Oracle Payablesインプリメンテーション・ガイド リリース12 E05606-01 | ![]() 目次 | ![]() 前へ | ![]() 次へ |
自社のクレジット・カードと調達カードの要件について、クレジット・カード・プログラムを設定します。このプログラムをカード・タイプ「トラベル」で設定すると、従業員はクレジット・カード取引を経費精算書に入力でき、カード・タイプ「調達」で設定すると、従業員は調達カードを使用して仕入先から物品を直接購入できます。
この項では、経費精算書のクレジット・カードと調達カードの両方について、クレジット・カード・プログラムの設定方法を説明します。クレジット・カードの設定で使用するのは、「カード・プログラム」ウィンドウと「クレジット・カード」ウィンドウのみです。Oracle Internet Expensesを使用している場合は、Internet Expenses用の追加設定ステップがあります。参照: 『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のコーポレート・カードの設定に関する項
調達カードの設定では、この項で説明するすべてのウィンドウとプロセスを使用します。調達カードの使用の詳細は、『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の調達カードの管理に関する項を参照してください。
カード会社との間に必要な基本契約を締結しておきます。
カード会社を仕入先として入力します。ここでは、支払条件や仕入先サイトなどのすべての情報を入力します。電子支払で支払を実行する場合は、仕入先の銀行情報も入力します。参照: 『Oracle iSupplier Portal Implementation Guide』の仕入先の入力に関する項
カードの所有者となる従業員を設定します。従業員名、自宅または事務所(あるいはその両方)の所在地、管理者、デフォルトの費用勘定科目、コスト・センターなど、完全な従業員情報を入力します。参照: 『Oracle HRMSユーザーズ・ガイド(日本仕様)』の個人情報の入力に関する項
クレジット・カード・プログラムの設定
「コード・セット」ウィンドウで、調達カードのクレジット・カード・コード・セットを作成します。標準産業分類コード(SIC)や商業カテゴリ分類コード(MCC)などのカード・コードを入力します。カード・コードにデフォルトのGL勘定を割り当てます。参照: 「コード・セット」ウィンドウ
「カード・プログラム」ウィンドウで、カード会社、カード・タイプ、クレジット・カード・コード・セットを含めてユーザーのクレジット・カード・プログラムを定義します。また、このウィンドウでは、請求書を作成しない取引ステータスも指定できます。たとえば、「未承認」、「係争」、「保留」などのステータスです。参照: 「カード・プログラム」ウィンドウ
「GL勘定セット」ウィンドウで、調達カードのGL勘定セットを定義します。このGL勘定セットは、取引確認の際に調達カード所有者が勘定科目の変更に使用できる値リストです。
「プロファイル」ウィンドウで、調達カードに割り当てるクレジット・カード・プロファイルを定義します。クレジット・カード・プロファイルの属性には、クレジット・カード・プログラム、GL勘定セット、デフォルトのGL勘定、例外決済勘定、従業員確認オプションおよびマネージャ承認オプションが含まれます。さらに、クレジット・カード・コードに対する制限を記録できます。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
「クレジット・カード」ウィンドウで、カードをカード所有者に割り当て、そのカードにクレジット・カード・プロファイルを割り当てます。参照: 「クレジット・カード」ウィンドウ
AP調達カード従業員確認ワークフローを設定します。参照: AP調達カード従業員確認ワークフロー
AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローを設定します。参照: AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフロー
Web Application Dictionaryを使用して、Self-Service Web Applicationsのクレジット・カード機能を設定します。参照: Web Application Dictionaryを使用した調達カードWebページの構成
カード会社に詳細なカード所有者情報とカード・プロファイル情報を提供します。カスタム・プログラムを作成すると、カード会社にこの情報を電子的に送信できます。カード会社が従業員にカードを送付します。カード会社は、新規のすべてのクレジット・カードについてカード番号の確認書を提供できます。カードを従業員に配布します。これで、従業員はカードを使用して物品を購入できます。
システム管理アプリケーションで、「ユーザー」ウィンドウにナビゲートします。「調達カード」職責と「ワークフロー」職責を従業員に割り当てます。
従業員に対して定義できる「調達カード」職責のレベルは、次の4つです。
調達カード: この職責は、1人以上の従業員のレコードにアクセスする必要がある従業員に割り当てます。
シード済の「調達カード」職責に対するセキュリティ属性はICX_HR_PERSON_IDです。Webユーザーに対して、オープン調達カード取引の確認を許可し、複数の従業員について調達カード取引履歴の検討を許可するには、調達カード取引へのアクセスを許可する従業員ごとに追加のセキュリティ属性値(ICX_HR_PERSON_ID)を定義します。
Webユーザーを「個人」フィールドに入力します。
調達カード(カード・プロファイル管理者): この職責は、「プロファイル」ウィンドウで、管理者として機能する従業員に割り当てます。この職責には、調達カード・プロファイルのすべてのレコードに対するアクセス権があります。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
重要: この職責を割り当てるには、最初に「プロファイル」ウィンドウで当該従業員名を管理者として定義しておく必要があります。
重要: この職責を割り当てるには、さらに「ユーザー」ウィンドウでセキュリティ属性をAP_CARD_PROFILE_ADMIN_IDに定義する必要があります。その後、EMPLOYEE_IDをセキュリティ属性値としてプロファイル管理者に割り当てます。
調達カード (プログラム管理者): この職責は、「カード・プログラム」ウィンドウで、管理者として機能する従業員に割り当てます。この職責には、調達カード・プログラムのすべてのレコードに対するアクセス権があります。参照: 「カード・プログラム」ウィンドウ
重要: この職責を割り当てるには、最初に「カード・プログラム」ウィンドウで当該従業員名を管理者として定義しておく必要があります。
重要: この職責を割り当てるには、さらに「ユーザー」ウィンドウでセキュリティ属性をAP_CARD_PROGRAM_ADMIN_IDに定義する必要があります。その後、EMPLOYEE_IDをセキュリティ属性値としてプログラム管理者に割り当てます。
調達カード (全機能): この職責は、全カード・プログラム、全カード・プロファイルおよび全従業員のすべてのレコードにアクセスする必要がある従業員に割り当てます。
従業員は、調達カードの職責を使用して、オープン調達カード取引を確認し、Self-Service Web Applicationsを使用した取引履歴を参照できます。これらの職責には、それぞれ次の機能が含まれています。
オープン取引の確認: 取引のステータス、コスト・センター、勘定科目および摘要の更新に使用します。取引を分割することもできます。
取引履歴の表示: 取引履歴の検討に使用します。
シード済のワークフロー職責には、次の機能が含まれています。
通知の表示: ワークフローによって送信された通知を表示します。
進捗の表示: 選択した文書に関するワークフロー・プロセスの進捗を表示します。
シード済のワークフロー職責のセキュリティ属性は、ICX_HR_PERSON_IDです。
調達カードのクレジット・カード・コードのセットを定義するには、このウィンドウを使用します。これらのコードは、クレジット・カード会社からインポートした取引に対して、デフォルトの会計配分を作成するために使用されます。カード会社は、標準産業分類コード(SIC)や商業カテゴリ分類コード(MCC)などのカード・コードを保守し、それによって、調達カードの使用時に従業員が責任を負う取引の仕入先と仕入先タイプを識別します。
デフォルトの勘定科目をカード・コードに割り当てると、そのカード・コードに該当する取引をインポートしたときに、その取引のカード・コードに基づいて取引のデフォルトの会計配分を作成できます。
このウィンドウでは、クレジット・カード・コードのセットを定義します。クレジット・カード・コード・セットはクレジット・カード・プロファイルに割り当てます。次に、クレジット・カード・プロファイルをクレジット・カードに割り当てます。
注意: 「コード・セット」ウィンドウでは、AP_CARD_CODE_SETSとAP_CARD_CODES表を使用して、クレジット・カード・コード・セットおよびそれらに割り当てられているクレジット・カード・コードに関する情報が保存されます。クレジット・カード会社からカード・コードが提供されている場合は、この情報を直接この表にロードできるため、入力時間を節約できます。表に関する詳細は、『Oracle Payables Applications Electronic Technical Reference Manual』を参照してください。これで、「コード・セット」ウィンドウを使用して、クレジット・カード・コード・セットを編集および更新できます。
調達カード会社は、そのカードで使用するカード・コード(標準産業分類コード(SIC)、商業カテゴリ分類コードなど)のリストを送付します。
勘定体系を定義します。参照: 『Oracle General Ledgerユーザーズ・ガイド』の勘定体系の定義に関する項
クレジット・カード・コード・セットを定義する手順は、次のとおりです。
「コード・セット」ウィンドウで、コード・セット名と摘要を入力します。
「カード・コード」リージョンで、カード・コード値(例: SIC)を入力します。次に、カード・コードの摘要を入力します。
カード・コード値がグループ・カード・コードの場合は、「ブロック グループ」チェック・ボックスを選択し、勘定科目フィールドを空白のままにしておきます。
