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Oracle E-Business Suiteメンテナンス・ガイド
リリース12.2
E51768-01
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Oracle Applications Managerを使用したOracle E-Business Suiteのモニタリング

モニタリングの概要

Oracle Applications Manager(OAM)を使用すると、Oracle E-Business Suiteインスタンスのコンポーネントをモニターできます。

Oracle Applications Managerの設定および使用の詳細は、『Oracle E-Business Suiteセットアップ・ガイド』を参照してください。

Applications Dashboard

Applications Dashboardで、Oracle E-Business Suiteシステムのスナップショットが提供されます。情報は「Overview」、「Performance」、「Critical Activities」、「Diagnostics」、「Business Flows」、「Security」および「Software Updates」のそれぞれのタブにグループ化されます。

このダッシュボードから「Site Map」にナビゲートするか、ドロップダウン・メニューを使用して、次のいずれかのページにナビゲートできます。

Oracle Applications Managerでは、表示される情報を収集するために収集プログラム「OAM Applications Dashboard Collection」(短縮名: FNDOAMCOL)が使用されます。このプログラムのデフォルトの繰返し間隔は10分です。データを即時に再収集して特定のリージョンの表示を更新するには、対応する「Refresh」アイコンをクリックします。Oracle Applications Managerへのログイン時に「OAM Applications Dashboard Collection」要求が実行されていない場合は、ログイン・ユーザー名を使用して要求が自動的に発行されます。

注意: Webコンポーネントのステータスは、ダッシュボードから手動で収集されます。

Overview

このページには、システム全般のステータスの概要が表示されます。次のリージョンがあります。

Applications System Status

このリージョンを使用して、システムの各ホスト・マシンのステータスを表示します。どのホスト・マシンにどのサービスがインストールされているか、および各サービスのステータスが表示されます。

表示されるサービスが複数のサービス・コンポーネント(Formsなど)を表している場合は、最悪の状態にあるコンポーネントのステータスが示されます。たとえば、Formsリスナーが停止中でも他のFormsコンポーネントが稼働している場合、このページには「Down」ステータスが表示されます。

「DataBase」、「Concurrent Processing」、「Forms」および「Web」ステータス・インディケータをクリックすると、「Applications System Status」ページにドリルダウンして各サービスのステータスを個別に表示できます。

Configuration Changes

このリージョンの目的は、過去24時間に発生したシステム・レベルの変更をユーザーに警告することです。このデータは、アプリケーション・システムの機能が突然変化した場合の診断に役立ちます。

「Patches Applied」リストを表示するには、番号をクリックして「Patch Summary」ページにドリルダウンします。

「Site Level Profile Options」リストを表示するには、番号をクリックして「Site Level Profile Settings」ページにドリルダウンします。

「Applications Context Files Edited」リストを表示するには、番号をクリックして「Applications Configuration Parameters」ページにドリルダウンします。コンテキスト・ファイルを変更すると、処理構成全体とビジネス・プロセスの機能に影響する可能性があります。

System Alert

このリージョンには、後述するカテゴリのシステム・アラートの件数が表示されます。システムが正常に動作していれば、新規アラートはレポートされません。特定のタイプのアラートが初めて発生すると、それが新規アラートとしてカウントされ、管理者が手動でステータスを変更するまでは新規のままになっています。最初のアラートが「Open」または「New」ステータスの間に同じタイプのアラートが再び発生すると、新規の発生としてカウントされます。

Web Components Status

このリージョンには、Webコンポーネントのステータスが表示されます。ステータス値は「Up」、「Down」または「Warning」です。

各Webコンポーネントのステータスは、そのコンポーネントのWebエージェント・プロファイル・オプションに定義されている対応URLをテストすることで判別されます。プロファイル・オプションが設定されていない場合は、「Warning」ステータスが表示されます。それ以外の場合は、URLテストの成否に基づいて「Up」または「Down」ステータスが戻されます。プロファイル・オプションおよび対応するコンポーネントを次に示します。

Applications System Status

このページには、各アプリケーション・サーバーとそのステータスが表示されます。各サーバー・タイプを展開するとホスト名が表示され、ホスト名を展開すると各サーバー・コンポーネントのステータスが表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」(「Overview」ページ)>(ドリルダウン)「Database」、「Concurrent Processing」、「Forms」または「Web」列(「Applications System Status」の下)

項目の「Focus」アイコンをクリックすると、その項目のステータスと子のステータスのみが表示されます。

Applications Dashboard - Performance

「Performance」リージョンには、「Activity」および「System Throughput (last 24 hours)」インディケータが表示されます。それぞれのインディケータに表示されている値は、関連詳細ページにリンクされています。

Activity

System Throughput (last 24 hours)

Applications Dashboard - Critical Activities

「Critical Activities」リージョンには、保守アクティビティを実行するコンカレント・プログラムが表示されます。プログラムはアクティビティ・タイプ別、アプリケーション別にグループ化されています。特定のグループのみを表示するには、グループの「Focus」アイコンをクリックします。

「Critical Activities」リストに表示されるプログラムを追加または削除するには、「Modify Monitored Program List」ボタンをクリックして「Modify Monitored List」ページにアクセスします。

モニター対象プログラムの実行頻度を変更するには、「Update Frequency」ボタンをクリックします。

重大アクティビティごとに、次の情報が表示されます。

Modify Monitored List

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>(B)「Modify Monitored Program List」

このページを使用して、「Critical Activities」リストに表示されるプログラムを追加または削除します。

「Monitored」リストにプログラムを追加するには、「Not Monitored」リストからプログラムを選択して「Move」シャトル・ボタンをクリックします。

「Monitored」リストにプログラムをすべて追加するには、「Move All」シャトル・ボタンをクリックします。

「Monitored」リストからプログラムを削除するには、「Monitored」リストからプログラムを選択して「Remove」シャトル・ボタンをクリックします。

「Monitored」リストからプログラムをすべて削除するには、「Remove All」シャトル・ボタンをクリックします。

「OK」をクリックして変更内容を適用します。

Update Frequency for Monitored Critical Activities

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>(B)「Update Frequency」

この画面を使用して、重大アクティビティ・プログラムの実行頻度を更新します。

重大アクティビティ・プログラムごとに次の情報が表示されます。

Critical Activities - Activity Summary

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Critical Activities」>[プログラム名]

このページには、保守プログラムについて計算するために計測された作業測定基準が表示されます。表示内容は、表の名称または値でフィルタリングできます。

Applications Dashboard - Business Flows

Oracle Applications Managerでは、Oracle E-Business Suite内のビジネス・フローをモニターしてサポートできます。ユーザー定義のキー・ビジネス・フローは、そのフローの実行を受け持つシステム・コンポーネントに相関付けられています。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ

OAMコンソールから次の操作を実行できます。

「Key Business Flows」リージョンでは、ビジネス・フローの最新リストが次の各列を使用して表示されます。

新規ビジネス・フローを作成するには、「Create」をクリックします。選択したビジネス・フローの「View Details」をクリックすると、そのビジネス・フローの詳細情報が表示されます。選択したビジネス・フローの「Edit」アイコンをクリックすると、そのビジネス・フローが更新されます。

「Create a Business Flow」または「Edit a Business Flow」

この2つのページを使用して、ビジネス・フローを作成または編集します。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ>(B)選択したビジネス・フローの「Create」または「Edit」アイコン

