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Oracle Advanced Supply Chain Planningインプリメンテーションおよびユーザーズ・ガイド
リリース12
E06012-01
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物流計画の定義

この章のトピックは、次のとおりです。

物流計画オプションの設定

ここでは、物流計画オプションの設定方法について説明します。物流計画オプションは、次のタブ・リージョンに表示されます。

物流計画オプションにアクセスするには、物流プランナ・ワークベンチで、「ツール」->「作業環境」の順にナビゲートします。

「メイン」タブ・リージョン

次の表に、「メイン」タブ・リージョンのフィールドとオプションを示します。

オブジェクト 説明
需要優先度ルール・セットこのオプションを使用して、各計画の需要優先度ルールを設定します。需要優先度は、需要区分および需要タイプ別に設定します。優先度は受注と予測に割当てられます。
最終需要の優先度は、サプライ・チェーン・ネットワークで依存需要に渡されます。
必要な場合は、各需要の優先度をソース・インスタンスに入力するか、SQLツールを使用してODSにロードできます。「計画オプション」フォームで「需要優先度ルール・セット」を選択する場合、選択肢の1つはユーザー定義優先度です。ユーザー定義優先度を選択すると、搬送計画では各需要に対して入力した需要優先度が使用されます。
割当セットこのオプションを使用して、物流計画の割当セットを選択します。割当セットには、「供給割付ルール割当」タブが含まれています。
  • MRP/MPS/MPP計画で同じ割当セットを使用できますが、これらの計画では供給割付ルールは無視されます。



  • 「供給割付」タブを使用できるのは、計画サーバー上の割当セットの場合のみです。

組織優先度上書きを使用「組織優先度上書きを使用」チェック・ボックスはオプションです。ただし、このチェック・ボックスを選択すると、需要優先度ルールを使用できません。
優先度は、各組織-品目に対して供給割付ルールで設定した組織上書き優先度に基づきます。ソース組織から宛先組織への割付は、割当済の宛先組織の優先度に基づきます。
  • 組織-品目に優先度を割当てていなければ、割付は同等優先度に基づいて実行されます。



  • 最終需要(予測と受注)、安全在庫およびターゲットには、割当済の組織優先度と同じ優先度が割当てられます。


組織上書き優先度をソース組織に割当てて、ソース組織の独立需要と他の組織からの依存需要の相対優先度レベルを管理します。
「需要優先度 上書き」リージョンの供給割付ルールで、次のいずれかを選択できます。
  • 組織優先度を使用: この組織に対する全需要の需要優先度が、組織ごとに指定した値に設定されます。複数の組織からの全需要の相対優先度を設定できます。



  • なしまたはNULL: 需要優先度は上書きされません。


ソース組織または出荷組織を含めて、出荷組織の優先度を指定することもできます。これにより、受入組織の優先度を指定する際に出荷組織の優先度を指定できるようになります。「組織優先度」を選択した場合、未指定の全倉庫は指定済の倉庫よりも1つ下位の同一優先度に設定されます。
たとえば、組織R1、R2およびR3がD2から調達するとします。R1の需要優先度上書きは1、R2は2、D2は2として指定されています。R3の優先度は指定されていません。R3のデフォルトの需要優先度上書きは3です。
組織優先度上書きルールを指定しなければ、すべての宛先とソースが同一優先度を持つものとして処理されます。
組織優先度上書きを使用すると、単一組織の全需要が同じ優先度に設定されます。供給は、計画オプションの「顧客」フェア・シェア割付方法に基づいて、この優先度内でフェア・シェアされます。
フェア・シェア割付方法: デフォルト計画ごとに、供給割付ルールが指定されていない場合の、任意のソース組織から宛先組織へのデフォルトのフェア・シェア割付方法を設定します。次の3つの計画オプションから選択できます。
  • 現在の需要率



