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Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド
リリース12.2
E51768-01
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Oracle Workflow Manager

Oracle Workflow Managerの概要

Oracle Workflow Managerは、Oracle Applications Managerのコンポーネントです。システム管理者は、複数のOracle E-Business Suiteインスタンスに使用されるOracle Workflowを単一コンソールから管理できます。

Oracle Workflow Managerを使用すると、管理者は通知メーラーやエージェント・リスナーなどのWorkflowシステム・サービス、他のサービス・コンポーネント、バックグラウンド・エンジン、廃止になったワークフロー・データのパージおよびワークフロー制御キューのクリーン・アップを制御できます。また、すべての作業項目の分布をステータス別に表示して追加情報にドリルダウンし、作業項目の処理をモニターすることも可能です。さらに、イベント・メッセージのステータス別分布とキュー伝播スケジュールを表示して、ローカルのビジネス・イベント・システム・エージェントに関するイベント・メッセージ処理もモニターできます。この作業項目とイベント・メッセージのモニター機能を使用することで、システム管理者は可能性のあるボトルネックを容易に識別できます。

Oracle Workflow Managerにアクセスするには、Oracle Applications Managerにログインしてアプリケーション・システムを選択します。その後、次のいずれかのナビゲータ・パスに従います。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」

また、他の機能を使用してOracle Workflowの管理に役立てることもできます。

Oracle Workflow Statisticsの収集

Oracle Workflow Managerの一部のグラフおよびリストには、Oracle E-Business Suiteインスタンスのアクティビティ・レベルに応じて、大量のデータを集計できます。これらの統計の表示性能を拡張するために、Oracle Workflow Managerは定期的にコンカレント・プログラムを実行し、統計を集計してコンカレント・プログラムの最新データに基づいてグラフやリストを表示します。

これらのコンカレント・プログラムは、デフォルトでは24時間ごとに実行するようにスケジュールされています。パラメータは必要ありません。別の頻度で統計を収集する場合は、デフォルトのスケジュール要求を取り消して、別のスケジュールでプログラムを実行することもできます。

これらの各グラフおよびリストには統計の最終更新日時が表示されます。また、必要に応じて「Refresh」アイコンを選択して統計をただちにリフレッシュできます。ただし、Oracle E-Business Suiteインスタンスに含まれるワークフロー・データの容量が非常に大きい場合、データのリフレッシュ時に遅延またはページ・タイムアウトが発生することがあります。

注意: 作業項目の詳細および作業項目アクティビティの詳細など、容量の小さいOracle Workflow Manager統計では、コンカレント・プログラムを介してではなく直接問合せが実行されます。

Oracle Workflowシステム・ステータス

「Workflow System」ステータス・ページには、Oracle Workflowインスタンスのステータスの概要が表示されます。このページには、システム・ステータス情報の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。

注意: システム・ステータス情報は、他のOracle Workflow統計を収集するコンカレント・プログラムとは別個に、直接問合せが実行されます。

「Workflow System」ステータス・ページには、次のワークフロー機能の稼働中、停止中または利用不能の要約のステータスが表示されます。

通知メーラー・サービス・コンポーネント、エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントおよびグループ化されている全タイプのサービス・コンポーネントなど、サービス・コンポーネント機能の場合、要約ステータス・アイコンは次のステータスを示します。

コンカレント・プログラムとして実行する機能についてコンカレント要求を発行するには、「Submit Request For」プルダウン・メニューから必要なプログラムを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のプログラムに対する要求を発行できます。

Related Database Parameters

このリージョンには、Oracle Workflowの必須のデータベース初期化パラメータに関する情報が表示されます。リストにはパラメータごとに、パラメータ名、パラメータの実績値、推奨値および説明が表示されます。実績値が推奨値と一致しない場合は、推奨値が警告インディケータ・アイコンでマークされます。

JOB_QUEUE_PROCESSESパラメータでは、インスタンスのジョブ・キュー・プロセス数を定義します。Oracle Workflowでは、AQキューによるビジネス・イベント・システムのイベント・メッセージ伝播を処理するためのジョブ・キュー・プロセスと、通知メーラー用のジョブ・キュー・プロセスが必要です。Oracle Workflowの推奨プロセス数は10以上です。

注意: Oracle Database 10g以上では、パラメータを設定する必要はありません。

Workflow Metrics

このリージョンには、作業項目と「Business Event System」エージェント・アクティビティの要約情報が表示されます。

Work Items

このグラフには、「Active」、「Deferred」、「Suspended」および「Error」の各ステータスを持つ全作業項目の分布が表示されます。

注意: 1つの作業項目が複数のステータスでカウントされる場合があります。たとえば、終了日のない全作業項目は「Active」作業項目としてカウントされますが、これには遅延、中断およびエラーの各作業項目と実行中の作業項目が含まれます。また、ある項目のアクティビティが遅延されていて、その作業項目全体が中断されている場合は、「Deferred」と「Suspended」の両方のステータスのカウントに含まれます。このため、全ステータスのカウントの合計は実際の作業項目数よりも多くなります。

Agent Activity

このグラフには、「Ready」、「Waiting」、「Expired」、「Undeliverable」および「Error」の各ステータスになっているビジネス・イベント・システム・エージェント上の全イベント・メッセージの分布が表示されます。

注意: メッセージに「Error」ステータスが明示的に割り当てられることはありません。このグラフの「Error」バーは、WF_ERRORエージェント上のステータスに関するメッセージを表します。

Related Links

このリージョンには、他のOracle Workflow管理機能へのリンクが表示されます。

Configuration

「Service Components」リンクをクリックすると、通知メーラーやエージェント・リスナーなどのサービス・コンポーネントを構成できます。

「Queue Propagation」リンクをクリックすると、キューの伝播に必要なデータベース初期化パラメータと、ビジネス・イベント・システム・エージェントの伝播予定のリストが表示されます。

Throughput

Service Components

一般サービス・コンポーネント・フレームワークにより、バックグラウンドJavaサービスの管理が合理化および自動化されます。サービス・コンポーネント・コンテナとそのサービス・コンポーネントはGeneric Service Management(GSM)を介して実行され、GSMはOracle Applications Manager(OAM)を介して制御できます。

サービス・コンポーネント・コンテナとは、付属するサービス・コンポーネントの実行を個別に管理するサービスのインスタンスです。コンテナは、そのコンポーネントのステータスをモニターし、それ自体とコンポーネントの制御イベントを処理します。これらの処理は、コンテナのログに記録されます。

サービス・コンポーネントとは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークを介して管理できるように、このフレームワークの標準に従って定義されているJavaプログラムのインスタンスです。現在、Oracle Workflowには4つのサービス・コンポーネント・タイプ「Workflow Mailer」、「Workflow Agent Listener」、「Workflow Java Agent Listener」および「Workflow Web Services Outbound」が用意されています。

Oracle Workflowには、この4タイプのシード済サービス・コンポーネントがシード済コンテナ内に複数用意されており、標準処理が実行されます。オプションで、複数のサービス・コンポーネントを追加作成してカスタム処理を実行できます。カスタム・サービス・コンポーネントを作成すると、それをシード済コンテナに割り当てることができます。また、シード済コンテナでの処理量に基づいて、独自のカスタム・コンテナを作成することもできます。

すべてのサービス・コンポーネントには、一般サービス・コンポーネント・フレームワークに必要な特定の属性があります。コンポーネントの一般定義属性は、コンポーネント名、起動モード、コンテナ・タイプ、インバウンド・エージェント、アウトバウンド・エージェントおよび相関関係IDなどです。詳細属性は、コンポーネントの所有者コンテナ、必要時コンポーネントの最大アイドル時間、最大エラー数、インバウンド処理とアウトバウンド処理のスレッド数、コンポーネント・ログ・レベル、読取りタイムアウト期間、最小スリープ時間、最大スリープ時間、エラー・スリープ時間および読取りタイムアウト期間の経過後に接続をクローズするかどうかなどです。

サービス・コンポーネントの起動モードは、次の3つのいずれかです。

すべてのサービス・コンポーネントでOracle ApplicationsのGSMのコンテナ・タイプを使用します。コンポーネントは、インバウンド・メッセージを処理するためのインバウンド・エージェントまたはアウトバウンド・メッセージを処理するためのアウトバウンド・エージェント、あるいはその両方を持つことができます。Oracle Advanced Queuing(AQ)の相関関係IDをコンポーネントに割り当て、その相関関係IDでマーク付けしたメッセージのみを処理対象として限定できます。

Oracle Workflowには3つの事前定義済コンテナ「Workflow Mailer Service」、「Workflow Agent Listener Service」および「Workflow Document Web Services Service」が用意されており、その中にコンポーネントを作成できます。必要時サービス・コンポーネントには、コンテナによる停止までのアイドル状態で存続できる最大期間を指定できます。サービス・コンポーネントに1つのインバウンド処理スレッドがある場合はインバウンド処理が有効化され、このスレッドがない場合はインバウンド処理が無効化されます。また、1つ以上のアウトバウンド処理スレッドがある場合はアウトバウンド・メッセージの量に応じたアウトバウンド処理が有効化され、ない場合はアウトバウンド処理が無効化されます。一部のタイプのサービス・コンポーネントは、インバウンド処理のみ、またはアウトバウンド処理のみを実行します。たとえば、エージェント・リスナーはインバウンド・イベント・メッセージのみを処理するため、アウトバウンド・スレッド数は常に0(ゼロ)にする必要があります。

コンポーネント・コンテナごとに、コンテナの起動時から停止時までの診断ログが記録されます。コンテナが再起動すると、新規ログが開始されます。ログは「Workflow Manager」を介して表示できます。各ログ・エントリはコンテナIDでマークされ、該当する場合はログを生成したサービス・コンポーネントのIDでもマークされます。コンポーネント・コンテナごとに、記録する情報の詳細レベルを指定できます。また、コンテナ内のサービス・コンポーネントのログ・レベルも個別に指定できます。最も詳細なレベルから順に次のようなログ・レベルがあり、そのいずれかを選択できます。

コンテナとサービス・コンポーネントのデフォルト・ログ・レベルは、どちらも「Error」です。このレベルは、通常の使用状況における推奨設定です。

サービス・コンポーネントの処理スレッドはループ内で動作して割り当てられたエージェントに関連するキューからメッセージを読み取り、指定したスリープ時間を待機した後、キュー内のメッセージの有無を再チェックします。読取りタイムアウト期間では、最後のメッセージがデキューされてからタイムアウトになるまでに、サービス・コンポーネントがキューからのメッセージ読取り試行を続行する期間が定義されます。この期間が経過する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージは処理され、タイムアウト期間が再開されます。タイムアウト期間が経過し、それ以上のメッセージが受信されていない場合、サービス・コンポーネントは読取りを停止し、スリープ時間が開始されます。

