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Oracle Daily Business Intelligenceインプリメンテーション・ガイド
リリース12
E06050-01
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Daily Business Intelligence for Marketing

この章のトピックは、次のとおりです。

概要

Daily Business Intelligence for Marketingを使用すると、組織内の全レベルの個人が、マーケティング活動の状況を監視し、実績を評価し、継続的な改善を実施できます。

DBI for Marketingには、マーケティング実績を測定および改善するために、次の2つのインテリジェンス・ダッシュボードが用意されています。

このリリースの特徴は、次のとおりです。

マーケット・セグメント・レポート

「マーケティング管理」ダッシュボード

「マーケティング管理」ダッシュボードを使用すると、組織内の全レベルの個人が、マーケティング活動を監視し、実績を継続的に向上させることができます。

このダッシュボードは、次の目的の達成に役立ちます。

このダッシュボードでは、次のような質問の回答を得られます。

「引合管理」ダッシュボード

「引合管理」ダッシュボードでは、製品カテゴリ別または営業グループ別の引合変換情報が示されます。マーケティング担当は、この情報を使用して、マーケティング活動と営業を関連付けます。

「引合管理」ダッシュボードは、次の目的の達成に役立ちます。

引合管理は、次の質問の回答に役立ちます。

レポートの理解

Daily Business Intelligence for Marketingでは、直観的で構成可能なレポートとグラフが、計画と予算、マルチチャネル実行およびROI分析など、マーケティング・サイクルの様々な段階で提供されます。マーケット担当者は、自分の上位および下位の実績活動をすばやく参照し、投資回収率を増やすための事前対策を講じることができます。

各レポートとそれに関連した計算方法の詳細は、『Oracle Daily Business Intelligenceユーザー・ガイド』を参照してください。

職責

次の職責を選択すると、Oracle Marketing DBIの各ダッシュボードを使用できます。

次の表に、Oracle Marketing DBIの職責を示します。特定の職責を持つユーザーがアクセス可能なダッシュボードも示します。



職責
職責 説明 主要ダッシュボード 関連ダッシュボード
マーケティング・マネージャ
または
Daily Marketing Intelligence
この職責はマーケティング・マネージャ・ロールに対応します。組織内のすべてのマーケティング・マネージャに使用されることを意図しています。
マーケティング管理
引合管理
営業管理
営業管理相対実績
商談管理
見積管理
Business Intelligence System
リージョンを設定して国をリージョンにマップするにはこの職責が必要です。 N/A N/A
Oracle Marketingスーパーユーザー この職責はOracle Daily Business Intelligence for Marketingに必須のOracle Marketing Onlineのすべての設定にアクセスできます。 N/A N/A
Business Intelligence管理者 この職責は、すべての必須設定手順にアクセスできる単一の共通職責です。詳細は、「職責とダッシュボードのマトリックス」を参照してください。 N/A N/A

ディメンション

次に、「マーケティング管理」ダッシュボードと「引合管理」ダッシュボードのダッシュボード・レベル・ディメンションおよび表示別ディメンションについて説明します。

マーケティング管理のダッシュボード・レベルのディメンション

マーケティング管理の表示ディメンション

引合管理のダッシュボード・レベルのディメンション

引合管理の表示ディメンション

キー・パフォーマンス・インディケータ

次の項では、Daily Business Intelligence for Marketingのキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)を示します。

「マーケティング管理」ダッシュボードのKPI

次の表に、マーケティング管理のKPIを示します。

「マーケティング管理」ダッシュボードのKPI
KPI名 摘要
顧客からの引合数 選択した期間中に既存の顧客から作成された新規引合。顧客は、企業と販売関係にある個人または組織であり、実際に何かを購買している、またはサービスを受けているかどうかは関係ありません。顧客は、顧客アカウントが割り当てられているパーティです。
見込客からの引合数 選択した期間中に見込客から作成された新規引合。見込客は、企業とまだ販売関係のない個人または組織です。
'A'引合数 指定した期間中に作成され、システム日付時点で引合ランクが'A'の引合。
'A'引合% 指定した期間中に作成され、システム日付時点で引合ランクが'A'の引合の新規引合に対する比率。
新規商談金額 指定した期間内に作成されたマーケティング・ソース付きの商談すべての営業実績額の合計。
受注済商談金額 次の条件を満たすマーケティング・ソース付きの商談すべての営業実績額の合計を示します。
  • 選択した現期間内にクローズ日がある



