Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulインプリメンテーション・ガイド リリース12.2 B72357-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、Oracle Complex Maintenance, Repair and Overhaul(CMRO)の設定について説明します。次のトピックが含まれています。
CMROの設定を行う前に、すべての実装ユーザーと、それらのユーザーに必要なアクセス権限を確認する必要があります。追加で別の実装職責を作成して、アクセスを制限することもできます。
Oracle Applicationsユーザーを作成するときには、システム管理者職責を使用する必要があります。実装ユーザーは、次の1つ以上の職責にアクセスできる必要があります。
システム管理者
AHLスーパーユーザー
Foundation管理者
サポート管理者
Oracle Applicationsユーザーを定義するには、「ユーザー」ウィンドウを使用します。Oracle Applicationユーザーはアプリケーション・ユーザー名によって一意に識別されます。
アプリケーション・ユーザーの作成の詳細は、Oracle E-Business Suite Setup Guideを参照してください。
Oracle E-Business Suite Maintenance Guide
Oracle E-Business Suite Security Guide
この項では、Oracle CMROの実装に必要なステップをチェックリスト形式で説明します。ここには、他のOracle Applicationsと共有されるデータで、Oracle CMROで必要となるデータの設定ステップが記載されています。
CMROを設定する前に、関連するその他のOracle Applicationsを設定する必要があります。
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 営業単位の設定 ステップ2 - 組織の作成 ステップ3 - 在庫組織の作成 | Oracle HRMS Implementation Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - マスター品目の設定 ステップ2 - 保管場所の設定 | Oracle Inventoryユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 部門および生産資源の設定 | Oracle Bills of Material User's Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 部門と保管場所の関連付け ステップ2 - 資材ステータスの設定 ステップ3 - 資材ステップと保管場所の関連付け ステップ4 - プロファイル・オプションの設定 | Oracle Warehouse Managementユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 購買担当の設定 ステップ2 - 承認の設定 ステップ3 - 購買オプションの設定 ステップ4 - 受入オプションの設定 ステップ5 - 会計オプションの設定 ステップ6 - オープン会計期間の設定 | Oracle Purchasingユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
ステップ1 - Oracle Advanced Supply Chain Planningの設定 ステップ2 - Oracle Demand Planningの設定 ステップ3 - 有効在庫数量の設定 | Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド Oracle Demand Planning Implementation and User's Guide Oracle Global Order Promising Implementation and User's Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - セキュリティ処理制約の設定 ステップ2 - 顧客の設定 | Oracle Order Managementユーザー・ガイド Oracle Shipping Executionユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - プロジェクト・テンプレートの作成 ステップ2 - プロジェクト・テンプレート名のユーザー・プロファイルへの割当て | Oracle Project Managementユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - WIP会計区分の設定 ステップ2 - EAMパラメータの設定 ステップ3 - 資産カテゴリ・コードの設定 ステップ4 - WIP_EAM_Activity_Priority参照の設定 | Oracle Enterprise Asset Managementユーザー・ガイド |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - サービス要求ステータスの定義 ステップ2 - サービス要求タイプの定義 ステップ3 - サービス要求重要度の定義 ステップ4 - プロファイル・オプションの設定 | Oracle Service Contracts Implementation Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 購買担当の設定 ステップ2 - 仕入先の設定 ステップ3 - 標準条項の設定 ステップ4 - カテゴリとソースの設定 ステップ5 - 契約グループの設定 ステップ6 - 契約イベントの設定 | Oracle Contracts Implementation and Administration Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 導入パラメータの設定 ステップ2 - インスタンス・ステータスの設定 ステップ3 - 資産事業所の設定 | Oracle Install Base Implementation Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - カウンタ・グループの定義 | Oracle Field Service Implementation Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 工順および工程品質計画の設定 ステップ2 - 遅延、MRB処分品質、定例ではないジョブ検査および定例でない工程検査の計画の設定 ステップ3 - カウンタ読取品質計画の作成 | Oracle Quality User's Guide |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - プロファイル・オプションの設定 | - |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - プロファイル・オプションの設定 ステップ2 - 承認ユーザーおよび役割の作成 | - |
説明 | 参照 |
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ステップ1 - 文書索引の設定 ステップ2 - ルート管理の設定 ステップ3 - マスター構成の設定 ステップ4 - ユニット構成の設定 ステップ5 - 車両保守プログラムの設定 ステップ6 - ユニット保守計画の設定 ステップ7 - 訪問作業パッケージの設定 ステップ8 - 長期計画の設定 ステップ9 - 作業の設定 ステップ10 - 管理設定 |
この項では、次のトピックについて説明します。
Oracle CMROは、Oracle eBusiness Suiteの他のアプリケーションと統合されます。この統合によりOracle CMROに新たな機能が加わり、オペレータ、サードパーティの保守業者および相手先商標製造会社からの保守、修理および精密検査に関するニーズに十分対応できるようになります。最初に組織を設定し、その後Oracle Applicationsまたはコンポーネントをインストールして実装する必要があります。
この項では、次のトピックについて説明します。
一般に、会社、部門、部署、コスト・センターだけでなく、企業内の組織単位はほぼすべて組織として設定できます。組織関連の設定には、次のステップが含まれます。
営業単位とは、財務アプリケーション・データの作成、処理、レポート作成および保護を実行できる組織単位のことです。
組織構造を計画します。
会計帳簿を定義します。
事業所を定義します。
ビジネス・グループを定義します(オプション)。
職責をビジネス・グループに関連付けます(オプション)。
組織を定義します。
組織関連を定義します。
職責を定義します。
「MO: 営業単位」プロファイル・オプションを設定します。
複数組織アーキテクチャに変換します(現在の設定が複数組織に対応していない場合のみ)。
Order Managementシステムのパラメータを検証します。
営業単位固有のプロファイル・オプションを設定します。
在庫組織のセキュリティを定義します(オプション)。
アプリケーション製品を実装します。
製造および物流マネージャ職責を選択します。ナビゲータから、「在庫」>「設定」>「組織」>「組織」を選択します。「組織の検索」ウィンドウが表示されます。
「新規(A)」ボタンをクリックします。
組織名を入力します。
組織分類の値リストから、次の値を選択します。
ビジネス・グループ
人事組織
GRE/法的エンティティ
MRP組織
営業単位
プロジェクト支出
プロジェクト製造組織
プロジェクト・タスク所有組織
組織
すべての組織分類パラメータで、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
編集内容を保存します。
ビジネス・グループ: ビジネス・グループの目的は人的資源情報を区分することです。E-Business Suiteにおける組織構造階層で、ビジネス・グループは最上位の階層になります。ビジネス・グループを使用して、連結会社や会社の主要部門(事業主)のモデルを作成できます。
人事組織: 人事組織は、従業員が配属される組織のことです。
政府レポート・エンティティ (GRE): Oracle Human Resources製品におけるGREは、Oracle Financials製品で法的エンティティとして表示される組織と同一です。GREは、従業員に給与を支払い、源泉徴収を行い、政府機関に対して様々な報告を行う現実世界の法的実体を表します。
在庫組織は、在庫取引や在庫残高の追跡対象となる組織のことです。
ナビゲータから、「在庫」>「設定」>「組織」>「組織」を選択します。「組織の検索」ウィンドウが表示されます。
「新規(A)」ボタンをクリックします。「組織」ウィンドウが表示されます。
「名前」フィールドに組織名を入力します。
「組織分類」ブロックで、名前値リスト(LOV)から次の値を選択します。
人事組織
在庫
MRP組織
プロジェクト支出
プロジェクト製造組織
プロジェクト・タスク所有組織
WIP組織
在庫組織の設定
選択した各組織分類で「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
編集内容を保存します。
次に、前述の各組織分類にパラメータを設定します。
「組織」ウィンドウで、「人事組織」を選択します。「その他」ボタンをクリックします。「追加組織情報」ウィンドウが表示されます。
リストから「原価計算情報」を選択します。「原価計算情報」フィールドに値を入力します。
編集内容を保存します。
「追加組織情報」ウィンドウにナビゲートし、「上位組織」の値を選択します。階層LOVからプライマリ報告階層を選択します。
名前LOVから、ビジネス・グループとして定義し有効にした組織を選択します。
編集内容を保存します。
上位組織
「組織」ウィンドウで「在庫組織」を選択します。「その他」ボタンをクリックします。値リストから、「会計情報」を選択します。
「会計情報」フィールドをクリックします。会計情報の付加フレックスフィールドのウィンドウが表示されます。
「会計帳簿」、「法的エンティティ」および「営業単位」の値を選択します。「OK」をクリックします。
編集内容を保存します。
会計情報
「追加組織情報」ウィンドウにナビゲートして、「在庫情報」を選択します。「組織パラメータ」ウィンドウが表示されます。
「在庫パラメータ」タブをクリックします。組織コードを入力します。
「品目マスター組織」および「カレンダ」の値を選択します。
「EAM使用可能」チェック・ボックスを選択します。
編集内容を保存します。
組織パラメータ - 在庫パラメータ
「改訂,ロット,シリアル」パラメータ・タブをクリックします。次の情報を入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
「ロット管理」の「一意性」 | なし |
「ロット管理」の「生成」 | 組織レベル |
「シリアル管理」の「一意性」 | 在庫品目内 |
「シリアル管理」の「生成」 | 品目レベル |
組織パラメータ - 改訂,ロット,シリアル
編集内容を保存します。
「原価管理情報」タブをクリックします。組織で使用する評価方法を選択します。
「プロジェクト原価収集可能」チェック・ボックスを選択します。
「評価勘定」ブロックに必要な情報を入力します。
組織パラメータ - 原価管理情報
編集内容を保存します。
「ATP,ピック,調達先」パラメータ・タブをクリックします。ルールLOVからATPデフォルト・ルールを選択します。
組織パラメータ - ATP,ピック,調達先
編集内容を保存します。
「組織」ウィンドウで、「MRP組織」を選択します。
「その他」ボタンをクリックします。
「計画パラメータ」ウィンドウが表示されます。
「仕掛残算入」および「在庫予約算入」チェック・ボックスを選択します。
計画パラメータ
編集内容を保存します。
「組織」ウィンドウで「WIP組織」を選択します。
「その他」ボタンをクリックし、「バックフラッシュ・デフォルト」タブをクリックします。
LOVから「供給保管場所」を選択します。
「供給保管棚」(必要な場合)を入力します。
工程管理パラメータ - バックフラッシュ・デフォルト
「移動取引」タブをクリックします。「新工程作成の許可」および「移動なし製造現場ステータスの移動の許可」チェック・ボックスを選択します。
