Oracle Learning Managementユーザー・ガイド リリース12 E06052-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
セルフ・サービス・インタフェースにより、学習者、マネージャおよびインストラクタがそれぞれの学習にアクセスし管理できます。学習者は、学習パスを作成して学習目標の達成に役立つコースに登録するためにこの学習インタフェースを使用できます。マネージャ・インタフェースを使用することで、マネージャは従業員の学習アクティビティを追跡できます。インストラクタは、講義するクラスにアクセスしたり、インストラクタ・インタフェースを使用して学習者とコミュニケーションをとることができます。
学習者インタフェースは、すべての学習を検索できる中心となる場所です。学習者のページから、次の操作を実行できます。
クラス、学習パスおよび学習認定の表示、承認保留中の登録のステータスの追跡、オンライン・コースの再生、およびインストラクタや他の学習者とのフォーラムおよびチャットを使用したコミュニケーション。
カテゴリの参照およびカテゴリへのドリルダウンによる、カテゴリ内のコース、学習パス、フォーラムおよびチャットの表示。
取消および失効した学習を含む学習履歴の表示。
マネージャ・インタフェースは、学習者インタフェースとほとんど同じです。マネージャの場合は、学習を表示する対象の特定の従業員を最初に選択する点のみが異なります。すべてのマネージャが学習者でもあります。したがって、マネージャ自身も学習コースを受講できます。
マネージャ・ページを使用すると、従業員に特定の学習目標を設定し、学習の進行状況を追跡できます。従業員に対して、研修要件とそれに対応する学習パスを定義および管理できます。このサービスを使用できるのは、Oracle Applicationsにマネージャとしてログインしている場合のみです。マネージャ・ページを使用すると、各従業員について次の操作を実行できます。
従業員の学習詳細へのアクセス。これには、従業員の過去、現在および将来の学習が含まれます。
登録の作成または削除。
外部学習記録の入力または変更。
学習パスの作成。
注意: マネージャとしてログインすると、HRセキュリティ・グループに基づいて、使用できる従業員のリストが表示されます。
インストラクタ・インタフェースでは、次の機能が提供されます。
ホーム・ページには、講義を予定されているクラスのスナップショットが表示されます。
セッション、登録、リソース登録、コンピテンス、コース前提条件およびクラスのフォーラムとチャットに関する情報にアクセスできます。
クラスに登録している学習者とのオンライン・ディスカッションに参加して進行役を務めることができます。また、管理人をしているカテゴリおよびクラスのフォーラムやチャットにもアクセスできます。
休暇または準備時間など、カタログ以外のアクティビティに対する補足登録にアクセスできます。過去の登録は、「登録履歴」ページにあります。
セルフ・サービス・インタフェースを使用するには、次の主要な概念を理解していることが必要です。
すべての学習を「学習者ホーム」から表示およびアクセスできます。詳細は、「学習者ホーム」を参照してください。
学習要件を満たすコースのカタログを検索できます。詳細は、「学習者のカタログ表示」を参照してください。
クラスに関する情報を検索し、クラスの学習者とライブで対話できます。詳細は、「インストラクタ・インタフェース」を参照してください。
従業員およびマネージャは、自身または従業員の学習目標を設定し、新しい職責および役割を担う準備に役立てることができます。インストラクタは、クラスに関する情報を検索し、学習者とのコミュニケーションをとり、オンライン・クラスを再生できます。学習者、マネージャおよびインストラクタの各インタフェースは、それぞれの学習ニーズに個別に対応しています。
「外部学習」ページを使用して、OLMカタログにない、外部の研修プロバイダが提供するコースの学習の詳細を記録できます。学習者およびマネージャは、包括的な学習履歴を保持するために情報目的でこの外部学習を記録できます。
終了日を過ぎたクラス(オンラインまたはオフライン)は、「学習履歴」(「失効」セクション)に自動的に移動します。
学習者がオフライン・クラスを完了すると(たとえば、学習者がインストラクタ主導クラスを完了したときに、管理者が完了のマークを付けると)、そのクラスは、「学習履歴」(「完了」セクション)に自動的に移動します。