ビジネス・フローの名称と摘要を入力します。

ビジネス・フローの子フローまたはコンポーネントを入力します。次のいずれかを選択します。

View Business Flow Details

このページには、選択したビジネス・フローの詳細が表示されます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Business Flows」タブ>(B)選択したビジネス・フローの「View Details」

ビジネス・フローのサブフローとコンポーネントが階層形式で表示されます。階層ツリーのノードを拡張または縮小できます。

Business Flow Monitoring and Setup

このページから、ビジネス・フローのモニタリングを保守します。

ナビゲーション: 「Setup」(グローバル・アイコン)>「Business Flows」(サイド・ナビゲーション)

要求の計画

OAMには、ビジネス・フローの設定を保守できるように次のコンカレント・プログラムが用意されています。表示されるリンクからコンカレント・プログラムに対する要求を計画します。

モニタリングの設定

表示されるビジネス・フローごとに、モニタリングが有効化されているかどうかを表示し、有効化または無効化できます。

モニタリングを有効化または無効化するには、ビジネス・フローを選択して「Update」をクリックします。モニタリングが有効化されているかどうかを確認するには、「View Details」をクリックします。

Applications Dashboard - Security

このページの情報を参考にして、Oracle E-Business Suiteシステムのセキュリティ上の問題を検出して診断できます。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Security」(タブ)

「Manage Security Options」ボタンをクリックすると、中間層ホストへのSQL*Netアクセスを管理できます。

Security Alerts

「Security Alerts」は、実行時にアプリケーション・コードで呼び出すか、セキュリティ関連の診断テストに失敗した場合に呼び出すことができます。この表は「Critical」、「Error」または「Warning」の重要度別に編成されており、新規アラートとオープン・アラートの件数を提供します。有効化されている場合は、数値リンクからドリルダウンし、アラートと関連診断テスト・レポートの詳細を表示して管理できます。アラート詳細とテスト・レポートをサポート・カートに追加できます。

Security Test Failures

この表には、実行時に失敗したセキュリティ関連の診断テストが表示されます。この表には、テストに失敗した最新時刻が示され、詳細テスト・レポートを開くためのリンクが表示されます。特定のテストの「Diagnose」アイコンをクリックすると、そのテストが再実行されます。これにより、エラーが引き続き存在することを確認できます。特定のアプリケーションの「Diagnose」アイコンをクリックすると、そのアプリケーションで失敗した全テストを選択したセキュリティ・レベルで再実行できます。

Resources

ここには、My Oracle Support上のセキュリティ関連ドキュメントへのリンクが表示されます。次のドキュメントがあります。

Security-Related Tests

ダッシュボードからOracle E-Business Suite Diagnosticsテストをモニターおよび実行できます。

「OAM Security」タブからアクセスできる主要なテストは、次の2つです。

これらのテストの詳細は、My Oracle Supportドキュメント1337420.1『Secure Configuration Guide for Oracle E-Business Suite Release 12.2』を参照してください。

Oracle E-Business Suite Diagnosticsの詳細は、Oracle Diagnosticsフレームワーク・ユーザーズ・ガイドを参照してください。

Manage Security Options

このボタンを使用してセキュリティ・オプションにアクセスします。

アプリケーション層ホストからのSQL*Netアクセスの管理

後述の各ページでは、アプリケーション層ホストからデータベースへのSQL*Netアクセスを制限できます。「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを有効化すると、データベースへのSQL*Netアクセス権を持つホストを選択できます。「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを無効化すると、すべてのアプリケーション層ホストがデータベースへのSQL*Netアクセス権を持つことになります。

View SQL*Net Access

「View SQL*Net Access」ページを使用して、中間層ホストに関するSQL*Netアクセスの現行の構成内容を表示します。

ナビゲーション: 「Applications Dashboard」>「Security」(タブ)>(B)「Manage Security Options」

「Manage SQL*Net Access」セキュリティ・オプションが無効化されている場合、このページに表示されるメッセージはオプションが無効化されていることを示します。この場合は、すべてのホストがデータベースへのSQL*Netアクセス権を持ちます。

この機能が有効化されている場合、ホスト表ではSQL*Netアクセス権を持つホストと持たないホストを示します。

注意: このページに正確な情報を取得するには、「Manage SQL*Net」セキュリティ・オプションを有効化または無効化することに加え、次の手順を実行する必要があります。

表には次の列があり、SQL*Netアクセス権を持つホストが表示されます。

SQL*Netアクセスの有効化

「Manage SQL*Net Access」ウィザードを使用して、中間層ホストへのSQL*Netアクセスを有効化または無効化します。このウィザードからも新規ホストを登録してアクセス権を付与できます。

SQL*Netアクセスの無効化

「SQL*Net Access」セキュリティ・オプションを無効化すると、中間層ホストからデータベースへのSQL*Netアクセスを許可できます。

Applications Dashboard Collection

Oracle Applications Managerでは、プログラム「OAM Applications Dashboard Collection」(短縮名: FNDOAMCOL)を使用して、「Dashboard」の「Overview」および「Performance」タブに表示される情報が収集されます。

「Dashboard Collection Program」では、各種メトリックのモニタリングを選択的に有効化および無効化し、サービスが指定のステータスになっている場合にアラートを呼び出すことができます。また、メトリックのデータを収集し、指定のしきいに達した時点でアラートを呼び出すことができます。ほとんどのコンポーネントの場合、モニタリング用のデータを収集するには、(1)「Dashboard Collection Program」を使用する方法、(2)「Dashboard」ページからデータを手動でリフレッシュする方法の2つがあることに注意してください。

「Dashboard Collection Program」を使用すると、次の対象に関して次のデータのメトリックをモニターできます。また、Webコンポーネントのデータは「Dashboard」で手動で収集できます。

Activity

Configuration Changes (last 24 hours)

System Alert

次のサービスに関するアラートを呼び出すことができます。サービスが指定のステータスになると、アラートが呼び出されます。

System Throughput (last 24 hours)

追加のモニタリング機能およびオプション

「OAM Site Map」の「Monitoring」タブから、次のユーティリティにアクセスできます。

Service Instances for the Forms Listener

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Forms」(「Availability」の下)

このページには、Formsリスナーのサービス・インスタンスが表示されます。このページから、選択したサービス・インスタンスの情報を編集できます。また、ステータス、プロセスおよびFormsランタイム・プロセスの情報も表示できます。インスタンスの起動、停止、強制終了または再起動も可能です。

SQL Activity

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「SQL Activity」(「Performance」の下)

このページには、SQLアクティビティに関するデータが表示されます。

各列の詳細は、Oracle Databaseマニュアルを参照してください。

Concurrent Request Runaways

メイン・ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Monitoring」(サブタブ)>「Performance」(ヘッダー)>「Concurrent Request Runaways」(リンク)

対応するコンカレント要求の取消し時に終了する必要のあるデータベース・セッションがなんらかの理由で終了していないと、システム・パフォーマンスがその影響を受ける可能性があります。

このようなデータベース・セッションが現在有効になっている場合は、このページでレポートされます。表には、セッションごとに要求ID、AUDSID、プログラム、ユーザー名、開始時刻、フェーズ、ステータス、Oracle SPIDおよびPIDなどのコンテキスト情報が表示されます。表でセッションを選択して「Terminate」をクリックすると、そのセッションを削除できます。「Request ID」、「AUDSID」、「Program」および「User Name」の各列にあるリンクからドリルダウンして、それぞれの詳細を表示できます。