工程管理パラメータ - 移動取引
「工程内」タブをクリックします。「キュー」チェック・ボックスを選択します。その他のチェック・ボックスの選択を解除します。
工程管理パラメータ - 工程内
編集内容を保存します。
ナビゲータから、「工程管理」>「設定」>「WIP会計区分」を選択します。
「区分」および「摘要」フィールドに値を入力します。
「タイプ」ドロップダウン・リストから「標準ショップ型」を選択します。「勘定科目」の情報を入力します。
WIP会計区分
編集内容を保存します。
「非標準費用」、「保守」および「非標準資産」会計区分も作成する必要があります。会計区分の設定の詳細は、Oracle Work in Process User's Guideを参照してください。
編集内容を保存します。
ナビゲータから、「在庫」>「設定」>「組織」>「組織」を選択します。自組織を問い合せます。
「組織分類」ブロックで、「WIP組織」値を選択します。「その他」ボタンをクリックします。「工程管理パラメータ」ウィンドウが表示されます。
「ショップ型」タブをクリックします。ショップ型クラス・ドロップダウン・リストからデフォルト値を選択します。
編集内容を保存します。
「組織」ウィンドウで、「プロジェクト製造組織」値を選択します。
「その他」ボタンをクリックします。
「プロジェクト製造パラメータ」ウィンドウが表示されます。
「一般」タブをクリックします。
「プロジェクト参照可能」チェック・ボックスを選択します。
「Project Control Level プロジェクト管理レベル」ドロップダウン・リストから「タスク」を選択します。
プロジェクト製造パラメータ
「請求書振替」タブをクリックします。
IPVチェック・ボックスを選択して、IPVを有効にします。
支出タイプLOVから「資材」を選択します。
編集内容を保存します。
「組織」ウィンドウで、「プロジェクト・タスク所有組織」値を選択します。
「その他」ボタンをクリックすると、「追加組織情報」ウィンドウが表示されます。
「プロジェクト・タイプ区分情報」フィールドをクリックします。「プロジェクト・タイプ区分情報」ウィンドウで、すべてのパラメータで「Yes」を選択します。
間接プロジェクトの入力許可
資産プロジェクトの入力許可
契約プロジェクトの入力許可
プロジェクト・タイプ区分情報
「OK」をクリックします。編集内容を保存します。
「組織」ウィンドウで、「プロジェクト支出/イベント組織」を選択します。「その他」ボタンをクリックします。
「支出組織デフォルト」フィールドをクリックします。「支出組織デフォルト」サブウィンドウが表示されます。
営業単位(品目マスター組織と同一)を入力または選択します。
編集内容を保存します。
ナビゲータから、「在庫」、「会計クローズ・サイクル」、「在庫会計期間」を選択します。
「在庫会計期間」の値を選択し、ステータスを「オープン」に変更します。
編集内容を保存します。
在庫会計期間
Oracle CMROでは、マスター構成で許可する部品を定義するときや、ユニット構成内の部品を記述するときに、Oracle Inventoryインスタンスを使用します。Oracle CMROはOracle Inventoryメソッドを呼び出して、構成で許可する部品の情報と、ユニット構成を作成するときに実際に使用できる部品の情報をデータベースに格納します。作業モジュールは、部品の出庫や返品を行う在庫メソッドを呼び出すとき、または組織ジョブの資材所要量を定義するときに、事前定義された在庫品目を参照します。ルート管理モジュールは、事前定義された在庫品目を、ルートや工程の実行時に使用する資材およびツールの要件として使用します。
Oracle Inventoryの設定には、次のステップが含まれます。
部品品目を作成します。
サービス品目を作成します。
保管場所を設定します。
品目を定義し、各在庫組織に対して少なくとも1つの保管場所を設定する必要があります。
製造および物流マネージャ職責を選択します。ナビゲータから、「在庫」>「品目」>「マスター品目」を選択します。
注意: 品目はすべてマスター在庫組織レベルで設定し、特定の在庫組織に割り当てる必要があります。組織で使用する品目タイプごとに品目テンプレートを定義することをお薦めします。
「品目」フィールドに名前を入力します。
摘要を入力します。
「メイン」タブをクリックします。「品目ステータス」フィールドのデフォルト値は「有効」ですが、ドロップダウン・メニューから別のステータスを選択できます。
マスター品目 - メイン
「在庫」タブをクリックします。次のチェック・ボックスを選択します。
在庫品目
在庫保有可能
予約可能
取引可能
ロット失効日および「ロット」領域で「管理なし」を選択します。
シリアル番号追跡が可能な品目の場合は、「シリアル生成」フィールドの「シリアル管理」で「受入時」を選択します。そうでない場合は、非シリアル化・オプションを選択します。
「保管棚管理」ドロップダウン・メニューで「管理なし」オプションを選択します。
マスター品目 - 在庫
「部品構成表」タブをクリックします。「BOM可」チェック・ボックスを選択します。
「資産管理」タブをクリックします。「資産品目タイプ」ドロップダウン・メニューから「再作成可能」オプションを選択します。
注意: 「資産品目タイプ」で値を選択できるのは、Oracle Enterprise Asset Management(eAM)の設定が完了している場合のみです。eAMで再作成可能の資産グループを使用して、少なくとも品目を1つ設定してください。
「原価計算」タブをクリックします。次のチェック・ボックスを選択します。
原価計算有効
在庫資産価額
原価積上
「売上原価勘定」フィールドに値を入力します。
マスター品目 - 原価計算
「購買」タブをクリックします。次のチェック・ボックスを選択します。
購買品目
購買可能
摘要更新の許可
「請求書照合」グループ・ボックスの「受入要」フィールドで「No」を選択します。
マスター品目 - 購買
「物理属性」タブをクリックします。
注意: 「重量」、「容積」、「寸法」の各値を入力するときには、出荷フロー作業が正しく機能するよう「コンテナ」チェック・ボックスを選択する必要があります。
「計画一般情報」タブをクリックします。
「在庫計画方法」ドロップダウン・リストから「MIN-MAX」オプションを選択します。
「MPS/MRP計画」タブをクリックします。
「計画方法」ドロップダウン・メニューで「MRP計画」オプションを選択します。
「ペギング」ドロップダウン・リストから「ハード・ペギング」オプションを選択します。
マスター品目 - MPS/MRP計画
「受注管理」タブをクリックします。次のチェック・ボックスを選択します。
顧客受注
社内発注
顧客受注可否
社内発注可能
出荷可能
「ATPチェック」属性を「資材のみ」に設定し、該当するATPルールを定義する必要があります。
OE取引可
返品可能
マスター品目 - 受注管理
「仕掛」タブをクリックします。
「製造品」チェック・ボックスを選択します。
「供給タイプ」ドロップダウン・リストから「プッシュ」オプションを選択します。
「請求」タブをクリックします。
「請求可能品目」および「請求有効」チェック・ボックスを選択します。
マスター品目 - 請求
「サービス」タブをクリックします。
「導入ベース内追跡」チェック・ボックスを選択します。
編集内容を保存します。
サービス品目を設定するには、「マスター品目」ページを使用します。
次の属性を使用して新しいサービス品目を設定します。
属性 | 値 |
---|---|
品目ステータス | 有効 |
在庫品目 | 使用不可 |
在庫保有可能 | 使用不可 |
予約可能 | 使用不可 |
購買品目 | 選択 |
購買可能 | 選択 |
摘要更新の許可 | 選択 |
受入要 | Yes |
OSP | 使用不可 |
マスター品目 - 購買(サービス品目の設定)
編集内容を保存します。
「在庫」>「設定」>「組織」>「保管場所」を選択します。
「保管場所」ウィンドウが表示されます。
Stores、MRB、Consumableの保管場所を定義します。
注意: 保管場所を定義する前に、原価グループと保管棚を設定する必要があります。
「名称」にStoresと入力してStores保管場所を定義します。
ステータス値リストから「有効」を選択します。
次のチェック・ボックスを選択します。
継続記録要否
資産保管場所
注意: 「ATP計算算入」、「在庫引当の許可」および「算入可能」はデフォルトで選択されており、変更できません。これらの値は、「資材ステータスの定義」ページ(「在庫」>「設定」>「資材ステータス」)で定義されます。詳細は、Oracle Inventoryユーザー・ガイドを参照してください。
保管場所
「勘定科目」タブをクリックして、適切な勘定科目値を入力します。
保管場所 - 勘定科目
編集内容を保存します。
「新規」アイコンをクリックして、新規保管場所を作成します。
「名称」フィールドにMRBと入力します。
注意: ステータスはMRBレビューに設定する必要があります。このステータスを使用するには、Oracle Warehouse Management(WMS)をインストールする必要があります。このステータスを「有効」に設定しておき、Warehouse ManagementをインストールしてWMSで追加で取引タイプを作成してから、保管場所のステータスをMRBレビューに変更できます。
ステータス値リストから「有効」を選択します。
次のチェック・ボックスを選択します。
継続記録要否
資産保管場所
「勘定科目」タブをクリックして、適切な値を入力します。
編集内容を保存します。
「新規」アイコンをクリックして、新規保管場所を作成します。
「名称」フィールドにConsumableと入力します。
ステータス値リストから「有効」を選択します。
「継続記録要否」チェック・ボックスを選択します。
他の属性の選択をすべて解除します。
「勘定科目」タブをクリックして、適切な勘定科目値を入力します。
編集内容を保存します。
「新規」ボタンをクリックして、新規保管場所を作成します。
「名称」フィールドにScrapと入力します。
ステータス値リストからUnserviceableを選択します。
「継続記録要否」チェック・ボックスを選択します。
他の属性の選択をすべて解除します。
「勘定科目」タブをクリックして、適切な勘定科目値を入力します。
編集内容を保存します。
保管場所の詳細は、Oracle Inventoryユーザー・ガイドを参照してください。
Oracle CMROは、Oracle Bills of Materialで設定された生産資源と部門を、作業ジョブのリソース要件の基盤としています。
Oracle Bills of Materialを設定する前に、次を確認する必要があります。
カレンダと例外テンプレートが設定されていること。
従業員の設定が済んでいること。
Oracle Bills of Materialの設定には、部門と生産資源の設定が含まれます。
製造および物流マネージャ職責を選択します。
ナビゲータから、「部品構成表」>「設定」>「部門区分」を選択します。
部門区分を設定します。
外注加工用の区分として、Vendorという名前の部門区分を少なくとも1つ設定する必要があります。
部門区分
部門を設定するには、「部品構成表」>「工順」>「部門」にナビゲートし、「部門」ウィンドウを表示します。
Vendor(大文字と小文字は区別されます)という部門区分に関連付ける部門を少なくとも1つ設定します。外部部門であることが簡単にわかるような部門(Outside Service(OSV)など)を設定することをお薦めします。
部門
すべての部門を事業所に関連付けます。
「生産資源」を設定し、従業員に関連付けます。生産資源を設定するには、「工順」>「生産資源」にナビゲートします。
「マシン」の生産資源タイプを定義します。
生産資源
注意: 有効な値を確認するには、品目マスターで「機材」オプション(物理属性)を選択する必要があります。
標準工程を設定します。
編集内容を保存します。
注意: 部門および生産資源は、営業単位レベルと在庫組織レベルで設定する必要があります。ルートは営業単位レベルで設定されます。訪問(訪問作業パッケージ - CMRO)は在庫組織レベルで設定されます。
参照:
Oracle Bills of Material User's Guide
Oracle Warehouse Managementを使用して、保守組織はステータスや状態を基に在庫を管理し、保管場所を部門に関連付けることができます。Oracle Warehouse Managementを設定する前に、次を確認する必要があります。
Oracle Inventoryの設定が完了していること。
供給保管場所が設定されていること。
Oracle BOMで部門が設定されていること。
Oracle Warehouse Managementの設定には次が含まれます。
部門の保管場所への関連付け。
資材ステータスの定義。
資材ステータスの保管場所への関連付。
プロファイル・オプションの設定。
倉庫管理スーパーユーザーに変更します。
ナビゲータから、「設定」>「倉庫の構成」>「生産資源」>「部門と保管場所の関連付け」を選択します。「部門保管場所」ウィンドウが表示されます。
部門値リストから値を選択し、保管場所に関連付けます。
編集内容を保存します。
「部門保管場所」ウィンドウ
「設定」>「取引設定」>「在庫取引」>「資材ステータス」にナビゲートします。「資材ステータスの定義」ウィンドウが表示されます。
次のステータスを設定します。
MRB
Unserviceable
Serviceable
「資材ステータスの定義」ウィンドウ
編集内容を保存します。
「設定」>「倉庫の構成」>「倉庫」>「保管場所」にナビゲートします。保管場所要約ウィンドウが表示されます。
保管場所を選択し、資材ステータスを関連付けます。
保管場所要約ウィンドウ
職責をアプリケーション開発者に変更します。「その他」>「プロファイル」にナビゲートします。「個別プロファイル値」ウィンドウが表示されます。
次の表のとおり、プロファイル・オプションを設定します。
プロファイル名 | ユーザー値 |
---|---|
AHL: 資材ステータス - サービス可能 AHL: 資材ステータス - サービス不可 AHL: 資材ステータス - MRB | Serviceable Un-Serviceable MRB |
「個別プロファイル値」ウィンドウ
編集内容を保存します。
参照:
Oracle Warehouse Managementユーザー・ガイド
Oracle Purchasingを設定する前に、次を確認する必要があります。
Oracle Inventoryの設定が完了していること。
