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Oracle Approvals Managementインプリメンテーション・ガイド
リリース12
E06007-01
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管理

管理

概要

管理者ダッシュボードを使用できるのは、アプリケーション管理者職責のユーザーのみです。このダッシュボードを使用すると、AMEの構成変数とトランザクション・タイプを保守できます。さらに、AMEの実行時例外を表示して分析できます。

AMEアプリケーション管理者には、多数のタスクがあります。アプリケーション管理者は、次のアプリケーションおよびトランザクション・タイプの管理タスクを実行できます。

トランザクション・タイプ

AMEにおけるトランザクション・タイプは、AMEが保守する承認ルール・セットの対象となる、所定のアプリケーションによって生成された一連のトランザクションを表します。単一のアプリケーションに複数のトランザクション・タイプがある場合があります。たとえば、Web経費セルフサービス・アプリケーションは、買掛/未払金に関して発生する可能性がある複数のトランザクション・タイプの1つを表しています。

AMEにおけるトランザクション・タイプ管理は、次のタスクに関連しています。これらのタスクは、現行のトランザクション・タイプに影響を与えますが、削除はしません。

構成変数

ここでは、各構成属性の意味と、構成属性にトランザクション・タイプ固有の値を指定できるかどうかを説明します。さらに、それぞれの場合に、トランザクション・タイプでデフォルト値を上書きできるかどうかを示します。

adminApprover

adminApprover変数は、AMEが識別する個人またはユーザー・アカウントを識別します。この個人またはユーザー・アカウントは、トランザクションの承認者リストの生成時にAMEで例外が発生した場合に、承認者のIDを要求するアプリケーションに対して、トランザクションに必要な次の承認者として識別されます。この変数のデフォルト値は、トランザクション・タイプで上書きできます。

adminApproverとなる個人またはユーザーを選択するためのウィジェットが用意されています。

allowAllApproverTypes

allowAllApproverTypes構成変数はブール値です。この値が所定のトランザクション・タイプに対して「Yes」の場合、そのトランザクション・タイプでは、AMEで認識されているすべての承認者タイプを使用するルールを使用できます。この属性の値が「No」の場合、トランザクション・タイプで使用できるのは、HR個人(従業員)とFND(Oracle Applications)ユーザーの承認者タイプを使用するルールのみです。

allowAllApproverTypes変数を前述のステップで選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、「YesおよびNo」リストが表示されます。どちらかの値を選択してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、この変数のデフォルト値を更新します。

注意: 特定のトランザクション・タイプに対してこの変数の値を編集することはできません。編集できるのはデフォルト値のみです。

allowAllItemClassRules

allowAllItemClassRules構成変数はブール値です。この値が所定のトランザクション・タイプに対して「Yes」の場合、そのトランザクション・タイプでは、すべての項目区分に関係するルールを使用できます。値が「No」の場合、トランザクション・タイプで使用できるのは、ヘッダー・レベルのルールのみです。

allowAllItemClassRules変数を前述のステップ4で選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、選択可能な値の「Yes」と「No」を備えた選択リストが表示されます。どちらかの値を選択してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、この変数のデフォルト値を更新します。

注意: 特定のトランザクション・タイプに対してこの変数の値を編集することはできません。編集できるのはデフォルト値のみです。

allowFyiNotifications

allowFyiNotifications変数はブール値です。この値が所定のトランザクション・タイプに対して「Yes」の場合、そのトランザクション・タイプでは、FYI通知を生成するルールを使用できます。値が「No」の場合、トランザクション・タイプで使用できるのは、承認の要求を生成するルールのみです。

allowFyiNotifications変数を前述のステップ4で選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、選択可能な値の「Yes」と「No」を備えた選択リストが表示されます。どちらかの値を選択してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、この変数のデフォルト値を更新します。

注意: 特定のトランザクション・タイプに対してこの変数の値を編集することはできません。編集できるのはデフォルト値のみです。

currencyConversionWindow

currencyConversionWindow変数は、通貨換算レートを検索するために、AMEで遡及する最大日数を識別します。デフォルト値は120日に設定されています。AMEでは、GL日次レート表と関連のルーチンを使用して通貨換算が実行されます。

currencyConversionWindow変数を前述のステップ4で選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、この変数の値を入力できるフォームが表示されます。値を入力してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、この変数のデフォルト値を更新します。

distributedEnvironment

distributedEnvironment変数は、分散データベース環境にAMEがインストールされているかどうかを示します。指定できる値は、「Yes」と「No」です。この変数のデフォルト値は、トランザクション・タイプで上書きできません。

