Oracle Projects API, クライアント拡張およびオープン・インタフェース・リファレンス リリース12 E05609-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
この章では、Oracle Project Foundationアプリケーションのクライアント機能拡張を説明します。
この章では、次のトピックを説明します。
Oracle ProjectsのPA_SECURITY_EXTNというクライアント機能拡張を使用すると、デフォルトのプロジェクト基準のセキュリティよりも、プロジェクトおよび労務費セキュリティを対象とする独自のビジネス・ルールを優先できます。プロジェクト基準セキュリティの詳細は、『Oracle Projects基礎』のOracle Projectsのセキュリティに関する項を参照してください。このクライアント機能拡張は、Oracle Projectsのウィンドウのみに適用され、レポートには適用されません。このルールは、次のような場合に定義されることがあります。
プロジェクトへのアクセスを、同じプロジェクト組織に属するユーザーに制限する場合(組織ベースのセキュリティ)。この例のサンプル・コードは、クライアント機能拡張パッケージに収録されています。
プロジェクト管理者全員に割当済プロジェクトの表示および更新を許可するが、プロジェクト・マネージャには割当済プロジェクトの表示のみを許可する場合。
一部の職責に、資産プロジェクトのみの表示または更新を許可する場合(資産プロジェクトの担当ユーザーが契約プロジェクトと間接プロジェクトを処理しない場合)。
クライアント機能拡張は、必要なロジックおよび付加的なデータ要素を決定してから、記述する必要があります。プロジェクト・セキュリティ機能拡張を設計する際に、次の考慮点について検討してください。
プロジェクトまたは労務セキュリティで前提とする条件または環境、ユーザーのタイプ、ユーザーの識別方法、プロジェクトのタイプ、プロジェクトの識別方法。
ユーザーにプロジェクトの更新権限ではなく表示権限を設定するかどうか。また、オンライン問合せからプロジェクトをブロックするかどうか。
指定のユーザーに対するセキュリティ・タイプまたはプロジェクト・セットをモジュールに応じて変更するかどうか。
プロジェクト・セキュリティと、職責に対して定義した機能セキュリティを関連付ける方法。
記述したロジックがパフォーマンスに与える影響の考慮。オンラインの問合せ中は、すべてのプロジェクトで機能拡張が呼び出されます。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAPSECXB.pls |
仕様テンプレート | PAPSECXS.pls |
パッケージ | pa_security_extn |
プロシージャ | check_project_access |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
CHECK_PROJECT_ACCESSのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
X_calling_moduleパラメータを使用すると、機能拡張の呼出し元モジュールに基づいてセキュリティ・ルールを記述できます。このパラメータの値は次のとおりです。
値 | 説明 |
---|---|
PAXBUEBU | 「予算」ウィンドウ |
PAXCARVW | 「資産プロジェクト」ウィンドウ |
PAXINEAG | 「基本契約」ウィンドウ |
PAXINRVW | 「請求書検討」ウィンドウ |
PAXINVPF | 「プロジェクト資金照会」ウィンドウ |
PAXPREPR | 「プロジェクト」ウィンドウ |
PAXTRAPE.PROJECT | 「プロジェクト支出照会」ウィンドウ |
PAXURVPS | 「プロジェクト・ステータス照会」ウィンドウ |
X_calling_moduleの最新情報については、PA_Security_Extnプロシージャを参照してください。
プロジェクト検証機能拡張に収録されているプロシージャを使用すると、次の用途でルールを定義できます。
プロジェクトによるプロジェクト・ステータスの変更を許可するかどうかの判定
プロジェクト・ステータス変更用のワークフローを呼び出すかどうかの判定
Oracle Projectsは、プロジェクトのステータス変更の要求を受け付けると、プロジェクト検証機能拡張を呼び出します。
プロジェクト・ステータス変更の選択時に適用するビジネス・ルールを決定する必要があります。『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』のプロジェクト・ステータスに関する項も参照してください。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAXPCECB.pls |
仕様テンプレート | PAXPCECS.pls |
パッケージ | pa_client_extn_proj_status |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
このプロシージャの名称は、verify_project_status_changeです。
このプロシージャを使用して、プロジェクト・ステータス変更のプロジェクト要件を定義します。プロシージャの変更についての詳細な説明は、パッケージ本体に記載されています。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
