Sun Blade 6000 モジュラーシステムでサーバーモジュールの電源が入ると、システムは CMM に照会して、サーバーの電源を入れるのに十分な電力が電源ユニット (PSU) から供給可能かどうかを確認します。サーバーモジュールの電源を入れるのに十分な電力がない場合、CMM はサーバーモジュールへの電力供給を (スタンバイ電源、主電源とも) 拒否します。この状況が発生した場合、サーバーモジュールのフロントパネルにある OK/電源 LED はオフのままです。この電源の問題を解決するには、次のガイドラインに従います。
ILOM のイベントログメッセージを見て、サーバーモジュールに電源投入の権限があるかどうかを確認します。サーバーモジュールの電源を入れるのに十分な電力がシャーシの PSU から得られない場合、イベントメッセージがログに記録されます。
ILOM イベントログ、または消費電力の監視については、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 ドキュメントセットを参照してください。
現在設置されているすべてのシャーシコンポーネントの電源投入をサポートするのに十分な数の電源が、システムシャーシに設置されていることを確認します。
シャーシコンポーネントの電源投入に必要な電源の数については、システムシャーシのドキュメントを参照してください。
電力損失を避けるため、電源に対するデフォルトの CMM 電源管理設定を ILOM で使用します。
電源管理の詳細については、『Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 補足マニュアル Sun Blade X6275 M2 サーバーモジュール』の「電力使用状態の管理と消費電力の監視」を参照してください。
注 - 電源投入の権限が得られた場合、サーバーモジュールのフロントパネルにある OK/電源 LED がスタンバイ点滅状態になります。
必要に応じて、サーバーモジュールに付属する起動診断ツールを実行する方法について、『Oracle x86 サーバー診断ガイド』を参照してください。