Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド リリース12.2 B72358-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
主要生産資源のガントでは、製造現場が生産資源別にグラフィック表示されるため、特定の生産資源に対する負荷を簡単に視覚化できます。主要生産資源のビューを使用すると、生産資源の過負荷を特定して見きわめ、製造現場のボトルネックを発見できます。
リリースされたロット基準製造オーダーをグラフィック表示できます。ワークベンチでは、特定の生産資源または一連の生産資源について、すべての製造オーダーで完了した工程、現在の工程および今後の工程が表示されます。工程の段階が、カラー・コードで示されます。
ワークベンチで、次の操作が可能です。
生産資源過負荷を表示し、生産資源生産能力を更新。
工程の開始日と終了日を更新。
代替生産資源に切替え。
生産資源インスタンスを割り当て、または異なる生産資源インスタンスに変更。
Oracle Shop Floor ManagementのHTMLユーザー・インタフェースを使用して、推奨パスを変更、または代替構成部品を選択。
変更を行った場合は、中間点、前方、後方の計画に基づいて製造現場を再計画できます。計画は、無限計画方法に基づいて行われます。
この項のトピックは、次のとおりです。
生産資源計画ワークベンチを起動するには、Oracle Shop Floor Managementの職責で、「生産資源計画ワークベンチ」メニュー項目から、「ロット基準製造オーダー」ウィンドウの「生産資源計画ワークベンチ」に移動します。
ワークベンチが開き、「ナビゲータ」階層と「ガント・チャート」ですべての製造オーダーが表示されます。
ワークベンチ左側のナビゲータに生産資源が表示され、「ガント・チャート」ペインには、その生産資源が使用される製造オーダー工程を表すグラフィカルなバーが表示されます。
「自分の資源」はナビゲータのルートで、ワークベンチを最初に開いたときには生産資源がありません。選択した生産資源と表示順序は、「ユーザー作業環境」に保存されます。
生産資源から下位にドリルダウンすると、その生産資源のすべての生産資源インスタンスが表示されます。ナビゲータの「生産資源」には、Personタイプのインスタンスも表示されます。同じ個人を複数の生産資源に割り当てることができます。
ナビゲータの「生産資源」は、生産資源と所有部門の組合せで、その生産資源の下位にある生産資源はいずれもその部門に属します。
タイムラインのバーは、生産資源が使用されている製造オーダー工程を表します。バーの長さが、その製造オーダー工程で使用される生産資源の開始時刻と終了時刻を表します。
各製造オーダーと工程のバーには、生産資源が使用される製造オーダー、工程および部門を表すラベルがあります。ラベルは、「作業環境」ウィンドウでカスタマイズできます。
複数の製造オーダーと工程で生産資源を使用し、それらの製造オーダーと工程が重複している場合は、バーもカスケード形式で重複します。
ロット基準製造オーダーの現在の工程は、異なる色で表示されます。
ユーザー作業環境では、ガント・チャートで最初に表示される生産資源を選択できます。未選択リストの生産資源が、部門別にナビゲータに表示され、部門が所有している生産資源はナビゲータの第2レベルになります。
ユーザー作業環境を定義する手順
「ロット基準製造オーダー」ウィンドウの「生産資源計画ワークベンチ」に移動します。
「作業環境」を選択し、ワークベンチで表示する生産資源を選択します。
表示する生産資源を「未選択」領域で選択し、「自分の資源」領域に移動します。
選択した生産資源を「自分の資源」領域に移動すると、ワークベンチにその生産資源名と、所有する部門が表示されます。ナビゲータで生産資源が表示される順序は、「自分の資源」領域での順序によって決まります。「未選択」領域で「部門」カテゴリを選択して「自分の資源」領域に移動すると、その部門のすべての生産資源が「自分の資源」領域に含まれます。