  • クローズ・フラグが設定されている



  • 受注フラグが設定されている


詳細は、引合当り費用に関する設定を参照してください。
引合当り費用 全引合の生成に関わるマーケティング予算費用。
「引合当り費用」では、選択した期間中に各引合に関連付けられた費用が表示されます。プロファイル設定に基づいて、PTD費用または総費用が表示されます。プログラム費用の計算は、承認済予算金額または実際の費用額から定義されます。この選択は、プロファイル「BIM: プログラム費用」によって決まります。実際の費用額を使用するには、実際費用メトリックを、表示対象のキャンペーン、イベントまたはプログラムに関連付けます。
  • 「BIM: プログラム費用」が「実際費用」の場合は、マーケティング・オブジェクトに関連付けられている実際の費用が考慮されます。



  • 「BIM: プログラム費用」が「承認済予算」の場合は、オブジェクトに関連付けられている承認済予算が考慮されます。この場合、実際費用メトリックは無視され、かわりに承認済予算金額が表示されます。


詳細は、Daily Business Intelligence for Marketingユーザー・ガイドを参照してください。
引合当り収益 生成された全引合から得られた記帳済収益の比率。
引合から商談変換 引合の作成時期に関係なく、指定した期間中に商談に変換された引合の比率。
開始済キャンペーン 選択した期間中に開始したキャンペーンの数。
開始済イベント 選択した期間中に開始したイベントの数。

「引合管理」ダッシュボードのKPI

次の表に、引合管理のKPIを示します。

「引合管理」ダッシュボードのKPI
KPI名 摘要
引合からの変換済商談金額 指定した期間中に引合から変換された商談の金額。
商談に変換済の引合 指定した期間中に商談に変更された引合の数。
引合から商談変換 指定期間に商談に変換された引合の比率。
新規引合 指定した期間中に作成された引合。
オープン引合 選択した日付時点でオープンの引合。
'A'引合 ランクが'A'で、指定した期間中に作成された引合。
平均引合経過期間(日数) ロール会計年度中の引合の平均オープン日数。このKPIは、選択した日付パラメータの影響を受けません。
平均'A'引合経過期間(日数) ロール会計年度中の'A'引合の平均オープン日数。このKPIは、選択した日付パラメータの影響を受けません。

データの保護

マーケティングDBIにログインするには、「マーケティング・マネージャ」職責または「Daily Marketing Intelligence」職責が必要です。管理目的の場合は、「Business Intelligence管理者」職責が必要です。

Daily Business Intelligence for Marketingにアクセス可能な2つのタイプのユーザーには、管理ユーザーと非管理ユーザーがあります。管理ユーザー(管理者)は、管理グループ(「AMS : 管理グループ」プロファイル・オプションで定義)のメンバーであり、すべてのオブジェクトに対するアクセス権があります。非管理ユーザーは、所有しているオブジェクト、またはオブジェクトに対するチーム・メンバー(リソースまたはグループ)として割り当てられているオブジェクトにアクセスできます。非管理ユーザーは、最上位レベルのオブジェクトに対するアクセス権がある場合は、その下のすべてのオブジェクトを参照できます。

例: JoeにプログラムYに対するアクセス権があり、その下にキャンペーンXを作成します。ユーザーJohnは、JoeがJohnをチーム・メンバーとして追加した場合のみ、キャンペーンXにアクセスできます。Joeは、Johnをリソースとして追加するか、またはJohnのグループをメンバーとして追加できます。JoeにはキャンペーンZに対するアクセス権もあり、このキャンペーンがいずれのプログラムにも属していないとします。この場合、プログラムYおよびキャンペーンZの下にあるすべてのオブジェクトがJoeに表示されます。プログラムYの下に複数のキャンペーンがある場合は、プログラムをクリックすると、すべてのキャンペーンがJoeに表示されます。キャンペーンZの下に複数のスケジュールがある場合は、キャンペーンをクリックすると、すべてのスケジュールがJoeに表示されます。

プログラムおよびキャンペーンに関連付けられているメジャーは、KPI、KPIドリルダウン・レポート、およびキャンペーンからキャッシュのレポートとキャンペーンROIレポートに対して積み上げられます。情報は、ユーザーがアクセスできる最上位レベルで積み上げられます。ユーザーが管理ユーザーの場合は、すべてのオブジェクト情報が積み上げられます。非管理ユーザーの場合は、ユーザーがアクセスできる最上位レベルのオブジェクトが特定され、その下のすべてのオブジェクトに関する情報が積み上げられます。KPIについては、単一の値が必要です。そのため、最上位オブジェクトの積み上げられた値がすべて集計され、KPIメジャーが取得されます。

