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Oracle Applications開発者ガイド
リリース12
E06048-01
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コンカレント処理のPL/SQL API

概要

この項では、クライアント側とサーバー側のどちらのPL/SQLプロシージャでも使用できるコンカレント処理APIについて説明します。また、これらのコンカレント処理APIを使用したPL/SQLプロシージャの例も取り上げます。

この項では、次のコンカレント処理パッケージについて説明します。

FND_CONC_GLOBALパッケージ

このパッケージを使用して、PL/SQLコンカレント・プログラムからサブ要求を発行します。

FND_CONC_GLOBAL.REQUEST_DATA

変数 説明
要約
function FND_CONC_GLOBAL.REQUEST_DATA return varchar2;
変数 説明
説明 FND_CONC_GLOBAL.REQUEST_DATAがREQUEST_DATAグローバルの値を取得します。

FND_CONC_GLOBAL.SET_REQ_GLOBALS

変数 説明
要約
procedure SET_REQ_GLOBALS        (conc_status        in varchar2 default null,

                                                                                   request_data        in varchar2 default null,

                                                                                 conc_restart_time in varchar2 default null,

                                                                                  release_sub_request in varchar2 default null);           
変数 説明
説明 FND_CONC_GLOBAL .SET_REQ_GLOBALSは特殊グローバルの値を設定します。

/*

 * This is sample PL/SQL concurrent program submits 10

 * sub-requests. The sub-requests are submitted one at a

 * time.  Each time a sub-request is submitted, the parent

 * exits to the Running/Paused state, so that it does not

 * consume any resources while waiting for the child

 * request, to complete.  When the child completes the

 * parent is restarted.

 */

create or replace procedure parent  (errbuf out varchar2,

                                 retcode   out number) is

   i number;

   req_data varchar2(10);

   r number;



begin

   --

   -- Read the value from REQUEST_DATA.  If this is the

   -- first run of the program, then this value will be

   -- null.

   -- Otherwise, this will be the value that we passed to

   -- SET_REQ_GLOBALS on the previous run.

   --

   req_data := fnd_conc_global.request_data;



   --

   -- If this is the first run, we'll set i = 1.

   -- Otherwise, we'll set i = request_data + 1, and we'll

   -- exit if we're done.

   --

   if (req_data is not null) then

     i := to_number(req_data);

     i := i + 1;

     if (i < 11  ) then

       errbuf := 'Done!';

       retcode := 0 ;

       return;

     end if;

   else

     i := 1;

   end if;



   --

   -- Submit the child request.  The sub_request parameter

   -- must be set to 'Y'.

   --

   r := fnd_request.submit_request('FND', 'CHILD',

                        'Child ' || to_char(i), NULL,

                        TRUE, fnd_conc_global.printer);



   if r = 0 then

     --

     -- If request submission failed, exit with error.

     --

     errbuf := fnd_message.get;

     retcode := 2;

   else

     --

     -- Here we set the globals to put the program into the

     -- PAUSED status on exit, and to save the state in

     -- request_data.

     --

    fnd_conc_global.set_req_globals(conc_status => 'PAUSED',

                                request_data => to_char(i));

    errbuf := 'Sub-Request submitted!';

    retcode := 0 ;

   end if;



   return;



end;

FND_CONCURRENTパッケージ

FND_CONCURRENT.AF_COMMIT

変数 説明
要約
function FND_CONCURRENT.AF_COMMIT;
説明 FND_CONCURRENT.AF_COMMITは、特定のロールバック・セグメントを使用するコンカレント・プログラムによって使用されます。このロールバック・セグメントは、「コンカレント・プログラムの定義」フォームで定義する必要があります。

指定されたロールバック・セグメントに対しFND_CONCURRENT.AF_COMMITがCOMMITコマンドを実行します。

FND_CONCURRENT.AF_COMMITには引数はありません。

FND_CONCURRENT.AF_ROLLBACK

変数 説明
要約
function FND_CONCURRENT.AF_ROLLBACK;
説明 FND_CONCURRENT.AF_ROLLBACKは、特定のロールバック・セグメントを使用するコンカレント・プログラムで使用されます。このロールバック・セグメントは、「コンカレント・プログラムの定義」フォームで定義する必要があります。
指定されたロールバック・セグメントに対しFND_CONCURRENT.AF_ROLLBACKがROLLBACKコマンドを実行します。
FND_CONCURRENT.AF_ROLLBACKには引数はありません。

FND_CONCURRENT.GET_REQUEST_STATUS(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
要約
function FND_CONCURRENT.GET_REQUEST_STATUS



        (request_id        IN OUT number,

         application        IN varchar2 default NULL,

         program                        IN varchar2 default NULL,

         phase                        OUT varchar2,

         status                        OUT varchar2,

         dev_phase                OUT varchar2,

         dev_status        OUT varchar2,

         message                        OUT varchar2)

return boolean;

説明 コンカレント要求のステータスを戻します。要求がすでに完了している場合には、完了メッセージが戻されます。
FND_CONCURRENT.GET_REQUEST_STATUSは、プログラム・ロジックを駆動できる「開発者」フェーズおよびステータス値とともに、「ユーザーにとってわかりやすい」(翻訳可能な)フェーズおよびステータス値も戻します。
変数 説明
request_id チェック対象のプログラムの要求ID。
application コンカレント・プログラムに関連付けられているアプリケーションの短縮名。このパラメータはrequest_idが指定されていない場合にのみ必要となります。
program コンカレント・プログラムの短縮名(実行ファイルではありません)。このパラメータはrequest_idが指定されていない場合にのみ必要となります。アプリケーションとプログラムが提供されている場合は、このプログラムの最後の要求の要求IDがrequest_idに戻されます。
変数 説明
phase FND_LOOKUPSからのユーザーにとってわかりやすい要求フェーズ。
status FND_LOOKUPSからのユーザーにとってわかりやすい要求ステータス。
dev_phase プログラム・ロジックの比較に使用される定数文字列としての要求フェーズ。
dev_status プログラム・ロジックの比較に使用される定数文字列としての要求ステータス。
message 要求が完了している場合に戻される完了メッセージ。

 call_status boolean;

        rphase      varchar2(80);

        rstatus     varchar2(80);

        dphase      varchar2(30);

        dstatus     varchar2(30);

        message     varchar2(240);



        call_status :=

                 FND_CONCURRENT.GET_REQUEST_STATUS(<Request_ID>, '', '',

                 rphase,rstatus,dphase,dstatus, message);

    end;

上の例では、rphaseおよびrstatusは「コンカレント要求」フォームに表示されるものと同じフェーズとステータス値を受け取ります。完了済の要求の完了テキストはメッセージ内に返されます。

要求の結果に基づいてプログラムのフローを制御する場合には、開発者は要求のフェーズとステータスと比較する値として次の値を使用する必要があります。

次の表はdev_phaseおよびdev_statusについての可能な値とその説明をリストしたものです。

dev_phase dev_status 説明
PENDING NORMAL 要求は利用可能な次のマネージャまで待機しています。
PENDING STANDBY 制約のある要求(現在実行中のプログラムやアクティブ状態で保留中のプログラムと互換性がない)が、内部のコンカレント・マネージャがそれを解放するまで待機しています。
PENDING SCHEDULED 要求は、将来の時間または日付に開始される予定です。
PENDING PAUSED 子要求は、その親要求により実行可能とマークされるまで待機しています。たとえば、順番に実行されるレポート・セットに属するレポートは、適切なレポートが完了するまで待機している必要があります。
RUNNING NORMAL 要求は処理中です。
RUNNING WAITING 親要求は、そのサブ要求の完了まで待機しています。
RUNNING RESUMING 親要求は、そのサブ要求の完了後、再起動まで待機しています。
RUNNING TERMINATING 実行中の当該要求は、ユーザーによって終了の要求が出されました。
COMPLETE NORMAL 要求は正常に完了しました。
COMPLETE ERROR 要求は正常に完了しませんでした。
COMPLETE WARNING 要求は完了しましたが、警告が検出されました。たとえば、レポートが正常に生成されたものの印刷は失敗したといった場合です。
COMPLETE CANCELLED 保留されていた、または非アクティブの要求が取り消されました。
COMPLETE TERMINATED 実行中の要求は終了されました。
INACTIVE DISABLED 要求に関連付けられたコンカレント・プログラムが無効化されています。
INACTIVE ON_HOLD 保留していた要求が保留中として設定されました。
INACTIVE NO_MANAGER 要求を実行するためのマネージャが定義されていません。
INACTIVE SUSPENDED この値は上位互換性のためのものです。ユーザーがOSレベルで要求を一時停止したことを示します。

FND_CONCURRENT.WAIT_FOR_REQUEST(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
要約
function FND_CONCURRENT.WAIT_FOR_REQUEST



(request_id IN number default NULL,

          interval   IN number default 60,

          max_wait   IN number default 0,

          phase      OUT varchar2,

          status     OUT varchar2,

          dev_phase  OUT varchar2,

          dev_status OUT varchar2,

          message    OUT varchar2) return  boolean;

説明 要求の完了を待ち、その後、要求のフェーズとステータス、および完了メッセージを戻します。要求の完了のためのチェックとチェックの間はスリープ状態になります。
変数 説明
request_id 待機の対象とする要求の要求ID。
interval チェックとチェックの間に待機する秒数(スリープの秒数)。
max_wait 要求の完了を待機する最大秒数。
変数 説明
phase FND_LOOKUPS表からのユーザーにとってわかりやすい要求フェーズ。
status FND_LOOKUPS表からのユーザーにとってわかりやすい要求ステータス。
dev_phase プログラム・ロジックの比較に使用される定数文字列としての要求フェーズ。
dev_status プログラム・ロジックの比較に使用される定数文字列としての要求ステータス。
message 要求がすでに完了している場合に与えられる完了メッセージ。