Forms

次の情報が表示されます。

Forms Sessions

ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Sessions」(「Current Activity」の下)

このページには、現在のFormsセッションに関する情報が表示されます。オープン・フォームごとに固有のデータベース・セッション、つまりFormsセッションがあります。

この機能を使用するには、プロファイル・オプション「サインオン:監査レベル」を「Form」に設定する必要があります。このプロファイル・オプションが「Form」に設定されていない場合、有効なFormsセッションが存在する場合にも「Forms Sessions」表には空の表が表示されます。

表示内容をフォーム名、ユーザー名、職責またはアプリケーションでフィルタリングするには、ドロップダウン・メニューから該当する項目を選択し、表示されるフィールドに検索文字列を入力して「Go」をクリックします。

セッションごとに次のデータが表示されます。

「Session Details」ボタンまたはAUDSIDをクリックすると、選択したFormsセッションのデータベース情報が表示されます。

「Diagnostics On/Off」ボタンを使用すると、ランタイム・プロセスに対するFormsランタイム診断(FRD)のオンとオフを切り替えることができます。このボタンが使用不可の場合は、Formsのパッチセット・レベルが12以上(6.0.8.20以上)であることを確認してから、環境変数FORMS60_OAM_FRDをFormsリスナー・プロセス用に設定してください。

Forms Sessions for Process ID

「Forms Sessions」ウィンドウでRTI_PIDをクリックするか、「Forms Runtime Processes」ウィンドウでPIDをクリックすると、プロセスIDに関する次のデータと前述の各フィールドが表示されます。

「View Diagnostics」ボタンをクリックすると、Formsランタイム診断(FRD)ログ・ファイルを表示できます。このログ・ファイルをサポート・カートに追加できます。

Forms Runtime Processes

ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Runtime Processes」(「Current Activity」の下)

このページには、Formsランタイム・プロセスの情報が表示されます。この情報を収集するには、最初に「OAM Generic Collection Service」のサービス・インスタンスを登録して起動する必要があります。また、情報を収集するには、「OAM Generic Collection Service」が実行中である必要があります。

ビューはノードまたはユーザー名でフィルタリングできます。

セッションごとに次の列が表示されます。

このページのデータをリフレッシュするには、「Upload」ボタンを使用します。

選択したプロセスを終了するには、「Terminate」ボタンを使用します。

「Sessions」ボタンまたはPIDをクリックすると、「Forms Sessions for Process ID」ページが表示されます。

このページには、Forms Servlet Listenerのランタイム・プロセスも表示されます(存在する場合)。この処理の「Port」列は、Apache Listenerポートを示します。

Forms ListenerとForms Listener Servlet

Formsリスナーは、サーバー・マシンの特定のポートで実行されるプロセスです。クライアントとFormsランタイム・プロセス間に接続が確立されるとき、クライアントとランタイム・プロセスは接続を永続的にすることを要求します。

Formsリスナー・サーブレットは、サーブレット・エンジンで実行されるJavaサーブレットです。Webサーバーは、Formsリスナー・サーブレットに対するクライアント要求をサーブレット・インスタンスに直接ルーティングします。Webサーバーはクライアントにとってエンド・ポイントと同じ役割を持つため、他のサーバー・マシンおよびポートはファイアウォールに公開されなくなります。

「Forms Runtime Processes」ページには、ランタイム・プロセスごとにノード名とポートが表示されます。Formsリスナー・プロセスとFormsリスナー・サーブレット・プロセスは、ポート番号を調べることで区別できます。Formsリスナー・プロセスの場合のポートはFormsサーバー・マシンのポートで、Formsリスナー・サーブレット・プロセスの場合のポートはWebサーバーのポートです。

System Activity(Activity Monitors)

ナビゲーション: 「Site Map」>「Activity Monitors」(「Activity」の下)

このリージョンには、システムのアクティビティ情報が表示されます。

「Database Sessions」グラフには、次に関連するデータベース・セッション数が表示されます。

「Concurrent Requests」グラフには、次のステータスになっている要求の数が表示されます。

各ステータスのバーをクリックすると、そのステータスの要求の詳細情報にドリルダウンできます。

Database Session Information

ナビゲーション: 「Site Map - Monitoring」>「Forms Sessions」(「Current Activity」の下)>(B)「Session Details」

このページには、選択したデータベース・セッションの詳細情報が表示されます。データベース・セッションを終了するには「Terminate」をクリックします。

Summary

Instance Attributes

Client Attributes

Application Attributes

Session Wait Information

Tracing Options

トレース・オプションを必要なレベルに設定します。使用可能なオプションは次のとおりです。

「Tracing Options」の変更内容を適用するには「Apply」をクリックします。現行のトレース情報を表示するには「View Trace」をクリックします。

Current Activity

次の情報が表示されます。

User Monitoring

この機能により、Oracle E-Business Suiteユーザーのシステム内の現行アクティビティが、システム・コンポーネントに関してモニターされます。また、フォームおよびコンカレント・プログラム内のユーザーの現行アクティビティもモニターされます。フォーム・アクティビティ・データを使用可能にするには、サインオン監査をオンにする必要があります。

Invalid Objects

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Invalid Objects」(「Current Activity」の下)

このページには、データベース内の無効なオブジェクトが表示されます。無効なオブジェクトを削除するには、APPSスキーマをコンパイルする方法(APPSスキーマ内の無効なオブジェクトの場合)と、データベースに用意されているスクリプトを実行する方法(その他の無効なオブジェクトの場合)があります。オブジェクトのコンパイルの詳細は、「データベースのメンテナンス」を参照してください。

Forms Runaway Process

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」(サブタブ)>「Current Activity」(ヘッダー)>「Forms Runaway Process」(リンク)「Overview」

このページにアクセスするには、「Forms Runtime Processes」ページで「View Runaways」ボタンをクリックする方法もあります。

E-Business Suiteを実行するには、多数のシステム・レベル・プロセスを作成する必要があります。プロセスが正常に動作せず、システム・パフォーマンスを低下させる場合もあります。Oracle Applications Managerでは、次の操作を実行できます。

メモリー、CPUおよび継続時間のしきいを定義できます。メモリーは、プラットフォームに応じてプロセス・メモリー・サイズ、常駐セット・サイズまたは仮想メモリー・サイズ合計を指します。UNIXプラットフォーム上では、CPUはプロセスの累積実行時間を指します。Windows NTシステムでは、CPUはCPメモリーからプラットフォームに応じてプロセス・メモリー・サイズ(KB)、常駐セット・サイズまたは仮想メモリー・サイズ合計を差し引いた値です。UNIXでは、CPUはCPU使用率です。システムにUNIXノードとWindows NTノードの両方が存在する場合、CPUはCPU使用率を指します。いずれの場合も、継続時間は接続確立後の経過時間合計を指します。

各しきいのデフォルト値は次のとおりです。

Applications Usage

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」(タブ)>「Applications Usage Reports」(「Usage」の下)

「Applications Usage」ページには、次の各ページへのリンクが含まれています。

Products Installed

ナビゲーション:

「Applications System」>(B)「Configuration」>「Products Installed」

または

「Applications System」>(メニュー)「Applications Usage」>(B)「Go」>「Products Installed」

このページには、Oracle E-Business Suite製品に関する次の情報が表示されます。

Application Users Per Module Summary

ナビゲーション: 「All Applications Systems」>(プルダウン・メニュー)「Applications Usage」>(B)「Go」>「Application Users Per Module Summary」