カード・コード値にデフォルトの勘定科目を割り当てる場合は、勘定科目を入力します。クレジット・カード・プロファイルの「コードから勘定科目を作成」オプションを有効にすると、Payablesでカード・コードを使用する取引に勘定科目が作成される際に、プロファイルに対する従業員のデフォルトの費用勘定科目およびデフォルトの勘定科目テンプレートがこの値で上書きされます。
カード・コードが値リストに表示される期間を限定する場合は、無効日を入力します。
作業内容を保存します。
コード・セット名: クレジット・カード・コード・セットの名称。クレジット・カード・コード・セットはクレジット・カード・プログラムに割り当てます。カード・コード・セットにはカード・コードが含まれています。
摘要: クレジット・カード・コード・セットの摘要。この摘要は、クレジット・カード・コード・セットを選択するときに値リストに表示されます。
ブロック グループ: カード・コード値がブロック・グループ値の場合は、このチェック・ボックスを選択します。このフィールドはPayablesの将来のバージョンで使用されます。
値: カード・コード値(例: 標準産業分類コード、商業カテゴリ分類コード)。このコードは、仕入先と仕入先グループを識別するためにクレジット・カード会社が定義および使用します。また、インポートしたクレジット・カード取引の仕入先タイプを識別するためにも使用されます。
摘要: カード・コードの摘要。この値は、カード・コードを選択するときに値リストに表示されます。
勘定科目: 勘定科目をカード・コードに関連付ける場合は、ここで勘定科目を入力します。Payablesでは、取引に対してデフォルトのGL勘定を作成するとき、クレジット・カード・コードに対する勘定科目を使用して、プロファイルに対するデフォルトの従業員費用GL勘定の値、またはデフォルトの勘定科目テンプレートの値が上書きされます。
重要: クレジット・カード・コードに関連付けた勘定科目を使用して、インポートした取引に対するデフォルトの会計配分を作成するには、「プロファイル」ウィンドウで「コードから勘定科目を作成」オプションを有効にする必要があります。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
無効日: クレジット・カード・セットの値リストにカード・コード値を表示する期間を限定する場合は、無効になる日付を入力します。
各カード会社に対してクレジット・カード・プログラムを定義するには、このウィンドウを使用します。カード・プログラムには仕入先と仕入先サイトを定義します。また、カード会社に対する請求書を自動的に作成する際に除外する取引ステータスを指定できます。
「コード・セット」ウィンドウで、クレジット・カード・コード・セットを定義します。参照: 「コード・セット」ウィンドウ
カード会社を仕入先として入力します。ここでは、支払条件や支払サイトなどのすべての情報を入力します。EFT支払を実行する場合は、仕入先の銀行情報を入力します。
必要な場合は、「参照」ウィンドウで追加のカード・ブランドと従業員照合ルールを定義します。
必要な場合は、「Internet Expensesの設定および管理」の「カード経費タイプ・マッピング・ルール」ページで、マッピング・ルールを定義します。参照: 『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のマッピング・ルールの設定に関する項
クレジット・カード・プログラムを定義する手順は、次のとおりです。
「カード・プログラム」ウィンドウで、カード・プログラム名を入力し、カード・プログラムの定義を完了します。
作業内容を保存します。
カード・プログラム名: クレジット・カード・プログラムの名称。
カード・ブランド: クレジット・カードのカード・ブランド(アメリカン・エクスプレス、VISA、マスターカードなど)。追加のカード・ブランド値は「参照」ウィンドウで定義できます。
摘要: クレジット・カード・プログラムの摘要。
カード・タイプ: 参照用のカード・タイプを入力します。
調達(調達カードの場合)
仕入先(Oracle iProcurementの場合のみ)
トラベル(Oracle Internet Expensesの場合のみ)
カード会社: カード会社の仕入先名。
カード会社サイト: カード会社の支払仕入先サイト。
カード・コード・セット: カード・コード・セットを入力します。このセットには、カード会社がカードに関する制限事項の記録に使用するカード・コードが含まれています。クレジット・カード・コード・セットは、「コード・セット」ウィンドウで定義します。参照: 「コード・セット」ウィンドウ
管理者: クレジット・カード・プログラムの管理者として機能する従業員またはワークフロー・ロール。
カード・プログラム通貨: カード会社の請求書の作成に使用される通貨。この値は仕入先サイトからデフォルト設定されます。
債務限度: このフィールドは、Payablesの将来のバージョンで使用される予定です。このフィールドを使用すると、プログラムの与信限度を参照用に記録できます。
無効日: このクレジット・カード・プログラムを使用してクレジット・カード・プロファイルを作成できなくなる日付。この日付以降、このクレジット・カード・プログラムはクレジット・カード・プログラムに関する値リストに表示されなくなります。
支払未払元: カード・タイプが「トラベル」の場合のみ使用します。コーポレート・カード取引の未払元が従業員、会社、または従業員と会社の両方かを示します。次のいずれかの値を入力します。
両方: 従業員が請求され、クレジット・カード会社に支払うのは、個人取引についてのみです。この場合、従業員は残りのビジネス関連経費について経費精算書を作成します。Payablesで経費精算書が請求書として作成されると、会社はクレジット・カード会社に従業員の営業費部分を支払います。
会社: 会社が請求され、すべての取引についてクレジット・カード会社に支払います。この場合、従業員は経費精算書を作成し、各項目を「ビジネス」または「個人」のいずれかにマークします。経費精算書で処理する個人取引の合計金額が、その経費精算書の現金および他の営業費の合計を超える場合、従業員は個人取引分について会社に支払う義務があります。したがって、従業員は差額分を会社に払い戻すように請求される場合があります(会社の社内カード・ポリシーによって異なります)。
個人: 従業員が請求され、すべての取引についてクレジット・カード会社に支払います。この場合、従業員は経費精算書を作成して、ビジネス関連取引の払戻しを請求します。
費用精算勘定: クレジット・カード取引活動の記録に使用する一時的な勘定科目。クレジット・カード取引をクレジット・カード会社に支払うための請求書が作成されると、この勘定科目は借方に記入されます。Payablesで経費精算書が作成されると、この勘定科目は元の借方仕訳を相殺する貸方に記入されます。このフィールドおよび「買掛管理会計オプション」ウィンドウの「GL勘定科目」リージョンの「費用精算」フィールドに費用精算勘定を入力した場合は、このフィールドに入力した勘定科目が優先されます。「支払未払元」フィールドで「両方」と入力した場合は、費用精算勘定を指定する必要があります。「支払未払元」フィールドで「会社」と入力した場合は、口座番号を更新できます。
例外勘定: 調達カード取引検証レポートによって無効なGL勘定に対して取引配分が作成される場合に、Payablesで例外が計上される勘定科目。
従業員照合ルール: このクレジット・カード・プログラムの新規勘定科目を従業員と照合するために使用する照合ルール。Payablesでは、照合ルール「アメリカン・エキスプレス」と「デフォルト」が提供されます。照合ルール「デフォルト」は、マスターカードとVISAカード・プログラムで使用されます。追加の従業員照合ルール値は、「参照」ウィンドウで定義できます。参照: 『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のクレジット・カード・プログラムの定義に関する項
ソース列: カード経費タイプへのマップに使用するAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表の列。
マッピング・ルール: Internet Expensesで定義したマッピング・ルールの名称。マッピング・ルールは、「Internet Expensesの設定および管理」の「カード経費タイプ・マッピング・ルール」ページで定義します。
自動項目化使用可: レベル2およびレベル3の項目化がクレジット・カード会社から提供されている場合、これらの項目化を有効にするにはこのボックスを選択します。経費入力時に項目化情報に基づいて経費タイプをデフォルト設定するには、カード経費タイプを費用項目に割り当てます。カード経費タイプを費用項目に割り当てないと、自動項目化が動作するのは、選択した経費精算書テンプレートにデフォルト費用項目が定義されている場合のみです。
レベル2の項目化の場合、データはAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表のHOTEL_XXX_AMOUNT列に格納されます。このXXXは、経費の内容(例: ルーム・サービス)を表します。レベル3の項目化の場合、取引詳細はAP_CC_TRX_DETAILS表に取得されます。
注意: 取引に対してfolio_typeがNULLの場合、つまり、カード経費タイプ値がない場合、自動項目化は発生しません。
取引詳細待機日数: このカード・プログラムのデフォルトの待機期間。業者に割り当てられる待機期間は、主要取引の受信日からレベル3の取引データを受信するまでの日数と同じです。待機期間をカード・プログラム・レベルで定義した場合は、カード・プログラム待機期間と業者待機期間の小さい方の値が、特定の取引の保留期間として使用されます。
次の機能を有効にするには、このフィールドに0(ゼロ)を入力します。
レベル3の項目化の発生は、その内容が取引のインポート時と検証時に提供された場合のみとします。
取引と同時にレベル3の項目化が使用できない場合は、レベル2の項目化(ある場合)が使用されます。
自動項目化を有効にした場合、「取引詳細待機日数」は必須フィールドではありません。ただし、業者待機期間が長くなる場合があるため、各カード・プログラムにはデフォルトの待機期間を割り当てることをお薦めします。参照: 『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』の付録C「コーポレート・カードの処理」
このステータスの場合支払わない(調達カードのみ): 調達カード会社請求書の作成プログラムで次のステータスの取引会計配分を除外する場合は、請求書作成から除外する各ステータスのチェック・ボックスを選択します。たとえば、「未検証」または「保留」ステータスの取引がインポートされないようにするには、該当するチェック・ボックスを選択します。「未承認」チェック・ボックスを選択した場合、調達カード会社請求書の作成プログラムでは、マネージャの承認は必要だが未承認の取引、またはマネージャが否認した取引は選択されません。