AMEには独自の例外ログがあり、ほとんどの場合、そのログには実行時トランザクションが記録されます。所定のトランザクション・タイプを所有するアプリケーションがAMEをワークフロー内からコールした場合は、AMEでもワークフローに対する例外を記録し(詳細は、「実行時例外」を参照)、ワークフローのトランザクション管理を妨げないように、自律トランザクションを使用して、独自のログに対して例外データをコミットします。

ただし、分散データベース環境にインストールされているAMEがワークフロー内からコールされた場合、自律トランザクションは起動できません。これは、このようなトランザクションは、分散環境ではまだ不可能であるためです。この場合、AME例外のレコードについては、ワークフローを直接問い合せる必要があります(可能な場合)。このログは、AME独自のログと比較して堅牢性が低いため、AMEではあまり使用されません。

つまり、distributedEnvironment変数が必要なのは、実行時エラーの原因となる自律トランザクションを回避しながら、可能なかぎり、AMEで例外を内部的に記録するためです。

forwardingBehaviors

forwardingBehaviorsの画面では、一連の定数を定義します。これらの定数によって、特別な場合に、AMEで転送を処理する方法が決定されます。

リストに存在していない個人への転送の動作は常に同じです。つまり、転送先は、同じタイプの承認者として転送者の直後に挿入されます。転送者と転送先が権限チェーン承認者で、その転送者に最終権限がない場合、AMEでは、最終権限がある個人が見つかるまで、権限チェーンを転送者から延長します(通常は、これが典型的な方法となります)。

AMEには、各転送タイプに対して通常使用するデフォルト値が事前に定義されています。トランザクション・タイプをシードするOracle Applicationチームは、これらの値を特定のビジネス・プロセスに適した内容に上書きできます。

承認プロセスでは、多様なタイプの転送例が発生する可能性があります。次に示す各例については、承認者リストを事前定義の方法で追加するように、AMEエンジンに指示できます。ただし、そのすべての成果を、必ずしも次に示す各転送例に適用できるとは限りません。

許可された副次値には、次の内容が含まれる場合があります。

forwardingBehaviors変数を前述のステップ4で選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、それぞれの特別な場合に対して8つの選択リストが表示されます。各選択リストで副次値を選択してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、この変数のデフォルト副次値を更新します。

productionFunctionality

productionFunctionality変数は、所定のトランザクション・タイプ内で許可される作業の種類を示します。指定できる値は、次のとおりです。

productionFunctionality変数を前述のステップ4で選択した場合は、構成変数のデフォルト値の編集フォームに、これらのオプションを備えたラジオ・ボタン入力が表示されます。希望するオプションを選択してから「変更内容の発行」ボタンを選択し、値を保存します(特定のトランザクション・タイプに対してこの変数の値を編集できない場合、編集できるのはデフォルト値のみです)。

purgeFrequency

purgeFrequency変数は、一時データをAMEのデータベース表からパージするまでの、AMEでの保持日数を示します。この値はプラスの整数である必要があります。

トランザクションの一時データがパージされると、どの承認者もそのトランザクションを承認していない場合と同様に承認プロセスが開始されます。したがって、purgeFrequency変数の値は、すべての承認者がトランザクションを承認するのに十分な日数に設定する必要があります。同時に、このパージ頻度の値は、AMEの一時データ表のサイズが不要に大きくならない程度に低く抑える必要もあります。

この変数のデフォルト値はトランザクション・タイプで上書きできます。トランザクション・タイプでpurgeFrequencyを上書きすると、そのトランザクション・タイプの一時データは、上書値に相当する日数分だけ保持されます。これによって、トランザクション・タイプごとに異なるパージ頻度を設定し、そのタイプのトランザクションが承認プロセスを完了するのに必要な日数に基づいて、それぞれの値の上限を適切に調整できます。

repeatedApprovers

転送不在で承認者の承認を要求する回数を示します。承認者は、承認リスト全体で何回も出現する可能性があります。これは、権限チェーン内に出現する他に、承認者が前/後承認者として存在している場合など、多数の要素があるためです。そのため、次の各状況で承認者に対する承認の要求が1回のみとなるように制限することをお薦めします。

次のオプションのいずれかを選択します。

これによって、承認者リスト・ツリーの所定のサブツリー内に、1人の承認者を最大1回出現させることができます。

rulePriorityModes

rulePriorityModes変数には、各ルール・タイプについて一連の副次値があります。ルール・タイプのrulePriorityModes値によって、AMEで、そのルール・タイプのルール使用優先順位を所定のトランザクション・タイプ内で許可するかどうかが決まります。また、この値によって、優先順位が有効な場合に、AMEでそれらの優先順位を処理する方法も決まります。