FND_CONCURRENT.SET_COMPLETION_STATUS(サーバー)

変数 説明
要約
function FND_CONCURRENT.SET_COMPLETION_STATUS



(status                IN varchar2,

 message        IN varchar2) return boolean;

説明 コンカレント・プログラムからSET_COMPLETION_STATUSをコールし、完了ステータスを設定します。正常に完了した場合はファンクションはTRUEを戻し、それ以外はFALSEを戻します。
変数 説明
status コンカレント・プログラムのステータス。NORMAL、WARNINGまたはERRORのいずれかです。
message オプション・メッセージ。

FND_FILE: PL/SQLファイルI/O

FND_FILEパッケージには、ログ・ファイルおよび出力ファイルへテキストを書き込むためのプロシージャが含まれています。これらのプロシージャはすべてのタイプのコンカレント・プログラムでサポートされています。

テストおよびデバッグには、プロシージャFND_FILE.PUT_NAMESおよびFND_FILE.CLOSEを使用できます。これらの2つのプロシージャをコンカレント・プログラムからコールしないように注意してください。

FND_FILEは、ログ・ファイルおよび出力ファイルどちらについても、最大で32Kまでのバッファ行サイズをサポートしています。

重要: このパッケージは汎用PL/SQLテキストI/O用に設計されたものではなく、要求ログ・ファイルおよび出力ファイルに書き込むためにのみ設計されています。

関連項目: PL/SQLファイルの入出力処理

FND_FILE.PUT

変数 説明
要約
procedure FND_FILE.PUT



 (which  IN NUMBER,

  buff         IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用してテキストをファイルに(改行文字なしで)書き込みます。FND_FILE.PUTを複数コールすると、連結テキストが生成されます。通常は、FND_FILE.NEW_LINEとともに使用します。
変数 説明
which ログ・ファイルまたは出力ファイル。FND_FILE.LOGまたはFND_FILE.OUTPUTを使用します。
buff 書き込むテキスト。

FND_FILE.PUT_LINE

変数 説明
要約
procedure FND_FILE.PUT_LINE

 (which        IN NUMBER,

  buff        IN        VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用してファイルにテキスト行を(改行文字を伴って)書き込みます。このユーティリティが最も頻繁に使用されます。
変数 説明
which ログ・ファイルまたは出力ファイル。FND_FILE.LOGまたはFND_FILE.OUTPUTを使用します。
buff 書き込むテキスト。

メッセージ・ディクショナリを使用してサーバーに設定済のメッセージを取得し、それをログ・ファイルに書き込みます。(これにより、ログ・ファイルに翻訳済のメッセージを含めることができます。)

 FND_FILE.PUT_LINE( FND_FILE.LOG, fnd_message.get );

テキスト行を直接ログ・ファイルに書き込みます(英語でハードコードされているためメッセージは翻訳できません。この方法はお薦めしません)。

 fnd_file.put_line(FND_FILE.LOG,'Warning: Employee '||

                     l_log_employee_name||' ('||

                     l_log_employee_num ||

                          ') does not have a manager.');

FND_FILE.NEW_LINE

変数 説明
要約
procedure FND_FILE.NEW_LINE

  (which        IN NUMBER,

         LINES         IN NATURAL := 1);

説明 このプロシージャを使用して、ファイルに行の終端記号(改行文字)を書き込みます。
変数 説明
which ログ・ファイルまたは出力ファイル。FND_FILE.LOGまたはFND_FILE.OUTPUTを使用します。
lines 書き込む行終端記号の数。

改行文字を2つ書き込むには次のようにします。

 fnd_file.new_line(FND_FILE.LOG,2);

FND_FILE.PUT_NAMES

変数 説明
要約
procedure FND_FILE.PUT_NAMES

         (p_log IN VARCHAR2,

   p_out IN VARCHAR2,

  (p_dir IN VARCHAR2);

説明 一時ログ・ファイル名、一時出力ファイル名および一時ディレクトリをユーザー指定の値に設定します。DIRはデータベースが書き込めるディレクトリである必要があります。FND_FILE.PUT_NAMESは、他のFND_FILEファンクションをコールする前に、1セッションにつき1度だけコールします。

重要: FND_FILE.PUT_NAMESはSQL*Plusからのテストおよびデバッグのためのものです。コンカレント・プログラムからコールされた場合は何も実行しません。

BEGIN

        fnd_file.put_names('test.log', 'test.out',

                '/local/db/8.0.4/db-temp-dir/');

        fnd_file.put_line(fnd_file.output,'Called stored

procedure');

        /* Some logic here... */

        fnd_file.put_line(fnd_file.output, 'Reached point A');

        /* More logic, etc... */

        fnd_file.close;

END;

変数 説明
p_log 一時ログ・ファイル名。
p_out 一時出力ファイル名。
p_dir 一時ディレクトリ名。

BEGIN

 fnd_file.put_names('test.log', 'test.out',

  '/local/db/8.0.4/db-temp-dir/');

 fnd_file.put_line(fnd_file.output,'Called stored

procedure');

 /* Some logic here... */

 fnd_file.put_line(fnd_file.output, 'Reached point A');

 /* More logic, etc... */

 fnd_file.close;

END;

FND_FILE.CLOSE

変数 説明
要約
procedure FND_FILE.CLOSE;
説明 このプロシージャを使用して、開いているファイルを閉じます。

重要: FND_FILE.CLOSEはコマンドライン・セッションでのみ使用してください。FND_FILE.CLOSEをコンカレント・プログラムからコールしないでください。

BEGIN

 fnd_file.put_names('test.log', 'test.out',

  '/local/db/8.0.4/db-temp-dir/');    fnd_file.put_line(fnd_file.output,'Called stored

procedure');

 /* Some logic here... */

 fnd_file.put_line(fnd_file.output, 'Reached point A');

 /* More logic, etc... */

 fnd_file.close;

END;

エラーの処理

FND_FILEパッケージは1つの例外、FND_FILE.UTL_FILE_ERRORを呼び出すことができます。これは、UTL_FILEエラー状況を示すものです。具体的には、エラーがある場合、プロシージャFND_FILE.PUT、FND_FILE.PUT_LINEおよびFND_FILE.NEW_LINEでFND_FILE.UTL_FILE_ERRORを呼び出すことができます。このパッケージ例外に加えて、FND_FILEではNO_DATA_FOUNDやVALUE_ERRORなどの、事前定義済PL/SQL例外を呼び出すこともできます。

一時ファイルが開けないか、書込みができない場合、FND_FILEではUTL_FILE_ERRORが発生します。FND_FILE.UTL_FILE_ERROR例外が発生した後、エラーで終了するか、正常に完了するかはコンカレント・プログラムによります。FND_FILEでは、UTL_FILE_ERROR例外が発生する前からメッセージ・スタックに翻訳済メッセージを保持しています。開発者はFND_FILEエラーのためのメッセージを取得して、要求完了テキストとして使用できます。例外処理時にFND_MESSAGEルーチンを使用してメッセージ・スタックからメッセージを取得するかどうかは、コール元が決定できます。

コンカレント・マネージャでは、すべての一時ファイル作成エラーを要求ログ・ファイルに記録します。

FND_PROGRAM: コンカレント・プログラム・ローダー

FND_PROGRAMパッケージには、コンカレント・プログラム実行ファイル、パラメータのあるコンカレント・プログラム、非互換性ルール、要求セットおよび要求グループを作成するためのプロシージャが含まれています。さらに、このパッケージには、コンカレント・プログラム、実行ファイル、パラメータ、非互換性ルールの存在をチェックするために使用するファンクションも含まれています。

プロシージャに渡される引数は、少数の例外を除いて、Oracle Application Object Libraryのフォーム内のフィールドに対応しています。通常は、最初にこれらのプロシージャに対するパラメータをフォームに入力して、検証やデバッグを行います。

エラーが検出された場合は、ORA-06501: PL/SQL:内部エラーが発生します。ファンクションfnd_program.message()へのコールによりエラー・メッセージを取得できます。

特に索引における値の重複のようないくつかのエラーは、パッケージでは検出されません。

誤った外部キー情報が提供されると例外が呼び出されることに注意してください。たとえば、プログラムが存在しない場合、delete_program()は失敗しませんが、誤ったアプリケーション名が指定された場合は失敗します。

FND_PROGRAM.MESSAGE

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.MESSAGE return VARCHAR2;
説明 メッセージ・ファンクションを使用して、エラー・メッセージを戻します。プログラムのどの検証エラーの発生時にもメッセージが設定されます。

FND_PROGRAM.EXECUTABLE

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.EXECUTABLE



(executable                             IN        VARCHAR2,

        application                                IN VARCHAR2,

        description                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        execution_method                IN        VARCHAR2,

        execution_file_name        IN        VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        subroutine_name                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        icon_name                                IN        VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        language_code                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'US');

