リリース12.2
B72201-01
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| Oracle Supplier Managementインプリメンテーションおよび管理ガイド リリース12.2 B72201-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
この章の内容は次のとおりです。
バッチ・インポートは、仕入先データをレガシー、第三者またはその他の外部ソースから仕入先マスターに一括でロードするプロセスであり、TCA登録を含みます。Oracle仕入先データ・ライブラリアンの職責では、バッチ・インポートを使用して、データ・バッチをインタフェース表から仕入先マスターにインポートできます。バッチは、仕入先マスターに同時にロードされるデータ・セットです。1つのバッチ内のデータのデータ・ソースは同じである必要があります。バッチ・インポートを使用して、インポート・プロセスのレビューおよび制御を実行できます。仕入先インポート・プロセスでは、検証およびオプションで重複除去が提供され、インポートする情報の品質が確保されます。
仕入先インポート機能を使用して、次の仕入先情報をインポートできます。
組織パーティ
所在地
担当者
分類
関連
インポート・プロセスは、TCA登録内にパーティを作成し、作成したTCAパーティを仕入先マスター内で仕入先として有効にします。仕入先インポート・プロセスでは、前述のバッチ・インポート機能を使用して、既存のTCA組織パーティを仕入先マスター内で仕入先として有効にすることもできます。
さらに、仕入先データ・ライブラリアンは、スプレッドシートを使用して、データをインポートできます。データ・ライブラリアンは、Supplier Hubによって、組織（HZパーティ）、個人、所在地、担当者、仕入先、仕入先サイト、仕入先担当者、ユーザー定義属性などの仕入先詳細をスプレッドシートを使用してインポートできます。スプレッドシート・インポートでは、データ・ライブラリアンが特定のバッチの異なるデータ・セットをインタフェース表にロードできる表示書式を使用します。
この項では、一括インポート・プロセスの概要を説明します。仕入先をインポートするために必要なステップの詳細は、Oracle Supplier Managementユーザーズ・ガイドの仕入先データの連結に関する項を参照してください。
前提条件: ソース・システムを定義する必要があります。Oracle Trading Architecture Administration Guideのソース・システムの管理に関する項を参照してください。
ソース・システムを設定した後、バッチを生成します。インポート・インタフェース表にデータをロードする前に、インポート・バッチを作成します。バッチの生成後は、任意のローディング・ツールを使用して、TCAインタフェース表に移入できます。生成されたバッチには、最初はバッチ・ステータスは設定されていません。
データをインタフェース表にロードします。Oracle Trading Architectureユーザー・ガイドのインタフェース表へのデータのロードに関する項を参照してください。TCAのファイル・ロード機能は、Supplier Hubでは使用できません。
このバッチのインタフェース表にデータがロードされた後、 「インポート・バッチ」ページでバッチを有効化した後、インポートを定義する手順に進みます。
バッチ重複除去: オプションで、バッチ重複除去を実行します。実行する場合は、インポート・バッチ内の重複を識別して解決する方法を指定します。
所在地検証: オプションで、インポート・バッチに対して所在地検証を実行します。実行する場合は、検証に使用する承認済のソースを指定します。
検証結果のプレビュー: オプションで、インポートする前に結果をプレビューします。
登録重複除去: オプションで、登録重複除去を実行して、インタフェース表とTCA登録間の重複を解決します。
あいまいキーの生成: 後処理中にあいまいキーを生成します。
エラー処理設定を指定します。
これらの設定の詳細は、Oracle Customer Data Librarian User Guideのインポートの定義に関する項を参照してください。
これで、そのバッチ用の「統合仕入先インポート・プログラム」コンカレント・プログラムが起動します。「統合仕入先インポート・プログラム」は、最初に「TCA登録にバッチをインポート」コンカレント・プログラムを実行します。このプログラムは、パーティ、所在地、担当者、分類、関係などのパーティ情報をTCA登録にインポートします。TCAによって提供される「TCA登録にバッチをインポート」プログラムの詳細は、Oracle Trading Architectureユーザー・ガイドのTCA登録へのバッチのインポートに関する項を参照してください。パーティ・インポート・ステータスが「完了」の場合、統合仕入先インポート・プログラムは、インポートされたパーティを仕入先として仕入先マスター内で自動的に有効にします。バッチの表示または更新を通してバッチ重複除去のプレビューまたは結果にアクセスできます。インポート・プロセスが正常に完了した後、インポートの後処理が自動的に実行されます。Oracle Trading Community Architecture User Guideのインポートの後処理に関する項を参照してください。