このプロシージャの名称は、check_wf_enabledです。
Oracle Projectsがプロジェクト・ステータス変更用のワークフローを呼び出すかどうかを決定するときに、プロジェクト・ステータスの記録およびプロジェクト・タイプの設定がその判断基準になります。このプロシージャを使用して、これらの設定を上書きしたり、新しい要件を追加できます。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
外部システムで使用する日付のかわりに、Oracle Projects標準のプロジェクトとタスクの開始日および終了日を使用するように、このクライアント機能拡張をカスタマイズできます。
Oracle Projectsでは、Oracle Projects APIを使用すると、次のプロジェクト追跡日付がサポートされます。外部システムからプロジェクトをダウンロードした場合には、これらの日付に値としてプロジェクトとタスクの開始日および終了日を渡し、Oracle Projectsに保存できます。
実績開始日
実績終了日
早期開始日
早期終了日
遅延開始日
遅延終了日
予定開始日
予定終了日
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAPMGCEB.pls |
仕様テンプレート | PAPMGCES.pls |
パッケージ | pa_client_extn_pm |
プロシージャ | customize_dates |
テンプレート・パッケージには、APIに渡された日付情報を返すロジックがデフォルトで記述されているため、Oracle Projectsのプロジェクトまたはタスクの開始日や終了日で置き換える必要はありません。
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
日付をカスタマイズするプロシージャの名称は、pa_client_extn_pm.customize_datesです。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
別のセットのプロジェクトおよびタスクの開始日のかわりに、Oracle Projects標準のプロジェクトとタスクの開始日および終了日を使用するように、このクライアント機能拡張をカスタマイズできます。たとえば、Oracle Projectsのプロジェクトとタスクの開始日および終了日に相当する、外部システムのプロジェクトおよびタスク日付を特定するルールを独自に定義できます。
次のコードは、外部システムの実績開始日と実績終了日を、Oracle Projectsのプロジェクトとタスクの開始日および終了日にマッピングする例です。
注意: P_OUT_START_DATEパラメータとP_OUT_COMPLETION_DATEパラメータが有効な値を返すようにする必要があります。パブリックAPIはこの値を読み込むため、日付値が無効な場合には正常に動作しません。
–– Initialize the out variables
p_error_code := 0;
p_error_stage := NULL;
IF p_actual_start_date IS NOT NULL
and p_actual_finish_date IS NOT NULL
THEN
p_out_start_date := p_actual_start_date;
p_out_finish_date := p_actual_finish_date;
ELSE
p_out_start_date := p_in_start_date;
p_out_completion_date := p_in_completion_date;
END IF;
–– To specify conditions based on different external products
–– whose data you import,
–– use code that looks something like this
IF p_pm_product_code = {your product code} THEN
IF p_actual_start_date IS NOT NULL and
p_actual_finish_date IS NOT NULL THEN
p_out_start_date := p_actual_start_date;
p_out_finish_date := p_actual_finish_date;
ELSE
p_out_start_date := p_in_start_date;
p_out_completion_date := p_in_completion_date;
END IF;
ELSIF p_pm_product_code = {different product code}
IF p_early_start_date IS NOT NULL and
p_early_finish_date IS NOT NULL THEN
p_out_start_date := p_early_start_date;
p_out_finish_date := p_early_finish_date;
ELSE
p_out_start_date := p_in_start_date;
p_out_completion_date := p_in_completion_date;