サービス・コンポーネントの最小スリープ時間では、サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の経過後にキュー内でメッセージを再びチェックするまで待機する最小期間を定義します。キューのメッセージ受信頻度が低い場合は、最大スリープ時間を最小スリープ時間より長くなるように設定し、メッセージが受信されていない場合の読取り試行間のスリープ時間を長くすることができます。この場合、サービス・コンポーネントはキューからメッセージの読取りを終了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でもメッセージを読み取れない場合は、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することでパフォーマンスが改善できます。また、最大スリープ時間のパラメータを0(ゼロ)に設定し、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。

サービス・コンポーネントのエラー・スリープ時間では、サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまでの待機時間を定義します。また、サービス・コンポーネントの処理スレッドは、読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に接続をクローズするか、処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにしておくことができます。

サービス・コンポーネントは、実行する処理のタイプに固有の付加的構成パラメータを持つ場合もあります。たとえば、通知メーラー・サービス・コンポーネントには、使用するインバウンドおよびアウトバウンドのEメール・サーバーを指定する構成パラメータがあります。

共通構成パラメータとタイプ固有の構成パラメータのうち、一部のパラメータはサービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできます。これらのパラメータは、コンポーネントの構成ページで「Refresh」アイコンにより識別されます。たとえば、コンポーネント・ログ・レベル、インバウンド・スレッド数およびアウトバウンド・スレッド数は、リフレッシュ可能なパラメータです。

サービス・コンポーネントに対して、次のような制御イベントを実行できます。

サービス・コンポーネントは、実行する処理のタイプに固有の付加的制御コマンドも持つ場合があります。たとえば、「Workflow Mailer」コンポーネントには、要約通知を起動するためのコマンドがあります。

「Service Components」ページでコンポーネントの関連コマンドを選択すると、これらの制御イベントを実行時に手動で実行できます。また、サービス・コンポーネントの構成時に、単一または反復的な制御イベントの予定を作成することもできます。

サービス・コンポーネントのステータスは、次のいずれかです。

コンポーネントが有効とみなされるのは、ステータスが「Starting」、「Running」、「Suspending」、「Suspended」、「Resuming」または「Stopping」の場合です。コンポーネントが有効な間は、コンポーネント名、起動モード、コンテナ・タイプ、インバウンド・エージェント、アウトバウンド・エージェント、相関関係ID、コンテナまたは最大アイドル時間(必要時コンポーネントの場合)を編集できません。これらの属性を変更するには、コンポーネントを停止する必要があります。ただし、他の構成パラメータはコンポーネントが有効な間も編集できます。リフレッシュ可能なパラメータを編集すると、コンポーネントは新規パラメータ値を使用して動的にリフレッシュされます。

どのステータスのコンポーネントも、手動で停止できます。また、なんらかの理由でコンテナが停止すると、そのコンポーネントもすべて停止されます。

サービス・コンポーネントのステータスが「Stopped with Error」または「System Deactivated」に変更されると、Oracle WorkflowはOracle Applications Managerの「System Alerts and Metrics」ページにシステム・アラートを記録します。

サービス・コンポーネントの表示

「Service Components」ページには、Oracle Workflowインストールで定義されているサービス・コンポーネントが表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン

このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。

リストには、サービス・コンポーネントごとにサービス・コンポーネント名、ステータス、タイプ、起動モード、コンテナ・タイプおよびコンテナが表示されます。列見出しをクリックすると、その列でリストがソートされます。

サービス・コンポーネントの作成

「Pick Component Type」ページでは、作成するサービス・コンポーネントのタイプを選択できます。このページには、使用可能な各タイプの名前と説明が表示されます。必要なタイプを選択して「Continue」ボタンをクリックします。サービス・コンポーネントの構成ステップは、選択したタイプに応じて異なります。

Oracle Workflowには、次のサービス・コンポーネント・タイプが用意されています。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>「Create」

サービス・コンポーネント詳細の検討

「Component Details」ページでは、サービス・コンポーネントの構成を検討できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「View Details」

「Component Details」ページには、サービス・コンポーネントに定義されている構成パラメータと特別なステータス情報、およびそのサービス・コンポーネントに現在予定されている制御イベントが表示されます。リストには、イベントごとにイベント名、初期起動時刻、イベントが現在実行中かどうか、繰返しイベントに関して次回予定済の実行時刻と前回の最終実行時刻、繰返しイベントの実行間隔(分単位)、イベントの失敗回数、イベントの予定作成に使用されるDBMSジョブのジョブIDおよびDBMSジョブで実行されるPL/SQL APIが表示されます。

サービス・コンポーネント・コンテナのサービス・インスタンス

Oracle Applications Managerを使用すると、サービス・コンポーネント・コンテナをGSM内で「Generic Service Component Container」タイプのサービス・インスタンスとして制御できます。

コンテナのサービス・パラメータの編集

GSMサービス・インスタンスには、他のプロパティとともに稼働シフトを割り当てることができます。稼働シフトには、サービス・パラメータを関連付けることができます。サービス・コンポーネント・コンテナであるサービス・インスタンスの場合は、これらのサービス・パラメータがコンテナ全体に適用され、コンテナによる付属コンポーネントの管理方法が決定されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「Edit」>(B)「Edit Service Parameters」

「Edit Service Parameters」ページの「Edit Service Parameters」フィールドには、最初に、コンテナに指定できるサービス・パラメータがシード済のデフォルト値とともに表示されます。ほとんどの場合、これらの値を変更する必要はありません。ただし、オプションで「Edit Service Parameters」フィールドの値を選択して編集できます。

また、オプションで「Edit Service Parameters」フィールドからサービス・パラメータを削除することもできます。この場合、プロキシ設定パラメータを除くすべてのパラメータの値は、WF_RESOURCES表に格納されているグローバル設定から取得されます。WF_RESOURCES表内のデフォルト値は、「Edit Service Parameters」ページに表示される初期のデフォルト値と同じです。

「Edit Service Parameters」フィールドでは、サービス・パラメータ名と値をコロンで区切って次の書式で指定する必要があります。

<name1>=<value1>:<name2>=<value2>: . . . <nameN>=<valueN>

コンテナの場合は、次のサービス・パラメータを指定できます。

オプションで、プロキシ設定用の次のサービス・パラメータを指定することもできます。このコンテナのコンポーネントがファイアウォールの外にあるWebコンテンツにプロキシ・サーバーを使用してアクセスする必要がある場合は、これらのパラメータを設定する必要があります。たとえば、メーラー・コンポーネントは、Eメール通知に含まれる外部Webコンテンツへのアクセスを必要とする場合があります。一般サービス・コンポーネント・フレームワークでは、これらのサービス・パラメータに設定した値を使用して関連Javaシステム・プロパティが設定されます。

注意: AutoConfigを使用してOracle E-Business Suiteインスタンスのプロキシ設定を指定する場合は、ここでプロキシ関連のサービス・パラメータを設定する必要はありません。この場合、プロキシ設定の管理に引き続きAutoConfigを使用することをお薦めします。

プロキシ関連のサービス・パラメータは、他の場所でプロキシ設定を使用していない場合にかぎり使用します。ただし、ワークフロー・メーラーやエージェント・リスナーなどのサービス・コンポーネントの場合には、このパラメータが必要となります。

コンテナのログ・レベルの選択

「Service Status」ページを使用すると、コンテナのログ・レベルの変更など、サービス・コンポーネント・コンテナの実行を制御できます。ログ・レベルにより、ログに記録される情報量が制御されます。ここで選択したログ・レベルは、コンテナのログ・メッセージにのみ適用されることに注意してください。コンテナ内のコンポーネントごとに個別のログ・レベルを割り当てることができます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「View Status」

コンテナを起動するログ・レベルは、SVC_CONTAINER_LOG_LEVELサービス・パラメータの値により決定されます。このパラメータの値が定義されていない場合、ログ・レベルはWF_RESOURCES表に格納されているデフォルト設定から取得されます。デフォルトのコンテナ・ログ・レベルは「Error」で、これは推奨設定です。

コンテナが実行中の場合は、オプションで現在のセッションに対して異なるコンテナ・ログ・レベルを指定できます。ログ・レベルを変更するには、「Change Log Level To」プルダウン・メニューから必要なレベルを選択して「Go」ボタンをクリックします。最も詳細なレベルから順に次のようなログ・レベルがあり、そのいずれかを選択できます。

「Service Status」ページに動的に設定したログ・レベルは、現在のコンテナ・セッション期間にのみ適用され、サービス・パラメータのコンテナに格納されたログ・レベルは変更されません。ログ・レベルを永続的に設定し、各新規セッションにおいてコンテナがこのログ・レベルで起動されるようにするには、「Edit Service Parameters」ページのSVC_CONTAINER_LOG_LEVELサービス・パラメータの値を編集します。「コンテナのサービス・パラメータの編集」を参照してください。

現在のセッションのログ・レベルが動的に変更されている場合、「Service Status」ページに現在コンテナで有効なログ・レベルが表示されないことがあります。しかし、「Service Components」ページまたは「Component Details」ページで「View Log」を選択することで、コンテナ・ログ・ファイルでいつでも現在のログ・レベルを確認できます。

サービス・コンポーネント・コンテナの作成

カスタム・サービス・コンポーネントを作成する場合は、そのサービス・コンポーネントを管理するためのカスタム・コンテナを作成するように選択できます。コンテナは、Oracle Applications Managerで「Generic Service Component Container」タイプのGSMサービス・インスタンスとして作成します。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「Create New」

GSMサービス・インスタンスには、他のプロパティとともに稼働シフトを割り当てることができます。稼働シフトには、サービス・パラメータを関連付けることができます。サービス・コンポーネント・コンテナであるサービス・インスタンスの場合は、これらのサービス・パラメータがコンテナ全体に適用され、コンテナによる付属コンポーネントの管理方法が決定されます。カスタム・コンテナを作成する場合は、新規コンテナの実行方法を指定するために、新規サービス・インスタンスの稼働シフトについてサービス・パラメータを指定する必要があります。サービス・パラメータをシード済Oracle Workflowコンテナの1つから新規コンテナにコピーすると、サービス・パラメータを容易に入力できます。

