Oracle General Ledgerインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05605-01 |
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General Ledgerのパフォーマンスおよび「要約テンプレートの保守」、「仕訳インポート」、「一括配賦」/「一括予算配賦」などのプログラムの処理時間を改善する方法は多数あります。
次の2つのプログラムにより、General Ledgerのパフォーマンスが向上します。
要約テンプレート保守プログラム: 現行元帳の要約勘定科目情報を更新します。
最適化処理プログラム: 勘定体系で索引処理マークを付けたセグメントの索引を作成または削除します。
次のプロファイル・オプションを設定して、「仕訳インポート」プログラムおよび「一括配賦」/「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスを向上できます。
「GL: メモリー内の勘定数」: 「一括配賦」および「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスに影響します。
「GL: 処理1回当りのレコード数」: 「仕訳インポート」、「一括配賦」、および「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスに影響します。
関連トピック
「コンカレント・プログラムのパフォーマンスのためのプロファイル・オプションの設定」
「GL_CODE_COMBINATIONS表での索引の作成によるパフォーマンスの最適化」
「要約テンプレートの保守」プログラムを実行して、1つ以上の元帳の要約勘定科目情報を更新します。このプログラムにより、新たに追加した詳細勘定が要約勘定テンプレートに反映されるようになります。
General Ledgerでは転記プロセスで要約テンプレートが自動的に保守されますが、転記前に「要約テンプレートの保守」プログラムを実行することで、転記プログラムのパフォーマンスが向上します。これは、前回の転記操作の後に複数の新規詳細勘定を追加している場合に、特に便利です。
前提条件
「要約勘定科目の定義」を参照してください。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
「要約テンプレートの保守」プログラムを選択します。
レポートを発行します。
注意: このプログラムにユーザー・パラメータはありません。
関連トピック
『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』のレポートとプログラムの実行に関する項
『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』のキー・フレックスフィールドの定義に関する項
『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』のセグメント値の定義に関する項
General Ledgerの最適化処理プログラムを実行して、勘定体系で索引処理マークを付けたセグメントの索引を作成または削除します。
残高および組合せ表のサイズ、特定のセグメント値を持つ勘定数、および各会計期間に関連付けられている勘定残高数など、データの統計情報も更新できます。この情報により、仕訳入力転記および財務レポート処理のパフォーマンスが向上します。
これらの統計情報を最新の状態に保つため、1つの期間に1度、または複数のセグメント値を追加するときに最適化プログラムを実行して、新しい勘定体系を定義するか、要約テンプレートを追加または削除する必要があります。
前提条件
勘定科目セグメントを定義します。
「キー・フレックスフィールド・セグメント」ウィンドウで勘定体系の特定セグメントを索引処理するかどうかを指定します。
勘定科目セグメント値を定義します。
要約テンプレートを定義します。
勘定科目体系を確定します。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
最適化処理プログラムを選択します。
「索引の保守」に「Yes」を入力して、勘定体系に対して索引を作成または削除します。
索引がない場合は最適化プログラムでセグメントに索引が作成され、セグメントに索引が不要な場合はセグメントの索引が削除されます。これは、新しい勘定体系を定義して特定セグメントを索引処理する場合、または勘定体系の既存のセグメントの索引を追加または削除する場合に便利です。
「要求の発行」ウィンドウにナビゲートします。
最適化処理プログラムを選択します。
「統計の収集」に「Yes」を入力します。最適化プログラムで、残高および組合せ表のサイズ、特定のセグメント値を持つ勘定科目組合せ数、および各会計期間に関連付けられている勘定残高数などの統計データが収集および更新されます。
関連トピック
『Oracle Applicationsユーザーズ・ガイド』のレポートとプログラムの実行に関する項
『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』のキー・フレックスフィールドの定義に関する項
『Oracle Applicationsフレックスフィールド・ガイド』のセグメント値の定義に関する項
プロファイル・オプション「GL: メモリー内の勘定数」および「GL: 処理1回当りのレコード数」を設定して、「仕訳インポート」および「一括配賦」/「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスを向上できます。たとえば、「GL: 処理1回当りのレコード数」オプションに割り当てる数を増やして一度に処理するレコード数を増やすことで、仕訳インポートを迅速化できます。
プロファイル・オプション「GL: メモリー内の勘定数」は、「一括配賦」および「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスに影響します。このプロファイル・オプションのデフォルトは2500で、プログラムで一度に2500の勘定が処理されます。
プロファイル・オプション「GL: 処理1回当りのレコード数」は、「仕訳インポート」、「一括配賦」、および「一括予算配賦」プログラムのパフォーマンスに影響します。このプロファイル・オプションのデフォルトは1000で、一度に1000のレコードが処理されます。
これらのプロファイル・オプションに割り当てる数を増やすことで、「仕訳インポート」または「一括配賦」/「一括予算配賦」プログラムで使用できるメモリー容量を増やして、スループットを向上させることができます。
最適化処理プログラムを実行して、勘定のセグメントに索引を作成します。
コンカレント・プログラムに割り当てるコンピュータのメモリー容量を決定します。
「システム管理者」職責から「システム・プロファイル値」にナビゲートします。
プロファイル・オプション「GL: メモリー内の勘定数」または「GL: 処理1回当りのレコード数」を検索します。
プロファイル・オプションをサイト・レベル、アプリケーション・レベル、職責レベル、またはユーザー・レベルで設定します。
作業を保存します。
「キー・フレックスフィールドの定義」
『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の仕訳インポートに関する項
パフォーマンスを最適化するために、GL_CODE_COMBINATIONS表の有効セグメントに一意でない連結索引を追加できます。
連結索引に含める列を特定するには、次のSQL文を使用します(1〜6までが有効セグメントであると仮定します)。
SELECTidfs.application_column_nameFROM gl.gl_ledgers glledger,applsys.fnd_id_flex_segments idfsWHERE ((glledger.chart_of_accounts_id = idfs.id_flex_num)AND (glledger.NAME = '&LedgerName')AND (idfs.application_id = 101))AND (idfs.id_flex_code = 'GL#')ORDER BY idfs.segment_num ASC;
すでに作成されている索引を検索するには、次のSQL文を使用します。
SELECTaic.index_name,aic.column_name,aic.column_positionFROM all_ind_columns aic,all_indexes aiWHERE ai.index_name=aic.index_nameAND ai.table_name= 'GL_CODE_COMBINATIONS'ORDER BY aic.index_name, aic.column_position
選択した各セグメントに単一セグメント索引も作成することをお薦めします。ただし、連結索引を開始するセグメントには単一セグメント索引を作成しないようにします。