このページには、Oracle E-Business Suiteモジュールに関する次の情報が表示されます。

左側で対応するラジオ・ボタンを選択して「View Details」ボタンをクリックすると、特定のモジュールの詳細を表示できます。次の情報を示すページが表示されます。

「Show All」をクリックすると、全ユーザーのリストを印刷可能な書式が表示されます。「Show All」形式で「Show Set」をクリックすると、そのリストが表形式で表示されます。

Page Access Tracking and Sign-On Audit

「Page Access Tracking and Sign-on Audit」では、使用パターン分析とパフォーマンス統計のために、Oracle E-Business Suite JSPとOracle Formsのアクセスが追跡されます。「Reports」画面には、ユーザー・セッション中のテクノロジ・スタックにまたがるアクセス・フロー全体が表示されます。また、収集されたメトリックも集計され、統計要約が表示されます。

アプリケーション使用レポート

これらのレポートを使用して、特定のアプリケーション使用に関する情報を収集します。ライセンス管理サービス・アナリストから、この種の情報を収集するように依頼されることがあります。また、これらのレポートを担当のモニタリングに使用することもできます。

次のレポートでは、指定した期間中の各種ライセンス・メトリックに関する情報を生成できます。ただし、ライセンス管理には期間として12か月が使用されます。

Purchase Line Items Processed(Internet Supplier Portal、Purchasing IntelligenceおよびiProcurement)

これらのレポートでは、「Purchase Line」ライセンス・メトリックに関する情報が生成されます。「Purchase Line」は、12か月の期間中にアプリケーションで処理済の購買明細品目の合計数として定義されます。複数の購買明細が1件の購買依頼または発注に対して作成される場合や、他のOracle E-Business Suiteプログラムにより自動的に生成される場合があります。iProcurementの場合、「Purchase Line」はiProcurementで作成された承認済購買依頼上の全明細品目としてカウントされます。Internet Supplier Portal およびPurchasing Intelligenceの場合は、各アプリケーションを介して処理された発注上の明細品目としてカウントされます。これには、同じ発注での通信は含まれません。各アプリケーションでは、追加の「Purchase Line」ライセンスを取得しないかぎり、12か月の期間中に「Purchase Line」ライセンス数を超えることはできません。取得する「Purchase Line」ライセンス数は、プログラムごとに異なっていてもかまいません(iProcurementの「Purchase Line」数は、Internet Supplier Portalに比べて少なくできます)。

Internet Supplier Portalの場合は、Suppliersスクリプトを使用して仕入先と仕入先IDのリストを生成します。この情報を、Internet Supplier Portalに対して「Purchase Line Items Processed」レポートを実行するときに使用できます。

Order Entry Lines Processed(Order Management)

このレポートは、「Order Line」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にプログラムで処理された受注明細品目の合計数として定義されます。複数の受注明細品目が個別の顧客受注または見積の一部として入力される場合や、Oracle Configuratorにより自動的に生成される場合があります。12か月の期間中に「Order Line」ライセンス数を超えることはできません。

Expense Reports Processed(Internet Expenses)

このレポートは、「Expense Report」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にiExpensesで処理された経費精算書の合計数として定義されます。12か月の期間中に「Order Line」ライセンス数を超えることはできません。

Invoice Line Items Processed(Accounts Receivables)

このレポートは、「Invoice Line」ライセンス・メトリックに使用されます。このメトリックは、12か月の期間中にプログラムで処理された請求書明細品目の合計数として定義されます。追加の「Invoice Line」ライセンスを取得しないかぎり、12か月の期間中に「Invoice Line」ライセンス数を超えることはできません。

Custom Reporting Utilities - SQL Extensions

このページを使用して、シード済スクリプトやカスタム・スクリプトを実行します。

ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」(「Others」の下)

「Focus」列のアイコンをクリックすると、選択したグループのレポートのみが表示されます。

グループに含まれているレポートの表示と非表示を切り替えるには、グループ名の隣の「Hide/Show」アイコンを使用します。

レポートごとに次の列が表示されます。

表示されたレポートをメタデータ・ファイルから再ロードするには、「Reload」ボタンを使用します。

「SQL Extensions」ページへのカスタム・スクリプトの追加

カスタム・スクリプトをOracle Applications Managerで自動的に検出させて、「SQL Extensions」ページから実行可能にすることができます。

  1. 新規のSQLスクリプトを作成します。同じファイルに複数のSQL文を記述できます。たとえば、"Get Sysdate": sysdate.sqlというレポートを作成します。

  2. <APPL_TOP>/adminの下に、カスタムSQLファイル用のディレクトリ/custom/sqlを作成します。ディレクトリ構造は<APPL_TOP>/admin/custom/sqlとなります。

  3. SQLファイルを<APPL_TOP>/admin/custom/sqlディレクトリにコピーします。

  4. Oracle Applications Managerにログインして「Site Map」>「SQL Extensions」の順にナビゲートします。

  5. 検出されたSQLファイルがDefaultCグループに表示されます。

ファイルの検出後に、これらのスクリプトのグループ、保護および実行方法をカスタマイズできます。

自動的に検出されたスクリプトのカスタマイズ

自動的に検出されたスクリプトのグループ、保護、レポート書式またはドリルダウンをカスタマイズするには、<APPL_TOP>/admin/custom/xmlにあるoamcustext.amxを編集する必要があります。

oamcustext.amxファイルには、検出されたスクリプトごとに、グループ、保護およびレポート書式を定義する次のようなエンティティが含まれています。

<cReport type="SQL" group="DefaultC">

<title>sysdate.sql</title> <script name="sysdate.sql" protected="yes" execMode="SQLPLUS" parameters="unknown">

</script>

</cReport>

別のグループへのレポートの移動

レポートの表示グループを変更する手順は、次のとおりです。

  1. oamcustext.amxファイル内で、groupの値をレポートの表示グループ名に変更します。たとえば、groupをCustom Reportsに変更するには、次のようにします。

    <cReport type="SQL" group="Custom Reports">

    <title>sysdate.sql</title>

    <script name="sysdate.sql" protected="yes" execMode="SQLPLUS"

    parameters="unknown">

    </script>

    </cReport>

  2. Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。

  3. 「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。スクリプトが新規グループに表示されます。

レポートの保護の変更

レポートに設定されているパスワード保護を変更する手順は、次のとおりです。

  1. スクリプトのパスワード保護を有効化する場合は、oamcustext.amxファイル内でprotectedの値をyesに設定します。パスワード保護を削除する場合はnoに設定します。たとえば、保護をnoに設定すると、次のようになります。

    <cReport type="SQL" group="Custom Reports">

    <title>sysdate.sql</title>

    <script name="sysdate.sql" protected="no" execMode="SQLPLUS" parameters="unknown">

    </script>

    </cReport>

  2. Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。

  3. 「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。スクリプトが「Unlocked」アイコンとともに表示されます。

レポート書式の変更

  1. oamcustext.amxファイル内で、execModeの値をテキスト形式の場合はSQLPLUS、HTML形式の場合はJDBCに設定します。たとえば、レポート書式をHTMLに設定すると、次のようになります。