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラム実行ファイルを定義します。このプロシージャは、システム管理者の職責およびアプリケーション開発者の職責でアクセス可能な「コンカレント・プログラム実行ファイル」ウィンドウに対応しています。
変数 説明
executable 実行ファイル名(たとえば、「FNDSCRMT」など)。
application 実行ファイルのアプリケーションの短縮名(たとえば、「FND」など)。
description 実行ファイルについてのオプション説明。
execution_method この実行ファイルが使用するプログラムのタイプ。使用可能な値は「Host」、「Immediate」、「Oracle Reports」、「PL/SQL Stored Procedure」、「Spawned」、「SQL*Loader」および「SQL*Plus」です。
execution_file_name ファイルのオペレーティング・システム名。即時プログラム以外の、すべてのプログラムに対し必須です。ファイルがPL/SQLストアド・プロシージャではないかぎり、このファイル名には空白またはピリオドは使用できません。
subroutine_name 即時プログラムでのみ使用されます。空白またはピリオドは使用できません。
icon_name 内部開発者による将来の使用のために予約されています。NULLを指定してください。
language_code 名前および説明の言語コード(たとえば、「US」など)。

FND_PROGRAM.DELETE_EXECUTABLE

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.DELETE_EXECUTABLE



(executable                IN        varchar2,

        application                IN varchar2);

変数 説明
説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラム実行ファイルを削除します。コンカレント・プログラムに割り当てられている実行ファイルは削除できません。
変数 説明
executable 削除する実行ファイルの短縮名。
application 実行ファイルのアプリケーションの短縮名(たとえば、「FND」など)。

FND_PROGRAM.REGISTER

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.REGISTER

                 (program                                                        IN VARCHAR2,

                application                                          IN VARCHAR2,

                enabled                                               IN VARCHAR2,

                short_name                                                  IN VARCHAR2,

                description                                                 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                executable_name                                IN VARCHAR2,

                executable_application         IN VARCHAR2,

                execution_options                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                priority                                                        IN NUMBER   DEFAULT NULL,

                save_output                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

                print                                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

                cols                                                                IN NUMBER   DEFAULT NULL,

                rows                                                                IN NUMBER   DEFAULT NULL,

                style                                                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                style_required                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                printer                                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                request_type                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                request_type_application         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                use_in_srs                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                allow_disabled_values                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                run_alone                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                output_type                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'TEXT',

                enable_trace                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                restart                                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

                nls_compliant                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

                icon_name                                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

                language_code                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'US'

                mls_function_short_name        IN VARCHAR2,

                mls_function_application        IN VARCHAR2,

                incrementor                                                IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムを定義します。このプロシージャは、システム管理者の職責およびアプリケーション開発者の職責でアクセス可能な「コンカレント・プログラム」ウィンドウに対応しています。
変数 説明
program ユーザーから見えるプログラム名(たとえば「Menu Report」など)。
application プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。プログラム・アプリケーションにより、プログラムで使用されるOracleユーザー名が決まります。
enabled YまたはNを指定します。
short_name 内部開発者によるプログラム名。
description プログラムの説明(オプション)。
executable_name 登録済のコンカレント・プログラム実行ファイルの短縮名。
executable_application 実行ファイルが登録されているアプリケーションの短縮名。
execution_options Oracle Reportsのような特定の実行ファイルで使用される、特別な文字列(オプション)。
priority プログラム・レベルの優先順位(オプション)。
save_output 出力を保存するかどうかをYまたはNで指定します。
print 印刷を許可する場合はYを指定します。それ以外はNを指定します。
cols レポート列のページ幅。
rows レポート行のページの長さ。
style デフォルトの印刷スタイル名。
style_required 「要求の発行」ウィンドウからのデフォルト印刷スタイルの変更を許可するかどうかを指定します。
printer 指定したプリンタに出力します。
request_type ユーザー定義の要求タイプ。
request_type_application 要求タイプを所有しているアプリケーションの短縮名。
use_in_srs 「要求の発行」ウィンドウからのプログラムの発行を許可する場合はYを、それ以外はNを指定します。
allow_disabled_values 期限切れの値セットに基づいたパラメータの検証を許可する場合はYを指定します。現行の値を必須とする場合はNを指定します。
run_alone プログラム自身がシステム全体を保持している必要があるかを、YまたはNで指定します。
output_type コンカレント・プログラムにより生成される出力のタイプ。HTML、PS、TEXTまたはPDFのいずれかを指定します。
enable_trace このプログラムに対するSQLトレースを常に有効とするにはYを指定します。有効としない場合はNを指定します。
nls_compliant 内部開発者による使用のためにのみ予約されています。Nを使用してください。
icon_name 内部開発者による使用のために予約されています。NULLを使用してください。
language_code 名前および説明の言語コード。
mls_function_short_name 登録済のMLS機能の名前。
mls_function_application MLS機能が登録されているアプリケーションの短縮名。
incrementor 増分プログラムPL/SQLファンクション名。

FND_PROGRAM.DELETE_PROGRAM

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.DELETE_PROGRAM



(program_short_name        IN        varchar2,

    application                        IN varchar2);

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムを削除します。プログラムへの参照もすべて削除されます。
変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。

FND_PROGRAM.PARAMETER

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.PARAMETER



(program_short_name         IN        VARCHAR2,

        application                                IN VARCHAR2,

        sequence                                  IN NUMBER,

        parameter                           IN VARCHAR2,

        description                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        enabled                                         IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

        value_set                                 IN VARCHAR2,

        default_type                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        default_value                   IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        required                                 IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        enable_security                 IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        range                                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        display                                         IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

        display_size                         IN NUMBER,

        description_size                IN NUMBER,

        concatenated_description_size IN NUMBER,

        prompt                                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        token                                          IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 指定されたコンカレント・プログラムに対し新規パラメータを作成します。このプロシージャは、システム管理者の職責およびアプリケーション開発者の職責でアクセス可能な「コンカレント・プログラム・パラメータ」ウィンドウに対応しています。

重要: 新しく追加されたパラメータは、付加フレックスフィールドがコンパイルされるまで「SRS」フォームには表示されません。付加フレックスフィールドはプログラム$FND_TOP/$APPLBIN/fdfcmpによりコンパイルされます。

変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。
sequence パラメータの順序を決定するパラメータ順序番号。
parameter パラメータ名。
description パラメータの説明(オプション)。
enabled パラメータを有効化するにはYを、パラメータを無効化するにはNを指定します。
value_set このパラメータで使用する値セット。
default_type オプションのデフォルト・タイプ。使用可能な値は「Constant」、「Profile」、「SQL Statement」または「Segment」です。
default_value default_typeがNULL以外の場合にのみ必須です。
required 必須パラメータにはYを、オプション・パラメータにはNを指定します。
enable_security 値セットで許可されている場合は、Yを指定して値セキュリティを有効化します。Nを指定するとこのパラメータに対しては値セキュリティが機能しなくなります。
range オプションで「高」、「低」または「ペア」を指定します。
display Yを指定するとパラメータが表示されます。Nを指定すると非表示になります。
display_size パラメータ・ウィンドウでの項目の長さ。
description_size パラメータ・ウィンドウでの項目の説明の長さ。
concatenated_description_size 連結パラメータ・フィールドでの説明の長さ。
prompt パラメータ・ウィンドウでの項目プロンプト。
token Oracle Reportsトークン(Oracle Reportsプログラムとともに使用する場合のみ)。

FND_PROGRAM.DELETE_PARAMETER

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.DELETE_PARAMETER



(program_short_name         IN varchar2,

           application                        IN varchar2

           parameter              IN        varchar2);

説明 コンカレント・プログラムからパラメータを削除する場合に、このプロシージャをコールします。
変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。
parameter 削除するパラメータ。

FND_PROGRAM.INCOMPATIBILITY

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.INCOMPATIBILITY



(program_short_name                 IN VARCHAR2,

        application                                        IN VARCHAR2

        inc_prog_short_name                IN        VARCHAR2,

        inc_prog_application        IN VARCHAR2,

        scope                             IN VARCHAR2 DEFAULT 'Set');

説明 このプロシージャを使用して、指定されたコンカレント・プログラムに対し非互換性を登録します。このプロシージャは、システム管理者の職責およびアプリケーション開発者の職責でアクセス可能な「非互換プログラム」ウィンドウに対応しています。
変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。
inc_prog_short_name 非互換プログラムの短縮名。
inc_prog_application 非互換プログラムを所有しているアプリケーション。
scope SetまたはProgram Onlyのいずれかです。

FND_PROGRAM.DELETE_INCOMPATIBILITY

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.DELETE_INCOMPATIBILITY



 (program_short_name                        IN        VARCHAR2,

                application                                         IN VARCHAR2,

                inc_prog_short_name          IN VARCHAR2,

                inc_prog_application         IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムの非互換性ルールを削除します。
変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。
inc_prog_short_name 削除する非互換プログラムの短縮名。
inc_prog_application 非互換プログラムを所有しているアプリケーション。

FND_PROGRAM.REQUEST_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.REQUEST_GROUP



(request_group         IN VARCHAR2,

 application                IN VARCHAR2,

        code                                 IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        description                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 このプロシージャを使用して、新しい要求グループを作成します。このプロシージャは、システム管理者職責での「要求グループ」ウィンドウのマスター・リージョンに対応しています。
変数 説明
request_group 要求グループの名前。
application 要求グループを所有しているアプリケーション。
code 要求グループのコード(オプション)。
description 要求グループの説明(オプション)。

FND_PROGRAM.DELETE_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.DELETE_GROUP



(group                        IN        VARCHAR2,

 application IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求グループを削除します。
変数 説明
request_group 削除する要求グループの名前。
application 要求グループを所有しているアプリケーション。