  • 安全在庫率



  • なし


ユーザー入力のフェア・シェア割付ルールの数を減らすには、デフォルト方法を使用します。デフォルト方法は、供給割付ルールが明示的に定義されて品目-ソース組織に割当てられている場合を除き、すべての品目-組織に適用されます。
デフォルトのフェア・シェア割付方法が品目-宛先組織に適用される場合は、ランクとパーセントを指定できないため、標準的なデフォルト設定ロジックが使用されます。
フェア・シェア割付方法: 仕入先計画ごとに、組織への全供給の割付に使用する仕入先フェア・シェア割付方法を設定します。次の3つの計画オプションから選択できます。
  • 現在の需要率: バケット中の各宛先組織からの需要の比率に基づくフェア・シェア。



  • 安全在庫率: 割付バケット終了時における宛先組織の安全在庫レベルの比率に基づくフェア・シェア。



  • なし: 先入れ先出しベース。


フェア・シェア割付方法が個別仕入先に直接割当てられることはありません。
フェア・シェア割付ロジックがコールされるのは、仕入先生産能力が定義されており、需要が割付バケット中に有効な仕入先生産能力を超えた場合です。
仕入先生産能力は、割付バケットの終了時に使用可能な正味生産能力に基づいて、複数の組織間でフェア・シェアされます。
割り付けられる供給合計は、割付バケットの終了時までに使用可能な正味供給数量です。これは、仕入先生産能力に基づきます。仕入先から組織への出荷のためのロード連結は実行されません。搬送計画では、仕入先のオーダー・サイズ乗数に次のデフォルト設定階層が使用されます。
  • 定義されている場合は、計画実行日の承認済仕入先リスト(ASL)の「固定ロット乗数」。



  • ASLの「固定ロット乗数」がNULLの場合、この組織との間の社内転送には宛先組織の品目属性「固定ロット乗数」が使用されます。



  • 宛先組織の品目属性「固定ロット乗数」がNULLの場合、品目属性「オーダー数量端数処理」が選択されていれば、固定ロット乗数として1が使用されます。



  • それ以外の場合は、小数点以下6桁までの小数数量が使用されます。

フェア・シェア割付方法: 顧客計画ごとに、顧客フェア・シェア割付方法を設定します。次の4つの計画オプションから選択できます。
  • 需要区分: フェア・シェア割付は需要区分別に実行されます。供給数量は、需要区分の下で先入れ先出し方式により割り付けられます。



  • 顧客: フェア・シェア割付は顧客別に実行されます。供給数量は、顧客サイト・レベルで先入れ先出し方式により割り付けられます。



  • 顧客サイト: フェア・シェア割付は顧客サイト別に実行されます。



  • なし: 供給数量は先入れ先出し方式により割り付けられます。


優先度の最も高い需要に最初に供給が割り付けられます。特定の優先度の供給が足りなくなると、その優先度を持つ全需要についてフェア・シェア割付が実行されます。
受注分割使用可能「受注分割使用可能」が選択されていて、提示納期に受注明細数量を充足できない場合は、次のように2つの明細に分割されます。
  • 第1の明細: 受注数量は提示納期に使用可能な数量に削減されます。



  • 第2の明細: 残数が使用可能になる新規の提示出荷日が使用されます。


受注明細の分割は、ある計画実行から次の計画実行まで保持されません。また、受注明細分割をOracle Order Managementに直接リリースすることはできません。Oracle Order Managementで受注明細を更新して分割するプロセスを設定する必要があります。
  • 搬送計画では、受注明細の割付分割例外メッセージが発行されます。



  • 出荷明細により受注明細が完了し、社内受注明細は分割されません。



  • 受注明細に納期に充足できる部分がなければ、受注明細は分割されません。オーダー・モディファイアが考慮されるのは、受注の明細分割が出荷組織の「オーダー数量端数処理」品目属性で決定される場合のみです。受注出荷明細完了のマークが付いている受注明細は分割できません。出荷セットに含まれる受注明細も分割できません。



  • 確定フラグが示すのはソース組織が確定であることのみのため、確定受注明細は分割できます。



  • 受注明細分割機能と充足または終了機能の両方が有効化されている場合、受注明細が2つの明細に分割されるのは、遅延数量を最終受入期限日以前に充足できる場合のみです。

