Oracle Order Managementユーザーズ・ガイド リリース12.1 B62702-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
「顧客の追加」ウィンドウから顧客情報を追加する前に、次の前提条件を十分に検討してください。
Oracle Trading CommunityのOracle Applications内統合方法を把握していること。
プロファイル・オプション「OM: 顧客の追加」が、システム・プロファイル・オプション階層内の1つ以上のレベル(ユーザー、職責、アプリケーション、またはサイト)で、「なし」以外の値に設定されていること。
受注において販売先以外の顧客に対して出荷先所在地を追加する場合、受注管理のシステム・パラメータ「顧客関連」が使用可能に設定されていること。
Oracle Receivablesのシステム・パラメータ「顧客番号自動採番」および「サイト番号自動採番」により、顧客番号と顧客所在地が、システム生成であるかどうか、新規顧客および顧客所在地を「顧客の追加」ウィンドウで追加するときに顧客番号と顧客所在地を手動で入力できるかどうかが決まります。
注意: Oracle Receivablesのオプション「顧客番号自動採番」が「NO」に設定されている場合は、新規顧客番号を入力する必要があります。
Oracle Receivablesのシステム・パラメータ「所在地検証」により、「顧客の追加」ウィンドウの所在地情報が追加、表示および検証される方法が決まります。
次のプロファイル・オプションにより、「受注」ウィンドウで顧客を追加する機能が影響を受けます。
「OM:新規顧客にEメールが必須」。このプロファイル・オプションの値により、新規顧客の追加時に定義される顧客と担当の両方について、Eメール・アドレスの定義が必要かどうかが決まります。
「ICX: テリトリ」、「HZ: 参照地域」。これらの値によって、デフォルトの国が決まります。所在地を速やかに入力するために設定する必要があります。
「フレックスフィールド: 付加ウィンドウのオープン」。このプロファイル・オプションの値により、付加フレックスフィールド表示フィールドにナビゲートしたとき付加フレックスフィールドが自動的に表示されるかどうかが決まります。
「AR: 取引上の顧客名の変更」。このプロファイル・オプションの値により、顧客情報の保存後、顧客名を変更できるかどうかが決まります。デフォルトでは「Yes」に設定されています。
注意: 「顧客の追加」ウィンドウでは顧客名の更新はできません。顧客名を変更する場合は、Oracle Receivablesの「顧客-標準」ウィンドウを使用してください。
「HZ: パーティ番号の生成」。このプロファイル・オプションの値により、新規顧客を追加するとき、パーティ番号がシステム生成か、手動入力かが決まります。
「HZ: パーティ・サイト番号の生成」。このプロファイル・オプションの値により、新規顧客所在地を追加するとき、サイト番号がシステム生成か、手動入力かが決まります。このサイト番号は一意であることが必要です。
「顧客の追加」ウィンドウは「受注ヘッダー」ウィンドウからアクセス可能で、Order ManagementからOracle Receivablesへの汎用的なユーザー・インタフェースです。ユーザーはこのウィンドウを使用することにより、Oracle Trading Communityモデルの中に、新規エンティティ(顧客)と関連エンティティ詳細(顧客詳細)を定義できます。Oracle Trading Community顧客モデルの詳細は、次を参照してください。
Order Management内でのOracle Trading Communityの運用
『Oracle Receivablesユーザー・ガイド』の顧客に関する項
注意: 「顧客の追加」ウィンドウで追加されたすべてのアカウント・サイト(顧客所在地)担当は、顧客レベルでのみ作成されています。「顧客の追加」ウィンドウを使用して、サイト・レベルの担当を作成することはできません。ただし、顧客レベルの担当も、受注と返品に関しては、サイト・レベルの担当として使用できます。
次を作成できます。
新規顧客とパーティ
新規顧客に対応する新規所在地
新規顧客と、その顧客と既存のパーティの関連付け
既存の顧客についての、新規の請求先、出荷先および搬送先事業所(所在地)
新規出荷先(直接出荷)顧客および関連する所在地
新規または既存の顧客に対応する新規担当