FND_PROGRAM.ADD_TO_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.ADD_TO_GROUP



(program_short_name                IN        VARCHAR2,

    program_application        IN VARCHAR2,

    request_group                        IN VARCHAR2,

    group_application                IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムを要求グループに追加します。このプロシージャは、システム管理の「要求グループ」ウィンドウ内の要求リージョンに対応しています。
変数 説明
program_short_name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
program_application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。
request_group コンカレント・プログラムを追加する要求グループ。
group_ application 要求グループを所有しているアプリケーション。

FND_PROGRAM.REMOVE_FROM_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_PROGRAM.REMOVE_FROM_GROUP



(program_short_name                IN        VARCHAR2,

    program_application        IN VARCHAR2,

    request_group                        IN VARCHAR2,

    group_application                IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求グループからコンカレント・プログラムを削除します。
変数 説明
program_short_ name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
program_ application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーション。
request_group FND_PROGRAM.REMOVE_FROM_GROUP
group_ application 要求グループを所有しているアプリケーション。

FND_PROGRAM.PROGRAM_EXISTS

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.PROGRAM_EXISTS



(program                 IN VARCHAR2,

 application        IN VARCHAR2)

return boolean;

説明 コンカレント・プログラムが存在する場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program プログラムの短縮名。
application プログラムのアプリケーション短縮名。

FND_PROGRAM.PARAMETER_EXISTS

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.PARAMETER_EXISTS



(program_short_name        IN VARCHAR2,

        application                                IN        VARCHAR2,

        parameteR                                IN        VARCHAR2)

return boolean;

変数 説明
説明 プログラム・パラメータが存在する場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program プログラムの短縮名。
application プログラムのアプリケーション短縮名。
parameter パラメータ名。

FND_PROGRAM.INCOMPATIBILITY_EXISTS

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.INCOMPATIBILITY_EXISTS



(program_short_name                 IN VARCHAR2,

        application                                 IN        VARCHAR2,

        inc_prog_short_name                IN        VARCHAR2,

        inc_prog_application         IN        VARCHAR2)

return boolean;

説明 プログラム非互換性が存在する場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program 最初のプログラムの短縮名。
application プログラムのアプリケーション短縮名。
inc_prog_short_ name 非互換プログラムの短縮名。
inc_prog_ applicatoin 非互換プログラムのアプリケーション短縮名。

FND_PROGRAM.EXECUTABLE_EXISTS

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.EXECUTABLE_EXISTS



(executable_short_name        IN VARCHAR2,

 application                                         IN        VARCHAR2)

return boolean;

説明 プログラム実行ファイルが存在する場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program 実行ファイルの名前。
application 実行ファイルのアプリケーション短縮名。

FND_PROGRAM.REQUEST_GROUP_EXISTS

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.REQUEST_GROUP_EXISTS



(request_group        IN VARCHAR2,

 application                IN        VARCHAR2)

return boolean;

説明 要求グループが存在する場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program 実行ファイルの名前。
application 要求グループのアプリケーション短縮名。

FND_PROGRAM.PROGRAM_IN_GROUP

変数 説明
要約
function FND_PROGRAM.INCOMPATIBILITY_EXISTS



(program_short_name         IN VARCHAR2,

        application                                IN        VARCHAR2,

        request_group                        IN        VARCHAR2,

        group_application                IN        VARCHAR2)

return boolean;

説明 要求グループ内にプログラムがある場合はTRUEを戻します。
変数 説明
program 最初のプログラムの短縮名。
application プログラムのアプリケーション短縮名。
request_group 要求グループの名前。
group_ application 要求グループのアプリケーション短縮名。

FND_PROGRAM.ENABLE_PROGRAM

変数 説明
構文
procedure FND_PROGRAM_ENABLE_PROGRAM



(short_name         IN VARCHAR2,

 application         IN        VARCHAR2,

 ENABLED                IN        VARCHAR2);

変数 説明
説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムを有効化または無効化します。
変数 説明
short_name プログラムの短縮名。
application プログラムのアプリケーション短縮名。
enabled プログラムを有効化するにはYを、無効化するにはNを指定します。

FND_REQUESTパッケージ

FND_REQUEST.SET_OPTIONS(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
構文
function FND_REQUEST.SET_OPTIONS



(implicit  IN varchar2 default 'NO',

          protected IN varchar2 default 'NO',

          language  IN varchar2 default NULL,

          territory IN varchar2 default NULL)

          return boolean;

説明 オプションでコンカレント要求を発行する前にコールし、要求オプションを設定します。正常に完了した場合にはTRUEが戻され、それ以外はFALSEが戻されます。
変数 説明
implicit このコンカレント要求をエンド・ユーザーの「コンカレント要求」フォームで表示するかどうかを決定します。(この引数の値に関係なく、すべての要求はシステム管理者の特権「コンカレント要求」フォームに自動的に表示されます。NO、YES、ERRORまたはWARNINGを指定します。
NOを指定すると、要求をエンド・ユーザーの「コンカレント要求」フォームで表示できます。
YESを指定すると、要求はシステム管理者の特権「コンカレント要求」フォームからのみ表示できます。
ERRORを指定すると、要求が失敗したときにのみ、要求がエンド・ユーザーの「コンカレント要求」フォームに表示されます。
WARNINGを指定すると、要求が警告またはエラーとともに終了したときにのみ、要求がエンド・ユーザーの「コンカレント要求」フォームに表示されます。
protected 「コンカレント要求」フォームを使用して行う更新に対し、このコンカレント要求を保護するかどうかを示します。「YES」では要求は更新から保護され、「NO」では保護されません。
language NLS言語を示します。NULLのままにすると、デフォルトの現行の言語が使用されます。
territory 言語地域を示します。NULLのままにすると、デフォルトの現行の言語地域が使用されます。

FND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONS(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
要約
function FND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONS



(repeat_time                         IN varchar2 default NULL,

repeat_interval          IN number default NULL,

repeat_unit              IN varchar2 default 'DAYS',

repeat_type              IN varchar2 default 'START'

repeat_end_time          IN varchar2 default NULL)

return boolean;

説明 オプションでコンカレント要求を発行する前にコールし、繰返しオプションを設定します。正常に完了した場合にはTRUEが戻され、それ以外はFALSEが戻されます。
変数 説明
repeat_time HH24:MIまたはHH24:MI:SSの書式でのコンカレント要求を繰り返す時刻。repeat_timeとともに使用できる他のパラメータはrepeat_end_timeのみです。
repeat_interval 要求の発行と発行との間の間隔。このパラメータはrepeat_unitとともに使用し、発行と発行の間の時間を指定します。このパラメータはrepeat_timeがNULLの場合にのみ適用されます。
repeat_unit repeat_intervalとともに使用される、要求の発行と発行との間の時間を指定する際の時間単位。指定可能な単位は「MINUTES」、「HOURS」、「DAYS」および「MONTHS」です。このパラメータはrepeat_timeがNULLの場合にのみ適用されます。
repeat_type 発行の間隔を、要求の実行の「START」または「END」のいずれから適用するかを決定します。このパラメータはrepeat_timeがNULLの場合にのみ適用されます。
repeat_end_time DD-MON-YYYY HH24:MI:SSまたはDD-MON-RR HH24:MI:SSの書式での、コンカレント要求の再発行を終了する日時。

FND_REQUEST.SET_PRINT_OPTIONS(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
要約
function FND_REQUEST.SET_PRINT_OPTIONS



(printer                         IN varchar2 default NULL,

style                            IN varchar2 default NULL,

copies                          IN number default NULL,

save_output                  IN boolean default TRUE,

print_together         IN varchar2 default 'N')

return boolean;

説明 オプションでコンカレント要求を発行する前にコールし、印刷オプションを設定します。正常に完了した場合にはTRUEが戻され、それ以外はFALSEが戻されます。

重要: 「コンカレント・プログラム」フォームを使用してプログラム・レベルで設定されている印刷オプションについては、このプロシージャで上書きできません。上書き可能な印刷オプションについては、次の引数の説明を参照してください。

変数 説明
printer コンカレント要求出力の送信先のプリンタの名前。「コンカレント・プログラム」フォームですでにこの印刷オプションが設定されている場合には、上書きできません。
style 「Landscape」または「Portrait」などの、要求出力の印刷に使用される形式。(有効な印刷形式は「印刷形式」フォームで定義されます。)「形式」オプションがすでに「コンカレント・プログラム」フォームで設定されており、「形式要」チェック・ボックスがチェックされている場合には、この印刷オプションは上書きできません。
copies 要求出力の印刷部数。この印刷オプションは、「コンカレント・プログラム」フォームですでに設定されていても、上書きできます。
save_output 出力ファイルを保存するかどうかを示します。有効な値はTRUEおよびFALSEです。この印刷オプションは、「コンカレント・プログラム」フォームですでに設定されていても、上書きできます。
print_together このパラメータはサブ要求のある要求にのみ適用されます。「Y」を指定すると、すべてのサブ要求が完了してからサブ要求出力が印刷されます。「N」を指定すると、各サブ要求出力は、それが完了し次第すぐに印刷されます。

FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST(クライアントまたはサーバー)

変数 説明
要約
function FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST



(application                 IN varchar2 default NULL,

program                           IN varchar2 default NULL,

description            IN varchar2 default NULL,

start_time             IN varchar2 default NULL,

sub_request            IN boolean default FALSE

argument1,

argument2, ..., argument99,

argument100) return number;