    <cReport type="SQL" group="Custom Reports">

    <title>sysdate.sql</title>

    <script name="sysdate.sql" protected="no" execMode="JDBC" parameters="unknown">

    </script>

    </cReport>

  2. Oracle Applications Managerにログインして「SQL Extensions」ページにナビゲートします(「Site Map」>「SQL Extensions」)。

  3. 「Reload」ボタンをクリックしてメタデータを再ロードします。

スクリプトの結果からのドリルダウンの提供

HTML形式で定義されたレポートの場合は、スクリプトの結果から他のOracle Applications Managerページへのドリルダウンを提供できます。現在は、REQUEST_IDに基づく要求とAUDSIDに基づくデータベース・セッション情報で、ドリルダウンがサポートされています。

例:

SQLスクリプトがレポートの第1列としてREQUEST_IDを戻す場合は、それをクリックして次のように「Request Details」ページにリンクできます。

  1. execMode="JDBC"に設定されていることを確認します。

  2. SQLスクリプトのエントリに次のように追加します。

    <keyColumns>

    <column position="1" key="REQUEST_ID"/>

    </keyColumns>

position="1"は、REQUEST_ID列がSELECT文でレポートされる第1列であることを示します。現在、キー属性に可能な値はREQUEST_IDとAUDSIDです。

SQLスクリプトの新規エントリ全体は次のようになります。

<cReport type="SQL 'group="Custom Reports">

<title>sysdate.sql</title> <script name="sysdate1.sql" protected="no" execMode="JDBC"

parameters="unknown">

</script>

<keyColumns>

<column position="1" key="REQUEST_ID"/>

</keyColumns>

</cReport>

トラブルシューティング

Details of Report

ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」>(レポート名を選択)

このページには、レポート定義に基づいて次のような情報が表示されます。

「Run Report」ボタンをクリックすると、このウィンドウからレポートを実行できます。

Report Results

ナビゲーション: 「Site Map」>「SQL Extensions」(「Run Report」)

このページの内容と書式は、実行したレポートに応じて異なります。

HTML形式で戻されるレポートの結果の場合は、特定の列値でレポートをフィルタリングできます。

このページからレポートを再実行するには、「Refresh」ボタンをクリックします。

レポートの結果をサポート・カートに追加するには、「Add to Support Cart」をクリックします。

「System Alerts」、「Metrics」および「Logs」

「System Alerts」、「Metrics」および「Logs」の概要

「System Alerts」、「Metrics」および「Logs」の各画面には、潜在的な問題の診断に役立つ情報を表示できます。たとえば、構成の問題、日常的な保守タスクの期限超過および無効なデータなどは、自動化された応答または手動操作を必要とする重大な問題を生じる可能性があります。

Oracle E-Business Suiteアプリケーションでは、このような潜在的な問題をOracle Applications Managerにシステム・アラートとしてレポートできます。これらのアラートはOAMで追跡でき、管理者はアラートをオープンまたはクローズ済として分類したり、基礎となる問題を解決するために実行したステップを記録できます。

また、問題によっては、パフォーマンス・メトリックの外部分析を経由する方が容易に検出できる場合があります。外部分析では、現在と過去のメトリック値の比較、複数の製品やコンポーネントからのメトリックとエンド・ユーザー定義の例外トリガーの考慮が容易です。このような例外には、コンポーネントの取引スループットの減少や、ビジネス・プロセス完了までの所要時間の長期化などがあります。

System Alert

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「System Alert」(「Current Activity」の下)

コンカレント・プログラム、フォーム、サービス・インスタンスまたは機能など、アプリケーション・システムのコンポーネントは、その開発者により定義された特定のエラー条件の発生中に例外メッセージを転記できます。システム・アラートという用語は、同じメッセージを使用する例外のグループを指します。オカレンスという用語は、このようなグループの各メンバー例外を指します。各アラートは重要度(重大、エラーまたは警告)とカテゴリ(システムまたは製品)に関連付けられています。

このページには、システム・アラートの要約と新規アラートのリストが表示されます。

アラートは重要度レベル別に次のように分類されます。

また、アラートは「New」または「Open」としてもマークされます。「New」は、アラートがシステムに転記されただけであることを示します。「Open」は、アラートが解決中であることを示します。

「Summary」リージョンでは、アラートは重要度とステータス(「New」または「Open」)に従ってグループ化されます。「New」または「Open」列は、指定の重要度で存在するアラートの件数を示します。件数をクリックすると、アラートの詳細にドリルダウンできます。

新規の例外が転記される場合に、同じメッセージを使用するアラートがすでに存在していて「New」または「Open」ステータスになっている場合、新規の例外は既存アラートのオカレンスとみなされます。同じメッセージを使用するアラートが存在しない場合、新規のアラートが(「New」ステータスで)作成され、この例外はこのアラートの第1オカレンスとなります。新規に作成されたアラートについては、サブスクリプション通知も送信されます。

OAMでは、アラート(および関連オカレンス)のステータスを変更できます。新規アラートのステータスを「Open」に変更し、その例外が確認済で問題を解決中であることを示すことができます。問題が解決された後、アラートのステータスを「Closed」に変更できます。また、問題の解決方法などを示す通知をアラートに追加することもできます。

表示されるボタンを使用すると、アラートの検索、オカレンスの検索およびアラートの通知設定の表示ができます。

System Alert Flood Control

Oracle Applications Managerには、システム管理者にOracle E-Business Suiteの潜在的な問題を通知する「System Alerts」機能があります。「Unexpected」レベルで記録されたOracle Application Object Libraryメッセージに対して、OAMはシステム・アラートを生成できます。システム管理者はこれらのアラートを積極的に確認し、問題が解決したらアラートをクローズする必要があります。ただし、なんらかの理由でアラートがクローズされていない場合、多量の新規システム・アラートによってシステムがアラート、オカレンス、ビジネス・イベント、通知で溢れかえる可能性があります。Oracle E-Business Suiteには、新規システム・アラート数を制御してシステム・アラートの氾濫を回避するメカニズムがあります。

デフォルトでは、システムで生成される新規アラートは500のみです。新規システム・アラートがこの上限に到達すると、新規アラートまたは通知は生成されなくなり、メッセージが「System Alert and Metric」ページに表示されます。アラート機能を再度有効化するには、システム管理者は既存の新規アラートのステータスをOAMで変更する必要があります。Oracle E-Business Suiteでは、「System Alert and Metrics」で「System Alert Setup」ボタンを使用して、デフォルトのしきい値を変更することもできます。「Setup」ページからアラートごとのオカレンス数を変更することもできます。デフォルトでは、アラートごとに50オカレンスのみが記録されます。

「Setup」ページでは、特定の重要度のシステム・アラートを有効にするコントロールも用意されています。重要度「Critical」が選択されている場合、重大なアラートのみが記録されます。「None」が選択されている場合、システム・アラートは完全に無効化され、新規アラートは生成されません。

System Alert Details

このページには、特定のシステム・アラートに関連した詳細が表示されます。重要度、カテゴリ、ステータス、作成日および例外メッセージなど、アラートの要約情報が含まれます。オカレンス表には、このアラートのオカレンスが個別に要約されます。オカレンスを選択して「View Details」をクリックすると、個々のオカレンスのコンテキスト詳細にドリルダウンできます。