学習者がオンライン・クラスを完了した場合、そのクラスは学習者のホームページに残るため、そのクラスに再び簡単にアクセスできます。準備ができた時点で学習者が「履歴へ移動」を選択すると、オンライン・クラスは「学習履歴」(「完了」セクション)に移動します。
マネージャ・タイプの学習パスを更新する権限を付与されているのはマネージャのみであるため、学習者はマネージャが作成した学習パスを更新できません。この保護策により、マネージャは必要と判断した学習に対する管理を保持できます。
学習者が登録された後も登録を抹消できますが、マネージャが登録の要求を承認するまでは「登録抹消」ボタンは無効になっています。承認前の場合は、学習者はマネージャに登録要求を拒否するように依頼できます。
同じ日付範囲にある複数のコースに登録できます。
マネージャは、「マネージャ・セルフ・サービス」で従業員の現在の学習と学習履歴を表示できますが、従業員が登録しているオンライン・コースの再生は(マネージャ自身が登録していないかぎり)できません。
インストラクタ・インタフェースでは、インストラクタにとって不可欠な情報が一元的に提供されます。インストラクタは、自身のクラスにすばやく簡単にアクセスでき、必要な情報を検索する必要はありません。オンライン・クラスを再生してチャットおよびディスカッション・フォーラムを使用している学習者とコミュニケーションをとることができます。
「学習者ホーム」ページには、すべての学習のスナップショットが表示されます。現在登録しているクラスの表示や、加入済の学習認定および学習パスの表示、保留中の登録のステータスの追跡、およびインストラクタや他の学習者とのフォーラムおよびチャットを使用したコミュニケーションが可能です。「学習者ホーム」ページを使用すると、次の情報にアクセスできます。
現在の学習: 「登録」セクションには、現在のすべての登録がリストされます。クラスの登録詳細を表示したり、オンライン・コースを再生できます(ただし、加入した認定およびパスのオンライン・コースに登録し再生するには「学習認定」セクションと「学習パス」セクションを使用する必要があります)。学習認定は「検索」を使用して検索および加入できます。個人学習パスの作成や、マネージャまたはカタログ管理者が作成した学習パスへの加入、および加入済学習パス内のコースへのアクセスには学習パス」セクションを使用します。
要求済学習: 一部のコースでは、登録にマネージャまたは承認者の承認が必要なものがあります。これらのコースの場合、即時登録のかわりに承認を要求して、承認と登録の確認を待機します。「要求済学習」ページには、登録承認保留中のコースと登録希望になっているコースが表示されます。
フォーラムおよびチャット: 加入済のカテゴリのフォーラムおよびチャットには、「フォーラムおよびチャット」ページを使用してアクセスできます。フォーラムに新規トピックを投稿したり、既存のディスカッションに参加できます。チャットは、そのチャットに加入している他の学習者とのオンライン・ディスカッションに使用します。カテゴリ内のフォーラムおよびチャットを検索し加入できます。クラスのフォーラムおよびチャットにアクセスするには「クラス詳細」ページを使用します。
「ホーム」ページ上の追加のコーナーを使用すると、加入したカテゴリのチャットおよびフォーラムとプライベート・フォーラム・メッセージにすばやくアクセスできます。「お知らせ」コーナーには、対応待ちのお知らせと通知が表示されます。「カタログのブラウズ」コーナーからは、各種のカテゴリとそのコンテンツをすばやくブラウズできます。
カテゴリのブラウズ、コースの検索および加入、または承認者からの登録要求には、カタログ・ページを使用します。
コース、認定、学習パス、フォーラムおよびチャットの検索には「検索」ウィンドウを使用します。検索およびブラウズではカタログ管理者によりアクセス権限が付与されている学習のみが表示されます。カテゴリ別に学習を検索するには、「カタログのブラウズ」ウィンドウまたはカタログ・ページを使用します。カテゴリをクリックすると、そのカテゴリ内のサブカテゴリ、学習パス、コース、フォーラムおよびチャットが表示されます。
カテゴリからクラス・レベルにドリルダウンできます。クラス詳細ページには、クラスの詳細情報が表示され、コース前提条件、コンピテンス前提条件、フォーラムおよびクラスに関連するチャットがリストされます。クラス・ステータスには、クラスに関する有用な情報が提供されます。クラス・ステータスは次のいずれかです。
通常: 開始日と終了日の両方が定義され、最大定員数にまだ達していない予定クラス。このクラスに登録すると、登録ステータスが「登録済」になり、登録の承認待ちの場合は、ステータスが「受講希望」になります。
