Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド リリース12.2 E51768-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
Oracle Workflow Managerは、Oracle Applications Managerのコンポーネントです。システム管理者は、複数のOracle E-Business Suiteインスタンスに使用されるOracle Workflowを単一コンソールから管理できます。
Oracle Workflow Managerを使用すると、管理者は通知メーラーやエージェント・リスナーなどのWorkflowシステム・サービス、他のサービス・コンポーネント、バックグラウンド・エンジン、廃止になったワークフロー・データのパージおよびワークフロー制御キューのクリーン・アップを制御できます。また、すべての作業項目の分布をステータス別に表示して追加情報にドリルダウンし、作業項目の処理をモニターすることも可能です。さらに、イベント・メッセージのステータス別分布とキュー伝播スケジュールを表示して、ローカルのビジネス・イベント・システム・エージェントに関するイベント・メッセージ処理もモニターできます。この作業項目とイベント・メッセージのモニター機能を使用することで、システム管理者は可能性のあるボトルネックを容易に識別できます。
Oracle Workflow Managerにアクセスするには、Oracle Applications Managerにログインしてアプリケーション・システムを選択します。その後、次のいずれかのナビゲータ・パスに従います。
「Applications Dashboard」ページのプルダウン・メニューから「Workflow Manager」を選択して「Go」ボタンをクリックします。
「Site Map」を選択して「Administration」タブをクリックし、「Site Map」ページの「Workflow」リージョンで「Home」リンクを選択します。「Workflow」リージョンで他のリンクの1つを選択し、Oracle Workflow Managerの対応するページに直接ナビゲートすることもできます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」
また、他の機能を使用してOracle Workflowの管理に役立てることもできます。
Oracle Diagnosticsフレームワークを使用すると、Oracle Workflowインストールの設定をチェックする診断テストを実行し、デバッグ情報を検討できます。
Oracle E-Business Suite Loggingを使用すると、Oracle Workflowのログを検討できます。Oracle Workflowでは、Oracle E-Business Suite Loggingフレームワークを使用して、Oracle Workflowのビジネス・イベント・システムとOracle XML Gatewayに関連するデータベース・ロギング・アクティビティが標準化および集中化されます。
注意: 通知メーラーやエージェント・リスナーなど、Oracle WorkflowのJava中間層コンポーネントでもOracle E-Business Suite Loggingが使用されます。ただし、これらのコンポーネント間では大量のメッセージがやりとりされるため、その情報はデフォルトでファイル・システムに記録されます。
Oracle Workflow Managerの一部のグラフおよびリストには、Oracle E-Business Suiteインスタンスのアクティビティ・レベルに応じて、大量のデータを集計できます。これらの統計の表示性能を拡張するために、Oracle Workflow Managerは定期的にコンカレント・プログラムを実行し、統計を集計してコンカレント・プログラムの最新データに基づいてグラフやリストを表示します。
「ワークフロー・エージェント・アクティビティ統計」コンカレント・プログラム(FNDWFAASTATCC): 「Workflow System」ステータス・ページの「Agent Activity」グラフおよび「Agent Activity」ページの「Agent Activity」リスト用の統計を収集します。
「ワークフロー・メーラー統計」コンカレント・プログラム(FNDWFMLRSTATCC): 「Notification Mailer Throughput」ページのスループット・グラフ用の統計を収集します。
「ワークフロー作業項目統計」コンカレント・プログラム(FNDWFWITSTATCC): 「Workflow System」ステータス・ページの「Work Items」グラフ、「Workflow Purge」ページの「Work Items」リスト、および「Active Work Items」、「Deferred Work Items」、「Suspended Work Items」、「Errored Work Items」の各ページの「Work Items」リスト用の統計を収集します。
これらのコンカレント・プログラムは、デフォルトでは24時間ごとに実行するようにスケジュールされています。パラメータは必要ありません。別の頻度で統計を収集する場合は、デフォルトのスケジュール要求を取り消して、別のスケジュールでプログラムを実行することもできます。
これらの各グラフおよびリストには統計の最終更新日時が表示されます。また、必要に応じて「Refresh」アイコンを選択して統計をただちにリフレッシュできます。ただし、Oracle E-Business Suiteインスタンスに含まれるワークフロー・データの容量が非常に大きい場合、データのリフレッシュ時に遅延またはページ・タイムアウトが発生することがあります。
注意: 作業項目の詳細および作業項目アクティビティの詳細など、容量の小さいOracle Workflow Manager統計では、コンカレント・プログラムを介してではなく直接問合せが実行されます。
「Workflow System」ステータス・ページには、Oracle Workflowインスタンスのステータスの概要が表示されます。このページには、システム・ステータス情報の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
注意: システム・ステータス情報は、他のOracle Workflow統計を収集するコンカレント・プログラムとは別個に、直接問合せが実行されます。
「Workflow System」ステータス・ページには、次のワークフロー機能の稼働中、停止中または利用不能の要約のステータスが表示されます。
Notification Mailer: 通知メーラー・サービス・コンポーネントを管理するには、「Notification Mailer」ステータス・アイコンをクリックします。
Agent Listeners: エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを管理するには、「Agent Listeners」ステータス・アイコンをクリックします。
Service Components: すべてのタイプのサービス・コンポーネントを管理するには、「Service Components」ステータス・アイコンをクリックします。
Background Engines: 「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント要求を表示するには、「Background Engines」ステータス・アイコンをクリックします。
Purge: 「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求と完了済作業項目に関する要約情報を表示するには、「Purge」ステータス・アイコンをクリックします。
Control Queue Cleanup: 「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント要求を表示するには、「Control Queue Cleanup」ステータス・アイコンをクリックします。
通知メーラー・サービス・コンポーネント、エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントおよびグループ化されている全タイプのサービス・コンポーネントなど、サービス・コンポーネント機能の場合、要約ステータス・アイコンは次のステータスを示します。
Down: このタイプのサービス・コンポーネントのうち、1つ以上が「Stopped with Error」または「System Deactivated」ステータスになっています。エラーを調査する必要があります。
Up: このタイプのサービス・コンポーネントのうち、1つ以上が「Running」または「Suspended」ステータスになっています。このタイプには、「Stopped with Error」または「System Deactivated」ステータスになっているサービス・コンポーネントはありません。
Unavailable: このタイプには、「Running」、「Suspended」、「Stopped with Error」または「System Deactivated」ステータスになっているサービス・コンポーネントはありません。たとえば、このタイプのサービス・コンポーネントすべてが未構成の場合、またはエラーなしで停止した場合は、「Unavailable」要約ステータスが表示されます。
コンカレント・プログラムとして実行する機能についてコンカレント要求を発行するには、「Submit Request For」プルダウン・メニューから必要なプログラムを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のプログラムに対する要求を発行できます。
Background Engines
Purge
Control Queue Cleanup
このリージョンには、Oracle Workflowの必須のデータベース初期化パラメータに関する情報が表示されます。リストにはパラメータごとに、パラメータ名、パラメータの実績値、推奨値および説明が表示されます。実績値が推奨値と一致しない場合は、推奨値が警告インディケータ・アイコンでマークされます。
JOB_QUEUE_PROCESSESパラメータでは、インスタンスのジョブ・キュー・プロセス数を定義します。Oracle Workflowでは、AQキューによるビジネス・イベント・システムのイベント・メッセージ伝播を処理するためのジョブ・キュー・プロセスと、通知メーラー用のジョブ・キュー・プロセスが必要です。Oracle Workflowの推奨プロセス数は10以上です。
注意: Oracle Database 10g以上では、パラメータを設定する必要はありません。
このリージョンには、作業項目と「Business Event System」エージェント・アクティビティの要約情報が表示されます。
このグラフには、「Active」、「Deferred」、「Suspended」および「Error」の各ステータスを持つ全作業項目の分布が表示されます。
このグラフが非表示の場合に表示するには、「Show」リンクをクリックします。
このグラフが表示されている場合に非表示にするには、「Hide」リンクをクリックします。
グラフ・ヘッダーには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
特定のステータス内における項目タイプの分布を表示するには、グラフ内でそのステータスのバーをクリックするか、ステータス名のリンクをクリックします。
特定のステータス内における作業項目の数を表示するには、グラフ内でそのステータスを表すバーにマウス・ポインタを置きます。
注意: 1つの作業項目が複数のステータスでカウントされる場合があります。たとえば、終了日のない全作業項目は「Active」作業項目としてカウントされますが、これには遅延、中断およびエラーの各作業項目と実行中の作業項目が含まれます。また、ある項目のアクティビティが遅延されていて、その作業項目全体が中断されている場合は、「Deferred」と「Suspended」の両方のステータスのカウントに含まれます。このため、全ステータスのカウントの合計は実際の作業項目数よりも多くなります。
このグラフには、「Ready」、「Waiting」、「Expired」、「Undeliverable」および「Error」の各ステータスになっているビジネス・イベント・システム・エージェント上の全イベント・メッセージの分布が表示されます。
注意: メッセージに「Error」ステータスが明示的に割り当てられることはありません。このグラフの「Error」バーは、WF_ERRORエージェント上のステータスに関するメッセージを表します。
このグラフが非表示の場合に表示するには、「Show」リンクをクリックします。
このグラフが表示されている場合に非表示にするには、「Hide」リンクをクリックします。
グラフ・ヘッダーにはエージェント・アクティビティ統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
様々なエージェント上で様々なステータスのイベント・メッセージの分布を表示するには、グラフ内でステータスのバーをクリックするか、イベント・メッセージ・ステータス名のリンクをクリックします。
特定のステータスのイベント・メッセージ数を表示するには、グラフ内でそのステータスを表すバーにマウス・ポインタを置きます。
このリージョンには、他のOracle Workflow管理機能へのリンクが表示されます。
「Service Components」リンクをクリックすると、通知メーラーやエージェント・リスナーなどのサービス・コンポーネントを構成できます。
「Queue Propagation」リンクをクリックすると、キューの伝播に必要なデータベース初期化パラメータと、ビジネス・イベント・システム・エージェントの伝播予定のリストが表示されます。
「Notification Mailer」リンクをクリックすると、通知メーラーのスループットが表示されます。このグラフには、WF_NOTIFICATIONS表内で次のステータスを持つ通知の分布が表示され、通知メーラーのスループットが示されます。
Processed: 通知メーラー・サービス・コンポーネントからEメール・メッセージが送信されたアウトバウンド通知。
Waiting: Eメール・メッセージが未送信のアウトバウンド通知。
グラフ・ヘッダーには通知メーラー・スループット統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
特定のステータスの通知数を表示するには、グラフ内でそのステータスを表すバーにマウス・ポインタを置きます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Throughput」>「Notification Mailer」
「Agent Activity」リンクをクリックすると、様々なエージェント上で様々なステータスを持つイベント・メッセージの分布が表示されます。
一般サービス・コンポーネント・フレームワークにより、バックグラウンドJavaサービスの管理が合理化および自動化されます。サービス・コンポーネント・コンテナとそのサービス・コンポーネントはGeneric Service Management(GSM)を介して実行され、GSMはOracle Applications Manager(OAM)を介して制御できます。
サービス・コンポーネント・コンテナとは、付属するサービス・コンポーネントの実行を個別に管理するサービスのインスタンスです。コンテナは、そのコンポーネントのステータスをモニターし、それ自体とコンポーネントの制御イベントを処理します。これらの処理は、コンテナのログに記録されます。
サービス・コンポーネントとは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークを介して管理できるように、このフレームワークの標準に従って定義されているJavaプログラムのインスタンスです。現在、Oracle Workflowには4つのサービス・コンポーネント・タイプ「Workflow Mailer」、「Workflow Agent Listener」、「Workflow Java Agent Listener」および「Workflow Web Services Outbound」が用意されています。
Oracle Workflowには、この4タイプのシード済サービス・コンポーネントがシード済コンテナ内に複数用意されており、標準処理が実行されます。オプションで、複数のサービス・コンポーネントを追加作成してカスタム処理を実行できます。カスタム・サービス・コンポーネントを作成すると、それをシード済コンテナに割り当てることができます。また、シード済コンテナでの処理量に基づいて、独自のカスタム・コンテナを作成することもできます。
すべてのサービス・コンポーネントには、一般サービス・コンポーネント・フレームワークに必要な特定の属性があります。コンポーネントの一般定義属性は、コンポーネント名、起動モード、コンテナ・タイプ、インバウンド・エージェント、アウトバウンド・エージェントおよび相関関係IDなどです。詳細属性は、コンポーネントの所有者コンテナ、必要時コンポーネントの最大アイドル時間、最大エラー数、インバウンド処理とアウトバウンド処理のスレッド数、コンポーネント・ログ・レベル、読取りタイムアウト期間、最小スリープ時間、最大スリープ時間、エラー・スリープ時間および読取りタイムアウト期間の経過後に接続をクローズするかどうかなどです。
サービス・コンポーネントの起動モードは、次の3つのいずれかです。
Automatic: コンポーネント・コンテナが起動すると、その自動サービス・コンポーネントも自動的に起動します。また、これらのコンポーネントがモニターされ、必要に応じて自動的に再起動されます。
On-Demand: コンポーネント・コンテナは、必要時サービス・コンポーネントに処理待ちのメッセージがある場合に、これらのサービス・コンポーネントを起動します。たとえば、必要時通知メーラー・サービス・コンポーネントは、WF_NOTIFICATION_OUTキューに待機中のメッセージがあると起動されます。必要時サービス・コンポーネントの最大アイドル時間を超えると、コンテナはそのコンポーネントを停止します。
Manual: 「Workflow Manager」を介してサービス・コンポーネントを手動で起動および停止する必要があります。コンポーネント・コンテナは、手動サービス・コンポーネントの起動も停止も行いません。
すべてのサービス・コンポーネントでOracle ApplicationsのGSMのコンテナ・タイプを使用します。コンポーネントは、インバウンド・メッセージを処理するためのインバウンド・エージェントまたはアウトバウンド・メッセージを処理するためのアウトバウンド・エージェント、あるいはその両方を持つことができます。Oracle Advanced Queuing(AQ)の相関関係IDをコンポーネントに割り当て、その相関関係IDでマーク付けしたメッセージのみを処理対象として限定できます。
Oracle Workflowには3つの事前定義済コンテナ「Workflow Mailer Service」、「Workflow Agent Listener Service」および「Workflow Document Web Services Service」が用意されており、その中にコンポーネントを作成できます。必要時サービス・コンポーネントには、コンテナによる停止までのアイドル状態で存続できる最大期間を指定できます。サービス・コンポーネントに1つのインバウンド処理スレッドがある場合はインバウンド処理が有効化され、このスレッドがない場合はインバウンド処理が無効化されます。また、1つ以上のアウトバウンド処理スレッドがある場合はアウトバウンド・メッセージの量に応じたアウトバウンド処理が有効化され、ない場合はアウトバウンド処理が無効化されます。一部のタイプのサービス・コンポーネントは、インバウンド処理のみ、またはアウトバウンド処理のみを実行します。たとえば、エージェント・リスナーはインバウンド・イベント・メッセージのみを処理するため、アウトバウンド・スレッド数は常に0(ゼロ)にする必要があります。
コンポーネント・コンテナごとに、コンテナの起動時から停止時までの診断ログが記録されます。コンテナが再起動すると、新規ログが開始されます。ログは「Workflow Manager」を介して表示できます。各ログ・エントリはコンテナIDでマークされ、該当する場合はログを生成したサービス・コンポーネントのIDでもマークされます。コンポーネント・コンテナごとに、記録する情報の詳細レベルを指定できます。また、コンテナ内のサービス・コンポーネントのログ・レベルも個別に指定できます。最も詳細なレベルから順に次のようなログ・レベルがあり、そのいずれかを選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
コンテナとサービス・コンポーネントのデフォルト・ログ・レベルは、どちらも「Error」です。このレベルは、通常の使用状況における推奨設定です。
サービス・コンポーネントの処理スレッドはループ内で動作して割り当てられたエージェントに関連するキューからメッセージを読み取り、指定したスリープ時間を待機した後、キュー内のメッセージの有無を再チェックします。読取りタイムアウト期間では、最後のメッセージがデキューされてからタイムアウトになるまでに、サービス・コンポーネントがキューからのメッセージ読取り試行を続行する期間が定義されます。この期間が経過する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージは処理され、タイムアウト期間が再開されます。タイムアウト期間が経過し、それ以上のメッセージが受信されていない場合、サービス・コンポーネントは読取りを停止し、スリープ時間が開始されます。
サービス・コンポーネントの最小スリープ時間では、サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の経過後にキュー内でメッセージを再びチェックするまで待機する最小期間を定義します。キューのメッセージ受信頻度が低い場合は、最大スリープ時間を最小スリープ時間より長くなるように設定し、メッセージが受信されていない場合の読取り試行間のスリープ時間を長くすることができます。この場合、サービス・コンポーネントはキューからメッセージの読取りを終了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でもメッセージを読み取れない場合は、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することでパフォーマンスが改善できます。また、最大スリープ時間のパラメータを0(ゼロ)に設定し、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。
サービス・コンポーネントのエラー・スリープ時間では、サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまでの待機時間を定義します。また、サービス・コンポーネントの処理スレッドは、読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に接続をクローズするか、処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにしておくことができます。
サービス・コンポーネントは、実行する処理のタイプに固有の付加的構成パラメータを持つ場合もあります。たとえば、通知メーラー・サービス・コンポーネントには、使用するインバウンドおよびアウトバウンドのEメール・サーバーを指定する構成パラメータがあります。
共通構成パラメータとタイプ固有の構成パラメータのうち、一部のパラメータはサービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできます。これらのパラメータは、コンポーネントの構成ページで「Refresh」アイコンにより識別されます。たとえば、コンポーネント・ログ・レベル、インバウンド・スレッド数およびアウトバウンド・スレッド数は、リフレッシュ可能なパラメータです。
サービス・コンポーネントに対して、次のような制御イベントを実行できます。
サービス・コンポーネントの起動
実行中のサービス・コンポーネントの中断(スレッドは処理を停止しますが接続はクローズされません)
中断されたサービス・コンポーネントの再開
パラメータ変更後の実行中のサービス・コンポーネントのリフレッシュ
実行中または中断済のサービス・コンポーネントの停止
サービス・コンポーネントは、実行する処理のタイプに固有の付加的制御コマンドも持つ場合があります。たとえば、「Workflow Mailer」コンポーネントには、要約通知を起動するためのコマンドがあります。
「Service Components」ページでコンポーネントの関連コマンドを選択すると、これらの制御イベントを実行時に手動で実行できます。また、サービス・コンポーネントの構成時に、単一または反復的な制御イベントの予定を作成することもできます。
サービス・コンポーネントのステータスは、次のいずれかです。
Not Configured: コンポーネントの必須構成パラメータの一部が未完了です。構成が完了するまではコンポーネントを起動できません。
Starting: コンポーネントは実行準備中です。
Running: コンポーネントは正常に実行中です。このステータスのコンポーネントに対する処理の中断、動的にリフレッシュ可能なコンポーネントの構成パラメータのリフレッシュ、またはコンポーネントの停止を選択できます。
Suspending: コンポーネントは処理を中断するための準備中です。
Suspended: コンポーネントのスレッドは処理を停止しましたが、接続はオープン状態のままです。コンポーネントが中断された場合は、その処理を再開するか完全に停止できます。
Resuming: コンポーネントは処理を再開して「Running」ステータスに戻るための準備中です。
Stopping: コンポーネントは実行を停止するための準備中です。
Stopped: コンポーネントはエラーなしに正常に停止されました。
Stopped with Error: コンポーネントは「Max Error Count」パラメータで指定された最大エラー数に達して停止しました。コンポーネント・コンテナは、このステータスの自動コンポーネント、またはこのステータスで処理待ちのメッセージがある必要時コンポーネントを再起動します。
System Deactivated: 自動または必要時コンポーネントが、コンテナのSVC_COMP_MAX_ERROR_COUNTサービス・パラメータに指定されている最大エラー数に達して停止されたため、コンテナにより自動的に無効化されました。このステータスのコンポーネントは、コンテナが再起動されるまで自動的に再起動されません。
User Deactivated: 自動または必要時コンポーネントが、ユーザーにより手動で停止されました。自動的に再起動されることはありません。必要な場合は、手動で再起動する必要があります。
コンポーネントが有効とみなされるのは、ステータスが「Starting」、「Running」、「Suspending」、「Suspended」、「Resuming」または「Stopping」の場合です。コンポーネントが有効な間は、コンポーネント名、起動モード、コンテナ・タイプ、インバウンド・エージェント、アウトバウンド・エージェント、相関関係ID、コンテナまたは最大アイドル時間(必要時コンポーネントの場合)を編集できません。これらの属性を変更するには、コンポーネントを停止する必要があります。ただし、他の構成パラメータはコンポーネントが有効な間も編集できます。リフレッシュ可能なパラメータを編集すると、コンポーネントは新規パラメータ値を使用して動的にリフレッシュされます。
どのステータスのコンポーネントも、手動で停止できます。また、なんらかの理由でコンテナが停止すると、そのコンポーネントもすべて停止されます。
サービス・コンポーネントのステータスが「Stopped with Error」または「System Deactivated」に変更されると、Oracle WorkflowはOracle Applications Managerの「System Alerts and Metrics」ページにシステム・アラートを記録します。
「Service Components」ページには、Oracle Workflowインストールで定義されているサービス・コンポーネントが表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
リストには、サービス・コンポーネントごとにサービス・コンポーネント名、ステータス、タイプ、起動モード、コンテナ・タイプおよびコンテナが表示されます。列見出しをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示されるサービス・コンポーネントをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからサービス・コンポーネントのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
サービス・コンポーネント名
サービス・コンポーネント・ステータス
サービス・コンポーネント・タイプの表示名
サービス・コンポーネント・タイプの内部名
サービス・コンポーネントについてリストに最新のステータスが表示されていることを確認するには、「Verify All」ボタンをクリックします。
新規のサービス・コンポーネントを作成するには、「Create」ボタンをクリックします。
サービス・コンポーネントの構成を編集するには、サービス・コンポーネントを選択して「Edit」ボタンをクリックします。構成の編集手順は、サービス・コンポーネントのタイプに応じて異なります。
このサービス・コンポーネントが実行されているサービス・コンポーネント・コンテナの診断ログを表示するには、サービス・コンポーネントを選択して「View Log」ボタンをクリックします。ログには、このコンポーネントおよび同じコンテナに属する他のコンポーネントに関するログ・メッセージが含まれます。
サービス・コンポーネントの詳細を表示するには、「Name」列でサービス・コンポーネントのリンクをクリックするか、サービス・コンポーネントを選択して「View Details」ボタンをクリックします。表示される情報は、サービス・コンポーネントのタイプに応じて異なります。
サービス・コンポーネントの実行を制御するように予定されているイベントを確認するには、「View Event History」ボタンをクリックします。「Event History」ページに、イベントごとにイベント名、ステータス、そのイベントを要求したユーザー、イベントが処理される前のコンポーネント・ステータス、イベント処理の完了日、サービス・コンポーネントのコンテナ、コンテナ・タイプおよびリフレッシュ・イベントのイベント・パラメータが表示されます。このイベント履歴を監査証跡として使用すると、サービス・コンポーネントの制御イベントの予定を作成したユーザーを確認できます。イベントのステータスは「Pending」、「Skipped」、「In Progress」、「Completed」または「Error」です。コンポーネントがイベントの予定時刻に適切なステータスになっていない場合、イベントがスキップされることがあります。たとえば、コンポーネントが予定時刻に停止している場合、リフレッシュ・イベントは実行できません。
サービス・コンポーネントを削除するには、サービス・コンポーネントを選択して「Delete」ボタンをクリックします。サービス・コンポーネントが現在有効な場合は、削除する前に停止する必要があります。
注意: 複数のシード済サービス・コンポーネントはOracle WorkflowとOracle XML Gatewayに必須で、削除できません。これらのサービス・コンポーネントを無効化する必要がある場合は、「Command」プルダウン・メニューから「Stop」コマンドを使用して手動で停止できます。ただし、これらのコンポーネントを停止すると、サポートされている機能が使用不可になることに注意してください。たとえば、「Workflow Error Agent Listener」と「Workflow Java Error Agent Listener」を停止すると、ビジネス・イベント・システムのエラー処理が使用不可になります。
サービス・コンポーネントの実行を手動で制御するには、サービス・コンポーネントを選択し、「Command」プルダウン・メニューから必要なコマンドを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のコマンドを選択できます。
Refresh
Resume
Start
Stop
Suspend
Launch Summary Notifications(「Workflow Mailer」サービス・コンポーネントのみ)
サービス・コンポーネントのコンテナのサービス・インスタンスをGSM経由で管理するには、「Container」列でコンテナのリンクをクリックします。
「Pick Component Type」ページでは、作成するサービス・コンポーネントのタイプを選択できます。このページには、使用可能な各タイプの名前と説明が表示されます。必要なタイプを選択して「Continue」ボタンをクリックします。サービス・コンポーネントの構成ステップは、選択したタイプに応じて異なります。
Oracle Workflowには、次のサービス・コンポーネント・タイプが用意されています。
Workflow Mailer: 通知システムに対するEメールの送信および応答処理を実行するサービス・コンポーネント。
Workflow Agent Listener: データベース内でビジネス・イベント・システム・エージェントに関するインバウンド・メッセージを処理するサービス・コンポーネント。
Workflow Java Agent Listener: 中間層でビジネス・イベント・システム・エージェントに関するインバウンド・メッセージを処理するサービス・コンポーネント。
Workflow Web Services Outbound: アウトバウンドWebサービス・メッセージを処理するサービス・コンポーネント。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>「Create」
「Component Details」ページでは、サービス・コンポーネントの構成を検討できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「View Details」
「Component Details」ページには、サービス・コンポーネントに定義されている構成パラメータと特別なステータス情報、およびそのサービス・コンポーネントに現在予定されている制御イベントが表示されます。リストには、イベントごとにイベント名、初期起動時刻、イベントが現在実行中かどうか、繰返しイベントに関して次回予定済の実行時刻と前回の最終実行時刻、繰返しイベントの実行間隔(分単位)、イベントの失敗回数、イベントの予定作成に使用されるDBMSジョブのジョブIDおよびDBMSジョブで実行されるPL/SQL APIが表示されます。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
「Workflow Mailer」サービス・コンポーネントの場合にのみ、テスト・メッセージを送信するには、「Test Mailer」ボタンをクリックします。「Test Notification Mailer」ページで、メッセージの送信先となる受信者ロールを選択し、「Send Test Message」ボタンをクリックします。
注意: テスト・メッセージを正常に送信するには、有効なEメール・アドレスが定義されている受信者ロール、または有効なEメール・アドレスが定義されているメンバーを持つ受信者ロールを選択する必要があります。受信者ロールには、個別のEメール通知を含む通知作業環境も設定されている必要があります。
通知メーラーに上書きEメール・アドレスを設定した場合、「Test Notification Mailer」ページにこのアドレスが表示されます。この場合、テスト・メッセージは受信者ロールのEメール・アドレスではなく、上書きアドレスに送信されます。ただし、この場合でも、受信者ロールを選択して通知メーラーがテスト・メッセージを送信できるようにする必要があります。
Oracle Workflowにより、受信者ロールに2つのテスト・メッセージが送信されます。1つはPL/SQLを使用して作成されたコンテンツを含むメッセージであり、もう1つはOracle Application Frameworkコンテンツを含むメッセージです。受信者ロールのEメール・アカウントをチェックしてテスト・メッセージを表示し、確認応答で返信します。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装していない場合は、Eメールでアウトバウンド・メッセージを表示してから「Worklist」ページを使用してテスト・メッセージに応答します。両方のテスト・メッセージを確認すると、インバウンド応答Eメールが通知メーラーによって正常に処理されたことを示す確認メッセージが、Oracle Workflowから同じ受信者ロールに送信されます。
テスト・メッセージまたは応答確認メッセージが受信されないか、メッセージ・コンテンツが正しく表示されない場合は、メール・サーバーやメーラー構成パラメータなどの通知メーラー設定をチェックします。特に、Oracle Application Frameworkコンテンツが正しく表示されない場合は、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」の各プロファイル・オプションをチェックするとともに、拡張構成ウィザードで「Framework User」、「Framework Responsibility」、「Framework Application ID」および「Framework URL timeout」の各パラメータをチェックします。「通知メーラーの設定」および「Message Generation」を参照してください。
