ヘッダーをスキップ

Oracle Cash Managementユーザー・ガイド
リリース12
E06075-01
目次へ
目次
前のページへ
前へ
次のページへ
次へ

国固有の銀行口座検証

この付録では、次のトピックについて説明します。

はじめに

ここでは、リリース12で実行される国別の銀行口座検証ルールについて概説します。特定の国々に関する次の情報を示します。

国固有の検証が設定されている国々は、次のとおりです。

オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、オーストラリア、ブラジル、コロンビア、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、ニュージーランド、ポーランド、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ、イスラエル、日本

新しい銀行口座を入力する際、次の関連フィールドのフォーマットとコンテンツを指定する特定のルールを国ごとに設定できます。

国別の銀行口座検証

オーストリア

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

ベルギー

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

検証桁アルゴリズム

検証桁(CD1)は、ユーザーが入力した口座番号の最初の2つのセクション(たとえば銀行コードとミドル・ネーム)から構成されます。

口座番号'123-4567890-78'を使用する例では、CD1は'1234567890'に設定されます。

  1. 結果を97で除算します。

    1234567890 / 97 = 12727504

  2. 余りを導き出します。

    1234567890 - (12727504 * 97) = 2

  3. 余りが'0'で、ユーザーが入力した口座番号フィールドの検証桁セクション(最後のセクションなど)が'97'の場合、入力値は有効です。

    余りがユーザーが入力した口座番号フィールドの検証桁セクションと等しい場合も、入力値は有効です。

    それ以外の場合、検証は失敗であり、ユーザーは口座番号が無効であることが通知され、再入力を求められます。

    上述の例では、余りは'2'で、ユーザーが入力した口座番号の検証桁セクションは'78'です。どちらの基準も満たさないため、検証は失敗です。

    ただし、ユーザーが入力した口座番号が'123-456789-02'の場合、余り'2'は検証桁'02'と一致するため、検証は成功です。

デンマーク

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

フィンランド

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 銀行番号

  5. 検証桁

口座番号アルゴリズム

  1. 検証値(チェック)は、ユーザーが入力した口座番号から構成されます。使用する方法は、口座番号の1桁目によって異なります。

    口座番号の1桁目値の検証方法
    1 1
    2 1
    3 1
    4 2
    5 2
    6 1
    7 2
    8 1
    9 1

    方法1

    検証値は2つの部分からなります。

    1. 値の最初の部分は、口座番号フィールドの最初の6桁から構成されます。

      たとえば、口座番号が'123456789'の場合、この方法が使用され、検証値の最初の部分は'123456'になります。

    2. 検証値の2番目の部分は、口座番号フィールドの8から15桁目の8桁の値で構成されます。値を8桁にするために必要な数の先行ゼロが付加されます。

      同じ例を使用した場合、検証値の2番目の部分は'00000089'になります。

      その後、2つの部分を結合し、ダッシュ記号'-'がゼロに変換されて、検証値が構成されます。

      この結果、上述の例の検証値は'12345600000089'になります。

    方法2

    検証値は3つの部分からなります。

    1. 値の最初の部分は、口座番号フィールドの最初の6桁から構成されます。

      たとえば、口座番号が'423456789'の場合、この方法が使用され、検証値の最初の部分は'423456'になります。

    2. b)検証値の2番目の部分は、口座番号フィールドの8桁で構成されます。

      同じ例を使用した場合、検証値の2番目の部分は'8'になります。

    3. 検証値の3番目の部分は、口座番号フィールドの9から15桁目の7桁の値で構成されます。値を7桁にするために必要な数の先行ゼロが付加されます。

      同じ例を使用した場合、検証値の2番目の部分は'0000009'になります。

      その後、3つの部分を結合し、ダッシュ記号'-'がゼロに変換されて、検証値が構成されます。

      この結果、上述の例の検証値は'42345680000009'になります。

  2. 次に、検証値に基づいて合計が計算されます。検証値の最初の2桁によって、実行される計算は異なります。

    検証値の最初の2桁が'88'の場合

    1. フィンランド政府により、次のファクタ表が提供されています。検証数値の8から13桁目が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

