ヘッダーをスキップ

Oracle Demantra Demand Managementユーザー・ガイド
リリース7.1.1
E05936-01
目次へ
目次
前のページへ
前へ
次ページへ
次へ

Demand Managementワークシート

ワークシートの概要

予測および需要を管理または表示するには、Collaborator Workbenchを起動し、関連するDemand Managementワークシートを起動します。各サイクルの開始時に、アナリストは予測の分析と変更に必要なシリーズを含むワークシートを使用できます。

本文の説明内容に関するイメージ

ワークシート 説明
ウォーターフォール分析: 製品カテゴリと組織 製品カテゴリおよび組織別に集計された実績需要と予測需要を比較して、前期間の予測の精度を確認します。
ウォーターフォール分析: 製品カテゴリとゾーン 製品カテゴリおよびゾーン別に集計された実績需要と予測需要を比較して、前期間の予測の精度を確認します。
需要分析: 製品カテゴリと組織 製品カテゴリおよび組織別に集計された履歴と需要のデータを週次タイムバケットで比較します。
需要分析: 製品カテゴリとゾーン 製品カテゴリおよびゾーン別に集計された履歴と需要のデータを週次タイムバケットで比較します。
需要分析: 品目と組織 品目および組織別に履歴と需要の詳細データを週次タイムバケットで比較します。予測を管理および承認するには、このワークシートを使用します。
需要分析: 品目とゾーン 品目およびゾーン別に履歴と需要の詳細データを週次タイムバケットで比較します。予測を管理および承認するには、このワークシートを使用します。

ウォーターフォール分析ワークシート

本文の説明内容に関するイメージ

Demand Managementプロセスの最初のステップでは、前のサイクルを参照し、予測の精度を判断します。ウォーターフォール分析ワークシートを使用すると、個別の製品カテゴリ、組織および地域(ゾーン)について実績需要と予測需要を比較できます。実績と予測を比較することで、需要プランナは問題の領域を識別し、予測需要が計画より向上(または悪化)した理由を推測できます。

たとえば、ある小売業者が、いくつかの季節製品カテゴリで12月の販売実績が悪かったことに気付いたとします。このデータを使用して、需要アナリストは季節はずれの暖冬が原因だったと推測します。この異常は12月に限定されていたため、需要アナリストはその製品について将来の需要を変更しないことにします。予測精度ワークシートの結果に基づいて、需要アナリストは必要な調整を行い、その教訓を踏まえて、次の予測に適用します。

ウォーターフォール分析ワークシートは次のレベルに集計され、関心のある詳細に基づいてデータを表示およびスライスできます。

これらのワークシートでは、次のアーカイブ済予測が使用されます。

Forecast and Metricsビューについて

Forecast and Metricsビューには、週次タイムバケットに分割された、個別の製品の需要値と予測値を示す表が表示されます。

本文の説明内容に関するイメージ

Absolute Deviationビューについて

Absolute Deviationビューには、4、8および13週レベルの予測に存在する偏差(合計数量として表されている)がグラフで表示されます。実績需要と予測の違いを確認するには、Absolute Deviationビューを使用します。

本文の説明内容に関するイメージ

Forecast Percentage Errorビューについて

Forecast Percentageビューには、4、8および13週レベルの予測に存在する偏差(需要率として表されている)がグラフで表示されます。実績需要と予測の違いを確認するには、Forecast Percentageビューを使用します。

本文の説明内容に関するイメージ

リファレンス

基本:

このワークシートへのアクセス 次のいずれかを実行します。
  1. (Collaborator Workbenchの)「My Worksheets」で、「DM: Waterfall Analysis Product Category and Org」または「DM: Waterfall Analysis Product Category and Zone」をクリックします。



  2. 現在ワークシートが開いている場合は、「DM: Waterfall Analysis Product Category and Org」または「DM: Waterfall Analysis Product Category and Zone」をクリックし、「Open」をクリックします。