カスタム・コンテナの作成後に、適切なサービス・コンポーネント構成ウィザードを使用してサービス・コンポーネントを割り当てることができます。付属のサービス・コンポーネントを実行するには、カスタム・コンテナが実行中であることを確認してください。

通知メーラー

通知メーラーは、JavaMail APIを使用してOracle Workflow通知システムに対するEメールの送受信処理を実行するJavaプログラムです。1つ以上の通知メーラーを実装する必要があるのは、ワークフロー・ユーザーが通知の受信に「Worklist」WebページのみでなくEメールも使用させる場合のみです。

通知メーラーの管理

通知メーラー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。

Oracle Workflowには、「Workflow Notification Mailer」というシード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントが1つ用意されています。このメーラーのほとんどの構成パラメータは、デフォルト値に設定されています。その他に、AutoConfigを使用して入力できる必須パラメータがあります。インストール後は、Eメール受信ボックスのパスワードを入力するだけで、このメーラーの構成を完了できます。また、アウトバウンド・メッセージを送信するのみで、インバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化してこのメーラーの構成を完了します。通知メーラーで使用するメール・サーバーと「Business Event System」コンポーネントが設定されていて、「Workflow Notification Mailer」の属する「Workflow Mailer Service」コンテナが起動した場合、シード済通知メーラーの構成完了後にその実行が自動的に開始されます。

シード済の「Workflow Notification Mailer」の削除や、その名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、オプションで他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはこの通知メーラーの起動、停止、中断、再開やリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。

注意: Oracle Alertも「Workflow Notification Mailer」を使用して、アラートEメール・メッセージを送受信します。Oracle Alertを使用する場合、「Workflow Notification Mailer」の構成がアラート要件を満たしていることを確認します。『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』の設定ステップに関する項を参照してください。

また、オプションで追加の通知メーラー・サービス・コンポーネントを作成することもできます。たとえば、特定のワークフロー項目タイプに属するメッセージや特定の項目タイプの特定のメッセージのインスタンスのみを処理する通知メーラーを作成できます。同一タイプのメッセージを処理する追加メーラーを作成してスループットを向上させることができます。

通知メーラーの相関関係IDによって、処理可能なメッセージが決定されます。

注意: 汎用通知メーラーと専用通知メーラーを同時に実行する場合、専用通知メーラーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」であるかぎり、汎用通知メーラーで、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されることはありません。専用通知メーラーのステータスが「User Deactivated」や「Suspended」などの他のステータスである場合は、汎用通知メーラーにより、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されます。

メッセージ処理の整合性を確保するには、同一メッセージを処理可能なすべての通知メーラーが、特定のパラメータに対して同じ値を共有する必要があります。次の場合、複数のメーラーが同一メッセージを処理できます。

これらの場合、通知メーラーは次のパラメータに対して同じ値を共有する必要があります。

ただし、これらのメーラーでは「From Address」および「Reply-to Address」パラメータには別個の値を設定できます。各通知Eメール・メッセージのヘッダーには、メッセージ自体に通知メーラーのパラメータを上書きする特殊な#WFM_FROM and #WFM_REPLYTOメッセージ属性が定義されていないかぎり、実際にメッセージを送信した通知メーラーの「From Address」および「Reply-to Address」の値が含まれます。『Oracle Workflow開発者ガイド』の通知メーラーの属性に関する項を参照してください。

任意の通知メーラー・サービス・コンポーネントを、インバウンド・メッセージまたはアウトバウンド・メッセージのみを処理するように構成できます。インバウンドおよびアウトバウンド・メーラーに同一のメーラー・ノード名を割り当てることで、両者を相互に関連付けます。メーラー・ノード名は、どのインバウンド・メーラーが特定のアウトバウンド・メーラーによって送信されたアウトバウンド・メッセージへの受信応答を処理できるかを示します。

ロード・バランシングのために、オプションで同一ノード名を複数のメーラーに割り当てることができます。ただし、ノードのインバウンド処理を実行する各メーラーは、自身の受信ボックスを持っている必要があります。

異なる項目タイプまたはメッセージ定義の専用メーラーでは、異なるノード名を使用する必要があります。

カスタムの通知メーラー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Mailer Service」という通知メーラー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択できます。

通知メーラーの設定

現在、Oracle Workflowでは、アウトバウンド・メッセージ用のSimple Mail Transfer Protocol(SMTP)とインバウンド・メッセージ用のInternet Message Access Protocol(IMAP)をサポートしています。Oracle Workflow通知のEメール・メッセージを送信するにはSMTPサーバーを設定する必要があり、Eメール通知応答を受信するにはIMAPサーバーを設定する必要があります。ユーザーは各種のEメール・クライアントを使用してEメール通知を受信できますが、クライアントにおける通知の表示状態は各クライアントがサポートしている機能に応じて異なる場合があります。

注意: Oracle Workflowは、IMAPバージョン4(IMAP4)準拠のメール・サーバーをサポートしています。メール・サーバーでこのIMAPバージョンが使用されていることを確認してください。

通知メーラーを設定する手順は、次のとおりです。

  1. SMTPメール・サーバーをアウトバウンド・メッセージの送信用に設定します。

    オプションで、Simple Authentication and Security Layer(SASL)を介してサーバーに接続する際に認証が必要なSMTPサーバーを構成できます。Oracle Workflow通知メーラーでは、PLAIN、LOGINおよびDIGEST-MD5の認証機構がサポートされています。また、JavaMailバージョン1.4.xにパッチ9452181を適用した場合は、通知メーラーでMicrosoft NTLM認証機構もサポートされます。ご使用のSMTPサーバーでこれらの認証機構のいずれかを使用するよう構成するには、サーバーへの認証済接続を確立する際に通知メーラーで使用するユーザー名とパスワードを設定します。

    複数の認証機構をサポートするようにSMTPサーバーを構成する場合、通知メーラーでは、サーバーのサポート対象機構のリストで最初に表示される機構が使用されます。したがって、通知メーラーで特定の機構を使用する必要がある場合は、この機構がサーバーのリストで最初に表示されていることを確認します。少なくとも、このサーバーについて最初にリストされている認証機構が、通知メーラーでサポートされる機構であることを確認する必要があります。

    注意: PLAINまたはLOGINの認証機構を使用する場合は、サーバーに送信されるユーザー名とパスワードを暗号化するために、Secure Sockets Layer(SSL)を介してSMTPサーバーに接続することをお薦めします。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。DIGEST-MD5またはNTLMの認証機構を使用する場合は、SMTPサーバーにデータを送信する前に、JavaMail APIによりユーザー名とパスワードが暗号化されます。

  2. インバウンド・メッセージを受信する必要がある場合は、通知メーラーのEメール・アカウントを持つIMAP4準拠のメール・サーバーを設定します。

    通知メーラーでは、このEメール・アカウントに受信ボックス、処理済メッセージを格納するフォルダ、および破棄済メッセージを格納するフォルダの3つのフォルダが必要です。Eメール・アカウントにPROCESSおよびDISCARDという名前のフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによって自動的にこれら2つのフォルダが作成されます。オプションで、拡張構成ウィザードを使用して、通知メーラーに他のフォルダを指定できます。

    注意: 通知メーラーを構成する前に手動でPROCESSおよびDISCARDフォルダを作成する場合は、Eメール・クライアントを使用してこれらのフォルダを作成します。通知メーラーは、Eメール・クライアント外部のコマンドライン・ツールを使用して作成されたフォルダにはアクセスできないことがあります。

    ただし、通知メーラーの実行中に、Eメール・クライアントを使用して通知メーラーのEメール・アカウントにアクセスすることはできません。Eメール・クライアントは設定時にのみ使用します。

  3. AutoConfigを使用して、インストール時にシード済の「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントに次の構成パラメータを入力します。AutoConfigの実行の詳細は、『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』の技術構成に関する項およびOracle E-Business Suite概要の技術構成ツールに関する項を参照してください。

    注意: 「SMTP Server」および「IMAP Server」パラメータを入力する場合は、各サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。

  4. 「Workflow Configuration」ページで「Business Event Local System」のステータスが「Enabled」に設定されていることと、ビジネス・イベント・システムに必須のJOB_QUEUE_PROCESSESデータベース初期化パラメータが適切な値に設定されていることを確認します。「Business Event Local System」のステータスはデフォルトで「Enabled」に設定され、通常、このステータスを変更する必要はありません。ただし、通知処理が完了しない場合は、この作業環境値をチェックする必要があります。

  5. (推奨)オプションで、「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションを、通知メーラーで通知に埋め込まれているOracle Application Frameworkリージョンのコンテンツ生成に使用する必要のあるWebサーバーのホストとポートに設定できます。このプロファイル・オプションを設定しない場合、通知メーラーでは「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」プロファイル・オプションで指定したものと同じWebエージェントが使用されます。ただし、負荷が分散されたWebサーバーでは、通知メーラーで通知内のOracle Application Frameworkコンテンツを表示できない場合があります。この場合、「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションを仮想ホストではなく物理ホストに設定します。「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションは、サイトサイト・レベルで設定する必要があります。『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』のユーザー・プロファイル設定の概要に関する項を参照してください。

  6. サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理するコンテナを起動する必要があります。シード済の「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントは、「Workflow Mailer Service」というコンテナに属していますが、同じく通知メーラー処理に必要なシード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントは「Workflow Agent Listener Service」というコンテナに属しています。この2つのコンテナが稼働中であることを確認する必要があります。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認してください。「Service Instances」ページを使用して、コンテナを一般サービス管理(GSM)のサービス・インスタンスとして起動します。

  7. 「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働中の場合は、「Workflow Deferred Notification Agent Listener」、「Workflow Error Agent Listener」および「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」というシード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが自動的に起動します。この3つは、通知メーラー処理に必要です。これらのエージェント・リスナーが稼働していることを確認してください。

  8. 通知メーラー構成ウィザードを使用して、通知メーラー・サービス・コンポーネントを構成します。「Basic Configuration」ページでは、必要最小限のパラメータを入力するだけで通知メーラーを迅速に構成できます。一方、拡張構成ウィザードでは、通知メーラーでメッセージを処理する方法を制御する追加パラメータを指定できます。

    AutoConfigを介してシード済の「Workflow Notification Mailer」の構成パラメータを入力した場合は、Eメール受信ボックス用のパスワードを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了して実行を開始できます。AutoConfigを介してシード済メーラーのパラメータを入力しなかった場合は、SMTPサーバー、IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワード、返信先Eメール・アドレスを入力すれば、そのメーラーの構成を完了できます。シード済の「Workflow Notification Mailer」の場合、他のすべての構成パラメータは最初にデフォルト値に設定され、変更する必要はありません。ただし、オプションで選択して変更することはできます。