このページから、アラートのステータスを変更したり、「Add Notes」ページにナビゲートしてアラートに通知を追加することもできます。

Search Alerts

このページでは、重要度、カテゴリ、ステータスおよび記帳日を指定してアラートを検索できます。検索結果は、「System Alerts」ページの「New Alerts」セクションと同じ表形式で表示されます。通知を追加したり、結果表に表示されるアラートのステータスを変更することもできます。

このページからオカレンスを検索するには、「Search Occurrences」をクリックします。

Search Occurrences

このページでは、様々な基準を指定してアラートのオカレンスを検索できます。問合せ基準は、次のグループに分類されています。

このページの結果表からドリルダウンして、各オカレンスのコンテキスト詳細を表示できます。また、ドリルダウンして各オカレンスが属するアラートの詳細を表示することもできます。

このページからアラートを検索するには、「Search Alerts」をクリックします。

System Alert Occurrence Details

このページには、個々のアラート・オカレンスに関連したコンテキスト全体の情報が表示されます。このページは次の3つのセクションにわかれています。

System Metrics

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「System Alert」(「Current Activity」の下)>「Metrics」(タブ)

Oracle E-Business Suiteコンポーネント内ですべての例外条件を即時に直接検出できるわけではありませんが、外部分析を使用する方が適切な検出結果が得られます。一部は、コンポーネントの取引スループットの減少や、ビジネス・プロセス完了までの所要時間の長期化など、特定の基準を測定することで検出されます。外部分析では、現在と過去のメトリック値の比較、複数の製品やコンポーネントからのメトリックとエンド・ユーザー定義の例外トリガーの考慮が容易です。これらの例外は、アラートについて特定のトリガー条件を指定するOracle Enterprise Managerでのイベントと類似しています。

Simple Search Metrics

「Application」「Component」「Posted After」日付または「Posted Before」日付に基づいてメトリックを検索できます。

Advanced Search Metrics

詳細基準に基づいてメトリックを検索するには、「Advanced Search」ボタンをクリックします。

このページでは、関連コンテキスト情報に基づいてメトリックを検索できます。問合せ基準は、次のグループに分類されています。

結果表からドリルダウンして、各メトリックのコンテキスト詳細を表示できます。

「System Metrics」結果表

「System Metrics」結果表には、次の情報が表示されます。

System Metric Details

このページには次の情報が表示されます。

Summary

Context

System Logs

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Logs」(「Current Activity」の下)

システム・ログは、Oracle E-Business Suiteシステム・コンポーネントによって記録されるメッセージです。

ログ・メッセージには一連の包括的コンテキスト情報が含まれており、システムの問題を絞り込んで診断する上で役立ちます。(最も重要なものから順に)次のレベルがあります。

システム・ログ画面では、データベースに保存されているログ・メッセージを操作できます。メッセージを中間層ファイルに格納するようにロギングが構成されている場合、そのログ・メッセージはUI画面で参照できないことに注意してください。また、ログ・メッセージは通常はシステム・アラートを呼び出しますが、そのメッセージがデータベースのかわりにファイルに送信される場合、システム・アラートは呼び出されません。

ここでは、システム・ログ画面で効率的に作業する方法について説明します。

単純検索の実行

単純検索の場合は、次の基準に基づいてログ・メッセージを検索できます。

必要に応じて各フィールドに値を入力し、「Go」をクリックして検索を実行します。

拡張検索の実行

拡張検索を実行するには、「Advanced Search」ボタンをクリックします。次の検索基準を任意に組み合せて使用できます。

このページの値リストには、既存のログ・メッセージに反映されている値のみが表示されます。たとえば、「User」値リストには、1つ以上のログ・メッセージで指定されているユーザーのみが表示されます。Oracle E-Business Suiteユーザー・リスト全体は表示されません。また、値リストは、このページに入力した他の検索基準でさらにフィルタリングされます。

オプションで、コンポーネント・タイプに応じた検索を実行できます。「Component」リージョンで、ドロップダウン・リストからタイプを選択します。ページがリフレッシュされて検索フィールドが追加表示されます。たとえば、「Concurrent Programs」を選択した場合は、コンカレント・プログラム・アプリケーションまたはコンカレント・プログラム名で検索できます。

検索結果での作業

検索結果の表示

検索を実行すると、「System Log Summary」表に、戻されたログ・メッセージの数とログ・レベルごとの数が表示されます。

個々のログ・メッセージは「System Log Details」表に表示されます。ログ・メッセージごとに順序番号、モジュール、ログ・レベル、ユーザーおよび時刻が表示されます。個々のメッセージまたはユーザーからドリルダウンして詳細を表示できます。

検索結果のダウンロード

戻されたログ・メッセージをすべてダウンロードするには、「Download All」ボタンをクリックします(この場合、現在のページに表示されているメッセージのみでなく、すべてのログ・メッセージがダウンロードされます)。ダウンロード可能なファイルは、カンマ区切りのCSVファイルです。

現在表示されているログ・メッセージから選択してダウンロードするには、表から選択して「Download」ボタンをクリックします。

また、「Add to Support Cart」ボタンをクリックすると、すべての検索結果を保存できます。

ログ・メッセージ詳細の表示

Summary

Context

Request Summary

Attachment

「Attachment」リージョンでは、付加的なコンテキスト情報(環境変数やファイル・バージョンなど)を使用できる場合があります。

オプションで、このページをサポート・カートに追加できます。

ロギングの設定

ナビゲーション: 「Site Map」>「Monitoring」>「Logs」(「Current Activity」の下)>「Log Setup」(ボタン)

「Log Setup」画面では、ユーザー、職責、アプリケーションまたはサイトに従ってロギングを構成できます。また、有効になっている現行のJVMのJavaシステム・プロパティ設定も表示できます。Javaシステム・プロパティ設定により、他の設定がすべて上書きされることに注意してください。

ユーザー、職責またはアプリケーションのロギングの設定

次の手順では、特定のユーザーのロギングを設定する方法について説明します。職責またはアプリケーションの場合も手順は同じです。ユーザー設定により職責設定が上書きされ、職責設定によりアプリケーション設定が上書きされ、アプリケーション設定によりサイト設定が上書きされることに注意してください。表のNULL値は、設定がすぐ上位のプロファイル・レベルから継承されることを示します。

  1. 「User」表が表示されていない場合は、アイコンをクリックして表示します。

  2. 空白の「User Name」フィールドがある場合は、フラッシュライト・アイコンをクリックしてユーザー名を選択します。空白の「User Name」フィールドがない場合は、「Add Another Row」ボタンをクリックして表に空の1行を追加し、ユーザー名を選択します。

  3. 「Log Enabled」フィールドで「Null」、「Yes」または「No」を選択します。NULL値は、設定が上位レベルのプロファイル値から継承されることを意味します。

  4. 「Log Level」フィールドでログ・レベルを選択します。指定したレベルとそれより上位レベルのログ・メッセージが格納されます。

  5. (オプション)「Midtier Log File Name」フィールドに、有効な中間層ファイル・パスを入力します。このフィールドを空白にすると、ログ・メッセージはデータベースに格納されます。注意: サーバーのPL/SQLメッセージは常にデータベースに記録されます。

  6. (オプション)「Module」フィールドに、ロギングを使用可能にするモジュールを入力します。たとえば、fnd%と入力します。

  7. 「Apply」をクリックして作業内容を保存します。

サイトのロギングの設定

サイト全体のロギングを設定する手順は、次のとおりです。

  1. 「Log Enabled」フィールドで「Null」、「Yes」または「No」を選択します。NULL値は、設定が上位レベルのプロファイル値から継承されることを意味します。