未検証
未承認
勘定科目例外
個人
係争
保留
関連項目
『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のコーポレート・カードの設定に関する項
『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のクレジット・カード経費マッピングの設定に関する項
仕入先カード・タイプの詳細は、『Oracle iProcurementインプリメンテーション・ガイド』を参照してください。
調達カード所有者による取引勘定科目の更新を許可している場合は、「GL勘定セット」ウィンドウを使用して、従業員が自分の調達カード取引に関する勘定科目情報の訂正に使用できる、GL勘定の値リストを作成します。各カード所有者の調達カードにはクレジット・カード・プロファイルが割り当てられます。各クレジット・カード・プロファイルには、単一のクレジット・カードGLセットを割り当てることができます。
勘定体系を定義します。参照: 『Oracle General Ledgerインプリメンテーション・ガイド』の勘定体系の定義に関する項
GL勘定セットを定義する手順は、次のとおりです。
「GL勘定セット」ウィンドウで、GL勘定セット名と摘要を入力します。
セットに含まれているGL勘定がリスト表示されます。「摘要」フィールドには、Self-Service Web Applicationsを使用して取引の勘定(「事務用品」など)を変更する際に、クレジット・カード所有者に対して表示される勘定科目名を入力します。
作業内容を保存します。
調達カード所有者が使用できる様々なタイプやレベルのプロファイルを定義するには、このウィンドウを使用します。カード所有者に割り当てる各カードに対して、1つのクレジット・カード・プロファイルを割り当てます。プロファイルが割り当てられた従業員のカードに対して、必要な従業員確認のレベルとマネージャの承認を指定します。また、カード所有者がSelf-Service Web Applicationsを使用して取引のステータスやGL勘定を更新する際に表示される、GL勘定を定義できます。プロファイルに対してテンプレートGL勘定を定義すると、インポートしたクレジット・カード取引に対してデフォルトの会計配分を作成する際に役立ちます。
「カード・プログラム」ウィンドウで、クレジット・カード・プログラムを定義します。参照: 「カード・プログラム」ウィンドウ
クレジット・カード・プロファイルを定義する手順は、次のとおりです。
「プロファイル」ウィンドウで、プロファイル名およびプロファイルの作成に必要なフィールドへの入力を完了します。各フィールドの詳細は、「「プロファイル」ウィンドウ・リファレンス」を参照してください。
クレジット・カードに対する制限をカード・コードに基づいて記録する場合は、「カード・コード」リージョンで値を入力します。このリージョンの値は、Payablesの将来のリリースで使用される予定です。この情報は参照用に記録できます。
入力するカード・コードは、ユーザーが選択したカード・プログラムに割り当てられているカード・コード・セットに含まれている必要があります。ここでのカード・コード制限は、カード会社がサポートしているカード・コード制限に基づいている必要があります。次に例を示します。
あるカード・コードまたは特定範囲のカード・コードを使用している取引から、カード所有者を除外する場合は、「除外」チェック・ボックスを選択し、カード・コードまたはカード・コードの範囲を入力します。
従業員が特定の時間単位内に利用できる合計額を制限する場合は、その時間単位(「取引」、「日次」、「月次」または「期間」)と金額を入力します。
ある範囲のコードについて、時間単位内に従業員が実行できる取引の合計件数を制限する場合は、許可する取引の件数を入力し、時間単位(「取引」、「日次」、「月次」または「期間」)を選択します。
作業内容を保存します。
プロファイル名: クレジット・カード・プロファイルの名称。
無効日: このプロファイルが無効になり、値リストに表示されなくなるため、このプロファイルが使用できなくなる日付。
摘要: クレジット・カード・プロファイルの摘要。「クレジット・カード」ウィンドウでプロファイルを選択すると、値リストに表示されます。
カード・プログラム名: このプロファイルに関連付けるクレジット・カード・プログラム。参照: 「カード・プログラム」ウィンドウ
プログラム通貨: クレジット・カード・プログラムの通貨として表示される通貨。
管理者: クレジット・カード・プロファイルの管理者の従業員名。
勘定科目セット名: クレジット・カード・プロファイルに割り当てるGL勘定セット。
デフォルト科目テンプレート: このカード・プログラムに対してインポートする取引に勘定科目セグメントをデフォルト設定する場合は、勘定科目セグメントを入力します。入力しない場合、このフィールドは空白のままにします。
インポートした取引に対してデフォルトの会計配分を作成するために、Payablesでは、従業員のデフォルトの費用勘定科目がデフォルトの勘定科目テンプレートのセグメント値で上書きされます。
このウィンドウの「コードから勘定科目を作成」オプションを有効にし、「カード・コード・セット」ウィンドウで勘定科目をカード・コードに関連付けた場合、従業員の費用勘定およびデフォルトの勘定科目テンプレートの値は、カード・コードの勘定科目値によって上書きされます。Self-Service Web Applicationsを使用して従業員確認を有効にすると、従業員はデフォルトのGL勘定を上書きできます。
たとえば、カード所有者のデフォルトの従業員費用勘定が01-450-5800であるとします。デフォルトの勘定科目テンプレートは--5900で、デフォルトの取引勘定01-450-5900が作成されます。「コードから勘定科目を作成」オプションが有効で、カード・コードに割り当てられている勘定が6000の場合、調達カード取引の検証プログラムでは、取引勘定として01-450-6000が割り当てられます。確認の際に、従業員は、「GL勘定セット」ウィンドウで定義した値リストに基づいて勘定科目値を選択できます。
例外決済勘定: 調達カード取引の検証プログラムの実行時に、発生した例外が計上される勘定科目。『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の調達カード取引の検証に関する項を参照してください。例外の例には、無効なコスト・センターIDを使用した取引があります。この値はクレジット・カード・プログラムからデフォルト設定されます。参照: 「カード・プログラム」ウィンドウ
「個人」ステータス許可: 確認の際に従業員が取引ステータスを「個人」に変更することを許可する場合は、このオプションを有効にします。このオプションを有効にしないと、ステータス・オプションとして「個人」は表示されません。
勘定科目直接入力許可: 取引確認の際に、Self-Service Web Applicationsユーザーが勘定科目番号を「勘定科目」フィールドに直接入力できるようにするには、このオプションを有効にします。このオプションを有効にすると、ユーザーは、「GL勘定セット」ウィンドウで管理者が定義したGL勘定の摘要を選択せずに、Self-Service Web Applicationsで数値による勘定科目を入力できます。
コードから勘定科目を作成: デフォルトの従業員費用GL勘定およびプロファイル「デフォルト科目テンプレート」の勘定科目値を上書きするために、カード・コードに関連付けられた勘定科目をPayablesで使用する場合は、このオプションを有効にします。取引に対して勘定科目が作成されると、「コード・セット」ウィンドウで勘定科目をカード・コードに関連付けることができます。
マネージャ通知: ワークフローでマネージャの部下に関する取引を処理するときは、このプロファイルが割り当てられた取引に対してワークフローで実施する通知または承認のレベルを次の中から選択できます。
通知なし: ワークフローによるカード所有者のマネージャへの通知はありません。
通知のみ: ワークフローによるカード所有者のマネージャへの通知はありますが、承認は要求されません。
承認必須: ワークフローでは、カード所有者のマネージャによる承認が要求されます。
従業員通知: ワークフローでカード所有者に関する取引を処理するときは、このプロファイルが割り当てられている取引に対してワークフローで実施する、カード所有者への通知または確認のレベルを次の中から選択できます。
通知なし: ワークフローによるカード所有者への通知はありません。
通知のみ: ワークフローによるカード所有者への通知はありますが、カード所有者による確認は要求されません。
確認必須: ワークフローでは、カード所有者による確認が要求されます。
クレジット・カードで利用できるカード・コードに限度と制限を設定するには、この「カード・コード」リージョンを使用します。このリージョンは現在のところPayablesでは使用されていません。参照として、カード会社がサポートしている制限を記録するために値を入力することはできます。
除外: 特定のカード・コードまたはカード・コード範囲の取引がカード会社によって否認される可能性があることを示すには、該当するカード・コードまたはカード・コード範囲に対してこのオプションを有効にします。
カード・コード自/至: 制限を記録するカード・コードの範囲を入力します。単一のカード・コードに対して制限を記録するには、両方のフィールドにカード・コード値を入力します。
時間単位: 制限を適用する時間単位を示す、取引の件数または金額の制限を記録します。次のいずれかを指定します。
取引: 取引の件数制限に対しては、この時間単位を選択できません。
日: 適切な日を入力します。
月: 適切な月を入力します。
期間: カード会社から取引明細書が送付されてくる期間。
最大取引: 時間単位内でコード範囲に許容される取引の最大件数。時間単位ごとにクレジット・カード取引の件数を制限する場合は、制限するカード・コード、時間単位および取引件数を入力します。
最大金額: 時間単位内でカード・コード範囲に計上できる総額。時間単位ごとにカード・コード範囲に対してカード保有者が計上できる金額を制限する場合は、カード・コード範囲、時間単位および利用限度額を入力します。
従業員に配布するクレジット・カードを定義するには、「クレジット・カード」ウィンドウを使用します。従業員名とクレジット・カード番号を入力して、カード・プロファイルを割り当てます。
カード・プロファイルを入力します。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
