Oracle Enterprise Asset Managementユーザーズ・ガイド リリース12.1 B66926-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
Oracle E-Business Suiteセキュリティ保護エンタープライズ検索では、集中化された検索機能が提供され、セキュリティおよびコンテキスト依存情報を低下させることなく、アプリケーション・コンテンツでテキストを検索できます。 資産用SESを使用可能にするために、グローバル付与がロール・ベースの付与に変更されています。 SESを使用して資産検索を明示的に実行する各ユーザーには、新しく作成されたEAM SES資産検索ロールを割り当てる必要があります。
セキュリティ保護テキスト検索を使用して、正確な検索結果を即時に取得し、効率的な方法で結果を絞り込んだり、元の結果にトレース・バックすることで、検索を簡単に調整します。
アプリケーション・コンテンツを検索するには、最初にセキュリティ保護コンテンツで構築された検索可能オブジェクトを設定し、問合せできる状態にするために、SESによって全文検索エンジンに索引を作成する必要があります。 この目的を達成するために、Oracle E-Business Suiteセキュリティ保護エンタープライズ検索では、柔軟な方法を使用して、これらの検索可能オブジェクトの分析、関連オブジェクトのカテゴリへのグループ化、およびこれらのオブジェクトに関するセキュリティ・ルールの構築を容易に実行できるようにして、より簡単なセキュリティ保護検索と迅速な結果表示を実現します。
検索可能オブジェクトは、テキスト検索で利用できるようにしたビジネス・オブジェクトです。 たとえば、発注は、検索可能プロパティまたはビジネス属性のセットとして、他の検索可能オブジェクトとの関連とともに定義可能な検索可能オブジェクトです。 この抽象化によって、検索可能オブジェクトを実行時に異なるコンテキストにバインドし、検索可能カテゴリにグループ化できます。
検索可能オブジェクト・データベースの作成方法の詳細は、『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』および『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』を参照してください。
セキュリティ保護エンタープライズ検索の設定および管理方法の詳細は、『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』の第5章「Oracle E-Business Suiteセキュリティ保護エンタープライズ検索の管理」を参照してください。
設計時に、アプリケーション開発者は、最初にビュー・オブジェクトを作成し、次にこれらを検索可能オブジェクトまたはメタデータにするための検索可能属性を追加することで、これらのビュー・オブジェクトを更新します。
クロール時に、SES検索エンジンは、特定のビジネス・オブジェクト・タイプに対するクロール・ジョブを開始します。 オブジェクト・タイプに基づいて、検索可能ビジネス・オブジェクトまたは属性が取得され、索引付けされて、SES索引ストアに格納されます。
問合せ時に、集中化されたユーザー・インタフェースを使用して検索を実行すると、クロール時に索引を使用して前処理された多数のオブジェクトまたはメタデータを含む、事前に索引付けされたストアが検索されます。 検索エンジンは、セキュリティ・ルールによって実施された結果を問い合せて、検索結果として返す一致結果を構築します。
EBSアプリケーション・ベースの資産ライフサイクル管理用セキュリティ保護エンタープライズ検索(SES)を有効化およびサポートするために、アプリケーションによって次の新しいプロファイルが追加され、ALMでもサポートされています。
SES検索使用可能
SES URL
SESユーザー名
SESパスワード
SES MLSサポート
Oracle E-Business Suiteセキュリティ保護エンタープライズ検索機能の使用の詳細は、『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』および『Oracle Applicationsシステム管理者ガイド - メンテナンス』を参照してください。
拡張後、エンタープライズ検索機能を使用するために、SES検索使用可能プロファイルを「Yes」に設定します。 次の検索がサポートされます。
Googleの自由形式テキスト検索に類似した資産の検索
組織のドメイン内での資産の検索
「資産詳細」ページへのナビゲート
リアルタイム・データとSESインスタンスの同期化
以前は、エンタープライズ資産管理および導入ベース製品では、トランザクションベースの検索がサポートされていました。 最小値を認識していて、検索対象のフィールドに正しい値を入力する必要がありました。 この拡張によって、集中化されたアプリケーション検索リージョンから値を入力することによって検索し、必要な結果を取得できます。
このリリースの現在の範囲に含まれているのは、保守可能な資産またはインスタンスの検索のみです。
次の属性セットを使用して自由形式テキスト検索を実行できます。
資産番号
資産シリアル番号
資産番号摘要
資産番号DFF
資産グループ
資産摘要
カテゴリ
カテゴリ摘要
拡張可能属性の値
所有部門
エリア
重要度
会計区分コード
資産添付
組織のドメイン・ビュー結果内で資産を検索できます。 リリース12以降のeAMでは、組織の概念がサポートされます。 Oracle EBSのアプリケーション・セキュリティ保護エンタープライズ検索(SES)リージョンから資産を検索すると、ユーザーは次の資産を表示できます。
アクセス権のあるeAM使用可能組織によって所有および保守されている資産
生産組織によって所有されているが、アクセス権のあるeAM使用可能組織によって保守されている資産
資産の検索結果の表示後、保守スーパーユーザー職責で使用可能な「資産詳細」ページにナビゲートできます。
資産情報をセキュリティ保護エンタープライズ検索(SES)インスタンスと同期化するための初期および増分クロールを可能にします。
初期 - 資産のビュー・オブジェクトをクロールします。
増分 - 日付ベースの増分クロール・メカニズムを使用して、リアルタイムの資産情報とSESインスタンスを同期化します。
検索リージョンは、SES検索使用可能プロファイル・オプションの設定に基づいてOracle Applicationホーム・ページに埋め込まれ、表示されます。 「エンタープライズ検索」値リストには、ユーザーセキュリティ・コンテキストに基づいて有効化された検索可能オブジェクトのリストが表示されます。 保守スーパーユーザー職責に対するアクセス権がある場合は、資産検索可能オブジェクトが有効化されます。 資産を選択して値を入力すると、資産検索可能ビジネス・オブジェクトから値が取得され、結果が表示されて、「検索結果」ページで検索を実行するためのリンクも一緒に示されます。 検索結果が返されない場合、リンクはシノニムを使用して表示されます。
以降のパラグラフと図に、資産検索グループを含む中央検索リージョンを示します。 資産検索グループを選択し、問合せ基準を指定して「進む」をクリックします。
アプリケーションによって、問合せ基準(Fork)に基づいてSESリポジトリで資産が検索され、結果が表示されます。
示されているように、基礎となる資産検索可能オブジェクトの属性によって検索を絞り込むことができます。
問合せ結果の形式は、前述の図に示されているように「標準」に変更するか、または次の図に示されているように変更できます。
「結果」リージョンから、「資産詳細」ページにナビゲートします。
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