Oracle Rapid Planningインプリメンテーションおよびユーザー・ガイド リリース12.2 E57804-01 | 目次 | 前へ | 次へ |
例外メッセージは、プランニング・ソルバーで計画担当の介入を必要とする状況を計画担当に警告します。
これらは、プランニング・ソルバーによって発行される例外メッセージです。「例外メッセージ」を参照してください。
受注に推奨される変更
供給日数が固定供給日数を超過
未充足需要数量
最終品目代替を使用して充足された需要
予測プルイン
欠品品目
品目が安全在庫量に未達
超過在庫品目
需要予測の遅延補充
プルイン予測の遅延補充
プルイン受注の遅延補充
受注の遅延補充
需要予測にペグされた遅延供給
受注にペグされた遅延供給
定時オーダー
代替施設から調達済のオーダー
代替仕入先から調達済のオーダー
不十分なリード・タイムのオーダー
要取消オーダー
要納期前倒しオーダー
要納期先送りオーダー
納期超過オーダー
納期超過受注
代替部品構成表工順を使用する計画オーダー
代替構成部品を使用する計画オーダー
代替生産資源を使用する計画オーダー
生産資源過負荷
生産資源不足によるリスクあり受注/需要予測
資材不足によるリスクあり受注/需要予測
受注プルイン
ソーシング分割率違反
仕入先生産能力超過
次に、プランニング・ソルバーによって発行される例外メッセージについて説明します。
プランニング・ソルバーによって、次に変更があるたびに生成されるこの例外メッセージが発行されます。
資材使用可能日
予定到着日
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
明細番号への参照付きの受注番号
旧計画日(提示納期)
新計画日(需要充足日)
プランニング・ソルバーによってこの例外メッセージが発行されるのは、次の場合です。
オーダー・モディファイアの固定供給日数を使用している
供給日数が固定供給日数より多い
これは通常、生産能力制約、またはプランニング・ソルバーにFDSウィンドウの需要と一致しない数量の計画オーダーを作成させる他のオーダー・モディファイアが原因で発生します。
これには、「供給」ビューおよび「資材計画」ビューからアクセスできます。 ここから「供給」、「品目」、「BOM」および「資材計画」の各ビューにドリルできます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
組織
品目
品目カテゴリ
日付:自
日付:至
供給日数
固定供給日数
供給超過日数: 「供給日数」と「固定供給日数」間の絶対差異
供給にペグされた需要について、供給数量が需要数量未満です。 プランニング・ソルバーによって、サプライ・チェーン部品構成表のすべてのレベルの需要に対してこの例外メッセージが発行されます。
プランニング・ソルバーによって、計画範囲の終わりまで需要が遅延され、計画範囲終了日に需要がない場合にこの例外が発行されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
部分計画日: オーダーが部分的に計画されている日付
部分計画数量: 部分計画日に計画されているオーダーの数量
数量不一致: 計画されていないオーダーの数量。不足数量、需要数量 – ペグされた供給数量の合計。
オーダーの値: オーダー数量 * 価格
オーダーの値(計画外の部分): 計画外のオーダー数量 * 価格
プランニング・ソルバーによって、代替品目を含む供給オーダーを使用して最終品目需要を充足するように計画されます。 複数の計画オーダーで需要が充足される場合は、代替品目を含む各供給オーダーに対して例外が発行されます。
たとえば、代替チェーンがPSS7001 > PSS7002 > PSS7003 > PSS7004であるとします。プランニング・ソルバーでは、次に対する需要を充足できます。
PSS7002、PSS7003またはPSS7004を使用するPSS7001
PSS7003またはPSS7004を使用するPSS7002
PSS7004を使用するPSS7003
代替数量は品目関連から取得されます。
この例外に対して表示される情報には、「オーダーの値」: オーダー数量 * 価格があります。
このメッセージは、改訂需要日が挿入されているすべての需要予測に対して発行されます。 次を示します。
改訂需要日までに充足された数量
需要日までに充足された数量
たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100ユニット、確定日(計画日)が2010年1月25日の需要予測があるとします。この需要予測の改訂需要日は2010年1月15日です。この需要予測にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 2010年1月15日に数量50ユニット
供給2: 2010年1月12日に数量20ユニット
供給3: 2010年1月18日に数量30ユニット