END IF;
ELSE
p_out_start_date := p_in_start_date;
p_out_completion_date := p_in_completion_date;
END IF;
–– If you want different mappings for projects and tasks
then base your logic on
–– p_pm_task_reference or p_task_id
IF (p_pm_task_reference IS NOT NULL or p_task_id IS
NOT NULL) THEN
–– (this means this is for a task)
–– place the logic for assigning one set of
dates here
ELSE –– ( this means this is for a project)
–– place the logic for assigning a different set
of dates
END IF;
EXCEPTION
WHEN OTHERS THEN
p_error_code := –1;
–– If ORACLE error then set p_error_code to
SQLCODE
–– Handle your exception here
プロジェクト・ワークフロー機能拡張を使用すると、プロジェクト・ステータス変更用のワークフロー・プロセスをカスタマイズできます。
プロジェクト・ステータス変更の承認者の識別方法を決定する必要があります。『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』のプロジェクト・ステータスのページも参照してください。
デフォルト・プロジェクト・ワークフロー・プロセスは、プロジェクト・ワークフロー機能拡張を呼び出して、プロジェクト承認者を決定します。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAWFPCEB.pls |
仕様テンプレート | PAWFPCES.pls |
パッケージ | pa_client_extn_project_wf |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
ここでは、プロジェクト・ワークフロー機能拡張のプロシージャを説明します。
このプロシージャの名称は、select_project_approverです。
このプロシージャからは、プロジェクト承認者IDが呼出し元のワークフロー・プロセスに返されます。このプロシージャに、プロジェクトの承認権限を持つユーザーを特定するルールを追加できます。デフォルトでは、プロジェクト・ステータス変更の実行ユーザーの管理者IDが返されます。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
このプロシージャの名称は、start_project_wfです。
このプロシージャは、プロジェクト・ステータス変更用のワークフロー・プロセスを開始します。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
組織変更の検証機能拡張を使用すると、プロジェクト/タスク所有組織に組織変更を許可するかどうかを判定するビジネス・ルールを作成できます。また、ルール違反があったときに出力するエラー・メッセージを定義できます。
Oracle Projectsは、一括更新バッチ・プロセスで、組織変更の検証機能拡張を呼び出します。また、「プロジェクト」ウィンドウで、プロジェクト/タスク所有組織が変更されたときにも呼び出します。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAXORCEB.pls |
仕様テンプレート | PAXORCES.pls |
パッケージ | pa_org_client_extn |
プロシージャ | verify_org_change |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
組織変更の検証機能拡張のプロシージャ名は、verify_org_changeです。このプロシージャの説明を次に示します。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
関連トピック
『Oracle Projects基礎』の一括更新バッチに関する項
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』のOracle Projectsの機能セキュリティに関する項
取引インポート・クライアント機能拡張を使用して、「取引インポート」処理の前後に実行するプロシージャを追加します。「取引インポート」処理により、別のアプリケーションのデータがOracle Projectsにロードされます。ここで、インポート前クライアント機能拡張およびインポート後クライアント機能拡張を使用できます。
取引インタフェース表(PA_TRANSACTION_INTERFACE_ALL)をロードしたり、インポート前データ検証を実行する場合に、インポート前クライアント機能拡張を使用します。
ソース・システムの「取引インポート」処理で生成された支出IDおよび支出項目IDを記録する場合に、インポート後クライアント機能拡張を使用します。また、インポート後に別の処理を実行する場合にも、このクライアント機能拡張を使用できます。