生産資源の標準順序を変更するには、「自分の資源」領域で生産資源を選択し、矢印を使用して生産資源を移動します。「未選択」リストに残った生産資源は、ワークベンチに表示されません。
「開始時のデフォルトの位取り」に値を入力します。
デフォルトの「行の高さ」を入力します。
「バー・テキスト」を選択します。組立名または製造オーダー名を表示できます。
ガント・チャートに表示する、ロット基準の「製造オーダー・ステータス」値を選択します。選択した「製造オーダー・ステータス」値のみがガント・チャートに表示されます。
「OK」を選択したとき、「自分の資源」領域に対する変更を保存する場合は、「変更の確定」インディケータ選択します。
タイムラインのバーは、生産資源が使用されている製造オーダー工程を表します。バーの長さが、その製造オーダー工程で使用される生産資源の開始時刻と終了時刻を表します。
各製造オーダーと工程には、生産資源が使用される製造オーダー、工程、部門を表すラベルがあります。
複数の製造オーダーと工程で生産資源を使用し、それらの製造オーダーと工程が重複している場合は、バーもカスケード形式で重複して表示されます。
ロット基準製造オーダーの現在の工程は、異なる色で表示されます。
インスタンスは、ナビゲータの生産資源ノードの下に表示されます。
特定のインスタンスに割り当てられた製造オーダー工程が、インスタンス・レベルのタイムラインに表示されます。
特定のインスタンスに割り当てられていない製造オーダー工程が、生産資源レベルに表示されます。
バッチ可能生産資源が使用される製造オーダー工程は重複します。
「代替生産資源」は、ナビゲータとタイムラインに表示されます。
生産資源の設定時間は、製造オーダー工程バーとは別のバーとして表示されます。設定時間のバーの色は、製造オーダー工程バーの色とは異なります。
工程のカラー・スキームは次のとおりです。
灰色: 完了した工程
青色: 現在と今後の工程
赤色: パスから削除された現在の工程
カーソルを製造オーダー工程の上に置くと、その製造オーダー工程のバーが選択されます。バーの上にカーソルを置いたままにするとツール・ヒントが表示され、製造オーダーの詳細が示されます。
同時生産資源を含む製造オーダー工程の上にカーソルを置くと、対応する他の同時製造オーダー工程生産資源が選択されます。同じように、バッチ生産資源の製造オーダー/工程の上にカーソルを置くと、そのバッチの他の製造オーダー/工程も選択されます。
ガント・チャートのバーには、進捗識別子が含まれます。ロット基準製造オーダーに部分的な完了はないので、この識別子に表示されるのは0%か100%です。完了した工程と完了していない工程が別々に表示されます。
重複するバーのグループの中でバーを選択すると、そのバーがグループの最上位に表示されます。バーの垂直位置は変わらず、マウス・ボタンを押している間はバーが表示され続けます。マウス・ボタンを放すと、バーは元の位置に戻ります。
製造オーダー、工程または生産資源のプロパティ・ウィンドウは、「ガント・チャート」ペインで使用できます。これらのウィンドウに、日付、数量、計画データの説明に関する情報が示されます。参照: 「製造オーダー・プロパティ」ウィンドウ、「工程プロパティ」ウィンドウおよび「生産資源プロパティ」ウィンドウ。
ナビゲータ階層または「ガント・チャート」ペインで、製造オーダー、工程または生産資源を右クリックします。
製造オーダー、工程または生産資源を右クリックします。
ドロップダウン・メニューが表示されます。
「プロパティ」を選択します。製造オーダー、工程、生産資源それぞれのプロパティ・ウィンドウが表示されます。
工程生産資源バーを右クリックして「製造オーダー情報の表示」メニューを選択すると、ウィンドウの下部に製造オーダー表示が開きます。
製造オーダー表示領域で工程を右クリックして「プロパティ」メニューを選択すると、その製造オーダー工程のプロパティ・ウィンドウが表示されます。
ロード・グラフは、ウィンドウの下部に表示されます。ツールバーにあるロード・グラフのアイコンを押すと、ロード・グラフの表示のオン/オフを切り替えることができます。
ロード・グラフに表示する生産資源を選択するには、「生産資源の選択」ボタンをクリックします。選択した生産資源の名前は、ロード・グラフの行ごとに表示されます。選択する生産資源は部門生産資源で、生産資源の名前に、所有部門が続いて表示されます。