需要予測の改訂需要日である2010年1月15日までに充足された数量は70ユニットであるのに対して、需要予測の需要日である2010年1月25日までに充足された数量は100ユニットです。
この例外に対して表示される情報の一部は、次のとおりです。
フィールド | 説明 |
組織 | |
品目 | |
品目カテゴリ | |
需要日 | 需要予測に対する需要の納期(確定日) |
数量 | 明細の数量(確定数量) |
改訂需要日 | 需要予測に対する需要のプルイン納期 |
顧客 | 需要予測の顧客 |
顧客サイト | 顧客サイト |
優先度 | 需要明細の優先度 |
改訂需要優先度 | 需要予測のプルイン優先度 |
需要区分 | 需要明細の需要区分 |
改訂需要日までに充足された数量 | 需要日(計画需要日)までに計画可能な数量 |
遅延の値 | 計算済ファクト: 遅延数量 * 価格 |
品目に、計画バケットの終了時点でマイナスの予定使用可能残高があります。
この例では、プランニング・ソルバーによって次の欠品品目例外メッセージが発行されます。
予定使用可能残高-50ユニット
第5日と第6日の両日で予定使用可能残高-200ユニット
- | 第1日 | 第2日 | 第3日 | 第4日 | 第5日 | 第6日 | 第7日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
手持 | 0 | 50 | -50 | 50 | 0 | -200 | -200 |
バケット内の新規供給 | 100 | 0 | 200 | 50 | 100 | 0 | 200 |
バケット内の需要 | 50 | 100 | 100 | 100 | 300 | 0 | 0 |
予定使用可能残高 | 50 | -50 | 50 | 0 | -200 | -200 | 0 |
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
日付:自: 品目が不足する最初の計画期間バケットの開始日
日付:至: 品目が不足する最後の計画期間バケットの開始日
不足日数: 組織の製造カレンダに基づいた、品目が不足する稼働日数。 不足数量が連続する計画期間バケットで同じままであるかぎり、プランニング・ソルバーによって1つの例外メッセージが発行され、「日付:至」が延長されます。
不足の値: 不足数量 * 品目標準原価
計画バケットの予定使用可能残高が、計画バケットに対する指定安全在庫レベルを下回っています。
Oracle Rapid Planningでは、カバー期間の安全在庫基準が使用されるため、安全在庫は、ターゲット日数に対する需要をカバーするために必要な量です。
この例では、プランニング・ソルバーによって次の「品目が安全在庫量に未達」例外メッセージが発行されます。
第2日: 50 [300 – 250]
第3日: 250 [500 – 250]
- | 第1日 | 第2日 | 第3日 | 第4日 | 第5日 | 第6日 | 第7日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
手持 | 0 | 350 | 250 | 250 | 550 | 350 | 350 |
バケット内の新規供給 | 400 | 0 | 100 | 400 | 100 | 0 | 0 |
バケット内の需要 | 50 | 100 | 100 | 100 | 300 | 0 | 0 |
安全在庫ターゲット(日数) | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
安全在庫ターゲット(数量) | 250 | 300 | 500 | 400 | 300 | 0 | 0 |
予定使用可能残高 | 350 | 250 | 550 | 550 | 350 | 350 | 350 |
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
日付:自: 品目が安全在庫を下回っている最初の計画期間バケットの開始日
日付:至: 品目が安全在庫を下回っている最後の計画期間バケットの開始日
予定使用可能残高: 「日付:至」時点
安全在庫に未達の数量: 安全在庫ターゲット(数量) – 予定使用可能残高。 未達安全在庫数量が連続する計画期間バケットで同じままであるかぎり、プランニング・ソルバーによって1つの例外メッセージが発行され、「日付:至」が延長されます。
不足日数: 組織の製造カレンダに基づいた、品目が安全在庫を下回る稼働日数
不足の値: 安全在庫に未達の数量 * 品目標準原価
特定の日の予定使用可能残高がその日の安全在庫ターゲット(数量)を超えています。
特定のしきい値を超える例外のみを確認する場合は、「例外」タブの検索領域でしきい値を指定します。
この例では、プランニング・ソルバーによってこれらの「超過在庫品目」例外メッセージが発行されます。
第1日: 100 [350 – 250]
第4日: 150 [550 – 400]
第5日: 50 [350 – 300]
第6日: 350 [350 – 0]