クレジット・カードを定義する手順は、次のとおりです。
「クレジット・カード」ウィンドウで各クレジット・カード所有者の情報を入力します。次のフィールドは必須です。
カード・プログラム
カード・メンバ名
カード番号
従業員名
プロファイル名
他のフィールドは参照用です。フィールドの詳細は、「「クレジット・カード」ウィンドウ・リファレンス」を参照してください。
作業内容を保存します。
カード・プログラム: クレジット・カードに割り当てるカード・プログラム。カード・プログラムのカード・タイプが「仕入先」の場合、次のフィールドは保護されていて更新できません。「カード・メンバ名」、「従業員名」、「従業員番号」、「部門名」、「生年月日」、「旧姓」、「国別識別子」の各フィールドおよび「カード発行済」チェック・ボックス。
カード・メンバ名: クレジット・カード上に表示されるカード所有者名。
カード番号: クレジット・カード上の番号。
従業員名: 「個人情報入力」ウィンドウに表示されるカード所有者名。
失効日: クレジット・カードの失効日。
部門名: カード上に表示される、従業員の部門または企業の名称。
生年月日: 従業員の生年月日が表示されます。この値は、「個人情報入力」ウィンドウからデフォルト設定されます。
旧姓: カード所有者の母親の旧姓。識別目的に使用します。
国別識別子: 従業員の税識別番号(TIN)。
カード摘要: クレジット・カードの摘要。
無効日: このクレジット・カードが経費入力で使用できなくなる日付。経費入力で取引がすでに使用可能な場合は、取引が経費精算書に発行されるまでクレジット・カード・アカウントが表示されます。
経費入力で使用できなくなったクレジット・カードは、引き続きクレジット・カード取引履歴ページに表示されます。
トラベル・カード・プログラムの場合、カード・プロファイルは、経費精算書で選択可能な取引がない場合でも引き続き表示されます。さらに、クレジット・カード検証プログラムでは、取引日がカード・プロファイルの「無効日」より後の日付の場合でも、トラベル・カード取引を無効とマークしません。
取引ごとの最大金額: 取引ごとにカード所有者に承認されている金額を上書きする場合は、承認された最大金額を入力します。将来のリリースでは、「プロファイル」ウィンドウで設定した取引ごとの限度額が、この値によって上書きされます。
期間ごとの最大金額: 請求期間ごとにカード所有者に承認されている与信限度額を上書きする場合は、承認された最大金額を入力します。将来のリリースでは、「プロファイル」ウィンドウで設定した期間ごとの限度額が、この値によって上書きされます。
カード発行済: 従業員にカードを発行済の場合は、このオプションを選択します。
取引明細書紙面要求: カード所有者が、カード会社から紙面による取引明細書の受取りを希望している場合は、このオプションを選択します。
仕入先情報: このリージョンは、Oracle iProcurementでのみ使用します。
AP調達カード従業員確認ワークフローは、従業員のクレジット・カード・アカウントに転記された取引を従業員に通知するために実行する事前定義のワークフローです。このAP調達カード従業員確認ワークフローでは、従業員のクレジット・カードで作成された取引を従業員に通知するかどうかを決定します。さらに、従業員に取引情報の確認を要求するかどうかも決定します。
この項では、AP調達カード従業員確認ワークフローを詳細に説明し、このワークフローで実行される各アクティビティを説明します。このワークフローは、新規のワークフロー・プロセスで置き換えることはできません。必要な場合、このプロセスは、ビジネス要件にあわせてカスタマイズできます。
AP調達カード従業員確認ワークフローを「要求の発行」ウィンドウから開始するには、調達カード取引確認プロセスを発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の調達カード取引確認プロセスに関する項
AP調達カード従業員確認ワークフローが正常に完了した後の取引ステータスは、「プロファイル」ウィンドウの「従業員への通知方法」(ENM)および「マネージャへの通知方法」(MNM)の設定内容によって異なります。ENMのみ、または両方の通知方法の設定が「なし」に設定されている場合、その取引は選択されません。これは、調達カード取引の検証プログラムの正常完了によって、その取引がすでに「承認済」または「確認済」に設定されているためです。従業員確認が必要な場合は、従業員が取引ステータスを「保留」、「個人」、「係争」または「確認済」のいずれかに設定する必要があります。ENMが「通知のみ」に設定され、MNMが「承認」または「通知」に設定されている場合、その取引ステータスは(AP調達カード従業員確認ワークフローが正常に終了した後は)「確認済」に設定されます。
次の表に、AP調達カード従業員確認ワークフローが正常に終了した後の、ENMおよびMNMの設定と取引ステータスの関連を示します。
MNM | ENM = 「確認」 | ENM = 「通知」 |
---|---|---|
MNM = 「なし」 | 従業員が設定 | 承認済 |
MNM = 「承認」または「通知」 | 従業員が設定 | 確認済 |
Oracle Applicationsには、事前定義のサンプルAP調達カード従業員確認ワークフローが組み込まれています。
「プロファイル」ウィンドウで、従業員への通知方法を選択します。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
Oracle Workflowをインストールします。参照: 『Oracle Applicationsのインストール』
AP調達カード従業員確認ワークフローを設定する手順は、次のとおりです。
Self-Service Web Applicationsをインストールし、Self-Service Web Applicationsを介して取引を確認できるように設定します。
Oracle Workflow Builderのクライアント・コンポーネント・プログラムをインストールします。参照: 『Oracle Workflow Client Installation Notes for Oracle Applications』
Self-Service Web Applicationsをインストールすると、AP調達カード従業員確認ワークフローの定義(.wft)ファイルがAPPSアカウントでデータベースに自動的にロードされます。Oracle Workflow Builderプログラムを使用すると、APPSユーザー名、パスワードおよびデータベースを指定して、AP調達カード従業員確認ワークフローの定義ファイルをオープンできます。「AP調達カード従業員確認ワークフロー」項目タイプを表示して「OK」を選択します。
作成された調達カード取引の検討を従業員に要求
Workflow Builderプログラムを使用して、次の調達カード取引従業員確認ワークフロー・メッセージをカスタマイズします。
調達カード取引作成を従業員に通知
作成された調達カード取引の検討を従業員に要求
調達カード取引確認プロセスは、それぞれに固有な4つのプロセスタイプのアクティビティで構成されています。
次に、各アクティビティについてアクティビティの表示名別に説明します。アクティビティに関するすべてのコンポーネント(関数アクティビティに関連付けられている関数を除く)は、グラフィカルなOracle Workflow Builderで作成できます。すべての関数アクティビティでは、ワークフローの設計者または開発者によってOracle9iで作成および格納されたPL/SQLストアド・プロシージャが実行されます。調達カード取引確認プロセスで使用するPL/SQLストアド・プロシージャの命名規則は次のとおりです。
AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG.<PROCEDURE>
AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKGは、調達カード取引確認プロセスで使用するすべてのプロシージャをグループ化したパッケージの名称です。<PROCEDURE>はプロシージャ名を表しています。AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKGパッケージと他のOracle Payables固有のストアド・プロシージャ・パッケージを作成するスクリプトを表示できます。このスクリプトは、サーバー上のWebディレクトリ構造であるSelf-Service Applicationsのadmin/sqlサブディレクトリにあります。
これは、単にプロセスの開始をマークする標準の関数アクティビティです。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティはビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズできます。カスタマイズしない場合、ワークフロー・プロセスへの影響はありません。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | No |
前提のアクティビティ | なし |
取引ステータスが「検証済」で、EMPLOYEE_VERIFICATION_ID列がNULLの場合、このプロセスでは、AP_EXPENSE_FEED_DISTS表から従業員取引が選択されます。次に、このプロセスでは、「プロファイル」ウィンドウで選択した従業員への通知方法(「通知のみ」、「なし」または「確認必須」)がチェックされます。通知する取引は、従業員別およびクレジット・カード・プロファイル別にグループ化されます。参照: クレジット・カード・プロファイル
注意: このプロセスでは、ステータスが「保留」、「係争」または「個人」のレコードはAP_EXPENSE_FEED_DISTSから選択されません。従業員通知に対してこれらのステータスを選択する場合は、事前または事後の調達カード取引確認プロセスを変更できます。
次の表で、このプロセスのアクティビティを説明します。参照: 調達カード取引確認
変数 | 説明 |
---|---|
結果タイプ | 取引が分類されます。 |