データをインタフェース表からパージします。Oracle Trading Architectureユーザー・ガイドのTCAインポート・バッチのパージに関する項を参照してください。
仕入先データのインポートとソース・システム管理を実装する方法は、次のとおりです。
ソース・システムを設定します。
バッチ所在地検証を設定します。
バッチ重複識別を設定します。
一括インポートを設定します。
スプレッドシート・インポートを設定します。
これらの設定は、仕入先データ・ライブラリアン・スーパーユーザーが「仕入先ホーム」メニューの「管理」タブで実行できます。
特定のTCAエンティティにデータを提供するソース・システムを定義します。TCA登録へのインポートが開始されると、インポート・プロセスの照合フェーズによって、TCA登録内のレコードに関連付けられたインタフェース表のレコードが自動的に識別されます。関連付けられたレコードが存在する場合、インポート・プロセスはTCA登録内の既存のパーティを更新します。それ以外の場合は新しいパーティが作成されます。
ソース・システムを設定するには、Oracle Trading Community Architecture Administration Guideのソース・システムの管理に関する項を参照してください。
インタフェース表の所在地をTCA登録にインポートする前にチェックすることを選択した場合、所在地は所在地検証アダプタを使用してチェックされます。アダプタは、検証サービスを提供する情報の外部ソースにTCAを接続します。TCAのバッチ所在地検証では、中心となるXMLオープン標準に基づく"ブラック・ボックス"を使用します。このブラック・ボックスにより、ユーザーまたは第三者が提供するアダプタを通して、第三者サービス・プロバイダとカスタム・ソリューションと統合できます。
バッチ所在地検証を実装する方法は、Oracle Trading Community Architecture Administration Guideのバッチ所在地検証の設定に関する項を参照してください。
バッチ・インポート中、バッチ重複除去が、バッチ内の重複をインタフェース表から識別して解決します。TCA登録プログラムへのインポート・バッチは、インポートするバッチに関する重複のみを識別します。バッチ間の重複はチェックできません。バッチ重複除去のインポート・レポートを実行して、結果を表示できます。
バッチ重複除去を実装するには、Oracle Trading Community Architecture Administration Guideのバッチ重複識別の設定に関する項を参照してください。
データのソース・ファイルをインポート・インタフェース表にロードした後、データ・バッチをインタフェース表からTCA登録に転送することで、外部ソースからデータをインポートできます。設定手順を次に示します。
TCA一括インポートと同じように設定します。Oracle Trading Community Architecture Administration Guideの一括インポートの設定に関する項を参照してください。
HZ: インポート・バッチ重複除去の照合ルール
HZ: インポート登録重複除去の照合ルール
IMC: インポートのプレビュー処理結果
IMC: 所在地検証のインポート時実行
IMC: バッチ重複除去のインポート時実行
IMC: 登録照合のインポート時実行
Oracle Customer Data Librarian Implementation Guideのプロファイル・オプションおよびプロファイル・オプション分類の概要に関する項を参照してください。
仕入先データ・ライブラリアンは、組織（HZパーティ）、個人、所在地、担当者、仕入先、仕入先サイト、仕入先担当者、ユーザー定義属性などの仕入先詳細をスプレッドシートを使用してインポートできます。スプレッドシート・インポートでは、特定のバッチの異なるデータ・セットをインタフェース表にロードできる、Oracle Web Applications Desktop Integrator（WebADI）と表示書式を使用します。
スプレッドシートを使用してデータをインポートするには、次の設定を完了します。
表示書式を設定します。「ステップ7: 拡張検索基準および表示書式の設定」を参照してください。
WebADI機能を使用するには、「Visual Basicプロジェクトへのアクセスを信頼する」を選択してMS Excelセキュリティ・センターを構成します（MS Office XP、2003、2007を使用している場合）。アクセスを信頼する選択については、My Oracle Support note 452452.1およびMS Excelヘルプの該当するトピックを参照してください。
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