第7日: 350 [350 – 0]
- | 第1日 | 第2日 | 第3日 | 第4日 | 第5日 | 第6日 | 第7日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
手持 | 0 | 350 | 250 | 250 | 550 | 350 | 350 |
バケット内の新規供給 | 400 | 0 | 100 | 400 | 100 | 0 | 0 |
バケット内の需要 | 50 | 100 | 100 | 100 | 300 | 0 | 0 |
安全在庫ターゲット(日数) | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
安全在庫ターゲット(数量) | 250 | 300 | 500 | 400 | 300 | 0 | 0 |
予定使用可能残高 | 350 | 250 | 550 | 550 | 350 | 350 | 350 |
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
日付:自: 品目が超過在庫ありになる最初の計画期間バケットの開始日
日付:至: 品目が超過在庫ありになる最後の計画期間バケットの開始日
予定使用可能残高: 「日付:至」時点
超過数量: 予定使用可能残高 - 安全在庫ターゲット(数量)。 超過在庫数量が連続する計画期間バケットで同じままであるかぎり、プランニング・ソルバーによって1つの例外メッセージが発行され、「日付:至」が延長されます。
超過日数: 組織の製造カレンダに基づいた、品目が超過在庫ありになる稼働日数。
超過の値: 超過数量 * 品目標準原価
需要予測に対する供給が、需要予測の納期より遅延しています。 たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100、納期が1月25日の需要予測があるとします。この受注明細にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 数量50および納期1月23日
供給2: 数量20および納期1月25日
供給3: 数量30および納期1月27日
需要充足日は1月27日(供給3より)です。 遅延日数は2です。需要日までに充足された数量は70 (供給1と供給2より)です。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
需要日: 需要予測の要求日。
遅延日数: 組織の製造カレンダに基づいた、計画日と需要日の差異
予測の値: 需要予測数量 * 価格
遅延の値: 遅延数量 * 価格
この例外メッセージは、計画ロジックによって、受注明細に対する供給が受注明細の改訂需要日より遅延することが検出された場合に発行されます。 たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100ユニット、確定日(計画日)が2010年1月25日の受注明細があるとします。この受注の改訂需要日は2010年1月15日です。この受注にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 2010年1月15日に数量50ユニット
供給2: 2010年1月12日に数量20ユニット
供給3: 2010年1月18日に数量30ユニット
このオーダー明細の需要充足日は2010年1月18日です。
遅延日数は3です。
受注明細の改訂需要日である2010年1月15日までに充足されない数量は30ユニットです。
この例外に対して表示される情報の一部は、次のとおりです。
フィールド | 説明 |
組織 | |
品目 | |
品目カテゴリ | |
オーダー明細番号 | |
需要日 | 受注に対する需要の納期(確定日) |
需要充足日 | オーダーが現在充足されている日付 |
オーダー明細数量 | 明細の数量(確定数量) |
改訂需要日 | 受注に対する需要のプルイン納期 |
顧客 | オーダーの顧客 |
顧客サイト | 顧客サイト |
優先度 | オーダー明細の優先度 |
改訂需要優先度 | オーダー明細のプルイン優先度 |
需要区分 | オーダー明細の需要区分 |
改訂需要日までに充足されない数量 | 納期までに計画されていない数量 |
遅延日数(計算済) | 計算済ファクト: オーダーの計画が遅延する日数 |
オーダーの値 | 計算済ファクト: 数量 * 価格 |
遅延の値 | 計算済ファクト: 遅延数量 * 価格 |
この例外メッセージは、計画ロジックによって、需要予測に対する供給が需要予測の改訂需要日より遅延することが検出された場合に発行されます。 たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100ユニット、確定日(計画日)が2010年1月25日の需要予測があるとします。この需要予測の改訂需要日は2010年1月15日です。この需要予測にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 2010年1月15日に数量50ユニット