セキュリティ: 「マーケティング管理」ダッシュボード

セキュリティは、Oracle Marketingのオブジェクト(プログラム、キャンペーンおよびイベント)への所有者アクセス権およびチーム・アクセス権に基づきます。

「マーケティング」ロールの作成

マーケティング役割を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「CRM管理者」職責を使用してOracle Formsにログインします。

  2. 「設定」->「役割」の順にナビゲートします。

  3. 次のフィールドに値を入力します。

  4. 「タイプ」ドロップダウン・リストから「マーケティング」を選択します。

  5. 「マネージャ」チェック・ボックスを選択します。

セキュリティ: 「引合管理」ダッシュボード

セキュリティは、Oracle Resource Managerで定義された営業グループへのマネージャ・アクセス権および管理者アクセス権に基づきます。

マーケティング・ユーザーが「引合管理」ダッシュボードのデータを表示できるのは、営業グループのメンバーである場合です。ユーザーには、マネージャや管理者の役割など、営業グループ内の役割を割り当てることができ、ページとレポートで、その営業グループおよび下位の営業グループへのアクセス権を付与できます。

例: 2つのリソースJoeおよびJohnがあり、両方に「Daily Marketing Intelligence」職責へのアクセス権があるとします。Joeは、マーケティング役割が設定されているMySalesGroupという営業グループに関連付けられており、Johnは営業グループには関連付けられていません。

Joeが「引合管理」ダッシュボードにアクセスすると、MySalesGroupに対応するデータが表示され、デフォルトでMySalesGroupの営業グループの値リストが使用可能です。Johnが「引合管理」ダッシュボードにアクセスすると、営業グループの値リストは空白で、どのレポートにもデータは表示されません。Johnがレポートにデータを表示できるようにするには、JohnをMySalesGroup営業グループに関連付ける必要があります。

実装に関する考慮事項

Daily Business Intelligence for Marketingを実装する前に、使用しているシステムが次の前提条件を満たしていることを確認してください。

Daily Business Intelligence for Marketingを実装する際の前提条件
前提条件 職責
Oracle Applicationsリリースの使用 N/A
Daily Business Intelligenceの設定 Business Intelligence管理者
品目ディメンションの設定 Business Intelligence管理者

実装に関するすべての考慮事項と必要な前提条件を満たせば、他のインテリジェンス製品の実装に進むことができます。他のインテリジェンス製品を実装しない場合は、第2章「Daily Business Intelligenceの設定」の「設定後の手順」に進んでください。

Oracle Applicationsリリースの使用

次のアプリケーションを使用します。

Daily Business Intelligenceの設定

Daily Business Intelligenceを設定します。第2章「Daily Business Intelligenceの設定」を参照してください。

品目ディメンションの設定

Daily Business Intelligence for Marketingの品目はすべて、Oracle Inventoryの品目マスターの製品カテゴリ・セット(Daily Business Intelligenceでは、品目または製品カテゴリ階層と呼ばれます)から取得されます。製品カテゴリによって、販売される製品が分類されます。レポートに表示するすべての製品品目が、製品カテゴリ・セットと関連付けられていることを確認してください。関連付けられていない製品品目は、レポートの「未割当」カテゴリに表示されます。製品階層の設定方法は、第4章「品目ディメンション・レポート」を参照してください。

設定チェックリスト

「マーケティング管理」と「引合管理」の各ダッシュボードでは次の設定が必要になります。

「マーケティング管理」ダッシュボードと「引合管理」ダッシュボードの設定

「マーケティング管理」と「引合管理」の各ダッシュボードとその関連レポートを実装するには、次の表にまとめた手順を実行する必要があります。

このチェックリストに示す設定を取引アプリケーションの設定中または他のダッシュボードの設定中に完了している場合、設定を繰り返す必要はありません。

特に明記しないかぎり、同時に複数の設定を実行できます。

手順 職責
Daily Business Intelligenceフレームワークの設定
  • Daily Business Intelligence管理者



  • システム管理者

ユーザーの作成 Daily Business Intelligence管理者
ユーザーへのDaily Marketing Intelligence職責の割当 Daily Business Intelligence管理者
DBIグローバル・パラメータの決定 Daily Business Intelligence管理者
ディメンションの設定
  • リージョン



