から継承された番号/摘要スキーマがあり、子レベルで上書きできます。
ユーザー入力
品目要求採番/摘要指定方法がユーザー入力の場合は、新規品目に対してユーザーが番号または摘要を手動で入力する必要があります。
品目番号生成

品目番号生成の設定

摘要生成のサンプル

基準テンプレートを使用すると、頻繁に使用する検索基準を保存できます。この検索基準は、基本的には特定の属性と属性値の保存リストとして動作します。管理者が作成するこの基準テンプレートはすべてのユーザーが使用でき、品目を迅速に検索できるため、ユーザーは検索基準を指定して品目検索を頻繁に実行する時間を節約できます。
ユーザーは、独自に使用する基準テンプレートを作成することもできます。ユーザーと管理者の両方が特定の品目カタログ・カテゴリに対してデフォルトの基準テンプレートを定義した場合は、ユーザー定義の基準テンプレートが優先されます。
基準テンプレートにはユーザー定義属性が含まれるため、管理者は常に品目カタログ・カテゴリに応じて基準テンプレートを定義する必要があります。必要な数の基準テンプレートを定義でき、最も頻繁に使用するテンプレートをデフォルトの基準テンプレートとして示すこともできます。
次の図は、「拡張検索」ページを示しています。ここでは、品目カタログ・カテゴリ「コンデンサ」に対して基準テンプレートを定義します。この定義は、品目カタログ・カテゴリ「コンデンサ」を使用するときに典型的なユーザーが検索する一般的な属性をリストすることから開始します。ここでは、「コンデンサ電圧」や「コンデンサ値」などの属性が指定されています。属性を追加した後は、演算子と値を追加して検索範囲をさらに限定できます。
関連項目: 品目カタログ基準テンプレートの作成方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)を参照してください。
品目カタログ検索基準の定義