供給2: 2010年1月12日に数量20ユニット
供給3: 2010年1月17日に数量18ユニット
供給4: 2010年1月18日に数量12ユニット
この需要予測の需要充足日は2010年1月18日です。
遅延日数は3です。
需要予測の改訂需要日である2010年1月15日までに充足されない数量は30ユニットです。
この例外に対して表示される情報の一部は、次のとおりです。
フィールド | 説明 |
組織 | |
品目 | |
品目カテゴリ | |
需要日 | 需要予測の納期(確定日) |
需要充足日 | 需要予測が計画された日付 |
数量 | 需要予測数量(確定数量) |
改訂需要日 | 需要予測に対する需要のプルイン納期 |
顧客 | 需要予測の顧客 |
顧客サイト | 顧客サイト |
優先度 | オーダー明細の優先度 |
改訂需要優先度 | 需要予測のプルイン優先度 |
需要区分 | 需要明細の需要区分 |
改訂需要日までに充足されない数量 | 納期までに計画されていない数量 |
予測の値 | 計算済ファクト: 需要予測数量 * 価格 |
遅延の値 | 計算済ファクト: 遅延数量 * 価格 |
受注明細に対する供給が、受注明細の計画日より遅延しています。 たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100、計画日が1月25日の受注明細があるとします。この受注明細にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 数量50および納期1月23日
供給2: 数量20および納期1月25日
供給3: 数量30および納期1月27日
需要充足日は1月27日(供給3より)です。 遅延日数は2です。受注明細の計画日までに充足された数量は70 (供給1と供給2より)です。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
需要日: 受注の要求日。
遅延日数: 組織の製造カレンダに基づいた、計画日と需要日の差異
予測の値: 受注数量 * 価格
遅延の値: 遅延数量 * 価格
需要予測の需要が、その需要にペグされた供給が遅延するために充足が遅延します。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
供給オーダー需要日: 需要予測を納期どおりに満たすために供給オーダーが作成される必要がある日付
供給オーダー納期: 供給オーダーの実際の供給日
供給遅延日数: 需要の組織製造カレンダに基づいた、供給オーダー需要日 – 供給オーダー納期
受注の需要が、その需要にペグされた供給の充足が遅延するために充足が遅延します。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
供給オーダー需要日: 需要予測を納期どおりに満たすために供給オーダーが作成される必要がある日付
供給オーダー納期: 供給オーダーの実際の供給日
供給遅延日数: 需要の組織製造カレンダに基づいた、供給オーダー需要日 – 供給オーダー納期
プランニング・ソルバーによって、代替施設から計画オーダーが調達されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
ソース組織: 代替施設
オーダーの値: オーダー数量 * 原価
プランニング・ソルバーによって、代替仕入先から計画オーダーが調達されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
仕入先: 代替仕入先
仕入先サイト: 代替仕入先サイト
オーダーの値: オーダー数量 * 原価
プランニング・ソルバーによって、需要を満たすために必要な最小処理時間より短い時間で供給オーダーを完了する必要があることが検出されます。 プランニング・ソルバーでそのリード・タイムに従ってオーダーが計画される場合は、開始が過去(計画範囲開始日より前)になります。
プランニング・ソルバーによってこの例外メッセージが発行されるのは、オーダー開始日が範囲開始日より前になるように計画された場合です。 計画開始日が範囲開始日より後の場合に生成されることはありません。
オーダー開始日を計算するために、プランニング・ソルバーでは、品目のリード・タイム・オフセット(無制約計画の場合)または工順レベルの処理時間(制約付き計画の場合)を使用し、次にその納期から後方に計画します。 供給チェーン・モデルの各部分に関連付けられているすべての関連カレンダが考慮されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
圧縮日数: 組織の製造カレンダに基づいた、オーダーの圧縮日数(範囲開始 – オーダー開始)
オーダーの値: オーダー数量 * 品目標準原価
この例外メッセージは、プランニング・ソルバーが供給オーダーの取消を提示する場合に表示されます。 これが発生するのは、プランニング・ソルバーによって、需要または安全在庫所要量を満たす必要のない未確定供給オーダーが検出された場合です。