注意: Oracle Workflowでは、「System: Tests」(WFTESTS)項目タイプでPLSQL/OAフレームワーク応答テスト・プロセスを起動することにより、テスト・メッセージを送信します。この項目タイプは$FND_TOP/import/<lang>サブディレクトリにあるwftstmlr.wftというファイルに格納されています。オプションでステータス・モニターを使用し、テスト・プロセスのステータスをチェックします。
「Workflow Mailer」サービス・コンポーネントの場合にのみ、すべての送信Eメール通知を送信する上書きアドレスを設定するには、「Set Override Address」ボタンをクリックします。ワークフロー定義またはメーラー処理をテストする場合は、各受信者のEメール・アドレスを1つ1つチェックまたは変更するのではなく、1つのEメール・アドレスですべてのテスト通知を自動的に受信できるように、上書きアドレスを使用します。上書きアドレスがアクセス可能であり、その使用が許可されていることを確認するには、通知メーラーで上書きアドレスを使用する前に要求を確認する必要があります。
「Set Override Address」ページで、現在の上書きアドレスがある場合はこれを確認します。新規上書きアドレスとして設定するEメール・アドレスを入力し、「Submit」を選択します。次に、検証Eメール・メッセージに指定したEメール・アカウントをチェックします。
「Verify Override Address」ページでEメール・メッセージに表示された検証コードを入力し、「Apply」を選択します。必要に応じて、検証Eメール・メッセージのリンクを使用して「Verify Override Address」ページに戻ることもできます。このページにアクセスする前に、Oracle Applications Managerにログインする必要があります。
上書きアドレスを削除するには、「Set Override Address」ページにナビゲートして「Clear Override Address」ボタンを選択します。その後、通知メーラーは各受信者のEメール・アドレスへのEメール通知送信を再開します。
サービス・コンポーネントの実行を制御するように予定されているイベントを確認するには、「View Event History」ボタンをクリックします。「Event History」ページに、イベントごとにイベント名、ステータス、そのイベントを要求したユーザー、イベントが処理される前のコンポーネント・ステータス、イベント処理の完了日、サービス・コンポーネントのコンテナ、コンテナ・タイプおよびリフレッシュ・イベントのイベント・パラメータが表示されます。このイベント履歴を監査証跡として使用すると、サービス・コンポーネントの制御イベントの予定を作成したユーザーを確認できます。イベントのステータスは「Pending」、「Skipped」、「In Progress」、「Completed」または「Error」です。コンポーネントがイベントの予定時刻に適切なステータスになっていない場合、イベントがスキップされることがあります。たとえば、コンポーネントが予定時刻に停止している場合、リフレッシュ・イベントは実行できません。
このコンポーネントが実行されている一般サービス管理(GSM)サービス・コンポーネント・コンテナの診断ログを表示するには、「View Log」ボタンをクリックします。ログには、このコンポーネントおよび同じコンテナに属する他のコンポーネントに関するログ・メッセージが含まれます。
構成パラメータの値または予定イベントを変更するには、「Edit」ボタンをクリックしてサービス・コンポーネント構成ウィザード内の該当ページにナビゲートします。
「Service Components」ページに戻るには、「OK」ボタンをクリックします。
Oracle Applications Managerを使用すると、サービス・コンポーネント・コンテナをGSM内で「Generic Service Component Container」タイプのサービス・インスタンスとして制御できます。
GSMサービス・インスタンスには、他のプロパティとともに稼働シフトを割り当てることができます。稼働シフトには、サービス・パラメータを関連付けることができます。サービス・コンポーネント・コンテナであるサービス・インスタンスの場合は、これらのサービス・パラメータがコンテナ全体に適用され、コンテナによる付属コンポーネントの管理方法が決定されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「Edit」>(B)「Edit Service Parameters」
「Edit Service Parameters」ページの「Edit Service Parameters」フィールドには、最初に、コンテナに指定できるサービス・パラメータがシード済のデフォルト値とともに表示されます。ほとんどの場合、これらの値を変更する必要はありません。ただし、オプションで「Edit Service Parameters」フィールドの値を選択して編集できます。
また、オプションで「Edit Service Parameters」フィールドからサービス・パラメータを削除することもできます。この場合、プロキシ設定パラメータを除くすべてのパラメータの値は、WF_RESOURCES表に格納されているグローバル設定から取得されます。WF_RESOURCES表内のデフォルト値は、「Edit Service Parameters」ページに表示される初期のデフォルト値と同じです。
「Edit Service Parameters」フィールドでは、サービス・パラメータ名と値をコロンで区切って次の書式で指定する必要があります。
<name1>=<value1>:<name2>=<value2>: . . . <nameN>=<valueN>
コンテナの場合は、次のサービス・パラメータを指定できます。
SVC_WRITE_DIAG_TO_GSM_LOG: 診断情報を常にGSMログ・ファイルに書き込む場合はYを指定します。デフォルト値はYです。ログの書込み先を指定のファイルにするか、ファイル未指定の場合にはデータベースにするかを「FND: デバッグ・ログ・ファイル名」(AFLOG_FILENAME)プロファイル・オプションで指定する場合は、Nを指定します。FND: デバッグ・ログ・プロファイル・オプションの詳細は、『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』を参照してください。
SVC_CONTAINER_LOOP_SLEEP: コンテナがGSMキューからの制御メッセージの読取りを完了した後、キュー内でメッセージを再チェックするまでに待機するスリープ時間を秒単位で指定します。デフォルトのスリープ時間は10秒です。
SVC_CONTAINER_READ_TIMEOUT: コンテナが最後のメッセージを処理した後にGSMキューを引き続きブロックする最大秒数を指定します。この期間が満了するまでに別のメッセージが受信されると、そのメッセージが処理されてタイムアウト期間が再び開始されます。タイムアウト期間が満了し、他のメッセージが受信されていない場合、コンテナではキューのブロックが停止し、スリープ時間が開始します。デフォルトのタイムアウト期間は10秒です。
SVC_CONTAINER_LOG_LEVEL: コンテナに関してログに記録される情報の詳細レベルを指定します。デフォルト値は5(エラー)です。有効なレベルは、最も詳細なレベルから順に次のとおりです。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
SVC_COMP_MONITOR_LOOP_SLEEP: コンテナが起動する必要のある自動コンポーネントを起動した後、自動コンポーネントを再チェックするまでに待機するスリープ時間を秒単位で指定します。デフォルト値は60秒です。
SVC_COMP_MONITOR_ONDEMAND_FREQ: コンテナが必要時コンポーネントの起動または停止が必要かどうかをチェックする頻度を決定する秒単位の間隔を指定します。このアクティビティは自動コンポーネントのモニタリングよりも高コストのため、通常はあまり頻繁に実行しません。デフォルト値は300秒です。
SVC_COMP_MAX_ERROR_COUNT: コンテナ・レベルの最大エラー数。コンテナ内の自動コンポーネントまたは必要時コンポーネントがエラーにより指定の回数だけ停止すると、そのコンポーネントのステータスが「System Deactivated」に設定され、コンテナはそのコンポーネントを自動的に再起動しなくなります。デフォルト値は5です。
オプションで、プロキシ設定用の次のサービス・パラメータを指定することもできます。このコンテナのコンポーネントがファイアウォールの外にあるWebコンテンツにプロキシ・サーバーを使用してアクセスする必要がある場合は、これらのパラメータを設定する必要があります。たとえば、メーラー・コンポーネントは、Eメール通知に含まれる外部Webコンテンツへのアクセスを必要とする場合があります。一般サービス・コンポーネント・フレームワークでは、これらのサービス・パラメータに設定した値を使用して関連Javaシステム・プロパティが設定されます。
SVC_PROXY_SET: 接続にプロキシを使用する必要があることを示すには、TRUEを指定します。デフォルト値はNONEです。
SVC_PROXY_HOST: プロキシのホスト・マシンを指定します。デフォルト値はNONEです。
SVC_PROXY_PORT: プロキシがリスニングするポートを指定します。デフォルト値はNONEです。
SVC_NONPROXY_HOSTS: プロキシ・サーバーを使用せずに、このコンテナ内のコンポーネントから直接アクセスする必要がある任意のホストを指定します。サービス・コンテナの起動時、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでは、このパラメータの値を使用してhttp.nonProxyHostsシステム・プロパティが設定されます。スペースを含まない縦線(|)で区切られたホストのリストを指定します。ホスト名には、ワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使用できます。次に例を示します。
*.us.example.com|*.example.org|*.example.net
注意: AutoConfigを使用してOracle E-Business Suiteインスタンスのプロキシ設定を指定する場合は、ここでプロキシ関連のサービス・パラメータを設定する必要はありません。この場合、プロキシ設定の管理に引き続きAutoConfigを使用することをお薦めします。
プロキシ関連のサービス・パラメータは、他の場所でプロキシ設定を使用していない場合にかぎり使用します。ただし、ワークフロー・メーラーやエージェント・リスナーなどのサービス・コンポーネントの場合には、このパラメータが必要となります。
「Service Status」ページを使用すると、コンテナのログ・レベルの変更など、サービス・コンポーネント・コンテナの実行を制御できます。ログ・レベルにより、ログに記録される情報量が制御されます。ここで選択したログ・レベルは、コンテナのログ・メッセージにのみ適用されることに注意してください。コンテナ内のコンポーネントごとに個別のログ・レベルを割り当てることができます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「View Status」
コンテナを起動するログ・レベルは、SVC_CONTAINER_LOG_LEVELサービス・パラメータの値により決定されます。このパラメータの値が定義されていない場合、ログ・レベルはWF_RESOURCES表に格納されているデフォルト設定から取得されます。デフォルトのコンテナ・ログ・レベルは「Error」で、これは推奨設定です。
コンテナが実行中の場合は、オプションで現在のセッションに対して異なるコンテナ・ログ・レベルを指定できます。ログ・レベルを変更するには、「Change Log Level To」プルダウン・メニューから必要なレベルを選択して「Go」ボタンをクリックします。最も詳細なレベルから順に次のようなログ・レベルがあり、そのいずれかを選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
「Service Status」ページに動的に設定したログ・レベルは、現在のコンテナ・セッション期間にのみ適用され、サービス・パラメータのコンテナに格納されたログ・レベルは変更されません。ログ・レベルを永続的に設定し、各新規セッションにおいてコンテナがこのログ・レベルで起動されるようにするには、「Edit Service Parameters」ページのSVC_CONTAINER_LOG_LEVELサービス・パラメータの値を編集します。「コンテナのサービス・パラメータの編集」を参照してください。
現在のセッションのログ・レベルが動的に変更されている場合、「Service Status」ページに現在コンテナで有効なログ・レベルが表示されないことがあります。しかし、「Service Components」ページまたは「Component Details」ページで「View Log」を選択することで、コンテナ・ログ・ファイルでいつでも現在のログ・レベルを確認できます。
カスタム・サービス・コンポーネントを作成する場合は、そのサービス・コンポーネントを管理するためのカスタム・コンテナを作成するように選択できます。コンテナは、Oracle Applications Managerで「Generic Service Component Container」タイプのGSMサービス・インスタンスとして作成します。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>コンテナ・リンク>(B)「Create New」
GSMサービス・インスタンスには、他のプロパティとともに稼働シフトを割り当てることができます。稼働シフトには、サービス・パラメータを関連付けることができます。サービス・コンポーネント・コンテナであるサービス・インスタンスの場合は、これらのサービス・パラメータがコンテナ全体に適用され、コンテナによる付属コンポーネントの管理方法が決定されます。カスタム・コンテナを作成する場合は、新規コンテナの実行方法を指定するために、新規サービス・インスタンスの稼働シフトについてサービス・パラメータを指定する必要があります。サービス・パラメータをシード済Oracle Workflowコンテナの1つから新規コンテナにコピーすると、サービス・パラメータを容易に入力できます。
カスタム・コンテナの作成後に、適切なサービス・コンポーネント構成ウィザードを使用してサービス・コンポーネントを割り当てることができます。付属のサービス・コンポーネントを実行するには、カスタム・コンテナが実行中であることを確認してください。
通知メーラーは、JavaMail APIを使用してOracle Workflow通知システムに対するEメールの送受信処理を実行するJavaプログラムです。1つ以上の通知メーラーを実装する必要があるのは、ワークフロー・ユーザーが通知の受信に「Worklist」WebページのみでなくEメールも使用させる場合のみです。
通知メーラー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。
Oracle Workflowには、「Workflow Notification Mailer」というシード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントが1つ用意されています。このメーラーのほとんどの構成パラメータは、デフォルト値に設定されています。その他に、AutoConfigを使用して入力できる必須パラメータがあります。インストール後は、Eメール受信ボックスのパスワードを入力するだけで、このメーラーの構成を完了できます。また、アウトバウンド・メッセージを送信するのみで、インバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化してこのメーラーの構成を完了します。通知メーラーで使用するメール・サーバーと「Business Event System」コンポーネントが設定されていて、「Workflow Notification Mailer」の属する「Workflow Mailer Service」コンテナが起動した場合、シード済通知メーラーの構成完了後にその実行が自動的に開始されます。
シード済の「Workflow Notification Mailer」の削除や、その名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、オプションで他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはこの通知メーラーの起動、停止、中断、再開やリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。
注意: Oracle Alertも「Workflow Notification Mailer」を使用して、アラートEメール・メッセージを送受信します。Oracle Alertを使用する場合、「Workflow Notification Mailer」の構成がアラート要件を満たしていることを確認します。『Oracle Alertユーザーズ・ガイド』の設定ステップに関する項を参照してください。
また、オプションで追加の通知メーラー・サービス・コンポーネントを作成することもできます。たとえば、特定のワークフロー項目タイプに属するメッセージや特定の項目タイプの特定のメッセージのインスタンスのみを処理する通知メーラーを作成できます。同一タイプのメッセージを処理する追加メーラーを作成してスループットを向上させることができます。
通知メーラーの相関関係IDによって、処理可能なメッセージが決定されます。
専用通知メーラーでは処理されない項目タイプのメッセージを処理できる汎用通知メーラーを作成するには、相関関係IDを空白のままにします。シード済の「Workflow Notification Mailer」は、汎用メーラーとして実行できるように相関関係IDが空白になっています。
通知メーラーを特定の項目タイプのメッセージ処理専用にするには、相関関係IDを、内部項目タイプ名の後にコロンとパーセント記号を付けたものに設定します。
通知メーラーを特定の項目タイプの特定のメッセージのインスタンス処理専用にするには、相関関係IDを、内部項目タイプ名の後にコロンと内部メッセージ名を付けたものに設定します。
注意: 汎用通知メーラーと専用通知メーラーを同時に実行する場合、専用通知メーラーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」であるかぎり、汎用通知メーラーで、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されることはありません。専用通知メーラーのステータスが「User Deactivated」や「Suspended」などの他のステータスである場合は、汎用通知メーラーにより、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されます。
メッセージ処理の整合性を確保するには、同一メッセージを処理可能なすべての通知メーラーが、特定のパラメータに対して同じ値を共有する必要があります。次の場合、複数のメーラーが同一メッセージを処理できます。
汎用メーラーがすべての専用メーラーと同時に実行される場合。
複数の汎用メーラーが同時に実行される場合。
同一の項目タイプまたはメッセージ定義に対して複数の専用メーラーが同時に実行される場合。
これらの場合、通知メーラーは次のパラメータに対して同じ値を共有する必要があります。
HTML Agent
Attach Images to Outbound E-mails
Attach Stylesheet to Outbound E-mail
Autoclose FYI
Direct Response
Reset NLS
Inline Attachments
All message template parameters
ただし、これらのメーラーでは「From Address」および「Reply-to Address」パラメータには別個の値を設定できます。各通知Eメール・メッセージのヘッダーには、メッセージ自体に通知メーラーのパラメータを上書きする特殊な#WFM_FROM and #WFM_REPLYTOメッセージ属性が定義されていないかぎり、実際にメッセージを送信した通知メーラーの「From Address」および「Reply-to Address」の値が含まれます。『Oracle Workflow開発者ガイド』の通知メーラーの属性に関する項を参照してください。
任意の通知メーラー・サービス・コンポーネントを、インバウンド・メッセージまたはアウトバウンド・メッセージのみを処理するように構成できます。インバウンドおよびアウトバウンド・メーラーに同一のメーラー・ノード名を割り当てることで、両者を相互に関連付けます。メーラー・ノード名は、どのインバウンド・メーラーが特定のアウトバウンド・メーラーによって送信されたアウトバウンド・メッセージへの受信応答を処理できるかを示します。
ロード・バランシングのために、オプションで同一ノード名を複数のメーラーに割り当てることができます。ただし、ノードのインバウンド処理を実行する各メーラーは、自身の受信ボックスを持っている必要があります。
同一メーラーでアウトバウンド処理とインバウンド処理の両方が有効化されている場合、このメーラーは両方のタイプの処理に対して自動的に同一ノード名を使用し、送信したアウトバウンド・メッセージに対する受信応答を処理できるようにします。オプションで、同一ノード名を共有する他の通知メーラーを作成することもできます。
アウトバウンド専用メーラーを作成しても、送信するアウトバウンド・メッセージへのEメール応答については応答処理を実行する場合、同じノード名を使用してインバウンド・メッセージ処理を実行する他のメーラーを少なくとも1つ作成する必要があります。このメーラーを作成しない場合、このアウトバウンド・メーラーから送信されたアウトバウンド・メッセージに対する受信応答を処理できるインバウンド・メーラーがなくなります。
インバウンドEメール応答処理なしでアウトバウンド・メッセージ処理のみを実装する場合は、アウトバウンド専用メーラーを構成し、対応するインバウンド・メーラーは作成しません。この場合は、Eメールによる応答を必要としない応答必須通知にメッセージ・テンプレートを使用するようにメーラーを構成し、かわりに「Notification Details」Webページから応答するように受信者に指示する必要があります。たとえば、「Workflow View From UI」メッセージ・テンプレートを使用して応答必須通知を送信するようにメーラーを構成できます。このテンプレートは、Oracle Workflowの「System: Mailer」項目タイプに用意されている代替テンプレートです。または、独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成することもできます。アウトバウンド専用メーラーは、引き続き標準メッセージ・テンプレートを使用して、応答を必要としないアウトバウンド要約通知や「For Your Information」(FYI)通知を送信できます。
インバウンド専用メーラーを作成するのは、アウトバウンド・メッセージ処理を実行する同一ノード名のメーラーを少なくとも1つ作成する場合のみです。同一ノード名を共有するアウトバウンド・メーラーがない場合、そのノード名でマークされる受信応答メッセージは存在しないため、インバウンド専用メーラーは処理するメッセージがありません。
異なる項目タイプまたはメッセージ定義の専用メーラーでは、異なるノード名を使用する必要があります。
カスタムの通知メーラー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Mailer Service」という通知メーラー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択できます。
現在、Oracle Workflowでは、アウトバウンド・メッセージ用のSimple Mail Transfer Protocol(SMTP)とインバウンド・メッセージ用のInternet Message Access Protocol(IMAP)をサポートしています。Oracle Workflow通知のEメール・メッセージを送信するにはSMTPサーバーを設定する必要があり、Eメール通知応答を受信するにはIMAPサーバーを設定する必要があります。ユーザーは各種のEメール・クライアントを使用してEメール通知を受信できますが、クライアントにおける通知の表示状態は各クライアントがサポートしている機能に応じて異なる場合があります。
注意: Oracle Workflowは、IMAPバージョン4(IMAP4)準拠のメール・サーバーをサポートしています。メール・サーバーでこのIMAPバージョンが使用されていることを確認してください。
通知メーラーを設定する手順は、次のとおりです。
SMTPメール・サーバーをアウトバウンド・メッセージの送信用に設定します。
オプションで、Simple Authentication and Security Layer(SASL)を介してサーバーに接続する際に認証が必要なSMTPサーバーを構成できます。Oracle Workflow通知メーラーでは、PLAIN、LOGINおよびDIGEST-MD5の認証機構がサポートされています。また、JavaMailバージョン1.4.xにパッチ9452181を適用した場合は、通知メーラーでMicrosoft NTLM認証機構もサポートされます。ご使用のSMTPサーバーでこれらの認証機構のいずれかを使用するよう構成するには、サーバーへの認証済接続を確立する際に通知メーラーで使用するユーザー名とパスワードを設定します。
複数の認証機構をサポートするようにSMTPサーバーを構成する場合、通知メーラーでは、サーバーのサポート対象機構のリストで最初に表示される機構が使用されます。したがって、通知メーラーで特定の機構を使用する必要がある場合は、この機構がサーバーのリストで最初に表示されていることを確認します。少なくとも、このサーバーについて最初にリストされている認証機構が、通知メーラーでサポートされる機構であることを確認する必要があります。
注意: PLAINまたはLOGINの認証機構を使用する場合は、サーバーに送信されるユーザー名とパスワードを暗号化するために、Secure Sockets Layer(SSL)を介してSMTPサーバーに接続することをお薦めします。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。DIGEST-MD5またはNTLMの認証機構を使用する場合は、SMTPサーバーにデータを送信する前に、JavaMail APIによりユーザー名とパスワードが暗号化されます。
インバウンド・メッセージを受信する必要がある場合は、通知メーラーのEメール・アカウントを持つIMAP4準拠のメール・サーバーを設定します。
通知メーラーでは、このEメール・アカウントに受信ボックス、処理済メッセージを格納するフォルダ、および破棄済メッセージを格納するフォルダの3つのフォルダが必要です。Eメール・アカウントにPROCESSおよびDISCARDという名前のフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによって自動的にこれら2つのフォルダが作成されます。オプションで、拡張構成ウィザードを使用して、通知メーラーに他のフォルダを指定できます。
注意: 通知メーラーを構成する前に手動でPROCESSおよびDISCARDフォルダを作成する場合は、Eメール・クライアントを使用してこれらのフォルダを作成します。通知メーラーは、Eメール・クライアント外部のコマンドライン・ツールを使用して作成されたフォルダにはアクセスできないことがあります。
ただし、通知メーラーの実行中に、Eメール・クライアントを使用して通知メーラーのEメール・アカウントにアクセスすることはできません。Eメール・クライアントは設定時にのみ使用します。
AutoConfigを使用して、インストール時にシード済の「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントに次の構成パラメータを入力します。AutoConfigの実行の詳細は、『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』の技術構成に関する項およびOracle E-Business Suite概要の技術構成ツールに関する項を参照してください。
SMTP Server
IMAP Server(インバウンド・メッセージを受信する必要がある場合)
受信ボックス・ユーザー名(インバウンド・メッセージを受信する必要がある場合)
Reply To E-mail Address(インバウンド・メッセージを受信する必要がある場合)
HTML Agent Name: このパラメータは、デフォルトでAutoConfigの「Applications Servlet Agent」パラメータに入力した値に設定されます。次の形式を使用します。
http://<server_name:port>/OA_HTML/
注意: 「SMTP Server」および「IMAP Server」パラメータを入力する場合は、各サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。
「IMAP Server」パラメータの場合、実際のホスト名を指定します。このパラメータの設定としてlocalhostを使用しないでください。
「SMTP Server」パラメータの場合、実際のホスト名を指定することをお薦めします。ただし、コンカレント・マネージャが実行されている各ホストの有効なドメインすべてにEメールを送信するようSMTPサーバーを確実に構成している場合は、「SMTP Server」パラメータの設定としてlocalhostを指定できます。コンカレント処理アクティビティがクラスタ・システム内の複数ノード全体に分配されるようにパラレル・コンカレント処理を実装している場合、すべてのノード上でSMTPサーバーを構成する必要があります。それ以外の場合は、コンカレント・マネージャにより、SMTPサーバーが構成されていないノード上でアウトバウンド通知メーラー処理の実行が試行されると、処理は失敗します。
オプションで、サーバーごとに使用するポート番号を指定できます。ポート番号を指定しない場合、通知メーラーにより、IMAPサーバーではポート143が、SMTPサーバーではポート25がデフォルトで使用されます。
「Workflow Configuration」ページで「Business Event Local System」のステータスが「Enabled」に設定されていることと、ビジネス・イベント・システムに必須のJOB_QUEUE_PROCESSESデータベース初期化パラメータが適切な値に設定されていることを確認します。「Business Event Local System」のステータスはデフォルトで「Enabled」に設定され、通常、このステータスを変更する必要はありません。ただし、通知処理が完了しない場合は、この作業環境値をチェックする必要があります。
(推奨)オプションで、「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションを、通知メーラーで通知に埋め込まれているOracle Application Frameworkリージョンのコンテンツ生成に使用する必要のあるWebサーバーのホストとポートに設定できます。このプロファイル・オプションを設定しない場合、通知メーラーでは「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」プロファイル・オプションで指定したものと同じWebエージェントが使用されます。ただし、負荷が分散されたWebサーバーでは、通知メーラーで通知内のOracle Application Frameworkコンテンツを表示できない場合があります。この場合、「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションを仮想ホストではなく物理ホストに設定します。「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」プロファイル・オプションは、サイトサイト・レベルで設定する必要があります。『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』のユーザー・プロファイル設定の概要に関する項を参照してください。
サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理するコンテナを起動する必要があります。シード済の「Workflow Notification Mailer」サービス・コンポーネントは、「Workflow Mailer Service」というコンテナに属していますが、同じく通知メーラー処理に必要なシード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントは「Workflow Agent Listener Service」というコンテナに属しています。この2つのコンテナが稼働中であることを確認する必要があります。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認してください。「Service Instances」ページを使用して、コンテナを一般サービス管理(GSM)のサービス・インスタンスとして起動します。
「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働中の場合は、「Workflow Deferred Notification Agent Listener」、「Workflow Error Agent Listener」および「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」というシード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが自動的に起動します。この3つは、通知メーラー処理に必要です。これらのエージェント・リスナーが稼働していることを確認してください。
通知メーラー構成ウィザードを使用して、通知メーラー・サービス・コンポーネントを構成します。「Basic Configuration」ページでは、必要最小限のパラメータを入力するだけで通知メーラーを迅速に構成できます。一方、拡張構成ウィザードでは、通知メーラーでメッセージを処理する方法を制御する追加パラメータを指定できます。
AutoConfigを介してシード済の「Workflow Notification Mailer」の構成パラメータを入力した場合は、Eメール受信ボックス用のパスワードを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了して実行を開始できます。AutoConfigを介してシード済メーラーのパラメータを入力しなかった場合は、SMTPサーバー、IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワード、返信先Eメール・アドレスを入力すれば、そのメーラーの構成を完了できます。シード済の「Workflow Notification Mailer」の場合、他のすべての構成パラメータは最初にデフォルト値に設定され、変更する必要はありません。ただし、オプションで選択して変更することはできます。
注意: IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワードおよび返信先Eメール・アドレスが必須となるのは、インバウンド・メッセージを受信する場合のみです。また、アウトバウンド・メッセージの送信のみが必要でインバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化すれば、「Workflow Notification Mailer」の構成を完了できます。
(オプション) デフォルトで、シード済の「Workflow Notification Mailer」では「Launch Summary Notifications」イベントが1日に1度要約通知を送信するように予定されています。オプションで、通知メーラー構成ウィザードを使用し、このイベントの予定の開始時刻と間隔を変更したり、「Launch Summary Notifications」イベントを通知メーラー・サービス・コンポーネント用に選択した間隔で予定作成できます。このイベントが処理されると、通知作業環境がSUMMARYまたはSUMHTMLに設定されている各ロールに要約通知が送信され、現在そのロールに対してオープンされている全通知がリストされます。
(オプション)交換するデータを暗号化するために、SSL(Secure Sockets Layer)を介してSMTPサーバーおよびIMAPサーバーに接続するように通知メーラーを構成できます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。
(オプション)オプションでHTML_DELIMITERという内部メーラー・パラメータを設定し、通知メーラーでHTML形式のEメール通知の応答テンプレート内の応答値を区切るために使用する文字を指定できます。HTML_DELIMITERパラメータの有効値は次のとおりです。
DEFAULT: 通知メーラーはデフォルトのデリミタを使用します。現在、開始デリミタおよび終了デリミタの両方として一重引用符が設定されています。HTML_DELIMITERパラメータ値がNullのままの場合も、デフォルトのデリミタが使用されます。
APOS: 通知メーラーは、開始デリミタおよび終了デリミタの両方として一重引用符またはアポストロフィ(')を使用します。この設定は、現在デフォルトと同じです。
