Oracle Manufacturing Operations Centerユーザーズ・ガイド リリース12.1 B66925-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
Oracle Manufacturing Operations Center(MOC)の設定ステップでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition(OBIEE)、Oracle Warehouse Builder(OWB)、MOC設定ページなどの複数のOracleシステムが関連します。
OBIEEでは、企業のソースとアプリケーションに関するデータからの分析が提供されます。
OWBでは、データの抽出、変換、およびソース・システムからMOC環境へのロードが提供されます。
持続可能性状況、排出係数、タグ、メーター、エンティティ階層の設定、ビジネス・コンテキストのコンテキスト化方法の設定、および属性グループと属性データ・エンティティの作成および関連付けには、MOC管理者ロールを使用します。 また、このロールは、メーターの作成、メーター読取値を処理するためのコンカレント・プログラムの実行、および拡張可能な属性ワークベンチを使用したユーザー定義属性の分類と属性の設定にも使用できます。
データ収集の表示と統合、および分析レポートの実行には、ユーザー・ロールを使用します。 ユーザーは、拡張可能な属性ワークベンチを使用して、属性および属性グループを作成し、それを分類と関連付けることができます。
次の図では、Oracle Manufacturing Center Operationsの設定手順を示します。 手順には、必須のものと、環境内の他の機能に応じて省略可能なものがあります。
ソース・システムの設定
異なるソース・システムからデータをロードするには、ソース・システム定義を設定します。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideのソース・システムの設定に関する項を参照してください。
サイトの設定
サイトの定義を設定し、異なるシステムのソース組織にマップします。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideのサイトの設定に関する項を参照してください。
持続可能性状況の設定
持続可能性状況とは、企業が活動して商品やサービスを生産するために消費される連続的な入力に対して使用される一般的な名称です。 持続可能性状況の一般的な例としては、電気、ガス、石油、水、ヘリウムなどがあります。 持続可能性状況は、常に企業に対する原価が関連付けられており、多くの場合は環境への有害な排出の原因です。 企業は、通常、持続可能性状況の消費をモニターし、効率性および環境への配慮のために持続可能性状況が最小になるよう努力します。 持続可能性状況の設定では、エネルギーの定義、使用カテゴリ、および排出が参照されます。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの持続可能性状況の設定に関する項を参照してください。
サイトの持続可能性の設定
エネルギー・ソース、エネルギー使用量の計画、原価、および排出係数を定義することにより、サイトの持続可能性状況を設定します。 この設定を実行し、サイトに属するすべてのエンティティの持続可能性状況を設定する必要があります。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの持続可能性状況の設定に関する項を参照してください。
時間ディメンションの設定
カレンダや稼働シフトなどの時間ディメンションを定義します。 時間ディメンションについて異なる階層のデータを分析できます。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの時間ディメンション階層の設定に関する項を参照してください。
品目ディメンションの設定
品目のディメンションを定義します。 異なる階層で品目を分析できます。 3つの品目階層がシードされており、任意の数の階層を作成して分析できます。 品目階層は10のレベルをサポートします。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの品目ディメンション階層の設定に関する項を参照してください。
設備ディメンションの設定
設備のディメンションを定義します。 設備に対して複数の階層を作成でき、レポート用の異なる階層を使用してロールアップできます。 5つのシード済階層が提供されており、10の階層レベルがサポートされます。 任意の数の設備階層を作成して分析できます。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの設備ディメンション階層の設定に関する項を参照してください。
データ収集の設定
このタスクでは、E-Business Suiteアプリケーションのマスター・データからデータを収集するために、ソースEBSシステムでプロファイル・オプションの「MTH: システム・グローバル名」を設定します。 このデータには、品目と品目階層、生産資源と生産資源階層、およびシフト定義が含まれます。 参照データは、製造スケジュールと生産される資材、品目と生産資源の原価、および作業指示に結び付けられた受注明細についても収集されます。 Microsoft Excelテンプレートを使用して他のソース・システムからMOCのステージング表にデータをロードするように、Oracle Warehouse Builderを設定します。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideのデータ参照とトランザクション・データのロードに関する項を参照してください。
タグの設定
タグ・マスター詳細をデバイス・コネクタからMOCにロードした後は、設備およびデータ要素に対してタグを構成し、出力数量や廃棄数量など、タグが含むデータを定義できます。タグを定義してメーターと関連付けることもできます。
「タグの設定」を参照してください。
コンテキスト化の設定
コンテキスト化の設定では、設備に必要なコンテキスト化の種類を有効にして、ビジネス・コンテキストが必須かオプションかを定義します。
「設備のコンテキスト化情報の作成」を参照してください。
メーターの設定
電気使用量のデータを収集するための実メーターと仮想メーターを設定します。
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideのメーターの設定に関する項を参照してください。
拡張可能な属性の設定
拡張可能な属性のフレームワークでは、品目、設備、ユーザー定義属性、作業指示、バッチ工程、その他のカスタム・エンティティなど、製造エンティティの具体的な属性を取得します。 エンティティおよび関連する属性は、拡張可能属性ワークベンチで設定します。
「MOCエンティティに対する拡張可能な属性の設定」および「エンティティの拡張可能な属性のデータの表示」を参照してください。
手動コンテキスト化の定義
このタスクでは、設備要約表に要約されていないアクティブなタグのビジネス・コンテキストを入力および編集します。
「手動コンテキスト化方法の使用」を参照してください。
理由コードの定義
設備の停止時間、アイドル時間、および廃棄数量に対して使用できる理由コードのリストを定義できます。
「理由コード」を参照してください。
イベントの設定
MOCには、イベント・タイプに基づいてイベントを生成および処理するためのワークベンチがあります。 イベント・タイプに対するイベント処理を設定する必要があります。
「イベントの設定」を参照してください。
MOCカタログの設定
この設定を使用して、OBIEEツールセットの事前パッケージ化されたKPI、レポート、およびダッシュボードを構成する必要があります。 MOCカタログでは、製造活動および持続可能性状況の使用状況のモニターに関連するKPI、工場マネージャ、施設マネージャのダッシュボードが提供されます。 これにより、製造現場および業務分析の状況を把握できます。
「MOCカタログの概要」を参照してください。
関連情報
Oracle Manufacturing Operations Center Implementation Guideの設定の概要に関する項
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