必須 | このプロセスを使用しない場合は、取引ステータスを「検証済」から「確認済」に手動で変更する必要があります。変更するには、Self-Service Web Applicationsのオープン取引確認機能またはPayablesの「調達カード取引」ウィンドウを使用します。 |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティはビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズできます。カスタマイズしない場合、ワークフロー・プロセスへの影響はありません。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | No |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティは、プロセスを終了します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | 開始 |
これは、単にプロセスの開始をマークする標準の関数アクティビティです。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティでは、従業員に関する取引通知情報が選択および作成されます。この情報は、「プロファイル」ウィンドウで選択した確認方法が「通知のみ」または「確認必須」の場合、従業員に送信されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. BUILDEMPVERIFICATIONMESSAGE |
結果タイプ | |
必須 | 「プロファイル」ウィンドウで選択した確認方法が「通知のみ」または「確認必須」の場合は必須です。 |
前提のアクティビティ | 開始 |
この関数アクティビティでは、「プロファイル」ウィンドウで選択した確認方法がチェックされます。オプションは、「通知のみ」、「なし」および「確認必須」です。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. CHECKEMPNOTIFICATIONMETHOD |
結果タイプ | 従業員への通知方法が戻されます。 |
必須 | Yes |
前提のアクティビティ | なし |
この通知アクティビティでは、クレジット・カード請求金額に責任を負う従業員にメッセージが送信されます。このメッセージにはクレジット・カード取引の明細が含まれます。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | 「プロファイル」ウィンドウで選択した確認方法が「通知のみ」の場合は必須です。 |
前提のアクティビティ | 従業員確認メッセージ用に調達カード取引情報を作成、従業員への通知方法をチェック |
この通知アクティビティでは、クレジット・カード取引の確認を要求するメッセージが従業員に送信されます。従業員は、メッセージに応答して取引ステータスを更新するか、Self-Service Web Applicationsのオープン取引確認機能を使用してステータスを各取引に割り当てることができます。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | Yes(従業員への通知方法が「確認必須」の場合) |
前提のアクティビティ | 従業員確認メッセージ用に調達カード取引情報を作成、従業員への通知方法をチェック |
タイムアウト期間の最後に、この関数アクティビティによって各従業員取引のステータスがチェックされます。すべての取引が分類されている場合は、「取引を、ステータス「検証済」から「確認済」に更新」関数アクティビティが起動されます。タイムアウト期間の最後に従業員によって分類されていない取引がある場合は、この関数アクティビティによって「作成された調達カード取引の検討を従業員に要求」関数アクティビティが起動されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. CHECKEMPVERIFICATIONCOMPLETE |
結果タイプ | Yes/No |
必須 | Yes |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティでは、分類されていない従業員取引のステータスが「検証済」から「確認済」に更新されます。作成された調達カード取引の確認要求に対して、従業員がメッセージ内の「残りを自動的に確認して続行」ボタンを選択して応答すると、分類されていないすべての取引配分ステータスが「検証済」から「確認済」に更新されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. MARKREMAININGTRANSVERIFIED |
結果タイプ | 取引ステータスが「検証済」から「確認済」に更新されます。 |
必須 | Yes |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティは、「プロファイル」ウィンドウで選択したマネージャ確認方法が「通知のみ」または「なし」の場合のみ使用されます。「「プロファイル」ウィンドウ」を参照してください。マネージャ承認が不要な確認済取引の場合は、ステータスが「確認済」から「承認済」に変更されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. AUTOAPPROVERTRANSNOTREQAPRVL |
結果タイプ | 取引ステータスが「確認済」から「承認済」に更新されます。 |
必須 | No |
前提のアクティビティ | 取引ステータスが「確認済」である必要があります。 |
この関数アクティビティは、プロセスを終了します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | 開始 |
AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローは、部下が責任を負う取引をマネージャに通知する事前定義のワークフローです。このワークフローによって、マネージャの部下の従業員のクレジット・カードで作成された取引をそのマネージャに通知するかどうかが決定されます。さらに、マネージャが取引を承認する必要があるかどうかも決定されます。
調達カード取引承認プロセスを発行して、「要求の発行」ウィンドウからAP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローの発行を開始します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の調達カード取引承認プロセスに関する項
AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローが正常に完了した後の取引ステータスは、「プロファイル」ウィンドウの「従業員への通知方法」(ENM)と「マネージャへの通知方法」(MNM)の設定内容によって決まります。MNMが「なし」または「通知のみ」に設定されている場合、ステータスが「確認済」の取引は自動的に「承認済」に設定されます。マネージャ承認が要求される場合は、マネージャが取引ステータスを「承認済」または「否認済」に設定します。
次の表に、AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローが正常に終了した後の、ENMおよびMNMの設定と取引ステータスの関連を示します。
MNM | ENM = 「なし」 | ENM = 「確認」または「通知」 |
---|---|---|
MNM = 「なし」または「通知」 | 承認済 | 承認済 |
MNM = 「承認」 | マネージャにより設定 | マネージャにより設定 |
「プロファイル」ウィンドウでマネージャへの通知方法を選択します。参照: 「プロファイル」ウィンドウ
Oracle Workflowをインストールして設定します。参照: 『Oracle Applicationsのインストール』
従業員がクレジット・カード取引を確認します。クレジット・カード・プロファイル・レベルで「従業員への通知方法」が「通知のみ」または「確認必須」に設定されている場合は、AP調達カード従業員確認ワークフローの際に、確認を実行できます。クレジット・カード・プロファイル・レベルで「従業員への通知方法」が「なし」に設定されている場合は、調達カード取引の検証プログラムによって、ステータスが自動的に「確認済」に設定されます。
AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローを設定する手順は、次のとおりです。
Oracle Workflow Builderのクライアント・コンポーネント・プログラムをインストールします。参照: 『Oracle Workflow Client Installation Notes for Oracle Applications』
Self-Service Web Applicationsをインストールすると、AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローの定義(.wft)ファイルがAPPSアカウントでデータベースに自動的にロードされます。Oracle Workflow Builderプログラムを使用すると、APPSユーザー名、パスワードおよびデータベースを指定して、AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフローの定義ファイルをオープンできます。「AP: 調達カード・マネージャ承認取引ワークフロー」項目タイプを表示して「OK」を選択します。
次のワークフロー・タイムアウト・アクティビティを設定します。
従業員の調達カード取引の承認をマネージャに要求
(このステップはオプションですが、実行することをお薦めします。)ワークフロー・メッセージを次のようにカスタマイズします。
部下による調達カード取引をマネージャに通知
従業員の調達カード取引の承認をマネージャに要求
Pカード取引がマネージャに否認されたことを従業員に通知
これは、単にプロセスの開始をマークする標準の関数アクティビティです。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティはビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズできます。カスタマイズしない場合、ワークフロー・プロセスへの影響はありません。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | N/A |
結果タイプ | なし(カスタマイズしていない場合) |
必須 | No |
前提のアクティビティ | なし |
このプロセスでは、選択した確認方法(「通知のみ」、「なし」または「承認必須」に従って、マネージャ取引情報が選択および作成されます。