以前に定義されたパーティ・サイトから新規顧客アカウント・サイト
既存のパーティ・レベル担当からの新規アカウント担当
新規および既存の顧客および顧客担当のEメール・アドレス
注意: 「顧客の追加」ウィンドウでの作業中は、システム内に現在定義されている顧客と顧客担当の両方について、顧客名またはEメール・アドレスの既存の値を更新することはできません。
注意: 既存の顧客または顧客担当に対してEメール・アドレスが定義されていない場合は、プロファイル・オプション「OM: 新規顧客にEメールが必須」の設定値に関係なく、新規Eメール・アドレスを追加できます。
「顧客の追加」ウィンドウ内のリージョンでは、Oracle Application Folderの機能は使用できません。ただし、すべてのリージョンに「消しゴム」アイコン(ツールバーから使用可能)が追加されたため、ウィンドウの他のリージョンの情報を保持した状態で、個々のリージョンを消去できます。「消しゴム」アイコンの操作によって、データベースへのコミットが実行されるわけではありません。
セキュリティ
プロファイル・オプション「OM: 顧客の追加」により「顧客の追加」ウィンドウへのアクセス、機能の両方が制限されます。このウィンドウへのアクセスをすべてのユーザーに許可したり、どのユーザーにも許可しない選択が可能な他、ユーザーに新規アドレスまたは担当情報の追加のみを許可する選択も可能です。
『Oracle Order Managementインプリメンテーション・マニュアル』のプロファイル・オプションに関する項
「顧客の追加」ウィンドウには次の3つのリージョンがあります。
組織または個人
顧客所在地
顧客担当
「顧客の追加」ウィンドウを表示するには、「受注ヘッダー」ウィンドウで有効な次のオプションの1つを選択します。
カーソルをいずれかのフィールドに置き、マウスを右クリックして、表示されるメニュー・リストから「顧客の追加」を選択します。
「処理」をクリックして、表示されるメニュー・リストから「顧客の追加」を選択します。
決定ダイアログ・ボックスが表示されるので、その中の「Yes」をクリックします。
決定ダイアログ・ボックスは、「受注」ウィンドウの「メイン」タブにある次のフィールドのどれかに一意で大文字小文字の区別のない値を入力したときに表示されます。
顧客: このフィールドから「顧客の追加」ウィンドウを使用すると、作成した所在地が販売先所在地となります。また、「出荷先」および「請求先」ボックスを選択すると、その所在地は出荷先および請求先所在地として使用されます。
顧客担当
出荷先事業所: このフィールドから「顧客の追加」ウィンドウを使用すると、作成した所在地は出荷先所在地となり、「受注」ウィンドウの「出荷先」フィールドに表示されます。
請求先事業所: このフィールドから「顧客の追加」ウィンドウを使用すると、作成した所在地は請求先所在地となり、「受注」ウィンドウの「請求先」フィールドに表示されます。
注意: 決定ダイアログ・ボックスは、「受注ヘッダー」ウィンドウのユーザー定義フォルダにある次のフィールドに一意で大文字小文字の区別のない値を入力したときにも表示されます。
Eメール
出荷先、出荷先担当、出荷先顧客、出荷先所在地の各フィールド
最終顧客、最終顧客事業所、最終顧客担当、顧客事業所
請求先担当、請求先顧客、請求先所在地、請求先
搬送先、搬送先事業所、搬送先担当、搬送先所在地の各フィールド
決定ダイアログ・ボックスから次に進むためには、「作成」をクリックして新規顧客情報を定義するか、「取消」をクリックして「受注」ウィンドウに戻ることが必要です。
注意: プロファイル・オプション「OM: 顧客の追加」の値が「所在地」と「担当」のみに設定されている場合、顧客またはEメール・フィールドに新規で大文字小文字の区別のない値を入力したときに、決定ダイアログ・ボックスは表示されません。かわりに、ステータス・バーにFRMエラーが表示されます。
注意: 「処理」ボタンのメニューから「顧客の追加」ウィンドウを表示する場合は、受注ヘッダーの必須フィールドへの入力またはデフォルト設定を、すべてのフィールドに対して実行したか、まったく実行しなかったかを確認してください。いずれでもない場合はエラーになります。
注意: 受注ヘッダーの必須フィールドに入力した後で「処理」ボタンから処理を選択すると、データベースへのコミットが実行されます。コミットを正常に終了するには、必須の受注ヘッダー・フィールドがすべて入力されている必要があります。