この例外に対して表示される情報には、「オーダーの値」: オーダー数量 * 原価があります。
プランニング・ソルバーによって、既存の供給オーダーを早い日付に再計画するように提示されます。 これが発生するのは、プランニング・ソルバーによって、提示(提示オーダー日)より遅い納期の未確定既存供給オーダーが検出された場合です。 プランニング・ソルバーでは、提示を受け入れた場合と同じように、下位の部品構成表レベルの計画が続行されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
オーダー番号: 仕入先生産能力を超過する計画期間バケットの開始日
当初納期(日付:自): 現在の納期
提示納期: プランニング・ソルバーによって推奨される新しい納期。計画範囲開始日以降の日付です。
再計画日数: 組織の製造カレンダに基づいた、当初納期と提示納期の間の稼働日数。
オーダーの値: 数量 * 品目標準原価
プランニング・ソルバーによって、既存の供給オーダーを先の日付に再計画するように提示されます。 これが発生するのは、プランニング・ソルバーによって、提示(提示オーダー日)より早い納期の未確定既存供給オーダーが検出された場合です。 プランニング・ソルバーでは、提示を受け入れた場合と同じように、下位の部品構成表レベルの計画が続行されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
オーダー番号: 仕入先生産能力を超過する計画期間バケットの開始日
当初納期(日付:自): 現在の納期
提示納期: プランニング・ソルバーによって推奨される新しい納期。計画範囲開始日以降の日付です。
再計画日数: 組織の製造カレンダに基づいた、当初納期と提示納期の間の稼働日数。
オーダーの値: 数量 * 品目標準原価
供給オーダーと計画オーダーに過去(計画範囲開始日前)の日付のオーダー(開始)日または納期があります。
未確定の供給オーダーに対しては、プランニング・ソルバーによって例外メッセージ「要納期先送りオーダー」も発行されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
オーダー番号: 仕入先生産能力を超過する計画期間バケットの開始日
提示納期: 計画範囲開始日以降の日付
納期超過日数: 組織の製造カレンダに基づいた、納期超過稼働日数(納期 – 範囲開始日)
オーダーの値: 数量 * 品目標準原価
受注明細の計画日が計画範囲開始日より前です。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
納期超過日数: 組織の製造カレンダに基づいた、納期超過稼働日数
オーダーの値: (受注数量 * 価格)
プランニング・エンジンによって、計画オーダーで代替部品構成表または工順が使用されるか、あるいは代替部品構成表または工順を含む確定計画オーダーが検出されます。
この例外に対して表示される情報には、「オーダー値」: オーダー数量 * 品目標準原価があります。
プランニング・エンジンによって、計画オーダーで代替生産資源が使用されるか、あるいは代替生産資源を含む確定計画オーダーが検出されます。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
数量: 使用される主および代替生産資源の単位
オーダーの値: オーダー数量 * 品目標準原価
代替からの生産資源単位: 使用される代替生産資源の単位
プランニング・エンジンによって、計画オーダーで代替構成部品が使用されるか、あるいは代替構成部品を含む確定計画オーダーが検出されます。
この例外に対して表示される情報には、「オーダーの値」: オーダー数量 * 原価があります。
計画期間バケットで、所要生産資源生産能力が使用可能生産資源生産能力を上回っています。 関連する生産資源消費がある確定供給のため、生産資源が制約付き計画で過負荷の可能性があります。 無制約計画では、生産資源は需要所要量を納期どおりに満たすために過負荷になる可能性があります。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
制約開始日: 過負荷が開始する日付
制約終了日: 過負荷が終了する日付
生産資源負荷率(%): (生産資源所要量 / 生産資源可用性) * 100
通常、生産資源可用性が不足している状況でも受注または需要予測がまだ納期どおりに計画されている場合に、無制約計画で発行されます。 この例外メッセージは、生産能力が不十分な生産資源がある供給オーダーにペグされているために、リスクのある最終需要を詳しく説明します。
通常、(無制約計画のために)資材可用性が不足している状況でも受注または需要予測がまだ納期どおりに計画されている場合に、無制約計画で生成されます。 この例外は、資材不足の供給オーダーにペグされているために、リスクのある最終需要を詳しく説明します。