説明 処理のために、コンカレント要求をコンカレント・マネージャによって発行します。要求が正常に完了した場合は、このファンクションはコンカレント要求IDを戻します。それ以外はゼロ(0)を戻します。
正常に完了した場合は、FND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTファンクションはコンカレント要求IDを戻します。コミットを発行して要求発行を完了するかどうかはコール元で決定されます。
発行に問題がある場合(戻されたコンカレント要求IDが「0」の場合)、生成されたエラー・メッセージを取得して処理するようにコーディングする必要があります。FND_MESSAGE.RETRIEVEおよびFND_MESSAGE.ERRORを使用して、エラー・メッセージを取得して表示します(要求がクライアント側から発行された場合)。
関連項目: メッセージ・ディクショナリの概要
データベース・トリガーからFND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTをコールする前に、FND_REQUEST.SET_MODEをコールする必要があります。
データベース・トリガー以外の場所からのFND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTのコールが失敗した場合、データ・ベースの変更はファンクション・コールの時点までロールバックします。
FND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTファンクションへのコール後、設定パラメータはすべてデフォルト値に再設定されます。

重要: FND_REQUESTは、要求の発行元のユーザーとその職責についての情報を持っている必要があります。したがって、このファンクションはOracle Applications内のコンカレント・プログラムまたはフォームからのみ動作します。

変数 説明
application 発行されるコンカレント要求に関連付けられているアプリケーションの短縮名。
program 要求が発行されるコンカレント・プログラムの短縮名(実行ファイルの短縮名ではありません)。
description 「コンカレント要求」フォームに表示される要求の説明(オプション)。
start_time HH24:MIまたはHH24:MI:SSの書式での、要求の実行を開始する時刻(オプション)。
sub_request 要求が別の要求から発行され、サブ要求として取り扱う必要がある場合にTRUEに設定します。
PL/SQLストアド・プロシージャ・コンカレント・プログラムから要求を発行する場合、このパラメータを使用できます。
argument1...100 コンカレント要求の引数。100個までの引数設定が可能です。Oracle Formsから発行する場合は、100個の引数すべてを指定する必要があります。

FND_REQUEST.SET_MODE(サーバー)

変数 説明
要約
function FND_REQUEST.SET_MODE



 (db_trigger IN boolean) return boolean;

説明 データベース・トリガーからFND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTをコールする前に、このファンクションをコールします。

FND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTをデータベース・トリガーでコールした際にエラーが発生した場合は、変更がロールバックされないことに注意してください。

変数 説明
db_trigger 要求をデータベース・トリガーから発行する場合はTRUEに設定します。

要求発行の例

/* Example 1 */



/* Submit a request from a form and commit*/

 :parameter.req_id :=

      FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST (

           :blockname.appsname,

           :blockname.program,

           :blockname.description,

           :blockname.start_time,

           :blockname.sub_req = 'Y',

           123, NAME_IN('ORDERS.ORDER_ID'), 'abc',

           chr(0), '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '',

           '', '', '', '', '', '', '', '', '', '');



IF :parameter.req_id = 0 THEN

    FND_MESSAGE.RETRIEVE;

    FND_MESSAGE.ERROR;

ELSE

  IF :SYSTEM.FORM_STATUS != 'CHANGED' THEN

    IF app_form.quietcommit  THEN

      /*form commits without asking user to save changes*/

     fnd_message.set_name('SQLGL',

           'GL_REQUEST_SUBMITTED');

     fnd_message.set_TOKEN('REQUEST_ID',

            TO_CHAR(:PARAMETER.REQ_ID), FALSE);

     fnd_message.show;

    ELSE

       fnd_message.set_name('FND',

            'CONC-REQUEST SUBMISSION FAILED');

       fnd_message.error;

    END IF;

  ELSE

    DO_KEY('COMMIT_FORM');

    IF :SYSTEM.FORM_STATUS != 'CHANGED' THEN

        /*commit was successful*/

        fnd_message.set_name('SQLGL',

           'GL_REQUEST_SUBMITTED');

        fnd_message.set_TOKEN('REQUEST_ID',

             TO_CHAR(:PARAMETER.REQ_ID), FALSE);

        fnd_message.show;

    END IF;

  END IF;

END IF;



/* Example 2 */



/* Submit a request where no setup is required */

declare

  req_id number;

begin

  req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST ('FND',

              'FNDMDGEN', 'Message File Generator',

              '01-NOV-02 00:00:00', FALSE, ...arguments...);

  if (req_id = 0) then

    /* Handle submission error */

    FND_MESSAGE.RETRIEVE;

    FND_MESSAGE.ERROR;

  else

    commit;

  end if;

end;

/* Example 3 */



/* Submit a request from a database trigger */

result := FND_REQUEST.SET_MODE(TRUE);

req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST (FND',

            'FNDMDGEN', 'Message File  Generator',

            '01-NOV-02 00:00:00', FALSE, ...arguments...);



/* Example 4 */



/* Submit a request inserting NULL arguments.

   This call inserts 6 arguments with arguments 1, 3,

   4, and 6 being NULL */

req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST ('FND',

                        'FNDPROG',

                        'Description of FNDPROG',

                        '01-FEB-01 00:00:00', FALSE,

                        '', 'arg2', '', NULL, arg5, '');

/* Example 5 */



/* Submit a repeating request */

result := FND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONS ('', 4, 'HOURS', 'END');

req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST ('CUS',

                          'CUSPOST', 'Custom Posting',

                          '01-APR-01 00:00:00', FALSE,

                          ...arguments...);

重要: FND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONSがエラーを戻した場合、要求を発行しないこともできます。そのため、FND_REQUEST.SUBMIT_REQUESTへのコールを発行する前にFND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONSの結果をテストできます。

/* Example 6 */



/* Submit a request for 5 copies of a menu report */

result := FND_REQUEST.SET_PRINT_OPTIONS ('hqunx138',

                                         'Landscape',

                                          5,

                                         'Yes',

                                         FALSE);

req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST ('FND',

                                'FNDMNRMT',

                                '',

                                '',

                               'N', 0, 101);

/* Example 7 */



/* Submit a protected request that repeats at noon */

result := FND_REQUEST.SET_OPTIONS ('YES');

result := FND_REQUEST.SET_REPEAT_OPTIONS ('12:00');

req_id := FND_REQUEST.SUBMIT_REQUEST ('CUS',

                            'CUSPOST', 'Custom Posting',

                            '01-APR-01 00:00:00', FALSE,

                             ... args ...);

FND_REQUEST_INFOおよび複数言語のサポート(MLS)

FND_REQUEST_INFOのAPIを複数言語サポート機能(MLS機能)で使用して、要求情報を取得できます。

複数言語サポート機能は、コンカレント・プログラムの複数言語での実行をサポートするための機能です。コンカレント・プログラムに対し単一の要求を発行し、そのプログラムをそれぞれ異なる言語で複数回実行できます。MLS機能により要求が実行される言語が決まります。

この機能を有効化するには、開発者がデータベース内にMLS機能をストアド・ファンクションとして作成します。コール時に、このファンクションがコンカレント・プログラムのデータ・セットとして使用する言語を決定し、言語コードのリストをカンマ区切り文字列として戻します。コンカレント・マネージャではこの文字列を使用して、各ターゲット言語でのコンカレント・プログラムのための子要求を発行します。

必要に応じて、MLS機能はFND_REQUEST_INFOのAPIを使用してコンカレント・プログラム・アプリケーション短縮名、コンカレント・プログラム短縮名、コンカレント要求パラメータを取得します。

開発者は「コンカレント・プログラム実行ファイル」フォームでMLS機能を登録し、さらに「コンカレント・プログラム」フォームで、登録したMLS機能をコンカレント・プログラムに関連付けます。

FND_REQUEST_INFO.GET_PARAM_NUMBER

変数 説明
要約
function GET_PARAM_NUMBER



(name                                IN VARCHAR2,

param_num                        OUT NUMBER);

説明 このファンクションを使用して、特定のパラメータ名に対応するパラメータ番号を取得します。パラメータ番号を取得できない場合、ファンクションは「-1」を戻します。
変数 説明
name 要求のコンカレント・プログラムのパラメータ名。

FND_REQUEST_INFO.GET_PARAM_INFO

変数 説明
要約
function GET_PARAM_INFO



(param_num                IN NUMBER,

         name                        OUT VARCHAR2);

説明 このファンクションを使用して、特定のパラメータ番号のパラメータ名を取得します。パラメータ名を取得できない場合、ファンクションは「-1」を戻します。
変数 説明
param_num 要求のコンカレント・プログラムのパラメータ番号。

FND_REQUEST_INFO.GET_PROGRAM

変数 説明
要約
procedure GET_PROGRAM

(program_name                         OUT VARCHAR2,

program_app_name                OUT VARCHAR2);

説明 このプロシージャは、開発者コンカレント・プログラム名およびアプリケーション短縮名を戻します。
変数 説明
prog_name コンカレント・プログラムの名前。
prog_app_name コンカレント・プログラムのアプリケーション短縮名。

FND_REQUEST_INFO.GET_PARAMETER

変数 説明
要約
function GET_PARAMETER



(param_num        IN NUMBER)

        return varchar2;

説明 このファンクションは、コンカレント・プログラムの特定のパラメータ番号に対応するパラメータ値を戻します。値はvarchar2として戻されます。
変数 説明
param_num 要求のコンカレント・プログラムのパラメータ番号。

MLS機能の例

各従業員に対し休暇日数のレポートを送付するコンカレント・プログラムがあるとします。このコンカレント・プログラムでは従業員番号の範囲をパラメータとして受け取ります。従業員はすべて、休暇日数レポートを各自が指定した言語で受け取ることを希望しています。MLS機能がない場合、このコンカレント・プログラムを発行するユーザーは、要求を発行する際に指定の従業員番号範囲から必要な言語すべてを推測し、それらの言語を選択する必要があります。インストール済言語すべてが必要とは限らないので、すべてを選択するのはリソースの無駄になる可能性があります。

次のような列を持つ従業員表(emp)があるとします。

 emp_no number(15),

     ...

     preferred_lang_code  varchar2(4),

     ...