「顧客の追加」ウィンドウで定義された顧客および顧客担当は、すべて有効な顧客または顧客担当として定義されます。顧客を定義すると、その顧客にはデフォルトの顧客プロファイル区分が割り当てられます。
顧客プロファイルは、顧客またはサイト(所在地)のいずれかで更新できます。前者の場合は、Receivablesの「標準-顧客」の「プロファイル区分」タブ・ページを使用し、後者の場合は、「顧客所在地」の「プロファイル - 取引」タブ・ページを使用します。
「顧客の追加」ウィンドウを表示する要求を発行した場合、ユーザーのカーソル位置によっては、以前に「受注ヘッダー」ウィンドウで入力した顧客データまたはデフォルト設定が「顧客の追加」ウィンドウで表示されることがあります。
カーソルが所在地フィールドにあり、そのフィールドにデータが挿入されている場合は、「顧客の追加」ウィンドウを起動すると、顧客と所在地の情報がこのウィンドウに渡されます。カーソルが顧客名または顧客番号フィールドにあり、そのフィールドにデータが挿入されている場合は、「顧客の追加」ウィンドウを起動すると、顧客名と顧客番号がこのウィンドウに渡されます。
注意: 担当名は、「受注ヘッダー」ウィンドウから「顧客の追加」ウィンドウに渡りません。ただし、データが存在する場合に「作成」をクリックすることにより、担当名を「顧客の追加」ウィンドウから「受注ヘッダー」ウィンドウに渡すことができます。
「受注ヘッダー」ウィンドウに顧客データが入力されていない状態で「顧客の追加」ウィンドウを開く方法を採用した場合には、次のいずれかの操作が可能です。
既存の顧客を選択し、その顧客の新規の顧客所在地または担当を作成します。
新規顧客の詳細を入力します。
「顧客の追加」ウィンドウで入力されたデータは、「作成」をクリックしたときにのみ、データベース上でコミットされます。コミットされた該当データは自動的に「受注ヘッダー」ウィンドウの対応フィールドに戻されるため、新規顧客と受注両方の詳細を獲得するための実質的な時間を削減できます。
「顧客の追加」ウィンドウ
「顧客」リージョン
パーティ情報の作成
Oracle Trading Communityモデルを使用することにより、「顧客の追加」ウィンドウで顧客との関連を作成できます。顧客タイプにより、対象とする顧客が組織顧客か個人顧客か指定できます。
「顧客の追加」ウィンドウで新規顧客を作成するときには、必ず所在地が必要です。新規パーティとパーティ・サイトが必ず作成されます。
新規顧客が定義されると、対応するパーティ名は顧客名と同じ値です。
プロファイル・オプション「HZ: パーティ番号の生成」の値により、パーティ番号がシステム生成か、手動入力かが決まります。NULL(またはシステム生成)に設定されている場合、パーティ番号はシステム生成であり、ユーザー入力にはなりません。
プロファイル・オプション「HZ: パーティ・サイト番号の生成」の値により、パーティ・サイト番号がシステム生成か、手動入力かが決まります。NULLに設定されている場合、パーティ・サイト番号はシステム生成であり、ユーザー入力にはなりません。
注意: 「個人番号」または「組織番号」フィールドでパーティ名を選択すると、「顧客名」フィールドの値は、「個人番号」または「組織番号」フィールドで選択した値に自動的に更新されます。
注意: Receivablesの「標準-顧客」ウィンドウで、顧客またはサイトに対応するパーティ番号を更新する方法もあります。
営業単位
このフィールドには、起動元のメイン取引ウィンドウ(「受注」ウィンドウ、「価格設定および有効数量」ウィンドウなど)から営業単位がデフォルト設定され、その営業単位の顧客情報を作成できます。
起動元ウィンドウに営業単位が指定されていない場合、このフィールドにはデフォルトの営業単位が表示されます。この営業単位は、アクセス可能な別の営業単位を値リストから選択することで変更できます。顧客を作成するための情報を指定するには、営業単位が必要です。
顧客タイプ:
このフィールドで選択した値によって、「顧客」リージョンで使用できるフィールドが決まります。このフィールドのデフォルト値は「組織」に設定されており、これによって当初利用できるフィールドが決まります。
「顧客タイプ」を「組織」に設定すると、次のフィールドが表示されます。
顧客名
顧客番号
組織番号
Eメール・アドレス
電話番号
Oracle Receivables顧客情報付加フレックスフィールド
注意: 「顧客タイプ」が「組織」に設定されていると、「組織番号」フィールドの値は、「アカウント・パーティ番号」に等しくなります。