ルール・タイプごとに2つの副次値があります。優先順位モードは、優先順位を許可するかどうかを示し、許可する場合はAMEでの解析方法を示します。優先順位が有効なモードでは、数値によるしきい値が使用されます。このモードが無効な場合は、トランザクション・タイプでルール・タイプに対してルール使用優先順位を使用することは許可されません。 このモードが絶対の場合は、条件を満たし、しきい値を超えないルール使用優先順位のルールが適用されます。

相対優先順位モードは非常に便利ですが、説明が必要です。一般に、しきい値はtで、所定のトランザクションがk個のルールの条件を満たしていると想定します。Pはtを含むセットで、tは、条件を満たしたルール使用に関する優先順位全体で最小の数値が指定された優先順位の集合です。この場合、P内にルール使用が含まれ、条件を満たしたすべてのルールがトランザクションに適用されます。

たとえば、しきい値が3で、トランザクションは5つのルールの条件を満たしていると想定します。さらに、これらのルールの使用には、1、2、2、3および4の優先順位が設定されていると想定します。この場合、上位3つの優先順位は、1、2および3となるため、そのトランザクションには、最後のルールを除くすべてのルールが適用されます。

項目区分

項目区分には2つの使用方法があります。第1の使用方法では、項目区分を使用して、ヘッダー・レベルのルールを構築します。このヘッダー・レベルのルールは、明細項目のコストや所定のコスト・センターに請求する合計金額などの項目レベルのビジネス変数に依存しています。第2の使用方法では、項目区分を使用して、下位項目レベルのルールを構築します。この下位項目レベルのルールによって、トランザクション内の各下位項目に対する個別の承認者リストが生成されます。

項目区分

1つの項目区分には、トランザクションに指定できる下位項目の1タイプが集計されます。1つの項目区分に指定できるのは、1つのプロパティとその名称のみで、長さは最大100バイトです。

項目

単一のトランザクション内には、所定の項目区分について多数の項目が存在している可能性があります。たとえば、1つのトランザクションに、多数の明細項目を指定できます。各項目には、明細項目IDやコスト・センターIDなどの一意の項目IDを指定する必要があり、その長さは最大100バイトです。

項目区分に関連付けられたAMEオブジェクト

属性は常に単一の項目区分に関連付けられます。また、属性には、項目区分内の各項目について個別の値があります。承認者の生成ルールは、常に単一の項目区分に関連付けられ、項目区分内の項目に関する承認者リストに影響を与えます。

項目区分の使用

トランザクション・タイプ内の項目区分を使用するには、その項目区分のプロパティに値を指定します。ヘッダーの項目区分は特殊な項目区分です。これは、すべてのトランザクション・タイプに、ヘッダーに対する事前定義の項目区分使用があるためです。この使用は削除できません。各トランザクションには、正確に1つのヘッダー項目があり、その項目IDとして常にトランザクションIDが指定されています。他のすべての項目区分に対する項目区分使用はオプションです。

項目区分使用には、次のプロパティがあります。

オーダー番号

項目区分使用にはオーダー番号があります。この番号の値は常に1からnまでの整数です。関連する項目区分使用の項目区分オーダー番号によって、所定のトランザクション・タイプで使用するすべての項目区分のセットがソートされます。このオーダー番号は、1から開始し、最大の場合、トランザクション・タイプで使用する項目区分の数まで昇順で割り当てられます。オーダー番号は必ずしも一意ではないため、最大オーダー番号がトランザクション・タイプで使用する項目区分の数より小さい場合があります。

AMEでは、所定のトランザクション・タイプについて、項目区分のオーダー番号を実行時に使用して、項目の承認者リストを項目区分別にソートします。詳細は、「パラレル承認プロセス」を参照してください。

パラレル化モード

項目区分使用では、パラレル化モードを指定します。このモードには、「シリアル」と「パラレル」のいずれかの値を指定できます。このモードは、AMEで項目の承認者リストを項目ID別にソートする方法を管理します。詳細は、「パラレル承認プロセス」を参照してください。

サブリスト・モード

項目区分使用では、サブリスト・モードによって、項目の各承認者リスト内のサブリストをAMEでソートする方法を決定します。次の4つの値を指定できます。

詳細は、「パラレル承認プロセス」を参照してください。

項目ID問合せ

項目区分使用では、所定のトランザクション内で、所定の項目区分内の項目に対するトランザクションの項目IDリストを生成する方法をAMEに指示します。この指示は、項目ID問合せを定義することで実行されます。この問合せでは、AMEの:transactionIdバインド変数が参照され、項目IDが昇順で戻されます。