このプロセスでは、ステータスが「確認済」で、MANAGER_APPROVAL_ID列がNULLになっているAP_EXPENSE_FEED_DISTSから、マネージャの直属の従業員に関する取引が選択されます。次に、「プロファイル」ウィンドウで選択したマネージャへの通知方法(「なし」、「通知のみ」、「承認必須」)がチェックされます。「「プロファイル」ウィンドウ」を参照してください。通知方法が「通知のみ」の場合は、マネージャの部下とクレジット・カード・プロファイルに基づいて、取引が通知にグループ化されます。通知方法が「承認必須」の場合は、マネージャの一人の部下とクレジット・カード・プロファイルに基づいて、取引が通知にグループ化されます。参照: 調達カード取引のマネージャ否認プロセス
注意: このプロセスでは、ステータスが「保留」、「係争」または「個人」のレコードはAP_EXPENSE_FEED_DISTSから選択されません。マネージャ通知に対してこれらのステータスを選択する場合は、事前または事後の調達カード取引のマネージャ承認プロセスを変更できます。
次の表で、このプロセスのアクティビティを説明します。参照: 調達カード取引承認プロセス
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | Yes |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティはビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズできます。カスタマイズしない場合、ワークフロー・プロセスへの影響はありません。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | N/A |
結果タイプ | なし(カスタマイズしていない場合) |
必須 | No |
前提のアクティビティ | 調達カード取引承認プロセス |
このプロセスでは、取引ステータスが「否認済」に設定され、マネージャがカード所有者の取引を否認したことが従業員カード所有者に通知されます。参照: 調達カード取引のマネージャ否認プロセス
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | No |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティは、プロセスを終了します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | 開始 |
これは、単にプロセスの開始をマークする標準の関数アクティビティです。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティでは、マネージャ承認またはマネージャ通知メッセージで使用する、ステータスが「確認済」のクレジット・カード取引が作成されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. BUILDMANAGERAPPROVALMESSAGE |
結果タイプ | N/A |
必須 | 選択した確認方法が「通知のみ」または「承認必須」の場合は必須です。 |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティでは、「プロファイル」ウィンドウで選択したマネージャ確認方法がチェックされます。「「プロファイル」ウィンドウ」を参照してください。選択した確認方法によって、マネージャに通知するかどうか、および承認が必要かどうかが決定します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. CHECKMANAGER APPROVALMETHOD |
結果タイプ | マネージャへの通知方法が戻されます。 |
必須 | Yes |
前提のアクティビティ | なし |
このアクティビティでは、マネージャへの通知方法が「通知のみ」の取引について、部下に責任があるクレジット・カード取引を通知するメッセージがマネージャに送信されます。マネージャはこのメッセージに応答しません。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | Yes(マネージャへの通知方法が「通知のみ」の場合) |
前提のアクティビティ | マネージャ承認メッセージ用に調達カード取引情報を作成、マネージャの承認方法のチェック |
マネージャが取引の承認を示して取引承認の要求に応答すると、このアクティビティによって、通知上の取引のステータスが「承認済」に変更されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. MARKTRANSACTIONSASAPPROVED |
結果タイプ | 取引ステータスが「確認済」から「承認済」に変更されます。 |
必須 | このアクティビティを実行しない場合は、取引を買掛/未払金オープン・インタフェース表に転送する前に、取引ステータスを「承認済」または他の有効なステータスに変更する必要があります。 |
前提のアクティビティ | なし |
マネージャへの通知方法が「承認必須」の取引について、このアクティビティでは、部下に責任があるクレジット・カード取引を知らせるメッセージをマネージャに送信し、その取引への承認を要求します。マネージャは取引を承認または否認できます。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | Yes(マネージャへの通知方法が「承認必須」の場合) |
前提のアクティビティ | マネージャ承認メッセージ用に調達カード取引情報を作成、マネージャの承認方法のチェック |
この関数アクティビティは、プロセスを終了します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | 開始 |
これは、単にプロセスの開始をマークする標準の関数アクティビティです。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | なし |
マネージャが取引の否認を示して取引承認の要求に応答すると、このアクティビティによって、通知のすべての取引のステータスが「否認済」に変更されます。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | AP_WEB_PCARD_WORKFLOW_PKG. MARKTRANSACTIONSASREJECTED |
結果タイプ | 取引ステータスが「確認済」から「否認済」に変更されます。 |
必須 | このアクティビティを実行しない場合は、取引ステータスを「否認済」に変更する必要があります。 |
前提のアクティビティ | なし |
この通知アクティビティでは、従業員カード所有者に、マネージャがカード所有者の取引を否認したことを通知するメッセージが送信されます。
変数 | 説明 |
---|---|
必須 | No |
前提のアクティビティ | なし |
この関数アクティビティは、プロセスを終了します。
変数 | 説明 |
---|---|
関数 | WF_STANDARD.NOOP |
結果タイプ | なし |
前提のアクティビティ | 開始 |
従業員がSelf-Service Web Applicationsのクレジット・カード職責を使用して、オープン調達カード取引を確認し、調達カード取引履歴を表示する場合、管理者は、Web Application Dictionaryツールを使用して、これらのカード機能に関するWebページの内容を構成できます。Web Application Dictionaryは、Oracle Applicationsのモジュールの1つです。
Web用にOracle Self-Service Applicationsをインストールします。
Web Application Dictionaryをインストールします。
次の表で、Web Application Dictionaryのリージョンを説明します。このリージョンを使用すると、クレジット・カード職責の機能によって表示されるWebページのフィールド・プロンプト名を変更できます。変更するには、「リージョン項目」ウィンドウでリージョン項目の「長いラベル」を変更します。
Web Application DictionaryリージョンID | 説明 |
---|---|
AP_WEB_CARD_EMP_VERIFY | オープン・クレジット・カード取引確認機能の「従業員クレジット・カード取引の確認」ページ |
次の表で、Web Application Dictionaryのリージョンを説明します。このリージョンを使用すると、クレジット・カード職責の取引履歴の表示機能による検索結果の表示方法を更新してカスタマイズできます。表示する列、表示する列ラベル、列の表示順序、および列が検索属性であるかどうかを管理するには、このリージョンのリージョン項目を更新します。
Web Application DictionaryリージョンID | 説明 |
---|---|
AP_EXP_FEED_DISTS_OPEN | オープン取引確認機能の結果の1ページ目が表示されます。 |
AP_EXP_FEED_DISTS_HIST | クレジット・カード取引履歴表示機能の結果の1ページ目が表示されます。 |
関連項目
『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の調達カードの管理に関する項
『Oracle Configurator, and Object Navigator』のWeb Application Dictionary、Product ConfiguratorおよびObject Navigatorに関する項
取引データを調達カード会社からPayablesシステムにロードするには、調達カード・インタフェース表を使用します。CREATE_DISTRIBUTION_FLAGが「Y」に設定されているレコードに対して調達カード取引の検証プログラムを発行すると、AP_EXPENSE_FEED_LINES_ALL表にあるデータを使用して、適切な勘定科目の配分がAP_EXPENSE_FEED_DISTS表に作成されます。この表のデータは、従業員やマネージャの取引を確認する場合に使用されます。従業員とマネージャが取引を確認および承認した後で、調達カード会社請求書の作成プログラムを発行し、そのデータを買掛/未払金オープン・インタフェース表にインポートします。必要に応じて、データをGL勘定(CCID)別に要約します。この後は、買掛/未払金オープン・インタフェース・インポート・プログラムを発行して、そのデータから請求書を作成できます。