QUOTE: 通知メーラーは、開始デリミタおよび終了デリミタの両方として二重引用符を使用します。
BRACKET: 通知メーラーは、開始デリミタとして左大カッコ([)を使用し、終了デリミタとして右大カッコ(])を使用します。
デリミタとして一重引用符を使用すると、一重引用符は受け付けるが、応答テンプレート・リンクの<A HREF="mailto:">タグの二重引用符を処理できないEメール・アプリケーションに対処できます。ただし、エスケープ文字を入力せずに応答値でアポストロフィまたは一重引用符を使用できるようにする必要がある場合、Eメール・アプリケーションでのサポートに応じて、二重引用符または大カッコをデリミタとして使用できます。『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』のHTML形式のEメール通知への応答に関する項を参照してください。
注意: HTML_DELIMITERパラメータが無効な値に設定されている場合、通知メーラーは起動時に例外を返します。この時点で作成された通知はすべて、かわりにデフォルトのデリミタで表示されます。
デフォルトでは、HTML_DELIMITERパラメータは値DEFAULTに設定されています。afsvcpup.sqlスクリプトを使用してこのパラメータ値を変更し、使用するデリミタを指定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部メーラー・パラメータの設定に関する項を参照してください。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_HTML_DELIMITERメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーはHTML_DELIMITERパラメータ値のかわりに#WFM_HTML_DELIMITER属性値を使用して、その通知に使用するデリミタを決定します。
注意: HTML_DELIMITERパラメータはHTML形式の通知の応答テンプレートのみを制御します。このパラメータは、プレーン・テキスト形式の通知には適用されません。
(オプション) シード済の「Workflow Notification Mailer」はデフォルトで「Automatic」起動モードを使用し、構成を完了すると自動的に起動します。通知メーラー・サービス・コンポーネントに「Manual」起動モードを選択した場合は、「Service Components」ページを使用して、その通知メーラーを起動します。また、このページを使用すると、任意の通知メーラー・サービス・コンポーネントを管理できます。
ワークフロー・エンジンは、通知メッセージを送信する必要があると判別すると、oracle.apps.wf.notification.sendというビジネス・イベント・システム内でイベントを呼び出します。Oracle Workflowには、このイベントへのシード済のサブスクリプションが用意されており、通知を所有するワークフロー・プロセスが続行できるように即時遅延として定義されています。このイベントは、標準WF_DEFERREDエージェントに置かれます。Oracle Workflowには、シード済のエージェント・リスナーである「Workflow Deferred Notification Agent Listener」が用意されており、このエージェント上で実行されて通知処理を続行します。このエージェント・リスナーは、遅延した通知イベントの処理専用です。
イベントがWF_DEFERREDからデキューされてサブスクリプションが処理される場合、サブスクリプションにはイベントのイベント・データが必要です。これにより、イベントの生成機能が実行されます。このイベントの生成機能により、次の処理が実行されます。
通知受信者ロールが1つのEメール・アドレスに解決されます。このアドレス自体がメール・リストの場合もあります。
受信者の通知作業環境がチェックされ、Eメール通知の要否と形式のタイプが判別されます。
データベース・セッションが、ディレクトリ・サービスに定義されている受信者ロールの優先言語と地域に切り替えられます。
適切なメッセージ・テンプレートを使用して、通知メッセージとオプションの添付のXML表現が生成されます。
最後に、サブスクリプションによりイベント・メッセージが標準のWF_NOTIFICATION_OUTエージェントに置かれます。
通知メーラー・サービス・コンポーネントは、Eメールで送信する必要のあるメッセージをWF_NOTIFICATION_OUTエージェントでポーリングします。通知メーラーはこのエージェントからメッセージをデキューするときに、Javaベースの通知フォーマッタを使用して通知のXML表現をMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)エンコード・メッセージに変換し、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)で送信します。
Eメール通知は、Oracle Workflow Builderで定義されているメッセージ・テンプレートに基づきます。Oracle Workflowでは、「System: Mailer」項目タイプに一連の標準テンプレートが用意されており、デフォルトで使用されます。標準テンプレートを変更することはお薦めしません。ただし、Workflow Builderを使用してカスタム項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成します。次に、特殊なメッセージ属性を定義することでこれらのテンプレートをワークフロー処理で特定の通知に割り当てます。この場合、通知に割り当てられたテンプレートにより、他のすべてのテンプレートが上書きされます。
Workflow Builderを使用して「System: Mailer」項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、これらのテンプレートをメーラー構成パラメータの特定の通知メーラー・サービス・コンポーネントに割り当てることもできます。メーラーに割り当てられたテンプレートにより、デフォルトの「System: Mailer」テンプレートが上書きされます。メッセージ属性によって通知用に特別に割り当てられたテンプレートがある場合でも、通知レベルのテンプレートにより、メーラーに割り当てられたテンプレートが上書きされます。
通知メーラーから受信者のEメール・アドレスにEメール通知を配信できない場合、次の処理が実行されます。
通知のメール・ステータスが「FAILED」に設定されます。このメール・ステータスは、例外によってこのEメール通知は配信されなかったが、メーラーによる他の通知の処理は妨げられていないことを示します。
Eメール・アドレスが無効なEメール・アドレス・リストに追加されます。不必要な処理を回避するために、各通知メーラーにはメッセージを配信できない送信先Eメール・アドレスのリストがあり、これらのアドレスにはそれ以上メッセージを送信しようとしません。かわりに、リストのアドレスへのその後の通知に対して、通知メーラーは単にメール・ステータスを直接「FAILED」に設定します。
注意: 各通知メーラーは、無効Eメール・アドレス・リストに最大100のEメール・アドレスを格納できます。リストがいっぱいのときに、さらに無効アドレスが発生した場合、通知メーラーはリストから最も古いアドレスを削除して、その場所に新規アドレスを追加します。また、通知メーラーはメーラーを終了および再起動するときに常にすべてのアドレスを削除することで、リストをクリアにします。
受信者の通知作業環境を「DISABLED」に変更します。不必要な処理を回避するために、受信者の通知作業環境が「DISABLED」に設定されている場合、Oracle Workflowはその受信者へのすべての通知の完全なXML表現を生成せず、通知メーラーはその受信者にEメール通知を送信しようとしません。かわりに、通信メーラーは単に、その通信のメール・ステータスを直接「FAILED」に設定します。また通知作業環境の変更によっても、Eメール通知が配信できないことがユーザーに示されます。ユーザーは障害の原因となった問題を修正して、ユーザーがEメール通知を受信できるように通知作業環境をリセットする必要があります。
通知をSYSADMINユーザーに送信し、Eメール通知を複数の受信者に送信できなかったこと、これらの受信者の通知作業環境が「DISABLED」に設定されていること、およびエラー原因の修正後にこれらの受信者の元の通知作業環境(リストされている)をリセットする必要があることを知らせます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のユーザー通知作業環境更新レポートのメッセージに関する項を参照してください。
個人ユーザーは、Oracle E-Business Suiteの「作業環境」ページを使用して、通知作業環境を手動でリセットできます。また、「ワークフロー・ディレクトリ・サービス「使用不能」通知作業環境のバルク・リセット」コンカレント・プログラムを実行し、複数ユーザーに対して通知作業環境を同時にリセットすることもできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラー・エラー処理に関する項を参照してください。
Eメールの問題を修正して「DISABLED」通知作業環境をリセットした後、「失敗/エラー・ワークフロー通知の再送」コンカレント・プログラムを実行して、前に送信できなかった未処理通知を再試行できます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラー・エラー処理に関する項を参照してください。
通知メーラーは、Internet Message Access Protocol(IMAP)を使用してユーザーからのEメール応答を処理することもできます。通知メーラーはJavaベースのEメール・パーサーを使用して各メッセージのテキストを解析し、そのXML表現を作成します。
通知メーラーは、応答メール・アカウントの3つのフォルダを応答処理に使用します。1つは受信メッセージの受信用、1つは処理済メッセージの格納用、1つは破棄済メッセージの格納用です。
通知メーラーによる応答メッセージの処理ステップは次のとおりです。
IMAPのEメール・アカウントにログインします。
受信ボックス・フォルダ内のメッセージをチェックします。メッセージが存在する場合、通知メーラーはそのメッセージを読み取り、NID行の通知ID(NID)とノードIDをチェックします。
メッセージが通知応答ではない(NID行がない)場合、通知メーラーはそのメッセージを廃棄フォルダに移動し、応答なしメッセージとして処理します。特定のEメール・アドレスからの最初の応答なしメッセージの場合、通知メーラーはメッセージ送信者に警告メッセージも送信します。ただし、バウンスしたメッセージや自動返信メッセージによる不必要な警告の送信を回避するために、各メーラー・ノードには応答なしメールの送信元Eメール・アドレスのリストが格納され、そのアドレスにはそれ以上警告メッセージが送信されません。かわりに、ノードが特定のアドレスから第2の応答なしメッセージを受信すると、通知メーラーはそのメッセージを破棄してoracle.apps.wf.mailer.unsolicitedイベントを呼び出します。第2の応答なしメッセージへの応答時に他のなんらかの処理を実行する場合は、オプションでこのイベントへのサブスクリプションを定義できます。以後の応答なしメッセージすべてについて、通知メーラーは単にそのメッセージを破棄します。
注意: 各メーラー・ノードでは、警告済リストに最大100件のEメール・アドレスを格納できます。リストがすでにいっぱいのときにノードが他のアドレスから応答なしメッセージを受信すると、通知メーラーはリストから最も古いアドレスを削除し、かわりに新規アドレスを追加します。また、通知メーラーは、最初の起動時に全アドレスを削除し、コンテナを停止して再起動するたびに再び全アドレスを削除してリストを消去します。このような場合、メーラーは警告済リストから削除されたアドレスからさらに応答なしEメールを受信すると、別の警告メッセージを送信する場合があります。
注意: オプションで「Send Warning for Unsolicited E-mail」メーラー・パラメータを使用して、通知メーラーが警告メッセージを送信しないようにすることができます。「通知メーラー構成ウィザード」を参照してください。
メッセージが別のノードに対する通知応答の場合、通知メーラーはメッセージを受信ボックスに残し、EメールのUnique Message ID(UID)を無視リストに追加します。
メッセージが現行ノードへの通知応答の場合、メッセージに現行ノードのノードIDを含むNID行があることを意味し、通知メーラーはそのメッセージを処理します。
ノードに属するメッセージの場合、通知メーラーは次のステップを実行します。
通知IDを取得します。
構成パラメータにタグが指定されている場合は、そのタグを参照し、メッセージがバウンス済かどうかをチェックします。メッセージがバウンス済の場合、通知メーラーはタグ・リストの指定に基づいて、通知のステータスを更新して以後の処理を停止します。
NID行に基づいて、この通知をOracle Workflowデータベース内でチェックします。
通知が存在しない場合、通知IDまたはNID行のアクセス・キーが無効であることを意味し、通知メーラーはそのメッセージを廃棄フォルダに移動します。NID行の書式が正しくない場合、通知メーラーはメッセージを廃棄フォルダに移動し、応答なしメッセージとして処理します。
通知が存在していてもクローズ済または取消済の場合、通知メーラーはそのメッセージを処理済フォルダに移動し、それぞれ「Workflow Closed Mail」または「Workflow Canceled Mail」メッセージを受信者ロールに送信します。
注意: オプションで「Send E-mails for Canceled Notifications」メーラー・パラメータを使用して、通知メーラーが通知取消メッセージを送信しないようにすることができます。「通知メーラー構成ウィザード」を参照してください。
インバウンド・メッセージがすでに回答済の詳細情報要求への応答であるか、またはメッセージが詳細情報応答としてフォーマットされているものの、この通知に対して要求された情報が存在しない場合、通知メーラーはこのメッセージを廃棄フォルダに移動し、「Workflow More Info Answered Mail」メッセージをこのメッセージの送信者に送信します。
通知が存在していてオープンの場合、通知メーラーはメッセージのXML表現を生成し、oracle.apps.wf.notification.receive.messageというイベントとして標準WF_NOTIFICATION_INエージェントに置きます。次に、完了通知のメッセージを処理済フォルダに移動します。
注意: 応答メッセージの文字コード体系にデータベース・コードセットとの互換性がないと、通知メーラーは応答を解析して応答値を認識できない場合があります。メール・クライアント内のメッセージの文字コード体系にデータベースのコードセットとの互換性があることを確認してください。
最後に、受信ボックスに他の未処理メッセージがなくなると、通知メーラーはEメール・アカウントからログアウトします。
Oracle Workflowには、「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」というシード済のエージェント・リスナーが用意されています。このリスナーはWF_NOTIFICATION_INエージェント上で実行され、そのエージェントに置かれた有効な応答メッセージの通知処理を続行します。イベント・メッセージがWF_NOTIFICATION_INからデキューされると、Oracle Workflowでは適切な通知応答機能をコールするシード済サブスクリプションが実行されます。この機能は、応答値をデータベースにある通知メッセージの応答属性の定義と照合して検証します。応答値が無効であるか、または応答値が含まれていない場合、通知メーラーは受信者ロールに「Workflow Invalid Mail」メッセージを送信します。また、詳細情報要求に対する応答が無効な場合、通知メーラーは受信者ロールに「Workflow Invalid Open Mail (More Information Request)」メッセージを送信します。応答が有効な場合は、通知応答機能により応答が記録され、通知が完了します。
通知メーラー構成ウィザードを使用して新規の通知メーラー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存の通知メーラー・サービス・コンポーネントの構成を編集します。通知メーラー構成ウィザードは「Basic Configuration」ページから開始します。このウィザードでは、必要最小限のパラメータを入力するだけで通知メーラーを迅速に構成できます。
「Basic Configuration」ページから拡張構成ウィザードにナビゲートして、通知メーラーでメッセージを処理する方法を制御する追加パラメータを指定することもできます。拡張構成ウィザードでは、一般属性と詳細属性の定義、Eメール・サーバーおよびメッセージ生成パラメータの定義、制御イベントのスケジュール、通常以外のメッセージにステータスを割り当てるためのタグの定義を行うことができます。
一部のパラメータは「Basic Configuration」ページと拡張構成ウィザードの両方に表示されます。「Basic Configuration」ページと拡張構成ウィザードの両方から、テスト・メッセージを送信できます。
注意: シード済の「Workflow Notification Mailer」を構成し、AutoConfigを介してこのメーラーの構成パラメータを入力した場合は、Eメール受信ボックス用のパスワードを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了できます。AutoConfigを介してシード済メーラーのパラメータを入力しなかった場合は、IMAPサーバー、SMTPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワード、返信先Eメール・アドレスのみを入力するだけで、そのメーラーの構成を完了できます。シード済の「Workflow Notification Mailer」の場合、他のすべての構成パラメータは最初にデフォルト値に設定され、変更する必要はありません。ただし、オプションで選択して変更することはできます。
注意: IMAPサーバー、Eメール受信ボックスのユーザー名、Eメール受信ボックスのパスワードおよび返信先Eメール・アドレスが必須となるのは、インバウンド・メッセージを受信する場合のみです。また、アウトバウンド・メッセージの送信のみが必要でインバウンド・メッセージを受信する必要がない場合は、単にインバウンド処理を無効化すれば、「Workflow Notification Mailer」の構成を完了できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Notification Mailer」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Notification Mailer」ステータス・アイコン>(B)「Edit」
このページを使用すると、1つのページに必要最小限のパラメータを入力するだけで、通知メーラーを迅速に構成できます。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。
Name: サービス・コンポーネント名。これは一意の名称である必要があります。シード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントの名称は「Workflow Notification Mailer」で、この値は変更できません。
Server Name: アウトバウンドSMTPメール・サーバー名。SMTPサーバーの場合、実際のホスト名を指定することをお薦めします。ただし、コンカレント・マネージャが実行されている各ホストの有効なドメインすべてにEメールを送信するようSMTPサーバーを確実に構成している場合は、このパラメータの設定としてlocalhostを指定できます。コンカレント処理アクティビティがクラスタ・システム内の複数ノード全体に分配されるようにパラレル・コンカレント処理を実装している場合、すべてのノード上でSMTPサーバーを構成する必要があります。それ以外の場合は、コンカレント・マネージャにより、SMTPサーバーが構成されていないノード上でアウトバウンド通知メーラー処理の実行が試行されると、処理は失敗します。また、構成を保存する場合は、Oracle Workflow Managerにより、Web層ホスト内からのSMTPサーバーへの接続がテストされます。そのため、アウトバウンド・サーバー名をlocalhostに設定する場合は、SMTPサーバーがWeb層ホストでも構成されていることを確認する必要があります。
オプションで、このサーバーで使用するポート番号を指定できます。ポート番号を指定しない場合、通知メーラーにより、ポート25がデフォルトで使用されます。サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。
例: mysmtpserver.mycompany.com:25
Username: 認証が必要なアウトバウンドSMTPサーバーを構成する場合、通知メーラーでSMTPサーバーへの接続に使用するアカウントのユーザー名を入力します。
Password: 認証が必要なアウトバウンドSMTPサーバーを構成する場合、「Username」パラメータで指定したアカウントのパスワードを入力します。パスワード値は画面にアスタリスクで示され、暗号化された形式で格納されます。
Outbound SSL Enabled: このパラメータを選択して、通知メーラーがSSL(Secure Sockets Layer)を使用してSMTPサーバーに接続できるようにします。非SSL接続を使用する場合は、このパラメータの選択を解除します。
注意: SSLを有効化すると、デフォルトで通知メーラーはポート465を介してSMTPサーバーに接続します。オプションで、「Outbound E-mail Account (SMTP): Server Name」パラメータのSMTPサーバー名とともに別のポート番号を指定できます。
SSLを使用する前に、追加の設定ステップも完了する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。
Inbound Processing: この通知メーラーでのインバウンドEメール処理を有効化する場合に、このパラメータを選択します。この通知メーラーでのインバウンドEメール処理を無効化して、通知メーラーをアウトバウンド処理専用にする場合は、このパラメータの選択を解除します。
インバウンド処理を無効化する場合は、他のインバウンド・パラメータを空白にできます。
Server Name: インバウンドIMAPメール・サーバー名。サーバーの実際のホスト名を指定する必要があることに注意してください。このパラメータの設定としてlocalhostを使用しないでください。オプションで、そのサーバー上で使用するポート番号を指定できます。ポート番号を指定しない場合、通知メーラーではデフォルトでポート143が使用されます。サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。
例: myimapserver.mycompany.com:143
Username: 通知メーラーがEメール・メッセージの受信に使用するメール・アカウントのユーザー名。
Password: 「Username」パラメータで指定したメール・アカウントのパスワード。パスワード値は画面にアスタリスクで示され、暗号化された形式で格納されます。
Reply-To Address: 受信メッセージを受信するEメール・アカウントのアドレス。このアドレスに通知応答を送信する必要があります。この値は、RFC822に完全に準拠したEメール・アドレスでなければなりません。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_REPLYTOメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーでは、「Reply-To Address」パラメータ値のかわりに、そのメッセージの返信先アドレスとして#WFM_REPLYTO属性値が使用されます。
注意: インバウンド処理が有効化されている場合、デフォルトでは、Oracle Workflowはメッセージ・ヘッダーの「From」フィールドに表示される「From」パラメータをReply-to Addressの名前の一部に設定します。たとえば、Reply-to AddressがWorkflow@mycompany.comの場合、通知メーラーは「From」パラメータを「Workflow」に設定します。
インバウンド処理が無効化されている場合、デフォルトでは、Oracle Workflowは「Reply-To Address」パラメータと「From」パラメータの両方をnobody@<server_name>に設定します。<server_name>はアウトバウンドSMTPメール・サーバーの名前です。
別の「From」値を指定するには、拡張構成ウィザードにナビゲートします。
Inbound SSL Enabled: このパラメータを選択して、通知メーラーがSSLを使用してIMAPサーバーに接続できるようにします。非SSL接続を使用する場合は、このパラメータの選択を解除します。
注意: SSLを有効化すると、デフォルトで通知メーラーはポート993を介してIMAPサーバーに接続します。オプションで、「Inbound E-mail Account (IMAP): Server Name」パラメータのIMAPサーバー名とともに別のポート番号を指定できます。
SSLを使用する前に、追加の設定ステップも完了する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。
注意: 通知メーラーは、IMAPメール・アカウントに受信ボックス、処理済メッセージを格納するフォルダ、および破棄済メッセージを格納するフォルダの3つのフォルダが必要です。インバウンド処理を有効化した場合に、「Username」パラメータで指定したメール・アカウントにPROCESSおよびDISCARDという名前のフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによって自動的にこれら2つのフォルダが作成されます。通知メーラーに他のフォルダを指定するには、拡張構成ウィザードにナビゲートします。
注意: インバウンド処理が有効化されている場合、通知メーラーは、応答を必要とするEメール通知のデフォルト・メッセージ・テンプレートとして「Workflow Open Mail(Templated)」メッセージを使用します。このメッセージは、Eメールによる応答送信の応答テンプレートを提供します。インバウンド処理が無効化されている場合、通知メーラーは、応答を必要とするEメール通知のデフォルト・メッセージ・テンプレートとして「Workflow Open Mail(Outlook Express)」メッセージを使用します。このメッセージは、「Notification Details」ページに応答を入力するHTML通知にリンクを提供します。他のメッセージ・テンプレートを指定するには、拡張構成ウィザードにナビゲートします。
「Workflow Open Mail(Outlook Express)」メッセージのプレーン・テキスト・バージョンでは、Eメールによって応答を要求することに注意してください。インバウンド処理を無効化する場合、ユーザーにMAILTEXTまたはMAILATTHの通知作業環境が設定されていないことを確認します。または、インバウンド処理を無効化してユーザーにプレーン・テキストによる通知を受信させる場合には、拡張構成ウィザードを使用して、「Notification Details」Webページから応答するように受信者に指示するメッセージ・テンプレート(標準の「Workflow View From UI」メッセージ・テンプレートまたはカスタム・メッセージ・テンプレートなど)を指定します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
この構成を保存するには、「Apply」ボタンをクリックします。
テスト・メッセージを送信するには、「Test Mailer」ボタンをクリックします。「Test Notification Mailer」ページで、メッセージの送信先となる受信者ロールを選択し、「Send Test Message」ボタンをクリックします。
注意: テスト・メッセージを正常に送信するには、有効なEメール・アドレスが定義されている受信者ロール、または有効なEメール・アドレスが定義されているメンバーを持つ受信者ロールを選択する必要があります。受信者ロールには、個別のEメール通知を含む通知作業環境も設定されている必要があります。
通知メーラーに上書きEメール・アドレスを設定した場合、「Test Notification Mailer」ページにこのアドレスが表示されます。この場合、テスト・メッセージは受信者ロールのEメール・アドレスではなく、上書きアドレスに送信されます。ただし、この場合でも、受信者ロールを選択して通知メーラーがテスト・メッセージを送信できるようにする必要があります。「サービス・コンポーネント詳細の検討」を参照してください。
Oracle Workflowにより、受信者ロールに2つのテスト・メッセージが送信されます。1つはPL/SQLを使用して作成されたコンテンツを含むメッセージであり、もう1つはOracle Application Frameworkコンテンツを含むメッセージです。受信者ロールのEメール・アカウントをチェックしてテスト・メッセージを表示し、確認応答で返信します。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装していない場合は、Eメールでアウトバウンド・メッセージを表示してから「Worklist」ページを使用してテスト・メッセージに応答します。両方のテスト・メッセージを確認すると、インバウンド応答Eメールが通知メーラーによって正常に処理されたことを示す確認メッセージが、Oracle Workflowから同じ受信者ロールに送信されます。
テスト・メッセージまたは応答確認メッセージが受信されないか、メッセージ・コンテンツが正しく表示されない場合は、メール・サーバーやメーラー構成パラメータなどの通知メーラー設定をチェックします。特に、Oracle Application Frameworkコンテンツが正しく表示されない場合は、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」の各プロファイル・オプションをチェックするとともに、拡張構成ウィザードで「Framework User」、「Framework Responsibility」、「Framework Application ID」および「Framework URL timeout」の各パラメータをチェックします。「通知メーラーの設定」および「Message Generation」を参照してください。
注意: Oracle Workflow では、「System: Tests」(WFTESTS)項目タイプでPLSQL/OAフレームワーク応答テスト・プロセスを起動することにより、テスト・メッセージを送信します。この項目タイプは$FND_TOP/import/<lang>サブディレクトリにあるwftstmlr.wftというファイルに格納されています。オプションでステータス・モニターを使用し、テスト・プロセスのステータスをチェックします。
拡張構成ウィザードでこの通知メーラーに追加パラメータを設定するには、「Advanced」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。
ID: サービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: サービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネント名。これは一意の名前である必要があります。通知メーラーが実行中でない場合のみ、名前を編集できます。シード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントの名前は「Workflow Notification Mailer」で、この値は変更できません。
Startup Mode: サービス・コンポーネントの起動モードとして「Automatic」、「Manual」または「On-Demand」を選択します。通知メーラーが実行中でない場合のみ、起動モードを編集できます。シード済の「Workflow Notification Mailer」にはデフォルトで「Automatic」起動モードが割り当てられますが、この値はオプションで変更できます。
Container Type: このサービス・コンポーネントが属するコンテナ・タイプ。コンテナ・タイプは常に「Oracle Applications Generic Service Management」(Oracle Applications GSM)です。
Inbound Agent: インバウンド処理用のビジネス・イベント・システム・エージェント。通知メーラー・サービス・コンポーネント用のインバウンド・エージェントは、常にWF_NOTIFICATION_INです。
Outbound Agent: アウトバウンド処理用のビジネス・イベント・システム・エージェント。通知メーラー・サービス・コンポーネント用のアウトバウンド・エージェントは、常にWF_NOTIFICATION_OUTです。
Correlation ID: 通知メーラーで処理可能なメッセージを決定する相関関係IDを入力します。
専用通知メーラーでは処理されない項目タイプからメッセージを処理できる汎用通知メーラーを作成するには、相関関係IDを空白のままにします。シード済の「Workflow Notification Mailer」は、すべてのメッセージを処理する汎用メーラーとして実行できるように相関関係IDが空白になっています。この設定を変更することはできません。
通知メーラーを特定の項目タイプのメッセージ処理専用にするには、相関関係IDを、内部項目タイプ名の後にコロンとパーセント記号を付けたものに設定します。形式は次のとおりです。
<item_type_name>:%
次に例を示します。
WFDEMO:%
通知メーラーを特定の項目タイプの特定のメッセージのインスタンス処理専用にするには、相関関係IDを、内部項目タイプ名の後にコロンと内部メッセージ名を付けたものに設定します。形式は次のとおりです。
<item_type_name>:<message_name>
次に例を示します。
WFDEMO:APPROVE_REQUISITION
通知メーラーを特定の項目タイプまたはメッセージ定義専用にすることにより、関連メッセージのスループットを向上させることができます。
専用通知メーラーと汎用通知メーラーのコンポーネントは、どちらも相互に互換性があります。必要に応じて、複数の専用通知メーラーと汎用通知メーターを同時に実行できます。この場合、専用通知メーラーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」であるかぎり、汎用通知メーラーで、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されることはありません。専用通知メーラーのステータスが「User Deactivated」や「Suspended」などの他のステータスである場合は、汎用通知メーラーにより、専用通知メーラーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されます。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。
ID: サービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: サービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネントに対して定義済の名称が構成ウィザードに表示されます。
Container: サービス・コンポーネントが属するコンテナ。Oracle Workflowには、通知メーラー・サービス・コンポーネント用に「Workflow Mailer Service」というコンテナが用意されています。
Maximum Idle Time: サービス・コンポーネントに「On-Demand」起動モードを選択した場合は、サービス・コンポーネントが停止するまでにアイドル状態を維持できる最大時間を分単位で入力します。この方法で停止された必要時コンポーネントは、新規メッセージの処理に再び必要になった時点でコンテナにより再起動されます。
Max Error Count: コンテナにより停止されてステータスが「Stopped with Error」に変更されるまでにサービス・コンポーネントで発生可能な連続エラー数。エラーが解決されて処理を続行できるようになると、エラー数がリセットされます。最大エラー数のデフォルト値は10です。
Inbound Thread Count: この通知メーラーによるインバウンド・メッセージ処理を有効化するには、インバウンド処理のスレッド数を1に設定します。この通知メーラーのインバウンド・メッセージ処理を無効化してアウトバウンド処理専用にするには、0(ゼロ)を選択します。「Basic Configuration」ページで「Inbound Processing」パラメータが選択されている場合、インバウンド・スレッド数は1に設定され、「Inbound Processing」パラメータの選択が解除されている場合、インバウンド・スレッド数は0に設定されます。
