dbx は、対話型でソースレベルの、コマンド行ベースのデバッグツールです。dbx を使用して、プログラムを制御下に置いた状態で実行し、停止したプログラムの状態を調べることができます。このツールにより、プログラムの動的な実行を完璧に制御できるほか、パフォーマンスデータとメモリーの使用状況の収集、メモリーアクセスの監視、およびメモリーリークの検出も行えます。
dbx は、C、C++、または Fortran で記述されたアプリケーションのデバッグに使用できます。また、多少の制限はありますが (「Java コードのデバッグにおける dbx の制限事項」を参照)、Java コードおよび C JNI (Java Native Interface) コードまたは C++ JNI コードの混在するアプリケーションをデバッグすることも可能です。
dbxtool により、dbx にグラフィカルユーザーインターフェースが提供されます。
この章では、dbx によるアプリケーションのデバッグの基礎について説明します。この章の内容は次のとおりです。