このメッセージは、改訂需要日が挿入されているすべての受注に対して発行されます。 次を示します。
改訂需要日までに充足された数量
需要日までに充足された数量
たとえば、品目Aに対して、組織D2で数量100ユニット、確定日(計画日)が2010年1月25日の受注があるとします。この受注明細の改訂需要日は2010年1月15日です。この受注にペグされた供給は、次のとおりです。
供給1: 2010年1月15日に数量50ユニット
供給2: 2010年1月12日に数量20ユニット
供給3: 2010年1月18日に数量30ユニット
受注明細の改訂需要日である2010年1月15日までに充足された数量は70ユニットであるのに対して、受注明細の需要日である2010年1月25日までに充足された数量は100ユニットです。
この例外に対して表示される情報の一部は、次のとおりです。
フィールド | 説明 |
組織 | |
品目 | |
品目カテゴリ | |
需要日 | 受注に対する需要の納期(確定日) |
数量 | 明細の数量(確定日) |
改訂需要日 | 受注明細に対する需要のプルイン納期 |
顧客 | オーダーの顧客 |
顧客サイト | 顧客サイト |
優先度 | 需要明細の優先度 |
改訂需要優先度 | オーダー明細のプルイン優先度 |
需要区分 | 受注明細の需要区分 |
改訂需要日までに充足された数量 | 改訂需要日までに計画可能な数量 |
オーダーの値 | 計算済ファクト: 数量 * 価格 |
このプロファイル・オプションは、分割ソーシング・ウィンドウのソーシング率と実績率間の許容範囲を指定するために使用します。 差異が許容範囲外の場合は、プランニング・ソルバーによって例外メッセージが発行されます。
計画範囲の最後のウィンドウがその他のすべてのウィンドウより短い場合は、プランニング・ソルバーによる例外メッセージは発行されません。
次は、この例外に対して表示される情報の一部です。
品目
仕入先:
仕入先サイト
ソース組織(ソースが組織で仕入先ではない場合)
日付:自: 違反している最初の分割ソーシング・ウィンドウの開始日。
日付:至: 違反している最後の分割ソーシング・ウィンドウの終了日。 連続するウィンドウで変動率が同じままである場合は、プランニング・ソルバーによって前のウィンドウの例外メッセージが使用され、終了日が延長されます。
割付率: ソース・ルールの分割率。
計画率: 実績累積の分割率。
変動率: 計画率 - 割付率。
計画期間バケットで、所要仕入先生産能力が使用可能仕入先生産能力を上回っています。
過負荷の量は、バケットの所要生産能力 - バケットの累積使用可能生産能力です。 負荷率はパーセントで、その計算は(所要数量 / 累積使用可能数量) * 100です。
プランニング・ソルバーによって、仕入先生産能力が、需要日からの生産能力の後方算入後、前方算入によって消費されます。 仕入先生産能力稼働率の計算は、消費される生産能力 / 1日当り仕入先生産能力です。 プランニング・ソルバーによって、稼働率が100%を超える日に対してのみこの例外メッセージが発行されます。
この例では、次のようになります。
行オーダー数量は、仕入先生産能力を使い切るオーダーを示します。
仕入先生産能力は累積であるため、プランニング・ソルバーでは、特定の日に生産能力を超えて消費できます。 たとえば、第3日では、プランニング・ソルバーは数量40まで後方に消費できます。
- | 第0日 | 第1日 | 第2日 | 第3日 | 第4日 | 第5日 | 第6日 | 第7日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仕入先生産能力 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
オーダー数量 | - | - | - | 40 | - | - | - | 30 |
消費される生産能力 | 0 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 10 | 0 |
稼働率 | 0 | 100 | 100 | 200 | 100 | 100 | 100 | 0 |
この例外に対して表示される情報の一部に、「日付:自」: 仕入先生産能力を超過する最初の計画期間バケットの開始日があります。
メトリックは、計画品質の指標です。
これは、「分析」ビューに表示されます。
プランニング・ソルバーによって、計画からのデータに基づいてこれらのメトリックが計算されます。
これらのメトリックは、プランニング・ソルバーによって例外メッセージから(多くの場合は関連例外に関連付けられているファクトを集計することによって)導出されます。 これらのメトリックの例を次に示します。
件数: 例外の数。例: 計画実行でプランニング・ソルバーによって発行される例外メッセージ「納期超過オーダー」の数。
数量: 例外に関係する個数。例: 不足数量。
値: 例外の機能通貨での値。例: 例外メッセージ「要納期前倒しオーダー」の数量 * 原価。