調達カード仕入先から単一の取引に対して複数のレコード(品目レベルの詳細な情報など)が提供された場合は、単一の調達カード取引に関連したすべてのレコードを1つのレコードとしてAP_EXPENSE_FEED_LINES_ALL表にロードします。この表には、品目レベルの詳細な情報を記録する多数の列や、付加フレックスフィールド属性を備えた30の列があります。調達カード取引の検証を実行するときは、例外(重複参照)が発生しないように、単一の取引に関する情報を1つのレコードにまとめてロードしてください。
調達カード取引情報をAP_EXPENSE_FEED_LINESインタフェース表にロードするには、SQL*Loaderを使用します。調達カード取引の検証プログラムを起動すると、これらの表にある必要なすべての取引データが、インポート・プログラムによって検証されます。
インタフェース表は複数の列で編成され、それらの列に特定の取引情報が分類されて格納されます。
インタフェース表にクレジット・カード取引データを正常に保存するには、インタフェース表内のすべての非NULL列に値を入力する必要があります。
インタフェース表のNULL列に値を入力する必要はありません。
インタフェース表には、非NULL列に加えて、インポート用の値が必要な列があります。必須フィールドに有効な値を入力しないと、そのレコードは検証の際に否認されます。
条件付きの必須列に値を入力する必要があるのは、その列が依存している別の列に値を入力した場合のみです。
インタフェース表のいくつかの列を使用すると、調達カード取引データを追加してインポートできます。
重要: Payablesを複数組織環境で使用している場合は、Payables調達カード取引インタフェース表をロードするときに、ORG_IDを移入できます。
Payablesで使用する請求書または仕入先詳細が記載されたフラット・ファイルを生成するSQL*Loaderプログラムを作成できます。買掛/未払金オープン・インタフェース表の詳細は、『Oracle Payables Reference Guide』の買掛/未払金オープン・インタフェース表に関する項を参照してください。
このプログラムでは、請求書ごとに、VENDOR_ID、VENDOR_NUM、VENDOR_SITE_IDまたはPO_NUMBER列の少なくとも1つの列に値を指定して仕入先を識別する必要があります。さらに、レコードごとに、次の必須列をAP_INVOICES_INTERFACEに移入する必要があります。
INVOICE_ID
INVOICE_NUM
INVOICE_AMOUNT
SOURCE(ソース参照タイプは、Oracle Payablesの「参照」ウィンドウに入力したとおりに指定してください)
請求書明細ごとに、次の値を入力して、AP_INVOICE_LINES_INTERFACEに列を移入します。
INVOICE_ID
LINE_TYPE_LOOKUP_CODE
AMOUNT
さらに、外貨請求書をインポートする場合は、次の列をAP_INVOICES_INTERFACEに移入するための情報を入力します。
EXCHANGE_RATE_TYPE
EXCHANGE_RATE(ユーザー定義のレート・タイプを使用する場合)
インポートするすべての請求書と請求書配分について換算レート情報が同じ場合、この情報は、請求書ごとに個別に入力せずに、SQL*Loader管理ファイルに記載できます。
最後に、AP_INVOICES_INTERFACEおよびAP_INVOICE_LINES_INTERFACEを移入するための適切な情報が、前述の説明のように請求書フラット・ファイルに保存されていることを確認してください。列に対して値が必須でない場合、その列は空白のままにできます。
仕入先レコードごとに、次の必須列をAP_SUPPLIERS_INTに移入する必要があります。
VENDOR_INTERFACE_ID
VENDOR_NAME
仕入先サイト・レコードごとに、次の必須列をAP_SUPPLIER_SITES_INTに移入する必要があります。
VENDOR_INTERFACE_IDまたはVENDOR_ID
VENDOR_SITE_CODE
ORG_IDまたはOPERATING_UNIT_NAME(あるいはその両方)
仕入先サイト担当者レコードごとに、次の必須列をAP_SUP_SITE_CONTACT_INTに移入する必要があります。
VENDOR_SITE_IDまたはVENDOR_SITE_CODE、ORG_IDまたはOPERATING_UNIT_NAME(あるいはその両方)
LAST_NAME
SQL*Loader管理ファイルを作成します。
SQL*Loader管理ファイルの作成方法については、SQL*Loaderのマニュアルを参照してください。作成するファイルは、使用する請求書または仕入先のフラット・ファイルの性質とフォーマットによって大幅に異なります。管理ファイルでは、前述の説明に示されているように、オープン・インタフェース表に列を移入する必要があります。参照: Oracle ServerマニュアルのSQL*Loaderに関する項
管理ファイルをコーディングし、Oracle Payablesの「参照」ウィンドウで定義したとおりのソース・コードを使用して、AP_INVOICES_INTERFACEにSOURCE列を移入します。
すべての請求書で同じ通貨を使用している場合は、管理ファイル内のAP_INVOICES_INTERFACEのDEFAULT_CURRENCY_CODE、およびAP_INVOICE_LINES_INTERFACEのCURRENCY_CODEの値をハード・コードできます。
作成したSQL*Loaderプログラムを使用して、請求書または仕入先情報をフラット・ファイルからインタフェース表にロードします。管理ファイルをSQL*Loader管理ファイルとして、請求書または仕入先のフラット・ファイルをSQL*Loader入力ファイルとして、Payables SQL*Plusユーザー名とパスワードをデータベースのサイン・オンとして指定します。詳細は、Oracle Serverのマニュアルを参照してください。
請求書情報については、「オープン・インタフェース請求書」ウィンドウを使用して、買掛/未払金オープン・インタフェース表のデータを検討および編集します。
クレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートするには、クレジット・カード取引ローダー・プログラムを使用します。次のクレジット・カード取引データ・ファイル・フォーマットについて、ローダー・プログラムが用意されています。
アメリカン・エクスプレスKR-1025フォーマット
ダイナーズクラブ標準データ・ファイル・フォーマット
マスターカード共通データ・フォーマット、バージョン2.0および3.0
US銀行VISAフォーマット
Bank of America VISA TS2フォーマット
他のクレジット・カードのデータ・ファイル・フォーマットについては、たとえば、SQL*Loaderを使用して、取引をデータベースにロードする方法を定義する必要があります。
クレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードした後は、クレジット・カード取引検証プログラムを実行してデータを検証します。検証後に、従業員はそのクレジット・カード取引を経費精算書に入力できます。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
重要: クレジット・カード取引データを正常にロードおよび検証して経費精算書で使用するには、追加ステップを実行する必要があります。クレジット・カード取引データの使用の詳細は、『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のコーポレート・カードの設定に関する項を参照してください。
SQL*Loaderの制限のため、VISAとマスターカードのデータ・ファイルは、プレフォーマットしてからAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードする必要があります。これは、クレジット・カード取引が複数のレコードで構成され、各レコードに特定の意味がある場合に必要です。この場合は、プレフォーマット・プログラムを実行して、取引ごとに単一のレコードを作成する必要があります。
VISAとマスターカードの取引データを正しいフォーマットに変換するには、クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを使用します。このプログラムを正常に実行した後は、クレジット・カード・データに対して、有効なローダー・プログラムまたはカスタマイズしたローダー・プログラムを実行できます。
ロードおよび検証用の合同プログラムの1つを使用する場合、これらのプログラムではSQL*Loaderを使用しないため、クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを実行する必要はありません。ローダー・プロセスをVISAまたはマスターカード用にカスタマイズした場合は、カード会社から入手したデータ・ファイルを確認して、プレフォーマットが必要かどうかを判断してください。
クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
データ・ファイルの入力: カード会社から受信したクレジット・カード取引ファイルの格納場所。
データ・ファイルの出力: クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムの出力の格納場所。
カード・ブランド: プレフォーマットするクレジット・カード・データの名称。
US銀行VISAのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートするには、US銀行VISA取引ローダー・プログラムを使用します。このプログラムを実行するには、その前に、取引データに対してクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを実行する必要があります。
US銀行VISAのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードした後は、クレジット・カード取引検証プログラムを実行してデータを検証します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
US銀行VISA取引ローダー・プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
US銀行VISAデータに対してクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを発行します。参照: クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット
データ・ファイル: US銀行VISAデータに対するクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムの出力の格納場所。
Bank of America VISAのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートするには、Bank of America VISA取引ローダー・プログラムを使用します。このプログラムを実行するには、その前に、取引データに対してクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを実行する必要があります。
Bank of America VISAのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードした後は、クレジット・カード取引検証プログラムを実行してデータを検証します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
Bank of America VISA取引ローダー・プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
Bank of America VISAデータに対してクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムを発行します。参照: クレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット
データ・ファイル: Bank of America VISAデータに対するクレジット・カード取引ローダー・プレフォーマット・プログラムの出力の格納場所。
カード会社から取得したダイナースクラブのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートするには、ダイナースクラブ取引ローダー・プログラムを使用します。ダイナースクラブのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードした後は、クレジット・カード取引検証プログラムを実行してデータを検証します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
ダイナースクラブ取引ローダー・プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
データ・ファイル: カード会社から受信したダイナースクラブのクレジット・カード取引ファイルの格納場所。
カード会社から取得したアメリカン・エキスプレスのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートするには、アメリカン・エキスプレス取引ローダー・プログラムを使用します。アメリカン・エキスプレスのクレジット・カード取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にロードした後は、クレジット・カード取引検証プログラムを実行してデータを検証します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
アメリカン・エキスプレス取引ローダー・プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
データ・ファイル: カード会社から受信したアメリカン・エキスプレスのクレジット・カード取引ファイルの格納場所。
AP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表へのクレジット・カード取引データのインポートと、取引データの検証の両方を単一のステップで実行するには、クレジット・カード取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。次のクレジット・カード会社用の取引ローダーおよび検証プログラムが用意されています。
アメリカン・エクスプレスKR-1025フォーマット
ダイナーズクラブ標準データ・ファイル・フォーマット
マスターカード共通データ・フォーマット、バージョン2.0および3.0
VISA VCF4フォーマット
US銀行VISAフォーマット
ローダーと検証は同じ要求内で発生するため、検証の対象は、要求でアップロードされた取引に限定されます。検証後に、従業員はそのクレジット・カード取引を経費精算書に入力できます。
重要: クレジット・カード取引ローダーおよび検証プログラムを使用するには、適切なバージョンのOracle Internet Expensesをインストールする必要があります。
独自のSQL*Loaderプログラムを記述してクレジット・カード取引をアップロードする場合は、クレジット・カード取引検証プログラムを使用して取引を検証できます。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』のクレジット・カード取引検証プログラムに関する項
マスターカード共通データ・フォーマット、バージョン2.0の取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、マスターカードCDF取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。また、マスターカード共通データ・フォーマット、バージョン3.0の取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、マスターカードCDF3取引ロードおよび検証プログラムを使用します。
検証後に、従業員はそのマスターカード取引を経費精算書に入力できます。
マスターカードCDF取引ローダーおよび検証プログラム、またはマスターカードCDF3取引ローダーおよび検証プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
カード・プログラム名: クレジット・カード取引データを検証するためのマスターカード・カード・プログラムの名称。
データ・ファイル: カード会社から受信したデータ・ファイルの名称。マスターカードのクレジット・カード取引データが格納されます。
VISA取引データをVCF3およびVCF4フォーマットでAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、VISA VCF 3/4取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。
検証後に、従業員はそのVISA VCF3およびVCF4取引を経費精算書に入力できます。
VISA VCF 3/4取引ローダーおよび検証プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
カード・プログラム名: クレジット・カード取引データを検証するためのVISA VCF3またはVCF4カード・プログラムの名称。
データ・ファイル: カード会社から受信したデータ・ファイルの名称。VISA VCF3またはVCF4のクレジット・カード取引データが格納されます。
US銀行VISA取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、US銀行VISA取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。
検証後に、従業員はそのUS銀行VISA取引を経費精算書に入力できます。
US銀行VISA取引ローダーおよび検証プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
カード・プログラム名: クレジット・カード取引データを検証するためのUS銀行VISAカード・プログラムの名称。
データ・ファイル: カード会社から受信したデータ・ファイルの名称。US銀行VISAのクレジット・カード取引データが格納されます。
ダイナースクラブ取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、ダイナースクラブ取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。
検証後に、従業員はそのダイナースクラブ取引を経費精算書に入力できます。
ダイナースクラブ取引ローダーおよび検証プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
カード・プログラム名: クレジット・カード取引データを検証するためのダイナースクラブ・カード・プログラムの名称。
データ・ファイル: カード会社から受信したデータ・ファイルの名称。ダイナースクラブのクレジット・カード取引データが格納されます。
アメリカン・エキスプレス取引データをAP_CREDIT_CARD_TRXNS_ALL表にインポートして検証するには、アメリカン・エキスプレス取引ローダーおよび検証プログラムを使用します。
検証後に、従業員はそのアメリカン・エキスプレス取引を経費精算書に入力できます。
クレジット・カード・データをダウンロードするようにアメリカン・エキスプレス・カード・プログラムを設定している場合は、アメリカン・エキスプレス取引ローダーおよび検証プログラムを使用して、アメリカン・エキスプレス・サーバーからクレジット・カード取引データ・ファイルをダウンロードできます。詳細は、『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のクレジット・カード・データ・ファイルのダウンロードの設定に関する項を参照してください。
アメリカン・エキスプレス取引ローダーおよび検証プログラムは、「要求の発行」ウィンドウから発行します。参照: 『Oracle Payablesユーザーズ・ガイド』の標準レポート、プログラムおよび一覧の発行に関する項
カード・プログラム名: クレジット・カード取引データを検証したり、取引データをダウンロードするためのアメリカン・エキスプレス・カード・プログラムの名称。
データ・ファイル: カード会社から受信したデータ・ファイルの名称。アメリカン・エキスプレスのクレジット・カード取引データが格納されます。
アメリカン・エキスプレス・サーバーから取引データをダウンロードするようにInternet Expensesを設定した場合は、このフィールドを空白のままにするとダウンロードが開始します。詳細は、『Oracle Internet Expensesインプリメンテーションおよび管理ガイド』のクレジット・カード・データ・ファイルのダウンロードの設定に関する項を参照してください。