供給保管場所の設定が済んでいること。
Oracle Human Resourcesの設定が完了していること。
職責を製造および物流マネージャに変更します。ナビゲータから「購買管理」を選択します。
Oracle Purchasingで次を設定します。
承認
購買担当
購買オプション
受入オプション
会計オプション
オープン会計期間
「承認グループ」ウィンドウ
「購買担当」ウィンドウ
「期間のオープンおよびクローズ」ウィンドウ
編集内容を保存します。
参照:
Oracle Purchasingユーザー・ガイド
Oracle CMROは、オラクル社のAdvanced Planning and Scheduling(APS)アプリケーションとの統合を通して、サプライ・チェーン管理機能を提供します。Advanced Supply Chain Planning(ASCP)は、保守訪問で必要になる資材のスケジューリングに使用されます。資材の可用性の問合せには、ASCPによるスケジューリングに加え、有効在庫数量(ATP)が使用されます。需要計画(DP)は資材需要の作成に使用されます。資材需要のソースとして使用できるのは、ユニット保守計画の予測要件からのグローバル需要、保守訪問で予定されている要件からの予定需要、および特定の施設で完了した保守からの履歴に基づく非定例(および定例)需要です。また、完全なサプライ・チェーン計画を実現するには、Oracle APSのInventory Optimization(IO)アプリケーションが必要です。
次の項で必要な設定について説明します。
APSアプリケーションは、取引の処理とプランニングが別々のデータベース・インスタンスで実行されるコンポーネント・アーキテクチャを採用しています。収集と問合せを実行するインスタンスを正しく定義する必要があります。CMROから問い合せたASCP、DP、ATPからの収集データが適切なインスタンスに向かうようにする必要があります。詳細は、Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイドを参照してください。
収集した資材所要量を処理するため、ユーザーはASCP計画を作成する必要があります。 対象となる組織、需要計画および供給計画を定義する必要があります。また、「計画オプション」ウィンドウで「受注対象」チェック・ボックスを選択する必要があります。計画の定義の詳細は、Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイドを参照してください。
計画オプション
需要計画の収集を設定する必要があります。データ収集の設定の詳細は、Oracle Demand Planning Implementation and User's Guideを参照してください。
適切なアプリケーション・インスタンスを定義して、そのインスタンスで対象の組織を有効にする必要があります。CMRO資材所要量を持つ全組織を選択する必要があります。
アプリケーション・インスタンス
ユーザーは需要計画を定義する必要があります。CMROから収集したデータを取り込むため、計画に次の入力パラメータを含める必要があります。
資材所要量 - 訪問予定(保守訪問に含まれるすべての所要量の収集)
資材所要量 - 計画保守(ユニット保守計画に含まれるすべての予測所要量の収集)
資材使用履歴 - 未計画保守(作業プロセス中に作成された組織別の非定例所要量の収集)
資材使用履歴 - 計画保守(すべての計画所要量履歴のオプションのストリーム。実質的にはユニット保守計画の履歴の収集)
需要計画の作成の詳細は、Oracle Demand Planning Implementation and User's Guideを参照してください。
ソースと宛先のインスタンスを定義する必要があります。詳細は、Oracle Global Order Promising Implementation and User's Guideを参照してください。
Oracle Order Management(OM)を設定する前に、次を確認する必要があります。
Oracle Inventoryの設定が完了していること。
供給保管場所の設定が済んでいること。
Oracle Purchasingの設定が完了していること。
Oracle Order Managementの設定には次が含まれます。
処理制約の設定。
顧客の作成。
製造および物流マネージャ職責から、「受注管理」>「設定」>「ルール」>「セキュリティ」>「処理制約」にナビゲートします。「処理制約」ウィンドウが表示されます。
「検索」ボタンをクリックし、「受注販売実績」エンティティを検索します。
「制約」フィールドで、「作成」、「更新」、「削除」および「取消」の操作オプションの選択を解除します。
「適用先」タブをクリックします。「承認済職責」ラジオ・ボタンを選択し、前述の処理の実行を許可する職責のリストを指定します。
編集内容を保存します。
「受注明細」エンティティを問い合せます。
「作成」、「更新」、「削除」および「取消」操作を選択します。
「適用先」タブをクリックします。「承認済職責」ラジオ・ボタンをクリックし、選択した処理の実行を許可する職責のリストを指定します。編集内容を保存します。
注意: 処理制約を設定すると、CMROで作成された受注がOrder Managementユーザーによって更新されるのを防止できます。
「顧客」>「標準」にナビゲートします。顧客の検索/入力ウィンドウが表示されます。
顧客を定義します。
注意: 外部受注処理のため、Oracle Purchasingで作成した仕入先と完全に一致する顧客を、Order Managementで設定する必要があります。このステップが必要になるのは、サービス用部品の出荷先になる仕入先のみです。仕入先名と完全に一致する顧客名を作成することをお薦めします。
参照:
Oracle Order Managementユーザー・ガイド
CMROでは、保守計画および作業フローの中でOracle Projectsを使用します。各訪問作業パッケージに対してプロジェクトが1つ作成され、各訪問作業パッケージに対してプロジェクト・タスクが作成されます。保守計画フローでプロジェクト・タスクを使用することで、オラクル社のMRPアプリケーションを通じ、必要な資材を対応する訪問タスクに結び付けることが可能になります。保守実行フローで訪問に対応するプロジェクトを使用することで、CMROの作業モジュールで実行されるリソース取引および資材取引の費用を収集することが可能になります。対応する訪問作業パッケージで必要になるレポートは、Oracle Project Manufacturingの標準の請求機能を使用して生成します。
Oracle Projectsの設定には次のステップが含まれます。
サービス・タイプを定義します。
プロジェクト・テンプレートを作成します。
ユーザー・プロファイルにプロジェクト・テンプレート名を割り当てます。
サービス・タイプ参照ページにナビゲートします(「プロジェクト」>「設定」>「サービス・タイプ」)。
Oracle CMROで使用するサービス・タイプを定義します。
編集内容を保存します。
サービス・タイプの定義の詳細は、『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。
プロジェクト・スーパーユーザー職責にナビゲートします。ナビゲータから、「設定」>「プロジェクト」>「プロジェクト・テンプレート」を選択します。
「テンプレートの作成」ボタンをクリックします。
必要な情報を入力します。
注意: すべての必須フィールドに値を入力しないと、プロジェクト・テンプレートは承認されません。
プロジェクト・テンプレートを保存します。
注意: このテンプレートは該当する在庫マスター組織に対して作成する必要があります。保守訪問に対して作成されたプロジェクトはすべて、このプロジェクト・テンプレートを使用します。
プロジェクト・ステータスが「発行済」に変わります。プロジェクト・テンプレートの作成と、テンプレートを使用してプロジェクトを作成し、発行して承認を受ける方法の詳細は、Oracle Project Managementユーザー・ガイドを参照してください。
システム管理者職責にナビゲートします。ナビゲータから、「プロファイル」>「システム」を選択します。「システム・プロファイル値の検索」ウィンドウが表示されます。
「プロファイル」フィールドで、「AHL: デフォルト・プロジェクト・テンプレートID」値を検索します。「検索」ボタンをクリックします。
作成したプロファイル・テンプレートをサイトLOVから選択します。
編集内容を保存します。
注意: ほとんどのユーザー・プロファイル・オプションは変更可能です。システム管理者によって事前設定された値は、「ユーザー値」フィールドに入力した値で上書きされます。変更できないプロファイル・オプションもありますが、それらも参照用として表示されます。ユーザー・プロファイル・オプションを変更するには、アプリケーション開発者職責にアクセスし、「その他」>「プロファイル」にナビゲートします。「個別プロファイル値」ウィンドウで必要な値を入力します。
システム・プロファイル・オプションとその設定手順の詳細は、Oracle E-Business Suite Setup Guideを参照してください。
訪問作業パッケージ(CMRO)でプロジェクトを作成するときに、保守計画者はプロジェクトのパラメータを手動で定義する必要があります。
製造および物流マネージャ職責にナビゲートします。「部品構成表」>「プロジェクト」>「プロジェクトの定義」>「プロジェクト・パラメータ」を選択します。「プロジェクト・パラメータ」ウィンドウが表示されます。
「プロジェクト番号」に訪問番号を入力して、訪問作業パッケージで作成したプロジェクトを検索します。
組織名を確認します。これは訪問作業パッケージ組織と同じである必要があります。
オプションで、「原価グループ」を変更します。
オプションで、デフォルトWIP区分を変更します。
「請求書振替」タブをクリックします。オプションでIPVを変更します。
必要な変更を加えます。
関連トピック
Oracle Project Managementユーザー・ガイド
Oracle CMROではOracle Enterprise Asset Management(eAM)と同じ作業指示システムが使用されます。また、工程を完了するため、Oracle eAMの機能も使用されます。Oracle eAMとOracle Costingの高度な統合は、Oracle CMROに利益をもたらします。
Oracle eAMを設定する前に、次を確認する必要があります。
Oracle Inventoryの設定が完了していること。
Oracle WIPの設定が完了していること。
Oracle BOMの設定が完了していること。
Oracle Purchasingの設定が完了していること。
エンタープライズ資産管理職責にナビゲートします。
「設定」>「工程管理」>「WIP会計区分」にナビゲートします。次のWIP会計区分を設定します。
標準
費用
保守
非標準資産
「WIP会計区分」ウィンドウ
eAMパラメータを設定します。
「エンタープライズ資産管理パラメータ」ウィンドウ
資産管理構造のカテゴリ・コードを設定します。「設定」>「カテゴリ」>「カテゴリ・コード」にナビゲートします。「資産管理」構造名を検索します。カテゴリ・コードの設定の詳細は、Oracle Enterprise Asset Managementユーザー・ガイドを参照してください。
デフォルトの資産カテゴリを定義します。「設定」>「カテゴリ」>「カテゴリ・セット」にナビゲートします。「カテゴリ・セット」ページが表示されます。
「名称」フィールドで、「エンタープライズ資産管理」を問い合せます。デフォルト・カテゴリ値リストで、作成したカテゴリ・コードを選択します。
編集内容を保存します。
「設定」>「参照」にナビゲートします。Oracle Manufacturing参照ウィンドウが表示されます。「タイプ」フィールドで、WIP_EAM_ACTIVITY_PRIORITY参照を問い合せます。次の値が設定されていることを確認します。
コード | 意味 |
---|---|
1 | 高 |
2 | 中 |
3 | 低 |
Oracle Manufacturing参照ウィンドウ
参照:
Oracle Enterprise Asset Managementユーザー・ガイド
Oracle CMROでOracle Serviceを使用することにより、保守組織はサービス要件を作成および更新できるようになります。サービス要求を訪問タスクと作業ジョブに関連付けることにより、保守組織はサービスの問題(非定例)を追跡して、関連付けられている進捗または保守担当者によって実施された解決策を確認できます。
Oracle Serviceの設定には次が含まれます。
サービス要求のタイプ、ステータスおよび重要度の検証および定義。
プロファイル・オプションの設定。
要求ステータスを定義します。顧客サポート職責にアクセスし、「設定」>「定義」>「サービス要求ステータス」にアクセスします。「サービス要求ステータス」ウィンドウが表示されます。
次のステータスを定義します。
New
Open
Working
Assigned
Closed
サービス要求ステータス
要求タイプを定義します。「設定」>「定義」>「サービス要求タイプ」にナビゲートします。「サービス要求タイプ」ページが表示されます。
注意: サービス要求タイプを定義してサービス要求を分類できます。各サービス要求タイプに、それぞれ対応するサービス要求ステータスを設定できます。
次の要求タイプを定義できます。
Pilot Log
Cabin Log
Mechanic Log
Inspection Log
Technical Problem
サービス要求タイプ
要求重要度を定義します。「設定」>「定義」>「サービス要求重要度」にナビゲートします。「要求重要度」ページが表示されます。
「複雑な保守」チェック・ボックスを選択します。
次の要求重要度が定義されていることを確認します。
High
Low
Medium
サービス要求重要度
「タイプ」、「ステータス」、「重要度」フィールドで、デフォルト値を使用しない場合は、値を選択します。これらのフィールドのデフォルト値はプロファイルで設定した値です。プロファイルの詳細は、Oracle Supportインプリメンテーション・ガイドを参照してください。
これらのデフォルトは、必要に応じて、対応するプロファイル・オプションを変更することで上書きできます。詳細は、Oracle Supportインプリメンテーション・ガイドのサポート関連のプロファイル・オプションの設定に関する項を参照してください。