「顧客タイプ」を「個人」に設定すると、次のフィールドが表示されます。
敬称、名、ミドル・ネーム、姓、サフィクス
個人番号
個人番号
Eメール・アドレス
電話番号
Oracle Receivables顧客情報付加フレックスフィールド
注意: 「顧客タイプ」が「個人」に設定されていると、「個人番号」フィールドの値は、「アカウント・パーティ番号」に等しくなります。
顧客タイプ:
「個人番号」または「組織番号」フィールドに対応する値リスト・ポップアップ・ウィンドウは、「顧客タイプ」フィールドの値に基づき、既存のパーティ名を表示します。
「顧客所在地」リージョン:
所在地情報のデフォルト、フレキシブル所在地マッピング、および所在地検証の詳細は、『Oracle Receivablesユーザー・ガイド』を参照してください。
「顧客所在地」リージョンのレイアウト
「所在地」リージョンのレイアウトは、「国」フィールドに入力(またはデフォルトとして採用)された値に依存します。「国」フィールドの値がそのフィールドに関連付けられた住所形式を持っている場合には、「所在地」付加フレックスフィールド・ポップアップ・ウィンドウにその住所形式が表示されます(「顧客所在地」リージョン内の「国」、「サイト」または「事業所」フィールド以外のフィールドにナビゲートしたとき)。
「所在地」付加フレックスフィールドの設定の詳細は、『Oracle Receivablesユーザー・ガイド』のフレキシブル所在地の設定に関する項を参照してください。
国: プロファイル「ICX: テリトリ」からデフォルト設定されます。このプロファイルが未設定の場合、値はプロファイル「HZ: 参照地域」からデフォルト設定されます。
所在地: 作成している顧客情報に対応する所在地を入力します。
郵便番号: 作成している顧客情報に対応する所在地の郵便番号を入力します。
市区: 作成している顧客情報に対応する所在地の市区を入力します。
都道府県: 作成している顧客情報に対応する所在地の都道府県を入力します。
都道府県: 作成している顧客情報に対応する所在地の都道府県を入力します。
国: 作成している顧客情報に対応する所在地の国を入力します。
事業所: 作成している顧客情報に対応する事業所所在地を入力します。
出荷先: 定義している所在地を出荷先顧客事業所にもする場合には、「出荷先」チェック・ボックスを選択します。
このフィールドのデフォルト値は、個人顧客の場合も組織顧客の場合も、「使用可能」(チェック・ボックスが選択済)です。
請求先: 定義している所在地を請求先顧客事業所にもする場合には、「請求先」チェック・ボックスを選択します。
このフィールドのデフォルト値は、個人顧客の場合も組織顧客の場合も、「使用可能」(チェック・ボックスが選択済)です。
搬送先: 「搬送先」ボックスが選択されている場合、「受注」ウィンドウの「搬送先所在地」は「顧客の追加」ウィンドウに入力されている所在地から取得されます。「搬送先」ボックスの選択が解除されている場合、「受注」ウィンドウの「搬送先所在地」はデフォルトのフレームワークから取得されます。
Oracle Receivables所在地情報付加フレックスフィールド: Oracle Receivablesの「所在地情報」付加フレックスフィールド情報が使用可能で必須の場合に入力します。
Oracle Receivablesサイト使用付加フレックスフィールド: Oracle Receivablesの「サイト使用」付加フレックスフィールド情報が使用可能で必須の場合に入力します。
「顧客担当」リージョン
姓: 定義している顧客担当の姓を入力します。
名: 定義している顧客担当の名を入力します。
役職: 定義している顧客担当の役職を選択します。
Eメール: 定義または更新している顧客担当のEメール・アドレスを入力します。
電話: 定義している顧客担当の電話番号を入力します。
「作成」または「取消」ボタンを選択します。
新規顧客情報をコミットするには「作成」ボタンを選択します。「受注」ウィンドウに戻るには「取消」ボタンを選択します。このどちらかの操作により先に進みます。
関連トピック
顧客事業所は、交渉フェーズ(見積および営業基本契約の場合)と履行フェーズの両方で使用できます。交渉フェーズでは、見積の送信先メール・アドレスとして使用する必要があります。
顧客事業所が主要販売先サイトの場合は、顧客事業所をヘッダー・レベル値としてデフォルト設定し、デフォルト属性のデータ・ソースとして使用できます。