  2. 「Log Level」フィールドでログ・レベルを選択します。指定したレベルとそれより上位レベルのログ・メッセージが格納されます。4(Exception)、5(Event)または6(Unexpected)を選択することをお薦めします。4(Exception)より下位のレベルでロギングを使用可能にすると、システム・パフォーマンスに重大な問題が発生する可能性があります。

  3. (オプション)「Midtier Log File Name」フィールドに、有効な中間層ファイル・パスを入力します。このフィールドを空白にすると、ログ・メッセージはデータベースに格納されます。注意: サーバーのPL/SQLメッセージは常にデータベースに記録されます。

  4. (オプション)「Module」フィールドに、ロギングを使用可能にするモジュールを入力します。たとえば、fnd%と入力します。

  5. 「Apply」をクリックして作業内容を保存します。

Oracle Applications Managerでの診断

Oracle Applications Managerでは、OAMの「Site Map」の「Diagnostics and Repair」タブから、診断ユーティリティを実行できます。

Debug Workbench

ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(タブ)>「Diagnostics」(ヘッダー)>「Debug Workbench」(リンク)

概要

「Debug Workbench」では、Oracle E-Business Suiteコンポーネントのデバッグを集中的に管理およびモニターできます。「Debug Workbench」を使用すると、システム・コンポーネントのデバッグ・ルールを設定し、収集されたデバッグ情報を表示できます。

「Debug Workbench」はOracle Applications Managerから、または「デバッグ・オプション」ボタンを使用して「標準要求発行(SRS)」フォームから起動できます。デフォルトでは、このボタンは無効化されています。有効化するには、「コンカレント: デバッグの許可」プロファイル・オプションを「Y」に設定します。

「Debug Workbench」メイン画面の使用

「Debug Workbench」メイン画面では、システム上に存在するデバッグ・ルールの要約情報(ルールID、コンポーネント名など)が表形式で表示されます。この画面で次の操作を実行できます。

デバッグ・ルールの作成

特定のシステム・コンポーネントに関するデバッグ情報を収集するために、デバッグ・ルールを作成します。

新規のデバッグ・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「Debug Workbench」メイン画面で「Create」ボタンをクリックします。複数ステップの画面フローが起動し、表示される指示に従ってルールを作成できます。

  2. デバッグするコンポーネントのタイプを選択します。オプションで、ルールを説明する注釈を入力できます。

  3. コンポーネント・インスタンスを選択します。

  4. デバッグ・オプションを1つ以上設定する必要があります。「Logging Level」、「PL/SQL profiler」、「SQL Trace」および「Reports trace」などのデバッグ・オプションを使用できます。指定のルールについて、使用可能なデバッグ・オプション値を任意に組み合せて選択できます。

  5. ルールのコンテキストと計画を指定します。ルールを特定の職責またはユーザーに対して実行するように設定し、特定の期間または特定の反復回数に対して実行するように設定できます。

  6. 作業内容を確認し、「Finish」ボタンをクリックして新規ルールを保存します。

新規ルールが「Debug Workbench」メイン画面に表示されます。

Client System Analyzer Data Collections

メイン・ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(サブタブ)>「Diagnostics」(ヘッダー)>「Client System Analyzer Data Collections」(リンク)

概要

Oracle Applications Managerでは、「Client System Analyzer」により収集されたデータを表示できます。Oracle E-Business Suiteから「Client System Analyzer」を使用する方法の詳細は、My Oracle Supportナレッジ・ドキュメント277904.1を参照してください。

タスク

「Client System Analyzer Data Collections」メイン・ページでは、次のタスクを実行できます。

データ収集詳細

デフォルトの収集データ・セットは、次のカテゴリに編成されています。

Troubleshooting Wizards

Oracle Applications Managerには、次のように複数のウィザードが用意されています。

Concurrent Manager Recovery

ナビゲーション: 「Site Map」 - 「Diagnostics and Repair」>「Concurrent Manager Recovery」(「Troubleshooting Wizards」の下)

内部コンカレント・マネージャが起動できない場合は、この機能を使用します。

「Run Wizard」ボタンをクリックしてリカバリ処理を開始します。内部コンカレント・マネージャの実行中は、この処理を実行できません。

問題が発生した場合は、各ウィザードの画面をサポート・カートに追加できます。

Step 1 - Active Managers with a Database Session

この画面には、リカバリを進める前に停止する必要のあるマネージャがすべて表示されます。

マネージャごとに、次の情報が表示されます。

実行中の要求が完了するまで待機しないと停止を実行できない場合があります。要求を表示するには「Running Requests」からドリルダウンします。

「Shutdown」をクリックして表示されたマネージャをすべて停止した後、「Refresh」アイコンをクリックして停止されたことを確認します。このページからマネージャを停止できない場合は、「Database Session Detail」ページにドリルダウンし、「Terminate」ボタンを使用してセッションを終了できます。「Concurrent Manager Recovery」画面に戻ってページをリフレッシュし、次のステップに進む前に全マネージャが停止されたことを確認します。

Step 2 - Managers deemed Active but without Database Sessions

先に進む前に、このページに表示されたプロセスを終了する必要があります。対応するデータベース・セッションが失われているため、これらのプロセスはコマンドラインから手動で終了する必要があります。コマンドラインからプロセスを終了する手順は、オペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

プロセスの終了後に「Update」をクリックし、データベース表内でプロセスを無効としてマークします。「Refresh」アイコンをクリックし、すべてのプロセスが終了したことを確認します。

プロセスごとに、次の情報が表示されます。

Step 3 - Reset Conflict Resolution

「Reset」ボタンをクリックし、表示された衝突解決要求を再設定します。この処理により、「Pending/Normal」フェーズにあった要求が変更されて「Pending/Standby」ステータスに変わります。「Refresh」アイコンをクリックして、すべての要求が再設定されたことを確認します。

「Request ID」からドリルダウンし、「Advanced Search for Requests」画面に要求を表示できます。

要求ごとに、次の情報が表示されます。

Step 4 - Requests that are Orphaned

このページには、マネージャのない要求が表示されます。要求について有効なセッションが表示される場合は、セッションIDからドリルダウンして「Database Session Detail」画面からセッションを終了します。「Concurrent Manager Recovery」画面に戻って「Refresh」アイコンをクリックし、セッションが無効になったことを確認します。

要求ごとに、次の情報が表示されます。

Request ID: ドリルダウンして「Advanced Search for Requests」ページに要求を表示できます。

Concurrent Manager Recovery Summary

要約ページには、前のステップから収集された情報が表示されます。このページに到達すると、内部コンカレント・マネージャを再起動できます。再起動できない場合は、DIAG=Yに設定して内部コンカレント・マネージャの起動を再試行し、要約ページをリフレッシュしてログ・ファイルとともにサポート・カートに追加し、それをOracleサポートに送信してください。

Log Files Collected: ログ・ファイル名をクリックして表示します。ログ・ファイルをサポート・カートに追加できます。

Report Summary

Service Infrastructure

ナビゲーション: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」>「Service Infrastructure」(「Troubleshooting Wizards」の下)

「Service Infrastructure」診断ウィザードを使用すると、既存の一般サービス管理データを検証して潜在的な問題を判別し、データを更新して問題を排除できます。