システム管理者職責にナビゲートし、「プロファイル」>「システム」を選択します。「システム・プロファイル値の検索」ウィンドウが表示されます。
「顧客名称」フィールドで、「AHL : デフォルトSR顧客名」を検索します。「検索」ボタンをクリックします。
編集内容を保存します。
システム・プロファイル値「AHL : デフォルトSR重要度」を検索します。サイトLOVからデフォルトの重要度値を選択します。
システム・プロファイル値「AHL : デフォルトSRステータス」を検索します。デフォルトのステータス値を選択します。
システム・プロファイル値「AHL : デフォルトSRタイプ」を検索します。デフォルトのSRタイプを選択します。
編集内容を保存します。
システム・プロファイル値
注意: ほとんどのユーザー・プロファイル・オプションは変更可能です。システム管理者によって事前設定された値は、「ユーザー値」フィールドに入力した値で上書きされます。 一部のプロファイル・オプションは参照用であるため、変更できません。
参照:
Oracle Service Contracts Implementation Guide
保守または検査の担当者は、ルート管理モジュールで定義された処分詳細を使用して、資材(サービス可能およびサービス不可)の取引や、精密検査や修理の実行、または要件廃棄を行います。処分のJTFオブジェクトは、Oracle Serviceアプリケーションの帰属オブジェクトとしてシードされます。導入後に、処分とサービス要求のオブジェクト・タイプの関連を作成する必要があります。
処分とサービス要求オブジェクト・タイプの関連を作成する手順は、次のとおりです。
顧客サポート職責にログインします。「設定」>「定義」>「関連および有効なオブジェクト」にナビゲートします。「関連および有効なオブジェクト」ページが表示されます。
「関連先を参照」関連の「更新」アイコンをクリックします。「有効なオブジェクト: 関連先を参照関連」ページが表示されます。
「別の行の追加」をクリックします。サービス要求(「オブジェクト・タイプ」)、関連先を参照(「関連」)、製品処分(「関連オブジェクト・タイプ」)という新しい関連を追加します。
レコードを保存します。
有効なオブジェクト: 関連先を参照関連
CMROの外部処理モジュールは、Oracle Contractsのローンおよび借入取引をサポートする機能を使用します。
Oracle Contractsを設定する前に、次を確認する必要があります。
Oracle Inventoryの設定が完了していること。
Oracle Receivablesの設定が完了していること。
Oracle Order Managementの設定が完了していること。
Oracle Purchasingの設定が完了していること。
Oracle Contractsの設定には次が含まれます。
購買担当の設定。
仕入先の設定。
その他の設定。
「契約マネージャ」>「設定」>「その他」>「購買担当」>「購買担当」を選択します。購買担当の検索ウィンドウが表示されます。
「購買担当」ボタンをクリックします。
値リストから購買担当名を選択します。
その他の必須データを入力します。
編集内容を保存します。
注意: Oracle Contractsで設定した購買担当はCMROの購買担当の選択リストに表示されるため、ユーザーはこれをOSP購買担当として選択できるようになります。
「契約マネージャ」>「設定」>「その他」>「仕入先」>「入力」にナビゲートします。「仕入先」ウィンドウが表示されます。
必要な情報を入力します。
「仕入先」ウィンドウ
注意: 設定したこれらの仕入先は、CMROのOSPベンダー名リストで使用できます。
「契約マネージャ」>「設定」>「契約」にナビゲートします。契約の設定を確認します。
標準条項、カテゴリおよびソースを設定します。
オプションで顧客を設定します。
契約グループと契約イベントを設定します。
注意: 契約の承認者を検索するには、プロファイル値「OKC: 契約承認者」を参照してください。
参照:
Oracle Contracts Implementation and Administration Guide
マスター構成を定義すると、組立品のエンジニアリング・ルールを含む、システムの全般的な特徴を記述したフレームワークが作成されます。その後ユーザーはユニット構成を作成できます。Oracle CMROはOracle Install Baseのメソッドを使用して、システムの運用上の構成を表現する取引をデータベースに移入します。
Oracle Install Baseを設定する前に、次の設定が完了していることを確認してください。
Oracle Inventory。
Oracle Countersの設定。
仕入先および仕入先サイト(Purchasing)。
顧客および顧客サイト(Receivables)。
職責をOracle Install Base管理者に変更します。「設定」>「導入パラメータ」にナビゲートします。
Install Baseのパラメータを設定します。
導入パラメータ
インスタンス・ステータスを設定します。
インスタンス・ステータス
オプションで、「事業所の保守」の値を設定します。
資産事業所を設定します。
参照:
Oracle Install Base Implementation Guide
ナビゲータから、フィールド・サービス・マネージャ>フィールド・サービスの設定>「カウンタ」>「カウンタの定義」を選択します。
「新規」ボタンをクリックして、カウンタを定義します。
カウンタ・グループを設定します。
カウンタ・グループをインストール・ベース品目に関連付けます。
オプションで、カウンタ・グループを関連付けます。
参照:
Oracle Field Service Implementation Guide
Oracle CMROでは、ルート管理の設定と、Oracle Qualityのシステム・プロファイル・オプションを使用することにより、保守組織がルート、ジョブ、延期、廃棄管理の品質要素、およびカウンタ値のスナップショットを取得できるようにします。これにより保守施設では、信頼性の高い製品を維持するために必要な柔軟な統合が可能になります。
Oracle CMROには、ルートや工程、ジョブ延期、MRB廃棄およびカウンタ読取りの取得に使用できる、シード済計画テンプレートが含まれています。これらのテンプレートはそのまま使用することも、または品質要素を追加して使用することもできます。ただし、カウンタ読取テンプレートはCMROがバックグラウンドで使用するもので、変更はできません。
Oracle Qualityの設定には次が含まれます。
工順と工程の品質計画の設定。
オーダー遅延、MRB処分品質、非定例ジョブ検査および非定例工程検査の計画の設定。
カウンタ読取品質計画の設定。
工順と工程の品質を記録するための様々な検査タイプを作成できます。各検査タイプは、検査タイプと呼ばれるシード済収集要素で管理されます。収集要素、収集要素タイプおよび収集計画タイプを作成するときに必要となる、特別なCMRO設定要件はありません。
職責を製造および物流マネージャに変更します。ナビゲータから、「品質」>「設定」>「収集要素」を選択します。
品質計画を作成する組織を選択します。「収集要素」ページが表示されます。
「検査タイプ」フィールドをクリックし、「収集要素」値を検索します。
「値」ボタンをクリックします。
検査タイプを定義します。
収集要素
注意: ここで定義した検査タイプは、ルートおよび工程の品質検査タイプ属性の値リストに表示されます。
CMROには、品質要素がシードされた計画テンプレートが含まれています。計画を新規に作成するよりも、これらのテンプレートをニーズに合わせて調整して使用することをお薦めします。これらのテンプレートには収集要素が含まれており、作業で品質が記録されるとCMROによってこれらの収集要素に自動的にデータが移入されます。これらの要素が存在しない場合でもプロシージャは機能しますが、それらの属性は記録されません。バックグラウンド属性にはジョブ、保守要件、品目、品目インスタンスなどの情報が格納されるため、品質に関するレポートを作成する際や分析時に便利です。テンプレートにはシードされて表示される項目(必須またはオプション)が含まれており、これらのプロパティは変更可能です。この手法によりユーザーは、CMROの組込みの品質機能の利便性だけでなく、品質計画を全面的にカスタマイズできるという柔軟性も享受できます。計画タイプを作成および使用するときに必要となる、特別なCMRO設定要件はありません。
「品質」>「設定」>「収集計画」にナビゲートします。「収集計画」ウィンドウが表示されます。
計画タイプを選択します。
「要素のコピー」ボタンをクリックします。「計画からコピー」ウィンドウが表示されます。
コピーする計画テンプレートを選択します。次のいずれかのオプションを選択します。
拡張サービス・オンライン工程完了計画
拡張サービス・オンライン工順完了計画
収集計画
「取引」ボタンをクリックします。「収集取引」ウィンドウが表示されます。
工順または工程のシード済取引を選択します。次のいずれかのオプションを選択します。
保守工順完了(拡張サービス・オンライン)
保守工程完了(拡張サービス・オンライン)
トリガーを定義します。トリガー名値リストから検査タイプを選択します。トリガー値は、検査タイプ収集要素の設定から選択されます。
編集内容を保存します。
収集取引
注意: 作成した検査タイプは、ルート管理のルートまたは工程に関連付けることができます。作業でルートまたは工程をインスタンス化すると、品質結果の収集に使用できる品質計画が導出され、ユーザーに提供されます。
遅延、MRP、非定例ジョブおよび非定例工程の検査タイプは、システム・プロファイル・オプションで定義します。この検査タイプは、オーダー遅延、MRB処分の開始、および非定例ジョブまたは非定例工程の作成が発生した組織の既存計画を抽出します。オーダー遅延、MRB処分および非定例の品質記録に使用する様々な検査タイプを作成できます。
「収集要素」ウィンドウにナビゲートします。「収集要素」フィールドで検査タイプ値を選択します。
「値」ボタンをクリックします。オーダー遅延、MRB処分および非定例の品質記録に使用する検査タイプを定義します。
注意: ここで定義した検査タイプは、ジョブ延期およびMRB処分のシステム・プロファイル・オプションの値リストに表示されます。
「収集計画」ウィンドウにナビゲートします。
次の計画テンプレートを使用して、オーダー遅延、MRB処分、非定例ジョブまたは非定例工程の収集計画を定義します。
拡張サービス・オンラインMRB処分
拡張サービス・オンライン工順完了計画
拡張サービス・オンライン工程完了計画
拡張サービス・オンライン・オーダー遅延計画
必要に応じて品質要素を追加または変更します。
「取引」ボタンをクリックします。オーダー遅延、MRB処分、非定例ジョブまたは非定例工程で、次のシード済取引摘要を選択します。
保守製造オーダー延期(拡張サービス・オンライン)
MRB処分(拡張サービス・オンライン)
保守工順完了(拡張サービス・オンライン)
保守工程完了(拡張サービス・オンライン)
トリガーを定義します。トリガー・ドロップダウン・リストから検査タイプを選択します。トリガー値は、検査タイプ収集要素の設定から選択されます。
編集内容を保存します。
オーダー遅延、MRB処分、非定例ジョブまたは非定例工程の品質定義で、次のオプションを設定します。
AHL: ジョブ延期検査タイプ
AHL: MRB処分検査タイプ
AHL: 定例ではないジョブ検査タイプ
AHL: 定例でない工程検査タイプ
作業で保守要件が完了すると、管理対象の品目インスタンスの現在のカウンタ値がCMROによってカウンタ読取計画に取り込まれます。品目インスタンスで定義されているカウンタを基に計画が自動的に調整されます。このプロシージャはユーザーに対して完全に透過的になります。Qualityでカウンタ読取品質計画を作成し、システム・プロファイル・オプションを設定して、カウンタ読取値を取得できるようにする必要があります。
ユーザーはカウンタ値の記録を制御することはできません。カウンタ読取品質計画はテンプレートを使用して作成されるため、調整できません。
注意: すべての組織で同じカウンタ読取計画が使用されるため、作成する必要のあるカウンタ読取計画は1つのみです。
「収集計画」ウィンドウにナビゲートします。
「計画タイプ」フィールドの値を選択します。
「要素のコピー」ボタンをクリックします。「拡張サービス・オンライン・カウンタ読取計画」テンプレートを選択します。
注意: 収集要素の調整は行わないでください。
取引は定義しないでください。
カウンタ読取計画の定義で、システム・プロファイル・オプション -「AHL: カウンタ読取計画」を設定します。
参照:
Oracle Quality User's Guide
Oracle CMROは、Web対応の統合型ソフトウェア・アプリケーション・スイートで、複雑な機器保守を行う組織を支援する製品です。Oracle CMROは、予定内および予定外の保守訪問、部品監視、ジョブのスケジューリングとルーティング、作業時間の収集、費用収集、在庫管理、保守文書管理など、様々な保守プロセスをサポートします。CMROでは、電気機械システムのモデルを作成し、組立品に関するルールを定義できます。CMROではユニット固有の情報も記録されるため、製品部品の保守履歴に簡単にアクセスできます。
Oracle CMROは次のような構成になっています。
エンジニアリング
車両保守プログラム(保守要件)
ルート管理(ワークカードの作成)
文書索引(技術文書の管理)
構成管理
マスター構成(許可する導入部品)
ユニット構成(導入済保守の追跡用)
製品分類(論理的なグループ化)
計画
ユニット保守計画(有効な保守要件)
訪問作業パッケージ(作業範囲およびリソース)
長期計画(格納庫および訪問計画)
実行
作業
作業計画
外部処理
この項では、次のトピックについて説明します。
CMROの標準設定では、AHLスーパーユーザーに役割を割り当て、詳細プロパティとシステム・プロファイル・オプションを設定します。
システム管理者職責を使用してJTFにログインします。
「ホーム」ページで「ユーザー」リンクをクリックします。
ユーザー保守
「ユーザー保守」リンクをクリックします。
「ユーザー」ページで、AHLスーパーユーザー職責を持つユーザーを問い合せます。
「進む」ボタンをクリックします。
「ユーザー詳細」ページに移動します。
ユーザー詳細
「役割」ボタンをクリックします。
「ユーザー役割マッピング」ページが表示されます。
「使用可能役割」列で次の役割を選択し、「割当済役割」列に移します。
AHL_ADMIN_ROLE
AHL_OSP_ROLE
AHL_USER_ROLE
CSI_ADMIN_USER