      ファクタ1 3 7 1 3 7
      8桁目 9桁目 10桁目 11桁目 12桁目 13桁目

      検証数値'88345600000089'を使用する例

      所定のファクタで各桁を乗算します。

       ファクタ結果
      8桁目 0 1 0
      9桁目 0 3 0
      10桁目 0 7 0
      11桁目 0 7 0
      12桁目 0 3 0
      13桁目 8 7 56
      合計     56

      この結果、この例の計算済合計は56になります。

    2. 次のいずれにも該当しない場合、テストは不合格です。

      • 検証値の14桁目が、10から計算済合計の最後の桁を引いた値の場合。

        検証値が'88345600000089'であるとすると、値の14桁目が4(すなわち、10 - 6(計算済合計の最後の桁))の場合、テストは合格です。ここでは、14桁目は9なので、テストは不合格です。

      • 検証値の14桁目と計算済合計の最後の桁の両方が0の場合。

        同じ例を使用した場合、どちらの値も0でないため、テストは不合格です。

        検証値の最初の2桁が'88'でない場合

    3. 奇数の各桁に対して偶数の各桁を次の方法で計算済合計に足すことで、最初の13桁の計算済合計が算出されます。

      a.)桁を2で乗算

      b.)結果を10で除算

      c.)整数と残り(小数部分)を足して結果を算出

      口座番号'123456800000089'を使用する例

        乗算(a) 除算(b) 整数 余り 結果
      1桁目 1 2 0.2 0 2 2
      2桁目 2         2
      3桁目 3 6 0.6 0 6 6
      4桁目 4         4
      5桁目 5 10 1 1 0 1
      6桁目 6         6
      7桁目 0 16 1.6 1 6 0
      8桁目 0         0
      9桁目 0 0 0 0 0 0
      10桁目 0         0
      11桁目 0 0 0 0 0 0
      12桁目 0         0
      13桁目 8 16 1.6 1 6 7
      合計           28
    4. 口座番号の有効性の検証に使用される前に、計算済合計は次のプロセスによって変換されます。

      a.)計算済合計に9が足されます。

      b.)結果が10で除算されます。

      c.)整数結果が10で乗算されます。

      d.)結果から元の計算済合計が減算されます。

      したがって、計算済合計が28の場合、次のプロセスによって2に変換されます。

      a.)28 + 9 = 37

      b.)37/10 = 3.7により、整数結果は3になります。

      c.)3 * 10 = 30

      d.)30 - 28 = 2

      この数値とユーザーが入力した口座番号の14桁目が比較され、一致する場合、テストは合格となります。一致しない場合は不合格となり、入力した口座番号が無効なことが通知されます。

      上述の例では、口座番号の14桁目が9であるため、テストは不合格です。14桁目が2であれば、テストは合格でした。

フランス

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

検証桁アルゴリズム

検証桁(CD1)は口座番号、銀行番号および支店番号から次の方法で計算され、検証桁妥当性テストの基礎として使用されます。

CD1

  1. 検証桁アルゴリズムでは、文字'A'から'Z'として入力された銀行口座番号の桁が、数値に変換されます。フランス政府により、次の変換表が提供されています。

    変換
    A 1
    B 2
    C 3
    D 4
    E 5
    F 6
    G 7
    H 8
    I 9
    J 1
    K 2
    L 3
    M 4
    N 5
    O 6
    P 7
    Q 8
    R 9
    S 2
    T 3
    U 4
    V 5
    W 6
    X 7
    Y 8
    Z 9
  2. 次の方法で銀行フィールドを結合して、CD1の値が構成されます。

    BANK NUMBERとBRANCH NUMBERを変換済ACCOUNT NUMBERに結合

    たとえば、銀行番号が'12345'、支店番号が'67890'で、変換済口座番号(上記から)が'11234567890'であるとします。

    この場合、CD1は'123456789011234567890'として作成されます。

  3. CD1には'00'が後ろに付けられます。

    したがって、CD1は'12345678901123456789000'になります。

  4. 結果を97で除算します。

    12345678901123456789000 / 97 = 12345678901123456788914

  5. 余りを導き出します。

    12345678901123456789000 - (12345678901123456788914 * 97) = 86

  6. 97から余りを減算して、CD1を導き出します。

    97 - 86 = 11。このため、この例ではCD1 = 11です。

    次に、97から余りを減算して、結果が検証桁と等しくない場合は「無効な検証桁です。」というエラー・メッセージが表示されます。等しい場合、検証桁は有効です。

    この例では、ユーザーが入力した検証桁は'11'ではないため、検証は失敗です。

オランダ

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

10桁銀行口座検証アルゴリズム

数値10桁の銀行口座番号を検証するアルゴリズムについて、次に概説します。

  1. オランダ政府により、次のファクタ表が提供されています。口座番号の10桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
    1桁目 2桁目 3桁目 4桁目 5桁目 6桁目 7桁目 8桁目 9桁目 10桁目