ロード・グラフを表示して「生産資源の選択」ボタン経由で生産資源を選択する他に、ツリーで生産資源を右クリックしてそのロードを表示することもできます。ツリーで生産資源を右クリックするとポップアップ・メニューが開き、そこから生産資源ロードの表示オプションを選択できます。このオプションを選択すると、ロード・グラフが自動的に表示され(まだ表示されていない場合)、生産資源のロードが表示されます。
ワークベンチで生産資源(またはインスタンス)を右クリックするか、ロード・グラフ領域で生産資源(またはインスタンス)を右クリックすると、生産能力例外を定義できます。「生産能力の変更」を選択すると、「生産能力変更」ウィンドウが表示されます。
生産能力例外を定義するとき、例外の事由を定義できます。事由コードを定義するには、「生産資源生産能力変更事由」に移動します。「部品構成表」ウィンドウ、またはワークベンチで例外を定義するとき、生産能力変更に事由コードを適用します。
事前シードされる事由コードには、次のものがあります。
内訳
計画保守
工場停止
研修中
使用不可
生産能力例外のために生産資源の可用性がゼロになった場合、生産資源の生産能力例外がタイムラインに表示されます。例外は、タイムライン上に影付き領域として表示され、色は週末表示と同じです。
生産能力例外は、生産資源レベルと生産資源インスタンス・レベルの両方で表示されます。
生産資源計画ワークベンチでは、リストされている生産資源からの製造オーダー工程と、生産能力に対する生産資源の表示/非表示を切り替えることができます。分析の問題点を特定できるので、タスクを変更できるようになります。たとえば、生産資源でそれらのタスクが実行される順序や、他の生産資源へのタスクの移行などです。
「表示」メニューから「生産資源ロード」インディケータを選択します。
ツールバーから「生産資源ロードの表示/非表示」を選択します。
「生産資源の選択」ペインと生産資源ロード対生産能力ペインが表示されます。
「表示」メニューから「生産資源ロード」インディケータを再度選択します。
「表示」メニューまたはツールバーから、生産資源の表示/非表示を再度選択します。
「生産資源の選択」ペインと生産資源ロード対生産能力ペインが非表示になります。
特定の生産資源を選択できます。生産資源の名前を確定できない場合は、製造オーダーと工程を展開し、特定の生産資源を表示します。生産資源バーをマウスのポインタで選択します(生産資源の名前を示す黄色いポップアップ・テキストが表示されます)。生産資源の名前は、「生産資源プロパティ」ウィンドウにもあります。
生産資源を選択する手順
「生産資源の選択」ペインで、「生産資源の選択」ボタンを選択します。
「生産資源の選択」ウィンドウが表示されます。
「使用可能生産資源」ペインで、生産資源またはインスタンスを選択します。
右矢印ボタンを選択します。
「選択した生産資源」ペインに生産資源が表示されます。
「OK」を選択します。
生産資源の名前と説明が「生産資源の選択」ペインに表示され、対応する生産資源のグラフィックが生産資源ロード対生産能力ペインに表示されます。ここに、この生産資源を必要とする製造現場におけるすべての製造オーダーの生産資源ロードが表されます。デフォルトのグラフィック表示は表です。「所要」と「使用可能」のキー・インディケータが表示されます。
グラフィックのドロップダウン・メニューから、「連続」を選択します。
連続の線グラフが表示されます。「所要」、「使用可能」、「過負荷」のキー・インディケータが表示されます。
グラフィックのドロップダウン・メニューから、「バー」を選択します。
棒グラフが表示されます。「所要」と「使用可能」のキー・インディケータが表示されます。
マシンまたは人員の可用性に応じて、生産資源生産能力を調整できます。これには、次が含まれます。
1日分の生産能力を削減または追加して、時間外シフトまたは製造現場のクローズを調整します。
余剰の生産資源が確保できた場合に生産資源単位を追加、あるいは生産資源を使用できない場合に生産資源単位を削除します。
