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Oracle Supplier Managementユーザー・ガイド
リリース12.2
B72200-01
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仕入先D&B拡充の管理

この章では、次のトピックについて説明します。

仕入先のD&B拡充の概要

Oracle Supplier Managementを使用すると、管理者は、仕入先のマスター・データをダン・アンド・ブラッドストリート(D&B)から入手したデータを使用してレビュー、拡充、更新することができます。D&Bは、世界中の7,000万社を超える企業からなるデータベースを保持しており、そのデータ量は拡大し続けています。このデータベースには、D&B独自の企業識別子であるDUNS番号、担当役員、販売商品の購買層、財務、信用リスクなどに関する重要な情報が蓄積されています。D&Bは、データ製品と多彩なデータ要素を含むビジネス情報レポートの形で情報を提供しています。

D&B情報は、パーティ・レコードに統合され、信用リスクを評価するために使用できる正確な情報として保持されます。D&B情報は、ユーザーの入力データと共存します。このため、ユーザー入力データおよびD&Bなど様々なデータ・ソースからの情報を表示して使用することができます。

仕入先管理では、D&Bからの情報の購入に、Oracle Trading Community Architectureで提供されている第三者統合機能を使用しています。D&Bからの情報の購入の詳細は、Oracle Trading Community Architecture User Guideの「第三者データ統合の設定」を参照してください。次の図に、D&B情報の購入のプロセス・フローを示します。

第三者統合を使用するには、有効なOracle Supplier Hubのライセンスを所有している必要があります。Oracle Supplier Managementインプリメンテーションおよび管理ガイドの「必要なライセンス購入のガイドライン」を参照してください。Oracle Trading Community Architecture Administration Guideの「第三者データ統合の設定」を参照してください。

本文の説明内容に関するイメージ

D&Bでの仕入先の検索

D&Bでデータを検索したり、購入する前に、D&Bデータにアクセスするために必要な権限を所有しており、必要な設定が完了していることを確認してください。Oracle Supplier Managementインプリメンテーションおよび管理ガイドの「仕入先データ拡充の設定」を参照してください。

仕入先データ・ライブラリアンまたは仕入先データ・ライブラリアン・スーパーユーザー職責と、「仕入先」タブの「DBの検索」サブタブを使用してください。「DBの検索」タブは、仕入先管理ユーザー職責および仕入先管理管理者職責でも表示できますが、D&Bを検索するには、有効なOracle Supplier Hubのライセンスを所有している必要があります。Oracle Supplier Managementインプリメンテーションおよび管理ガイドの「必要なライセンス購入のガイドライン」を参照してください。

D&Bで仕入先データを検索するには、次の操作を実行します。

  1. 「DB検索および結果」ページで、検索基準(例: DUNS番号など)を指定します。

    本文の説明内容に関するイメージ

  2. 「進む」をクリックします。アプリケーションにより、D&Bデータベースが検索され、結果領域に詳細情報が表示されます。

  3. D&Bの仕入先データを確認します。

新規および承認済仕入先の拡充

仕入先登録時に新規仕入先のデータを拡充できます。「新規仕入先認定の管理」を参照してください。これにより、倒産の恐れのある仕入先、種別を問わず政府の参加資格停止処分を受けたことのある仕入先、詐欺行為、贈収賄、資金洗浄活動などに関わったことのある仕入先を承認するリスクを軽減することができます。

承認された仕入先については、前述の「DBの検索」ページだけでなく、直接仕入先のプロファイル詳細ページからもD&B情報を購入できます。仕入先の「プロファイル」ページで、「拡充」ボタンをクリックして「確認: DB購入データ」ページを開きます。このページではユーザーによって入力されたD&Bと「真の単一ソース」データが並べて表示されます。Oracle Trading Community Architecture User Guideの「真の単一ソースの概要」を参照してください。