    口座番号'0123456789'を使用する例

    所定のファクタで各桁を乗算します。

      ファクタ 結果
    1桁目 0 10 0
    2桁目 1 9 9
    3桁目 2 8 16
    4桁目 3 7 21
    5桁目 4 6 24
    6桁目 5 5 25
    7桁目 6 4 24
    8桁目 7 3 21
    9桁目 8 2 16
    10桁目 9 1 9
    合計     165

    この結果、この例の合計は165になります。

  2. 結果を11で除算します。

    165 / 11 = 15

  3. 余りを導き出します。

    165 - (11 * 15) = 0

  4. 余りが'0'の場合、検証は成功です。それ以外の場合、検証は失敗で「無効な口座番号です」というエラー・メッセージが表示されます。

    この例では余りが'0'であるため、銀行口座番号の検証は合格です。

    口座番号の10桁目が8であった場合、余りは164 - (11 * 14) = 10になるため、銀行口座番号の検証は失敗です。

ノルウェー

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

11桁銀行口座検証アルゴリズム

ユーザーが入力した数値11桁の銀行口座番号を検証するアルゴリズムについて、次に概説します。

  1. 検証桁は口座番号の最後の桁(たとえば、11桁目)として設定されます。たとえば、口座番号が'02056439653'の場合、検証桁は'3に設定されます。

  2. ノルウェー政府により、次のファクタ表が提供されています。口座番号の最初の10桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ 5 4 3 2 7 6 5 4 3 2
    1桁目 2桁目 3桁目 4桁目 5桁目 6桁目 7桁目 8桁目 9桁目 10桁目
  3. 口座番号'02056439653'を使用する例

    所定のファクタで各桁を乗算します。

     ファクタ結果
    1桁目 0 5 0
    2桁目 2 4 8
    3桁目 0 3 0
    4桁目 5 2 10
    5桁目 6 7 42
    6桁目 4 6 24
    7桁目 3 5 15
    8桁目 9 4 36
    9桁目 6 3 18
    10桁目 5 2 10
    合計     163
  4. この結果、この例の計算済合計は163になります。

  5. 次に、計算済合計を検証桁に追加します。

    上の例では、163 + 3 = 166になります。

  6. 結果を11で除算します。

    166 / 11 = 15

  7. 余りを導き出します。

    166 - (11 * 15) = 1

  8. 余りが'0'の場合、検証は成功です。それ以外の場合、検証は失敗で「無効な口座番号です」というエラー・メッセージが表示されます。

この例では余りが'1'であるため、銀行口座番号の検証は失敗です。

口座番号の11桁目が2(検証桁は2になります)であった場合、余りは165 - (11 * 15) = 0になるため、銀行口座番号の検証は成功です

ポルトガル

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

検証桁アルゴリズム

  1. 検証桁(CD1)は銀行番号、支店番号および口座番号から次の方法で構成されます。

    BANK NUMBERとBRANCH NUMBERを変換済ACCOUNT NUMBERに結合

    銀行番号'1234'、支店番号'5678'、口座番号'12345678901'を使用する例

    この場合、CD1は'1234567812345678901'に設定されます。

  2. ポルトガル政府により、次のファクタ表が提供されています。作成された検証桁(CD1)の19桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ
    1 73
    2 17
    3 89
    4 38
    5 62
    6 45
    7 53
    8 15
    9 50
    10 5
    11 49
    12 34
    13 81
    14 76
    15 27
    16 90
    17 9
    18 30
    19 3

    CD1に上記の値を使用する例

      ファクタ 結果
    1桁目 1 73 73
    2桁目 2 17 34
    3桁目 3 89 267
    4桁目 4 38 152
    5桁目 5 62 310
    6桁目 6 45 270
    7桁目 7 53 371
    8桁目 8 15 120
    9桁目 1 50 50
    10桁目 2 5 10
    11桁目 3 49 147
    12桁目 4 34 136
    13桁目 5 81 405
    14桁目 6 76 456
    15桁目 7 27 189
    16桁目 8 90 720
    17桁目 9 9 81
    18桁目 0 30 0
    19桁目 1 3 3
    合計     3794
  3. 結果を97で除算します。