Eメール受信ボックスにアクセスできるスレッドは1度に1つのみであるため、1より大きいインバウンド・スレッド数は設定できません。この通知メーラーのインバウンド・メッセージ処理を無効化してもEメール応答処理は実行する場合、インバウンド・メッセージ処理を実行するのと同じノード名を指定して別の通知メーラーを少なくとも1つ作成する必要があります。このように作成しない場合は、このアウトバウンド・メーラーから送信されるアウトバウンド・メッセージへの受信応答を処理できるインバウンド・メーラーがなくなります。
Outbound Thread Count: この通知メーラーと同時に実行するアウトバウンド処理スレッドの数を指定します。アウトバウンド・スレッド数は、送信する必要のあるアウトバウンド・メッセージの量に応じて1以上の値に設定できます。この通知メーラーのアウトバウンド・メッセージ処理を無効化してインバウンド処理専用にするには、0(ゼロ)を指定します。この通知メーラーのアウトバウンド・メッセージ処理を無効化する場合は、同じノード名を指定して専用のアウトバウンド通知メーラーを1つ以上作成する必要があります。このように作成しない場合は、そのノード名でマーク付けされるインバウンド応答メッセージがなくなり、このインバウンド・メーラーで処理するメッセージがなくなります。アウトバウンド・スレッド数のデフォルト値は1です。
Log Level: サービス・コンポーネント・コンテナのログに記録する情報の詳細レベルを選択します。推奨ログ・レベルは、デフォルト値の「Error」です。通常、ログ・レベルの変更が必要になるのは、デバッグ用にさらに詳細な情報を記録する場合のみです。次のレベルから選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
Processor Read Wait Timeout: サービス・コンポーネントの処理スレッドが、割り当てられたキューにある最後のメッセージを読み取ってからタイムアウトになるまでに待機を続ける秒数を指定します。この時間が満了する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージが処理されてタイムアウト期間が再び開始します。タイムアウト期間が満了し、他に受信したメッセージがなければ、サービス・コンポーネントは読取りを停止してスリープ時間が開始します。通知メーラーのデフォルトの読取りタイムアウト期間は10秒です。
Processor Min Loop Sleep: サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の満了後にキューでメッセージを再チェックするまで待機する最小スリープ時間を秒単位で指定します。通知メーラーのデフォルトの最小スリープ時間は5秒です。
Processor Max Loop Sleep: メッセージが受信されていないときの読取り試行間のスリープ時間を延長する場合に、最大スリープ時間を秒単位で指定します。最大スリープ時間に最小スリープ時間よりも大きい秒数を指定すると、サービス・コンポーネントはキューからのメッセージ読取りを完了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でメッセージが読み取られないと、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することによりパフォーマンスを改善できます。また、このパラメータに0(ゼロ)を指定し、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。通知メーラーのデフォルトの最大スリープ時間は60秒です。
Processor Error Loop Sleep: サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまで待機するスリープ時間を秒単位で指定します。通知メーラーのデフォルトのエラー・スリープ時間は60秒です。
Processor Close on Read Timeout: 読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に、サービス・コンポーネントの接続をクローズするように指定する場合、このパラメータを選択します。処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
このパラメータを選択すると、通知メーラーでIMAP受信ボックスまたはデータベースからのメッセージが読取りタイムアウト期間の終了前に読み取れない場合、それぞれIMAPサーバーまたはSMTPサーバーとのセッションがクローズされます。たとえば、外部プロセスがIMAP受信ボックスにアクセスしている場合、通知メーラーによる受信ボックスの読取りまたはアクセスがしばらくの間実行できないことがあります。この場合、通知メーラーで既存の接続をクローズし、しばらく待機してから新しい接続を再確立するとよくなる可能性があります。また、一部のIMAPサーバーでアイドル状態のセッションがタイムアウトし、無効になる場合もあります。この場合も、通知メーラーで既存の接続をクローズし、新しい接続を再確立します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
このページでは、通知メーラーのEメール・サーバー・パラメータを定義できます。一部のパラメータはすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。通知メーラーが現在実行中の場合は、「Next」ボタンを選択すると「Refresh」アイコンでマークされたパラメータが即時にリフレッシュされます。
Mailer Node Name: この通知メーラーで使用されるノード識別子名。ノード名は8文字以内で、空白や左大カッコ([)、右大カッコ(])、スラッシュ(/)またはアット・マーク(@)を含めることはできません。ノード名は送信通知IDとともにアウトバウンド・メッセージに含まれ、インバウンド・メッセージではそのメッセージを処理する必要のある通知メーラーの識別に使用されます。インバウンドとアウトバウンドのスレッド数パラメータを使用してインバウンドまたはアウトバウンド処理専用の通知メーラーを作成する場合は、1つ以上のアウトバウンド・メーラーと1つのインバウンド・メーラーに同じノード名を割り当てていることを確認する必要があります。これにより、アウトバウンド・メーラーから送信されたメッセージへの応答をインバウンド・メーラーで処理できます。ロード・バランシングのために、オプションで複数のメーラーに同じノード名を割り当てることができます。ただし、あるノードのインバウンド処理を実行するメーラーは、それぞれ独自の受信ボックスが必要です。デフォルトのノード名はWFMAILです。
注意: 各ノードのノード名は一意である必要があります。ただし、複数のメーラーが同じノードを共有できます。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_NODENAMEメッセージ属性が定義されている場合、アウトバウンド通知メーラーでは、メッセージ送信時に「Mailer Node Name」メーラー・パラメータ値のかわりに、#WFM_NODENAME属性値が使用されます。
Email Parser: テンプレート応答方法に従ってフォーマットされた受信通知応答Eメールの解析と、応答用XML文書の作成に使用されるJavaクラス。「Direct Response」パラメータの選択が解除されている場合、通知メーラーはこのパーサーを使用します。Oracle Workflowのデフォルトの標準Eメール・パーサーは、oracle.apps.fnd.wf.mailer.TemplatedEmailParserです。通常、この値を変更する必要はありません。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
注意: 「Direct Response」パラメータが選択されている場合、「Email Parser」パラメータの値を変更する必要はありません。「Direct Response」パラメータが選択されている場合、通知メーラーは自動的に代替Eメール・パーサーに切り替わります。
Alternate Email Parser: 直接応答方法に従ってフォーマットされた受信通知応答Eメールの解析と、応答用XML文書の作成に使用されるJavaクラス。「Direct Response」パラメータの選択されている場合、通知メーラーはこのパーサーを使用します。Oracle Workflowのデフォルトの代替Eメール・パーサーは、oracle.apps.fnd.wf.mailer.DirectEmailParserです。通常、この値を変更する必要はありません。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
注意: 「Direct Response」パラメータの選択が解除されている場合、「Alternate Email Parser」パラメータの値を変更する必要はありません。「Direct Response」パラメータの選択が解除されている場合、通知メーラーは自動的に標準Eメール・パーサーに切り替わります。
Expunge Inbox on Close: 通知メーラーが受信ボックス・フォルダをクローズするときに、このフォルダから削除済メッセージをパージするには、このパラメータを選択します。このパラメータを選択しない場合、Eメール・アプリケーションを使用して手動で消去するまで、廃棄または処理済フォルダに移動されたメッセージのコピーが受信ボックスに削除済状態で残ります。
Inbound Protocol: 現在、Oracle Workflowでは、インバウンドEメール用のIMAPプロトコルをサポートしています。
Inbound Server Name: インバウンド・メール・サーバー名。サーバーの実際のホスト名を指定する必要があることに注意してください。このパラメータの設定としてlocalhostを使用しないでください。オプションで、そのサーバー上で使用するポート番号を指定できます。ポート番号を指定しない場合、通知メーラーではデフォルトでポート143が使用されます。サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。
例: myimapserver.mycompany.com:143
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値を入力します。
Username: 通知メーラーがEメール・メッセージの受信に使用するメール・アカウントのユーザー名。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値を入力します。
Password: 「Username」パラメータで指定したメール・アカウントのパスワード。パスワード値は画面にアスタリスクで示され、暗号化された形式で格納されます。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値を入力します。
Inbox Folder: 通知メーラーによるインバウンド・メッセージの受信元となるフォルダの名前。この値には大/小文字区別がありません。デフォルト値はINBOXです。受信ボックスは、処理済フォルダおよび廃棄フォルダとは別にする必要があります。インバウンド処理を実行する通知メーラーごとに、専用の個別受信ボックスが必要です。
注意: 通常、通知メーラー処理には専用のメール・アカウントを使用します。通知メーラー用のメール・アカウントを他の用途にも使用する場合は、そのアカウント内に通知メーラー宛のインバウンド・メッセージを置くフォルダを作成し、そのフォルダを「Inbox Folder」パラメータで指定する必要があります。それ以外の場合、通知メーラーは通常の受信ボックスにあるメッセージをすべて処理し、通知応答ではないメッセージを破棄しようとします。ただし、通知メーラーの受信ボックス・フォルダとして使用する別フォルダを指定する場合は、通常の受信ボックスからそのフォルダにメッセージを手動で移動する必要があります。メール・プログラムによっては、メール・アカウントにフィルタを作成し、このようなメッセージを自動的に移動できる場合があります。別フォルダの作成には、Eメール・クライアントを使用します。Eメール・クライアント外部にあるコマンドライン・ツールを使用して作成されたフォルダには、通知メーラーがアクセスできない場合があります。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
Inbound Connection Timeout: 通知メーラーがインバウンド・サーバーへの接続を確立するまでの待機がタイムアウトになるまでの最大秒数。通知メーラーのデフォルトのインバウンド接続タイムアウト時間は120秒です。
Inbound Message Fetch Size: 通知メーラーが1度に受信ボックスからフェッチできる最大メッセージ数。デフォルトのインバウンド・メッセージ・フェッチ・サイズは100メッセージです。
Maximum Ignore List Size: 通知メーラーが無視リストに保存できる最大通知ID数。この値は、この通知メーラーがこれ以上通知IDの処理を試行しないことを示します。たとえば、メーラーがある通知を処理中に接続エラーが発生した場合、この通知IDは一時的に無視リストに追加され、次回受信フォルダがクローズされたときにリストから削除されます。デフォルトの最大無視リスト・サイズは1000です。通常、この値を変更する必要はありません。
注意: 無視リストがすでにいっぱいのときに、受信ボックスで無視する追加メッセージが見つかった場合、通知メーラーはリストから最も古い通知IDを削除し、かわりに新しい通知IDを追加します。
Inbound SSL Enabled: このパラメータを選択して、通知メーラーがSSLを使用してIMAPサーバーに接続できるようにします。非SSL接続を使用する場合は、このパラメータの選択を解除します。
注意: SSLを有効化すると、デフォルトで通知メーラーはポート993を介してIMAPサーバーに接続します。オプションで、「Inbound Server Name」パラメータのIMAPサーバー名とともに別のポート番号を指定できます。
SSLを使用する前に、追加の設定ステップも完了する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。
Outbound Protocol: 現在、Oracle Workflowでは、アウトバウンドEメール用のSMTPプロトコルをサポートしています。
Outbound Server Name: アウトバウンド・メール・サーバー名。SMTPサーバーの場合、実際のホスト名を指定することをお薦めします。ただし、コンカレント・マネージャが実行されている各ホストの有効なドメインすべてにEメールを送信するようSMTPサーバーを確実に構成している場合は、このパラメータの設定としてlocalhostを指定できます。コンカレント処理アクティビティがクラスタ・システム内の複数ノード全体に分配されるようにパラレル・コンカレント処理を実装している場合、すべてのノード上でSMTPサーバーを構成する必要があります。それ以外の場合は、コンカレント・マネージャにより、SMTPサーバーが構成されていないノード上でアウトバウンド通知メーラー処理の実行が試行されると、処理は失敗します。また、構成を保存する場合は、Oracle Workflow Managerにより、Web層ホスト内からのSMTPサーバーへの接続がテストされます。そのため、アウトバウンド・サーバー名をlocalhostに設定する場合は、SMTPサーバーがWeb層ホストでも構成されていることを確認する必要があります。
オプションで、このサーバーで使用するポート番号を指定できます。ポート番号を指定しない場合、通知メーラーにより、ポート25がデフォルトで使用されます。サーバーを<server_name>[:<port_number>]形式で指定します。
例: mysmtpserver.mycompany.com:25
このメーラー用のアウトバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値を入力します。
Username: 認証が必要なアウトバウンドSMTPサーバーを構成する場合、通知メーラーでSMTPサーバーへの接続に使用するアカウントのユーザー名を入力します。
Password: 認証が必要なアウトバウンドSMTPサーバーを構成する場合、「Username」パラメータで指定したアカウントのパスワードを入力します。パスワード値は画面にアスタリスクで示され、暗号化された形式で格納されます。
Test Address: このパラメータは、通知メーラーの「Component Details」ページで利用可能な上書きEメール・アドレスによって置き換えられました。「サービス・コンポーネント詳細の検討」を参照してください。
Outbound Connection Timeout: 通知メーラーがアウトバウンド・サーバーへの接続を確立するまでの待機がタイムアウトになるまでの最大秒数。通知メーラーのデフォルトのアウトバウンド接続タイムアウト時間は120秒です。
Outbound SSL Enabled: このパラメータを選択して、通知メーラーがSSL(Secure Sockets Layer)を使用してSMTPサーバーに接続できるようにします。非SSL接続を使用する場合は、このパラメータの選択を解除します。
注意: SSLを有効化すると、デフォルトで通知メーラーはポート465を介してSMTPサーバーに接続します。オプションで、「Outbound Server Name」パラメータのSMTPサーバー名とともに別のポート番号を指定できます。
SSLを使用する前に、追加の設定ステップも完了する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のSSLを介したメール・サーバーへの接続に関する項を参照してください。
Processed Folder: 通知メーラーにより正常に処理された通知メッセージが置かれるメール・フォルダの名称。この値には大/小文字区別がありません。処理済フォルダは、受信ボックスおよび廃棄フォルダとは別にする必要があります。
このパラメータのデフォルト値はPROCESSです。「Basic Configuration」ページでインバウンド処理が有効化されていて、指定したメール・アカウントに「PROCESS」というフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによってこのアカウントにこの名前のフォルダが自動的に作成されます。
オプションで、このパラメータの別のフォルダ名を指定することもできます。この場合、Eメール・クライアントを使用してフォルダを作成します。通知メーラーは、Eメール・クライアント外部のコマンドライン・ツールを使用して作成されたフォルダにはアクセスできないことがあります。
注意: 通知メーラーは、処理済フォルダ内のメッセージの追加処理は実行しません。必要に応じて、Eメール・アプリケーションを使用して、これらのメッセージを確認、バックアップまたは削除できます。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
Discard Folder: 通知メッセージとして認識されていない受信メッセージが置かれるメール・フォルダの名称。この値には大/小文字区別がありません。廃棄フォルダは、受信ボックスおよび処理済フォルダとは別にする必要があります。
このパラメータのデフォルト値はDISCARDです。「Basic Configuration」ページでインバウンド処理が有効化されていて、指定したメール・アカウントに「DISCARD」というフォルダがない場合、通知メーラーの基本構成の完了時に、Oracle Workflowによってこのアカウントにこの名前のフォルダが自動的に作成されます。
オプションで、このパラメータの別のフォルダ名を指定することもできます。この場合、Eメール・クライアントを使用してフォルダを作成します。通知メーラーは、Eメール・クライアント外部のコマンドライン・ツールを使用して作成されたフォルダにはアクセスできないことがあります。
注意: 通知メーラーは、廃棄フォルダ内のメッセージの追加処理は実行しません。必要に応じて、Eメール・アプリケーションを使用して、これらのメッセージを確認、バックアップまたは削除できます。
このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
Allow Forwarded Response: 他のロールから転送されたEメール通知に対するユーザーのEメール応答を許可するかどうかを示します。このパラメータはデフォルトで選択されます。
「Allow Forwarded Response」を選択すると、通知メーラーでは通知応答の送信元Eメール・アドレスはチェックされず、常に応答の処理が許可されます。
注意: 「Allow Forwarded Response」の選択を解除する場合は、制限があることに注意してください。たとえば、通知の送信先が、Oracle Workflowディレクトリ・サービス内でユーザー/ロール関連を持たない配布リストのメール別名であるとします。この配布リストからのユーザーが通知に応答すると、通知メーラーは常にその通知応答を応答なしメールとして扱います。これは、送信元Eメール・アドレスは個人ユーザーのEメール・アドレスで、配布リストのメール別名と一致することはないためです。
「Allow Forwarded Response」の選択を解除すると、通知メーラーは通知応答の送信元Eメール・アドレスをチェックし、記録された受信者ロールのEメール・アドレスまたはそのロールのユーザーのEメール・アドレスと正確に一致するかどうかを調べます。2つのEメール・アドレスが正確に一致した場合は、通知が転送されていないか、または有効なルーティング・ルールに従って転送されたことを意味し、通知メーラーは応答を有効応答として扱います。2つのEメール・アドレスが正確に一致しない場合は、通知が単にEメールの「Forward」コマンドを使用して転送されたことを意味し、通知メーラーは応答を処理せずに応答なしメールとして扱います。
注意: セキュリティを強化するために、Oracle Workflowでは、「Worklist」ページまたは休暇ルールを使用して再割当てを試行する際、ワークフローを開始したプロセス所有者や通知の元ロールに通知を再度割り当てることはできません。ただし、「Allow Forwarded Response」パラメータを選択すると、プロセス所有者として指定されたユーザーまたは元ロールは、当初の受信者がEメールで通知を転送した場合、引き続きEメールで通知に応答できます。この可能性を回避するには、「Allow Forwarded Response」パラメータの選択を解除します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」ボタンをクリックすると、入力したパラメータが構成ウィザードにより検証されます。インバウンド・スレッド数が1に設定されていると、構成ウィザードでは指定のユーザー名とパスワードを使用して指定のインバウンド・メール・サーバー上のEメール・アカウントに接続できるかどうか、およびそのEメール・アカウントに「Processed Folder」と「Discard Folder」パラメータで指定されたフォルダが存在するかどうかも検証されます。パラメータが検証に合格し、通知メーラーが現在実行中であれば、Oracle Workflow Managerにより通知メーラーが新規パラメータで即時にリフレッシュされます。
このページでは、通知メーラーのメッセージ生成パラメータを定義できます。一部のパラメータはすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされたパラメータは、通知メーラーを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。通知メーラーが現在実行中の場合は、「Next」または「Finish」ボタンを選択すると、「Refresh」アイコンでマークされたパラメータが即時にリフレッシュされます。
From: 通知Eメールのメッセージ・ヘッダーの「From」フィールドに表示される値。「From」パラメータ値は、表示名のみ、またはRFC822に完全に準拠したアドレスとして指定できます。
表示名のみを指定すると、通知メーラーは「Reply-to Address」パラメータからEメール・アドレスを追加して、「From」メッセージ・ヘッダーのRFC822完全準拠アドレスを作成します。完全アドレスは次の形式で作成されます: "Display Name" <reply_to_address>
RFC822完全準拠アドレスを指定すると、通知メーラーは「From」メッセージ・ヘッダーにこの「From」パラメータのみを使用し、「Reply-to Address」値は使用しません。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_FROMメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーは「From」パラメータ値のかわりに、そのメッセージの「From」フィールドの#WFM_FROM属性値を使用します。
シード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントのデフォルトの「From」パラメータ値は、Workflow Mailerです。他の通知メーラーでは、「Basic Configuration」ページで「Inbound Processing」パラメータが選択されている場合、Oracle Workflowはデフォルトで、「From」パラメータを「Basic Configuration」ページで指定されたReply-to Addressの名前の一部に設定します。たとえば、Reply-to AddressがWorkflow@mycompany.comの場合、Oracle Workflowは「From」パラメータを「Workflow」に設定します。
「Basic Configuration」ページで「Inbound Processing」パラメータの選択が解除されている場合、デフォルトでOracle Workflowは、「From」パラメータをnobody@<server_name>に設定します。<server_name>は、「Basic Configuration」ページで指定されたアウトバウンドSMTPメール・サーバーの名前です。
このメーラー用のアウトバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
Reply-to Address: 受信メッセージを受信するEメール・アカウントのアドレス。このアドレスに通知応答を送信する必要があります。この値は、RFC822に完全に準拠したEメール・アドレスでなければなりません。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_REPLYTOメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーでは、「Reply-to Address」パラメータ値のかわりに、そのメッセージの返信先アドレスとして#WFM_REPLYTO属性値が使用されます。
注意: 「From」パラメータ値が表示名のみとして指定されている場合、通知メーラーはreply-to e-mail addressをこの表示名とともに使用して、メッセージ・ヘッダーの「From」フィールドのRFC822完全準拠アドレスを作成します。
「Basic Configuration」ページで「Inbound Processing」パラメータの選択が解除されている場合、デフォルトでOracle Workflowは、「Reply-to Address」パラメータをnobody@<server_name>に設定します。<server_name>は、「Basic Configuration」ページで指定されたアウトバウンドSMTPメール・サーバーの名前です。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト値を使用してください。
HTML Agent: HTML通知応答を処理するHTMLエージェントを識別するベースURL。HTML添付を持つEメール通知をサポートするには、このURLが必要です。通常、ここで指定するHTMLエージェントは、「Applications Servlet Agent」プロファイル・オプションの値と一致します。ただし、オプションで特定の通知メーラーに別のHTMLエージェントを指定できます。HTMLエージェントは、次の形式で指定する必要があります。
http://<server_name:port>/OA_HTML/
<server_name:port>はサーブレット・エンジンが要求を受け入れるサーバーおよびTCP/IPポート番号です。
注意: 通知メーラーは古い形式のHTMLエージェント値も引き続き処理できます。
http://<server_name:port>/pls/wf
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_HTMLAGENTメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーでは、「HTML Agent」メーラー・パラメータ値のかわりに、そのメッセージのHTMLエージェントとして#WFM_HTMLAGENT属性値が使用されます。
Message Formatter: Oracle Workflowでは、通知メッセージの生成にJavaクラスoracle.apps.fnd.wf.mailer.NotificationFormatterが使用されます。
Framework User: ユーザーの数値ユーザーID。これによって、通知メーラーはEメール通知に含めるOracle Application Frameworkコンテンツにアクセスします。Frameworkユーザーが各ユーザーの通知コンテンツにアクセスするためには、ワークフロー管理者権限が必要です。
このパラメータのデフォルト値は0で、これはSYSADMINユーザーのユーザーIDです。この設定により、通知メーラーはSYSADMINユーザーを介してOracle Application Frameworkコンテンツにアクセスできます。これはデフォルトのワークフロー管理者ロールでもあります。ワークフロー・システム管理者作業環境を変更する場合、「Framework User」パラメータをチェックして、通知メーラーによってアクセスするユーザーがワークフロー管理者権限を持っていることを確認します。「Framework User」パラメータをワークフロー管理者ロールのメンバーであるユーザーに設定します。ワークフロー・システム管理者作業環境を職責に設定した場合は、「Framework User」パラメータをその職責を持つユーザーに設定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』のグローバル・ユーザー作業環境の設定に関する項を参照してください。
注意: 「Workflow Mailer URL Access Tester」ページを使用すると、Eメール通知に対してOracle Application Frameworkコンテンツを正しく生成できるかどうかをテストできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラーURLアクセスのテストに関する項を参照してください。
Framework Responsibility: 職責の数値職責ID。これによって、通知メーラーはEメール通知に含めるOracle Application Frameworkコンテンツにアクセスします。「Framework User」パラメータで指定されたユーザーには、この職責が割り当てられている必要があります。このパラメータのデフォルト値は20420で、これはシステム管理者職責の職責IDです。
Framework Application ID: アプリケーションの数値アプリケーションID。これによって、通知メーラーはEメール通知に含めるOracle Application Frameworkコンテンツにアクセスします。「Framework Responsibility」パラメータで指定された職責を、このアプリケーションに割り当てる必要があります。このパラメータのデフォルト値は1で、これはSystem AdministrationアプリケーションのアプリケーションIDです。
Framework URL Timeout: 通知メーラーがOracle Application FrameworkコンテンツのURLにアクセスするまでの待機がタイムアウトになるまでの最大秒数。通知メーラーのデフォルトのFramework URLタイムアウト時間は30秒です。
Attach Images to Outbound Emails: Oracle Application Frameworkコンテンツなど、メッセージに含めるHTMLコンテンツが参照する任意のイメージをアウトバウンド通知Eメール・メッセージに添付する場合に、このパラメータを選択します。イメージを添付するかわりに、イメージ参照をオフページURLとして表示する場合は、このパラメータの選択を解除します。
Attach Stylesheet to Outbound Email: Oracle Application Frameworkコンテンツなど、メッセージに含めるHTMLコンテンツが参照する任意のスタイルシートをアウトバウンド通知Eメール・メッセージに添付する場合に、このパラメータを選択します。スタイルシートを添付するかわりに、スタイルシート参照をURLとして表示する場合は、このパラメータの選択を解除します。
注意: Eメール本文のHTMLコンテンツ内のスタイルシート参照に対するサポートは、Eメール・クライアントによって異なります。Eメールに添付されたスタイルシートへの参照をサポートしないEメール・クライアントもあれば、HTMLコンテンツ内のすべての形式のスタイルシート参照をサポートしないEメール・クライアントもあります。すなわち、スタイルシートを添付した場合に、すべのEメール・クライアントで同じ結果が得られるわけではありません。
Autoclose FYI: この通知メーラーが通知をEメールで送信した後に、FYI(For Your Information)通知のように応答を必要としない通知を自動的にクローズするかどうかを示します。このパラメータはデフォルトで選択されます。「Autoclose FYI」の選択を解除すると、すべてのFYI通知は、ユーザーが手動でクローズするまで「Worklist」にオープン状態のまま残ります。
Direct Response: デフォルトで、通知メーラーにはテンプレート応答方法と呼ばれるプレーン・テキスト通知用の応答形式が必要です。かわりに直接応答方法を使用する場合は、このパラメータを選択します。
テンプレート応答方法を使用する場合、通知メーラーは通知作業環境がMAILTEXTまたはMAILATTHに設定されているユーザーに、テンプレート応答を必要とするプレーン・テキスト通知を送信します。ユーザーは、応答プロンプトのテンプレートを使用して返信し、応答値を各プロンプトの後に引用符で囲んで入力する必要があります。
直接応答方法を使用する場合、通知メーラーは通知作業環境がMAILTEXTまたはMAILATTHに設定されているユーザーに、直接応答を必要とするプレーン・テキスト通知を送信します。ユーザーは、返信の1行目に応答値を直接入力する必要があります。
注意: HTML形式の通知や添付から自動的に生成される応答には、選択した応答方法に関係なく常に応答テンプレートを使用する必要があります。
『Oracle Workflow管理者ガイド』の「Workflow Open Mail (Templated)」メッセージに関する項、『Oracle Workflow管理者ガイド』の「Workflow Open Mail (Direct)」メッセージに関する項、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』のテンプレート応答を使用してプレーン・テキストEメール通知に応答する方法に関する項、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』の直接応答を使用してプレーン・テキストEメール通知に応答する方法に関する項、『Oracle Workflow開発者ガイド』の「Respond」メッセージ属性の例に関する項を参照してください。
Reset NLS: 通知メーラーで、通知受信者の優先言語に従った文字エンコーディングを使用して各通知メッセージをエンコードする必要がある場合は、このパラメータを選択します。すべての通知メッセージについて通知メーラーで同じ文字エンコーディングを使用する必要がある場合は、このパラメータの選択を解除します。このパラメータの選択はデフォルトで解除されています。
ただし、特定の通知メッセージに特殊な#WFM_RESET_NLSメッセージ属性が定義されている場合、通知メーラーでは、「Reset NLS」パラメータ値を使用するかわりに、#WFM_RESET_NLS属性値を使用して優先言語の文字エンコーディングでメッセージをエンコードするかどうかを決定します。また、Workflow管理者Webページの「Character Encoding Configuration」ページを使用すると、「Reset NLS」の設定にかかわらず使用する文字エンコーディングを指定し、文字エンコーディングを決定するためのデフォルト・ロジックを上書きできます。
「Reset NLS」パラメータの選択が通知メーラー・レベルで解除されており、メッセージ・レベルで上書きされないか、または#WFM_RESET_NLSメッセージ属性がメッセージ・レベルでNに設定されている場合、通知メーラーではすべての通知メッセージについて同じ文字エンコーディングが使用されます。
デフォルトで、通知メーラーではデータベースのデフォルト文字エンコーディングが使用されます。
かわりに別の文字エンコーディングを使用する必要がある場合、「Character Encoding Configuration」ページで文字エンコーディングの上書きを指定できます。