インポート前クライアント機能拡張とインポート後クライアント機能拡張は、「取引インポート」処理で使用される取引ソースに従って呼び出されます。「取引インポート」処理を実行する場合は、取引ソースを指定して、取引に対する取引インポートの処理方法を決定しておく必要があります。「取引ソース」ウィンドウで、取引ソースを設定する際に、これらのクライアント機能拡張を指定します。取引ソースの次の属性を使用します。
「前処理機能拡張」で、インポート前クライアント機能拡張を指定します。
「後処理機能拡張」で、インポート後クライアント機能拡張を指定します。
注意: 前処理機能拡張と後処理機能拡張のいずれの場合も、クライアント機能拡張の名称は、package.procedureという形式で、パッケージ名も含めて省略せずに入力する必要があります。
設定するそれぞれの取引ソースに、同じインポート前クライアント機能拡張やインポート後クライアント機能拡張を使用できます。また、それぞれの取引ソースに、個別のインポート前クライアント機能拡張やインポート後クライアント機能拡張を割り当てることもできます。たとえば、外部の買掛管理システムからデータをインポートするように取引ソースを設定し、外部の時間管理システムからデータをインポートするように別の取引ソースを設定した場合、取引ソースごとにインポート前クライアント機能拡張をそれぞれ作成したり、または両方の取引ソースに同じインポート前クライアント機能拡張を使用できます。
注意: インポート前クライアント機能拡張またはインポート後クライアント機能拡張を「資産計上利息」取引ソースと組み合せて使用することはできません。
Oracle Projectsに収録されているOracle Internet Timeの取引ソースには、事前定義済のインポート前クライアント機能拡張とインポート後クライアント機能拡張が両方とも付属しています。この2つのクライアント機能拡張については、次の項で説明します。
Internet Time対応のインポート前クライアント機能拡張
Internet Time対応のインポート後クライアント機能拡張
Internet Time対応の既存のクライアント機能拡張を参照して、追加のインポート前クライアント機能拡張やインポート後クライアント機能拡張を作成できます。
関連トピック
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の取引ソース・オプションに関する項
Internet Time対応のインポート前クライアント機能拡張を使用して、承認済のセルフ・サービス・タイム・カードをOracle Projects取引インタフェース表(PA_TRANSACTION_INTERFACE_ALL)にロードします。データは取引インタフェース表にロードされた後に、「取引インポート」処理によりOracle Projectsへロードされます。
このクライアント機能拡張を使用すると、インポート・プロセスの一部として、Oracle Internet Timeのデータをインタフェース表にロードするプロセスを自動化できます。
Oracle Internet Timeの取引ソースを使用すると、「取引インポート」処理の開始時に、Internet Time対応のインポート前クライアント機能拡張が呼び出されます。
「取引インポート」処理の実行時のバッチ名を指定した場合には、Oracle Projectsの「支出」表から、そのバッチと同じ名称の、転送ステータス・コードが「保留」のデータがすべてロードされます。バッチ名を指定しない場合には、「保留」ステータスで記録されたすべてのレコードがインタフェースとして選択されます。
Internet Time対応のインポート前クライアント機能拡張は、Internet Timeのデータをインタフェース表にロードしますが、データは検証しません。したがって、発生する可能性があるエラーは、システム・エラーのみになります。システム・エラーが発生すると、転送は実行されないため、データはすべて「保留」ステータスのまま「支出」表に残ります。
支出項目がすべて取引インタフェース表にロードされた場合、これらの支出項目に対するインタフェース表の取引ステータス・コードは「保留」に設定されます。
注意: カスタム機能拡張に検証ロジックを追加した場合、取引の検証に失敗すると、すべての支出項目の取引ステータス・コードは「前処理失敗」に設定されます。検証に失敗した項目については、外部システムで修正する必要があります。
最終的にすべての項目が取引インタフェース表にロードされると、「支出」表の転送ステータス・コードは「転送済」に設定されます。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAXTTRXB.pls |
仕様テンプレート | PAXTTRXS.pls |
パッケージ | pa_trx_import |
プロシージャ | pre_import |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
関連トピック
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の取引ソースに関する項
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の取引ソース・オプションに関する項