仕入先生産能力制約の施行「仕入先生産能力制約の施行」を選択すると、仕入先生産能力制約が考慮され、仕入先生産能力により計画オーダーが制約される場合は資材不足例外が発行されます。
「仕入先生産能力制約の施行」を選択しなければ、仕入先生産能力制約に対する違反が可能になり、仕入先生産能力超過の例外メッセージがレポートされます。
最小トリップ 稼働率 %と最大トリップ 稼働率 %このオプションを使用して、最小トリップ稼働率%と最大トリップ稼働率%を設定します。このオプションは、トラック積荷出荷方法にのみ適用されます。
最大トリップ 稼働率 %: このパラメータは、トラック積載の上限です。たとえば、ユーザーがこのパラメータを90%に指定すると、トラックの積載量は最大重量およびキューブ容量の90%以内となります。NULLの場合は、100%が使用されます。
最小トリップ 稼働率 %: 計画エンジンでは、様々なレベルの生産能力稼働率で異なるトラック積荷トリップが生成されます。物流計画では、最小トラック積荷稼働率を超える生産能力稼働率のトリップを作成しようとします。NULLの場合は0(ゼロ)が使用されます。
  • 搬送計画では、重量とキューブの両方のトリップ制限が考慮されます。



  • トリップが最大トリップ稼働率%を超えてロードされることはありません。


最小トリップ稼働率%を下回るトリップについては、稼働率不足のトリップ例外がレポートされます。
  • トリップでの供給の1つが安全在庫違反を防ぐために必要になるか、優先度の高い需要に必要になるまで、稼働率不足のトリップは計画されません。



  • 1つの供給が原因でトリップが計画される場合は、宛先での納入予定日に必要でなくても、トリップ稼働率を向上させるために追加の供給をロードできます。

「メイン」タブの他のフィールドは、MRPおよびMPS計画オプションと同様です。詳細は、「「メイン」タブ・リージョン」を参照してください。

受注分割可能

次の例では、上の表に分割前の受注を示し、下の表に搬送計画により第1日の100単位の供給と第3日の100単位の供給に基づいて受注が分割される様子を示します。顧客フェア・シェア割付が有効化されています。

顧客優先度需要数量期限数量出荷日納期
顧客A 1 100     第1日
顧客B 1 100     第1日
顧客優先度需要数量期限数量出荷日納期
顧客A 1 50 50 第1日 第1日
顧客B 1 50 50 第1日第1日
顧客A 1 50 0 第3日第1日
顧客B 1 50 0 第3日第1日

この例では、各受注明細が2つの明細に分割されています。搬送計画の出力は、第1日の2つの明細の数量が少なく、各当初受注需要の残数が第3日を出荷日とする新規受注明細となっていることを示しています。

これらの受注をOracle Order Managementにリリースすることはできません。計画担当が分割を顧客サービス部門に伝達し、そこで受注が出荷される時期を顧客に通知できるように、プロセスを有効化する必要があります。

「総計」タブ・リージョン

物流計画では、複数の機能的な時間間隔を管理できます。

日次計画バケットでは、需要と供給が分レベルまで計算されます。週次計画バケットでは、需要と供給が週単位で集計されます。物流計画では、期間バケットは使用されません。

次の表では、「総計」タブ・リージョンのフィールドとオプションについて説明します。

オブジェクト 説明
トリップ連結日数トリップ連結日数は計画開始日からの日数です。トリップはこの期間に作成、計画および連結されます。
  • 日数は、所有組織またはカレンダ・プロファイルで定義された計画カレンダに基づいた稼働日数で測定されます。