    注意: IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワードおよび返信先Eメール・アドレスが必須となるのは、インバウンド・メッセージを受信する場合のみです。また、アウトバウンド・メッセージの送信のみが必要でインバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化すれば、「Workflow Notification Mailer」の構成を完了できます。

  9. (オプション) デフォルトで、シード済の「Workflow Notification Mailer」では「Launch Summary Notifications」イベントが1日に1度要約通知を送信するように予定されています。オプションで、通知メーラー構成ウィザードを使用し、このイベントの予定の開始時刻と間隔を変更したり、「Launch Summary Notifications」イベントを通知メーラー・サービス・コンポーネント用に選択した間隔で予定作成できます。このイベントが処理されると、通知作業環境がSUMMARYまたはSUMHTMLに設定されている各ロールに要約通知が送信され、現在そのロールに対してオープンされている全通知がリストされます。

  10. (オプション)交換するデータを暗号化するために、SSL(Secure Sockets Layer)を介してSMTPサーバーおよびIMAPサーバーに接続するように通知メーラーを構成できます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。

  11. (オプション)オプションでHTML_DELIMITERという内部メーラー・パラメータを設定し、通知メーラーでHTML形式のEメール通知の応答テンプレート内の応答値を区切るために使用する文字を指定できます。HTML_DELIMITERパラメータの有効値は次のとおりです。

    デリミタとして一重引用符を使用すると、一重引用符は受け付けるが、応答テンプレート・リンクの<A HREF="mailto:">タグの二重引用符を処理できないEメール・アプリケーションに対処できます。ただし、エスケープ文字を入力せずに応答値でアポストロフィまたは一重引用符を使用できるようにする必要がある場合、Eメール・アプリケーションでのサポートに応じて、二重引用符または大カッコをデリミタとして使用できます。『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』のHTML形式のEメール通知への応答に関する項を参照してください。

    注意: HTML_DELIMITERパラメータが無効な値に設定されている場合、通知メーラーは起動時に例外を返します。この時点で作成された通知はすべて、かわりにデフォルトのデリミタで表示されます。

    デフォルトでは、HTML_DELIMITERパラメータは値DEFAULTに設定されています。afsvcpup.sqlスクリプトを使用してこのパラメータ値を変更し、使用するデリミタを指定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部メーラー・パラメータの設定に関する項を参照してください。

    ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_HTML_DELIMITERメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーはHTML_DELIMITERパラメータ値のかわりに#WFM_HTML_DELIMITER属性値を使用して、その通知に使用するデリミタを決定します。

    注意: HTML_DELIMITERパラメータはHTML形式の通知の応答テンプレートのみを制御します。このパラメータは、プレーン・テキスト形式の通知には適用されません。

  12. (オプション) シード済の「Workflow Notification Mailer」はデフォルトで「Automatic」起動モードを使用し、構成を完了すると自動的に起動します。通知メーラー・サービス・コンポーネントに「Manual」起動モードを選択した場合は、「Service Components」ページを使用して、その通知メーラーを起動します。また、このページを使用すると、任意の通知メーラー・サービス・コンポーネントを管理できます。

アウトバウンド通知メーラー処理

ワークフロー・エンジンは、通知メッセージを送信する必要があると判別すると、oracle.apps.wf.notification.sendというビジネス・イベント・システム内でイベントを呼び出します。Oracle Workflowには、このイベントへのシード済のサブスクリプションが用意されており、通知を所有するワークフロー・プロセスが続行できるように即時遅延として定義されています。このイベントは、標準WF_DEFERREDエージェントに置かれます。Oracle Workflowには、シード済のエージェント・リスナーである「Workflow Deferred Notification Agent Listener」が用意されており、このエージェント上で実行されて通知処理を続行します。このエージェント・リスナーは、遅延した通知イベントの処理専用です。

イベントがWF_DEFERREDからデキューされてサブスクリプションが処理される場合、サブスクリプションにはイベントのイベント・データが必要です。これにより、イベントの生成機能が実行されます。このイベントの生成機能により、次の処理が実行されます。

最後に、サブスクリプションによりイベント・メッセージが標準のWF_NOTIFICATION_OUTエージェントに置かれます。

通知メーラー・サービス・コンポーネントは、Eメールで送信する必要のあるメッセージをWF_NOTIFICATION_OUTエージェントでポーリングします。通知メーラーはこのエージェントからメッセージをデキューするときに、Javaベースの通知フォーマッタを使用して通知のXML表現をMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)エンコード・メッセージに変換し、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)で送信します。

Eメール通知は、Oracle Workflow Builderで定義されているメッセージ・テンプレートに基づきます。Oracle Workflowでは、「System: Mailer」項目タイプに一連の標準テンプレートが用意されており、デフォルトで使用されます。標準テンプレートを変更することはお薦めしません。ただし、Workflow Builderを使用してカスタム項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成します。次に、特殊なメッセージ属性を定義することでこれらのテンプレートをワークフロー処理で特定の通知に割り当てます。この場合、通知に割り当てられたテンプレートにより、他のすべてのテンプレートが上書きされます。

Workflow Builderを使用して「System: Mailer」項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、これらのテンプレートをメーラー構成パラメータの特定の通知メーラー・サービス・コンポーネントに割り当てることもできます。メーラーに割り当てられたテンプレートにより、デフォルトの「System: Mailer」テンプレートが上書きされます。メッセージ属性によって通知用に特別に割り当てられたテンプレートがある場合でも、通知レベルのテンプレートにより、メーラーに割り当てられたテンプレートが上書きされます。

通知メーラーから受信者のEメール・アドレスにEメール通知を配信できない場合、次の処理が実行されます。

個人ユーザーは、Oracle E-Business Suiteの「作業環境」ページを使用して、通知作業環境を手動でリセットできます。また、「ワークフロー・ディレクトリ・サービス「使用不能」通知作業環境のバルク・リセット」コンカレント・プログラムを実行し、複数ユーザーに対して通知作業環境を同時にリセットすることもできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラー・エラー処理に関する項を参照してください。

Eメールの問題を修正して「DISABLED」通知作業環境をリセットした後、「失敗/エラー・ワークフロー通知の再送」コンカレント・プログラムを実行して、前に送信できなかった未処理通知を再試行できます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラー・エラー処理に関する項を参照してください。

インバウンド通知メーラー処理

通知メーラーは、Internet Message Access Protocol(IMAP)を使用してユーザーからのEメール応答を処理することもできます。通知メーラーはJavaベースのEメール・パーサーを使用して各メッセージのテキストを解析し、そのXML表現を作成します。

通知メーラーは、応答メール・アカウントの3つのフォルダを応答処理に使用します。1つは受信メッセージの受信用、1つは処理済メッセージの格納用、1つは破棄済メッセージの格納用です。

通知メーラーによる応答メッセージの処理ステップは次のとおりです。

ノードに属するメッセージの場合、通知メーラーは次のステップを実行します。

最後に、受信ボックスに他の未処理メッセージがなくなると、通知メーラーはEメール・アカウントからログアウトします。

Oracle Workflowには、「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」というシード済のエージェント・リスナーが用意されています。このリスナーはWF_NOTIFICATION_INエージェント上で実行され、そのエージェントに置かれた有効な応答メッセージの通知処理を続行します。イベント・メッセージがWF_NOTIFICATION_INからデキューされると、Oracle Workflowでは適切な通知応答機能をコールするシード済サブスクリプションが実行されます。この機能は、応答値をデータベースにある通知メッセージの応答属性の定義と照合して検証します。応答値が無効であるか、または応答値が含まれていない場合、通知メーラーは受信者ロールに「Workflow Invalid Mail」メッセージを送信します。また、詳細情報要求に対する応答が無効な場合、通知メーラーは受信者ロールに「Workflow Invalid Open Mail (More Information Request)」メッセージを送信します。応答が有効な場合は、通知応答機能により応答が記録され、通知が完了します。

通知メーラー構成ウィザード

通知メーラー構成ウィザードを使用して新規の通知メーラー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存の通知メーラー・サービス・コンポーネントの構成を編集します。通知メーラー構成ウィザードは「Basic Configuration」ページから開始します。このウィザードでは、必要最小限のパラメータを入力するだけで通知メーラーを迅速に構成できます。

「Basic Configuration」ページから拡張構成ウィザードにナビゲートして、通知メーラーでメッセージを処理する方法を制御する追加パラメータを指定することもできます。拡張構成ウィザードでは、一般属性と詳細属性の定義、Eメール・サーバーおよびメッセージ生成パラメータの定義、制御イベントのスケジュール、通常以外のメッセージにステータスを割り当てるためのタグの定義を行うことができます。

一部のパラメータは「Basic Configuration」ページと拡張構成ウィザードの両方に表示されます。「Basic Configuration」ページと拡張構成ウィザードの両方から、テスト・メッセージを送信できます。

注意: シード済の「Workflow Notification Mailer」を構成し、AutoConfigを介してこのメーラーの構成パラメータを入力した場合は、Eメール受信ボックス用のパスワードを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了できます。AutoConfigを介してシード済メーラーのパラメータを入力しなかった場合は、IMAPサーバー、SMTPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワード、返信先Eメール・アドレスのみを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了できます。シード済の「Workflow Notification Mailer」の場合、他のすべての構成パラメータは最初にデフォルト値に設定され、変更する必要はありません。ただし、オプションで選択して変更することはできます。

注意: IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワードおよび返信先Eメール・アドレスが必須となるのは、インバウンド・メッセージを受信する場合のみです。また、アウトバウンド・メッセージの送信のみが必要でインバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化すれば、「Workflow Notification Mailer」の構成を完了できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Notification Mailer」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Notification Mailer」ステータス・アイコン>(B)「Edit」

Basic Configuration

このページを使用すると、1つのページに必要最小限のパラメータを入力するだけで、通知メーラーを迅速に構成できます。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。

Details

Outbound E-mail Account(SMTP)

Inbound E-mail Account (IMAP)

注意: 通知メーラーは、IMAPメール・アカウントに受信ボックス、処理済メッセージを格納するフォルダ、および破棄済メッセージを格納するフォルダの3つのフォルダが必要です。インバウンド処理を有効化した場合に、「Username」パラメータで指定したメール・アカウントにPROCESSおよびDISCARDという名前のフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによって自動的にこれら2つのフォルダが作成されます。通知メーラーに他のフォルダを指定するには、拡張構成ウィザードにナビゲートします。