CSI_NORMAL_USER
ユーザー役割マッピング
「設定」タブをクリックして、詳細プロパティを設定します。
「プロパティ」フォルダを選択し、「前受」リンクをクリックします。
「前受 - プロパティ」ページが表示されます。
「表示」リストからAHLを選択します。
値branding.defaultをクリックし、値がOracle Complex MROであることを確認します。
詳細プロパティ
「システム・プロファイル値」ウィンドウにナビゲートします(「システム管理者」>「システム・プロファイル」)。
次の表のとおり、システム・プロファイル・オプションを設定します。
プロファイル | サイト(値) | 説明 |
---|---|---|
AHL: アプリケーション使用モード | 複雑な保守修理および精密検査、デポ修理、予防保守 | アプリケーション使用モードを設定します。 |
AHL: 開発デバッグをオンにする | Yes/No | デバッグ・セッションを有効または無効にします。 |
AHL: ファイル・デバッグをオンにする | Yes/No |
注意: 車両保守プログラムおよびルート管理モジュールでは、ユーザーがCMROと予防保守アプリケーションの保守要件とルートを定義できます。プロファイル・オプション「AHL: アプリケーション使用モード」を設定することで、ユーザーの職責が決まります。ユーザーは、選択したアプリケーション使用モードに関連付けられているルート、保守要件またはユニット発効設定のみを表示できます。複数のアプリケーション使用モードにわたって、同一番号を使用するルートまたは同一タイトルを使用する保守要件を定義することも可能です。
承認ワークフローを設定して、保守プログラム、保守活動および保守ルートを承認できます。組込みの承認ワークフローまたは自分で作成したワークフローを使用して、特定の承認ルールを定義し、各CMROオブジェクトの承認者リストを作成できます。プロファイル・オプションを設定した後、承認ルールを指定しなかった場合は、アプリケーションでデフォルトの承認ルールが使用されます。
CMRO承認ワークフローの設定には次が含まれます。
プロファイル・オプションの設定。
承認ユーザーおよび承認ロールの作成。
「前受」ボタンをクリックすると、保守プログラム、保守活動および保守ルートが作成時に自動的に承認されます。承認プロセスを設定するには、システム・プロファイル・オプションを次の表のとおりに設定する必要があります。
プロファイル | 値 | 説明 |
---|---|---|
AHL: ルートの承認ワークフローを使用可にする。 | Yes | ルートの承認ワークフローが有効になります。 |
AHL: 保守要件の承認ワークフローを使用可にする。 | Yes | 保守プログラムおよび保守活動の承認ワークフローが有効になります。 |
AHL: ワークフロー・ループ・カウンタ | ユーザーが応答しない場合に通知を再送する回数を数値で指定します。 | - |
AHL: ワークフロー・タイムアウト:分 | 進捗が止まったときに、ワークフローをタイムアウトにするまでの期間を数値で指定します。 | - |
有効化したワークフローをアクティブにするには、Oracle Human Resourcesで従業員を設定し、アプリケーション・ユーザーを作成し、それらの従業員の承認ロールを定義してから、各種CMROオブジェクトの承認ルールを作成します。
注意: 次の設定ステップは、シード済承認ワークフローの使用する場合のものです。組織専用のワークフローを作成する場合は、次のステップをこのワークフローの機能に合わせて調整する必要があります。
すべての承認ユーザーが、Oracle Human Resourcesで従業員として定義されている必要があります。
注意: アプリケーションのワークリストによる通知に加え、電子メールで承認ユーザーに通知を送信するには、従業員の電子メール・アドレスを「オフィス詳細」ウィンドウで設定する必要があります。
従業員の設定方法の詳細は、Oracle Human Resourcesインプリメンテーション・ガイドを参照してください。
すべての承認従業員にOracle Applicationsログインが必要です。アプリケーション・ユーザーを定義するときに、承認従業員と従業員(Oracle HRで設定)を対応するアプリケーション・ユーザーに関連付ける必要があります。
承認従業員とロールの関連付けはオプションの設定です。Oracle HRで従業員を設定し、それらの従業員のアプリケーション・ユーザーを作成した場合は、従業員を直接承認ルールに関連付けることができます。次の2種類の承認ロールを設定できます。
CMROにはシード済デフォルト承認ルールが用意されており、オブジェクト固有の承認ルールが設定されていないときには、このルールが使用されます。同じ階層に属する同一の複数ユーザーがすべてのCMROオブジェクトの承認を行う場合は、デフォルト承認ルールを使用することをお薦めします。この場合、設定する必要があるのは承認順序を1つ含むルール1つのみです。デフォルト承認ルールには、シードされる役割が定義された承認階層が1つのみ含まれています。
デフォルト承認ルールの役割を設定する手順は、次のとおりです。
CRMリソース・マネージャ職責にナビゲートして、「設定」>「役割」にナビゲートします。
「役割タイプ」フィールドをクリックし、値JTF_RS_ROLE_TYPEを検索します。
デフォルト承認ロールの役割タイプ・コードを作成します。
Application Object Library
「設定」>「役割」にナビゲートします。
コードAHL_DEFAULT_APPROVERを使用して役割を作成します。
注意: コードを前述のとおり定義しなかった場合、デフォルト・ルールでこの役割が認識されません。役割名にはユーザー定義の名前を使用できます。
デフォルトの承認役割タイプ・コードをこの役割に関連付けます。
役割
複数の承認レベルが必要な場合は、役割を追加で作成します。デフォルト承認ルール用として追加した役割には、ユーザー定義の役割コードを使用できます。
注意: CMRO承認では、役割に関連付けることができるのは1ユーザーのみで、複数のユーザーを関連付けると承認ワークフローでエラーが発生します。そのため、承認者の数だけ役割を作成する必要があります。通知の順序は、承認ルール設定で定義されます。
CMROオブジェクトごとに異なる承認ルールを適用する場合は、次の設定ステップを実行します。
CRMリソース・マネージャ職責にナビゲートして、「設定」>「役割」にナビゲートします。
値JTF_RS_ROLE_TYPEを問い合せます。
汎用承認ロールの役割タイプ・コードを作成します。
Application Object Library
注意: 役割をグループ化するための役割タイプ・コードを複数作成するともできますが、少なくとも1つの役割タイプ・コードを作成する必要があります。
「設定」>「役割」にナビゲートします。使用予定の全承認者に対して役割を作成します。
適切な承認役割タイプ・コードを役割に関連付けます。
役割
従業員と役割を作成した後、これらを互いにマッピングする必要があります。
注意: 前述の説明のとおり、ワークフロー承認者として指定できるのは1人の従業員のみです。ただし、複数の役割に対して同一の従業員を承認者に指定することは可能です。
リソースをインポートする手順は、次のとおりです。
CRMリソース・マネージャ職責から、「リソースの保守」>「リソースのインポート」にナビゲートします。
承認従業員を選択します。「検索」ボタンをクリックします。
「リソースの作成」をクリックします。適切な役割を選択します。
「OK」をクリックします。「リソースの保存」をクリックします。
「選択基準」
「詳細」ボタンをクリックして、この従業員を追加した役割に関連付けます。
すべての承認従業員について、このステップを繰り返します。
シード済デフォルト承認ルールを使用するか、CMROオブジェクトごとのオブジェクト固有承認ルールを指定できます。承認詳細では、設定済の役割を選択するか、HRで従業員として作成しアプリケーション・ログインに関連付けたユーザーを選択できます。承認詳細内の順序に基づき、承認階層が定義されます。
デフォルト承認ルールを調整する手順は、次のとおりです。
CMROのJTF環境にログインします。
「管理」リンクをクリックします。
「進む」ボタンをクリックします。
「デフォルトAHLルール」リンクをクリックします。
追加の役割またはユーザーを、オブジェクトの承認順序どおりに承認詳細に追加します。
注意: 最初の役割はシードされています。必要に応じて階層を変更したり、シードされている役割を削除できます。
「適用」ボタンをクリックします。
注意: 営業単位属性には値を追加しないでください。現時点では、CMROでカスタム値がサポートされていないため、ワークフローでエラーが発生する可能性があります。また、デフォルト・ルールのステータスは一度「廃止」に設定すると、その後変更できなくなります。
オブジェクト固有の承認ルールを定義する手順は、次のとおりです。
CMROのJTF環境にログインします。
「管理」リンクをクリックします。
「作成」ボタンをクリックします。
「承認ルール名」に入力します。
「アプリケーション使用」フィールドで「複雑な保守、 修理および精密検査」を選択します。
「承認ルール」ドロップダウン・リストから目的の値を選択します。
「適用」ボタンをクリックします。
役割またはユーザーを、承認詳細にオブジェクトの承認順序どおりに追加します。
「ステータス」ドロップダウン・リストから「有効」を選択します。
「適用」ボタンをクリックします。
承認ワークフローの最後の設定ステップは、オブジェクトとワークフローのマッピングです。CMROで提供されるシード済ワークフローの使用をお薦めします。カスタマイズしたワークフローを呼び出した場合、CMRO延期ワークフローとの衝突が発生する可能性があります。CMRO延期でバックグラウンド・プロセスが実行されたり、標準機能で必要な統合が実行される場合があります。このワークフローをカスタマイズ版のワークフローに置き換えた場合、延期機能に影響を及ぼす可能性があります。
ワークフローをCMROオブジェクトにマッピングする手順は、次のとおりです。
CMROのJTF環境にログインします。
「管理」リンクをクリックします。
「ワークフロー」タブをクリックします。
すべてのオブジェクトで同じワークフローを使用する場合はオブジェクト・フィールドを空にし、そうでない場合は、追加するオブジェクトをドロップダウン・リストから選択します。
「プロセス名」フィールドで使用するワークフローを定義します。CMROのデフォルト・ワークフローは、「ASO一般承認プロセス」です。
ワークフロー・プロセス・マッピング
「アプリケーション使用」ドロップダウン・リスト・ボックスから「複雑な保守、 修理および精密検査」を選択します。
「有効」リスト・ボックスから「Yes」または「No」を選択します。
「適用」ボタンをクリックします。
保守プログラム、保守活動または保守ルートが承認に送られると、承認ロールに定義されているユーザーに電子メールによる通知(従業員作成時に設定されている場合)またはOracle Applicationsのワークリストのエントリによる通知が行われます。ユーザーは通知から通知詳細にナビゲートし、プログラム、活動またはルートを承認できます。ワークフローは承認ルール詳細に定義されているすべての役割を順番に、最後に承認を送信するユーザーまで移動します。最後の承認が送信されると、承認されたオブジェクトのステータスが「承認保留」から「完了」に変わります。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulを使用することで、保守組織は顧客の期待に応えながら、機器の運用体制向上から最大限のメリットを引き出すことができます。
Oracle CMROモジュールの設定には次が含まれます。
Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulの文書索引モジュールは、すべての保守文書を管理するための中央リポジトリです。
保守担当者は次のことを実行できます。
保守、修理および精密検査工程で使用される文書のオンライン・カタログにアクセスします。
技術文書の受信と配布、改訂管理を行います。
データベースを検索して、簡単に文書にアクセスします。
新規文書または文書改訂を作成します。
識別を容易にするため、文書タイプにサブタイプを関連付けます。
電子文書をアップロードします。
保守文書の管理には、文書および文書改訂の長期的な維持管理や、複数の保守工程レベルからの文書参照の検証、さらには保守担当者がこれらの文書に容易にアクセスできるようにするための作業が含まれます。
文書索引の設定では、参照値を説明のとおりに定義します。
注意: 参照コードは、拡張可能、ユーザー定義、システム定義の3つのカテゴリのいずれかに該当します。参照コードが拡張可能の場合、既存の参照コードを変更することはできませんが、表に新しいコードを追加できます。参照コードがユーザー定義の場合、すべてのコードを変更できます。参照コードがシステム定義の場合、既存のコードを変更することはできません。また、新しいコードを表に追加することもできません。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
オペレータ | AHL_OPERATOR_TYPE | オペレータ、所有者(ユーザー定義) | ユーザー |
文書タイプ | AHL_DOC_TYPE | 機体、エンジン(ユーザー定義) | 拡張可能 |
メディア・タイプ | AHL_MEDIA_TYPE | E-ファイル、CD-ROM、オンライン、紙 | 拡張可能 |
ステータス | AHL_SUBSCRIBE_STATUS_TYPE | 有効、使用不可 | ユーザー |
サブ・タイプ | AHL_DOC_SUB_TYPE | 耐空性改善命令、サービス広報 | ユーザー |
改訂タイプ | AHL_REVISION_TYPE | 一時改訂、完全改訂 | ユーザー |
頻度タイプ | AHL_FREQUENCY_TYPE | 四半期単位、週次、年次 | ユーザー |
「Application Object Library参照」ウィンドウ
Oracle CMROのルート管理モジュールは、すべての保守タスクを一箇所から管理できるインタフェースです。
保守担当者は次のことを実行できます。
作業指示を作成して保守します。
特定の工程をデータベースで検索して表示または編集します。
実行するタスクを、大規模保守およびエンジン製造技術者、ラインおよび輸送保守技術者および「データ・クラーク」のような保守技術者役割に基づいて検索します。
