Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endecaインテグレーションおよびシステム管理ガイド リリース12.2 V4 E51765-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、次のトピックについて説明します。
Oracle Discrete Manufacturing Extensions for Oracle Endecaでは、製造オーダー・ステータス、製造オーダーの遅延、構成部品や生産資源の不足、廃棄数量、および不合格に関連するダッシュボード・メトリックを検索および表示できます。Oracle Endecaの「ショップ型作業指示」検索ページを使用すると、キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)、パフォーマンス評価メトリック、チャート、グラフおよび表を使用して、データを表示および分析できます。Oracle Discrete Manufacturing Extensions for Oracle Endecaの作業指示検索では、次のことを行うことができます。
作業指示の問題への予防的な対応
キー・インサイトからの、スケジュールに影響している現在の問題のすばやい診断および解決
製造現場でのファクト・ベースの正確な判断
歩留、原価およびサイクル時間の管理の改善
この章では、Oracle Discrete Manufacturing Extensions for Oracle Endecaアプリケーションを使用するために、Endeca Information Discovery (EID)をOracle E-Business Suiteリリース12.2.2.4に統合する際に必要な製品固有の詳細について説明します。これは、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で提供されている情報を補足するものです。インストールを開始する前に、このドキュメントをお読みになって要件を確認してください。
Endecaの「ショップ型作業指示」検索ページを使用すると、製造オーダー・ステータス、製造オーダーの遅延、構成部品や生産資源の不足、廃棄数量、および不合格に関連するダッシュボード・メトリックを検索および表示できます。このページには、情報およびデータがグラフおよび表形式で表示されます。Endecaの「ショップ型作業指示」検索ページの一部を次の図に示します。
MES監督者職責または工程管理職責から、「ショップ型作業指示」検索ページにナビゲートします。
(N)「MES監督者」→「Endecaショップ型作業指示検索」
(N)「工程管理」→「ショップ型」→「Endecaショップ型作業指示検索」
「ショップ型作業指示」検索ページでは、作業指示情報を検索およびフィルタできます。データの分析、および作業指示と生産のメトリック、チャート、グラフおよび表のレビューを行うことができます。Endecaの「ショップ型作業指示」検索ページのリージョンおよびコンポーネントを次に示します。
リージョン | コンポーネント |
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ガイド付きナビゲーション | 「ガイド付きナビゲーション」コンポーネントを使用することで、属性グループを使用してデータをフィルタできます。次の属性グループを拡張すると、属性名を表示および選択できます。
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メトリック・バー 注意: メトリック・コンポーネントは色分けされ、警告および健全性がハイライトされます。 - 赤色: 重大な警告状態 - 黄色: 警告 - 灰色: 正常 - 緑色: 良好 |
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例外事由(タグ・クラウド) | 例外事由トップ10のタグ・クラウド・コンポーネント
注意: 「例外事由」コンポーネントには、発生頻度トップ10の例外事由が表示されます。 |
作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 概要(タブ) | 作業指示概要(チャート)
作業指示要約(クロス・タブ) |
作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 例外(タブ) | 例外タイプ別例外件数(チャート)
インパクト製造オーダー詳細(チャート)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 遅延(タブ) | 作業指示遅延(チャート)
作業指示遅延詳細(チャート)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 構成部品不足(タブ) | 構成部品不足(チャート)
構成部品不足詳細(クロス・タブ)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 生産資源不足(タブ) | 生産資源不足(チャート)
生産資源不足詳細(クロス・タブ)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 廃棄(タブ) | 事由別廃棄(チャート)
廃棄詳細(チャート)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 拒否(タブ) | 事由別拒否(チャート)
拒否詳細(チャート)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 歩留(タブ) | 歩留(チャート)
歩留詳細(クロス・タブ)
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作業指示インサイト(タブ・コンポーネント・コンテナ) 原価差異(タブ) | 原価差異(チャート)
原価差異詳細(クロス・タブ)
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作業指示詳細(タブ・コンポーネント・コンテナ) 作業指示 | 作業指示(結果表)
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作業指示詳細(タブ・コンポーネント・コンテナ) 工程(タブ) | 工程(結果表)
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作業指示詳細(タブ・コンポーネント・コンテナ) 構成部品(タブ) | 構成部品(結果表)