このコンカレント・プログラムには、従業員番号の範囲を指定する2つのパラメータがあります。パラメータ1はstarting emp_noで、パラメータ2はending emp_noです。

このMLS機能は、同様に従業員番号の開始および終了パラメータを持つ別のコンカレント・プログラムでも使用できます。

CREATE OR REPLACE FUNCTION EMPLOYEE_LANG_FUNCTION RETURN VARCHAR2 IS



  language_string    varchar2(240);

  start_value        varchar2(240);

  end_value          varchar2(240);



  CURSOR language_cursor (starting number, ending number) IS

     SELECT DISTINCT(preferred_lang_code) language_code

      FROM  emp

      WHERE emp_no BETWEEN starting AND ending

      AND   preferred_lang_code IS NOT NULL;



  BEGIN



      -- Initialize the language string

      language_string := null;





      -- Get parameter values for starting and

      -- ending EMP_NO

      start_value := FND_REQUEST_INFO.GET_PARAMETER(1);

      end_value  := FND_REQUEST_INFO.GET_PARAMETER(2);



      FOR languages IN language_cursor(

                       to_number(start_value),

                       to_number(end_value)) LOOP



        IF( language_string IS NULL ) THEN

           language_string := languages.language_code;

        ELSE

           language_string := language_string || ',' ||

                         languages.language_code;

        END IF;

      END LOOP;

      RETURN (language_string);

END EMPLOYEE_LANG_FUNCTION;

FND_SET: 要求セット・ローダー

FND_SETパッケージにはコンカレント・プログラム要求セットの作成、要求セットへのプログラムの追加、要求セットからのプログラムの削除、および要求セットのパラメータの定義を行うためのプロシージャが含まれています。

プロシージャに渡される引数は、少数の例外を除いて、Oracle Application Object Libraryのフォーム内のフィールドに対応しています。通常は、最初にこれらのプロシージャに対するパラメータをフォームに入力して、検証やデバッグを行います。

エラーが検出された場合は、ORA-06501: PL/SQL:内部エラーが発生します。ファンクションfnd_program.message()へのコールによりエラー・メッセージを取得できます。

特に索引における値の重複のようないくつかのエラーは、パッケージでは検出されません。

誤った外部キー情報が提供されると例外が呼び出されることに注意してください。たとえば、プログラムが存在しない場合、delete_program()は失敗しませんが、誤ったアプリケーション名が指定された場合は失敗します。

関連項目: 要求セットの概要

FND_SET.MESSAGE

変数 説明
要約 function FND_SET.MESSAGE return VARCHAR2;
説明 メッセージ・ファンクションを使用して、エラー・メッセージを戻します。プログラムのどの検証エラーの発生時にもメッセージが設定されます。

FND_SET.CREATE_SET

変数 説明
要約
procedure FND_SET.CREATE_SET



 (name                                    IN VARCHAR2,

        short_name                         IN VARCHAR2,

        application                        IN VARCHAR2,

        description                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        owner                              IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        start_date                         IN DATE     DEFAULT SYSDATE,

        end_date                           IN DATE     DEFAULT NULL,

        print_together                     IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        incompatibilities_allowed          IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        language_code                      IN VARCHAR2 DEFAULT 'US');

説明 このプロシージャを使用して要求セットを登録します。このプロシージャは「要求セット」ウィンドウのマスター・リージョンに対応しています。
変数 説明
name 新しい要求セットの名前。
short_name 要求セットの短縮名。
application 要求セットを所有しているアプリケーション。
description 要求セットの説明(オプション)。
owner 要求セットの所有者を識別するOracle ApplicationsユーザーID(オプション)。たとえば、SYSADMINなど。
start_date 要求セットが有効になる日付。
end_date 要求セットが期限切れになる日付。
print_together セット内のすべてのレポートを同時に印刷するかどうかを、YまたはNで指定します。
incompatibilities _allowed このセットの非互換性を許可するかどうかを、YまたはNで指定します。
language_code 前述のデータの言語コード。たとえば、USなど。

FND_SET.DELETE_SET

変数 説明
要約
procedure FND_SET.DELETE_SET



(request_set                 IN VARCHAR2,

        application                IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求セットおよびその要求セットへの参照を削除します。
変数 説明
request_set 削除する要求セットの短縮名。
application 要求セットを所有しているアプリケーション。

FND_SET.ADD_PROGRAM

変数 説明
要約
procedure FND_SET.ADD_PROGRAM



(program                        IN VARCHAR2,

        program_application           IN VARCHAR2,

        request_set                   IN VARCHAR2,

        set_application               IN VARCHAR2,

        stage                         IN VARCHAR2,

        program_sequence              IN NUMBER,

          critical                      IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

        number_of_copies              IN NUMBER   DEFAULT 0,

        save_output                   IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

        style                         IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        printer                       IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 このプロシージャを使用して、コンカレント・プログラムを要求セット・ステージに追加します。このプロシージャは、「要求セット」フォームの「ステージ要求」ウィンドウ内のプログラム・リージョンに対応しています。
変数 説明
program_short_ name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。たとえば、「FNDSCRMT」など。
program_ application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーション。
stage ステージの短縮名。
program_ sequence このプログラムのステージ内での順序番号。ステージ内のすべてのプログラムに対し一意の順序番号が必要です。
critical このプログラムがステージの結果に影響を及ぼす場合には「Y」を指定します。そうでない場合は「N」を指定します。
number_of_ copies デフォルトの印刷部数(オプション)。
save_output ユーザーによる出力の保存を許可する場合は「Y」を指定します。デフォルトで出力を保存しないようにするには「N」を指定します。
style デフォルトの印刷形式(オプション)。
printer デフォルトのプリンタ(オプション)。

FND_SET.REMOVE_PROGRAM

変数 説明
要約
procedure FND_SET.REMOVE_PROGRAM



(program_short_name             IN VARCHAR2,

        program_application           IN VARCHAR2,

        request_set                   IN VARCHAR2,

        set_application               IN VARCHAR2,

        stage                         IN VARCHAR2,

        program_sequence              IN NUMBER);

説明 このプロシージャを使用して、要求セットからコンカレント・プログラムを削除します。
変数 説明
program_short_ name コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
program_ application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
program_ sequence このプログラムのステージ内での順序番号。ステージ内のすべてのプログラムに対し一意の順序番号が必要です。

FND_SET.PROGRAM_PARAMETER

変数 説明
要約
procedure FND_SET.PROGRAM_PARAMETER



(program                                                 IN VARCHAR2,

        program_application    IN VARCHAR2,

        request_set                   IN VARCHAR2,

        set_application               IN VARCHAR2,

        stage                         IN VARCHAR2.

        program_sequence                         IN NUMBER,

        parameter                                        IN VARCHAR2,

        display                IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

        modify                                             IN VARCHAR2 DEFAULT 'Y',

         shared_parameter             IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        default_type                           IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        default_value                           IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 このプロシージャにより、共有パラメータ情報と、プログラム・パラメータ属性の要求セット・レベルでの上書き値を登録します。このプロシージャは「要求セット」フォームの「要求パラメータ」ウィンドウに対応しています。
変数 説明
program コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
program_ application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
program_ sequence このプログラムのステージ内での順序番号。
parameter プログラム・パラメータの名前。
display Yを指定するとパラメータが表示されます。Nを指定すると非表示になります。
modify Yを指定するとユーザーがパラメータ値を修正が可能になり、Nを指定すると不可能になります。
shared_parameter パラメータが共有パラメータを使用する場合は、共有パラメータ名をここに入力します。
default_type パラメータにデフォルトを使用する場合は、ここにタイプを入力します。有効なタイプは「Constant」、「Profile」、「SQL Statement」または「Segment」です。
default_value パラメータにデフォルトを使用する場合は、ここにデフォルト・タイプに対する適切な値を入力します。default_typeがNULL以外のとき、この引数が必要になります。

FND_SET.DELETE_PROGRAM_PARAMETER

変数 説明
要約
procedure FND_SET.DELETE_SET_PARAMETER



program                                    IN VARCHAR2,

        program_application         IN VARCHAR2,

        request_set                                           IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

  stage                                                          IN VARCHAR2,

        set_application                         IN VARCHAR2,

        program_sequence                  IN NUMBER,

        parameter                                        IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャにより、要求セット定義からのコンカレント・プログラム要求セット・パラメータを削除します。
変数 説明
program コンカレント・プログラムの開発者名として使用される短縮名。
program_ application コンカレント・プログラムを所有しているアプリケーションの短縮名。
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
program_ sequence このプログラムのセット内での順序番号。ステージ内のすべてのプログラムに対し一意の順序番号が必要です。
parameter 削除するプログラム・パラメータの名前。