注意: 項目ID問合せで、IDが昇順で戻らない場合、項目区分に関連付けられている属性に対する動的属性使用は適切に機能しません。

AMEでの実行時例外の原因

AMEで例外(例外によって、通常は、関連するアプリケーションでトランザクションのワークフローが停止します)が発生する最も一般的な理由は、階層内のスロットが空白であったり、階層内の承認者レベルが未確定のために、AMEで階層をさかのることができないためです。たとえば、HRMS管理階層の場合は、承認者に、NULL管理者やNULL役職レベルを指定できます。この場合は、支障のあるトランザクションのワークフローを再開する前に、欠落しているデータを適切なアプリケーションに入力する必要があります。

AMEで例外が発生した場合の処理

AMEでは、トランザクションに必要な次の承認者を判別できない場合(アプリケーションからの要求に応答したり、「テスト・ワークベンチ」タブを使用する場合)に、次の処理を実行します。

  1. 承認者リストの生成に支障があるルーチンで例外を発生させ、AME API ルーチンが捕捉するまで、その例外をコール・スタックに再度発生させます。通常は、そのAPIをコールしたルーチンに対して例外を発生させることはありません。

  2. 各例外を内部の例外ログ(可能な場合)とワークフロー(AME APIが他のアプリケーションのワークフローからコールされた場合)に記録します。

  3. AMEが他のアプリケーションからの要求に応答していた場合は、adminApprover構成変数の適切な値によって識別された個人またはユーザー・アカウントを次に必要な承認者として識別し、この承認者の承認ステータスをame_util.exceptionStatusに設定します(この処理は、この承認ステータス値がAMEで使用されている場合のみ実行されます)。

要求元のアプリケーションでは、AMEが次に必要な承認者として管理承認者を識別したことや、例外の発生を示すためにAMEが承認者のステータスを設定したことを、認識できる場合とできない場合があります。認識した場合、要求元アプリケーションは、通常、トランザクションのワークフローを停止することで応答し、ワークフロー・システム管理者に通知します。この場合は、adminApprover構成変数によって識別された個人またはユーザーがその時点でこのトランザクションに関する通知を受信することはありません(ただし、該当する個人がワークフロー・システム管理者の場合を除きます)。かわりに、アプリケーションは、AMEによって識別された管理承認者に通知を送信して、トランザクションに例外が発生したことを示します。

要求元のアプリケーションが、次に必要な承認者が管理承認者であることを認識していない場合、その管理承認者は、他の承認者と同じように処理されます。つまり、その承認者には、トランザクションの承認を要求する通知が送信されます。次に、承認者は、トランザクションの承認者リストの計画中にAMEで例外が発生したことを識別する必要があります。

adminApprover構成変数の構成では、所定のトランザクションに対して同じ個人をワークフローとAMEの管理者として指定することをお薦めします。これによって、AME内部で発生したエラーかどうかに関係なく、常に同じ個人にトランザクション・タイプのワークフロー・エラーが確実に通知されます。

トランザクション・タイプの作成

トランザクション・タイプを作成する手順は、次のとおりです。

「新規トランザクション・タイプの作成」ページを使用します。

  1. 管理者ダッシュボードで「トランザクション・タイプの作成」をクリックし、「新規トランザクション・タイプの作成」ページをオープンします。

  2. トランザクション・タイプの作成対象となるアプリケーションを選択します。

  3. トランザクション・タイプのキーと名称を入力します。通常は、これらのプロパティで、トランザクションの種類を識別する必要があります。

  4. 「次へ」をクリックして、項目区分をトランザクション・タイプに追加します。

  5. AMEでは、ヘッダー項目区分がトランザクション・タイプに対するデフォルト項目区分として追加されます。他の項目区分を追加する場合は、「追加」リストから選択して「進む」をクリックします。項目区分使用の詳細を入力して「適用」をクリックし、その項目区分をトランザクション・タイプに追加します。

    詳細は、「項目区分」および「項目区分の使用」を参照してください。

  6. 「次へ」をクリックして、トランザクション・タイプの必須属性を追加します。

  7. 属性値を選択して「次へ」をクリックし、トランザクション・タイプの詳細を確認します。

  8. 「終了」をクリックして、トランザクション・タイプをOracle Approvals Managementに追加します。

トランザクション・タイプの更新

管理者は、トランザクション・タイプのプロパティを更新し、トランザクション・タイプの項目区分使用を編集して、パラレル化パラメータの値を設定することができ、新規項目区分の追加、必須属性の値の変更を実行できます。また、一般的ではありませんが、項目ID問合せの使用方法も編集できます。