保守技術者役割の詳細は、『Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulユーザー・ガイド』を参照してください。
工程を作成するか指示を定義して、保守タスクを実行します。
保守ルートを検索して、ルート情報を表示または編集します。
保守ルートを作成します。
システム内の主ゾーンとサブゾーンを製品タイプに関連付け、複雑な電気機械システムの保守工程を効率的に追跡できるようにします。
Oracle CMROの直感的なユーザー・インタフェースにより、保守担当者は運用面のニーズに簡単かつ迅速に対応できます。
ルート管理を設定する前に、次を確認する必要があります。
ASOリソースが設定されていること。
BOMリソースが設定されていること。
ルート管理の設定には次が含まれます。
参照値の定義。
キー・フレックスフィールドの設定。
付加フレックスフィールドの設定。
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
工程タイプ | AHL_ROUTE_TYPE | 機体、エンジン、地上サポート | ユーザー |
主ゾーン | AHL_ZONE | 貨物室、コックピット | ユーザー |
サブゾーン | AHL_SUB_ZONE | AFT胴体、キャビン | ユーザー |
ステータス・タイプ | AHL_SUBSCRIBE_STATUS_TYPE | 有効、使用可能 | ユーザー |
サブ・タイプ | AHL_DOC_SUB_TYPE | AD、SB | ユーザー |
改訂タイプ | AHL_REVISION_TYPE | 一時、完全バージョン | ユーザー |
プロセス | AHL_PROCESS_CODE | アクセス、クリーニング、クローズ | ユーザー |
注意: ルート管理を有効にするには、キー・フレックスフィールドを設定して、システム属性を設定する必要があります。
ルート・フレックスフィールドの存在の確認
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「フレックスフィールド>「キー」>「セグメント」にナビゲートします。
「フレックスフィールド・タイトル」フィールドで「AHLルート」を問い合せます。
キー・フレックスフィールド・セグメント
このフレックスフィールドへのセグメントの追加
「セグメント」ボタンをクリックして、このフレックスフィールドにセグメントを追加します。
システム・フレックスフィールド・セグメントに情報を入力します。
セグメント要約
フレックスフィールド・セグメントで使用する値セットの作成
「値セット」ボタンをクリックします。
値セット名を定義します。
「リスト・タイプ」ドロップダウン・リストから「値リスト」を選択します。
「セキュリティ・タイプ」ドロップダウン・リストから「セキュリティなし」を選択します。
「書式タイプ」ドロップダウン・リストから「文字」を選択します。
「検証タイプ」ドロップダウン・リストから「独立」を選択します。
値セット
値セットでフレックスフィールド・セグメントを更新します。
値セットの値の作成
「フレックスフィールド」>「キー」>「値」にナビゲートします。
システム・フレックスフィールドの値セットを検索します。
セグメント値
値セットに値を追加します。
ルート・フレックスフィールドの存在の確認
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「フレックスフィールド」>「付加」>「セグメント」にナビゲートします。
フレックスフィールド・タイトルAHL_ROUTES_Bを問い合せます。問合せの結果、レコードが返されます。
このフレックスフィールドへのセグメントの追加
「セグメント」ボタンをクリックします。
システム・フレックスフィールド・セグメントにレコードを入力します。
「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
対応する値セットが定義されていない場合のみ、次のステップを実行します。
フレックスフィールド・セグメントで使用する値セットの作成
「値セット」ボタンをクリックします。
値セット名を入力します。
リスト・タイプとして「値リスト」を選択します。
セキュリティ・タイプとして「セキュリティなし」を選択します。
「書式タイプ」フィールドで次のオプションのいずれかを選択します。
文字
数値
日付
「検証タイプ」ドロップダウン・リストから「独立」を選択します。
値セットでフレックスフィールド・セットを更新します。
値セットの値の作成
「フレックスフィールド>「付加」>「値」にナビゲートします。
システム・フレックスフィールドの値セットを検索します。
値セットに値を追加します。
フレックスフィールドのコンパイル
フレックスフィールドをコンパイルするには、「コンパイル」ボタンをクリックします。
「確定」チェック・ボックスが選択されていない場合は、選択します。(このチェック・ボックスはフレックスフィールドの編集時にも使用します。編集する場合は、このチェック・ボックスの選択を解除してから処理を続けます)。
Oracle CMROのマスター構成モジュールを使用して、電気機械システム組立品のモデルを作成できます。マスター構成モデルはビジネス・ルールと組み合せることで、ユニットの基盤を形成します。ビジネス・ルールでは、組立式ユニットへの組込みが許可されるシステムとサブシステムが指定されます。
保守担当者は次のことを実行できます。
電気機械システム組立品のマスター構成をデータベースで検索します。
システム組立品のマスター構成を作成します。
機器の最小機器リスト(MEL)と構成標準外リスト(CDL)を作成します。
組立品で指定されている部品のかわりに使用できる代替部品を検索します。
マスター構成モジュールを設定する前に、次を確認する必要があります。
在庫(品目マスター)の設定が完了していること。
承認ワークフローが設定されていること(デフォルトの承認ワークフローを選択している場合、このステップはオプションです)。
マスター構成の設定には、参照値の定義が含まれます。
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
ルール・コード(ポジションの計算比率リスト) | AHL_COUNTER_RULE_TYPE | バード・ストライク、激しい着陸 | ユーザー |
代替部品交換タイプ | AHL_INTERCHANGE_ITEM_TYPE | 1方向、2方向、代替なし、交替品 | 拡張可能 |
参照ポジション | AHL_POSITION_REFERENCE | 機首、機内 、左、下部、機外、ポジション1、ポジション2、ポジション3、右、上部 | ユーザー |
Application Object Library参照
Oracle CMROのユニット構成モジュールでは、組立式電気機械システムの構造を記述できます。ユニットの運用体制を万全にするために必要な保守プログラムの内容は、そのユニットの実際の構成内容によって決まります。
このモジュールを使用すると、スーパーユーザー・セキュリティを持つCMRO担当者が航空事故の発生後にユニット構成を隔離することができます。
保守担当者は次のことを実行できます。
適切な保守活動を実施し、問題を解決します。
既存のマスター構成からユニット構成を作成します。
影響するユニット構成の最小機器リスト(MEL)と構成標準外リスト(CDL)を作成します。
データベース内のユニット構成のレコードを検索します。
新しい部品情報をデータベースに追加します。
既存の部品情報を表示および更新します。
Oracle CMROのユニット構成モジュールは、保守組織が必要なサービスを判断する上で非常に重要な機能です。2つのユニットの部品番号が同じ場合や同じ製品ファミリに属している場合でも、運用履歴や保守履歴の違いにより、通常それらのユニットの構成は同じにはなりません。ユニット構成では、継続管理される各部品のモデルを提供することにより、ユニット固有の情報をサポートします。
ユニット構成モジュールを設定する前に、マスター構成モジュールを設定し、製品のユニット・レベルの関連付けが可能であることを確認してください。
ユニット構成の設定では、属性を次の説明のとおりに設定します。
属性を設定する手順は、次のとおりです。
職責をOracle Install Base管理者に変更します。
「設定」>「拡張属性テンプレート」をクリックします。拡張属性ウィンドウが表示されます。
次の表のとおり、属性を設定します。
属性コード | 属性名 | 説明 |
---|---|---|
AHL_MFG_DATE | AHL_MFG_DATE | AHL_MFG_DATE |
AHL_TEMP_SERIAL_NUM | AHL_TEMP_SERIAL_NUM | AHL_TEMP_SERIAL_NUM |
編集内容を保存します。
最小機器リスト(MEL)と構成標準外リスト(CDL)機能では、稼働させなくてもまたは機体に積まなくても運航の安全性に支障を来さない、構造部品以外の機器を確認できます。これに含まれるのは、ラジオ、座席、照明、冷暖房、表示装置などの品目であり、エンジンや制御装置のような構造部品は含まれません。これらの品目は但し書き扱いで、一定の条件下では非稼働にすることができます。場合によっては、着氷条件、夜間飛行または高度制限に関連して、機体の運用方法について制限が設けられることがあります。MELは欠陥部品を、CDLは機体に積まない部品を扱います。
MELは、National Airworthiness Authority(FAAやCASA)が作成したMaster Minimum Equipment List(MMEL)という機器リストをベースにしています。このリストには、一定の運用条件では非稼働にしても、必要なレベルの安全性を提供できる機器が記載されています。MMELには、これらの機器を非稼働にした機体を運用する際の条件、制限および手順が記載されています。
CDLは航空機メーカーが作成するリストで、機体に積まなくても一定の条件が整えば、制限はあるものの運航には支障を来さない副次的な機体部品やエンジン部品が記載されます。航空機メーカーはCDLをAircraft Certification Officeに提出して承認を受けます。
MELおよびCDL指示はCMROの計画プロセスに追加されるため、非定例保守を延期できます。要件を延期する場合は、必要な手順と制限が遵守されるよう、Maintenance and Operation(MおよびO)プロシージャが作成されます。
重要: MELはユニット構成レベルで維持管理されます。
次の図は、MELおよびCDL機能を使用する際の設定手順を示しています。
MELとCDLの設定プロセス
MELとCDLを設定するための前提条件として、次のステップを実行します。
AHL: サービス要求タイプ・プロファイル・オプションを定義します。このプロファイルは、MおよびOプロシージャの作成に使用されます。
関連する構成ポジションのATAコードを定義します。これらの参照は、Application Object LibraryのタイプAHL_ATA_CODEで確認できます。
マスター構成を作成するときに、各ポジションに該当するATAコードを定義します。
「M&Oプロシージャ」にナビゲートします。これらのプロシージャには、作業プロセスに影響し、MELとCDLのガイドラインに従って延期される非定例保守要件が含まれています。
航空事故の発生時に、スーパーユーザー・セキュリティを持つユーザーはユニット構成を隔離できます。隔離によりユニット構成は凍結され、調査に支障を及ぼす構成変更はできなくなります。
この機能を使用するには、いくつかの事前条件を満たす必要があります。
CMROシステム管理者が「承認」ページを使用して構成アクセス制御ワークフローを編集します。
CMROシステム管理者が構成アクセス制御に使用するスーパーユーザー役割を作成します。
システム管理者AHL_UC_QUARANTINE_ROLEを適切なスーパーユーザーに割り当てます。
CMROシステム管理者が「ユーザー保守」ページを使用してスーパーユーザー役割を作成します。
次の図は、ユニット構成の隔離を有効化または無効化する際のプロセス・フローを示しています。
隔離要求が承認されると、ステータスが「隔離」に変わります。
次に、ユニット構成が隔離されているときに許可される取引のタイプを示します。
ユニット保守訪問関連付け
作業からの資材取引の発行
作業からの資材取引の差戻し
重要: ユニット構成が隔離されているときには、その他の取引はすべて却下されます。
スーパーユーザーがユニット構成の隔離を無効化すると、すべての制限が取り除かれ、すべての取引が許可されます。ユニット構成のステータスは、隔離前のステータスに戻ります。
Oracle CMROの車両保守プログラム・モジュールを使用して、保守組織は保守要件の記録、編成および計画を実行できます。保守計画者は保守要件レコードを作成し、それらのレコードに属性を関連付けることができます。レコードに属性を関連付けることにより保守計画の作成が可能になり、より効率的な工程で要件を完遂できます。
保守計画者は次のことを実行できます。
参照または編集のため、データベースで特定の保守要件を検索します。
データベースに保守要件レコードを作成します。
文書、保守ルート、処理、発効設定および保守要件関連をレコードに関連付けます。
完成済の保守要件の改訂を作成します。
保守要件の影響を受ける品目を表示します。
Oracle CMRO車両保守プログラム・モジュールは、予定されている保守とその関連情報を格納するリポジトリとして機能します。
車両保守プログラムを設定する前に、次の設定が完了していることを確認してください。
参照値。
Oracle Applicationのシステム・プロファイル・オプション: プロファイル・システム値。
ルート管理。
製品分類。
マスター構成。
ユニット構成。
ASO訪問作業パッケージ。
車両保守プログラムの設定には、参照値の定義が含まれます。
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。オプションで、これらの参照に必要な値を追加できます。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
プログラム・タイプ | AHL_FMP_MR_PROGRAM_TYPE | 腐食防止、継続保守、社内テスト、フェーズ・チェックなど。 | 拡張可能 |
カテゴリ | AHL_FMP_MR_CATEGORY | 動力装置、機体、部品、地上機器など。 | 拡張可能 |
プログラム・サブタイプ | AHL_FMP_MR_PROGRAM_SUBTYPE | A、B、C | 拡張可能 |