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作業指示詳細(タブ・コンポーネント・コンテナ) 生産資源(タブ) | 生産資源(結果表)
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作業指示詳細(タブ・コンポーネント・コンテナ) 例外(タブ) | 例外(結果表) |
このドキュメントでは、Oracle Discrete Manufacturing Extensions for Oracle Endecaアプリケーションを使用するために、Endeca Information Discovery (EID)をOracle E-Business Suiteリリース12.1.3.1に統合する際に必要な製品固有の詳細について説明します。これは、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)で提供されている情報を補足するものです。インストールを開始する前に、このドキュメントをお読みになって要件を確認してください。
Oracle Discrete Manufacturing Extensions for Oracle Endecaを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
UMXロールを割り当て、アクセス権限付与を更新して、アクセス管理を設定します。
Oracle Discrete Work Orderアプリケーションによって提供されているグラフを実行してEndecaデータ・ストアに作業指示データをロードします。
Oracle Discrete Work Orderのコンカレント処理を実行します。
Oracle Discrete Work OrderアプリケーションのためのOracle E-Business SuiteとEIDの統合の一部として、次のUMXロールが提供されています。
UMXロール | 内部コード名 |
---|---|
WIP Endecaショップ型作業指示Discoverer | UMX|WIP_ENDECA_SEARCH |
新しいUMXロール「WIP Endecaショップ型作業指示Discoverer」(内部コード名: UMX|WIP_ENDECA_SEARCH)を追加して、Endecaメニュー項目を職責または同じメニューを使用する他のカスタム職責に対して有効にする必要があります。このUMXロールが職責に割り当てられると、メニュー項目が表示されます。
Endeca検索インタフェースのページ名は、機能名と同じである必要があります。Discrete Work OrderのEndecaページにアクセスするには、要件に応じて次のいずれかの操作を行う必要があります。
個別のユーザーにアクセス権を付与する必要がある場合:
ロール「WIP Endecaショップ型作業指示Discoverer」をユーザーに割り当てます。
共通の職責を持つ一連のユーザーにアクセス権を付与する必要がある場合:
ロール「WIP Endecaショップ型作業指示Discoverer」を職責に割り当てます。
UMXロールおよび付与の割当てについては、『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』(Doc ID: 1574273.1)の付録Cを参照してください。
『Installing Oracle E-Business Suite Extensions for Oracle Endeca, Release 12.2 V4』ドキュメント(Doc ID: 1574273.1)に従ってフル・グラフを実行すると、シードされているすべての属性の属性構成がロードされ、ショップ型作業指示検索の初期データのロードが完了します。
EBSシステムの既存の作業指示に対するデータ削除を反映および同期化したり、Endecaデータ・ストアから「クローズ」ステータスの作業指示を定期的に削除するには、完全リフレッシュを日次で行う必要があります。完全リフレッシュを実行すると、Endecaからすべてのデータが削除され、E-Business Suiteシステムから抽出した全データが再移入されます。最初から用意されているETLにより、Endecaデータ・ストアに取り込まれたデータからクローズ済作業指示がフィルタされます。
ユーザーは、日次の完全リフレッシュを実行する適切な時間を選択できます。この時間には、毎日または毎晩の作業指示取引活動がない時間帯、またはその日の新しい製造オーダーがアプリケーションにロードされたときを指定できます。
注意: FullLoadConfig.grfを実行する前に、スキーマ(WIP、INV、PO、BOM、PJM)のスキーマ統計収集コンカレント・プログラムを実行してください。
増分リフレッシュの場合は、組織の要件に応じて、EBSからEndecaデータをリフレッシュする頻度を決定する必要があります。これは、システムの負荷およびパフォーマンスを考慮しつつ、リアル・タイムに近い頻度にすることをお薦めします。ショップ型作業指示情報(作業指示ヘッダー、工程、構成部品、生産資源、例外、移動取引など)は、EBSシステムで間断なく更新されます。また、作業指示および工程のステータスは、EBSシステムで一日中更新されています。分析および処理のための製造現場ステータスおよびデータ・スナップショットが一日を通じてリアル・タイムに近くなるよう、更新内容は最小の遅延でEndecaデータ・ストアと同期化する必要があります。
重要: パッチ16184293:R12.WIP.Cは、Last_Update_Dateに依存する索引が含まれている個別(スタンドアロン)パッチです。増分ロードのパフォーマンスを改善するには、パッチ16184293:R12.WIP.Cを適用することが重要です。
IntegratorサーバーでETLをスケジュールするには、次の手順を実行します。
Cloverログインを使用してIntegratorサーバーにログインします。
「Scheduling」タブをクリックします。
「New Schedule」リンクを選択します。
スケジュールの説明を入力します。
「Type」として「Periodic」を選択します。
「Periodicity」として「by interval」を選択します。
「Not active before date/time」フィールドに開始日時を入力します。
「Not active after date/time」フィールドに終了日時を入力します。
「Interval (minutes)」フィールドに値を入力します。
「Fire misfired event as soon as possible」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
