Oracle Shop Floor Management ユーザー・ガイド リリース12.2 B72358-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章のトピックは、次のとおりです。
連産品は同じ製品ファミリに属する組立または製品であり、同じ主構成部品から製造されています。連産品を定義する場合、組立、その計画率および主構成部品を指定します。組立の1つがプライマリ連産品であり、他は非プライマリ連産品です。連産品グループを定義する場合、基本部品構成表と非基本構成表(または共通構成表)の両方の構成部品を使用して、該当する部品構成表を作成します。連産品を作成する場合:
複数の最終品目の主構成部品として品目を定義します。
すべての最終品目について予想される配分を定義します。「連産品の定義」ウィンドウでこの情報を定義すると、最終品目の部品構成表が自動的に作成されます。
連産品のランクと配分率を関連付けます。
Oracle Shop Floor ManagementはOracle Planningと統合され、ロット基準製造オーダーとしての計画オーダーの実装や、既存のロット基準製造オーダーの再計画などの取引をプランナ・ワークベンチから実行できます。
連産品を定義する手順
「連産品の定義」ウィンドウに移動します。
検索基準を使用して既存の連産品関係を問い合せることができます。
既存の連産品を検索する場合は、「検索」を選択して検索基準を入力します。
新しい連産品を作成する場合は、「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
「構成部品」フィールドで品目番号を選択します。
組立の説明、および代替指標があればこれも表示されます。
「使用」領域で、「値」および「逆数」フィールドにデータを入力し、使用した数量を定義します。
「値」は組立の作成に必要な構成部品の数量、つまりそれぞれの連産品に必要な構成部品の数量です。「逆数」は自動的に計算されます。これは逆数の数量であり、構成部品の数量によって連産品の数量が決まります。
「基準」フィールドには、構成部品の連産品のタイプを入力して、資材の使用量を確定します。
「有効日付」領域で、この構成部品が将来の日付で無効にされる場合は「自」と「至」に値を入力します。
オプションで、データを入力して代替構成部品を定義できます。参照: 「「代替構成部品」ウィンドウ」。
「構成部品詳細」ウィンドウで情報を表示できます。
このウィンドウでは、構成部品の部品構成表情報を表示できます。参照: 「「構成部品詳細」ウィンドウ」。
「連産品」領域で、「連産品」フィールドに連産品の品目名を入力します。
品目番号の改訂レベルと設計変更番号が表示されます。
これがプライマリ連産品の場合、「プライマリ」チェック・ボックスを選択します。
1つの構成部品では、プライマリ連産品は1つのみです。非プライマリ連産品は、プライマリ連産品の構成表とともに共通部品構成表として設定されます。プライマリ連産品の構成表は、代替構成表または基本構成表のいずれかに使用されます。
作業を保存します。
完了した取引によって、構成部品のヘッダー・ゾーンで、主要品目とともに構成部品として入力されるそれぞれの連産品の部品構成表が作成されます。
コミットした後は、「期間分割率の定義」ウィンドウで連産品の分割率を入力できます。デフォルトでは、プライマリ連産品に100%、第2の連産品に0%が作成されます。ユーザーは「分割率」ボタンを押し、分割率のゾーンに移動できます。
このウィンドウを使用して、連産品の分割率を更新、または有効日範囲の分割情報を追加できます。
製造プロセスでは、最終製品の製造量は時間を追って向上します。たとえば、半導体業界などでは、ウェハーの品質はそのライフ・サイクルの間に向上します。ライフ・サイクルの初期では、構成部品であるウェハーでは、高性能のチップの生産率が低いとします。ただし、ライフ・サイクルの後期には、同じ構成部品で高性能のチップの生産率が高まることがあります。一定の期間で同一の構成部品から生じる連産品について、いくつかの計画率を設定すると、このプロセスをモデル化できます。
連産品の期間分割率を入力する手順
「連産品の定義」ウィンドウで、「分割率」を選択します。「期間分割率の定義」ウィンドウが表示されます。
有効日の分割の開始日付を入力します。
有効日の分割の終了日付を入力します。
新しい範囲に分割率を入力する前に、指定の範囲の分割率を保存します。
0から100までの分割率の値を入力します。
新しい範囲の分割率を入力する前に、分割率を保存します。
作業を保存します。
分割率を保存する際、ウィンドウに表示されている現在の日付範囲は、入力する有効日と失効日に応じて次のように変更されます。
連産品の定義が保存されると、時間範囲は連産品定義が作成された日から、将来の日付は無限として作成されます。このため、連産品の分割率は、連産品の定義後であればどの日付にも存在します。
入力する有効日は、現在の日付より後である必要があります。
新しい時間範囲が1つ以上の既存の時間範囲と重複している場合は、重複している時間範囲に、新しい時間範囲に対して入力した分割率が適用されます。既存の時間範囲は短縮されるため、重複している領域は新しい範囲となります。
既存の範囲が完全に新しい範囲と重複している場合は、既存の範囲の分割率データが削除されます。
注意: 新たに第2の連産品を追加する場合は、「連産品の定義」ウィンドウを使用してください。「期間分割率の定義」ウィンドウから第2の連産品を追加することはできません。「期間分割率の定義」ウィンドウでは、既存の連産品の分割率を変更することのみ可能です。
代替構成部品を定義する手順
「連産品の定義」ウィンドウに移動します。
「構成部品」フィールドで品目番号を選択します。
「代替」を選択します。
「代替構成部品」ウィンドウが表示されます。
デフォルト情報としては、構成部品の品目番号、説明、有効日および代替構成部品表が表示されます。
「代替構成部品」領域では、「代替構成部品」フィールドに品目番号を入力し、「使用値」フィールドに使用した数量を入力します。
作業を保存します。
このウィンドウでは、構成部品に該当する部品構成表情報を入力できます。
構成部品詳細を定義する手順
「連産品の定義」ウィンドウに移動します。
「構成部品」フィールドで品目番号を選択します。
「詳細」を選択します。
「構成部品詳細」ウィンドウには、「計画率」、「歩留」、「品目タイプ」、「ステータス」および「原価積上に含む」フィールドとチェック・ボックスのデフォルト情報が表示されます。
「資材管理」領域で、「供給タイプ」フィールドは「工程プル」にデフォルト設定され、「保管場所」フィールドと「保管棚」フィールドはこの品目番号に設定された値にデフォルト設定されます。
オプションで、「保管場所」フィールドと「注釈」フィールドを更新できます。「注釈」フィールドではこのウィンドウに関する注記を入力できます。たとえば、原価積上のチェック・ボックスがマークされていない場合、この部品が原価積上で考慮されない理由などをコメントします。
注意: 連産品構成部品詳細は入力後、該当する部品構成表ウィンドウで更新されます。
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