注意: インバウンド処理が有効化されている場合、通知メーラーは、応答を必要とするEメール通知のデフォルト・メッセージ・テンプレートとして「Workflow Open Mail(Templated)」メッセージを使用します。このメッセージは、Eメールによる応答送信の応答テンプレートを提供します。インバウンド処理が無効化されている場合、通知メーラーは、応答を必要とするEメール通知のデフォルト・メッセージ・テンプレートとして「Workflow Open Mail(Outlook Express)」メッセージを使用します。このメッセージは、「Notification Details」ページに応答を入力するHTML通知にリンクを提供します。他のメッセージ・テンプレートを指定するには、拡張構成ウィザードにナビゲートします。

「Workflow Open Mail(Outlook Express)」メッセージのプレーン・テキスト・バージョンでは、Eメールによって応答を要求することに注意してください。インバウンド処理を無効化する場合、ユーザーにMAILTEXTまたはMAILATTHの通知作業環境が設定されていないことを確認します。または、インバウンド処理を無効化してユーザーにプレーン・テキストによる通知を受信させる場合には、拡張構成ウィザードを使用して、「Notification Details」Webページから応答するように受信者に指示するメッセージ・テンプレート(標準の「Workflow View From UI」メッセージ・テンプレートまたはカスタム・メッセージ・テンプレートなど)を指定します。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

この構成を保存するには、「Apply」ボタンをクリックします。

テスト・メッセージを送信するには、「Test Mailer」ボタンをクリックします。「Test Notification Mailer」ページで、メッセージの送信先となる受信者ロールを選択し、「Send Test Message」ボタンをクリックします。

注意: テスト・メッセージを正常に送信するには、有効なEメール・アドレスが定義されている受信者ロール、または有効なEメール・アドレスが定義されているメンバーを持つ受信者ロールを選択する必要があります。受信者ロールには、個別のEメール通知を含む通知作業環境も設定されている必要があります。

通知メーラーに上書きEメール・アドレスを設定した場合、「Test Notification Mailer」ページにこのアドレスが表示されます。この場合、テスト・メッセージは受信者ロールのEメール・アドレスではなく、上書きアドレスに送信されます。ただし、この場合でも、受信者ロールを選択して通知メーラーがテスト・メッセージを送信できるようにする必要があります。「サービス・コンポーネント詳細の検討」を参照してください。

Oracle Workflowにより、受信者ロールに2つのテスト・メッセージが送信されます。1つはPL/SQLを使用して作成されたコンテンツを含むメッセージであり、もう1つはOracle Application Frameworkコンテンツを含むメッセージです。受信者ロールのEメール・アカウントをチェックしてテスト・メッセージを表示し、確認応答で返信します。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装していない場合は、Eメールでアウトバウンド・メッセージを表示してから「Worklist」ページを使用してテスト・メッセージに応答します。両方のテスト・メッセージを確認すると、インバウンド応答Eメールが通知メーラーによって正常に処理されたことを示す確認メッセージが、Oracle Workflowから同じ受信者ロールに送信されます。

テスト・メッセージまたは応答確認メッセージが受信されないか、メッセージ・コンテンツが正しく表示されない場合は、メール・サーバーやメーラー構成パラメータなどの通知メーラー設定をチェックします。特に、Oracle Application Frameworkコンテンツが正しく表示されない場合は、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」の各プロファイル・オプションをチェックするとともに、拡張構成ウィザードで「Framework User」、「Framework Responsibility」、「Framework Application ID」および「Framework URL timeout」の各パラメータをチェックします。「通知メーラーの設定」および「Message Generation」を参照してください。

注意: Oracle Workflow では、「System: Tests」(WFTESTS)項目タイプでPLSQL/OAフレームワーク応答テスト・プロセスを起動することにより、テスト・メッセージを送信します。この項目タイプは$FND_TOP/import/<lang>サブディレクトリにあるwftstmlr.wftというファイルに格納されています。オプションでステータス・モニターを使用し、テスト・プロセスのステータスをチェックします。

拡張構成ウィザードでこの通知メーラーに追加パラメータを設定するには、「Advanced」ボタンをクリックします。

Define

このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

Details

このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

E-mail Servers

このページでは、通知メーラーのEメール・サーバー・パラメータを定義できます。一部のパラメータはすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。通知メーラーが現在実行中の場合は、「Next」ボタンを選択すると「Refresh」アイコンでマークされたパラメータが即時にリフレッシュされます。

General

Inbound E-mail Account

Outbound E-mail Account

E-mail Processing

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」ボタンをクリックすると、入力したパラメータが構成ウィザードにより検証されます。インバウンド・スレッド数が1に設定されていると、構成ウィザードでは指定のユーザー名とパスワードを使用して指定のインバウンド・メール・サーバー上のEメール・アカウントに接続できるかどうか、およびそのEメール・アカウントに「Processed Folder」と「Discard Folder」パラメータで指定されたフォルダが存在するかどうかも検証されます。パラメータが検証に合格し、通知メーラーが現在実行中であれば、Oracle Workflow Managerにより通知メーラーが新規パラメータで即時にリフレッシュされます。

Message Generation

このページでは、通知メーラーのメッセージ生成パラメータを定義できます。一部のパラメータはすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。通知メーラーが現在実行中の場合は、「Next」または「Finish」ボタンを選択すると、「Refresh」アイコンでマークされたパラメータが即時にリフレッシュされます。

Send

Templates

このリージョンでは、Eメール通知の生成に使用するメッセージ・テンプレートを指定できます。特定タイプのEメール通知に使用されるテンプレートにより、挿入されるヘッダー情報およびメッセージの期日や優先度のような詳細を含むかどうかなど、通知の基本形式が決定されます。

Oracle Workflowでは、「System: Mailer」項目タイプに一連の標準テンプレートが用意されており、デフォルトで使用されます。標準テンプレートを変更することはお薦めしません。ただし、Workflow Builderを使用して「System: Mailer」項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、それをこのリージョンで特定の通知メーラー・サービス・コンポーネントに割り当てると、Eメール通知の送信に使用するメッセージ・テンプレートをカスタマイズできます。メーラーに割り当てられたテンプレートにより、デフォルトの「System: Mailer」テンプレートが上書きされます。

また、Workflow Builderを使用してカスタム項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、特別なメッセージ属性を定義して、そのテンプレートをワークフロー・プロセス内の特定の通知に割り当てることもできます。この場合、通知に割り当てられたテンプレートにより、メーラーに割り当てられたテンプレートとデフォルトの「System: Mailer」テンプレートの両方が上書きされます。

このメーラー用のアウトバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト・テンプレートを使用してください。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、入力したパラメータが構成ウィザードにより検証されます。パラメータが検証に合格し、通知メーラーが現在実行中であれば、Oracle Workflow Managerにより通知メーラーが新規パラメータで即時にリフレッシュされます。

Scheduling Events

このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。通知メーラー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。

リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。通知メーラーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。

イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除します。

Tags

このページでは、通常以外のメッセージで検出されるテキスト・パターンと、そのパターンが含まれたインバウンド・メッセージに割り当てるステータスを入力できます。たとえば、通常以外のメッセージには、バウンスしたメッセージや戻されたメッセージ、および有給休暇デーモンにより送信されるような自動返信メッセージ、一括メール・リストなどがあります。バウンス済、配信不能またはそれ以外の無効なメッセージの識別方法はメール・システムごとに異なるため、通知メーラーのタグを使用すると、このような通常以外のメッセージをメール・システムで識別する方法と、通知メーラーとの間でやりとりされる場合に通知メーラーで処理する方法を指定できます。

Oracle Workflowには、一般に配信不能メッセージや自動返信メッセージから検出されるテキスト用に、事前定義済のタグが複数用意されています。リストには、タグごとにパターン(「From」行、「Subject」行またはメッセージ本文で検索するテキスト文字列)と処理(パターンが検出された場合にメッセージに割り当てるメール・ステータス)が表示されます。通知メーラーでは、これらのメール・ステータスの値に従ってメッセージが次のように処理されます。

通知メーラーで自動的に処理させる他のパターン用に、追加のタグを定義できます。

注意: バウンス済メッセージと自動返信を通常の応答から区別するためのタグを定義して、この2つのメッセージを一意に識別することが重要です。バウンス済メッセージと自動返信メッセージを識別しない場合、通知メーラーはこれらを無効な応答として誤って識別し、「Invalid Response Notification」メッセージを送信して引き続き返信を待機する可能性があります。どちらの場合も永続ループが発生し、そのループ内で通知メーラーが「Invalid」メッセージの送信を続け、そのたびに「Invalid」メッセージがバウンスしたり自動的に返信されます。

注意: 「FAILED」および「UNAVAIL」メール・ステータスを介して処理できるのは、通知IDを含むメッセージ応答のみです。通知メーラーは、通知IDを含まないメッセージ応答を受信すると、それを廃棄フォルダに移動します。「Send Warning for Unsolicited E-mail」が選択されていて、それが特定のEメール・アドレスから送信されたこの種の最初のメッセージである場合、通知メーラーは、応答なしメールを受信したことを警告する「Outbound Warning Notification」メッセージを送信者に送信します。

注意: メッセージ応答がタグ・リスト内の複数のパターンと一致する場合は、最初に一致したタグのステータスでタグ付けされます。つまり、通知メーラーはタグ・リストとの比較を上から下へと順に実行します。この動作の関係で、最初にUNDELVRDタグ、次にUnavailableタグ、最後にIgnoreタグを指定して、パターンに優先度を設定する必要があります。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

Test

このページでは、サンプル通知メッセージを送信して、アウトバウンドEメール処理を実行する通知メーラーの構成をテストできます。メッセージの送信先となる受信者ロールを選択して「Send Test Message」ボタンをクリックします。

注意: テスト・メッセージを正常に送信するには、有効なEメール・アドレスが定義されている受信者ロール、または有効なEメール・アドレスが定義されているメンバーを持つ受信者ロールを選択する必要があります。受信者ロールには、個別のEメール通知を含む通知作業環境も設定されている必要があります。

通知メーラーに上書きEメール・アドレスを設定した場合、「Test」ページにこのアドレスが表示されます。この場合、テスト・メッセージは受信者ロールのEメール・アドレスではなく、上書きアドレスに送信されます。ただし、この場合でも、受信者ロールを選択して通知メーラーがテスト・メッセージを送信できるようにする必要があります。「サービス・コンポーネント詳細の検討」を参照してください。