    3794 / 97 = 39

  4. 余りを導き出します。

    3794 - (39 * 97) = 11

  5. 97から余りを減算して、CD1を導き出します。

    97 - 11 = 86。このため、この例ではCD1 = 86です。

    CD1の計算済値が、ユーザーが入力した検証桁と異なる場合、検証桁は検証に失敗し、「無効な検証桁です。」というエラー・メッセージが表示されます。同じである場合、検証桁は有効です。

    この例では、ユーザーが入力した検証桁が'86'以外の場合、検証は失敗です。

スペイン

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

  4. 検証桁

検証桁アルゴリズム

口座番号、銀行番号および支店番号から次の方法で2つの検証桁(CD1とCD2)が計算され、検証桁妥当性テストの基礎として使用されます。

CD1

  1. 銀行番号用に、スペイン政府により次のファクタ表が提供されています。銀行番号の4桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ 4 8 5 10
    1桁目 2桁目 3桁目 4桁目

    口座番号'1234'を使用する例

    所定のファクタで各桁を乗算します。

      ファクタ 結果
    1桁目 1 4 4
    2桁目 2 8 16
    3桁目 3 5 15
    4桁目 4 10 40
    合計     75

    この結果、この例の計算済合計は75になります。

  2. 支店番号用に、スペイン政府により次のファクタ表が提供されています。支店番号の4桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ 9 7 3 6
    1桁目 2桁目 3桁目 4桁目

    口座番号'5678'を使用する例

    所定のファクタで各桁を乗算します。

      ファクタ 結果
    1桁目 5 9 45
    2桁目 6 7 42
    3桁目 7 3 21
    4桁目 8 6 48
    合計     156

    この結果、この例の計算済合計は156になります。

  3. 銀行番号計算と支店番号計算の両方の計算済合計を足します。

    上の例では、75 + 156 = 231になります。

  4. 結果を11で除算します。

    231 / 11 = 21

  5. 余りを導き出します。

    231 - (11 * 21) = 0

  6. 11から余りを減算して、CD1を導き出します。

    11 - 0 = 11。このため、この例ではCD1 = 11です。

CD2

  1. 口座番号用に、スペイン政府により次のファクタ表が提供されています。銀行番号の10桁が関連するファクタで乗算されます。次に、合計を集計して計算済合計が算出されます。

    ファクタ 1 2 4 8 5 10 9 7 3 6
    1桁目 2桁目 3桁目 4桁目 5桁目 6桁目 7桁目 8桁目 9桁目 10桁目

    口座番号'1234567890'を使用する例

    所定のファクタで各桁を乗算します。

      ファクタ 結果
    1桁目 1 1 1
    2桁目 2 2 4
    3桁目 3 4 12
    4桁目 4 8 32
    5桁目 5 5 25
    6桁目 6 10 60
    7桁目 7 9 63
    8桁目 8 7 56
    9桁目 9 3 27
    10桁目 0 6 0
    合計     280

    この結果、この例の計算済合計は280になります。

  2. 結果を11で除算します。

    280 / 11 = 25

  3. 余りを導き出します。

    280 - (11 * 25) = 5

  4. 11から余りを減算して、CD2を導き出します。

    11 - 5 = 6。このため、この例ではCD2 = 6です。

テスト

次のチェックを使用して、ユーザーが入力した検証桁フィールドの値が計算済のCD1およびCD2と比較されます。いずれかのチェックがTRUEの場合、検証は失敗であり、「無効な口座番号です」というエラー・メッセージが表示されてチェックは失敗します。