  • 日次バケットの範囲内であることが必要です。



  • 出荷日がトリップ連結日数内にある場合、社内移動はトリップに連結されます。これは、納入予定日がトリップ連結終了日の後の日付の場合でも同じです。

トリップ連結終了日このフィールドは表示専用です。トリップ連結期間の終了日が表示されます。トリップ連結終了日のタイム・スタンプは23:59です。
期間割付バケット計画カレンダに基づいた期間割付を使用可能にする場合に選択します。選択すると、日次割付バケットおよび総割付バケット当りの週数はグレー表示されます。
日次割付バケット割付バケット・サイズが1日である期間の日数。日次割付バケットは、計画カレンダの稼働日と照合して計算されます。
週次割付バケット開始日このフィールドは表示専用で、週次割付バケットの開始日が表示されます。
週次割付バケット当りの週数各総割付バケットに含まれる週数。
在庫再残高計算日数在庫再残高計算関連から派生した需要に対する供給として使用する前に、剰余在庫を使用可能な状態で維持する必要がある日数。在庫再残高計算では、確定供給のみが考慮されます。
在庫再残高計算関連は、ソース・ルールに定義されています。
在庫再残高計算ルールでは、最初に使い切り関連が定義されます。在庫は、最初に在庫再残高計算ソースから転送されます。このため、通常のチャネルを介して調達が始まる前に、この剰余在庫は他の組織で使い切ります。
無限タイム・フェンス出荷期間無限タイム・フェンス期間は供給計画が制約となる計画開始日からの日数で、計画カレンダの稼働日数に基づいて計算されます。無限タイム・フェンスの開始日が計画期間の終了日よりも後の日付の場合は、計画期間の終了日の翌日が無限タイム・フェンス日として表示されます。
無限タイム・フェンスの開始日以後、搬送計画エンジンは次のように動作します。
  • 無限タイム・フェンスは、供給計画があるサプライ・チェーンの最下位レベル組織に適用されます。



  • 供給が可能でない場合でも、社内移動は生成されます。



  • 無限タイム・フェンスの終了後に供給と需要に不一致がある場合は、予測在庫欠品例外が発行されます。最下位組織では、制約例外および需要数量の未充足例外は発行されません。



  • 出荷方法選択は、無限タイム・フェンス終了後も行われます。



  • 無限タイム・フェンス終了後の最下位レベル組織では、供給のフェア・シェア割付は発生しません。



  • 無限タイム・フェンスは、仕入先生産能力に適用されません。



  • 無限タイム・フェンスの終了後に、ロード連結は実行されません。


  • 無限タイム・フェンス外の供給に対して、ペギングは計算されません。最下位レベル組織では、ペギング・ツリーにプレースホルダがあります。

無限タイム・フェンス開始日無限タイム・フェンスの最初の日。

詳細は、「在庫再残高計算」の項を参照してください。

日次割付バケット

日次割付バケットは、割付バケット・サイズが1日である期間のバケット数です。

NULLまたは0(ゼロ)の値は、日次割付バケットがないことを意味します。たとえば、計画開始日が水曜で、週の終了日が日曜の場合、最初の週次割付バケットは2日間短くなります。

日次割付バケット数は、日次計画バケット数以下になるように指定する必要があります。

総割付バケット当りの週数は、各総割付バケットに含まれる週数です。整数のみが使用されます。総割付バケット当りの週数が2以上の場合、最後の割付バケットには、その週数が含まれない場合があります(計画期間終了日までの残りの週数によって決まります)。たとえば、割付バケット当りの週数は2であるが、計画期間で最後の割付バケットに割付可能なのが1週のみの場合は、1週が使用されます。

計画期間は、割付バケットのために延長されません。複数の日次割付バケットがある場合は、次の週の開始日に開始する総バケットと追加の日付割付バケットを使用できます。たとえば、日次割付バケットが木曜に終了し、週の開始日が月曜の場合は、1個の追加日次割付バケットが使用されます(土曜と日曜は非稼働日と想定しています)。

供給割付は、バケット単位で進みます。最初のバケット(日次、週次または期間)の需要は優先度でソートされ、確定需要に最上位優先度が与えられます。バケット内の各需要の優先度について次に説明します。

未充足の需要は、次の割付バケットにフォワードされます。

トリップ連結日数

トリップ連結日数によって、トリップ計画期間が設定されます。トリップは、同じ出荷日、納入予定日および出荷方法を使用して計画されている社内受注と社内移動で構成されます。

物流計画では、使用可能な出荷方法のリストを処理することで出荷方法が選択されます。このリストは、ランク(最小値が先頭)、原価(「組織間出荷方法」フォームで指定した原価を使用した最低原価が先頭)、移動時間(最短移動時間が先頭)および最大トリップ重量(最大値が先頭)でソートされています。

1番目の社内移動に対する出荷方法が選択されると、トリップで出荷可能な最早日が供給可用性に基づいて計算され、トリップで納入可能な最遅日が搬送先在庫要件に基づいて計算されます。最早可能出荷日から最遅可能納入予定日までの範囲に合致する追加供給を使用して、トリップのロードが続行されます。