処理 | AHL_FMP_MR_ACTION | テスト結果の電子メール送信、精密検査カウンタのリセット、テスト | 拡張可能 |
Application Object Library参照
Oracle CMROのユニット保守計画モジュールを使用することで、すべての保守要件を確実に期日または期日前に完了させることができます。また、ユニットに関連付けられている保守要件の期日を予測することで、計画期間にわたって需要見積が可能になります。期日が迫った機器ユニットの保守要件を検索して表示することができ、保守担当者はユニット構成の保守要件、期日見積、完了履歴および計画情報に簡単にアクセスできます。
保守担当者は次のことを実行できます。
稼働率を継続的に予測します。
ユニットのサービス可能残存時間を表示します。
指定した期間内の繰返し型保守要件のモデルを作成します。
保守要件の期日を計算します。
保守要件を訪問に関連付けます。
ユニット保守計画は、ユニットとそのサブ組立品または部品に関連する保守要件を格納するリポジトリとして機能します。また、使用量予測が可能なため、車両保守活動の期日決定が可能になります。
ユニット保守計画を設定する前に、次の設定が完了していることを確認してください。
Oracle Applicationの参照値。
Oracle Applicationのシステム・プロファイル: プロファイル・システム値。
製品分類。
マスター構成。
ユニット構成。
ARO訪問作業パッケージ。
ユニット保守計画の設定には、システム・プロファイル・オプションの設定が含まれます。
「システム管理者」>「システム・プロファイル値」にナビゲートします。「システム・プロファイル値」ページが表示されます。
次のシステム・プロファイルを設定します。
AHL: 最大計画ウィンドウ (NUMBER)
AHL: 最大計画ウィンドウ (単位)。
AHL: 訪問の計画に必要な最小限の保守商談期間
AHL: 部門での矛盾の考慮
これらのプロファイル・オプションは、ユニット保守計画(UMP)で期日と繰返しMRを計算する際に考慮される期間を決定します。たとえば、ユーザーがプロファイル・オプションに次の値を設定するとします。
AHL: 最大計画ウィンドウ (NUMBER) = 2
AHL: 最大計画ウィンドウ (単位)。 = 年
これはUMPの計画ウィンドウが2年単位で繰り返されることを意味します。期日と繰返しMRを計算するコンカレント・プログラムは、計算日(現在の日付)から2年以内のすべての期日を計算します。
ステータス・グループを定義し、CMROアプリケーションで使用する予定のすべてのサービス要求に関連付けることができます。アプリケーション設定ではステータス遷移を定義できますが、これらは空のままでも構いません。サービス要求が次のステータスとして取り得るステータスを、遷移として定義します。
「非定例の更新」ページにある「定例でない詳細」領域のドロップダウン・メニューには、フィルタ後のステータスのみが表示されるようにします。つまり、これらは特定のステータス・グループに所属しているステータスであり、特定のSRタイプに関連付けたステータスです。そうでない場合、すべてのステータスが表示されます。
ステータス・グループと遷移およびそれらの設定の詳細は、Oracle TeleServiceインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイドの基本的なサービス要求の設定の項を参照してください。
プログラム: ユニット発効設定の作成
短縮名: AHLUEFF
アプリケーション: Oracle Complex MRO
摘要: ユニット発効設定の作成
訪問作業パッケージ(VWP)モジュールには、保守要件に基づいて訪問作業を作成、編成およびスケジューリングする機能が含まれています。機器タイプに基づいて訪問テンプレートを作成して管理できるため、機器ユニットのタイプごとに訪問パッケージを効率良く作成できます。訪問作業パッケージでは、タスクを訪問と訪問テンプレートに関連付けたり、タスク階層と費用構造を定義できます。
保守計画者は次のことを実行できます。
保守計画レコードを新規に、またはテンプレートから作成します。
既存の訪問レコードを表示および更新します。
タスクを訪問に関連付けます(まだ予定していない必須タスク(計画タスク)、保守ルートに関連付けられていないタスク(アド・ホック・タスク))。
訪問に関連付けられているタスクを表示および更新します。
訪問テンプレートを新規に、または既存の訪問レコードから作成します。
既存のテンプレートを表示および更新します。
訪問テンプレート・タスクを表示および更新します。
計画訪問に基づいて、部門作業員のシフト・スケジュールを作成します。
既存の部門シフトを表示します。
訪問作業パッケージの使用により、保守計画者は機器ユニットの保守訪問を編成して実行できます。
VWPを設定する前に、次を実行する必要があります。
Oracle Projectsが設定されていることを確認します。VWPからOracle Projectsにオブジェクトがエクスポートされます。
Oracle HRMSが設定されていることを確認します。VWPはOracle HRMSに格納されている組織情報を使用します。
Oracle Install Baseが設定されていることを確認します。VWPはInstall Baseに格納されている品目インスタンス情報を使用します。
Oracle Inventoryが設定されていることを確認します。VWPは在庫情報を使用して保守可能資産タイプを記述します。
Oracle Customer Supportが設定されていることを確認します。VWPはサービス要求を保守訪問タスクに関連付けます。
ユニット保守計画モジュールが設定されていることを確認します。VWPはユニット保守計画の保守要求をVWPに関連付けます。
車両保守プログラム・モジュールが設定されていることを確認します。
プロジェクト・テンプレートを作成します。
VWPの設定には次が含まれます。
システム・プロファイル・オプションの設定。
参照の定義。
「システム管理者」>「システム・プロファイル値」にナビゲートします。「システム・プロファイル値」ページが表示されます。
次のシステム・プロファイル・オプションを設定します。
AHL_DEFAULT_PA_TEMPLATE_ID: 訪問のプロジェクト・テンプレートIDのデフォルト値を格納します。
AHL_DEFAULT_NUMBER_OF_STAGES: 訪問の最大ステージ数を格納します。この値は、保守要件の訪問とルートに関連するエンジニアリングと計画の両方で使用されます。
AHL: デフォルト・プロジェクト・テンプレートID: デフォルト・テンプレートとして使用されるプロジェクト・テンプレートの名前。
システム・プロファイル値
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
訪問タイプ | AHL_PLANNING_VISIT_TYPE | Aチェック、Bチェック、Cチェック | ユーザー |
カテゴリ | AHL_LTP_SPACE_CATEGORY | カテゴリ1、カテゴリ2… | 拡張可能 |
時間リスト | AHL_VWP_HOURS | 00, 01… | ユーザー |
訪問優先度 | AHL_VWP_VISIT_PRIORITY | 1,2,3,4... | ユーザー |
Application Object Library参照
長期計画モジュールを使用すると保守担当者は、最適なリソース活用および施設の能力とキャパシティを考慮して、保守訪問の保守要件を計画し、必要な資材を計画できます。
保守担当者は次のことを実行できます。
既知の作業との兼ね合いを考え、スキル、レベル、認可、使用可能ツール、資材、事業所能力に基づいて利用可能労働力を調べ、保守作業キャパシティを評価します。
訪問を作成して、長期および短期のキャパシティ計画のためにイベントをグループ化し、保守ベースへのスケジューリングを容易にします。
シリアル管理品目を選択し、訪問の特定のタスク用に予約します。
正確なスケジューリングとキャパシティ計画のため、訪問リソース要件を定義します。
キャパシティを作業負荷要件と比較分析します。
実際の計画変更を実行する前に、シミュレーションを実行して様々なスケジューリング・シナリオを評価します。
長期計画では、保守要件と利用可能キャパシティのバランスを考慮した最適な保守スケジュールを作成できます。保守計画者は、ユニット保守計画からの予測保守要件を、予測保守キャパシティとのバランスを考慮して調整できます。
シリアル番号予約を使用することで、保守計画者は資材所要量の全体ビューを提供し、カウンタ値に関連付けられている品目の特定の事業所および特定の時点における資材可用性を示すことができます。これにより機体の不稼働期間を短縮し、副部品の耐用年数を延ばすことができます。シリアル番号予約はOracle Inventoryで設定します。
長期計画の詳細は、Oracle Complex Maintenance, Repair and Overhaulユーザー・ガイドおよびOracle Planningを参照してください。
長期計画モジュールの設定では、参照値を次の説明のとおりに定義します。
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
カテゴリ | AHL_LTP_SPACE_CATEGORY | カテゴリ1、カテゴリ2… | 拡張可能 |
限定表示 | AHL_LTP_VISITS_DISPLAY_ONLY | 予定、予定外 | 拡張可能 |
ステータス | AHL_LTP_SPACE_STATUS | 非アクティブ、アクティブ | 拡張可能 |
訪問タイプ | AHL_PLANNING_VISIT_TYPE | Aチェック、Bチェック、Cチェック | ユーザー |
Application Object Library参照
作業モジュールでは、訪問に関連付けられている定例タスクや非定例タスクを実行できます。また、Install Baseで追跡される品目に対してタスクを実行することもできます。
保守担当者は次のことを実行できます。
フィルタ済検索要素を使用して、定例ジョブや非定例ジョブを検索します。
予定、予定外および都合保守の訪問タスクからジョブを作成します。
品目のサービスが困難になったときに、報告された問題を追跡するサービス要求を作成します。
作業定義および作業追跡のため、非定例ジョブに工程を作成します。
スケジュールとステータスの調整と、完了、延期および実際の開始日と終了日の選択を行うことで、ジョブを管理します。
工程の更新と、資材およびリソース要件の追加、削除、更新によって、工程を管理します。
ジョブおよび工程の遵守のため、ルート管理からのルート設定を使用して品質を管理します。
保守計画者は、ジョブの作成や、資材と部品の変更取引のサービスの開始、ジョブ工程保守を実行できます。
作業モジュールの設定には次が含まれます。
システム・プロファイル・オプションの設定。
参照の定義。
システム管理者職責にアクセスします。「システム・プロファイル値」ウィンドウにナビゲートします。
この表のとおり、システム・プロファイル・オプションを設定します。
プロファイル | サイト(値) | 説明 |
---|---|---|
AHL: ジョブ延期検査タイプ | 延期承認 | 作業ジョブ延期に使用される品質計画検査タイプ |
AHL: MRB処分検査タイプ | MRB承認要 | 追跡対象の品目にMRB保管場所が返されるときに使用する品質計画検査タイプ。 |
AHL: 資材ステータス | 有効/無効 | 追跡対象の品目が、このステータスに関連付けられている条件で、このステータスに関連付けられている保管場所に返される場合に、MRBおよびサービス要求作成に対して品質検査要件をトリガーするステータス。 |
AHL: 資材ステータス - サービス可能 | 有効 | サービス可能品を示すステータス。導入品目が、このステータスに関連付けられている条件を満たし、このステータスに関連付けられている保管場所から出庫されるようにするためのステータス。 |
AHL: 資材ステータス - サービス不可 | 有効 | 追跡対象の品目が、このステータスに関連付けられている条件で、このステータスに関連付けられている保管場所に返される場合に、サービス要求作成をトリガーするステータス。 |
AHL: 定例でない工程検査 | - | 非定例工程の検査が必要かどうかを決定します。 |
AHL: OE混合オーダー・タイプID | P -混合 | OSPオーダーを作成するオーダー・タイプ。 |
AHL: OE返品明細ID | P -返品 | OSPオーダーを作成する明細タイプ。 |
AHL: OE出荷のみ明細タイプID | P -標準 | OSP標準出荷のみ明細を作成する明細タイプ。 |
AHL: 代替品目の検証 | Yes/No | UCの代替品目で組織検証を有効または無効にします。 |
システム・プロファイル値
アプリケーション開発者職責にアクセスします。
「アプリケーション」>「参照」>「Application Object Library」を選択します。「Application Object Library参照」ページが表示されます。
この表の説明のとおり、参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
---|---|---|---|
限定表示 | AHL_LTP_VISITS_DISPLAY_ONLY | 予定、予定外 | 拡張可能 |
ステータス | AHL_LTP_SPACE_STATUS | 非アクティブ、アクティブ | 拡張可能 |
訪問タイプ | AHL_PLANNING_VISIT_TYPE | Aチェック、Bチェック、Cチェック | ユーザー |
Application Object Library参照
航空業界では、欠陥部品は除去されサービス不可在庫場所に保管されてから、作業指示が作成されます。Oracle Inventoryのサービス・オーダーでは、訪問や作業指示を作成することなく、品目に対するオーダーを在庫事業所から直接作成できます。このプロセスはデフォルト・データを使用して自動的に行われます。外部処理のための在庫サービス・オーダーの機能は次のとおりです。
出荷情報を使用して、選択した品目の自動サービス・オーダーが作成されます。
ベンダーおよびサービス・ソース・ルールは品目および品目事業所に基づいて定義されます。
ベンダー情報と顧客情報の関連が定義されます。
ベンダーを保証サービスの提供元として識別できます。
サービス・オーダーに保証契約および条件を含めることができます。
サービス・オーダーの作成で、在庫内のシリアル管理品目と非シリアル管理品目の両方を選択できます。
添付を作成して保守できます。
サービス・オーダーを交換オーダーに変換できます。