「Reset NLS」パラメータが通知メーラー・レベルで選択されており、メッセージ・レベルで上書きされないか、または#WFM_RESET_NLSメッセージ属性がメッセージ・レベルでYに設定されている場合、通知メーラーでは、各通知メッセージが通知受信者の優先言語に従った文字エンコーディングでエンコードされます。
デフォルトで、通知メーラーでは、次のロジックを使用してメッセージの文字エンコーディングが決定されます。
通知受信者が優先言語と優先地域の両方を指定した場合、通知メーラーでは、その言語と地域に関してWF_LANGUAGES表にリストされている文字エンコーディングが使用されます。
優先地域が指定されていない場合、通知メーラーでは、ユーザーの優先言語に関するWF_LANGUAGES表の最初のエントリに関連した文字エンコーディングが使用されます。
優先言語が指定されていない場合、通知メーラーでは、言語AMERICANおよび地域AMERICAに関してWF_LANGUAGESにリストされている文字セットが使用されます。
かわりに別の文字エンコーディングを使用する必要がある場合は、「Character Encoding Configuration」ページを使用して、データベースにインストールされている言語ごとに文字エンコーディングの上書きを指定できます。この場合、通知メーラーでは、通知受信者の優先言語について構成されている文字エンコーディングの上書きが使用されます。
注意: 「Character Encoding Configuration」ページで、通知メーラーの「Reset NLS」パラメータ設定を確認したり更新することもできます。このページで行った変更は、通知メーラー構成ウィザードにも反映されます。
『Oracle Workflow管理者ガイド』の通知メーラーの文字エンコーディングの構成に関する項を参照してください。
Inline Attachments: 通知詳細リンク、HTMLメッセージ本文、添付URLを含む通知参照、添付PL/SQL文書など、通知メッセージへの添付についてContent-Disposition MIMEヘッダーをインラインに設定するには、このパラメータを選択します。このパラメータの選択を解除すると、Content-Disposition MIMEヘッダーはこれらの添付用の添付に設定されます。たとえば、Eメール・アプリケーションで通知詳細リンクなどのHTMLコンテンツをインライン表示できない場合は、このパラメータの選択を解除すると、このリンクがかわりに添付として表示されます。ただし、一部のEメール・クライアントではContent-Dispositionヘッダーがサポートされない場合があったり、サポート方法が異なる場合があることに注意してください。したがって、ユーザーがEメール・メッセージの読取りに使用するEメール・クライアントによっては、「Inline Attachments」設定を使用しても必要な効果が得られない場合があります。
Send Warning for Unsolicited E-mail: 通知メーラーが特定のEメール・アドレスから最初に応答なしEメール・メッセージを受信したときに、警告メッセージを返信できるようにする場合、このパラメータを選択します。通知メーラーが警告メッセージを送信しないようにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
Send E-mails for Canceled Notifications: 前に送信した通知が取り消された場合、通知メーラーがユーザーに取消メッセージを送信できるようにする場合、このパラメータを選択します。通知メーラーが取消メッセージを送信しないようにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
同じOracle E-Business Suiteインスタンスで複数の通知メーラーを設定する場合、すべての通知メーラーに対してこのパラメータを同じ設定で設定する必要があります。
このリージョンでは、Eメール通知の生成に使用するメッセージ・テンプレートを指定できます。特定タイプのEメール通知に使用されるテンプレートにより、挿入されるヘッダー情報およびメッセージの期日や優先度のような詳細を含むかどうかなど、通知の基本形式が決定されます。
Oracle Workflowでは、「System: Mailer」項目タイプに一連の標準テンプレートが用意されており、デフォルトで使用されます。標準テンプレートを変更することはお薦めしません。ただし、Workflow Builderを使用して「System: Mailer」項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、それをこのリージョンで特定の通知メーラー・サービス・コンポーネントに割り当てると、Eメール通知の送信に使用するメッセージ・テンプレートをカスタマイズできます。メーラーに割り当てられたテンプレートにより、デフォルトの「System: Mailer」テンプレートが上書きされます。
また、Workflow Builderを使用してカスタム項目タイプに独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成し、特別なメッセージ属性を定義して、そのテンプレートをワークフロー・プロセス内の特定の通知に割り当てることもできます。この場合、通知に割り当てられたテンプレートにより、メーラーに割り当てられたテンプレートとデフォルトの「System: Mailer」テンプレートの両方が上書きされます。
このメーラー用のアウトバウンドEメール処理を実装しない場合は、プレースホルダ値としてデフォルト・テンプレートを使用してください。
Attached URLs: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、「Attach Content」が選択されているURL属性を含むHTML形式の通知メッセージ用の「Notification References」添付を作成します。テンプレートには、各URLへのリンク付きのリストを含める必要があります。
Outbound Closed Notification: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、以前に送信した通知がクローズされたことを受信者に通知します。
Outbound Cancelled Notification: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、以前に送信した通知が取り消されたことを受信者に通知します。オプションで「Send E-mails for Canceled Notifications」パラメータを使用して、通知メーラーから「Outbound Cancelled Notification」メッセージを送信する必要があるかどうかを指定できます。
Invalid Response Notification: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、通知に適切に応答しなかったことをユーザーに通知します。たとえば、ユーザーからの応答メッセージに通知と一致する有効な通知ID(NID)行が含まれていても、応答値が含まれていなかったり、無効な応答値が含まれている場合、通知メーラーはそのユーザーに「Invalid Response Notification」メッセージを送信します。このテンプレートでは、通知に適切に応答する方法を記述する必要があります。
Open Notification: デフォルトの応答方法(テンプレート応答)を使用している場合、通知メーラーはこのテンプレートを使用して、応答の必要なオープン通知を送信します。このメッセージ・テンプレートでは、受信者用の応答テンプレートとその使用手順を記述する必要があります。
注意: Oracle Workflowには、デフォルトの「Workflow Open Mail (Templated)」メッセージ・テンプレートに加えて、「Workflow Open Mail (Outlook Express)」という事前定義済テンプレートも用意されています。このテンプレートは、Microsoft Outlook ExpressなどのEメール・アプリケーションや、「Workflow Open Mail (Templated)」および「Workflow Open Mail (Direct)」テンプレートのHTML本文に埋め込まれた応答リンクを処理できない他のEメール・クライアントに対処するために提供されます。これらのEメール・クライアントを使用する場合は、「Workflow Open Mail (Outlook Express)」メッセージ・テンプレートを選択すると、HTML形式のEメール通知に「Notification Details」Webページへのリンクを挿入できます。これにより、ユーザーはそこで通知に応答できます。
この通知メーラーをアウトバウンド・メッセージ処理専用に構成し、対応するインバウンドEメール応答処理を実装しない場合、「Open Notification」パラメータを、Eメールによる応答を要求するかわりに受信者に「Notification Details」Webページから応答するように指示するメッセージ・テンプレートに設定する必要があります。たとえば、Oracle Workflowに用意されている「Workflow View From UI」メッセージ・テンプレートを選択するか、独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成できます。
「Basic Configuration」ページで「Inbound Processing」パラメータが選択されている場合、デフォルトで「Open Notification」パラメータは「Workflow Open Mail (Templated)」メッセージ・テンプレートに設定されます。「Inbound Processing」パラメータの選択が解除されている場合、デフォルトで「Open Notification」パラメータは「Workflow Open Mail (Outlook Express)」メッセージ・テンプレートに設定されます。
注意: 「Workflow Open Mail(Outlook Express)」メッセージのプレーン・テキスト・バージョンはEメールによって応答を要求します。インバウンド処理を無効化する場合、ユーザーにMAILTEXTまたはMAILATTHの通知作業環境が設定されていないことを確認します。インバウンド処理を無効化してユーザーにプレーン・テキストによる通知を受信させる場合には、「Notification Details」Webページから応答するように受信者に指示するメッセージ・テンプレートを指定します。
Open Notification (Direct Response Parsing): 「Direct Response」パラメータを選択した場合、通知メーラーはこのテンプレートを使用して、応答の必要なオープン通知を送信します。プレーン・テキスト・メッセージ本文中の応答指示では、直接応答方法を使用して返信する方法を記述する必要があります。このメッセージは、通知作業環境がMAILTEXTまたはMAILATTHの実行者に送信する通知に使用されます。HTML形式のメッセージ本文中の応答指示では、自動的に生成される応答テンプレートを使用した返信方法を記述する必要があります。このメッセージは、通知作業環境がMAILHTMLまたはMAILHTM2の実行者に送信する通知に使用され、通知作業環境がMAILATTHの実行者に送信する通知にも添付されます。
注意: HTML形式の通知や添付から自動的に生成される応答には、選択した応答方法に関係なく常に応答テンプレートを使用する必要があります。
注意: この通知メーラーをアウトバウンド・メッセージ処理専用に構成し、対応するインバウンドEメール応答処理を実装しない場合、「Open Notification (Direct Response Parsing)」パラメータを、Eメールによる応答を要求するかわりに受信者に「Notification Details」Webページから応答するように指示するメッセージ・テンプレートに設定する必要があります。たとえば、Oracle Workflowに用意されている「Workflow View From UI」メッセージ・テンプレートを選択するか、独自のカスタム・メッセージ・テンプレートを作成できます。
『Oracle Workflow管理者ガイド』の「Workflow Open Mail (Templated)」メッセージに関する項、『Oracle Workflow管理者ガイド』の「Workflow Open Mail (Direct)」メッセージに関する項、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』のテンプレート応答を使用してプレーン・テキストEメール通知に応答する方法に関する項、『Oracle Workflowユーザーズ・ガイド』の直接応答を使用してプレーン・テキストEメール通知に応答する方法に関する項、『Oracle Workflow開発者ガイド』の「Respond」メッセージ属性の例に関する項を参照してください。
Open FYI Notification: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、応答を必要としない通知を送信します。このテンプレートでは、通知が参考(FYI)用であって応答を必要としないことを示す必要があります。
Outbound Summary Notification: このテンプレートは使用されなくなりました。
Outbound Warning Notification: 通知メーラーは、このテンプレートを使用して、ユーザーから初めて応答なしメールを受信した時点で、そのユーザーにメッセージを送信します。たとえば、ユーザーからのメッセージに通知と一致する通知ID(NID)行が含まれていない場合や、不正な形式のNID行が含まれている場合、通知メーラーはユーザーに「Outbound Warning Notification」メッセージを送信します。オプションで「Send Warning for Unsolicited E-mail」パラメータを使用して、通知メーラーから「Outbound Warning Notification」メッセージを送信する必要があるかどうかを指定できます。
Open Notification (More Information Request): 通知メーラーはこのテンプレートを使用して、ユーザー間の通知に関する詳細情報要求を送信します。
注意: Microsoft Outlook Expressなど、デフォルトの「Workflow Open Mail (More Information Request)」メッセージ・テンプレートに含まれる応答リンクを処理できないEメール・アプリケーションを使用する場合は、かわりに「Workflow More Information Request (Outlook Express)」という代替テンプレートを選択できます。特に、「Workflow Open Mail (Outlook Express)」メッセージを使用するように「Open Notification」パラメータを設定した場合は、「Open Notification (More Information Request)」パラメータが「Workflow More Information Request (Outlook Express)」メッセージを使用するように設定する必要もあります。
Outbound HTML Summary Notification: 通知メーラーはこのテンプレートを使用して、現在オープンされているワークフロー通知の要約を、Oracle Workflowディレクトリ・サービスで通知作業環境がSUMMARYまたはSUMHTMLに設定されているユーザーとロールに送信します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、入力したパラメータが構成ウィザードにより検証されます。パラメータが検証に合格し、通知メーラーが現在実行中であれば、Oracle Workflow Managerにより通知メーラーが新規パラメータで即時にリフレッシュされます。
このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。通知メーラー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。
Start
Refresh
Suspend
Resume
Stop
Launch Summary Notifications
リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。通知メーラーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。
PROCESSOR_IN_THREAD_COUNT: Inbound Thread Count
PROCESSOR_OUT_THREAD_COUNT: Outbound Thread Count
COMPONENT_LOG_LEVEL: Log Level(数値として指定)
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
EXPUNGE_ON_CLOSE: Expunge Inbox on Close
ALLOW_FORWARDED_RESPONSE: Allow Forwarded Response
FROM: From
REPLYTO: Reply-to Address
HTMLAGENT: HTML Agent
ATTACH_IMAGES - Attach Images to Outbound E-mails
ATTACH_STYLESHEET - Attach Stylesheet to Outbound E-mail
AUTOCLOSE_FYI: Autoclose FYI
RESET_NLS: Reset NLS
INLINE_ATTACHMENT: Inline Attachments
SEND_UNSOLICITED_WARNING - Send Warning for Unsolicited E-mail
ATTACHED_URLS: Attached URLs
CLOSED: Outbound Closed Notification
CANCELED: Outbound Cancelled Notification
OPEN_INVALID: Invalid Response Notification
OPEN_MAIL: Open Notification
OPEN_MAIL_DIRECT: Open Notification (Direct Response Parsing)
OPEN_MAIL_FYI: Open FYI Notification
SUMMARY: Outbound Summary Notification
WARNING: Outbound Warning Notification
OPEN_MORE_INFO - Open Notification (More Information Request)
SUMHTML - Outbound HTML Summary Notification
イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。
現在、予定作成済のイベントがない場合は、「Add Row」ボタンをクリックしてイベント・リストに新規の1行を追加し、イベント情報を入力します。
予定の作成対象となるコマンドのイベントを選択します。
イベントを最初に呼び出す日付を選択します。
時間と分を選択して、イベントを最初に呼び出す指定日の時刻を指定します。時間値は24時間制です。たとえば、午前0時の場合は「00」、午後11時の場合は「23」を選択します。
イベントを定期的に呼び出す場合は、イベントの呼出し間隔を分単位で入力します。繰返し間隔を指定しない場合、イベントは1度のみ呼び出されます。
リフレッシュ・イベントを選択した場合は、オプションでイベントとともに使用するパラメータを入力できます。これにより、イベントの呼出し時には、通知メーラー構成パラメータがそのパラメータ値でリフレッシュされます。パラメータ名と値はinternal_parameter_name=parameter_value形式で指定し、複数のパラメータを指定する場合はコロン(:)1個で区切ります。
例: PROCESSOR_OUT_THREAD_COUNT=3
パラメータ値自体にコロン(:)が含まれる場合、エスケープ文字として次のようにコロンの前に円記号(\)を付けます。
\:
次に例を示します。
OPEN_MAIL_DIRECT=WFMAIL\:OPEN_MAIL_DIRECT
別のイベントの予定を作成するには、「Add Another Row」ボタンをクリックしてイベント情報を入力します。
イベントを削除するには、イベントを選択して「Remove」ボタンをクリックします。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除します。
このページでは、通常以外のメッセージで検出されるテキスト・パターンと、そのパターンが含まれたインバウンド・メッセージに割り当てるステータスを入力できます。たとえば、通常以外のメッセージには、バウンスしたメッセージや戻されたメッセージ、および有給休暇デーモンにより送信されるような自動返信メッセージ、一括メール・リストなどがあります。バウンス済、配信不能またはそれ以外の無効なメッセージの識別方法はメール・システムごとに異なるため、通知メーラーのタグを使用すると、このような通常以外のメッセージをメール・システムで識別する方法と、通知メーラーとの間でやりとりされる場合に通知メーラーで処理する方法を指定できます。
Oracle Workflowには、一般に配信不能メッセージや自動返信メッセージから検出されるテキスト用に、事前定義済のタグが複数用意されています。リストには、タグごとにパターン(「From」行、「Subject」行またはメッセージ本文で検索するテキスト文字列)と処理(パターンが検出された場合にメッセージに割り当てるメール・ステータス)が表示されます。通知メーラーでは、これらのメール・ステータスの値に従ってメッセージが次のように処理されます。
UNDELVRD: メッセージは廃棄フォルダに移動され、通知のメール・ステータスは「FAILED」に更新されます。さらに、通知受信者の通知作業環境は「DISABLED」に更新されます。この通知アクティビティに対してエラー処理は開始されません。ただし、Eメールを送信できない原因が修正された後、ユーザーの通知作業環境をリセットして「失敗/エラー・ワークフロー通知の再送」プログラムを実行し、通知メーラーのアウトバウンド・キューにある失敗した通知を再エンキューできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』のメーラー・エラー処理に関する項を参照してください。
Unavailable: メッセージは廃棄フォルダに移動され、引き続き通知に対する返信を待機します。これは、通知のステータスは「OPEN」のままですが、メール・ステータスが「UNAVAIL」に更新されるためです。このステータスは単なる参考用であり、この通知ではそれ以上の処理は発生しません。
Ignore: メッセージは廃棄フォルダに移動され、引き続きオープン通知に対する有効な返信を待機します。通知のステータスは「OPEN」のままで、メール・ステータスは「SENT」のままです。
通知メーラーで自動的に処理させる他のパターン用に、追加のタグを定義できます。
新規のタグを追加するには、「Add Another Row」ボタンをクリックして「Pattern」列にテキスト・パターンを入力し、そのパターンを含むメッセージに割り当てるステータスを「Action」列で選択します。
タグを削除するには、そのタグを選択して「Remove」ボタンをクリックします。削除できるのは、自分が定義したカスタム・タグのみです。Oracle Workflowで提供される事前定義済のタグは削除できません。
注意: バウンス済メッセージと自動返信を通常の応答から区別するためのタグを定義して、この2つのメッセージを一意に識別することが重要です。バウンス済メッセージと自動返信メッセージを識別しない場合、通知メーラーはこれらを無効な応答として誤って識別し、「Invalid Response Notification」メッセージを送信して引き続き返信を待機する可能性があります。どちらの場合も永続ループが発生し、そのループ内で通知メーラーが「Invalid」メッセージの送信を続け、そのたびに「Invalid」メッセージがバウンスしたり自動的に返信されます。
注意: 「FAILED」および「UNAVAIL」メール・ステータスを介して処理できるのは、通知IDを含むメッセージ応答のみです。通知メーラーは、通知IDを含まないメッセージ応答を受信すると、それを廃棄フォルダに移動します。「Send Warning for Unsolicited E-mail」が選択されていて、それが特定のEメール・アドレスから送信されたこの種の最初のメッセージである場合、通知メーラーは、応答なしメールを受信したことを警告する「Outbound Warning Notification」メッセージを送信者に送信します。
注意: メッセージ応答がタグ・リスト内の複数のパターンと一致する場合は、最初に一致したタグのステータスでタグ付けされます。つまり、通知メーラーはタグ・リストとの比較を上から下へと順に実行します。この動作の関係で、最初にUNDELVRDタグ、次にUnavailableタグ、最後にIgnoreタグを指定して、パターンに優先度を設定する必要があります。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
このページでは、サンプル通知メッセージを送信して、アウトバウンドEメール処理を実行する通知メーラーの構成をテストできます。メッセージの送信先となる受信者ロールを選択して「Send Test Message」ボタンをクリックします。
注意: テスト・メッセージを正常に送信するには、有効なEメール・アドレスが定義されている受信者ロール、または有効なEメール・アドレスが定義されているメンバーを持つ受信者ロールを選択する必要があります。受信者ロールには、個別のEメール通知を含む通知作業環境も設定されている必要があります。
通知メーラーに上書きEメール・アドレスを設定した場合、「Test」ページにこのアドレスが表示されます。この場合、テスト・メッセージは受信者ロールのEメール・アドレスではなく、上書きアドレスに送信されます。ただし、この場合でも、受信者ロールを選択して通知メーラーがテスト・メッセージを送信できるようにする必要があります。「サービス・コンポーネント詳細の検討」を参照してください。
Oracle Workflowにより、受信者ロールに2つのテスト・メッセージが送信されます。1つはPL/SQLを使用して作成されたコンテンツを含むメッセージであり、もう1つはOracle Application Frameworkコンテンツを含むメッセージです。受信者ロールのEメール・アカウントをチェックしてテスト・メッセージを表示し、確認応答で返信します。このメーラー用のインバウンドEメール処理を実装していない場合は、Eメールでアウトバウンド・メッセージを表示してから「Worklist」ページを使用してテスト・メッセージに応答します。両方のテスト・メッセージを確認すると、インバウンド応答Eメールが通知メーラーによって正常に処理されたことを示す確認メッセージが、Oracle Workflowから同じ受信者ロールに送信されます。
テスト・メッセージまたは応答確認メッセージが受信されないか、メッセージ・コンテンツが正しく表示されない場合は、メール・サーバーやメーラー構成パラメータなどの通知メーラー設定をチェックします。特に、Oracle Application Frameworkコンテンツが正しく表示されない場合は、「アプリケーション・フレームワーク・エージェント」および「WF: ワークフロー・メーラー・フレームワークWebエージェント」の各プロファイル・オプションをチェックするとともに、拡張構成ウィザードで「Framework User」、「Framework Responsibility」、「Framework Application ID」および「Framework URL timeout」の各パラメータをチェックします。「通知メーラーの設定」および「Message Generation」を参照してください。
注意: Oracle Workflow では、「System: Tests」(WFTESTS)項目タイプでPLSQL/OAフレームワーク応答テスト・プロセスを起動することにより、テスト・メッセージを送信します。この項目タイプは$FND_TOP/import/<lang>サブディレクトリにあるwftstmlr.wftというファイルに格納されています。オプションでステータス・モニターを使用し、テスト・プロセスのステータスをチェックします。
拡張構成ウィザードを終了するには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
このページでは、設定した構成パラメータ値、予定を作成したイベントおよびこの通知メーラー・サービス・コンポーネントに対して定義したタグを検討できます。
これらの設定のいずれかを変更する場合は、構成ウィザードの該当ステップに戻って変更します。直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
設定を保存して構成を終了するには、「Finish」ボタンをクリックします。
Oracle Workflowのビジネス・イベント・システムでは、インバウンド・イベント・メッセージを受信するようにエージェント・リスナーの予定を作成する必要があります。エージェント・リスナーは、ビジネス・イベント・システム・エージェントで受信メッセージをモニターし、エージェントのキュー・ハンドラを使用してメッセージをデキューします。エージェント・リスナーは、ローカルのインバウンド・エージェントに対して実行する必要があります。PL/SQLエージェント・リスナーを実行してデータベース内のPL/SQLルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理し、Javaエージェント・リスナーを実行して中間層のJavaルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理します。
イベント・メッセージがデキューされると、「Event Manager」はイベントのサブスクリプション処理を開始します。また、ローカル・システムからそのイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションと、ローカル・システムから任意のイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションも検索して実行します。エージェント・リスナーは、エージェントのキューにあるイベント・メッセージがすべてデキューされた後に終了します。
PL/SQLエージェント・リスナー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。
Oracle Workflowには、標準エージェント上のメッセージを処理できるように、シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが複数用意されています。
Workflow Deferred Agent Listener: WF_DEFERRED上のメッセージを処理して遅延サブスクリプション処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
Workflow Deferred Notification Agent Listener: WF_DEFERRED上の通知メッセージを処理してアウトバウンド通知処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
Workflow Error Agent Listener: WF_ERROR上のメッセージを処理してビジネス・イベント・システムのエラー処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
Workflow Inbound Notifications Agent Listener: WF_NOTIFICATION_IN上のメッセージを処理してインバウンドEメール通知処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
ECX Inbound Agent Listener: ECX_INBOUND上のメッセージを処理してOracle XML Gatewayの処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは手動で起動する必要があります。詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ECX Transaction Agent Listener: ECX_TRANSACTION上のメッセージを処理してOracle XML Gatewayの処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは手動で起動する必要があります。詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』を参照してください。
シード済のエージェント・リスナーの削除や、名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはエージェント・リスナーの起動、停止、中断、再開またはリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。
また、オプションでエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、標準のWF_INおよびWF_JMS_INエージェントやカスタム・エージェントなど、イベント・メッセージの伝播に使用する他のインバウンド・エージェント用のエージェント・リスナーを構成できます。特定イベントのインスタンスである特定エージェント上のメッセージのみを処理するエージェント・リスナーも構成できます。
構成ウィザードのパラメータに加えて、シード済およびカスタムのPL/SQLエージェント・リスナーの両方について、オプションで次の内部エージェント・リスナー・パラメータを設定できます。
LISTENER_PROCESS_EVT_COUNT: エージェント・リスナーが実行されるたびに、そのサービス・コンポーネント・コンテナに制御を戻す前にエージェント・リスナーで処理可能なイベント・メッセージの最大数を指定できます。
SQL_TRACE_LEVEL: SQLトレースを様々なレベルで有効化したり、エージェント・リスナーに対してSQLトレースを無効化できます。
NAVIGATION_RESET_THRESHOLD: 新しく受信されたメッセージが含まれるようにエージェント・リスナーによる待機メッセージのナビゲーションをリセットできます。これにより、高い優先度の新規メッセージが速やかに処理されます。
afsvcpup.sqlスクリプトを使用して、これらのパラメータを設定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』のローカル・インバウンド・エージェントのリスナーの計画に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部エージェント・リスナー・パラメータの設定に関する項を参照してください。
カスタムのエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Agent Listener Service」というエージェント・リスナー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。
シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Agent Listener Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働している場合は、自動的に「Workflow Deferred Agent Listener」、「Workflow Deferred Notification Agent Listener」、「Workflow Error Agent Listener」および「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」が起動します。
エージェント・リスナー構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」
このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネント名。一意の名称を指定する必要があります。
Startup Mode: サービス・コンポーネントの起動モードとして「Automatic」、「Manual」または「On-Demand」を選択します。
Container Type: このサービス・コンポーネントが属するコンテナ・タイプ。コンテナ・タイプは常に「Oracle Applications Generic Service Management」(Oracle Applications GSM)です。
Inbound Agent: インバウンド・イベント・メッセージをモニターするビジネス・イベント・システム・エージェント。
Outbound Agent: このフィールドは空白のままにします。エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントでは、アウトバウンド・エージェントは使用されません。