製造オーダー工順で、生産資源の「割当ユニット」または「使用レート」を調整します。
生産資源の変更を計画にリンクするには、シミュレーション・セットを使用します。定義したシミュレーション・セットは、Oracle Bills of Materialの生産資源に関連付けられ、「仕掛パラメータ」ウィンドウでWork in Processの計画にリンクされます。
生産資源生産能力を調整するには、2つの方法があります。
Oracle Bills of Materialで「部門」ウィンドウに移動し、そこから「生産資源」、「シフト」、「生産能力変更」の各ウィンドウを開きます。
生産資源計画ワークベンチから、「生産能力変更」ウィンドウを直接開きます。
Bills of Materialを通じて生産資源生産能力を調整する手順
Oracle Bills of Materialから「部門」ウィンドウに移動します。
「生産資源」を選択して、「生産資源」ウィンドウに移動します。
生産資源を選択し、「シフト」を選択します。
「シフト」ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用して、稼働日カレンダに割り当てられているものから生産資源にシフトを割り当てます。
シフトを選択して「生産能力変更」を選択し、シフトの生産能力変更を定義します。
「生産能力変更」ウィンドウが表示されます。生産能力の変更には、日数の追加と削減も含まれます。
「仕掛パラメータ」ウィンドウで定義されている所定のシミュレーション・セットを選択します。
作業を保存します。
生産資源計画ワークベンチで、「表示」メニューから「生産資源ロードのリフレッシュ」を選択して、変更を表示します。
「複数作業指示の計画」を選択し、生産能力の調整を製造現場計画に適用します。
注意: 代替生産資源を選択した場合に、現在の工程を変更し、ワークベンチで製造オーダーを保存しても、HTMLベースのユーザー・インタフェースに変更は表示されません。現在の工程に対する変更はWIP表に格納され、Shop Floor Managementのコピー表には格納されないためです。Shop Floorコピー表には、直前のAPSと無限計画での手動変更からの情報が格納されます。
スケジューラ・ワークベンチから直接調整する手順
「表示」メニューまたはツールバーから「生産資源ロード」を選択し、生産資源ロード対生産能力ペインを表示します。
「生産資源の選択」ペインで生産資源を選択します。
生産資源がインスタンス別に計画されている場合に、生産能力を調整するには、「使用可能生産資源」ペインでインスタンスを選択します。インスタンスではなく生産資源を選択する場合、実行できる処理は日の削減のみです。
ワークベンチに生産資源が表示されたら、調整する生産資源を選択して右クリックします。
リストが表示されます。
「生産能力の変更」を選択します。「生産能力変更」ウィンドウが表示されます。このウィンドウが表示されるには、生産資源を部門とシフトに割り当てる必要があります。
「生産資源」と「部門」の各フィールドに、生産資源名と、それが割り当てられている部門が表示されます。「シミュレーション セット」フィールドには、生産資源変更を、使用可能な生産資源生産能力にリンクするためのシミュレーション・セットが表示されます。
インスタンス別計画フィールドには、生産資源にインスタンス(マシン・タイプまたは作業タイプ)が指定されているかどうかに応じて、「Yes」または「No」が表示されます。これは、「生産資源」ウィンドウのインスタンス別計画インディケータで設定されます。
ウィンドウの「生産能力変更」領域で、生産資源定義に応じて情報を変更または追加できます。
インスタンス別に計画されている生産資源を選択する場合、「処理」フィールドで使用できる値は日の削減のみです。これらの生産資源の場合、インスタンスを開いて生産能力を調整してください。
「シフト」フィールドで、値リストから使用可能なシフトを選択します。
シフトは、生産資源を部門に割り当てるときに、「シフト」ウィンドウで定義されます。
実行する処理を選択します。選択肢は、「生産能力追加」、日の削減、「生産能力削減」、日の追加です。