Oracle Workflowにより、受信者ロールに2つのテスト・メッセージが送信されます。1つはPL/SQLを使用して作成されたコンテンツを含むメッセージであり、もう1つはOracle Application Frameworkコンテンツを含むメッセージです。受信者ロールのEメール・アカウントをチェックしてテスト・メッセージを表示し、確認応答で返信します。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装していない場合は、Eメールでアウトバウンド・メッセージを表示してから「Worklist」ページを使用してテスト・メッセージに応答します。両方のテスト・メッセージを確認すると、インバウンド応答Eメールが通知メーラーによって正常に処理されたことを示す確認メッセージが、Oracle Workflowから同じ受信者ロールに送信されます。

テスト・メッセージまたは応答確認メッセージが受信されないか、メッセージ・コンテンツが正しく表示されない場合は、メール・サーバーやメーラー構成パラメータなどの通知メーラー設定をチェックします。特に、Oracle Application Frameworkコンテンツが正しく表示されない場合は、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」の各プロファイル・オプションをチェックするとともに、拡張構成ウィザードで「Framework User」、「Framework Responsibility」、「Framework Application ID」および「Framework URL timeout」の各パラメータをチェックします。「通知メーラーの設定」および「Message Generation」を参照してください。

注意: Oracle Workflow では、「System: Tests」(WFTESTS)項目タイプでPLSQL/OAフレームワーク応答テスト・プロセスを起動することにより、テスト・メッセージを送信します。この項目タイプは$FND_TOP/import/<lang>サブディレクトリにあるwftstmlr.wftというファイルに格納されています。オプションでステータス・モニターを使用し、テスト・プロセスのステータスをチェックします。

拡張構成ウィザードを終了するには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

Review

このページでは、設定した構成パラメータ値、予定を作成したイベントおよびこの通知メーラー・サービス・コンポーネントに対して定義したタグを検討できます。

エージェント・リスナー

Oracle Workflowのビジネス・イベント・システムでは、インバウンド・イベント・メッセージを受信するようにエージェント・リスナーの予定を作成する必要があります。エージェント・リスナーは、ビジネス・イベント・システム・エージェントで受信メッセージをモニターし、エージェントのキュー・ハンドラを使用してメッセージをデキューします。エージェント・リスナーは、ローカルのインバウンド・エージェントに対して実行する必要があります。PL/SQLエージェント・リスナーを実行してデータベース内のPL/SQLルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理し、Javaエージェント・リスナーを実行して中間層のJavaルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理します。

イベント・メッセージがデキューされると、「Event Manager」はイベントのサブスクリプション処理を開始します。また、ローカル・システムからそのイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションと、ローカル・システムから任意のイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションも検索して実行します。エージェント・リスナーは、エージェントのキューにあるイベント・メッセージがすべてデキューされた後に終了します。

PL/SQLエージェント・リスナー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。

Oracle Workflowには、標準エージェント上のメッセージを処理できるように、シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが複数用意されています。

シード済のエージェント・リスナーの削除や、名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはエージェント・リスナーの起動、停止、中断、再開またはリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。

また、オプションでエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、標準のWF_INおよびWF_JMS_INエージェントやカスタム・エージェントなど、イベント・メッセージの伝播に使用する他のインバウンド・エージェント用のエージェント・リスナーを構成できます。特定イベントのインスタンスである特定エージェント上のメッセージのみを処理するエージェント・リスナーも構成できます。

構成ウィザードのパラメータに加えて、シード済およびカスタムのPL/SQLエージェント・リスナーの両方について、オプションで次の内部エージェント・リスナー・パラメータを設定できます。

afsvcpup.sqlスクリプトを使用して、これらのパラメータを設定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』のローカル・インバウンド・エージェントのリスナーの計画に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部エージェント・リスナー・パラメータの設定に関する項を参照してください。

カスタムのエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Agent Listener Service」というエージェント・リスナー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。

シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Agent Listener Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働している場合は、自動的に「Workflow Deferred Agent Listener」、「Workflow Deferred Notification Agent Listener」、「Workflow Error Agent Listener」および「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」が起動します。

エージェント・リスナー構成ウィザード

エージェント・リスナー構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」

Define

このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。

変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

Details

このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

Scheduling Events

このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。

リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。エージェント・リスナーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。

イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。

Review

このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。

Javaエージェント・リスナー

Oracle Workflowのビジネス・イベント・システムでは、インバウンド・イベント・メッセージを受信するようにエージェント・リスナーの予定を作成する必要があります。エージェント・リスナーは、ビジネス・イベント・システム・エージェントで受信メッセージをモニターし、エージェントのキュー・ハンドラを使用してメッセージをデキューします。エージェント・リスナーは、ローカルのインバウンド・エージェントに対して実行する必要があります。PL/SQLエージェント・リスナーを実行してデータベース内のPL/SQLルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理し、Javaエージェント・リスナーを実行して中間層のJavaルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理します。

イベント・メッセージがデキューされると、「Event Manager」はイベントのサブスクリプション処理を開始します。また、ローカル・システムからそのイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションと、ローカル・システムから任意のイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションも検索して実行します。エージェント・リスナーは、エージェントのキューにあるイベント・メッセージがすべてデキューされた後に終了します。

Javaエージェント・リスナー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。

Oracle Workflowには、標準エージェント上のメッセージを処理できるように、シード済のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが複数用意されています。

オプションで、「Web Services IN Agent」リスナーの構成を更新したり、必要に応じてこのサービス・コンポーネントを削除できます。「Workflow Java Deferred Agent Listener」および「Workflow Java Error Agent Listener」の削除や、名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはこれらのJavaエージェント・リスナーの起動、停止、中断、再開またはリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。

また、オプションでJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、カスタム・エージェントなど、中間層でイベント・メッセージの伝播に使用する他のインバウンド・エージェント用のJavaエージェント・リスナーを構成できます。特定イベントのインスタンスである特定エージェント上のメッセージのみを処理するJavaエージェント・リスナーも構成できます。

構成ウィザードのパラメータに加えて、シード済およびカスタムのJavaエージェント・リスナーの両方について、オプションで内部エージェント・リスナー・パラメータNAVIGATION_RESET_THRESHOLDを設定できます。このパラメータを使用すると、新しく受信されたメッセージが含まれるようにエージェント・リスナーによる待機メッセージのナビゲーションをリセットできます。これにより、高い優先度の新規メッセージが速やかに処理されます。afsvcpup.sqlスクリプトを使用してこのパラメータを設定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』のローカル・インバウンド・エージェントのリスナーの計画に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部エージェント・リスナー・パラメータの設定に関する項を参照してください。

カスタムのJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Agent Listener Service」というエージェント・リスナー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。

シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Agent Listener Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働している場合は、自動的に「Workflow Java Deferred Agent Listener」および「Workflow Java Error Agent Listener」が起動します。

Javaエージェント・リスナー構成ウィザード

Javaエージェント・リスナー構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」

Define

このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。

変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

Details

このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

Scheduling Events

このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。

リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。Javaエージェント・リスナーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。

イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。

Review

このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。

Webサービス・アウトバウンド

Oracle WorkflowでWebサービスを使用して、アウトバウンドWebサービス要求を開始し、インバウンドWebサービス要求を受け入れることができます。

Webサービス・メッセージがOracle E-Business Suiteによりデキューされると、Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントにより転送されます。

Webサービス・アウトバウンド・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。

Oracle Workflowには、標準のWF_WS_JMS_OUTキュー上のメッセージを処理するための「Web Services OUT Agent」というシード済のWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントが用意されています。これはビジネス・イベント・システム・エージェントです。このサービス・コンポーネントは手動で起動する必要があります。その構成は、オプションで必要に応じて更新できます。

オプションで、Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、特定のエージェントまたはキューにあるメッセージのみを処理するWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを構成できます。

カスタムのWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Document Web Services Service」というWebサービス・アウトバウンド・コンポーネント用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。

シード済のWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Document Web Services Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。

注意: インバウンドWebサービス・メッセージは、「Java agent listener」タイプの「Workflow Web Services In」というシード済サービス・コンポーネントにより処理されます。

Webサービス・アウトバウンド構成ウィザード

Webサービス・アウトバウンド構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、Webサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のWebサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のWebサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」

Define

このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。

変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

Details

このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

Scheduling Events

このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。

リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。

イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。

このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。

構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。

前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。

注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。

Review

このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。

バックグラウンド・エンジン

Oracle Workflowでは、ワークフロー・エンジンにより遅延されたアクティビティの処理、タイムアウトした通知アクティビティの処理およびスタック・プロセスの処理という3つの目的にバックグラウンド・エンジン・プロセスが使用されます。

ワークフロー・エンジンがプロセスを開始して実行すると、必要なアクティビティをすべて完了してから次の適格アクティビティに進みます。アクティビティが完了するまでに大量の処理リソースや時間を必要とする場合があります。Oracle Workflowでは、このように高コストのアクティビティをバックグラウンド・タスクとして実行するための補助エンジンを設定することで、ワークフロー・エンジンにかかる負荷を管理できます。このような場合、高コストのアクティビティはワークフロー・エンジンにより遅延され、後からバックグラウンド・エンジンにより実行されます。メイン・ワークフロー・エンジンは次に使用可能なアクティビティを続行でき、そのアクティビティは同じプロセスの他のパラレル分岐で発生する場合もあります。

タイムアウトした通知アクティビティを処理するためにも、バックグラウンド・エンジンを設定する必要があります。応答を必要とする通知アクティビティに達すると、ワークフロー・エンジンは通知システムをコールして適切な実行者に通知を送信し、実行者が完了するまで通知アクティビティを「NOTIFIED」ステータスに設定します。一方、タイムアウト・アクティビティを処理するように設定されたバックグラウンド・エンジンは、「NOTIFIED」ステータスのアクティビティを定期的にチェックし、これらのアクティビティのタイムアウト値が指定されているかどうかを確認します。「NOTIFIED」ステータスのアクティビティにタイムアウト値がなく、現在の日時がタイムアウト値よりも後の場合、バックグラウンド・エンジンはそのアクティビティをタイムアウトとしてマークし、ワークフロー・エンジンをコールします。その後、ワークフロー・エンジンは「<Timeout>」遷移アクティビティの実行を試行することで再開します。

さらに、スタック・プロセスを処理するようにバックグラウンド・エンジンを設定する必要があります。スタック・プロセスとして識別されるのは、「ACTIVE」ステータスになっていてもそれ以上は進行しない場合です。たとえば、次の場合にスタック・プロセスとなります。