現在、EDIおよび見積アプリケーションでは、「販売先」という使用目的がパーティ・サイト・レベルで使用されています。
見積/受注の顧客事業所(「販売先」という使用目的のアカウント・サイト)は、出荷先および請求先所在地とは別に設定できます。
販売先サイト使用の表示
顧客事業所(販売先サイト)は、見積のメール先所在地として使用されます。顧客事業所は、ヘッダー・レベルの取引時に表示されます。
「顧客の追加」/「顧客‐標準」ウィンドウを使用した販売先サイト使用の識別
新規顧客または所在地の作成時に、受注から「顧客の追加」機能または「顧客‐標準」ウィンドウのいずれかを使用して、販売先使用を顧客レコードに割り当てる必要があります。
顧客の追加: チェック・ボックスの選択によって、販売先という使用目的の適用を指定します。
顧客‐標準: 販売先使用を割り当てます。
顧客事業所を使用した販売取引のデフォルト値設定
顧客事業所は、必要に応じて、デフォルト・ルールのデータ・ソースとして使用されます(価格表、受注タイプまたは支払条件など)。
顧客事業所による販売取引の検索
顧客事業所属性を「受注の検索」ウィンドウに入力し、他の属性と併用または単一属性として検索基準に使用します。
顧客事業所
顧客事業所は、交渉フェーズ(見積および営業基本契約の場合)と履行フェーズの両方で使用できます。交渉フェーズでは、見積の送信先メール・アドレスとして使用されます。
顧客事業所が主要販売先サイトの場合は、顧客事業所をヘッダー・レベル値としてデフォルト設定し、デフォルト属性のデータ・ソースとして使用できます。現在、EDIおよび見積アプリケーションでは、「販売先」という使用目的がパーティ・サイト・レベルで使用されています。見積/受注の顧客事業所(「販売先」という使用目的を持つアカウント・サイト)は、出荷先および請求先所在地とは別に設定できます。
顧客事業所にはデフォルト設定および制約設定が可能です。シード済制約では、受注が社内受注、出荷確定済、請求書インタフェース済、またはRMA受入済である場合、顧客事業所の更新は許可されません。顧客(販売先)に適用される条件は、顧客事業所にも適用されます。
ARの「顧客-標準」ページにナビゲートします。
入力する顧客の所在地を問い合せます。
「サイト」タブをクリックし、表示されたフィールドに所在地/事業所情報を入力します。
顧客所在地の追加
作業内容を保存します。
顧客事業所の設定の詳細は、『Oracle Receivablesユーザー・ガイド』を参照してください。
顧客事業所はオプションで、メールの送信目的に使用できます。
「受注」ウィンドウにナビゲートします。
注意: 顧客事業所にはデフォルト設定および制約設定が可能です。シード済制約では、受注が社内受注、出荷確定済、請求書インタフェース済、またはRMA受入済である場合、顧客事業所の更新は許可されません。顧客(販売先)に適用される条件は、顧客事業所にも適用されます。
顧客番号または顧客名を入力します。
「その他」タブで「顧客事業所」の値リストをクリックします。この値リストには、入力した顧客の顧客所在地のリストが表示されます。
「受注」ウィンドウ - 「顧客事業所」の値リスト
値リストから任意のサイトを選択するか、サイト事業所名の一部を入力します。「受注」ウィンドウに、「顧客所在地1」、「顧客所在地2」、「顧客所在地3」、「顧客所在地4」または「顧客所在地5」(郡市区、州、郵便番号、および国の組合せ)のようなその他の詳細が表示されます。
作業内容を保存します。
顧客を入力すると、デフォルト・ルールの設定によって、主要顧客事業所がデフォルト設定されます。顧客事業所のデフォルト設定は、必要に応じて変更するか(設定されている場合)、または顧客事業所リストを表示する値リストから選択できます。
出荷所在地と請求所在地への顧客事業所のデフォルト設定
ヘッダー・レベルに設定したデフォルト・ルールに基づいて、顧客事業所を出荷先サイトまたは請求先サイトにデフォルト設定できます。
受注オーガナイザから「受注の検索」ウィンドウにナビゲートします。
「受注情報」タブ・リージョンで、顧客事業所を入力し、「検索」をクリックします。
結果リストには、顧客事業所と一致するすべての受注が表示されます。
受注オーガナイザにナビゲートし、一括変更を適用する受注を問い合せます。
受注オーガナイザの要約情報ビューで、一括変更を適用する受注を複数選択します。
「ツール」メニューから「一括変更」を選択します。
「メイン」タブの値リストから顧客事業所を選択します。
「OK」をクリックします。
顧客事業所からの受注タイプ、価格表、支払条件などのデフォルト設定