Correlation ID: オプションで、エージェント・リスナーで処理するイベント・メッセージのOracle Advanced Queuing(AQ)相関関係IDを指定します。ビジネス・イベント・システムにおけるイベント・メッセージのAQ相関関係IDは、通常は次の形式で指定されます。
<event name>
この属性で相関関係IDを指定すると、エージェント・リスナーを、指定したイベントのインスタンスであるメッセージのリスニング専用にすることができます。また、値の一部を指定して、指定した値で始まる名称を持つイベントのインスタンスであるメッセージをリスニングすることもできます。
専用エージェント・リスナーと汎用エージェント・リスナーは、どちらも相互に互換性があります。必要に応じて、複数の専用エージェント・リスナーと汎用エージェント・リスナーを同時に同じエージェントに対して実行できます。相関関係IDが空白になっている汎用エージェント・リスナーの動作は、そのエージェントによって異なります。
WF_DEFERREDエージェントの場合にのみ、専用エージェント・リスナーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」であるかぎり、汎用エージェント・リスナーで、専用エージェント・リスナーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されることはありません。専用エージェント・リスナーのステータスが「User Deactivated」や「Suspended」などの他のステータスである場合は、汎用エージェント・リスナーにより、専用エージェント・リスナーの相関関係IDに一致するWF_DEFERREDのメッセージが処理されます。
たとえば、シード済の「Workflow Deferred Notification Agent Listener」のAQ相関関係IDはoracle.apps.wf.notification.%で、これは、このエージェント・リスナーがWF_DEFERREDエージェント上の通知イベント・メッセージ(イベント名がoracle.apps.wf.notification.で始まるイベント・メッセージ)のみを処理することを意味します。ただし、シード済の「Workflow Deferred Agent Listener」では相関関係IDが指定されていないため、専用エージェント・リスナーで処理されないWF_DEFERRED上のイベント・メッセージをすべて処理できます。専用の「Workflow Deferred Notification Agent Listener」のステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」である場合は、汎用の「Workflow Deferred Agent Listener」で、イベント名がoracle.apps.wf.notification.で始まるメッセージを除くWF_DEFERREDエージェント上のすべてのメッセージが処理されます。oracle.apps.wf.notification.で始まるメッセージは、「Workflow Deferred Notification Agent Listener」で処理されます。
他のすべてのエージェントについては、汎用エージェント・リスナーでエージェント上のすべてのメッセージを処理できます。特定のエージェントに専用リスナーを構成したとしても、専用エージェント・リスナーの相関関係IDに一致するメッセージは、そのメッセージに最初にアクセスしたリスナーが汎用リスナーである場合、この汎用リスナーによって引き続き処理される可能性があります。
たとえば、シード済の「Workflow Error Agent Listener」および「Workflow Inbound Notifications Agent Listener」では相関関係IDが指定されていないため、それぞれのエージェント上のイベント・メッセージをすべて処理できます。
注意: AQ相関関係IDは、WF_EVENT_Tイベント・メッセージ構造に含まれる相関関係IDとは異なります。
変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネントに対して定義済の名称が構成ウィザードに表示されます。
Container: サービス・コンポーネントが属するコンテナ。Oracle Workflowには、エージェント・リスナー・サービス・コンポーネント用に「Workflow Agent Listener Service」というコンテナが用意されています。
Maximum Idle Time: サービス・コンポーネントに「On-Demand」起動モードを選択した場合は、サービス・コンポーネントが停止するまでにアイドル状態を維持できる最大時間を分単位で入力します。この方法で停止された必要時コンポーネントは、新規メッセージの処理に再び必要になった時点でコンテナにより再起動されます。
Max Error Count: コンテナにより停止されてステータスが「Stopped with Error」に変更されるまでにサービス・コンポーネントで発生可能な連続エラー数。エラーが解決されて処理を続行できるようになると、エラー数がリセットされます。最大エラー数のデフォルト値は10です。
Inbound Thread Count: このエージェント・リスナーによるインバウンド・メッセージ処理を有効化するには、インバウンド処理のスレッド数を1以上に設定します。このエージェント・リスナーを無効化するには、インバウンド・スレッド数を0(ゼロ)に設定します。デフォルト値は1です。このエージェント・リスナーで大量のインバウンド・メッセージを受信する場合、インバウンド・スレッド数を増加して、スループットを向上させることができます。
Outbound Thread Count: このパラメータはデフォルト値である0(ゼロ)のままにします。エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントでは、アウトバウンド・メッセージ処理は実行されません。
Log Level: サービス・コンポーネント・コンテナのログに記録する情報の詳細レベルを選択します。推奨ログ・レベルは、デフォルト値の「Error」です。通常、ログ・レベルの変更が必要になるのは、デバッグ用にさらに詳細な情報を記録する場合のみです。次のレベルから選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
Processor Read Wait Timeout: サービス・コンポーネントの処理スレッドが、割り当てられたキューにある最後のメッセージを読み取ってからタイムアウトになるまでに待機を続ける秒数を指定します。この時間が満了する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージが処理されてタイムアウト期間が再び開始します。タイムアウト期間が満了し、他に受信したメッセージがなければ、サービス・コンポーネントは読取りを停止し、スリープ時間が開始します。エージェント・リスナーのデフォルトの読取りタイムアウト期間は0(ゼロ)秒です。
Processor Min Loop Sleep: サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の満了後にキューでメッセージを再チェックするまで待機する最小スリープ時間を秒単位で指定します。エージェント・リスナーのデフォルトの最小スリープ時間は120秒です。
Processor Max Loop Sleep: メッセージが受信されていないときの読取り試行間のスリープ時間を延長する場合に、最大スリープ時間を秒単位で指定します。最大スリープ時間に最小スリープ時間よりも大きい秒数を指定すると、サービス・コンポーネントはキューからのメッセージ読取りを完了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でメッセージが読み取られないと、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することによりパフォーマンスを改善できます。また、このパラメータに0(ゼロ)を指定して、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。エージェント・リスナーの場合、デフォルト値は0(ゼロ)です。
Processor Error Loop Sleep: サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまで待機するスリープ時間を秒単位で指定します。エージェント・リスナーのデフォルトのエラー・スリープ時間は60秒です。
Processor Close on Read Timeout: 読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に、サービス・コンポーネントの接続をクローズするように指定する場合、このパラメータを選択します。処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。エージェント・リスナー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。
Start
Refresh
Suspend
Resume
Stop
リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。エージェント・リスナーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。
PROCESSOR_IN_THREAD_COUNT: Inbound Thread Count
COMPONENT_LOG_LEVEL: Log Level(数値として指定)
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。
現在、予定作成済のイベントがない場合は、「Add Row」ボタンをクリックしてイベント・リストに新規の1行を追加し、イベント情報を入力します。
予定の作成対象となるコマンドのイベントを選択します。Oracle Workflowには、サービス・コンポーネントを起動、停止、リフレッシュ、中断または再開できるイベントが用意されています。
イベントを最初に呼び出す日付を選択します。
時間と分を選択して、イベントを最初に呼び出す指定日の時刻を指定します。時間値は24時間制です。たとえば、午前0時の場合は「00」、午後11時の場合は「23」を選択します。
イベントを定期的に呼び出す場合は、イベントの呼出し間隔を分単位で入力します。繰返し間隔を指定しない場合、イベントは1度のみ呼び出されます。
リフレッシュ・イベントを選択した場合は、オプションでイベントとともに使用するパラメータを入力できます。これにより、イベントの呼出し時には、エージェント・リスナー構成パラメータがそのパラメータ値でリフレッシュされます。パラメータ名と値はinternal_parameter_name=parameter_value形式で指定し、複数のパラメータを指定する場合はコロン(:)1個で区切ります。
例: PROCESSOR_IN_THREAD_COUNT=1
パラメータ値自体にコロン(:)が含まれる場合、エスケープ文字として次のようにコロンの前に円記号(\)を付けます。
\:
別のイベントの予定を作成するには、「Add Another Row」ボタンをクリックしてイベント情報を入力します。
イベントを削除するには、イベントを選択して「Remove」ボタンをクリックします。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。
このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。
これらの設定のいずれかを変更する場合は、構成ウィザードの該当ステップに戻って変更します。直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
設定を保存して構成を終了するには、「Finish」ボタンをクリックします。
Oracle Workflowのビジネス・イベント・システムでは、インバウンド・イベント・メッセージを受信するようにエージェント・リスナーの予定を作成する必要があります。エージェント・リスナーは、ビジネス・イベント・システム・エージェントで受信メッセージをモニターし、エージェントのキュー・ハンドラを使用してメッセージをデキューします。エージェント・リスナーは、ローカルのインバウンド・エージェントに対して実行する必要があります。PL/SQLエージェント・リスナーを実行してデータベース内のPL/SQLルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理し、Javaエージェント・リスナーを実行して中間層のJavaルール・ファンクションでイベント・サブスクリプションを処理します。
イベント・メッセージがデキューされると、「Event Manager」はイベントのサブスクリプション処理を開始します。また、ローカル・システムからそのイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションと、ローカル・システムから任意のイベントへの「External」ソース・タイプの有効なサブスクリプションも検索して実行します。エージェント・リスナーは、エージェントのキューにあるイベント・メッセージがすべてデキューされた後に終了します。
Javaエージェント・リスナー・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。
Oracle Workflowには、標準エージェント上のメッセージを処理できるように、シード済のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントが複数用意されています。
Workflow Java Deferred Agent Listener: WF_JAVA_DEFERRED上のメッセージを処理して中間層での遅延サブスクリプション処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
Workflow Java Error Agent Listener: WF_JAVA_ERROR上のメッセージを処理して中間層でビジネス・イベント・システムのエラー処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは、対応するコンテナにより自動的に起動されます。
Web Services IN Agent: WF_WS_JMS_IN上のメッセージを処理してインバウンドWebサービスのメッセージ処理をサポートします。このサービス・コンポーネントは手動で起動する必要があります。
オプションで、「Web Services IN Agent」リスナーの構成を更新したり、必要に応じてこのサービス・コンポーネントを削除できます。「Workflow Java Deferred Agent Listener」および「Workflow Java Error Agent Listener」の削除や、名前、割当済エージェント、相関関係ID値またはコンテナの編集はできません。ただし、必要な場合は、他の構成パラメータの更新、制御イベントの予定作成、またはこれらのJavaエージェント・リスナーの起動、停止、中断、再開またはリフレッシュに使用する制御コマンドの手動選択が可能です。
また、オプションでJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、カスタム・エージェントなど、中間層でイベント・メッセージの伝播に使用する他のインバウンド・エージェント用のJavaエージェント・リスナーを構成できます。特定イベントのインスタンスである特定エージェント上のメッセージのみを処理するJavaエージェント・リスナーも構成できます。
構成ウィザードのパラメータに加えて、シード済およびカスタムのJavaエージェント・リスナーの両方について、オプションで内部エージェント・リスナー・パラメータNAVIGATION_RESET_THRESHOLDを設定できます。このパラメータを使用すると、新しく受信されたメッセージが含まれるようにエージェント・リスナーによる待機メッセージのナビゲーションをリセットできます。これにより、高い優先度の新規メッセージが速やかに処理されます。afsvcpup.sqlスクリプトを使用してこのパラメータを設定します。『Oracle Workflow管理者ガイド』のローカル・インバウンド・エージェントのリスナーの計画に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』の内部エージェント・リスナー・パラメータの設定に関する項を参照してください。
カスタムのJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Agent Listener Service」というエージェント・リスナー用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。
シード済のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Agent Listener Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。「Workflow Agent Listener Service」コンテナが稼働している場合は、自動的に「Workflow Java Deferred Agent Listener」および「Workflow Java Error Agent Listener」が起動します。
Javaエージェント・リスナー構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のJavaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」
このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネント名。一意の名称を指定する必要があります。
Startup Mode: サービス・コンポーネントの起動モードとして「Automatic」、「Manual」または「On-Demand」を選択します。
Container Type: このサービス・コンポーネントが属するコンテナ・タイプ。コンテナ・タイプは常に「Oracle Applications Generic Service Management」(Oracle Applications GSM)です。
Inbound Agent: インバウンド・イベント・メッセージをモニターするビジネス・イベント・システム・エージェント。
Outbound Agent: このフィールドは空白のままにします。Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントでは、アウトバウンド・エージェントは使用されません。
Correlation ID: オプションで、Javaエージェント・リスナーで処理するイベント・メッセージのOracle Advanced Queuing(AQ)相関関係IDを指定します。ビジネス・イベント・システムにおけるイベント・メッセージのAQ相関関係IDは、通常は次の形式で指定されます。
<event name>
この属性で相関関係IDを指定すると、Javaエージェント・リスナーを、指定したイベントのインスタンスであるメッセージのリスニング専用にすることができます。また、値の一部を指定して、指定した値で始まる名称を持つイベントのインスタンスであるメッセージをリスニングすることもできます。
専用Javaエージェント・リスナーと汎用Javaエージェント・リスナーは、どちらも相互に互換性があります。必要に応じて、複数の専用Javaエージェント・リスナーと汎用Javaエージェント・リスナーを同時に同じエージェントについて実行できます。相関関係IDが空白になっている汎用Javaエージェント・リスナーの動作は、そのエージェントによって異なります。
WF_JAVA_DEFERREDエージェントの場合にのみ、専用Javaエージェント・リスナーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」であるかぎり、汎用Javaエージェント・リスナーで、専用Javaエージェント・リスナーの相関関係IDに一致するメッセージが処理されることはありません。専用Javaエージェント・リスナーのステータスが「User Deactivated」や「Suspended」などの他のステータスである場合は、汎用Javaエージェント・リスナーにより、専用Javaエージェント・リスナーの相関関係IDに一致するWF_JAVA_DEFERREDのメッセージが処理されます。
たとえば、シード済の「Workflow Java Deferred Agent Listener」では相関関係IDが指定されていないため、専用エージェント・リスナーで処理されないWF_JAVA_DEFERREDエージェント上のイベント・メッセージをすべて処理できます。WF_JAVA_DEFERREDに専用Javaエージェント・リスナーを構成する場合、その専用リスナーのステータスが「Running」、「Stopped With Error」または「System Deactivated」である場合は、汎用の「Workflow Java Deferred Agent Listener」で、イベント名が専用リスナーの相関関係IDに一致するメッセージを除くWF_JAVA_DEFERREDエージェント上のすべてのメッセージが処理されます。イベント名が専用リスナーの相関関係IDに一致するメッセージは専用リスナーによって処理されます。
他のすべてのエージェントについては、汎用Javaエージェント・リスナーでエージェント上のすべてのメッセージを処理できます。特定のエージェントに専用リスナーを構成したとしても、専用Javaエージェント・リスナーの相関関係IDに一致するメッセージは、そのメッセージに最初にアクセスしたリスナーが汎用リスナーである場合、この汎用リスナーによって引き続き処理される可能性があります。
たとえば、シード済の「Workflow Java Error Agent Listener」および「Web Services IN Agent」では相関関係IDが指定されていないため、それぞれのエージェント上のイベント・メッセージをすべて処理できます。
注意: AQ相関関係IDは、WF_EVENT_Tイベント・メッセージ構造に含まれる相関関係IDとは異なります。
変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネントに対して定義済の名称が構成ウィザードに表示されます。
Container: サービス・コンポーネントが属するコンテナ。Oracle Workflowには、Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネント用に「Workflow Agent Listener Service」というコンテナが用意されています。
Maximum Idle Time: サービス・コンポーネントに「On-Demand」起動モードを選択した場合は、サービス・コンポーネントが停止するまでにアイドル状態を維持できる最大時間を分単位で入力します。この方法で停止された必要時コンポーネントは、新規メッセージの処理に再び必要になった時点でコンテナにより再起動されます。
Max Error Count: コンテナにより停止されてステータスが「Stopped with Error」に変更されるまでにサービス・コンポーネントで発生可能な連続エラー数。エラーが解決されて処理を続行できるようになると、エラー数がリセットされます。最大エラー数のデフォルト値は10です。
Inbound Thread Count: このJavaエージェント・リスナーによるインバウンド・メッセージ処理を有効化するには、インバウンド処理のスレッド数を1以上に設定します。このJavaエージェント・リスナーを無効化するには、インバウンド・スレッド数を0(ゼロ)に設定します。デフォルト値は1です。このJavaエージェント・リスナーで大量のインバウンド・メッセージを受信する場合、インバウンド・スレッド数を増加して、スループットを向上させることができます。
Outbound Thread Count: このパラメータはデフォルト値である0(ゼロ)のままにします。Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントでは、アウトバウンド・メッセージ処理は実行されません。
Log Level: サービス・コンポーネント・コンテナのログに記録する情報の詳細レベルを選択します。推奨ログ・レベルは、デフォルト値の「Error」です。通常、ログ・レベルの変更が必要になるのは、デバッグ用にさらに詳細な情報を記録する場合のみです。次のレベルから選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
Processor Read Wait Timeout: サービス・コンポーネントの処理スレッドが、割り当てられたキューにある最後のメッセージを読み取ってからタイムアウトになるまでに待機を続ける秒数を指定します。この時間が満了する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージが処理されてタイムアウト期間が再び開始します。タイムアウト期間が満了し、他に受信したメッセージがなければ、サービス・コンポーネントは読取りを停止し、スリープ時間が開始します。Javaエージェント・リスナーのデフォルトの読取りタイムアウト期間は10秒です。
Processor Min Loop Sleep: サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の満了後にキューでメッセージを再チェックするまで待機する最小スリープ時間を秒単位で指定します。Javaエージェント・リスナーのデフォルトの最小スリープ時間は5秒です。
Processor Max Loop Sleep: メッセージが受信されていないときの読取り試行間のスリープ時間を延長する場合に、最大スリープ時間を秒単位で指定します。最大スリープ時間に最小スリープ時間よりも大きい秒数を指定すると、サービス・コンポーネントはキューからのメッセージ読取りを完了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でメッセージが読み取られないと、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することによりパフォーマンスを改善できます。また、このパラメータに0(ゼロ)を指定して、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。Javaエージェント・リスナーのデフォルトの最大スリープ時間は60秒です。
Processor Error Loop Sleep: サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまで待機するスリープ時間を秒単位で指定します。Javaエージェント・リスナーのデフォルトのエラー・スリープ時間は60秒です。
Processor Close on Read Timeout: 読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に、サービス・コンポーネントの接続をクローズするように指定する場合、このパラメータを選択します。処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。Javaエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。
Start
Refresh
Suspend
Resume
Stop
リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の再呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。Javaエージェント・リスナーのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。
PROCESSOR_IN_THREAD_COUNT: Inbound Thread Count
COMPONENT_LOG_LEVEL: Log Level(数値として指定)
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。
現在、予定作成済のイベントがない場合は、「Add Row」ボタンをクリックしてイベント・リストに新規の1行を追加し、イベント情報を入力します。
予定の作成対象となるコマンドのイベントを選択します。Oracle Workflowには、サービス・コンポーネントを起動、停止、リフレッシュ、中断または再開できるイベントが用意されています。
イベントを最初に呼び出す日付を選択します。
時間と分を選択して、イベントを最初に呼び出す指定日の時刻を指定します。時間値は24時間制です。たとえば、午前0時の場合は「00」、午後11時の場合は「23」を選択します。
イベントを定期的に呼び出す場合は、イベントの呼出し間隔を分単位で入力します。繰返し間隔を指定しない場合、イベントは1度のみ呼び出されます。
リフレッシュ・イベントを選択した場合は、オプションでイベントとともに使用するパラメータを入力できます。これにより、イベントの呼出し時には、Javaエージェント・リスナー構成パラメータがそのパラメータ値でリフレッシュされます。パラメータ名と値はinternal_parameter_name=parameter_value形式で指定し、複数のパラメータを指定する場合はコロン(:)1個で区切ります。
例: PROCESSOR_IN_THREAD_COUNT=1
パラメータ値自体にコロン(:)が含まれる場合、エスケープ文字として次のようにコロンの前に円記号(\)を付けます。
\:
別のイベントの予定を作成するには、「Add Another Row」ボタンをクリックしてイベント情報を入力します。
イベントを削除するには、イベントを選択して「Remove」ボタンをクリックします。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。
このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。
これらの設定のいずれかを変更する場合は、構成ウィザードの該当ステップに戻って変更します。直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
設定を保存して構成を終了するには、「Finish」ボタンをクリックします。
Oracle WorkflowでWebサービスを使用して、アウトバウンドWebサービス要求を開始し、インバウンドWebサービス要求を受け入れることができます。
Webサービス・メッセージがOracle E-Business Suiteによりデキューされると、Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントにより転送されます。
Webサービス・アウトバウンド・プログラムは、一般サービス・コンポーネント・フレームワークでサービス・コンポーネント・タイプとして定義されています。このフレームワークにより、バックグラウンドのJavaサービスの管理を合理化して自動化できます。
Oracle Workflowには、標準のWF_WS_JMS_OUTキュー上のメッセージを処理するための「Web Services OUT Agent」というシード済のWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントが用意されています。これはビジネス・イベント・システム・エージェントです。このサービス・コンポーネントは手動で起動する必要があります。その構成は、オプションで必要に応じて更新できます。
オプションで、Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントを追加作成することもできます。たとえば、特定のエージェントまたはキューにあるメッセージのみを処理するWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを構成できます。
カスタムのWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを作成する場合は、それをシード済の「Workflow Document Web Services Service」というWebサービス・アウトバウンド・コンポーネント用コンテナに割り当てるか、シード済コンテナの処理量に基づいて独自のカスタム・コンテナを作成するように選択することもできます。
シード済のWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを実行する前に、それを管理する「Workflow Document Web Services Service」コンテナを起動する必要があります。このコンテナが稼働中であることを確認してください。カスタム・サービス・コンポーネント用に独自のカスタム・コンテナを作成する場合は、そのコンテナも稼働中であることを確認します。「Service Instances」ページを使用し、各コンテナを一般サービス管理(GSM)内のサービス・インスタンスとして起動します。
注意: インバウンドWebサービス・メッセージは、「Java agent listener」タイプの「Workflow Web Services In」というシード済サービス・コンポーネントにより処理されます。
Webサービス・アウトバウンド構成ウィザードを使用すると、一般属性と詳細属性を定義し、制御イベントの予定を作成して、Webサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントを構成できます。この構成ウィザードでは、新規のWebサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントを構成したり、既存のWebサービス・アウトバウンド・サービス・コンポーネントの構成を編集できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Create」>(B)「Continue」
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Service Components」ステータス・アイコン>(B)「Edit」
このページでは、サービス・コンポーネントの一般属性を定義できます。一部の属性はすでに必須値に設定されており、変更できません。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネント名。一意の名称を指定する必要があります。
Startup Mode: サービス・コンポーネントの起動モードとして「Automatic」、「Manual」または「On-Demand」を選択します。
Container Type: このサービス・コンポーネントが属するコンテナ・タイプ。コンテナ・タイプは常に「Oracle Applications Generic Service Management」(Oracle Applications GSM)です。
Inbound Agent: このフィールドは空白のままにします。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントでは、インバウンド・エージェントは使用されません。
Outbound Agent: アウトバウンドWebサービス・メッセージをモニターするエージェントまたはキュー。
変更内容を保存しないで構成を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの詳細属性を定義できます。アスタリスク(*)でマークされた属性は、サービス・コンポーネントを実行する前に環境に適した値に設定しておく必要があります。「Refresh」アイコンは、サービス・コンポーネントの実行中に動的にリフレッシュできる属性を示します。
ID: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのIDが構成ウィザードに表示されます。
Status: 前に作成したサービス・コンポーネントを編集する場合は、そのサービス・コンポーネントのステータスが構成ウィザードに表示されます。
Name: サービス・コンポーネントに対して定義済の名称が構成ウィザードに表示されます。
Container: サービス・コンポーネントが属するコンテナ。Oracle Workflowには、Webサービス・アウトバウンド・コンポーネント用に「Workflow Document Web Services Service」というコンテナが用意されています。
Maximum Idle Time: サービス・コンポーネントに「On-Demand」起動モードを選択した場合は、サービス・コンポーネントが停止するまでにアイドル状態を維持できる最大時間を分単位で入力します。この方法で停止された必要時コンポーネントは、新規メッセージの処理に再び必要になった時点でコンテナにより再起動されます。
Max Error Count: コンテナにより停止されてステータスが「Stopped with Error」に変更されるまでにサービス・コンポーネントで発生可能な連続エラー数。エラーが解決されて処理を続行できるようになると、エラー数がリセットされます。最大エラー数のデフォルト値は10です。
Inbound Thread Count: このパラメータはデフォルト値である0(ゼロ)のままにします。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントでは、インバウンド・メッセージ処理は実行されません。