バックグラウンド・エンジンは、スタック・プロセスのステータスをERROR:#STUCKに設定し、それに対して定義されているエラー処理を実行します。

遅延アクティビティとタイムアウト・アクティビティをチェックするために、必要な数のバックグラウンド・エンジンを定義して起動できます。

バックグラウンド・エンジンを実行するには、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラム(FNDWFBG)を発行します。バックグラウンド・エンジンの処理対象を、特定のコスト範囲内で特定の項目タイプに関連付けられているアクティビティに限定できます。バックグラウンド・エンジンは、開始された時点で適格なアクティビティをすべて完了するまで実行されます。通常は、バックグラウンド・エンジンを定期的に実行するように設定する必要があります。

タイムアウト・アクティビティをチェックできるバックグラウンド・エンジン、遅延アクティビティを処理できるバックグラウンド・エンジン、スタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンがそれぞれ1つ以上存在することを確認してください。少なくとも、タイムアウト・アクティビティと遅延アクティビティの両方およびスタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンを1つ設定する必要があります。通常、スタック・プロセスをチェックする個別バックグラウンド・エンジンに必要な実行頻度は、遅延アクティビティ用のバックグラウンド・エンジンよりも低く、1日に1度以下です。スタック・プロセスをチェックするバックグラウンド・エンジンは、システム負荷の低いときに実行します。

注意: ワークフローのRACアフィニティを実装する場合、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」(FNDWFBGRAC)コンカレント・プログラムを使用して、バックグラウンド・エンジンを実行する必要もあります。このプログラムにより、特定のRACインスタンスで起動されたRAC対応ワークフローのみをそれぞれ処理するバックグラウンド・エンジンが実行されます。RACアフィニティを使用してバックグラウンド・エンジンを実行すると、ワークフロー・ランタイム・データに迅速にアクセスでき、競合を回避するのに役立ちます。ただし、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」(FNDWFBGRAC)コンカレント・プログラムをOracle Workflow Managerから発行することはできません。このプログラムは、標準要求発行UIを使用して発行する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のワークフローのRACアフィニティの設定に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』のバックグラウンド・ワークフロー・エンジンの設定に関する項を参照してください。

ご使用のRAC対応ワークフローの要件によっては、必要に応じて、遅延アクティビティ、タイムアウト・アクティビティおよびスタック・プロセスについて「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する必要があります。RAC対応ワークフローが特定の予定に基づいて実行される場合、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを対応する予定に基づいて実行する必要があります。RAC対応ワークフロー以外のワークフローを処理するために、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを引き続き実行する必要もあります。RAC対応ワークフローがRACアフィニティを使用して処理されるようにするには、項目タイプを指定しないで「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する場合は特に、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムの前に「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行するように計画します。

バックグラウンド・エンジンの実行

バックグラウンド・エンジンを実行するには、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラム(FNDWFBG)を発行します。新規バックグラウンド・エンジンの起動時には、処理対象を特定のコスト範囲内で特定の項目タイプに関連付けられたアクティビティに限定できます。「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラムを複数回発行し、様々な時点で異なるバックグラウンド・エンジンを実行するように予定を作成できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」

パラメータ

「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラムの発行時に、次のパラメータを指定します。

注意: タイムアウト・アクティビティをチェックできるバックグラウンド・エンジン、遅延アクティビティを処理できるバックグラウンド・エンジン、スタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンがそれぞれ1つ以上存在することを確認してください。少なくとも、タイムアウト・アクティビティと遅延アクティビティの両方およびスタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンを1つ設定する必要があります。

コンカレント要求の表示

「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Background Engines」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Background Engines」ステータス・アイコン

ワークフロー・データのパージ

Oracle Applications Managerコンソールを使用すると、Oracle WorkflowとOracle XML Gatewayのデータベース表を容易に保守できます。Oracle WorkflowとOracle XML Gatewayがアクセスする複数の表は、すべての完了済ワークフロー・プロセスに関して格納される廃止ワークフロー情報とXML取引に関する廃止情報で極端に大きくなる場合があります。これらの表と索引のサイズが原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラムを使用して、これらの表を定期的にパージする必要があります。

このプログラムは、ステータス情報、関連通知および「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションがYに設定されている場合、関連するOracle XML Gateway取引など、作業項目に関連した廃止ランタイム情報をパージします。デフォルトでは、使用されなくなったアクティビティや失効したアドホック・ユーザーおよびロールなどの廃止設計情報と、ワークフロー・プロセスを介して処理されなかった通知や(「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションがYに設定されている場合に)ワークフロー・プロセスを介して処理されなかったOracle XML Gateway取引など、作業項目に関連しない廃止ランタイム情報もパージされます。オプションで、高アクティビティ期間中にはパフォーマンス改善のために作業項目関連のコア・ランタイム情報のみをパージし、低アクティビティ期間中には日常的保守の一部として全廃止情報をパージするように選択できます。

注意: このプログラムでは、失効日がNULLであるアドホック・ユーザーまたはロールは削除されません。アドホック・ユーザーおよびロールが不要になった後にすぐパージされるようにするには、有効となっている必要がある時間を見積り、WF_DIRECTORY.CreateAdHocUser()WF_DIRECTORY.CreateAdHocRole()またはWF_DIRECTORY.CreateAdHocRole2()をコールしてこれらを作成する際に、適切な失効日を指定します。

将来の参照用に電子署名証拠を保存するために、このプログラムでは、デフォルトで署名を必要とする通知または関連する署名情報は削除されません。署名証拠を保持する必要がない場合は、署名関連情報も削除できます。

注意: 「廃止ECXデータのパージ」コンカレント・プログラムを使用して、Oracle XML Gateway固有のパラメータに従ってOracle XML Gateway取引をパージすることもできます。このプログラムおよび「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションの詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』の「廃止ECXデータのパージ」コンカレント・プログラムに関する項および『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」に関する項を参照してください。

Workflow Purge

「Workflow Purge」ページには、次回予定済のパージ要求と最後に完了したパージ要求および完了済作業項目に関する要約情報が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Throughput」>「Work Items」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Request Summary

このリージョンには、次回予定済の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求と最後に完了した「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求に関する要約情報が表示されます。

Next Scheduled

次回予定済の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求の場合は、Oracle Workflow Managerに要求ID、要求者、ステータス、要求開始時刻、待機時間およびパラメータが表示されます。

Last Completed

最後に完了した「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求の場合は、Oracle Workflow Managerに要求ID、要求者、ステータス、完了時刻、継続時間およびパラメータが表示されます。

要求のログ・ファイルを表示するには、「Request Log」リンクをクリックします。

Completed Work Items

このリージョンには、様々な項目タイプにまたがる完了済作業項目の分布が表示されます。

「Completed Work Items」リスト内の作業項目タイプごとに、Oracle Workflow Managerに作業項目タイプ名、持続タイプ、日数単位の保持期間、そのタイプの完了済作業項目数、そのタイプでパージ可能な項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

パージ・プログラムの発行

パージを実行するには、「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラム(FNDWFPR)を発行します。制限事項を入力してパージするデータを指定できます。

パラメータ

「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラムの発行時に、次のパラメータを指定します。

コンカレント要求の表示

「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Workflow Purge」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Purge Requests」

Completed Work Item Details

このページには、特定の項目タイプの完了済作業項目に関する詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Completed Work Items Stage Summary

このリージョンには、ワークフロー・プロセス中に各種のアクティビティ・ステージで終了した完了済作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名と結果、およびそのステージで終了した完了済作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Completed Work Item Activity Details

このページには、特定のアクティビティ・ステージで終了した特定の項目タイプの完了済作業項目の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Details」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Oracle Workflow Managerには、選択したアクティビティ・ステージで終了した、選択した項目タイプのすべての完了済作業項目のリストが表示されます。デフォルトで、このリストには過去30日以内に終了した完了済作業項目が表示されます。リストには、作業項目ごとに、その作業項目が終了したアクティビティの内部名、アクティビティの開始日と終了日、アクティビティの実行に割り当てられたユーザーおよび項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 「Workflow Monitor」で作業項目のステータスを変更する処理を実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。

ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ

Oracle Workflowには、WF_CONTROLという標準ビジネス・イベント・システム・エージェントが組み込まれており、同じくWF_CONTROLという標準キューに関連付けられています。このキューのペイロード・タイプは「JMS Text message」です。WF_CONTROLエージェントは内部処理専用で、顧客が使用することを意図していません。このキューにはカスタム・イベント・メッセージを入れないでください。

一般サービス・コンポーネント・フレームワークでは、通知メーラーやエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントなど、コンテナとサービス・コンポーネントに対する制御イベントが、WF_CONTROLを使用して処理されます。WF_CONTROLは、他のOracle E-Business Suiteの内部処理にも使用されます。

WF_CONTROLを使用する中間層プロセスはメッセージをキューから直接デキューするため、WF_CONTROLエージェントの伝播予定を作成する必要はありません。ただし、WF_CONTROLキューのサブスクライバは定期的にクリーン・アップする必要があります。このクリーン・アップを実行するために、「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラムの予定が自動的に作成されます。

Oracle E-Business Suite用の中間層プロセスが起動すると、キューへのJMSサブスクライバが作成されます。次に、キューにイベント・メッセージが置かれると、そのコピーがキューへのサブスクライバごとに作成されます。ただし、中間層プロセスが終了すると、対応するサブスクライバはデータベースに残ります。処理効率を高めるために、無効になった中間層プロセスのサブスクライバを削除して、WF_CONTROLが定期的にクリーン・アップされることを確認する必要があります。「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラムは、oracle.apps.wf.bes.control.pingというイベントを送信して、WF_CONTROLキューへの各サブスクライバのステータスをチェックします。対応する中間層プロセスが引き続き有効な場合は、応答が送信されます。クリーン・アップ・プログラムは次回の実行時に、前回の実行中に送信した各pingイベントについて応答を受信したかどうかをチェックします。特定のサブスクライバから応答を受信していない場合、そのサブスクライバが削除されます。

クリーン・アップの推奨実行頻度は12時間ごとです。サブスクライバがpingイベントに応答できる十分な時間的余裕を持たせるために、2回のクリーン・アップ実行の間の最小待機時間は30分となっています。前回の実行から30分以内にプロシージャを再実行すると、処理は実行されません。

「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」の実行

ワークフロー制御キューのクリーン・アップを実行するには、「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラム(FNDWFBES_CONTROL_QUEUE_CLEANUP)を発行します。このプログラムはパラメータを必要としません。このコンカレント・プログラムは、デフォルトで12時間ごとに実行するように予定されており、これはクリーン・アップの推奨実行頻度です。クリーン・アップを異なる頻度で実行する場合は、オプションでこのプログラムの発行時に異なる予定を指定できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」