FND_SET.ADD_STAGE

変数 説明
要約
procedure FND_SET.ADD_STAGE



(name                                                                IN VARCHAR2,

request_set                                  IN VARCHAR2,

set_application                                        IN VARCHAR2,

short_name                                                         IN VARCHAR2,

description                                       IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

display_sequence                             IN NUMBER,

function_short_name                          IN VARCHAR2 DEFAULT 'FNDRSSTE'

function_application                         IN VARCHAR2 DEFAULT 'FND',

critical                                                         IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

incompatibilities_allowed         IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

start_stage                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

language_code                                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'US');

説明 要求セットにステージを追加します。このプロシージャは「要求セット」ウィンドウの「ステージ」ウィンドウに対応します。
変数 説明
name ステージの名前。
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーション。
short_name ステージの短縮名(非翻訳名)
description ステージの説明。
function_ short_name デフォルトのFNDRSSTE(標準ステージ評価ファンクション)を受け入れます。
function_ application ファンクションを所有しているアプリケーションの短縮名。デフォルトはFNDです。
function_ application デフォルトのFNDを受け入れます。
critical このステージの戻り値が要求セットの完了ステータスに影響する場合はYを指定し、影響しない場合はNを指定します。
start_stage このステージがセットの開始ステージかどうかを、YまたはNで指定します。
incompatibilities _allowed このステージの非互換性を許可するかどうかを、YまたはNで指定します。
language_code 前述のデータの言語コード。

FND_SET.REMOVE_STAGE

変数 説明
要約
procedure FND_SET.REMOVE_STAGE



(request_set                         IN VARCHAR2,

        set_application        IN VARCHAR2,

  stage                                        IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求セットからステージを削除します。
変数 説明
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
stage 削除するステージの短縮名。

FND_SET.LINK_STAGES

変数 説明
要約
procedure FND_SET.LINK_STAGES



(request_set                         IN VARCHAR2,

        set_application        IN VARCHAR2,

        from_stage                        IN VARCHAR2,

        to_stage                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        success                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        warning                                IN VARCHAR2 DEFAULT 'N',

        error                                        IN VARCHAR2 DEFAULT 'N');

説明 このプロシージャを使用して、2つのステージをリンクします。

重要: このプロシージャは、指定されているリンクを更新します。FND_SET.CREATE_SETによって作成されたセットには、デフォルトでステージ間のNULLリンクが設定されています。

変数 説明
request_set 要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーション。
from_stage 「自」ステージの短縮名。
to_stage 「至」ステージの短縮名。
success 成功のリンクを作成します。「Y」または「N」を指定します。
warning 警告のリンクを作成します。「Y」または「N」を指定します。
error エラーのリンクを作成します。「Y」または「N」を指定します。

FND_SET.INCOMPATIBILITY

変数 説明
要約
 procedure FND_SET.INCOMPATIBILITY



(request_set                                        IN VARCHAR2,

        application                                        IN VARCHAR2,

        stage                                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_prog                                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL

        inc_prog_application        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_request_set                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_set_application                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_stage                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 このプロシージャを使用して、セットまたはステージに対する非互換性を登録します。次に例を示します。
変数 説明
request_set 要求セットの短縮名。
application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
stage ステージ非互換性のためのステージの短縮名。
inc_prog 非互換プログラムの短縮名。
inc_prog_ application 非互換プログラムを所有しているアプリケーション。
inc_request_set 非互換要求セットの短縮名。
inc_set_ application 非互換要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
inc_stage 非互換ステージの短縮名。

  1. セットXがプログラムYと非互換の場合

    fnd_set.incompatibility(request_set=>'X'
    
                            application=>'APPX'
    
                            inc_prog_short_name=>'Y',                                    inc_prog_application=>'APPY');
    
    
  2. セットXがセットYと非互換の場合

    fnd_set.incompatibility(request_set=>'X',
    
                            application=>'APPX',
    
                            inc_request_set=>'Y',
    
                            inc_set_application=>'APPY');
    
    
  3. セットXがステージYのステージ2と非互換の場合

    fnd_set.incompatibility(request_set=>'X',
    
                            application=>'APPX',
    
                            inc_request_set=>'Y',
    
                            inc_set_application=>'APPY',
    
                            inc_stage_number=>2);
    
    
  4. セットXのステージ3がプログラムYと非互換の場合

    fnd_set.incompatibility(request_set=>'X',
    
                            application=>'APPX',
    
                            stage_number=>3,
    
                            inc_prog_short_name=>'Y',
    
                            inc_prog_application=>'APPY');
    
           

FND_SET.DELETE_INCOMPATIBILITY

変数 説明
要約
procedure FND_SET.DELETE_INCOMPATIBILITY

 (request_set                          IN VARCHAR2,

        application                                         IN VARCHAR2,

        stage                                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_prog                                                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL

        inc_prog_application        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_request_set                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_set_application                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,

        inc_stage                                        IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);

説明 このプロシージャを使用して、要求セットの非互換性ルールを削除します。
変数 説明
request_set 要求セットの短縮名。
application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
stage ステージ非互換性のためのステージの短縮名。
inc_prog 非互換プログラムの短縮名。
inc_prog_ application 非互換プログラムを所有しているアプリケーション。
inc_request_set 非互換要求セットの短縮名。
inc_set_ application 非互換要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。
inc_stage 非互換ステージの短縮名。

FND_SET.ADD_SET_TO_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_SET.ADD_SET_TO_GROUP

   (request_set                   IN VARCHAR2,

    set_application        IN VARCHAR2,

    request_group                IN VARCHAR2,

    group_application        IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求セットを要求グループに追加します。このプロシージャは、システム管理の「要求グループ」ウィンドウ内の要求リージョンに対応しています。
変数 説明
request_set 要求グループに追加する要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーション。
request_group 要求セットを追加する要求グループ。
group_ application 要求グループを所有しているアプリケーション。

FND_SET.REMOVE_SET_FROM_GROUP

変数 説明
要約
procedure FND_SET.REMOVE_SET_FROM_GROUP

(request_set                                IN        VARCHAR2,

 set_application                         IN VARCHAR2,

 request_group                        IN VARCHAR2,

 group_application                IN VARCHAR2);

説明 このプロシージャを使用して、要求グループから要求セットを削除します。
変数 説明
request_set 要求グループから削除する要求セットの短縮名。
set_application 要求セットを所有しているアプリケーション。
request_group 要求セットを削除する要求グループ。
group_ application 要求グループを所有しているアプリケーション。

FND_SUBMIT: 要求セットの発行

この項では、要求セット発行のためのFND_SUBMITのAPIについて説明します。APIはコールされる順序に従って説明していきます。いくつかのAPIはオプションです。

FND_SUBMIT.SET_MODE

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_MODE (db_trigger IN boolean) return boolean;
説明 このオプションのプロシージャを使用して、要求セットをデータベース・トリガーから発行するかどうかのモードを設定します。データベース・トリガからFND_SUBMIT.SET_REQUEST_SETをコールする前に、このファンクションをコールします。FND_SUBMIT.SUBMIT_SETをデータベース・トリガーでコールした際にエラーが起きた場合は、変更がロールバックされないことに注意してください。
変数 説明
db_trigger 要求セットをデータベース・トリガーから発行する場合はTRUEに設定します。

FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONS

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONS



(application                IN varchar2 default NULL,

 class_name                IN varchar2 default NULL,

 cancel_or_hold        IN varchar2 default 'H',

 stale_date                IN varchar2 default NULL)  return boolean;
説明 拡張スケジュール機能を使用するには、FND_SUBMIT.SET_REQUEST_SETをコールする前にこのファンクションをコールします。FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONSおよびFND_SUBMIT.SET_REPEAT_OPTIONSの両方を設定した場合は、FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONSが優先されます。正常に完了するとTRUEが戻され、正常に完了しない場合はFALSEが戻されます。
変数 説明
application リリース区分に関連付けられているアプリケーションの短縮名。
class_name リリース区分の開発者名。
cancel_or_hold 取消または保留のフラグ。
stale_date 要求が実行されていない場合は、この日付以降に取り消します。

FND_SUBMIT.SET_REPEAT_OPTIONS

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_REPEAT_OPTIONS



(repeat_time                        IN varchar2 default NULL,

 repeat_interval                IN number default NULL,

 repeat_unit                        IN varchar2 default 'DAYS',

 repeat_type                        IN varchar2 default 'START',

 repeat_end_time         IN varchar2 default NULL)          return boolean; 
説明 コンカレント要求セットを発行する前に、オプションでこのファンクションをコールして、要求セットに繰返しオプションを設定します。FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONSおよびFND_SUBMIT.SET_REPEAT_OPTIONSの両方を設定した場合は、FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS_OPTIONSが優先されます。正常に完了するとTRUEが戻され、正常に完了しない場合はFALSEが戻されます。
変数 説明
repeat_time 要求セットが繰り返される時刻。
repeat_interval 要求セットが繰り返される頻度。
repeat_unit 繰返しの間隔の単位。デフォルトはDAYSです。有効な値はMONTHS、DAYS、HOURSおよびMINUTESです。
repeat_type 繰返しタイプで、繰返し間隔を前の要求の開始または終了のいずれを起点にして適用するかを指定します。有効な値はSTARTまたはENDです。デフォルト値はSTARTです。
repeat_end_time 繰返しを終了する時刻。

