Oracle Advanced Product Catalogインプリメンテーション・ガイド リリース11i B25746-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
カタログの定義には、次のタスクが含まれます。
タスク | 必須かどうか |
カタログ・カテゴリの定義 | 必須 |
カタログの定義 | 必須 |
カタログ・セキュリティの実施 | 必須 |
カタログは、階層分類内に分類された品目の集合です。カタログは、カタログ・カテゴリの階層で構成され、各カタログ・カテゴリにはそのカタログ・カテゴリに割り当てられた品目が含まれます。カタログは、品目を様々な分類で編成および提示するのに便利な方法です。たとえば、販売品目の製品カタログを設定すると、販売組織、マーケティング組織および顧客はそのカタログをブラウズして製品を検索できます。すべての購買可能品目を含む購買カタログを設定すると、設計、製造および調達の各組織はそのカタログをブラウズして部品を検索できます。さらに、修理部門や顧客サービス部門用に、すべてのサービス可能品目とサービス製品を含むサービス・カタログも設定できます。次の図は、製品カタログ、購買カタログおよびサービス・カタログのカタログ階層を示しています。必要な数のカタログを定義でき、1つの品目を複数のカタログに割り当てることができます。また、設定に応じて、ある品目を1つのカタログ内の複数のカタログ・カテゴリに割り当てることもできます。
注意: E-Business Suiteで定義するカテゴリ・セットは、APCではカタログとして表示されます。また、各カテゴリ・セット内のカテゴリは、各カタログ内のカタログ・カテゴリとして表示されます。
カタログ階層の例
カタログ内の品目は、カタログ・カテゴリを使用して分類します。定義できるカタログ・カテゴリの数に制限はなく、定義したカタログ・カテゴリは複数のカタログで再利用できます。カタログ・カテゴリを作成する前に、企業全体で定義する必要があるすべてのカタログ(製品カタログ、購買カタログ、サービス・カタログなど)を検討します。次に、カタログ内の各品目を正しく分類するために、必要なすべてのカタログ・カテゴリとサブカテゴリのリストを作成します。さらに、複数のカタログで同じカタログ・カテゴリを再利用できるかどうかを検討します。たとえば、ハード・ドライブを顧客に販売しており、仕入先から購入し、関連するサービスを提供する場合は、各カタログに「ハード・ドライブ」というカタログ・カテゴリを設定できます。異なるカタログで再利用できるように、カタログ・カテゴリにはる同じフレックス体系を使用してください。
関連項目: カタログ・カテゴリの定義方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)でカテゴリの作成に関する説明を参照してください。
カタログは、品目カタログで定義した品目の分類に使用するカタログ・カテゴリの階層です。すべてのカタログ・カテゴリを定義した後に、各カタログを作成できます。カタログ・カテゴリ階層を構築する際には、品目を含むことができるのはカタログのリーフ・ノードのみであることに注意してください。
カタログを設定するときの品目の分類方法は、全組織で共通する方法でも組織間で異なる方法でも構いません。品目はカタログ内の複数のカタログ・カテゴリに割り当てることができます。
関連項目: カタログの定義方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)で次の各項を参照してください。
カタログの作成
カタログへのカテゴリの割当て
カタログ内のカタログ・カテゴリの作成
ロール・ベースのセキュリティを使用すると、カタログ品目を表示および管理できるユーザー、グループ、会社または組織を管理できます。たとえば、顧客と販売組織には製品カタログの表示を許可し、購買カタログの表示は設計、調達および製造の各組織のみに制限できます。
カタログに関するロールを持つユーザーに付与できるのは、「カタログの表示」権限と「カタログの管理」権限です。シードされている2つのロールは「カタログ・ビューワ」と「カタログ・マネージャ」です。「カタログの表示」権限を付与されているユーザーは、カタログをブラウズして全品目を表示できます。「カタログの管理」権限を付与されているユーザーは、カタログ内のカタログ・カテゴリに品目を割り当てることができます。
ロール | 「カタログの表示」権限 | 「カタログの管理」権限 |
カタログ・ビューワ | Yes | No |
カタログ・マネージャ | Yes | Yes |
関連項目: カタログ・セキュリティの実施方法の詳細は、APCオンライン・ヘルプ(iHelp)で次の各項を参照してください。
カタログへの個人の割当て
有効なカテゴリへの個人の割当て