Outbound Thread Count: このWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントと同時に実行するアウトバウンド処理スレッドの数を、送信する必要のあるアウトバウンド・メッセージの量に応じて指定します。このWebサービス・アウトバウンド・コンポーネントを無効化するには、0(ゼロ)を指定します。デフォルト値は1です。
Log Level: サービス・コンポーネント・コンテナのログに記録する情報の詳細レベルを選択します。推奨ログ・レベルは、デフォルト値の「Error」です。通常、ログ・レベルの変更が必要になるのは、デバッグ用にさらに詳細な情報を記録する場合のみです。次のレベルから選択できます。
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
Processor Read Wait Timeout: サービス・コンポーネントの処理スレッドが、割り当てられたキューにある最後のメッセージを読み取ってからタイムアウトになるまでに待機を続ける秒数を指定します。この時間が満了する前に別のメッセージを受信すると、そのメッセージが処理されてタイムアウト期間が再び開始します。タイムアウト期間が満了し、他に受信したメッセージがなければ、サービス・コンポーネントは読取りを停止し、スリープ時間が開始します。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのデフォルトの読取りタイムアウト期間は10秒です。
Processor Min Loop Sleep: サービス・コンポーネントが読取りタイムアウト期間の満了後にキューでメッセージを再チェックするまで待機する最小スリープ時間を秒単位で指定します。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのデフォルトの最小スリープ時間は5秒です。
Processor Max Loop Sleep: メッセージが受信されていないときの読取り試行間のスリープ時間を延長する場合に、最大スリープ時間を秒単位で指定します。最大スリープ時間に最小スリープ時間よりも大きい秒数を指定すると、サービス・コンポーネントはキューからのメッセージ読取りを完了した後、最初は最小スリープ時間だけ待機します。以後の試行でメッセージが読み取られないと、読取り試行間のスリープ時間が最大スリープ時間に達するまで段階的に延長されます。メッセージの受信頻度が低い場合は、スリープ時間を延長することによりパフォーマンスを改善できます。また、このパラメータに0(ゼロ)を指定して、スリープ時間を延長しないように指定することもできます。この場合、サービス・コンポーネントは常に、読取り試行間に最小スリープ時間だけ待機します。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのデフォルトの最大スリープ時間は60秒です。
Processor Error Loop Sleep: サービス・コンポーネントがエラー発生後に処理の再開を試行するまで待機するスリープ時間を秒単位で指定します。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのデフォルトのエラー・スリープ時間は60秒です。
Processor Close on Read Timeout: 読取りタイムアウト期間の経過後にスリープ時間が開始する際に、サービス・コンポーネントの接続をクローズするように指定する場合、このパラメータを選択します。処理スレッドが停止するまで接続をオープンしたままにする場合は、このパラメータの選択を解除します。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
このページでは、サービス・コンポーネントの実行を制御するイベントの予定を作成できます。イベントは、DBMSジョブにより予定時刻に呼び出されます。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントについて、次のイベントの予定を作成できます。
Start
Refresh
Suspend
Resume
Stop
リストには、イベントごとに名称、最初の呼出し予定日時、分単位の呼出し間隔、および「Refresh」イベントの場合はリフレッシュするパラメータが表示されます。Webサービス・アウトバウンド・コンポーネントのリフレッシュ時に、パラメータの内部名を使用して次のリフレッシュ可能パラメータを指定できます。
PROCESSOR_OUT_THREAD_COUNT: Outbound Thread Count
COMPONENT_LOG_LEVEL: Log Level(数値として指定)
1: Statement
2: Procedure
3: Event
4: Exception
5: Error
6: Unexpected
イベントを予定作成する手順は、次のとおりです。
現在、予定作成済のイベントがない場合は、「Add Row」ボタンをクリックしてイベント・リストに新規の1行を追加し、イベント情報を入力します。
予定の作成対象となるコマンドのイベントを選択します。Oracle Workflowには、サービス・コンポーネントを起動、停止、リフレッシュ、中断または再開できるイベントが用意されています。
イベントを最初に呼び出す日付を選択します。
時間と分を選択して、イベントを最初に呼び出す指定日の時刻を指定します。時間値は24時間制です。たとえば、午前0時の場合は「00」、午後11時の場合は「23」を選択します。
イベントを定期的に呼び出す場合は、イベントの呼出し間隔を分単位で入力します。繰返し間隔を指定しない場合、イベントは1度のみ呼び出されます。
リフレッシュ・イベントを選択した場合は、オプションでイベントとともに使用するパラメータを入力できます。これにより、イベントの呼出し時には、Webサービス・アウトバウンド構成パラメータがそのパラメータ値でリフレッシュされます。パラメータ名と値はinternal_parameter_name=parameter_value形式で指定し、複数のパラメータを指定する場合はコロン(:)1個で区切ります。
例: PROCESSOR_OUT_THREAD_COUNT=3
パラメータ値自体にコロン(:)が含まれる場合、エスケープ文字として次のようにコロンの前に円記号(\)を付けます。
\:
別のイベントの予定を作成するには、「Add Another Row」ボタンをクリックしてイベント情報を入力します。
イベントを削除するには、イベントを選択して「Remove」ボタンをクリックします。
このページの変更内容を取り消すには、「Cancel」ボタンをクリックします。
構成ウィザードの直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの次のステップに進むには、「Next」ボタンをクリックします。
前述の設定を保存して構成ウィザードの最終ステップに進むには、「Finish」ボタンをクリックします。
注意: 「Next」または「Finish」ボタンをクリックすると、リストの各行でイベントが指定されていることを構成ウィザードで検証します。別のイベントの予定を作成しない場合は、どちらかのボタンをクリックする前に空の行を削除する必要があります。
このページでは、このサービス・コンポーネントに対して設定した構成パラメータ値および予定を作成したイベントを検討できます。
これらの設定のいずれかを変更する場合は、構成ウィザードの該当ステップに戻って変更します。直前のステップに戻るには、「Back」ボタンをクリックします。
設定を保存して構成を終了するには、「Finish」ボタンをクリックします。
Oracle Workflowでは、ワークフロー・エンジンにより遅延されたアクティビティの処理、タイムアウトした通知アクティビティの処理およびスタック・プロセスの処理という3つの目的にバックグラウンド・エンジン・プロセスが使用されます。
ワークフロー・エンジンがプロセスを開始して実行すると、必要なアクティビティをすべて完了してから次の適格アクティビティに進みます。アクティビティが完了するまでに大量の処理リソースや時間を必要とする場合があります。Oracle Workflowでは、このように高コストのアクティビティをバックグラウンド・タスクとして実行するための補助エンジンを設定することで、ワークフロー・エンジンにかかる負荷を管理できます。このような場合、高コストのアクティビティはワークフロー・エンジンにより遅延され、後からバックグラウンド・エンジンにより実行されます。メイン・ワークフロー・エンジンは次に使用可能なアクティビティを続行でき、そのアクティビティは同じプロセスの他のパラレル分岐で発生する場合もあります。
タイムアウトした通知アクティビティを処理するためにも、バックグラウンド・エンジンを設定する必要があります。応答を必要とする通知アクティビティに達すると、ワークフロー・エンジンは通知システムをコールして適切な実行者に通知を送信し、実行者が完了するまで通知アクティビティを「NOTIFIED」ステータスに設定します。一方、タイムアウト・アクティビティを処理するように設定されたバックグラウンド・エンジンは、「NOTIFIED」ステータスのアクティビティを定期的にチェックし、これらのアクティビティのタイムアウト値が指定されているかどうかを確認します。「NOTIFIED」ステータスのアクティビティにタイムアウト値がなく、現在の日時がタイムアウト値よりも後の場合、バックグラウンド・エンジンはそのアクティビティをタイムアウトとしてマークし、ワークフロー・エンジンをコールします。その後、ワークフロー・エンジンは「<Timeout>」遷移アクティビティの実行を試行することで再開します。
さらに、スタック・プロセスを処理するようにバックグラウンド・エンジンを設定する必要があります。スタック・プロセスとして識別されるのは、「ACTIVE」ステータスになっていてもそれ以上は進行しない場合です。たとえば、次の場合にスタック・プロセスとなります。
プロセス内のスレッドが原因で「End」アクティビティとして定義されていないアクティビティに遷移するが、その後に他のアクティビティがモデル化されておらず、他に有効なアクティビティがない場合。
プロセス内でループ・バックするスレッドは1つのみだが、そのループのピボット・アクティビティの「On Revisit」プロパティが「Ignore」に設定されている場合。
アクティビティから戻される結果に適格な遷移が存在しない場合。たとえば、機能アクティビティの機能が予期しない結果値を戻し、そのアクティビティの後にデフォルト遷移がモデル化されていない場合には、プロセスは続行できません。
バックグラウンド・エンジンは、スタック・プロセスのステータスをERROR:#STUCKに設定し、それに対して定義されているエラー処理を実行します。
遅延アクティビティとタイムアウト・アクティビティをチェックするために、必要な数のバックグラウンド・エンジンを定義して起動できます。
バックグラウンド・エンジンを実行するには、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラム(FNDWFBG)を発行します。バックグラウンド・エンジンの処理対象を、特定のコスト範囲内で特定の項目タイプに関連付けられているアクティビティに限定できます。バックグラウンド・エンジンは、開始された時点で適格なアクティビティをすべて完了するまで実行されます。通常は、バックグラウンド・エンジンを定期的に実行するように設定する必要があります。
タイムアウト・アクティビティをチェックできるバックグラウンド・エンジン、遅延アクティビティを処理できるバックグラウンド・エンジン、スタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンがそれぞれ1つ以上存在することを確認してください。少なくとも、タイムアウト・アクティビティと遅延アクティビティの両方およびスタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンを1つ設定する必要があります。通常、スタック・プロセスをチェックする個別バックグラウンド・エンジンに必要な実行頻度は、遅延アクティビティ用のバックグラウンド・エンジンよりも低く、1日に1度以下です。スタック・プロセスをチェックするバックグラウンド・エンジンは、システム負荷の低いときに実行します。
注意: ワークフローのRACアフィニティを実装する場合、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」(FNDWFBGRAC)コンカレント・プログラムを使用して、バックグラウンド・エンジンを実行する必要もあります。このプログラムにより、特定のRACインスタンスで起動されたRAC対応ワークフローのみをそれぞれ処理するバックグラウンド・エンジンが実行されます。RACアフィニティを使用してバックグラウンド・エンジンを実行すると、ワークフロー・ランタイム・データに迅速にアクセスでき、競合を回避するのに役立ちます。ただし、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」(FNDWFBGRAC)コンカレント・プログラムをOracle Workflow Managerから発行することはできません。このプログラムは、標準要求発行UIを使用して発行する必要があります。『Oracle Workflow管理者ガイド』のワークフローのRACアフィニティの設定に関する項および『Oracle Workflow管理者ガイド』のバックグラウンド・ワークフロー・エンジンの設定に関する項を参照してください。
ご使用のRAC対応ワークフローの要件によっては、必要に応じて、遅延アクティビティ、タイムアウト・アクティビティおよびスタック・プロセスについて「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する必要があります。RAC対応ワークフローが特定の予定に基づいて実行される場合、「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを対応する予定に基づいて実行する必要があります。RAC対応ワークフロー以外のワークフローを処理するために、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを引き続き実行する必要もあります。RAC対応ワークフローがRACアフィニティを使用して処理されるようにするには、項目タイプを指定しないで「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する場合は特に、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムの前に「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行するように計画します。
バックグラウンド・エンジンを実行するには、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラム(FNDWFBG)を発行します。新規バックグラウンド・エンジンの起動時には、処理対象を特定のコスト範囲内で特定の項目タイプに関連付けられたアクティビティに限定できます。「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラムを複数回発行し、様々な時点で異なるバックグラウンド・エンジンを実行するように予定を作成できます。
「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラムに対する要求を発行するには、「Workflow System」ステータス・ページの「Submit Request For」プルダウン・メニューから「Background Engines」を選択して「Go」ボタンをクリックします。
「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント要求を表示するには、「Workflow System」ステータス・ページで「Background Engines」ステータス・アイコンをクリックします。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」
「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント・プログラムの発行時に、次のパラメータを指定します。
Item Type: 項目タイプを指定して、このエンジンの対象をその項目タイプに関連したアクティビティに限定します。項目タイプを指定しない場合、すべてのアクティビティが項目タイプに関係なく処理されます。
注意: ワークフローのRACアフィニティを実装する場合、次の条件が適用されます。
ワークフローのRACアフィニティのパフォーマンスを向上させるには、RAC対応ワークフロー・プロセスを含む項目タイプに対して「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する必要があります。
いずれかの項目タイプにRAC対応と非RACの両方のワークプロセスが含まれている場合は、非RACワークフロー・プロセスを処理するために、これらの項目タイプに対して標準の「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムも実行する必要があります。この場合、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムにより、プロセスが非RACであるかRAC対応であるかにかかわらず、指定された項目タイプ内のすべてのワークフロー・プロセスの適格なアクティビティが、RACアフィニティを考慮せずに実行されます。
項目タイプを指定せずに「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する場合は、プロセスが非RACであるかRAC対応であるかにかかわらず、すべての項目タイプ内のすべてのワークフロー・プロセスの適格なアクティビティが、RACアフィニティを考慮せずに実行されます。
そのため、RAC対応ワークフローがRACアフィニティを使用して処理されるようにするには、項目タイプを指定しないで「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行する場合は特に、「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムの前に「RAC用のワークフロー・バックグラウンド・プロセス」プログラムを実行するように計画します。
Minimum Threshold: このバックグラウンド・エンジンで実行するためにアクティビティに必要な最小コストを0.01秒単位で指定します。
Maximum Threshold: このバックグラウンド・エンジンで実行するためにアクティビティに使用できる最大コストを指定します。「Minimum Threshold」と「Maximum Threshold」を使用すると、複数のバックグラウンド・エンジンを作成して特定のタイプのアクティビティを処理できます。この2つの引数のデフォルト値はNULLであるため、バックグラウンド・エンジンではコストに関係なくアクティビティが実行されます。
Process Deferred: このバックグラウンド・エンジンで遅延アクティビティをチェックするかどうかを指定します。このパラメータを「Yes」に設定すると、エンジンで遅延アクティビティをチェックできます。
Process Timeout: このバックグラウンド・エンジンでタイムアウト・アクティビティをチェックするかどうかを指定します。このパラメータを「Yes」に設定すると、エンジンでタイムアウト・アクティビティをチェックできます。
Process Stuck: このバックグラウンド・エンジンでスタック・プロセスをチェックするかどうかを指定します。このパラメータを「Yes」に設定すると、エンジンでスタック・プロセスをチェックできます。
注意: タイムアウト・アクティビティをチェックできるバックグラウンド・エンジン、遅延アクティビティを処理できるバックグラウンド・エンジン、スタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンがそれぞれ1つ以上存在することを確認してください。少なくとも、タイムアウト・アクティビティと遅延アクティビティの両方およびスタック・プロセスを処理できるバックグラウンド・エンジンを1つ設定する必要があります。
「ワークフロー・バックグラウンド・プロセス」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Background Engines」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Background Engines」ステータス・アイコン
非表示になっている要求の詳細を表示するには、「Details」列の「Show」リンクをクリックします。Oracle Applications Managerにより、要求のステータスに応じた要求詳細が表示されます。また、要求の保留、要求の取消し、診断情報の表示、マネージャ詳細の表示、ログの表示または要求出力の表示などの処理も、対応するボタンをクリックすることで実行できます。使用可能な処理は、要求のステータスに応じて異なります。
表示されている要求詳細を非表示にするには、「Details」列の「Hide」リンクをクリックします。
異なる基準を指定してコンカレント要求を検索するには、「New Search」ボタンをクリックするか、「Quick Search」リンクの1つをクリックします。
この検索の検索基準を変更するには、「Modify Search」ボタンをクリックします。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
Oracle Applications Managerコンソールを使用すると、Oracle WorkflowとOracle XML Gatewayのデータベース表を容易に保守できます。Oracle WorkflowとOracle XML Gatewayがアクセスする複数の表は、すべての完了済ワークフロー・プロセスに関して格納される廃止ワークフロー情報とXML取引に関する廃止情報で極端に大きくなる場合があります。これらの表と索引のサイズが原因でパフォーマンスが低下する可能性があります。「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラムを使用して、これらの表を定期的にパージする必要があります。
このプログラムは、ステータス情報、関連通知および「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションがYに設定されている場合、関連するOracle XML Gateway取引など、作業項目に関連した廃止ランタイム情報をパージします。デフォルトでは、使用されなくなったアクティビティや失効したアドホック・ユーザーおよびロールなどの廃止設計情報と、ワークフロー・プロセスを介して処理されなかった通知や(「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションがYに設定されている場合に)ワークフロー・プロセスを介して処理されなかったOracle XML Gateway取引など、作業項目に関連しない廃止ランタイム情報もパージされます。オプションで、高アクティビティ期間中にはパフォーマンス改善のために作業項目関連のコア・ランタイム情報のみをパージし、低アクティビティ期間中には日常的保守の一部として全廃止情報をパージするように選択できます。
注意: このプログラムでは、失効日がNULLであるアドホック・ユーザーまたはロールは削除されません。アドホック・ユーザーおよびロールが不要になった後にすぐパージされるようにするには、有効となっている必要がある時間を見積り、WF_DIRECTORY.CreateAdHocUser()、WF_DIRECTORY.CreateAdHocRole()またはWF_DIRECTORY.CreateAdHocRole2()をコールしてこれらを作成する際に、適切な失効日を指定します。
将来の参照用に電子署名証拠を保存するために、このプログラムでは、デフォルトで署名を必要とする通知または関連する署名情報は削除されません。署名証拠を保持する必要がない場合は、署名関連情報も削除できます。
注意: 「廃止ECXデータのパージ」コンカレント・プログラムを使用して、Oracle XML Gateway固有のパラメータに従ってOracle XML Gateway取引をパージすることもできます。このプログラムおよび「ECX: WFによるECXデータのパージ」プロファイル・オプションの詳細は、『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』の「廃止ECXデータのパージ」コンカレント・プログラムに関する項および『Oracle XML Gatewayユーザーズ・ガイド』の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」に関する項を参照してください。
「Workflow Purge」ページには、次回予定済のパージ要求と最後に完了したパージ要求および完了済作業項目に関する要約情報が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Throughput」>「Work Items」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このリージョンには、次回予定済の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求と最後に完了した「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求に関する要約情報が表示されます。
このリージョンの情報が非表示になっている場合に表示するには、「Show」リンクをクリックします。
このリージョンの情報が表示されている場合に非表示にするには、「Hide」リンクをクリックします。
次回予定済の「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求の場合は、Oracle Workflow Managerに要求ID、要求者、ステータス、要求開始時刻、待機時間およびパラメータが表示されます。
最後に完了した「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求の場合は、Oracle Workflow Managerに要求ID、要求者、ステータス、完了時刻、継続時間およびパラメータが表示されます。
要求のログ・ファイルを表示するには、「Request Log」リンクをクリックします。
このリージョンには、様々な項目タイプにまたがる完了済作業項目の分布が表示されます。
このリージョンの情報が非表示になっている場合に表示するには、「Show」リンクをクリックします。
このリージョンの情報が表示されている場合に非表示にするには、「Hide」リンクをクリックします。
このリージョンには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
「Completed Work Items」リスト内の作業項目タイプごとに、Oracle Workflow Managerに作業項目タイプ名、持続タイプ、日数単位の保持期間、そのタイプの完了済作業項目数、そのタイプでパージ可能な項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される項目タイプをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューから項目タイプ・プロパティと演算子を選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目タイプの表示名
作業項目タイプの内部名
持続タイプ
保持期間
このタイプの完了済作業項目数
このタイプでパージ可能な項目数
特定の項目タイプの作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
パージを実行するには、「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラム(FNDWFPR)を発行します。制限事項を入力してパージするデータを指定できます。
「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラムに対する要求を発行するには、「Workflow Purge」ページの「Completed Work Items」リージョンで「Purge」ボタンをクリックするか、「Workflow System」ステータス・ページで「Submit Request For」プルダウン・メニューから「Purge」を選択して「Go」ボタンをクリックします。
「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求を表示するには、「Workflow Purge」ページの「Completed Work Items」リージョンで「View Purge Requests」ボタンをクリックします。
「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント・プログラムの発行時に、次のパラメータを指定します。
Item Type: パージする項目タイプを指定します。このフィールドを空白にすると、すべての項目タイプのランタイム・データがパージされます。
Item Key: パージする項目キーを指定します。項目キーは、項目タイプ内の項目の一意の識別子です。このフィールドを空白にすると、指定した項目タイプの全品目のランタイム・データがパージされます。
AGE: 「Temporary」持続タイプの項目をパージする場合は、パージするデータの最小日数を指定します。デフォルトは0(ゼロ)日です。
Persistence Type: パージするデータの持続タイプとして「Permanent」または「Temporary」を指定します。デフォルトは「Temporary」です。
Core Workflow Only: 作業項目に関連した廃止ランタイム・データのみをパージするにはY、すべての廃止ランタイム・データと廃止設計データをパージするにはNを入力します。デフォルトはNです。
Commit Frequency: プログラムでデータがコミットされる前にパージするレコード数を入力します。ロールバック・サイズを削減してパフォーマンスを向上するために、小さいレコード数の後にデータをコミットするようにこのパラメータを設定します。デフォルト値は500レコードです。
注意: コミットの実行後、プログラムによりその後の開始日で作業項目のパージが再開されます。追加項目の開始日がコミット前に最後にパージされた項目の開始日と同じ場合、すべての適格な項目がパージされないことがあります。これら残りの作業項目をパージするには、単にプログラムを再実行します。
Signed Notifications: 電子署名を必要とする通知および関連する署名情報を含む署名証拠を保存するには、「N」を入力します。署名関連情報をパージするには、「Y」を入力します。デフォルト値は「N」です。
「廃止ワークフロー・ランタイム・データのパージ」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Workflow Purge」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Purge Requests」
非表示になっている要求の詳細を表示するには、「Details」列の「Show」リンクをクリックします。Oracle Applications Managerにより、要求のステータスに応じた要求詳細が表示されます。また、要求の保留、要求の取消し、診断情報の表示、マネージャ詳細の表示、ログの表示または要求出力の表示などの処理も、対応するボタンをクリックすることで実行できます。使用可能な処理は、要求のステータスに応じて異なります。
表示されている要求詳細を非表示にするには、「Details」列の「Hide」リンクをクリックします。
異なる基準を指定してコンカレント要求を検索するには、「New Search」ボタンをクリックするか、「Quick Search」リンクの1つをクリックします。
この検索の検索基準を変更するには、「Modify Search」ボタンをクリックします。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプの完了済作業項目に関する詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このリージョンには、ワークフロー・プロセス中に各種のアクティビティ・ステージで終了した完了済作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名と結果、およびそのステージで終了した完了済作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
デフォルトで、リストには過去30日以内に終了した完了済作業項目が表示されます。異なる期間中に終了した完了済作業項目を表示するには、「Filter: End Date Within Last _ Days」オプションに日数を入力して「Go」ボタンをクリックします。
特定のアクティビティ・ステージで終了した作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Activity Stage」列でアクティビティ・ステージのリンクをクリックするか、アクティビティ・ステージを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定のアクティビティ・ステージで終了した特定の項目タイプの完了済作業項目の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Purge」ステータス・アイコン>(B)「View Details」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
Oracle Workflow Managerには、選択したアクティビティ・ステージで終了した、選択した項目タイプのすべての完了済作業項目のリストが表示されます。デフォルトで、このリストには過去30日以内に終了した完了済作業項目が表示されます。リストには、作業項目ごとに、その作業項目が終了したアクティビティの内部名、アクティビティの開始日と終了日、アクティビティの実行に割り当てられたユーザーおよび項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される作業項目をフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからアクティビティのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目が終了したアクティビティの内部名
指定した日数以内の開始日
指定した日数以内の終了日
アクティビティを実行するために割り当てられたユーザー
作業項目の項目キー
作業項目に対して「Workflow Monitor」を起動するには、作業項目を選択して「Launch Workflow Monitor」ボタンをクリックします。
注意: 「Workflow Monitor」で作業項目のステータスを変更する処理を実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。
Oracle Workflowには、WF_CONTROLという標準ビジネス・イベント・システム・エージェントが組み込まれており、同じくWF_CONTROLという標準キューに関連付けられています。このキューのペイロード・タイプは「JMS Text message」です。WF_CONTROLエージェントは内部処理専用で、顧客が使用することを意図していません。このキューにはカスタム・イベント・メッセージを入れないでください。
一般サービス・コンポーネント・フレームワークでは、通知メーラーやエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントなど、コンテナとサービス・コンポーネントに対する制御イベントが、WF_CONTROLを使用して処理されます。WF_CONTROLは、他のOracle E-Business Suiteの内部処理にも使用されます。
WF_CONTROLを使用する中間層プロセスはメッセージをキューから直接デキューするため、WF_CONTROLエージェントの伝播予定を作成する必要はありません。ただし、WF_CONTROLキューのサブスクライバは定期的にクリーン・アップする必要があります。このクリーン・アップを実行するために、「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラムの予定が自動的に作成されます。
Oracle E-Business Suite用の中間層プロセスが起動すると、キューへのJMSサブスクライバが作成されます。次に、キューにイベント・メッセージが置かれると、そのコピーがキューへのサブスクライバごとに作成されます。ただし、中間層プロセスが終了すると、対応するサブスクライバはデータベースに残ります。処理効率を高めるために、無効になった中間層プロセスのサブスクライバを削除して、WF_CONTROLが定期的にクリーン・アップされることを確認する必要があります。「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラムは、oracle.apps.wf.bes.control.pingというイベントを送信して、WF_CONTROLキューへの各サブスクライバのステータスをチェックします。対応する中間層プロセスが引き続き有効な場合は、応答が送信されます。クリーン・アップ・プログラムは次回の実行時に、前回の実行中に送信した各pingイベントについて応答を受信したかどうかをチェックします。特定のサブスクライバから応答を受信していない場合、そのサブスクライバが削除されます。