チェック摘要
1 CD1は、検証桁フィールドに入力された値の1桁目と比較されます。
2 CD2は、検証桁フィールドに入力された値の2桁目と比較されます。

前に計算したCD1とCD2を使用したテストの例。CD1 = 11およびCD2 = 6で、ユーザーが入力した検証桁値は'05'であるとします。

チェック 摘要
1 11 = 0か。回答は「No」
2 6 = 5か。回答は「No」

両方のチェックがFALSEであるため、チェックは合格であり、検証桁は有効です。

ただし、ユーザーが入力した検証桁が'06'の場合、テストの第2チェックはTRUEになるため、ユーザーは検証桁が無効なことを通知され、再入力を求められます。

オーストラリア

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 銀行番号

  2. 支店番号

  3. 口座番号

  4. 検証桁

ブラジル

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 口座番号

  2. 支店番号

  3. 銀行番号

コロンビア

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 納税者IDの検証

  2. 検証桁検証アルゴリズム

ドイツ

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は8桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は1から10桁の数値である必要があります。入力した値が10桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力する場合、値は1桁の数値で「口座番号」フィールドの最後の桁と一致する必要があります。

  4. 「銀行番号」、「支店番号」、「口座番号」および「検証桁」フィールドの値はすべて数値である必要があります。

  5. この国には標準化された検証方法がないため、検証アルゴリズムは使用されません。

一意な検証ルール

銀行支店の一意な検証

  1. Bank_id、銀行番号、支店番号および国

  2. Bank_id、銀行名、支店名

ギリシャ

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」フィールドに値を入力する場合、3桁以下の数値である必要があります。

  2. 「支店番号」フィールドは必須ではありません。「支店番号」フィールドに値を入力する場合、4桁以下の数値である必要があります。

  3. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は8から12桁の数値である必要があります。入力した値が12桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。

  4. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力する場合、1桁の数値である必要があります。

  5. この国には標準化された検証方法がないため、検証アルゴリズムは使用されません。

アイスランド

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は4桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。入力した値が4桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は18桁の数値である必要があります。入力した値が18桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。口座番号(9から16桁)に対して検証アルゴリズムが実行されます。これらの加重桁の右端の桁が2で乗算され、右端から2番目の桁が3で乗算され、というように順序が繰り返され、最大7で乗算されます。このようにして、最後の2桁はそれぞれ2と3で乗算されます。これらの加重乗算の結果が足されて、その合計が11で除算されます。残りが0の場合、検証桁は0になります。0でない場合、11から余りを減算した結果が検証桁になります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力する場合、値は1桁の数値で「口座番号」フィールドの最後から2番目の桁(17桁)と一致する必要があります。

アイルランド

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は8桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は8桁の数値である必要があります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力した場合、検証は実行されません。

イスラエル

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 銀行口座番号

  2. 銀行支店番号

  3. EFT番号

  4. 銀行番号

イタリア

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」フィールドは必須であり、5桁の数値である必要があります。

  2. 「支店番号」フィールドは必須であり、5桁の数値である必要があります。

  3. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は12桁の英数字である必要があります。入力した値が12桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。

  4. 「検証桁」フィールドは必須であり、1桁の英数字を入力する必要があります。この値は、銀行コード、支店コードおよび口座番号フィールドの検証に使用されます。検証桁は22文字で計算されます(銀行、支店コードおよび口座番号)。各文字は、22文字の文字列の中でその文字が奇数番目か偶数番目かによって数値が指定されます。左端の文字は奇数番目です。

奇数変換アルゴリズム

A/0 = 1 J/9 = 21 S = 12
B/1 = 0 K = 2 T = 14
C/2 = 5 L = 4 U = 16
D/3 = 7 M = 18 V = 10
E/4 = 9 N = 20 W = 22
F/5 = 13 O = 11 X = 25
G/6 = 15 P = 3 Y = 24
H/7 = 17 Q = 6 Z = 23
I/8 = 19 R = 8  

偶数変換アルゴリズム

A/0 = 0 J/9 = 9 S = 18
B/1 = 1 K = 10 T = 19
C/2 = 2 L = 11 U = 20
D/3 = 3 M = 12 V = 21
E/4 = 4 N = 13 W = 22
F/5 = 5 O = 14 X = 23
G/6 = 6 P = 15 Y = 24
H/7 = 7 Q = 16 Z = 25
I/8 = 8 R = 17  

数値が合計され、結果が26で除算されます。

次の表に従って、余りがアルファベット文字に変換されます。これが検証桁です。

変換アルゴリズム

0 = A 9 = J 18 = S
1 = B 10 = K 19 = T
2 = C 11 = L 20 = U
3 = D 12 = M 21 = V
4 = E 13 = N 22 = W
5 = F 14 = O 23 = X
6 = G 15 = P 24 = Y
7 = H 16 = Q 25 = Z
8 = I 17 = R  