結果書式を使用すると、各品目カタログ・カテゴリの検索結果ビューを事前定義できます。これらのビューを使用して、検索で戻された品目の別の属性セットを参照できます。結果書式は管理者およびユーザーのいずれも作成できます。管理者が作成した結果書式はすべてのユーザーが使用できます。ユーザーが作成した結果書式は、その結果書式を作成したユーザーのみが使用できます。必要な数の結果書式を定義でき、最も頻繁に使用する結果書式をデフォルトの結果書式として示すこともできます。
品目改訂レベルで設定した複数行の属性グループおよび属性セットは、結果書式を使用して表示することはできません。
結果書式は、典型的なユーザーが品目について参照する一般的な情報をリストすることで定義できます。たとえば、品目カタログ・カテゴリ「コンデンサ」には、「品目名」、「摘要」、「品目ステータス」または他の重要な品目属性(コンデンサ値、許容範囲など)を選択できます。
関連項目: 品目カタログ結果書式の作成方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)を参照してください。
インポート書式によって、スプレッドシート経由でAPCにインポートした品目カタログ・カテゴリにある基本属性とユーザー定義属性(操作属性ではなく)が識別されます。操作属性はインポートできません。ただし、インポート書式には、品目テンプレートと品目ステータスを指定できます。品目テンプレートと品目ステータスはいずれも品目をインポートする際の操作属性の設定に使用できます。
基本品目属性は、次のとおりです。
品目名
品目カタログ・カテゴリ
摘要
基準単位
ライフサイクル
ライフサイクル・フェーズ
品目ステータス
詳細摘要
インポート書式は品目と品目改訂の両方に対して定義できます。インポート書式では、複数行の属性グループの値もインポートできます。
テンプレート・ファイルの作成は、2つの基本ステップで構成されています。
テンプレート・レイアウトの設計: ワープロ・アプリケーションの書式設定機能を使用して、ファイルをRTFで保存します。
テンプレート・レイアウトのマークアップ: XMLパブリッシャの簡易タグを挿入します。
テンプレートを作成するには、既存のシード済データ定義を作成または使用して、変更テンプレート・ファイルを、対応するデータ定義ファイルに関連付けるか、割り当てる必要があります。たとえば、「変更オーダー」テンプレート・ファイルがある場合は、そのファイルを「変更オーダー」データ定義ファイルに関連付けます。
テンプレートを作成する場合は、テンプレートをデータ定義に割り当て、RTFをアップロードする必要があります。システムには、7種類の要約テンプレートがシードされています。これらのテンプレートは更新できません。最初に、特定の言語と地域の組合せに対して1つのテンプレート・ファイルをアップロードします。このファイルがデフォルト・テンプレート・ファイルになります。追加のテンプレート・ファイルをアップロードしたり、デフォルト・テンプレート・ファイルを変更するには、「テンプレートの表示」ページを使用します。
テンプレートを作成する手順は、次のとおりです。
「XMLパブリッシャ管理者」職責を使用して、「テンプレート」ページにナビゲートします。
「テンプレートの作成」ボタンを選択します。
次の情報を指定します。
名称
テンプレートに対してわかりやすい名称を入力します。
コード
製品の短い名称と付加末尾を使用して、テンプレート・コードを割り当てます。
アプリケーション
テンプレートの作成時には、値リスト(LOV)から正しいアプリケーションを選択してください。このアプリケーションは、データ定義のアプリケーションと同一であることが必要です。変更テンプレートの場合、サポートされるアプリケーションは「設計」です。
データ定義
値リスト(LOV)から製品のデータ定義を選択します。Oracle PLMには、7種類のデータ定義(「懸案」、アイディア、「変更要求」、「変更オーダー」、「新規品目要求」、添付承認、添付レビュー)がシードされています。たとえば、懸案レポート・テンプレートには、シードされているデータ定義「懸案」を選択します。これによって、懸案レポートにテンプレートが使用できるようになります。値リスト(LOV)から入力テンプレート・タイプ(RTF、PDFまたはXSL-FO)を選択します。
開始日
テンプレートが有効になる日付を入力します。
終了日
テンプレートを無効にするには、終了日を入力します。
サブテンプレート
これがサブテンプレートの場合は、チェック・ボックスを選択します。
注意: サブテンプレートは、他のテンプレートから参照されますが、それ自体では実行できません。
ファイル
RTFまたはPDFテンプレート・レイアウト・ファイルをアップロードするには、「ブラウズ」ボタンを使用します。
言語
値リスト(LOV)からテンプレート言語を選択します。「テンプレートの表示」ページから、言語テンプレート・ファイルをテンプレート定義にさらに追加します。
地域
値リスト(LOV)から言語地域を選択します。
注意: テンプレート定義を作成した後は、「アプリケーション」、「コード」および「タイプ」フィールドを更新できません。テンプレートは、「テンプレートの表示」ページで更新できます。
「マザーボード」品目のRTFテンプレート・ファイルの例
テンプレート・ファイルには、レポート生成時にXMLパブリッシャで印刷する品目情報を参照するためのXML簡易タグを指定できます。
次に、RTFテンプレートを使用して「マザーボード」品目のレポートを生成するXML入力ファイルの例を示します。
品目基準情報
品目属性情報
詳細は、次のマニュアルを参照してください。
『Oracle XML Publisher User’s Guide』
『XML Publisher Feature Listing』
品目カタログ・カテゴリへのレポート・テンプレートの関連付け
レポート・テンプレートを品目カタログ・カテゴリに関連付けることで、品目カタログ・カテゴリのすべての品目でテンプレートが使用可能となります。レポート・テンプレートは、品目カタログ・カテゴリ階層全体に継承されます。つまり、親カテゴリから子カテゴリにレポート・テンプレートが継承されます。次の図は、「マザーボード」品目に有効なレポート・テンプレートを示しています。
品目カタログ・カテゴリへのレポート・テンプレートの関連付け
注意: レポート・テンプレートを関連付ける方法は、『Oracle Product Lifecycle Management User's Guide』の品目カタログ・カテゴリへのレポート・テンプレートの関連付けに関する説明を参照してください。
品目には多数の相互参照を設定できます。相互参照の例には、顧客部品番号、優先/先行品目番号などがあります。管理者は、ビジネス・ニーズに基づいて独自の相互参照タイプを定義できます。各相互参照タイプには、ユーザー定義フレックスフィールドおよび値セットを関連付けることができます。相互参照タイプには有効日があり、これによって有効または無効を管理します。
相互参照タイプの定義