削減できるのは稼働日のみ、追加できるのは非稼働日のみです。
生産能力を追加または削減する場合は、変更する生産能力単位を選択します。
「単位」フィールドの値は、この部門に割り当てられている生産資源の単位がデフォルトになり、変更が可能です。
「日付」フィールドの「自」と「至」で、この生産能力処理が発生する日付を選択します。
「時間」フィールドの「自」と「至」は、シフト情報がデフォルトで設定されますが、変更可能です。
作業を保存します。
「生産資源ロードのリフレッシュ」を選択して、変更を表示します。
製造オーダー、工程、生産資源の開始日と終了日を手動で再計画できます。
バーの開始と終了をクリックしてドラッグ
「計画の編集」ウィンドウを使用
選択した製造オーダー、工程、生産資源の開始日と終了日を表示する「バー・インスペクタ」ウィンドウを開くことができます。
制約や計画ルールに関係なく、任意の製造オーダー、工程、生産資源を手動で再計画できます。
ポインタを使用して手動で前後に再計画する手順
製造オーダー、工程、生産資源のバーの開始または終了をポイントします。
クリックして、右(前方)または左(後方)にドラッグします。
バーの開始または終了が、それぞれ右または左に移動します。
作業を保存します。
エディタを使用して手動で前後に再計画する手順:
バーを右クリックします。
リストが表示されます。
「計画の編集」を選択します。
「計画の編集」ウィンドウが開きます。
「開始日」と「終了日」の各フィールドに、必要な製造オーダーまたは工程の新しい開始日/終了日を入力します。
「適用」を選択します。
バーが新しい開始日と終了日に移動します。
作業を保存します。
時間の変更: バーのドラッグで製造オーダー工程を変更または再計画できるのは、時間についてのみです。バーの期間(幅)を変更することはできません。
ドラッグ操作で揃えられるように、スナップ機能を使用できます。この機能を使用すると、小さすぎてガント・チャート上で視覚的に捉えられない、工程間のわずかなギャップをなくすことができます。
注意: スナップ機能を使用する手順:
移動する製造オーダー工程バーを右クリックします。メニューが表示されます。
メニューからスナップを選択します。
「左にスナップ」または「右にスナップ」を選択します。左にスナップすると、製造オーダー工程の開始時刻が、最も近い別の製造オーダー工程の開始時刻または終了時刻に揃えられます。右にスナップすると、製造オーダー工程の終了時刻が、最も近い別の製造オーダー工程の開始時刻または終了時刻に揃えられます。
製造オーダー工程を再計画するときの動作は、その製造オーダー工程で使用されている生産資源のタイプによって異なります。
単一生産資源
単一生産資源とは、バッチ処理や同時処理されない生産資源です。
単一生産資源を使用する製造オーダー工程を再計画する手順
製造オーダー工程バーをクリックしてドラッグします。バーを放すと小さいウィンドウが開き、計画情報が表示されます。
ドラッグした製造オーダー工程生産資源バーの前後で計画するには、「スケジュール」を選択します。変更を実行しない場合は、「取消」を選択します。「取消」を選択するとウィンドウが閉じ、バーは元の位置に戻ります。
「スケジュール」を選択して製造オーダーを計画します。製造オーダーは、次のルールに従って計画されます。
ドラッグした製造オーダー工程生産資源または工程生産資源インスタンスは、ドラッグ先の位置にロックされ、その周辺で以前または今後の工程生産資源が計画されます。
製造オーダーは、ドラッグした製造オーダー工程生産資源の開始日から、先送りで計画されます。
以前の工程はすべて前倒しで計画されます。
同時生産資源を使用する製造オーダー工程を計画/再計画する手順
同時生産資源とは、他の生産資源と同時に実行される生産資源で、特定の製造オーダーの同じ製造オーダー工程で発生します。
変更する製造オーダー工程を選択し、バーをドラッグします。
製造オーダー工程をドラッグする場合、同じ製造オーダー工程で同時生産資源を含む他のインスタンスは、まず元の位置にとどまりますが、マウスを放すと、ドラッグしている工程と同じ量が移動されます。