  • 引合品質ランク



  • 営業グループ

Daily Business Intelligence管理者
プロファイルの設定 Daily Business Intelligence管理者
設定後の手順
  • Daily Business Intelligence管理者



  • CRM管理者

「ディメンションの設定」(リージョンおよび引合品質ランク)と「プロファイルの設定」はマーケティング固有の設定手順です。その他の手順は、DBI for Marketingのページを実装するために必要な共通の設定手順です。

引合ランクの設定

要求セットを実行する前に、引合ランクのコード定義を定義する必要があります。引合ランクはサイト・レベルの情報であり、すべてのユーザーが変更できるわけではありません。

引合ランクの設定は、次の目的の達成に役立ちます。

引合ランクに対するマッピング・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「Oracle Marketing管理者」職責を使用して、Oracle Marketingアプリケーションにログインします。

  2. 「管理」->「マーケティング」->「設定」->「コード定義」の順にナビゲートします。

  3. 「オブジェクト・タイプ」ドロップダウン・メニューで、「ランク」を選択します。

  4. 列を目的の引合ランクにマップします。

リージョンの設定

初期ロード・プログラムを実行する前に、「リージョン」表示ディメンションのレポートを表示できるようにリージョンを設定して各リージョンの下に国をグループ化する必要があります。

リージョンを作成し、国をリージョンにマップする手順は、次のとおりです。

  1. Business Intelligence Systems職責を使用してOracle Formsにログインします。

  2. 「参照: エリアおよびリージョンの定義」にナビゲートします。

  3. 「タイプ」フィールドと「内容」フィールドに、それぞれ「AREA」と入力します。

  4. アプリケーションの値リストから「Applications BIS」を選択します。

  5. 「コード」フィールドと「内容」フィールドに、コードとその内容を入力します。例: コード「NORA」、内容「North America」。

  6. 作業内容を保存し、ウィンドウを閉じます。

  7. 国をリージョンへマップするには、「テリトリ階層の定義」ウィンドウにナビゲートし、前述の手順で定義したリージョン・コードを選択します。

  8. 「子テリトリ」リージョンで、ドロップダウン・リストから国を選択し、作業内容を保存します。

プロファイルの定義

プロファイルは現在、BIM_DBI_SETUPカテゴリの下に分類されています。

次に、Daily Business Intelligence for Marketingの実装時に考慮する必要があるプロファイル・オプションについて説明します。これらのプロファイルによって、様々なページとレポートに表示されるデータが決まります。

プロファイルの定義方法は次のとおりです。

  1. 「システム管理者」職責を使用してOracle Formsにログインします。

  2. 「プロファイル・システム値」にナビゲートします。

  3. 「プロファイル」フィールドに、「BIM%」と入力します。該当するプロファイルがすべて表示されます。

保守と管理

以前はMarketing DBI要求セットを使用してDBIファクト表をロードする前に、「Business Intelligence管理者」職責で「マーケティングDBIベース要約表の切捨て」プログラムを実行する必要がありました。この切捨てプログラムでは、値リストから「全て」を選択してすべてのファクト表を切り捨てるか、または特定の表を選択して特定のファクト表を切り捨てることができました。現在では「マーケティングDBIベース要約表の切捨て」プログラムを実行する必要はありません。このプログラムは初期ロード・プログラムに組み込まれ、必要なファクト表を自動的に切り捨てるとともに「マーケティングDBIベース要約表の切捨て」プログラムも実行されます。

要求セットには、次の2つのタイプがあります。

それぞれ次の頻度でリフレッシュすることをお薦めします。

デフォルト・パラメータは、次のとおりです。

マーケティング・レポートと引合レポートにはそれぞれに対応する要求セットが存在します。セグメンテーション・レポート用に新しい要求セットが導入されています。マーケティング側の顧客は、セグメンテーション・レポート用の要求セットを実行する前に、Oracle管理者職責を使用してAMS_Refresh_Party_Market_Segmentプログラムを実行する必要があります。

重要: 顧客はマーケティング要求セットとセグメント要求セットを同時に組み合せることも可能ですが、セグメント・リフレッシュ・プログラムはマーケティングおよび引合の要求セットより時間がかかるので組み合せる前によく検討する必要があります。セグメント要求セットは切り離して実行することをお薦めします。

「引合管理」ダッシュボードと「マーケティング管理」ダッシュボードのデータをリフレッシュするには増分要求セットを使用します。要求セット・ジェネレータの詳細は、「設定後の手順」を参照してください。