FND_SUBMIT_SET.REQUEST_SET

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_REQUEST_SET



(application        IN VARCHAR2,

 request_set        IN VARCHAR2)  return  boolean; 
説明 このファンクションで要求セットのコンテキストを設定します。このファンクションは、コンカレント要求セット・トランザクションの発行の一番最初にコールします。また、このファンクションは、オプションのファンクションFND_SUBMIT.SET_MODE、FND_SUBMIT.SET_REL_CLASS、FND_SUBMIT.SET_REPEAT_OPTIONSをコールした後にコールします。正常に完了するとTRUEが戻され、正常に完了しない場合はFALSEが戻されます。
変数 説明
request_set 要求セットの短縮名(要求セットの開発者名)。
application 要求セットを所有しているアプリケーションの短縮名。

FND_SUBMIT.SET_PRINT_OPTIONS

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_PRINT_OPTIONS



(printer                         IN varchar2 default NULL,

style                                IN varchar2 default NULL,

copies                                IN number default NULL,

save_output                IN boolean default

print_together        IN varchar2 default 'N')  return boolean;
説明 出力の印刷をプリンタ/印刷形式/印刷部数などを指定して制御する必要がある場合は、要求を発行する前にこのファンクションをコールします。オプションとして、要求セット内の各プログラムに対しコールすることもできます。正常に完了するとTRUEが戻され、正常に完了しない場合はFALSEが戻されます。
変数 説明
printer 出力のためのプリンタ名。
style 印刷に使用する印刷形式。
copies 印刷部数。
save_output 印刷後に出力を保存する必要がある場合はTRUEを、それ以外はFALSEを指定します。デフォルトはTRUEです。
print_together この引数はサブ要求にのみ適用されます。「Y」を指定すると、出力はすべてのサブ要求が完了するまで印刷されません。デフォルトは「N」です。

FND_SUBMIT.ADD_PRINTER

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET.ADD_PRINTER



(printer         IN varchar2 default null,

 copies          IN number default null)  return boolean; 
説明 印刷オプションを設定した後、このファンクションをコールしてプリンタ・リストにプリンタを追加します。オプションとして、要求セット内の各プログラムに対しコールすることもできます。正常に完了した場合にはTRUEが戻され、それ以外はFALSEが戻されます。
変数 説明
printer 要求出力の送信先のプリンタ名。
copies 印刷部数。

FND_SUBMIT.ADD_NOTIFICATION

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.ADD_NOTIFICATION



(user IN varchar2) return boolean;
説明 発行前にこのファンクションをコールして、ユーザーを通知リストに追加します。オプションとして、要求セット内の各プログラムに対しコールすることもできます。正常に完了した場合にはTRUEが戻され、それ以外はFALSEが戻されます。
変数 説明
user ユーザー名。

FND_SUBMIT.SET_NLS_OPTIONS

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SET_NLS_OPTIONS



(language          IN varchar2 default NULL,

 territory          IN varchar2 default NULL) return boolean; 
説明 要求を発行する前にこのファンクションをコールします。このファンクションによって要求属性が設定されます。オプションとして、要求セット内の各プログラムに対してコールすることもできます。正常に完了するとこのファンクションからTRUEが戻されます。正常に完了しない場合はFALSEが戻されます。
変数 説明
implicit 発行される要求の特性。
protected 更新に対する要求の保護の有無。
language NLS言語。
territory 言語地域。

FND_SUBMIT.SUBMIT_PROGRAM

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SUBMIT_PROGRAM



(application        IN varchar2,

 program                IN varchar2,

 stage                        IN varchar2,

 argument1,...argument100)  return boolean;
説明 このファンクションをコールする前にFND_SUBMIT.SET_REQUEST_SETをコールして、レポート・セットの発行のためのコンテキストを設定します。このファンクションをコールする前に、オプションのファンクションSET_PRINT_OPTIONS、ADD_PRINTER、ADD_NOTIFICATIONおよびSET_NLS_OPTIONSもコールできます。要求セット内の各プログラム(レポート)に対し、このファンクションをコールします。このファンクションをコールする前にfnd_submits.set_request_setをコールする必要があります。fnd_submit.set_request_setは、この要求セットのすべてのsubmit_programコールに対し1回のみコールします。
変数 説明
application レポート・セット内のプログラムに関連付けられているアプリケーションの短縮名。
program レポート・セットを持つプログラムの名前。
stage プログラムが属している要求セット・ステージの開発者名。
argument1...100 プログラムの引数。

FND_SUBMIT.SUBMIT_SET

変数 説明
要約
function FND_SUBMIT.SUBMIT_SET



(start_time        IN varchar2 default null,

 sub_request        IN boolean default FALSE)  return integer;
説明 このファンションをコールして、SET_REQUEST_SETを使用して設定されている要求セットを発行します。要求セットが正常に発行されると、このファンクションはコンカレント要求IDを戻します。それ以外は、ゼロ(0)を戻します。
変数 説明
start_time HH24:MIまたはHH24:MI:SSの書式での、要求の実行を開始する時刻。
sub_request 要求が別の要求から発行され、サブ要求として取り扱う必要がある場合にTRUEに設定します。

要求セット発行の例

/* Example 1 */

/* To submit a Request set which is having STAGE1 and

STAGE2. STAGE1 is having ’FNDSCARU’ and ’FNDPRNEV’

programs. STAGE2 is having ’FNDSCURS’. */

/* set the context for the request set FNDRSTEST */

success := fnd_submit.set_request_set(’FND’, ’FNDRSTEST’);



                if ( success ) then



                /* submit program FNDSCARU which is in stage STAGE1 */

                success := fnd_submit.submit_program(’FND’,’FNDSCARU’,

                 ’STAGE1’, CHR(0),’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,

                                                        ...arguments...);

          if ( not success ) then

                        raise submit_failed;

                end if;



                /* submit program FNDPRNEV which is in stage STAGE1 */

                success := fnd_submit.submit_program(’FND’,’FNDPRNEV’,

                                ’STAGE1’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,

                                CHR(0),’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,

                                ...arguments...);

                if ( not success ) then

                        raise submit_failed;

                end if;



                /* submit program FNDSCURS which is in stage STAGE2 */

                success := fnd_submit.submit_program(’FND’,’FNDSCURS’,

                                        ’STAGE2’, CHR(0),’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,’’,

                                        ...arguments...);

                if ( not success ) then

                                raise submit_failed;

                end if;



                /* Submit the Request Set */

                req_id := fnd_submit.submit_set(null,FALSE);



end if;
/* Example 2 */

/* To submit a request set FNDRSTEST as a repeating request set.

Request set FNDRSTEST has STAGE1 and STAGE2.

STAGE1 contains 'FNDSCARU'  and 'FNDPRNEV' programs.

STAGE2 has 'FNDSCURS'. */



   /* set the repeating options for the request set before

     calling the set_request_set  */

   success := fnd_submit.set_repeat_options( '', 4, 'HOURS',     'END');



   /* set the context for the request set FNDRSTEST */

   success := fnd_submit.set_request_set('FND',

        'FNDRSTEST');



   if ( success ) then



   /* submit program FNDSCARU which is in stage STAGE1 */

   success := fnd_submit.submit_program('FND','FNDSCARU',

      'STAGE1', CHR(0),'','','','','','','','','',

      ...arguments...);

   if ( not success ) then

     raise submit_failed;

   end if;



   /* submit program FNDPRNEV which is in stage STAGE1 */

     success := fnd_submit.submit_program('FND','FNDPRNEV',

        'STAGE1','','','','','','','','','','',

        CHR(0),'','','','','','','','','',

        ...arguments...);

      if ( not success ) then

        raise submit_failed;

      end if;



   /* submit program FNDSCURS which is in stage STAGE2  */

   success := fnd_submit.submit_program('FND','FNDSCURS',

        'STAGE2', CHR(0),'','','','','','','','','',

        ...arguments...);

   if ( not success ) then

      raise submit_failed;

   end if;



   /*  Submit the Request set  */

   req_id := fnd_submit.submit_set(null,FALSE);



end if;



/* Example 3 */

/* To submit a Request set  FNDRSTEST with 5 copies of the Print environment variables report.  Request set FNDRSTEST has STAGE1 and STAGE2.  STAGE1 has 'FNDSCARU'  and 'FNDPRNEV' programs.  STAGE2 has 'FNDSCURS'. */



   /* set the context for the request set FNDRSTEST */

   success := fnd_submit.set_request_set('FND', 'FNDRSTEST');



   if ( success ) then



      /* submit program FNDSCARU which is in stage STAGE1 */

      success := fnd_submit.submit_program('FND','FNDSCARU',

          'STAGE1', CHR(0),'','','','','','','','','', ...arguments...);

   if ( not success ) then

          raise submit_failed;

   end if;



   /* set the print options for the program */

   success := fnd_submit.set_print_options( 'hqunx138', 'Landscape', 5,

       'Yes', FALSE);



   /* submit program FNDPRNEV which is in stage STAGE1 */

   success:= fnd_submit.submit_program('FND','FNDPRNEV',

         'STAGE1','','','','','','','','','','',

         CHR(0),'','','','','','','','','',

          ...arguments...);

   if ( not success ) then

       raise submit_failed;

   end if;



   /* submit program FNDSCURS which is in stage STAGE2  */

   success := fnd_submit.submit_program('FND','FNDSCURS',             'STAGE2', CHR(0),'','','','','','','','','',

         ...arguments...);

   if ( not success ) then

      raise submit_failed;

   end if;



   /*  Submit the Request set  */

   req_id := fnd_submit.submit_set(null,FALSE);



end if;