トランザクション・タイプを更新する手順は、次のとおりです。

「トランザクション・タイプの更新」ページを使用します。

  1. 管理者ダッシュボードで、更新するトランザクション・タイプの「更新」をクリックします。

  2. 「トランザクション・タイプの更新」ページで、トランザクション・タイプの詳細を変更します。

  3. 「終了」をクリックして、変更内容を発行します。

トランザクション・タイプの削除

事前定義でないトランザクション・タイプは削除できます。

トランザクション・タイプを削除する手順は、次のとおりです。

管理者ダッシュボードを使用します。

  1. 削除するトランザクション・タイプの「削除」をクリックします。

  2. プロンプトに従って削除を確認します。

構成変数のデフォルト値の設定

AMEには多数の構成変数が定義されています。構成変数にはすべて、AMEのインストール時に作成されるデフォルト値が指定されています。このデフォルト値は、各トランザクション・タイプ独自の値で上書きできる場合があります。構成変数の名称と値では、大/小文字が区別されます。

構成変数のデフォルト値を設定する手順は、次のとおりです。

「構成変数」ページを使用します。

  1. 管理者ダッシュボードまたはビジネス・ダッシュボードの「クイック・リンク」にある「構成変数」をクリックして、「構成変数」ページをオープンします。

  2. 必要なデフォルト値を変更します。

  3. 「適用」をクリックして、構成変数のデフォルト値を設定します。

トランザクション・タイプの構成変数値の設定

同じページを使用して、変数のデフォルト値の設定に使用するトランザクション・タイプの構成変数値を設定できます。ただし、例外があります。最初に、事前定義のトランザクション・タイプに対するallowAllApproverTypes、allowAllItemClassRulesまたはallowFyiNotificationsの各構成変数の値は、それらの値が「Yes」に設定されている場合は変更できません。

トランザクション・タイプの構成変数値を編集する手順は、次のとおりです。

「構成変数」ページを使用します。

  1. 管理者ダッシュボードまたはビジネス・ダッシュボードの「クイック・リンク」にある「構成変数」をクリックして、「構成変数」ページをオープンします。

  2. トランザクション・タイプを問い合せます。

  3. 変数の値(複数可)を変更します。「構成変数」を参照してください。

  4. トランザクション・タイプでデフォルトの構成変数値を使用する場合は、特定のトランザクション・タイプの変数フィールドを空白のままにしてください。

  5. 「適用」をクリックします。

次の各構成変数は、トランザクション・タイプのレベルで更新できます。

特定トランザクションの例外ログの表示

トランザクションの例外ログに記載されるのは、AMEでトランザクションを処理しているときに発生した例外のみです。このログは、トランザクションの承認プロセスが中断した理由を確認する際に役立ちます。

例外ログを表示する手順は、次のとおりです。

「トランザクション例外ログ」ページを使用します。

  1. 管理者ダッシュボードの「クイック・リンク」にある「例外ログ」をクリックして、「トランザクション例外ログ」ページをオープンします。

  2. トランザクション・タイプを問い合せて、特定のトランザクション・タイプ内のすべてのトランザクションに関する例外詳細を表示します。あるいは、トランザクションIDを入力して特定のトランザクションを問い合せ、その例外詳細を表示します。

    例外ログは、ログIDが降順にソートされた状態(最新の例外を最初に表示)で表示されます。

  3. 「パージ」をクリックして例外ログを消去し、プロンプトに従って操作を確認します。

設定レポートの作成

トランザクション・タイプに対する承認設定の詳細は、設定レポートを作成して、表示および印刷できます。

設定レポートを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 管理者ダッシュボードの「クイック・リンク」にある「設定レポート」をクリックして、「設定レポート」ページをオープンします。

  2. 設定レポートの作成対象となるトランザクション・タイプを問い合せて、「進む」をクリックします。

  3. 「印刷可能ページ」をクリックして、レポートを印刷できるようにします。

  4. 「ファイル」メニューの「印刷」をクリックして、レポートを印刷します。

管理者によるAME例外への対処方法

AMEにおけるトランザクション処理の問題に気付いたワークフロー・システム管理者またはAME管理承認者は、その問題に対して次のように対応する必要があります。

  1. トランザクションに関するAMEの例外ログを確認します。 「特定トランザクションの例外ログの表示」を参照してください。

  2. 他の関連詳細について、ワークフローのコンテキスト・ログを確認します。

  3. 通常AMEで問題の原因となるデータを訂正します。

  4. トランザクションのワークフローを再起動します。

    AMEで、トランザクションの例外ログを消去します。「特定トランザクションの例外ログの表示」を参照してください。