ダッシュボード内のデータを消去し、新規データで開始する必要がある場合は、初期要求セットを再発行します。初期要求を再発行する前に、データをパージする必要があります。

初期ロードを実行すると、「日付: 自」がBIS_GLOBAL_DATEにデフォルト設定されます。データは、「日付: 至」(システム日付にデフォルト設定されます)まで処理されます。

増分ロードを実行すると、前回の初期ロードまたは増分ロードが完了した日付が自動的に取得されます。

トラブルシューティング

要求セットを生成するときに、「マーケティング管理」と「引合管理」の各ダッシュボードは追加用のコンテンツとして使用できません。

「マーケティング管理」と「引合管理」の各ダッシュボードが実装されているかどうか確認してください。ダッシュボードとレポートのどちらも実装されていない場合、これらは要求セットの生成時にコンテンツとして表示されません。確認の手順は次のとおりです。

  1. Daily Business Intelligence管理者職責を使用します。

  2. 「設定」->「グローバル」メニューの下の「内容の管理」機能をクリックします。

  3. 「マーケティング管理」または「引合管理」の各ダッシュボードを検索します。

  4. 「機能領域」として「マーケティング」を選択します。

  5. 実装のチェック・ボックスが選択されているかどうか確認します。選択されている場合、該当するダッシュボードが実装されています。

増分ロード/初期ロードが失敗します。

ログ・ファイルを調査して失敗の原因となっている要求を特定します。ログ・ファイル内の指示に従ってください。問題の例とその解決策を次に示します。

初期ロード/増分ロードを実行したのに、ページやレポートにデータの一部または全部が表示されません。

考えられる可能性は次のとおりです。

引合品質レポートの列見出しの一部が表示されません。

引合ランクのコード定義マッピングを確認した後、増分ロードを実行します。

取引システムでランクが「ホット」の引合を生成したのに、レポートに表示されません。

引合ランクのコード定義マッピングを確認してください。マップされていないランクがあった場合、レポート内でその引合は品質が「未割当」のところに表示されます。

マーケティング・オブジェクト(キャンペーン、イベントなど)のメトリックにコストを追加したのに、レポートにはコストとして違う値が表示されます。

プロファイルが「実際原価」を表示しない設定になっている可能性があります。「BIM: プログラム費用」プロファイルに定義された値を確認してください。レポートにおけるコストの値が「実際原価」と「承認済予算」のどちらを基準にするかを決定するのはこのプロファイルの値です。

レポートにおける収益タイプを決定する値はどのプロファイルに含まれますか。

「BIM: 収益タイプ」です。可能な値は「受注済商談金額」、「記帳済金額」、「請求済金額」のいずれかです。

製品カテゴリをマーケティング・オブジェクト(キャンペーン、イベントなど)に割り当てましたが、対応する取引が製品カテゴリで「未割当」の箇所に表示されます。

マーケティング・オブジェクトに割り当てた製品カテゴリが第1カテゴリかどうかを確認してください。第1カテゴリでない場合、それらのオブジェクトは製品カテゴリで「未割当」の箇所に表示されます。

引合ランクのコード定義マッピングを確認した後、増分ロードを実行します。

グローバル・パラメータの値はどこを見ればわかりますか。

「Business Intelligence管理者職責」へナビゲートして「グローバル・パラメータ」ページを開きます。

関連リージョンのシード済リンクの一部または全部が欠落していますがなぜですか。レポートの一部の列が欠落しているのはなぜですか。

リージョン/レポートのパーソナライズ状況を確認してください。

他のページに含まれるレポートをクリックしたときに古いデータが表示されるのはなぜですか。

そのページの最終リフレッシュ日を確認してください。必要であれば、レポートが所属するダッシュボードの増分ロードを実行してください。

実際のカレンダの月がDBIページに表示される月と一致しないのはなぜですか。

DBI from Business Intelligence管理者職責で使用しているエンタープライズ・カレンダを確認してください。「GLスーパーユーザー」->[設定」->「財務」->「カレンダ」->「会計」の順にGLスーパーユーザー職責でアプリケーションにナビゲートし、同じカレンダを問い合せてその期間の表示名を確認します。表示名と実際の期間は一致している必要があります。たとえば、期間の表示名が01-Aug-2004から31-Aug-2004となっていればAug-05などの他の月でなく実際にAug-04でなければなりません。