Internet Time対応のインポート後クライアント機能拡張を使用して、Oracle ProjectsにインポートしたOracle Internet Timeのレコードを、Oracle Internet Timeのソース取引に戻します。
Oracle Internet Timeの取引ソースを使用すると、「取引インポート」処理の処理の終了時に、Internet Time対応のインポート後クライアント機能拡張が呼び出されます。
支出項目がすべてインポート後機能拡張で正常に処理された場合には、支出項目に対するインタフェース表の取引ステータス・コードはすべて「受入済」に設定されます。正常に処理されなかった支出項目がある場合には、「後処理失敗」に設定されます。このステータス・コードのレコードは、次回の取引インポートのバッチ処理時に再度処理されます。
Internet Timeでは、インポート後処理中に発生する可能性があるエラーはシステム・エラーのみです。システム・エラーが発生した場合、「支出」表の転送ステータス・コードは「転送済」のままになり、インタフェース表の取引ステータス・コードは「インポート済」のままになります。これらのステータス・コードのレコードは、次回のインポート後処理時に再度処理されます。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
仕様テンプレート | PAXTTRXS.pls |
本体テンプレート | PAXTTRXB.pls |
パッケージ | pa_trx_import |
プロシージャ | post_import |
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
関連トピック
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の取引ソースに関する項
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』の取引ソース・オプションに関する項
付加フレックスフィールドのマッピング・クライアント機能拡張を使用して、Oracle PayablesからOracle Projectsへ、またはOracle ProjectsからOracle Payablesへ転送された付加フレックスフィールドのセグメントをマッピングします。
Oracle ProjectsとOracle Payablesとの間で付加フレックスフィールドを転送するには、「PA: APとのDFFの転送」プロファイル・オプションを「Yes」に設定する必要があります。このプロファイルを設定しておくと、2つのアプリケーション間で取引を相互に処理するときに、Oracle Projectsから付加フレックスフィールドのマッピング機能拡張が呼び出されます。
この機能拡張を変更することで、付加フレックスフィールドの転送時のマッピング方法をカスタマイズすることもできます。
注意: Oracle Projectsで使用可能な付加フレックスフィールド・セグメントの上限は10個です。これよりも多くPayablesで使用した場合には、最初の10個がOracle Projectsにインポートされます。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
仕様テンプレート | PAPDFFCS.pls |
本体テンプレート | PAPDFFCB.pls |
パッケージ | pa_client_extn_dfftrans |
ファンクション | dff_map_segments_f |
プロシージャ | dff_map_segments_PA_and_AP |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
呼出し元モジュールには、次のものがあります。
PRC: 買掛管理からの経費精算書のインタフェース(PAAPIMP)
PRC: 買掛管理からの仕入先請求書のインタフェース(PAAPIMP)
PRC: 買掛管理への経費精算書のインタフェース(PATTER)
PRC: 買掛管理への仕入先請求書修正原価のインタフェース(PAVTVC)
次の表に、買掛管理からの経費精算書のインタフェース・プロセスからクライアント機能拡張に渡される引数を示します。
パラメータ | 引数 |
---|---|
P_TRX_REF_1 | AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS.INVOICE_ID |
P_TRX_REF_2 | AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS.DISTRIBUTION_LINE_NUMBER |
P_TRX_TYPE | AP_INVOICES.INVOICE_TYPE_LOOKUP_CODE |
P_SYSTEM_LINKAGE_FUNCTION | "VI" |
P_SUBMODULE | AP_INVOICES.SOURCE |
買掛管理からの仕入先請求書のインタフェース・プロセスからクライアント機能拡張に渡される引数について、次の表で説明します。
パラメータ | 引数 |
---|---|
P_TRX_REF_1 | AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS.INVOICE_ID |
P_TRX_REF_2 | AP_INVOICE_DISTRIBUTIONS.DISTRIBUTION_LINE_NUMBER |