日数: 例外の期間。例: 例外メッセージ「品目が安全在庫量に未達」で表される安全在庫に未達の日数。
率: ベースラインに対する例外発生の率。例: 例外メッセージ「仕入先生産能力超過」の結果の仕入先負荷率。
次に、プランニング・ソルバーによって計算される基本メトリックについて説明します。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
このメトリックは、Oracle Advanced Planning Command Centerに関連します。
ディメンションの組合せは次のとおりです。
すべて
品目カテゴリ
組織
品目カテゴリ-組織
品目-組織
品目カテゴリ-組織-週
品目-組織-週
次に対する完全有効手持である構成部品所要量の率。
指定したディメンションに対する集計
製造可能範囲全体
計算は、合計構成部品所要量に対する手持の構成部品所要量の割合です。
このメトリックは、Oracle Advanced Planning Command Centerに関連します。
ディメンションの組合せは次のとおりです。
すべて
品目カテゴリ
組織
品目カテゴリ-組織
品目-組織
品目カテゴリ-組織-週
品目-組織-週
次に対する製造可能な(そのすべての構成部品が手持に完全にペグされている)オーダーの率。
指定したディメンションに対する集計
製造可能範囲全体
計算は、合計製造オーダーに対する製造可能な製造オーダーの割合です。
導出安全在庫は、シード済の組合せであるすべて、組織および品目-組織でのみ表示できる数量です。 品目-組織は、Rapid Planningでメトリックを事前計算する必要があるディメンションです。
導出安全在庫の値は、数量に価格を乗算した値です。
納期どおりに充足される数量に基づいた最終需要の充足レート。 プランニング・ソルバーによって、品目-組織-顧客-サイトのレベルで計算されます。
納期どおりに充足される合計数量 / 需要の合計数量
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
このメトリックはプルイン機能に関係します。 シード済の組合せでのみ表示できます。
例外ファクト: 例外の件数
例外ファクト値(機能通貨): オーダーの値(数量 * 価格)
例外ファクト、改訂日までに充足される数量: 改訂需要日までに充足される数量
例外ファクト、需要日までに充足される数量: 改訂需要日までに充足される数量
表示用のシード済ディメンションの組合せ: すべて、組織、品目-組織。 Oracle Rapid Planningでは、品目-組織に対するメトリックを事前計算する必要があります。
総マージン %(率)
内容は次のとおりです。
原価合計 = 製造原価 + 購買原価
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-顧客-日のレベルで計算されます。 日付はオーダーの予定出荷日です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
標準原価での年間売上原価 / 平均予定使用可能残高
内容は次のとおりです。
年間売上原価 = (品目標準原価 * [計画内の独立需要数量 * 365]の合計) / 計画内の日数
平均予定使用可能残高 = 各バケットの開始値および終了値の平均
納期に充足されない最終需要明細の数の比率として測定される需要遅延。
このメトリックはプルイン機能に関係します。 シード済の組合せでのみ表示できます。
例外ファクト: 例外の件数
例外ファクト値(機能通貨): オーダーの値(数量 * 価格)
例外ファクト、日数: 遅延日数
例外ファクト、数量: 遅延数量
表示用のシード済ディメンションの組合せ: すべて、組織、品目-組織。 Oracle Rapid Planningでは、品目-組織に対するメトリックを事前計算する必要があります。
このメトリックはプルイン機能に関係します。 シード済の組合せでのみ表示できます。
例外ファクト: 例外の件数
例外ファクト値(機能通貨): オーダーの値(数量 * 価格)
例外ファクト、日数: 遅延日数
例外ファクト、数量: 遅延数量
表示用のシード済ディメンションの組合せ: すべて、組織、品目-組織。 Oracle Rapid Planningでは、品目-組織に対するメトリックを事前計算する必要があります。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
機能通貨での製造原価額
Rapid Planningに収集された標準原価は積み上げられません。
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-日のレベルで計算されます。
納期に満たされない最終需要明細の数の比率として測定される、納期需要の率。
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-顧客-日のレベルで計算されます。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