バーを放します。この方法の計画は、単一生産資源を使用する場合と類似しています。同時生産資源を使用する場合、計画では複数の製造オーダー工程生産資源が考慮されます。
インスタンスの再計画
製造オーダー工程バーを、インスタンス・レベルでドラッグ(時間を変更)する場合も、他の手順と類似しています。ただし、いくつか注意する点があるので、それを次にあげます。
ドラッグしている製造オーダー工程が複数のインスタンスにまたがっている場合、ドラッグ時には1つの製造オーダー工程バーしか表示されませんが、完了すると、他のインスタンスも同じように移動されます。
他のインスタンスへの製造オーダー工程の再手配は行われません。
主要生産資源のガントを使用すると、ある生産資源から別の生産資源へ作業を移動できます。実行できる移動は、次の3種類です。
作業をインスタンスに移動
インスタンス間で作業を移動
生産資源の代替処理
作業をインスタンスに移動するには、製造オーダー工程を生産資源レベル・ノードからインスタンス・ノードに移動します。この処理を実行することによって、以前に未割当てだった製造オーダー工程を取得し、インスタンスに割り当てることができます。
作業をインスタンスに移動する手順
インスタンスに移動する製造オーダー工程生産資源を選択し、割当て先のインスタンスまで、バーを垂直方向にドラッグします。
インスタンスへドラッグする際には、次の条件があります。
ドラッグできるのは垂直方向のみで、製造オーダー工程の時間を変更することはできません。
ドラッグ先に計画済のインスタンスが存在する場合は、バーをドラッグしてそこにドロップできます。
複数のユニットを割り当てられている生産資源をドラッグする場合、割当てを実行するとユニットはインスタンス間で分散されます。生産資源インスタンスへのドラッグを実行後に、生産資源に2つのユニットが割り当てられている場合、割当て済の他のユニットが残りのインスタンスに割り当てられます。この動作は、Personタイプのインスタンスにも適用されます。
「スケジュール」を選択します。
インスタンス間で作業を移動する手順
移動元のインスタンスの製造オーダー工程を選択し、バーを移動先のインスタンスまでドラッグします。
インスタンス間でドラッグする場合の条件は、次のとおりです。
ドラッグできるのは垂直方向のみで、工程の時間を変更することはできません。
ドラッグ先に計画済のインスタンスが存在する場合は、バーをドラッグしてそこにドロップできます。
「スケジュール」を選択します。
代替生産資源への作業の移動は、生産資源レベルとインスタンス・レベルの両方で実行できます。特定のインスタンスに関連付けられている製造オーダー工程を代替に割り当てると、その製造オーダー工程は、代替の生産資源レベルで割り当てられます(つまり、インスタンスには関連付けられなくなります)。
作業を代替生産資源に移動する手順
割り当てる製造オーダー工程バーを右クリックします。「代替生産資源」ウィンドウが表示されます。
「代替」を選択します。
「スケジュール」を選択します。
「スケジュール」を選択すると、スケジューラが実行され、計画が完了すると、例外があればダイアログに表示されます。
HTMLユーザー・インタフェースを起動する手順
生産資源計画ワークベンチに移動します。
「ガント・チャート」領域で、製造オーダーまたは工程のバーを右クリックします。
ドロップダウン・メニューから「製造オーダー情報の表示」を選択します。「製造オーダー情報」領域で、製造オーダー情報が表示されている「ガント・チャート」領域の下部に新しいグラフィック領域が表示されます。
「製造オーダー情報」領域で製造オーダーのバーを右クリックします。
リストから「計画詳細」を選択します。「計画詳細」のHTMLウィンドウが開き、製造オーダーの計画詳細が表示されます。「計画詳細」のHTMLウィンドウから、ロット基準製造オーダーを変更できます。
参照: HTML UIを使用してロット基準製造オーダーの計画情報を変更する方法は、「Oracle Advanced Supply Chain Planning (ASCP)との統合」。
Copyright © 1996, 2013, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.