日本

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 銀行口座番号

  2. カナ銀行口座名義人名

  3. 銀行支店番号

  4. カナ支店名

  5. 銀行番号

  6. カナ銀行名

  7. 銀行口座種別

一意な検証ルール

一意キーは、次の組合せからなります。

ルクセンブルグ

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は2桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は6から14桁の数値である必要があります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力する場合は、2桁の数値である必要があります。検証アルゴリズムは実行されません。

ニュージーランド

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 銀行番号

  2. 支店番号

  3. 口座番号

  4. 口座サフィクス

  5. 検証桁

一意な検証ルール

一意キーは、次の組合せからなります。

ポーランド

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は8桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。係数10アルゴリズムを使用して、銀行/支店番号に検証桁検証が実行されます。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は25桁未満の数値である必要があります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力した場合、検証は実行されません。

スウェーデン

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は4または5桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は12桁より小さい数値である必要があります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」フィールドに値を入力する場合、1桁の数値である必要があります。

  4. この国には標準化された方法がないため、検証アルゴリズムは実行されません。

スイス

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は3から5桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は17桁より小さい数値である必要があります。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力した場合、検証は実行されません。

  4. この国には標準化された方法がないため、検証アルゴリズムは実行されません。

  5. 「銀行口座種別」は必須です。

イギリス

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

  1. 「銀行番号」および「支店番号」フィールドは必須ではありません。「銀行番号」、「支店番号」、または「銀行番号」と「支店番号」の両方に値を入力できます。どちらかのフィールドに値を入力する場合、値は6桁の数値にする必要があります。両方のフィールドに値を入力する場合、両方の値が一致する必要があります。

  2. 「口座番号」フィールドは必須であり、入力する値は9桁より小さい数値である必要があります。入力した値が8桁より小さい場合、先行ゼロが追加されます。

  3. 「検証桁」フィールドは必須ではありません。「検証桁」に値を入力した場合、検証は実行されません。

  4. この国には標準化された方法がないため、検証アルゴリズムは実行されません。

アメリカ

検証ルール

次のルールを使用して、フィールドの妥当性がチェックされます。

ここでのルーティング番号は、銀行支店番号です。すべてのUS銀行支店に対して、次の検証が実行されます。銀行支店番号の最初の8桁を0にすることはできません。このため、有効範囲は00000001から99999999となります。有効な検証桁(銀行支店番号の9桁目)は0から9です。「銀行支店番号」フィールドはオプションです。

検証

US銀行支店の「銀行支店番号」には、連邦政府の財務要件# PMC-18の一環として、新規の検証が必要です。このフィールドは、9桁の数値のみのフィールドです。検証では、9桁未満または9桁を超える値を禁止し、数値のみを許可し、すべてゼロのエントリを禁止する必要があります。編集の目的は、ルーティング・トランジット番号(RTN)の妥当性を確保して、差戻または支払のエラーを回避することです。「数値」フィールドの9桁目は、検証桁に使用されます。検証桁の信憑性も検証されます。検証桁は、係数10を使用して次のように計算されます。

  1. ルーティング番号の各桁を加重ファクタで乗算します。各桁の加重ファクタは、次のとおりです。

    位置1 2 3 4 5 6 7 8
    加重 3 7 1 3 7 1 3 7
  2. 8つの乗算の結果を足します。

  3. 次に大きい10の倍数から合計を引きます。

例:

      Routing No.:    0   7    6   4   0   1   2   5 



      Multiply by:     3   7    1   3   7   1   3   7 



          Sum:               0  49   6  12  0   1   6   35 = 109 



 Check Digit =  1  (110 minus 109) 



この値が「銀行支店番号」フィールドに入力された値である場合、ルーティング・トランジット番号と検証桁076401251は検証に合格します。銀行支店番号が検証に合格すると、レコードは保存され、不合格の場合はエラー・メッセージが返されます。

US銀行の銀行支店番号に対して、「トランジットABA」ではなく「ルーティング・トランジット番号」がプロンプトされます。

一意な検証ルール

一意な銀行支店検証

  1. Bank_id、銀行番号、支店番号および国

  2. Bank_id、銀行名、支店名

他のすべての国々の検証

一意な検証ルール

一意キーは、次の組合せからなります。

  1. BANK

  2. BRANCH

  3. ACCOUNT