コンカレント要求の表示

「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Control Queue Cleanup」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Control Queue Cleanup」ステータス・アイコン

Active Work Items

「Active Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の有効な作業項目の分布が表示されます。終了日のない作業項目は、遅延、保留またはエラーのある作業項目や実行中の作業項目を含め、すべて有効な作業項目としてカウントされます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。

「Active Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの有効な作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

特定の項目タイプの有効な作業項目アクティビティの詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。

Active Work Item Activities

このページには、特定の項目タイプ内で有効な作業項目アクティビティの詳細が表示されます。有効な作業項目アクティビティは、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。

注意: このページには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。「Deferred」、「Suspended」または「Error」ステータスのアクティビティはこのページには表示されませんが、そのアクティビティが属している作業項目は「Active」作業項目としてカウントされます。「View」プルダウン・メニューを使用すると、「Deferred」、「Suspended」または「Error」ステータスのアクティビティの詳細を表示できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Active Work Items Stage Summary

アクティビティのステータスが「Active」、「Waiting」または「Notified」の場合は、このリージョンに現在ワークフロー・プロセス内の様々なアクティビティ・ステージにある有効な作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージで有効な作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Active Work Item Activity Details

このページには、特定の項目タイプ内で特定のアクティビティ・ステージにある有効な作業項目アクティビティの詳細が表示されます。有効な作業項目アクティビティには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」>(B)「View Details」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある有効な全アクティビティのリストが表示されます。有効な作業項目アクティビティには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。デフォルトで、リストには過去30日以内に開始された有効な作業項目が表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。

Deferred Work Items

「Deferred Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の遅延作業項目の分布が表示されます。遅延ステータスになっているアクティビティの数が極端に多い場合は、使用可能なバックグラウンド・エンジンの数が足りないことを示している可能性があります。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。

「Deferred Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの遅延作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Deferred Work Item Details

このページには、特定の項目タイプの遅延作業項目に関する詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Deferred Work Items Stage Summary

このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージにある遅延作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージの遅延作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Deferred Work Item Activity Details

このページには、特定の項目タイプで現在は特定のアクティビティ・ステージにある遅延作業項目の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」>(B)「View Details」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある全遅延アクティビティのリストが表示されます。デフォルトでは、リストには過去30日以内に開始された遅延作業項目が表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。

Suspended Work Items

「Suspended Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の保留作業項目の分布が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。

「Suspended Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの保留作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Suspended Work Item Details

このページには、特定の項目タイプの全保留作業項目に関する詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Suspended Work Items Stage Summary

このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージにある保留作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージの保留作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Suspended Work Item Activity Details

このページには、特定のアクティビティ・ステージにある特定の項目タイプの全保留作業項目の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」>(B)「View Details」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある全保留アクティビティのリストが表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。

Errored Work Items

「Errored Work Items」ページには、様々な項目タイプ間におけるエラーのある作業項目の分布が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。

「Errored Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプでエラーのある作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Errored Work Item Details

このページには、特定の項目タイプでエラーのある全作業項目に関する詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Errored Work Items Stage Summary

このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージでエラーのある作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージでエラーのある作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

Errored Work Item Activity Details

このページには、特定の項目タイプ内にある特定のアクティビティ・ステージでエラーのある全作業項目の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」>(B)「View Details」>(B)「View Details」

異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。

Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージでエラーのある全アクティビティのリストが表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。

注意: 「再試行エラー発生ワークフロー・アクティビティ」コンカレント・プログラムを使用して、特定の項目タイプについてエラーのある複数のアクティビティを一度に再試行することもできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』の再試行エラー発生ワークフロー・アクティビティ(FNDWFRET)に関する項を参照してください。

エージェント

「Agent Activity」ページには、Oracle Workflowインスタンス内の様々なビジネス・イベント・システム・エージェントにおける各種ステータスのイベント・メッセージの分布が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」

このページにはエージェント・アクティビティ統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。

リストには、エージェントごとにエージェント名とそのエージェント上にある「Ready」、「Waiting」、「Processed」、「Expired」および「Undeliverable」ステータスのイベント・メッセージの数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

注意: 「Workflow System」ステータス・ページの「Agent Activity」グラフには、WF_ERRORエージェント上で「Error」ステータスになっている全メッセージの要約が表示されますが、「Agent Activity」ページには、WF_ERRORエージェント上のイベント・メッセージがWF_ERRORキューで明示的に割り当てられたステータスに従って表示されます。

インバウンド・エージェントに「Ready」ステータスのメッセージ数が極端に多い場合は、そのエージェントに対するメッセージを処理しているエージェント・リスナーのステータスをチェックするか、そのエージェント用に新規のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する操作が必要になる可能性があります。同様に、アウトバウンド・エージェントに「Ready」ステータスのメッセージ数が極端に多い場合は、そのエージェントのキューに関する伝播予定のステータスをチェックするか、必要に応じて伝播予定を作成する必要があります。

エージェント・キュー詳細

「Agent Details」ページには、エージェントに関連したキューに関する次の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」>エージェントのリンク

エージェント・キューの詳細を検討した後、「OK」ボタンを選択して「Agent Activity」ページに戻ります。

メッセージ詳細

「Search Queue」ページでは、特定のエージェント上に保持されているメッセージを検索し、その詳細を検討できます。このページには、エージェントのキューのペイロード・タイプに応じて異なるメッセージ詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」>(B)「Search Agent Entry Details」

WF_EVENT_T and SYS.AQ$_JMS_TEXT_MESSAGE

このページでは、標準のWF_ERRORやWF_DEFERREDキューのようなWF_EVENT_Tペイロード・タイプのキュー、または標準のWF_CONTROLキューのようなSYS.AQ$_JMS_TEXT_MESSAGEのキューのメッセージを検討できます。

検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。

Oracle Workflow Managerには、選択したエージェント用のキュー上でフィルタ基準と一致するイベント・メッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにイベント名、イベント・キー、相関関係ID、イベント・パラメータ、メッセージの送信元システム、メッセージを受信した宛先システム、メッセージの送信日、エラー・メッセージ、エラー・スタックおよびメッセージ・ステータスが表示されます。

また、リストには選択したキューに関連した例外キュー上のメッセージも含まれます。Oracle Advanced Queuingでなんらかの理由で取得または処理できないメッセージは、ユーザー・キューから関連例外キューに転送されます。詳細は、『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』のOracle Streams AQの例外処理に関する項を参照してください。

注意: 各キュー表には、そのキュー表内の全ユーザー・キューに共有されるデフォルトの例外キューが1つ含まれています。特定のキューにあるメッセージを検索すると、検索結果リストには、元になったユーザー・キューに関係なく関連例外キューにあるメッセージもすべて含まれます。したがって、同じキュー表に複数のユーザー・キューを作成すると、検索結果リストには選択したキューとは異なるキューからの例外メッセージが表示される場合があります。

SYSTEM.ECXMSG

このページでは、標準的なOracle XML GatewayのECX_INBOUNDおよびECX_OUTBOUNDキューなど、SYSTEM.ECXMSGペイロード・タイプのキューにあるメッセージを検討できます。

検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。

Oracle Workflow Managerでは、選択したエージェントのキュー上でフィルタ基準と一致するメッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにメッセージ・タイプ、メッセージ標準、取引タイプおよびサブタイプ、文書番号、パーティID、パーティ・サイトID、パーティ・タイプ、プロトコル・タイプ、プロトコル・アドレス、属性1から5およびメッセージ・ステータスが表示されます。

SYSTEM.ECX_INENGOBJ

このページでは、標準的なOracle XML GatewayのECX_IN_OAG_Qキューなど、SYSTEM.ECX_INENGOBJペイロード・タイプのキューにあるメッセージを検討できます。

検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。

Oracle Workflow Managerでは、選択したエージェントのキュー上でフィルタ基準と一致するメッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにメッセージID、デバッグ・モードおよびメッセージ・ステータスが表示されます。

このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。

Queue Propagation

ローカル・アウトバウンド・エージェントから宛先にイベント・メッセージが送信されるように、伝播予定を作成する必要があります。SQLNETプロトコルを使用するエージェントの場合は、次の方法でOracle Advanced Queueing(AQ)伝播の予定を作成できます。

イベント・メッセージの伝播に標準のWF_OUTおよびWF_JMS_OUTエージェントまたはカスタム・エージェントを使用する場合は、そのエージェントの伝播予定を作成していることを確認してください。ただし、WF_CONTROLを使用する中間層プロセスはキューからメッセージを直接デキューし、通知メーラーはWF_NOTIFICATION_OUTキューに置かれたメッセージを送信するため、WF_CONTROLまたはWF_NOTIFICATION_OUTエージェントの場合に伝播予定を作成する必要はありません。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Configuration」>「Queue Propagation」

Queue Propagation

「Queue Propagation」ページを使用して、キューの伝播に必要なデータベース初期化パラメータと、Oracle Workflowインスタンス内のビジネス・イベント・システム・エージェントに関する既存の伝播予定を検討します。

Database Initialization Parameters for Queue Propagation

このリストには、パラメータごとにパラメータ名、実際のパラメータ値、推奨値および説明が表示されます。実際値が推奨値と一致しない場合は、推奨値が警告インディケータ・アイコンでマークされます。

JOB_QUEUE_PROCESSESパラメータでは、インスタンスのジョブ・キュー・プロセス数を定義します。Oracle Workflowでは、AQキューによるビジネス・イベント・システムのイベント・メッセージ伝播を処理するためのジョブ・キュー・プロセスが必要です。Oracle Workflowの推奨プロセス数は10以上です。

注意: Oracle Database 10g以上では、パラメータを設定する必要はありません。

Queue Schedules

このリストには、伝播予定ごとにアウトバウンド・キュー、宛先データベース・リンク、予定を実行するジョブ・キュー・プロセス、予定が有効か無効か、および最後に失敗した実行のエラー日およびエラー・メッセージが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。

予定を実行するためのプロセスが割り当てられていない場合は、伝播にプロセスを確実に使用できるようにJOB_QUEUE_PROCESSESデータベース初期化パラメータの値を増やす操作が必要になることがあります。

伝播予定の詳細を表示するには、「Queue」列でキューのリンクをクリックするか、予定を選択して「View Details」ボタンをクリックします。

Queue Propagation Details

「Queue Propagation Details」ページには、伝播予定に関して次の詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Configuration」>「Queue Propagation」>(B)「View Details」