物流計画では、トリップの連結時に次のルールが使用されます。

トリップ識別子

「トリップ」フォームと「供給と需要」ウィンドウでは、トリップ番号を使用してトリップが識別されます。トリップ識別子は、「物流計画トリップ」フォームおよび「供給と需要」ウィンドウに表示されます。1つのトリップに対する社内受注と社内購買依頼には、同じ出荷日、納入予定日および出荷方法が設定されています。移動は、出荷方法のロード連結制限に基づいてグループ化されます。トリップは、ロード連結期間内に作成されます。

トリップ識別子は、ソース・インスタンスにリリースされず、トリップを構成する社内受注と社内購買依頼のみがソース・インスタンスにリリースされます。

最大トリップ・サイズに対して社内移動が大きすぎる場合は、社内移動が自動的に2つ以上の社内移動に分割されます。各社内移動は、最大トリップ・サイズ以下になります。最大トリップ・サイズ制約を満たすための、社内移動の小さいサイズへの自動分割は、次の2つのケースの一方で発生します。

「トリップ」フォーム

「トリップ」フォームには、出荷元組織と出荷先組織、出荷日と納入予定日、出荷方法など、各トリップの詳細が表示されます。出荷方法に対してトリップ制限が定義されている場合は、重量稼働率および容積稼働率が計算され、パーセントで表示されます。

他のフィールドには、トリップの重量と容積、使用可能な重量と容積および最大重量と最大容積が表示されます。また各トリップには、移動リード・タイム、出荷方法、モード、サービス・レベルおよび運送業者名が含まれています。既存のトリップがある場合、および既存のトリップに対してトリップ稼働率例外が発行された場合は、各トリップのステータスが表示されます。

各トリップは、次のように計算されて「トリップ」フォームに表示されます。

時間総計オプションについて

次の図に、トリップ連結タイム・フェンス、トリップ連結日数、無限タイム・フェンスおよび日次/総割付バケット間の関連を示します。この例では、計画バケットは日次です。

本文の説明内容に関するイメージ

「組織」タブ・リージョン

物流計画を、他の物流計画に対する供給計画として指定できます。これにより、搬送計画の問題をサブセット化し、複数の物流計画を実行できます。集中的な割付計画の実行頻度を減らして、外部事業所に対する補充計画の実行頻度を増やすことができます。供給計画としての物流計画の動作は、供給計画としてのMPP/MPS/MRP計画の動作とまったく同じです。

中央の計画の対象となる品目と組織の場合、供給計画として使用されるときに新規の供給は計画されません。かわりに、有効供給数量がサプライ・チェーン内でさらに外側へとプッシュされ、以降に物流計画を実行する際に再割付けできます。唯一の相違点は、無限タイム・フェンスの後に発生します。

物流計画を、物流計画に需要計画として渡すことができます。これにより、搬送計画のユーザーは計画の問題を複数の物流計画にサブセット化し、主要物流計画を需要計画として渡すことで計画間のループをクローズできます。物流計画が第2物流計画に組織の需要計画として表示される場合、動作はOracle Advanced Supply Chain Planningで計画の「プラント 間」チェック・ボックスを選択した場合と同様です。渡される需要は、組織に対する要求アウトバウンド出荷のみです。需要計画からの需要は、物流計画に組織間需要として表示されます。

「組織」タブ・リージョンの設定

  1. 「需要計画」からグローバル需要計画を入力します。

  2. 「受注を含む」チェック・ボックスを選択するか、選択を解除します。

    WIP、予約および購買は常に含まれます。安全在庫は常に計画されます。

  3. 需要計画と供給計画を追加します。

    物流計画を需要計画として使用できます。物流計画とMRP/MPS/MPP計画は、供給計画として使用できます。

「決定ルール」タブ・リージョン

「MSO: 決定ルールの使用可能」が「Yes」に設定されている場合は、「決定ルール」タブで搬送計画用の「決定ルール」オプションを選択できます。「MSO: 決定ルールの使用可能」を「No」に設定している場合、このタブはグレー表示されます。

搬送計画では、次の決定ルールがサポートされています。