クリーン・アップの推奨実行頻度は12時間ごとです。サブスクライバがpingイベントに応答できる十分な時間的余裕を持たせるために、2回のクリーン・アップ実行の間の最小待機時間は30分となっています。前回の実行から30分以内にプロシージャを再実行すると、処理は実行されません。
ワークフロー制御キューのクリーン・アップを実行するには、「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラム(FNDWFBES_CONTROL_QUEUE_CLEANUP)を発行します。このプログラムはパラメータを必要としません。このコンカレント・プログラムは、デフォルトで12時間ごとに実行するように予定されており、これはクリーン・アップの推奨実行頻度です。クリーン・アップを異なる頻度で実行する場合は、オプションでこのプログラムの発行時に異なる予定を指定できます。
「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント・プログラムに対する要求を発行するには、「Workflow System」ステータス・ページの「Submit Request For」プルダウン・メニューから「Control Queue Cleanup」を選択して「Go」ボタンをクリックします。
「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント要求を表示するには、「Workflow System」ステータス・ページで「Control Queue Cleanup」ステータス・アイコンをクリックします。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」
「ワークフロー制御キュー・クリーン・アップ」コンカレント要求を表示すると、これらの要求に関する標準要求詳細情報が「Control Queue Cleanup」ページに表示されます。リストには、要求ごとに要求ID、プログラム短縮名、摘要、アプリケーション短縮名、フェーズ、ステータス、要求者、継続時間、待機時間および発行日が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Control Queue Cleanup」ステータス・アイコン
非表示になっている要求の詳細を表示するには、「Details」列の「Show」リンクをクリックします。Oracle Applications Managerにより、要求のステータスに応じた要求詳細が表示されます。また、要求の保留、要求の取消し、診断情報の表示、マネージャ詳細の表示、ログの表示または要求出力の表示などの処理も、対応するボタンをクリックすることで実行できます。使用可能な処理は、要求のステータスに応じて異なります。
表示されている要求詳細を非表示にするには、「Details」列の「Hide」リンクをクリックします。
異なる基準を指定してコンカレント要求を検索するには、「New Search」ボタンをクリックするか、「Quick Search」リンクの1つをクリックします。
この検索の検索基準を変更するには、「Modify Search」ボタンをクリックします。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
「Active Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の有効な作業項目の分布が表示されます。終了日のない作業項目は、遅延、保留またはエラーのある作業項目や実行中の作業項目を含め、すべて有効な作業項目としてカウントされます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
「Active Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの有効な作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される項目タイプをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューから項目タイプ・プロパティと演算子を選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目タイプの表示名
作業項目タイプの内部名
このタイプの有効な作業項目数
特定の項目タイプの有効な作業項目アクティビティの詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプ内で有効な作業項目アクティビティの詳細が表示されます。有効な作業項目アクティビティは、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。
注意: このページには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。「Deferred」、「Suspended」または「Error」ステータスのアクティビティはこのページには表示されませんが、そのアクティビティが属している作業項目は「Active」作業項目としてカウントされます。「View」プルダウン・メニューを使用すると、「Deferred」、「Suspended」または「Error」ステータスのアクティビティの詳細を表示できます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
アクティビティのステータスが「Active」、「Waiting」または「Notified」の場合は、このリージョンに現在ワークフロー・プロセス内の様々なアクティビティ・ステージにある有効な作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージで有効な作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
デフォルトで、リストには過去30日以内に開始された有効な作業項目が表示されます。異なる期間中に開始された有効な作業項目を表示するには、「Filter: Start Date Within Last _ Days」オプションに日数を入力して「Go」ボタンをクリックします。
特定のアクティビティ・ステージにある作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Activity Stage」列でアクティビティ・ステージのリンクをクリックするか、アクティビティ・ステージを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプ内で特定のアクティビティ・ステージにある有効な作業項目アクティビティの詳細が表示されます。有効な作業項目アクティビティには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Active」>(B)「View Details」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある有効な全アクティビティのリストが表示されます。有効な作業項目アクティビティには、「Active」、「Waiting」または「Notified」ステータスのアクティビティのみが含まれます。デフォルトで、リストには過去30日以内に開始された有効な作業項目が表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される作業項目をフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからアクティビティのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
有効なアクティビティの内部名
指定した日数以内の開始日
指定した日数以内の期限
アクティビティを実行するために割り当てられたユーザー
作業項目の項目キー
リスト内の作業項目をすべて中止するには、「Abort All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが中止されます。
リスト内のアクティビティをすべて保留するには、「Suspend All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが保留になります。
単一の作業項目を中止するには、必要なアクティビティを選択して「Abort」ボタンをクリックします。
単一のアクティビティを保留するには、必要なアクティビティを選択して「Suspend」ボタンをクリックします。
作業項目に対して「Workflow Monitor」を起動するには、必要なアクティビティを選択して「Launch Workflow Monitor」ボタンをクリックします。
注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。
「Deferred Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の遅延作業項目の分布が表示されます。遅延ステータスになっているアクティビティの数が極端に多い場合は、使用可能なバックグラウンド・エンジンの数が足りないことを示している可能性があります。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
「Deferred Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの遅延作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される項目タイプをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューから項目タイプ・プロパティと演算子を選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目タイプの表示名
作業項目タイプの内部名
このタイプの遅延作業項目数
特定の項目タイプの作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプの遅延作業項目に関する詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージにある遅延作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージの遅延作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
デフォルトでは、リストには過去30日以内に開始された有効な作業項目が表示されます。異なる期間中に開始された遅延作業項目を表示するには、「Filter: Start Date Within Last _ Days」オプションに日数を入力して「Go」ボタンをクリックします。
特定のアクティビティ・ステージにある作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Activity Stage」列でアクティビティ・ステージのリンクをクリックするか、アクティビティ・ステージを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプで現在は特定のアクティビティ・ステージにある遅延作業項目の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Deferred」>(B)「View Details」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある全遅延アクティビティのリストが表示されます。デフォルトでは、リストには過去30日以内に開始された遅延作業項目が表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される作業項目をフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからアクティビティのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
遅延アクティビティの内部名
指定した日数以内の開始日
指定した日数以内の期限
アクティビティを実行するために割り当てられたユーザー
作業項目の項目キー
リスト内の作業項目をすべて中止するには、「Abort All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが中止されます。
リスト内のアクティビティをすべて保留するには、「Suspend All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが保留になります。
単一の作業項目を中止するには、必要なアクティビティを選択して「Abort」ボタンをクリックします。
単一のアクティビティを保留するには、必要なアクティビティを選択して「Suspend」ボタンをクリックします。
作業項目に対して「Workflow Monitor」を起動するには、必要なアクティビティを選択して「Launch Workflow Monitor」ボタンをクリックします。
注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。
「Suspended Work Items」ページには、様々な項目タイプ間の保留作業項目の分布が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
「Suspended Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプの保留作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される項目タイプをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューから項目タイプ・プロパティと演算子を選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目タイプの表示名
作業項目タイプの内部名
このタイプの保留作業項目数
項目タイプの詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプの全保留作業項目に関する詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージにある保留作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージの保留作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
指定した期間内に開始された保留作業項目を表示するには、「Filter: Start Date Within Last _ Days」オプションに日数を入力して「Go」ボタンをクリックします。
特定のアクティビティ・ステージにある作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Activity Stage」列でアクティビティ・ステージのリンクをクリックするか、アクティビティ・ステージを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定のアクティビティ・ステージにある特定の項目タイプの全保留作業項目の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Suspended」>(B)「View Details」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージにある全保留アクティビティのリストが表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される作業項目をフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからアクティビティのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
保留アクティビティの内部名
指定した日数以内の開始日
指定した日数以内の期限
アクティビティを実行するために割り当てられたユーザー
作業項目の項目キー
リスト内の作業項目をすべて中止するには、「Abort All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが中止されます。
リスト内のアクティビティをすべて再開するには、「Resume All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが再開されます。
単一の作業項目を中止するには、必要なアクティビティを選択して「Abort」ボタンをクリックします。
単一のアクティビティを再開するには、必要なアクティビティを選択して「Resume」ボタンをクリックします。
作業項目に対して「Workflow Monitor」を起動するには、必要なアクティビティを選択して「Launch Workflow Monitor」ボタンをクリックします。
注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。
「Errored Work Items」ページには、様々な項目タイプ間におけるエラーのある作業項目の分布が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このページには作業項目統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
「Errored Work Items」ページには、作業項目タイプごとに作業項目タイプ名とそのタイプでエラーのある作業項目の数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される項目タイプをフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューから項目タイプ・プロパティと演算子を選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
作業項目タイプの表示名
作業項目タイプの内部名
このタイプでエラーのある作業項目数
項目タイプの詳細を表示するには、「Work Item Type」列で項目タイプのリンクをクリックするか、項目タイプを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプでエラーのある全作業項目に関する詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
このリージョンには、現在ワークフロー・プロセス中の各種アクティビティ・ステージでエラーのある作業項目の分布が表示されます。リストには、アクティビティ・ステージごとに、アクティビティの内部名とそのステージでエラーのある作業項目数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
指定した期間内に開始されたエラーのある作業項目を表示するには、「Filter: Start Date Within Last _ Days」オプションに日数を入力して「Go」ボタンをクリックします。
特定のアクティビティ・ステージにある作業項目の詳細を表示するには、「Work Item Activity Stage」列でアクティビティ・ステージのリンクをクリックするか、アクティビティ・ステージを選択して「View Details」ボタンをクリックします。
このページには、特定の項目タイプ内にある特定のアクティビティ・ステージでエラーのある全作業項目の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Work Items」>「Error」>(B)「View Details」>(B)「View Details」
異なるステータスの作業項目を表示するには、「View」プルダウン・メニューから必要なステータスを選択して「Go」ボタンをクリックします。次のステータスの項目を表示できます。
Completed Work Items
Active Work Items
Deferred Work Items
Suspended Work Items
Errored Work Items
Oracle Workflow Managerには、選択した項目タイプの作業項目に関して選択したステージでエラーのある全アクティビティのリストが表示されます。アクティビティごとに、アクティビティの内部名、開始日、期限、そのアクティビティを実行するために割り当てられたユーザーおよび作業項目の項目キーが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
リストに表示される作業項目をフィルタリングするには、「Filter」プルダウン・メニューからアクティビティのプロパティを選択し、テキスト・フィールドにフィルタ値を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のプロパティでフィルタリングできます。
エラーのあるアクティビティの内部名
指定した日数以内の開始日
指定した日数以内の期限
アクティビティを実行するために割り当てられたユーザー
作業項目の項目キー
リスト内の作業項目をすべて中止するには、「Abort All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが中止されます。
リスト内のアクティビティをすべて再試行するには、「Retry All」ボタンをクリックします。リストをフィルタした場合は、リストに現在表示されている作業項目のみが再試行されます。
単一の作業項目を中止するには、必要なアクティビティを選択して「Abort」ボタンをクリックします。
単一のアクティビティを再試行するには、必要なアクティビティを選択して「Retry」ボタンをクリックします。
作業項目に対して「Workflow Monitor」を起動するには、必要なアクティビティを選択して「Launch Workflow Monitor」ボタンをクリックします。
注意: 作業項目の中止など、作業項目のステータスを変更する処理を「Workflow Monitor」で実行した場合は、更新後の情報を確認するためにOracle Workflow ManagerのWebページをリフレッシュする必要があります。
注意: 「再試行エラー発生ワークフロー・アクティビティ」コンカレント・プログラムを使用して、特定の項目タイプについてエラーのある複数のアクティビティを一度に再試行することもできます。『Oracle Workflow管理者ガイド』の再試行エラー発生ワークフロー・アクティビティ(FNDWFRET)に関する項を参照してください。
「Agent Activity」ページには、Oracle Workflowインスタンス内の様々なビジネス・イベント・システム・エージェントにおける各種ステータスのイベント・メッセージの分布が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」
このページにはエージェント・アクティビティ統計の最終更新日時が表示されます。この情報をリフレッシュするには、「Refresh」アイコンをクリックします。「Oracle Workflow Statisticsの収集」を参照してください。
リストには、エージェントごとにエージェント名とそのエージェント上にある「Ready」、「Waiting」、「Processed」、「Expired」および「Undeliverable」ステータスのイベント・メッセージの数が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
エージェントのキュー詳細を表示するには、「Agent」列でエージェントのリンクをクリックします。
エージェント上で保留されているメッセージの詳細を表示するには、エージェントを選択して「Search Agent Entry Details」ボタンをクリックします。
注意: 「Workflow System」ステータス・ページの「Agent Activity」グラフには、WF_ERRORエージェント上で「Error」ステータスになっている全メッセージの要約が表示されますが、「Agent Activity」ページには、WF_ERRORエージェント上のイベント・メッセージがWF_ERRORキューで明示的に割り当てられたステータスに従って表示されます。
インバウンド・エージェントに「Ready」ステータスのメッセージ数が極端に多い場合は、そのエージェントに対するメッセージを処理しているエージェント・リスナーのステータスをチェックするか、そのエージェント用に新規のエージェント・リスナー・サービス・コンポーネントを作成する操作が必要になる可能性があります。同様に、アウトバウンド・エージェントに「Ready」ステータスのメッセージ数が極端に多い場合は、そのエージェントのキューに関する伝播予定のステータスをチェックするか、必要に応じて伝播予定を作成する必要があります。
「Agent Details」ページには、エージェントに関連したキューに関する次の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」>エージェントのリンク
Owner: キューの所有者。
Name: キュー名。
Queue Table: キュー・データを含む表の名称。
Queue ID: キューのオブジェクト番号。
Queue Type: キューのタイプ。
Maximum Retries: キューからメッセージをデキューするときの最大許容試行回数。
Retry Delay: キューからメッセージをデキューするときの再試行間隔。
Enqueue Enabled: キューがエンキューに使用可能かどうか。
Dequeue Enabled: キューがデキューに使用可能かどうか。
Retention: 処理済メッセージがキューに保持されている期間。
User Comments: キューに関する説明的な注釈。
エージェント・キューの詳細を検討した後、「OK」ボタンを選択して「Agent Activity」ページに戻ります。
「Search Queue」ページでは、特定のエージェント上に保持されているメッセージを検索し、その詳細を検討できます。このページには、エージェントのキューのペイロード・タイプに応じて異なるメッセージ詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Workflow Metrics」>「Agent Activity」>(B)「Search Agent Entry Details」
このページでは、標準のWF_ERRORやWF_DEFERREDキューのようなWF_EVENT_Tペイロード・タイプのキュー、または標準のWF_CONTROLキューのようなSYS.AQ$_JMS_TEXT_MESSAGEのキューのメッセージを検討できます。
検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。
内部イベント名
イベント・キー
メッセージと他の関連メッセージとの関連付けに使用される相関関係ID
過去7日間またはそれ以前のエンキュー日
過去7日間またはそれ以前、あるいは任意の日付のデキュー日
ステータス
Oracle Workflow Managerには、選択したエージェント用のキュー上でフィルタ基準と一致するイベント・メッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにイベント名、イベント・キー、相関関係ID、イベント・パラメータ、メッセージの送信元システム、メッセージを受信した宛先システム、メッセージの送信日、エラー・メッセージ、エラー・スタックおよびメッセージ・ステータスが表示されます。
また、リストには選択したキューに関連した例外キュー上のメッセージも含まれます。Oracle Advanced Queuingでなんらかの理由で取得または処理できないメッセージは、ユーザー・キューから関連例外キューに転送されます。詳細は、『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』のOracle Streams AQの例外処理に関する項を参照してください。
注意: 各キュー表には、そのキュー表内の全ユーザー・キューに共有されるデフォルトの例外キューが1つ含まれています。特定のキューにあるメッセージを検索すると、検索結果リストには、元になったユーザー・キューに関係なく関連例外キューにあるメッセージもすべて含まれます。したがって、同じキュー表に複数のユーザー・キューを作成すると、検索結果リストには選択したキューとは異なるキューからの例外メッセージが表示される場合があります。
メッセージのイベント・データをXML文書として検討するには、「View XML」列で「Message Details」アイコンを選択します。
注意: メッセージのイベント・データが空の場合、「Message Details」アイコンは使用不可になります。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
このページでは、標準的なOracle XML GatewayのECX_INBOUNDおよびECX_OUTBOUNDキューなど、SYSTEM.ECXMSGペイロード・タイプのキューにあるメッセージを検討できます。
検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。
取引タイプ
文書番号
パーティ・サイトID
メッセージと他の関連メッセージとの関連付けに使用される相関関係ID
過去7日間またはそれ以前のエンキュー日
過去7日間またはそれ以前、あるいは任意の日付のデキュー日
Status
Oracle Workflow Managerでは、選択したエージェントのキュー上でフィルタ基準と一致するメッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにメッセージ・タイプ、メッセージ標準、取引タイプおよびサブタイプ、文書番号、パーティID、パーティ・サイトID、パーティ・タイプ、プロトコル・タイプ、プロトコル・アドレス、属性1から5およびメッセージ・ステータスが表示されます。
メッセージのXML文書を検討するには、「View XML」列で「Message Details」アイコンを選択します。
注意: メッセージのXML文書が空の場合、「Message Details」アイコンは使用不可になります。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
このページでは、標準的なOracle XML GatewayのECX_IN_OAG_Qキューなど、SYSTEM.ECX_INENGOBJペイロード・タイプのキューにあるメッセージを検討できます。
検討するメッセージの検索に使用するフィルタ基準を入力して「Go」ボタンをクリックします。次のメッセージ・プロパティでフィルタリングできます。
メッセージID
メッセージと他の関連メッセージとの関連付けに使用される相関関係ID
過去7日間またはそれ以前のエンキュー日
過去7日間またはそれ以前、あるいは任意の日付のデキュー日
Status
Oracle Workflow Managerでは、選択したエージェントのキュー上でフィルタ基準と一致するメッセージが表示されます。リストには、メッセージごとにメッセージID、デバッグ・モードおよびメッセージ・ステータスが表示されます。
このページからサポート・カートに情報を追加するには、「Add to Support Cart」ボタンをクリックします。
ローカル・アウトバウンド・エージェントから宛先にイベント・メッセージが送信されるように、伝播予定を作成する必要があります。SQLNETプロトコルを使用するエージェントの場合は、次の方法でOracle Advanced Queueing(AQ)伝播の予定を作成できます。
分散データベース管理機能を使用し、Oracle Enterprise Managerを介してAQを管理します。『Oracle Streamsアドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』のOracle Enterprise Managerサポートに関する項を参照してください。
SQL*PlusでDBMS_AQADM.Schedule_Propagation APIを実行します。『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』のDBMS_AQADMに関する項を参照してください。
イベント・メッセージの伝播に標準のWF_OUTおよびWF_JMS_OUTエージェントまたはカスタム・エージェントを使用する場合は、そのエージェントの伝播予定を作成していることを確認してください。ただし、WF_CONTROLを使用する中間層プロセスはキューからメッセージを直接デキューし、通知メーラーはWF_NOTIFICATION_OUTキューに置かれたメッセージを送信するため、WF_CONTROLまたはWF_NOTIFICATION_OUTエージェントの場合に伝播予定を作成する必要はありません。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Configuration」>「Queue Propagation」
「Queue Propagation」ページを使用して、キューの伝播に必要なデータベース初期化パラメータと、Oracle Workflowインスタンス内のビジネス・イベント・システム・エージェントに関する既存の伝播予定を検討します。
このリストには、パラメータごとにパラメータ名、実際のパラメータ値、推奨値および説明が表示されます。実際値が推奨値と一致しない場合は、推奨値が警告インディケータ・アイコンでマークされます。
JOB_QUEUE_PROCESSESパラメータでは、インスタンスのジョブ・キュー・プロセス数を定義します。Oracle Workflowでは、AQキューによるビジネス・イベント・システムのイベント・メッセージ伝播を処理するためのジョブ・キュー・プロセスが必要です。Oracle Workflowの推奨プロセス数は10以上です。
注意: Oracle Database 10g以上では、パラメータを設定する必要はありません。
このリストには、伝播予定ごとにアウトバウンド・キュー、宛先データベース・リンク、予定を実行するジョブ・キュー・プロセス、予定が有効か無効か、および最後に失敗した実行のエラー日およびエラー・メッセージが表示されます。列ヘッダーをクリックすると、その列でリストがソートされます。
予定を実行するためのプロセスが割り当てられていない場合は、伝播にプロセスを確実に使用できるようにJOB_QUEUE_PROCESSESデータベース初期化パラメータの値を増やす操作が必要になることがあります。
伝播予定の詳細を表示するには、「Queue」列でキューのリンクをクリックするか、予定を選択して「View Details」ボタンをクリックします。
「Queue Propagation Details」ページには、伝播予定に関して次の詳細が表示されます。
ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>(プルダウン・メニュー)「Workflow Manager」>(B)「Go」>「Related Links」>「Configuration」>「Queue Propagation」>(B)「View Details」
Destination: 接続先データベース・リンク。
Process Name: この予定を実行するジョブ・キュー・プロセスの名称。
Enabled: この予定が使用可能な場合はY、使用不可の場合はN。使用不可の予定は実行されません。
Last Error Date: 最後に実行に失敗した日付。
Last Error Time: 最後に実行に失敗した時刻。
Last Error Message: 最後に失敗した実行のエラー・メッセージ。
Schema: キューを所有するスキーマ。
Session ID: この予定を実行しているジョブのセッションID(SID、SERIAL#)。現在実行中でない場合はNULL。
Propagation Window: 伝播期間の継続秒数。
Maximum Bytes: 伝播期間中に伝播される最大バイト数。
Failures: 予定の実行に失敗した回数。失敗回数が16に達すると、その予定は使用不可になります。
Latency: すべてのメッセージが伝播されてから宛先への新規メッセージをキュー内で再チェックするまでの待機時間を指定する秒数。待機時間は、メッセージがエンキューされてから伝播されるまでの伝播期間中の最大待機時間を表します。
Next Run Date: この予定の次の伝播期間が開始される日付。
Next Run Time: この予定の次の伝播期間が開始される時刻(HH:MI:SS形式)。
Current Start Date: この予定の現行の伝播期間が開始された日付。
Current Start Time: この予定の現行の伝播期間が開始された時刻(HH:MI:SS形式)。
Instance: 予定を実行中のクラスタ・データベース・インスタンス数。
Start Date: デフォルトの日付書式による伝播の開始日。
Start time: 伝播の開始時刻(HH:MI:SS形式)。
Last Run Date: 最後に実行に成功した日付。
Last Run Time: 最後に実行に成功した時刻(HH:MI:SS形式)。
Total Time: この予定の実行に関するシステムの合計消費秒数。
Total Number: この予定で伝播されたメッセージの合計数。
Total Bytes: この予定で伝播されたバイト数合計。
Maximum Number: 伝播期間中に伝播された最大メッセージ数。
Average Number: 伝播期間中に伝播された平均メッセージ数。
Average Size: 伝播されたメッセージの平均サイズ(バイト数)。
Average Time: 1件のメッセージを伝播するまでの平均秒数。
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