受注タイプ、価格表、倉庫、支払条件などは、「受注」ウィンドウの顧客事業所から、デフォルト・ルールの設定に基づいてデフォルト設定できます。
「受注」ウィンドウにナビゲートし、「顧客の追加」ウィンドウを起動します。または、「顧客の追加」機能を起動する前に、「受注」ウィンドウで顧客に関連するフィールドに該当する値を指定して、既存の顧客についての詳細を「顧客の追加」ウィンドウに渡す方法もあります。
表示された「顧客の追加」ウィンドウに必要な顧客所在地情報を入力し、「販売先」チェック・ボックスをチェックします。
「作成」をクリックすると、所在地詳細情報を含む顧客事業所が「受注」ウィンドウに作成されます。
「クイック受注入力」または「受注」ウィンドウにナビゲートします。
ツールバーにある「顧客の検索」アイコンをクリックするか、マウスの右クリックで「顧客」 > 「顧客の検索」を選択します。
「所在地使用目的」に「販売先」を選択し、「検索」をクリックします。
所在地/顧客情報の値リストに顧客名、番号、所在地が表示され、顧客事業所であるかどうかが識別されます。また、販売先事業所名も表示されます。
値リスト内で選択すると、使用ごとに異なるチェック・ボックスが付いた「受注使用箇所」ウィンドウが表示されます。「販売先」をチェックすると、「受注」ウィンドウに顧客事業所が表示されます。
「受注ヘッダー」ウィンドウにナビゲートし、「顧客の追加」ウィンドウを起動します。
「顧客の追加」機能を起動する前に、「受注ヘッダー」ウィンドウで顧客に関連するフィールドに該当する値を指定して、既存の顧客についての詳細を「顧客の追加」ウィンドウに渡す方法もあります。たとえば、既存の担当を選択し、新規の所在地をこの担当に割り当てます。
「顧客の追加」ウィンドウが表示されたとき、新規の顧客、所在地および担当情報を入力するか、あるいは既存の顧客を選択して、担当のEメール・アドレスを更新します。
ある顧客から、その顧客が持っている顧客に直接出荷するように依頼されたというビジネス・シナリオの場合、ユーザーは新規顧客または顧客所在地を作成する必要があります。
「顧客の追加」ウィンドウは、新規出荷先顧客と所在地の作成をサポートしています。
直接出荷受注に対応する新規顧客詳細の作成シナリオには、次の2つがあります。
「顧客名」フィールドには「販売先」顧客名を入力することが必要です。
直接出荷顧客詳細を正しく作成するには、「顧客の追加」ウィンドウを起動する前に、「受注ヘッダー」ウィンドウのいずれかの「出荷先所在地」フィールドにカーソルを移動しておく必要があります。
シナリオ1
代替直接出荷先事業所に対して、出荷先顧客と顧客所在地が存在していない例。
「受注ヘッダー」ウィンドウにナビゲートし、「顧客の追加」ウィンドウを起動します。出荷先顧客名を入力したことを確認してから、「受注ヘッダー」ウィンドウのいずれかの「出荷先所在地」フィールドにカーソルを移動させます。
「顧客の追加」ウィンドウが表示されると、デフォルトで出荷先または販売先顧客詳細が渡されるため、顧客詳細を消去することもできます。新規顧客を定義するには、適切な顧客詳細を入力し(「出荷先」チェック・ボックスを選択)、「作成」をクリックします。
顧客の新規所在地を入力し、「出荷先」チェック・ボックスが選択されていることを確認してから、「作成」をクリックします。
正しい顧客詳細が「顧客の追加」ウィンドウから渡ったことを確認してから、受注ヘッダー詳細を保存します。
シナリオ2
カーソルをいずれかの「出荷先所在地」フィールドに置いて、「受注ヘッダー」ウィンドウにナビゲートし、「顧客の追加」ウィンドウを起動します。または、「顧客の追加」機能を起動する前に、「受注ヘッダー」ウィンドウで顧客に関連するフィールドに、該当する値を指定して、既存の顧客の詳細を「顧客の追加」ウィンドウに渡す方法もあります。さらに、「顧客の追加」ウィンドウが表示された後、顧客フィールドで別の値を選択する方法もあります。出荷先顧客は存在する可能性がありますが、出荷先所在地は存在しません。
「顧客の追加」ウィンドウが表示されたとき、適切な顧客名が渡されたことを確認します。「受注ヘッダー」ウィンドウから顧客名を渡さない方法を選択した場合には、顧客名フィールドの値を選択できます。
受注の出荷先となる新規所在地情報を入力し、「出荷先」チェック・ボックスが選択されていることを確認してから、「作成」をクリックします。
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