機能通貨での購買原価額。
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-仕入先-日のレベルで計算されます。
このメトリックは、Oracle Advanced Planning Command Centerに関連します。
ディメンションの組合せは次のとおりです。
すべて
品目カテゴリ
組織
品目カテゴリ-組織
品目-組織
品目カテゴリ-組織-週
品目-組織-週
製造準備が完了している(そのすべての構成部品が手持にペグされているが、全数量はペグされていない)オーダーの率。
指定したディメンションに対する集計
製造可能範囲全体
計算は、合計製造オーダーに対する製造準備が完了している製造オーダーの割合です。
計画バケット内の生産資源可用性に対する生産資源所要量の率としての生産資源稼働率
プランニング・ソルバーによって、生産資源-組織-日のレベルで計算されます。
[独立需要数量 * (定価 - 値引)]の合計
プランニング・ソルバーによって、品目カテゴリ-組織-顧客-日のレベルで計算されます。 日付はオーダーの予定出荷日です。
計画バケットの終了時点で在庫が最低安全在庫ターゲットを下回っている場合の日数。
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-日のレベルで計算されます。
このメトリックはプルイン機能に関係します。 シード済の組合せでのみ表示できます。
例外ファクト: 例外の件数
例外ファクト値(機能通貨): オーダーの値(数量 * 価格)
例外ファクト、改訂日までに充足される数量: 改訂需要日までに充足される数量
例外ファクト、需要日までに充足される数量: 改訂需要日までに充足される数量
表示用のシード済ディメンションの組合せ: すべて、組織、品目-組織。 Oracle Rapid Planningでは、品目-組織に対するメトリックを事前計算する必要があります。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
在庫欠品合計日数
使用可能仕入先生産能力に対する必要な仕入先生産能力の率
プランニング・ソルバーによって、品目-組織-仕入先-日のレベルで計算されます。
ターゲット安全在庫は、シード済の組合せであるすべて、組織および品目-組織でのみ表示できる数量です。 品目-組織は、Rapid Planningでメトリックを事前計算する必要があるディメンションです。
ターゲット安全在庫の値は、数量に価格を乗算した値です。
ディメンションの組合せは品目-組織です。
製造準備が完了している(そのすべての構成部品が手持にペグされているが、全数量はペグされていない)オーダーの率。
このメトリックのフィルタ基準には、最終品目カテゴリ、日付範囲、品目および組織を指定するためのフィルタを設定する必要があります。
計算は、全オーダーの構成部品のペグされた所要量の合計に対する非手持供給に対する構成部品のペグされた所要量の割合です。
ディメンションの組合せは品目-組織です。
製造準備が完了している(そのすべての構成部品が手持にペグされているが、全数量はペグされていない)オーダーの率。
このメトリックのフィルタ基準には、最終品目カテゴリ、日付範囲、品目および組織を指定するためのフィルタを設定する必要があります。
計算は、全オーダーの仕入先に対する購買所要量の合計に対する、非手持供給に対してペグされた仕入先に対する購買所要量の割合です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
ディメンションの組合せは品目-組織-週です。
次の表は、これまでに定義した例外に基づいた、プルイン機能に対して導入されているメトリックのリストの要約です。 この表にはメトリックの名称とタイプが記載されています。
SN | メトリックの名称 | メトリック・タイプ |
1 | プルイン受注の遅延補充(件数) | 数値 |
2 | プルイン受注の遅延補充(値) | 数値 |
3 | プルイン受注の遅延補充(日数) | 数値 |
4 | プルイン受注の遅延補充(数量) | 数値 |
5 | プルイン予測の遅延補充(件数) | 数値 |
6 | プルイン予測の遅延補充(値) | 数値 |
7 | プルイン予測の遅延補充(日数) | 数値 |
8 | プルイン予測の遅延補充(数量) | 数値 |
9 | 受注プルイン(件数) | 数値 |
10 | 受注プルイン(値) | 数値 |
11 | 受注プルイン(改訂日別数量) | 数値 |
12 | 受注プルイン(需要日別数量) | 数値 |
13 | 予測プルイン(件数) | 数値 |
14 | 予測プルイン(値) | 数値 |
15 | 予測プルイン(改訂日別数量) | 数値 |
16 | 予測プルイン(需要日別数量) | 数値 |
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