選択できるレベル 次のいずれかを選択できます。
  • 製品カテゴリとゾーン



  • 製品カテゴリと組織

時間総計 週次

ビジネス・データ:

シリーズ・グループ シリーズ 説明
予測精度 4週ラグ予測 現在のタイムバケットより前の4週間の予測。
  8週ラグ予測 現在のタイムバケットより前の8週間の予測。
  13週ラグ予測 現在のタイムバケットより前の13週間の予測。
  4週ラグ絶対偏差 現在のタイムバケットより前の4週間の絶対偏差。
  4週ラグ絶対誤差率 現在のタイムバケットより前の4週間の絶対誤差率。
  4週ラグ誤差率 現在のタイムバケットより前の4週間の誤差率。
  8週ラグ誤差率 現在のタイムバケットより前の8週間の誤差率。
  13週ラグ誤差率 現在のタイムバケットより前の13週間の誤差率。
  8週ラグ絶対誤差率 現在のタイムバケットより前の8週間の絶対誤差率。
  8週ラグ絶対偏差 現在のタイムバケットより前の8週間の絶対偏差。
  13週ラグ絶対偏差 現在のタイムバケットより前の13週間の絶対偏差。
  13週ラグ絶対誤差率 現在のタイムバケットより前の13週間の絶対誤差率。
履歴需要 需要 制約のない需要。在庫切れの場合は紫。
売上 需要 制約のない需要。在庫切れの場合は紫。

需要分析ワークシート

本文の説明内容に関するイメージ

前のサイクルから予測をレビューして精度を確認した後、現在の計画のサイクルの予測をレビューします。需要分析ワークシートは、計画サイクルの開始時に使用でき、履歴データ、予測された需要精度統計、および需要優先度を様々な集計レベルで表示できます。

需要分析ワークシートを使用すると、個別の週次タイムバケットの予測を表示、編集および承認できます。需要分析ワークシートは次のレベルに集約されるため、関心のある詳細に基づいてデータを表示およびスライスできます。

需要追跡表について

需要追跡表は、選択した集計レベルで、週次タイムバケット内の売上と需要の数値を比較します。アナリストは、販売実績、需要、予測売上、および絶対偏差と絶対誤差率を比較のために並べて表示できます。

本文の説明内容に関するイメージ

この表は、次の項目を週単位で追跡します。

この表により、ユーザーは予測の各ラインの最終承認を追跡することもできます。詳細は、「予測の承認」を参照してください。

需要追跡グラフについて

需要追跡グラフには、選択した製品カテゴリの売上、需要、販売予測、シミュレーションおよび最終予測の各値の推移が表示されます。

本文の説明内容に関するイメージ

詳細需要分析埋込みワークシートについて

詳細需要分析表は、選択した集計レベルで、週次タイムバケット内の売上と需要の数値を比較する埋込みワークシートです。アナリストは、販売履歴と予測売上、および絶対偏差と絶対誤差率を簡単に比較するために並べて表示できます。

カテゴリの品目レベル詳細を参照するには、このワークシートを使用します。通常、アナリストはまず上位レベルを参照し、データが期待したものではない場合、下位レベルにドリルダウンして詳細を確認します。別のカテゴリをクリックすると、詳細レベル・ワークシートにカテゴリの品目が反映され、その特定の品目の詳細をレビューできます。

本文の説明内容に関するイメージ

販売上書き値の変更

  1. (Collaborator Workbenchの)「My Worksheets」で、「Demand Analysis」をクリックします。現在ワークシートが開いている場合は、「File」->「Open」をクリックします。「Demand Analysis」をクリックし、「Open」をクリックします。

  2. ワークシートに即座にデータが表示されない場合は、「Data」->「Rerun」をクリックします。または、「Run」ボタンをクリックします。

    これにより、需要分析ワークシートが起動されます。

  3. 履歴またはベース上書きの「History Override」フィールド、または予測の「% Chg to Base」フィールド(あるいはその両方)にデータを入力します。