「Run Wizard」をクリックして、このウィザードの使用を開始します。

Step 1: Active Nodes without a Service Manager

この画面には、登録済サービス・マネージャのない有効ノードが表示されます。コンカレント処理では、各登録済ノード上に登録済サービス・マネージャが必要です。表示されたノードのサービス・マネージャを登録する必要がある場合は、「Register」ボタンをクリックします。

Step 2: Active Concurrent Processing Nodes Without Internal Monitor

この画面には、登録済内部モニターを必要とするコンカレント処理ノードが表示されます。「Register」ボタンをクリックして、表示されたノードの内部モニターを登録します。

Step 3: Service Managers without Active Nodes

この画面には、無効化されているか存在しないノードについて、登録済サービス・マネージャと内部モニターが表示されます。これらのノードを将来使用する予定がない場合は、内部モニターを含めてこれらのマネージャを無効化できます。あるノードのマネージャを無効化するには「Disable」ボタンをクリックします。

Step 4: Active Nodes with Inactive Service Managers

すべての有効ノードには、有効サービス・マネージャが必要です。この画面には、有効サービス・マネージャがない有効ノードが表示されます。「Activate」ボタンをクリックして、表示されたノードのサービス・マネージャ定義を有効化します。

Step 5: Enabled Service Instance without Workshifts

この画面には、稼働シフトが定義されていないサービス・インスタンスが表示されます。「Add Workshifts」ボタンを使用すると、表示されたサービス・インスタンスに「Standard」稼働シフトを追加できます。

Step 6: All Nodes should be Uppercased(サービス・インスタンスの場合)

この画面には、大文字の名称を持たないノードに割り当てられているサービス・インスタンスが表示されます。「Uppercase」ボタンを使用すると、表示されたノードの名称を大文字に変更できます。

Step 7: All Nodes should be Uppercased(プロセスの場合)

この画面には、大文字の名称を持たないノード上のプロセスが表示されます。「Uppercase」ボタンを使用すると、表示されたノードの名称を大文字に変更できます。

Service Infrastructure Summary

この画面には、前の各画面で検出されたデータの要約と各画面で行った変更内容が表示されます。

最初に構成ファイルとログ・ファイルが表示されます。ノードごとに、ログ・ファイルと構成ファイルが2つずつ表示されます。ファイル名をクリックすると、そのファイルを表示してサポート・カートに追加できます。「Add All Files to Support Cart」ボタンを使用すると、すべてのファイルをサポート・カートに追加できます。

Generic Collection Service (GCS) and Forms Monitoring Wizard

ナビゲータ・パス: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」(タブ)>「Troubleshooting Wizards」(ヘッダー)>「GCS and Forms Monitoring」(リンク)

概要

「GCS and Forms Monitoring」ウィザードを使用すると、「OAM Generic Collection Service」のトラブルシューティングを実行できます。

前提条件

このウィザードを起動するには、内部コンカレント・マネージャ(ICM)を起動して実行している必要があります。

ウィザードの実行

「Run Wizard」をクリックして、このウィザードを開始します。ウィザードの各ステップは次のとおりです。

  1. 必要に応じて、表示されたすべてのノードに「OAM Generic Collection Service」を登録します。

  2. 必要に応じて、表示されたすべてのノードで「OAM Generic Collection Service」を使用可能にします。

  3. 必要に応じて、表示されたすべてのノードで「OAM Generic Collection Service」を有効化します。

  4. Formsリスナーの登録内容を確認します。

  5. 必要に応じて、表示されたすべてのノード上でFormsリスナーを使用可能にします。

  6. 必要に応じて、「Sign-On: Audit Level」を「FORM」に設定します。

  7. 要約画面を表示します。この画面でログ・ファイルを表示してサポート・カートに追加できます。

CP Signature

「CP Signature」ウィザードでは、システム上のコンカレント処理の現在のステータスに関する情報が収集されます。

ナビゲーション: 「Site Map」>「Diagnostics and Repair」>「CP Signature」

このウィザードでは、次の情報が収集されます。

サポート・カート

サポート・カート機能を使用すると、Oracle Applications Managerページをデータとともに保存してZIP形式で圧縮し、Oracleサポートに送信できます。これにより、Oracleサポートは受け取ったページをOracle Applications Manager表示形式で表示できます。

「Add to Support Cart」ボタンをクリックすると、そのページがサポート・カートに追加されます。データをフィルタリングまたはソートしていた場合は、操作したビューが送信されます。

たとえば、次のページにはサポート・カート機能が用意されています。

サポート・カートの内容を表示するには、「Support Cart」グローバル・ボタンをクリックします。

「Save Cart」をクリックすると、内容をZIPファイルに保存してOracleサポートに送信できます。

保存されていないカートの内容は、Oracle Applications Managerからログアウトすると自動的に削除されます。

保存済カートを復元するには、「Restore Cart」をクリックして保存済カートのディレクトリを参照します。

カート・ファイルを復元するには、表示されるリストからカート・ファイルを選択するか、「Browse」を使用してディレクトリからファイルを選択し、「Restore」をクリックします。

サポート・カートの内容

説明

サポート・カートの内容のTAR番号とその他の詳細を入力します。

アプリケーション署名

サポート・カートでは、E-Business Suiteシステムに関する標準情報セットを収集できます。この情報は、Oracleサポートが技術支援要求(TAR)を記録する際に必要になります。

この情報を収集するには「Collect」をクリックします。

「Generic」リージョンでは、次に関する情報が収集されます。

これらのページを表示するには「View」アイコンをクリックします。ページを削除する場合は、対象ページを選択して「Delete」ボタンをクリックします。再び「Collect」をクリックすると、すべてのページの情報が再収集されます。

「Nodes」リージョンで、出力ファイルおよびログ・ファイルを特定のノードに含めるか除外するかを指定することもできます。

Other Information Collected

このタブには、「Add to Support Cart」ボタンを使用して保存したページのリストが表示されます。

Oracle Applications Manager Log

このページには、Oracle Applications Managerにより生成されたログ・ファイルが表示されます。

ナビゲーション: 「Site Map」>「Administration」>「Applications Manager Log」(「Others」の下)

ログの現行のメッセージ・レベルが表示されます。レベルを変更するには、必要なオプションを選択して「Go」をクリックします。

注意: このページでログ・レベルを変更すると、サーブレットを再起動するまでの期間中のみ有効になります。永続的に設定するには、zone.properties内でログ・レベル初期化パラメータを変更する必要があります。パラメータはoracle.apps.oam.logger.levelです。

次に例を示します。

servlet.weboam.initArgs=oracle.apps.oam.logger.level=USER

Apache/Jservが起動し、zone.propertiesの変更内容が有効になります。

可能な設定は次のとおりです。

デフォルトはUSERです。

このログはサポート・カートに追加できます。

Oracle Applications Managerでのパージ

ナビゲーション: 「Site Map」>「Maintenance」>「(Critical Activities)Setup and Monitor」

パージ・プログラムを使用すると、Oracle E-Business Suiteシステムに格納されている一時的データの量を削減できます。不要なデータを定期的にパージすると、次の効果があります。

Oracle E-Business Suiteでは、複数のコンカレント・プログラムがパージ・プログラムとして定義されています。「Setup link」にナビゲートして、これらのプログラムを「Critical Activities」に追加できます。その後、「Critical Activities Monitor」リンクからこれらの機能を実行できます。