予定: まだ確認されていないクラス。このクラスの情報は、主としてクラスが利用可能になった場合にこのクラスに関心があるかどうかを判断するために存在します。クラスが確認されるまで、登録ステータスは「受講希望」になります。
満席: 最大定員数に達したクラス。このクラスへの登録を要求すると、登録ステータスは「登録希望」になります。別の学習者が登録を取り消し、自分が登録希望リストの最上位にいるか、クラスの最大定員数が増やされた場合にのみ登録されます(「登録済」になります)。
終了: これ以上の登録は受け付けないクラス。このクラスには登録できません。
取消: 取り消されたクラス。
クラスへの登録時には、登録が正常に完了したことの確認またはクラスに対して登録希望になったことを示すメッセージを受け取ります。承認が必要な登録の場合、登録要求は承認者(通常はマネージャ)に送られます。自分で登録したクラスは登録抹消できますが、マネージャまたは管理者が登録した場合は登録抹消できません。
クラス・フォーラムおよびチャットには、クラスへの登録が正常に完了した後に「クラス詳細」ページからアクセスできます。クラス・フォーラムでは、選択した受信者にのみ表示されるプライベート・メッセージがサポートされます。学習者および管理人のみがクラス・フォーラムにプライベート・メッセージを投稿できます。クラス・チャットは、インストラクタおよびクラスに登録している他の学習者とのオンライン・ディスカッションに使用できます。
「学習履歴」ページは、完了した学習、失効または取り消された学習、および学習者の「ホーム」ページから「学習履歴」ページへの移動を選択した学習を表示する場合に使用します。
注意: コース、学習認定または学習パスを「ホーム」ページから「学習履歴」ページに移動するには、「履歴へ移動」をクリックします。
「学習履歴」ページには、アプリケーションの設定に応じて最大4つのセクションが表示されます。
「登録」セクションには、過去のすべての登録の情報が表示されます。「学習履歴」ページにある完了したオンライン・コースを引き続き再生できますが、登録を取り消したオンライン・コースは再生できません。
「学習パス」セクションには、失効した学習パス、加入後に完了したか加入解除した学習パス、およびホームから学習履歴に移動した学習パスがリストされます。
「学習認定」セクションには、失効した認定、加入後に完了したか加入解除した認定、および学習履歴に移動した認定に関する情報が表示されます。
「外部学習」セクションには、外部ベンダーなど外部で受講した学習、および手動で入力した学習が表示されます。
インストラクタ・インタフェースにより、クラスおよび登録の管理、学習者とのオンライン・コミュニケーション、管理タスクの実行が可能になります。
「インストラクタ・ホーム」ページには、講義中のクラスまたは講義を予定しているクラスのスナップショットが提供されます。クラス詳細の他、セッション、登録、リソース登録、コース前提条件、コンピテンス前提条件、クラス・フォーラムおよびクラス・チャットに関する情報を検索できます。登録リストから出席のマークを付けたり、有効になっている場合はクラスの学習者の登録ステータスを更新できます。
ホーム」ページからオンライン・クラスを再生することもできます。プレーヤは、インストラクタがホスト管理してWebで学習者に提供できるクラスのWebカンファレンスを自動的に起動します。
注意: OLMではコース再生時のパフォーマンスは追跡されません。
「お知らせ」コーナーには、注意が必要な最新のお知らせと通知が表示されます。管理人をしているフォーラムとチャットにアクセスできます。最新の補足登録が「自分の補足登録」に表示されます。
「フォーラムおよびチャット」ページから、クラスのフォーラムとチャット、および管理人をしているフォーラムとチャットにアクセスできます。クラス・フォーラムではパブリックとプライベートの両方のメッセージがサポートされます。パブリック・トピックおよびメッセージは、すべてのユーザーがディスカッションできます。プライベート・メッセージは学習者と管理人のみが交換できます。管理人は、フォーラムとチャットのメッセージをモニターし、フォーラムからメッセージを削除する権限を持っています。
注意: 「クラス詳細」ページからもクラス・フォーラムとチャットにアクセスできます。「詳細」をクリックすると、すべてのクラス・フォーラムとチャットがリストされている「フォーラムおよびチャット」ページに移動します。
「補足登録」ページから、休暇または準備時間など、カタログ以外のアクティビティに対する登録にアクセスできます。「登録履歴」ページには過去の登録がリストされます。