P_TRX_TYPE | "EXPENSE REPORT" |
P_SYSTEM_LINKAGE_FUNCTION | "ER" |
P_SUBMODULE | AP_INVOICES.SOURCE |
買掛管理への経費精算書のインタフェース・プロセスからクライアント機能拡張に渡される引数について、次の表で説明します。
パラメータ | 引数 |
---|---|
P_TRX_REF_1 | PA_EXPENDITURE_ITEMS.EXPENDITURE_ITEM_ID |
P_TRX_REF_2 | PA_COST_DISTRIBUTION_LINES.LINE_NUM |
P_TRX_TYPE | "EXPENSE REPORT" |
P_SYSTEM_LINKAGE_FUNCTION | "ER" |
P_SUBMODULE | NULL |
買掛管理への仕入先請求書修正原価のインタフェース・プロセスからクライアント機能拡張に渡される引数について、次の表で説明します。
パラメータ | 引数 |
---|---|
P_TRX_REF_1 | PA_EXPENDITURE_ITEMS.EXPENDITURE_ITEM_ID |
P_TRX_REF_2 | PA_COST_DISTRIBUTION_LINES.LINE_NUM |
P_TRX_TYPE | AP_INVOICES.INVOICE_TYPE_LOOKUP_CODE |
P_SYSTEM_LINKAGE_FUNCTION | "VI" |
P_SUBMODULE | NULL |
PAPDFFCB.plsという名称のクライアント機能拡張本体ファイルに、付加フレックスフィールドのマッピング・クライアント機能拡張のサンプルが収録されています。このサンプルでは、支出項目のシステム・リンケージ機能に基づいてセグメントがマッピングされます。
dff_map_segments_fファンクションでは、付加フレックスフィールド・セグメントのマッピング・ロジックが提供されます。
デフォルトのロジックでは、マッピング元のアプリケーションのnセグメントが、マッピング先のアプリケーションのnセグメントにマッピングされます。ビジネス・ルールに従ってセグメントをマッピングするように、このファンクションを変更することもできます。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
dff_map_segments_PA_to_APプロシージャは、dff_map_segments_fファンクションを呼び出し、マッピングされたセグメントをp_attribute_1からp_attribute_10までのパラメータに格納します。
このプロシージャを変更して、属性カテゴリのマッピングをカスタマイズできます。属性カテゴリをマッピングするコードの例は、機能拡張に収録されています。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
関連トピック
『Oracle Projectsインプリメンテーション・ガイド』のOracle Projectsのプロファイル・オプションに関する項
この機能拡張を使用して、プロジェクトを検証する追加のビジネス・ルールを定義します。プロジェクトを検証する基本的なビジネス・ルールのリストについては、『Oracle Projects基礎』のプロジェクトのパージの前提条件に関する項を参照してください。
この機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAXAPVXB.pls |
仕様テンプレート | PAXAPVXS.pls |
パッケージ | PA_Purge_Extn_Validate |
プロシージャ | Validate_Extn |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
このプロシージャの名称は、Validate_Extnです。デフォルトでは、呼出し元プログラムにNULLを返します。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。
カスタム表のアーカイブとパージを実行する場合に、この機能拡張を使用します。たとえば、プロジェクト取引データのカスタム表を保守する場合に、カスタム表のアーカイブ機能拡張を使用して、標準パージ・プロセスの一部として、この表のアーカイブとパージを実行できます。
機能拡張は、次の項目で識別されます。
項目 | 名称 |
---|---|
本体テンプレート | PAXAPPXB.pls |
仕様テンプレート | PAXAPPXS.pls |
パッケージ | PA_Purge_Extn |
プロシージャ | PA_Purge_Client_Extn |
重要: 機能拡張プロシージャまたはパラメータの名称を変更しないでください。また、プロシージャのパラメータ・タイプまたはパラメータの順序を変更しないでください。プロシージャの記述後に、それをコンパイルし、データベースに格納します。詳細は、「PL/SQLプロシージャの記述」を参照してください。
カスタム表のアーカイブのプロシージャ名は、PA_Purge_Client_Extnです。デフォルトでは、呼出し元プログラムにNULLを返します。
このプロシージャのすべてのパラメータの説明は、Oracle Integration Repositoryで表示できます。Oracle Integration Repositoryは、このマニュアルの「はじめに」で説明されています。