この図は、在庫サービス・オーダー外部処理機能の設定ステップとプロセス・フローを示しています。
在庫サービス・オーダー外部処理機能を使用するには、前提条件を満たす必要があります。
サービス・オーダーが自動的に作成されるよう、デフォルト情報を作成するプロファイル・オプションを設定します。
外部処理サービス(OSP)ベンダーを定義します。
部品、サービスおよびベンダーの関連を定義します。
ベンダーと顧客の関連を定義します。
顧客出荷デフォルトを定義します。
プロファイル・オプションの設定には次が含まれます。
プロファイル | 説明 |
---|---|
AHL: サービス・オーダー・デフォルト出荷優先度 | 外部処理でサービス・オーダーの出荷情報を作成するときに使用されるデフォルトの出荷優先度。この値は、定義済の使用可能出荷優先度から選択されます。このプロファイルが設定されていない場合、値を手動で選択する必要があります。 |
AHL: OM免税事由 | 免税受注の作成時に出荷理由に使用される免税事由。この値は出荷情報の作成に必要です。 |
AHL: ベンダー・サービス期間 | サービス用に出荷された部品の回収時間の計算に使用されるサービスの期間。このプロファイル・オプションは、期間が定義されていない場合に計算で使用されるデフォルト・サービス期間を決定します。単位は日数です。 |
AHL: OM出荷優先度 | 出荷情報のある在庫サービス・オーダーを作成するときに使用される出荷優先度のデフォルト値。 |
AHL: OM明細返品事由 | 出荷情報のある在庫サービス・オーダーを作成するときに使用される出荷返品明細の返品事由のデフォルト値。 |
AHL: OM混合オーダー・タイプID | 出荷情報のOrder Managementのオーダー・タイプ。バックグラウンドでオーダーを自動作成するときに使用されます。 |
AHL: OM出荷のみ明細タイプID | 出荷明細のOrder Management明細タイプ。バックグラウンドでオーダーを自動作成するときに使用されます。 |
AHL: OM返品明細タイプID | 返品明細のOrder Management明細タイプ。バックグラウンドでオーダーを自動作成するときに使用されます。 |
AHL: サービス・オーダー出荷IB取引サブタイプ | Oracle Install Baseの顧客によって使用されるタイプで、出荷取引の顧客固有取引サブタイプを定義できます。 |
AHL: サービス・オーダー返品IB取引サブタイプ | Oracle Install Baseの顧客によって使用される取引サブタイプで、返品取引の顧客固有取引サブタイプを定義できます。 |
AHL: 交換オーダー出荷IB取引サブタイプ | Oracle Install Baseの顧客によって使用される取引サブタイプで、交換オーダーの顧客固有取引サブタイプを定義できます。 |
AHL: 交換オーダー返品IB取引サブタイプ | Oracle Install Baseの顧客によって使用される取引サブタイプで、交換オーダー返品の顧客固有取引サブタイプを定義できます。 |
AHL: 発注明細摘要の品目/シリアル番号での上書き | 発注上のサービス品目の部品番号とシリアル番号。 |
AHL: 発注明細摘要品目番号接頭辞 | 発注上のサービス品目の摘要内の品目番号。 |
AHL: 発注明細摘要シリアル番号接頭辞 | 発注上のサービス品目の摘要内のシリアル番号。 |
AHL: 発注明細タイプID | 発注の作成時に作成されるデフォルトの発注明細タイプ。 |
AHL: OSPデフォルト発注配分作成 | OSPから発注を発行するときに、発注作成プロセスによってデフォルトの会計配分が作成されるかどうかを示します。 |
関連トピック
Oracle Complex Maintenance, Repair and Overhaulユーザー・ガイドの外部処理の管理
「管理」リンクを使用して、訪問作業パッケージ・モジュールおよび長期計画モジュールに関連する管理機能を実行できます。
ユーザーは次を実行できます。
部門シフトを作成します。
保守空間を定義し、空間使用不可を決定します。
信頼性計画機能を使用して、保守施設および一時ステーションの在庫レベルを低減します。
信頼性計画機能はOracle InventoryとOracle Planningで設定されます。
部門シフトは保守部門の作業時間を定義するために作成されます。このシフトは予定されている訪問におけるタスクの開始時間の計算に使用されます。
製造および物流マネージャ職責職責から、「Oracle bills of Material」>「設定」>「カレンダ」にナビゲートします。「稼働日カレンダ」ウィンドウが表示されます。BOMカレンダを定義します。
稼働日カレンダ
「シフト」ボタンをクリックして、カレンダにシフトを定義します。
シフト
「稼働日パターン」をクリックして、「シフト稼働パターン」にナビゲートします。シフトの稼働日を入力します。
稼働日パターンの定義
ここで定義したカレンダ、シフト番号、稼働日の各値は、Oracle CMROアプリケーションで部門シフトを作成する際、それぞれ対応する値リストで使用できます。部門シフト・レコードの作成の詳細は、『Oracle Complex Maintenance, Repair, and Overhaulユーザー・ガイド』を参照してください。
Oracle CMROは、構成管理とエンジニアリングから保守の計画と実行に至るまで、すべての保守工程を円滑に管理するための包括的な機能を保守組織に提供します。
Enigma 3C ®は保守、部品および診断情報の動的サービス索引を提供します。この索引から運用に関する専門的な知識を取得できる他、企業の主要システムに接続できるため、サービスとサポートのワークフローの管理して最適化できます。
保守サービス事業者はOracle CMROとEnigma 3Cの統合でもたらされる各種のツールを使用して、CMROの構成管理、エンジニアリングおよび保守計画機能を、ワイヤレス環境にあるEnigmaの文書主体の保守実行システムに接続できます。
Enigma統合では次のことが行われます。
航空機保守マニュアル(AMM)タスクをルート管理に関連付けます。
Enigma構成情報をマスター構成に関連付けます。
Enigma構成情報をユニット構成に関連付けます。
CMRO実行モジュールでEnigmaコンテンツを表示および印刷します。
プロファイルの設定には次が含まれます。
プロファイル | 説明 |
AHL: 関連するEnigma AMM文書 | AMM(航空機保守マニュアル)タスク・カードがCMROのルートに関連付けられます。プロファイルを「No」に設定すると、Enigmaからの文書を関連付けることができません。 |
AHL: 関連するEnigma WDM文書 | 保守技術者は保守作業指示に関連付けられている関連Enigma文書を表示できます。このプロファイルを「No」に設定した場合、関連付けられているEnigma文書を表示できません。 |
AHL: 関連するEnigma IPC文書 | 保守技術者は保守作業指示に関連付けられている関連Enigma文書を表示できます。このプロファイルを「No」に設定した場合、関連付けられているEnigma文書を表示できません。 |
AHL: 関連するEnigma EM文書 | 保守技術者は保守作業指示に関連付けられている関連Enigma文書を表示できます。このプロファイルを「No」に設定した場合、関連付けられているEnigma文書を表示できません。 |
複雑な保守修理精密検査不明な統合URL | 構成マネージャはEnigma 3Cコンテンツをマスター構成ヘッダー・レベルで取得、表示および関連付けることができます。プロファイルを「No」に設定した場合、Enigma文書領域は表示されません。 |
AMM(航空機保守マニュアル)タスク・カードはCMROのルートに関連付けられます。これらのタスク・カードにはAMM、IPCおよびWDMマニュアルからのコンテンツが含まれています。CMROではタスクの改訂が保持され、ルートへの添付ファイルとしてPDFファイルも保存されます。この機能を実現するため、Oracle CMROでは次の設定ステップが実行されます。
ルート・テンプレートの草案を作成し、Enigmaコンテンツを基にPDFファイルをルート・テンプレートに関連付けるコンカレント・プログラムを提供します。
Enigma XMLファイルのタスク・コンテンツの改訂に基づき通知を作成するコンカレント・プログラムを提供します。
Enigma URLを呼び出し、AMMキー・パラメータをEnigmaに渡します。
Enigmaからの文書パラメータの受入れとCMRO内での文書関連の作成を行うWebサービスを提供します。
Enigma文書をPDFファイルとして格納する機能を作成します。
Enigma AMMタスクの関連付けを表示するユーザー・インタフェースを作成し、文書コンテンツを表示するEnigma URLを呼び出します。
Enigma 3Cアプリケーション内の構成情報を参照し、CMROマスター構成に関連付けることができます。この関連付けを使用すると、ユニット構成および作業モジュール内で文書コンテンツを表示できます。この機能を実現するため、Oracle CMROでは次の設定ステップが実行されます。
Enigma URLを呼び出し、AIPC、EMまたはWDMキー・パラメータをEnigmaに渡します。
文書パラメータを受け入れるためのWebサービスを提供します。
Enigmaの文書関連付けをPDFファイルとして格納する機能を作成します。
Enigma AIPCの関連付けを表示するユーザー・インタフェースを作成し、文書コンテンツを表示するURLを呼び出します。
関連付けた文書をユニット構成モジュールで表示するユーザー・インタフェースを提供します。
保守技術者は、CMRO内の特定の作業指示に関連付けられているEnigma文書を表示および印刷できます。欠陥が見つかったときに保守技術者は、Fault Identification Manual(FIM)トラブルシューティングを参照できます。この機能を実現するため、Oracle CMROでは次の設定ステップが実行されます。
作業指示に関連付けられたEnigma文書を表示および印刷するためのユーザー・インタフェースを提供します。
Oracle CMROは、追跡可能品目の保証を品目のライフサイクルにわたって管理する機能を、保証テンプレートとそれに関連付けた保証契約を通して実現します。
供給元保証の設定には次が含まれます。
保証タイプの参照値を定義します。この値は保証テンプレートおよび保証契約のレコードに必要な値で、複数の検索ページで保証テンプレートと保証契約をフィルタリングするときに役立ちます。
保証サービスを提供できるベンダーを識別します。ベンダー・レコードにフラグが付き、複数の保証ページの値参照のベンダー・リストで、ベンダーを識別できるようになります。ベンダーは保証テンプレートと保証契約レコードでも必須の属性です。
既存の追跡可能在庫品目について契約を作成します。
通知を設定します。通知は、保証ステータスの変更、保証作業の完了、保証契約の失効および新規契約の自動作成について警告するために使用されます。
コンカレント・プログラムのスケジューリング。保証管理者ユーザーを支援するため、保証の失効と保証契約の自動作成を設定してスケジューリングする必要があります。
アプリケーション開発者職責を使用してログインします。
参照ウィンドウにナビゲートし、次の表のとおり参照を定義します。
属性 | 参照 | 提案値 | アクセス・レベル |
保証タイプ | AHL_WARRANTY_TYPE | 機体OEM、エンジンOEM、部品OEM、機体MRO、エンジンMRO、部品MRO、サードパーティ | ユーザー |
スーパーユーザーまたは同等の職責でログインします。
管理モジュール、「ベンダー・ソーシング」タブ、「ベンダー」サブタブにナビゲートします。
各ベンダーの「保証フラグ」を選択し、これらに保証サービスの提供能力があることを指定します。
「適用」をクリックしてレコードを保存します。
Oracle CMROでは、通知機能を使用して供給元保証を管理できます。
保証資格の受入と否認に対する変更 - 技術者が作業指示上の保証資格を変更すると、保証管理者に変更の通知が送信されます。
管理者は「保証資格」ページを使用して、変更を受入または否認できます。
保証レビュー - 技術者が作業指示上の保証資格のレビューを要求すると、保証管理者に通知が送信されます。
管理者は「保証資格」ページを使用してレビューを管理します。
保証失効 - スケジュールしたコンカレント・プログラムによって、ユーザー定義の期間中(システム日から60日以内など)に失効するすべての保証契約が記載されたレポートが生成されます。
このレポートは、選択されたユーザーに通知を通して送信されます。
保証契約の自動作成 - スケジュールしたコンカレント・プログラムによって、CMROに導入された該当の品目インスタンスに対して保証契約が生成されます。
関連するレポートは、選択されたユーザーに通知を通して送信されます。
仕入先の保証条件が適用される既存在庫には、保証契約を割り当てる必要があります。仕入先、条件および関連付ける品目のそれぞれについて、保証テンプレートを設定することをお薦めします。各品目インスタンスの保証契約を手動で定義する方法と、自動作成用のコンカレント・プログラムを実行し、契約を保留ステータスで生成する方法があります。これらの各契約は手動レビューが可能で、ステータスは適宜更新できます。
保証契約が正しく生成されるようにするには、保証テンプレートと品目インスタンスの関連で次が満たされている必要があります。
品目が一致し、保証テンプレートで正しく使用できるようになっていること。
カウンタ制御される場合は、対応するカウンタを保証テンプレートに追加すること。
Oracle CMROには支援用のコンカレント・プログラムが含まれています。
保証失効 - このプログラムを日次または週次で実行し、各保証契約の失効日を再計算する必要があります。
このプログラムでは、ユーザー定義の期間中(例: 60日)に失効する契約を示すレポートと、失効に関する通知が生成されます。このプログラムを品目インスタンスに対して手動で実行し、最新の失効日計算を実行できます。
保証契約自動作成 - このプログラムを週次で実行し、Oracle Install Baseで作成された該当の品目インスタンスについて新規契約を作成する必要があります。
保証テンプレートが有効になっている品目に基づいて、このプロセスでは新規契約が保留ステータスで作成されます。各新規契約のレポートは通知経由で表示でき、手動でレビューを行い有効化することができます。
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