    結果は、「Adjusted History」列および「Final Forecast」列に表示されます。

    注意: 複数のセルを選択して編集できます。

  4. 「Data」メニューから、「Save Data」を選択します。または、「Save Data」ボタンをクリックします。

  5. 「Data」メニューから、「Rerun」を選択します。

    ワークシートが更新され、編集した値が表示されます。

需要優先度の設定

注意: この設定が適用されるのは、DemantraとEBSとの統合の場合のみです。

  1. (Collaborator Workbenchの)「My Worksheets」で、「Demand Analysis」をクリックします。現在ワークシートが開いている場合は、「File」->「Open」をクリックします。「Demand Analysis」をクリックし、「Open」をクリックします。

  2. ワークシートに即座にデータが表示されない場合は、「Data」->「Rerun」をクリックします。または、「Run」ボタンをクリックします。

    これにより、DM: 需要分析ワークシートが起動されます。

  3. 「Demand Priority」フィールドで、需要優先度を設定するセルをダブルクリックします。

  4. 目的の(数値で示される)優先度を入力します。

  5. 「File」メニューから、「Save Worksheet」を選択します。

予測の承認

「My Tasks」ウィンドウで、現在の計画サイクルに新しい予測を使用できることが承認者に通知されます。

  1. (Collaborator Workbenchの)「My Tasks」で、「Demand Analysis」をクリックします。現在ワークシートが開いている場合は、「File」->「Open」をクリックします。「Demand Analysis」をクリックし、「Open」をクリックします。

  2. ワークシートに即座にデータが表示されない場合は、「Data」->「Rerun」をクリックします。または、「Run」ボタンをクリックします。

    これにより、需要分析ワークシートが起動されます。

  3. 次のいずれかを実行します。

  4. 「File」メニューから、「Save Worksheet」を選択します。

  5. (Collaborator Workbenchの)「My Tasks」で、需要分析ワークシートを選択し、「Done」をクリックします。

    アナリストが現在の予測を承認すると、Demand Managementから最終承認者に通知が送信されます。

リファレンス

基本:

このワークシートへのアクセス 次のいずれかを実行します。
  1. (Collaborator Workbenchの)「My Worksheets」で、関連するワークシートをクリックします。



  2. 現在ワークシートが開いている場合は、「File」->「Open」をクリックします。関連するワークシートをクリックします。

選択できるレベル 次のいずれかを選択できます。
  • 製品カテゴリとゾーン



  • 製品カテゴリと組織



  • 品目と組織



  • 品目とゾーン

時間総計 週次(Oracle Demantraが月次または日次期間で実装されていない場合)。

ビジネス・データ:

シリーズ・グループ シリーズ 説明
EBS入力 需要優先度 割当て済の需要優先度(このシリーズを適用できるのはEBS統合のみ)。
予測 ベースに対する%増減 販売予測のファクタ上書き。
  ベース上書き 販売予測の手動上書き。
  最終予測 最終予測(最終予測と最終パートナ予測の差異が販売予測許容範囲の要件を満たしていない場合、黄色で表示される)。
  ベースライン予測 ユーザー・シミュレーションを含む分析販売予測。
  シミュレーション ユーザー・シミュレーションによってトリガーされる分析再予測。
予測精度 絶対偏差 近似予測の絶対偏差。
  絶対誤差率 近似予測の絶対誤差率。
  最終承認 選択した場合は、予測が最終承認を受けたことを示す。
  最終承認者 予測を最終承認したユーザー。
履歴需要 修正済履歴 出荷履歴: 要求日はデフォルト。
  履歴 販売/出荷の実績履歴。出荷履歴: 要求日はデフォルト。
  履歴上書き 販売/出荷の実績履歴の手動上書き。
売上 修正済履歴 制約のない需要。在庫切れの場合は紫。
  履歴 販売/出荷の実績履歴。
  履歴上書き 販売/出荷の実績履歴の手動上書き。