「Task Type」リストから「Start a graph」を選択します。
「Sandbox」に「wip-dwo」を指定します。
「Graph」に「graph/IncrementalLoadConfig.grf」を指定します。
「Create」をクリックしてスケジューラを設定します。
Oracle Discrete Work Orderアプリケーションによって提供されているグラフを実行することにより、Oracle Discrete Work Orderデータ・ストアにデータをロードできます。
Oracle Work Order Searchデータ・ストアにデータをロードするには、次の手順を実行します。
EID IntegratorサーバーのURLを使用して、サンドボックス・ページにナビゲートしてcsf-partsの下のグラフ・ノードを拡張します。
データをロードするグラフには次のものがあります。
グラフ名 | 摘要 |
---|---|
FullLoadConfig.grf | このグラフは、すべてのビューからメタデータおよびデータをロードします。csf-partsデータ・ストア内のすべてのレコードをリセットして、データをロードします。このグラフは、「作業指示」ページのデータをロードするために実行します。このグラフによって、部品オーダーおよび報告のデータがロードされます。 |
IncrementalLoadConfig.grf | このグラフは、部品オーダーおよび報告の増分ロードを実行します。最後にロードが行われた後に更新されたレコードのみがロードされます。注意: EBS (Work Order)で削除されたデータは、増分グラフを実行してもEndecaから削除されません。Endecaからすべてのデータを削除して、すべてのデータを再ロードするには、FullLoadConfig.grfグラフを実行する必要があります。完全リフレッシュを実行すると、Endecaからすべてのデータが削除され、E-Business Suiteシステムから抽出した全データが再移入されます。 |
重要: パッチ16184293:R12.WIP.Cは、Last_Update_Dateに依存する索引が含まれている個別(スタンドアロン)パッチです。増分ロードのパフォーマンスを改善するには、パッチ16184293:R12.WIP.Cを適用することが重要です。
注意: EBS (Work Order)で削除されたデータは、増分グラフを実行してもEndecaから削除されません。Endecaからすべてのデータを削除して、すべてのデータを再ロードするには、FullLoadConfig.grfグラフを実行する必要があります。完全リフレッシュを実行すると、Endecaからすべてのデータが削除され、E-Business Suiteシステムから抽出した全データが再移入されます。
##### Endeca Server Specifics ######
ENDECA_SERVER_PORT=7770
DATA_STORE_NAME=WIP-DWO
##### Data Store Specifics ######
#MDEX_INDEX_DIRECTORY=${PROJECT}/mdex
MDEX_EXTRA_ARGS=<server-control:arg>--threads</server-control:arg><server-control:arg>4</server-control:arg>
MDEX_PORT=7340
MDEX_BULK_PORT=7341
MDEX_TRANSACTION_ID=
##### EBS FND Table Specifics #####
LANGUAGE_CODE=US
INSTANCE_ID=9
LOAD_TYPE=F
FND_USER=1
RECORD_TYPE=DWO
### Misc ########
MULTIASSIGN_DELIMITER=\u007F
##### Sample Load View view_config.xml Location #####
viewXMLFile=sandbo//wix:p-dwo/data-out/view_config.xml
Oracle Discrete Work OrderデータをEndecaデータ・ストアにロードするために、次のビューがEndecaのETLレイヤーで使用されます。
ビュー名 | 目的 |
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WIP_DWO_ENDECA_V | フル・ロード時にショップ型作業指示情報をロードします。 |
ビュー名 | 目的 |
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WIP_ENDECA_INCR_COST_V | 増分ロード時に作業指示原価情報をロードします。 |
WIP_ENDECA_INCR_EXCEP_V | 増分ロード時に作業指示例外情報をロードします。 |
WIP_ENDECA_INCR_NONE_V | 増分ロード時に他のビューによって取得されないその他の作業指示情報をロードします。 |
WIP_ENDECA_INCR_OPER_V | 増分ロード時に作業指示工程情報をロードします。 |
WIP_ENDECA_INCR_RES_V | 増分ロード時に作業指示資源情報をロードします。 |
WIP_ENDECA_INCR_SCRJ_V | 増分ロード時に作業指示の廃棄および拒否の情報をロードします。 |
コンカレント処理 | 摘要 |
---|---|
ショップ型MES不足の計算 | このコンカレント・プログラムは、毎日または毎晩のフル・ロード・グラフを実行する前に実行する必要があります。 |
スキーマ統計の収集 | このコンカレント・プログラムは、WIP、INV、PO、BOM、PJMの各スキーマに対して実行する必要があります。
注意: このコンカレント・プログラムは、フル・ロード・グラフを初めて実行する前に実行する必要があります。その後は週次で実行されるようにスケジュールします。 |
注意: このコンカレント・プログラムは、フル・ロード・グラフを初めて実行する前に実行する必要があります。その後は週次で実行されるようにスケジュールします。
Oracle Discrete Work Order統合には、次の新しいユーザー・メニューが含まれています。
ユーザー・メニュー名 | 内部名 |
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Endecaショップ型作業指示検索 | WIP_WS_MAIN |
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