用途
clean
コマンドは、テープ・ドライブをクリーンアップする場合に使用します。
前提条件
clean
コマンドを使用するには、デバイスの管理およびデバイスの状態変更(manage devices and change device state)権を備えている必要があります。
構文
clean::=
clean [ --drive/-D drivename ] [ --force/-f ] [ --use/-u se-spec ]
意味
クリーンアップするテープ・ドライブの名前を指定します。テープ・ドライブ名を指定しない場合は、drive変数を設定する必要があります。
Oracle Secure Backupに強制的にテープ・ドライブをクリーンアップさせます。テープ・ドライブにテープがロードされている場合、テープをアンロードしてクリーニング・テープをロードし、テープ・ドライブをクリーンアップしてから、当初テープ・ドライブにあったテープをリロードします。
クリーニング・テープが入った記憶域要素の番号を指定します。このオプションを省略した場合は、mkdevコマンドに指定した--cleanemptiest
オプションの設定に基づいたクリーニング・テープが選択されます。se-spec
プレースホルダの詳細は、「se-spec」を参照してください。
例
例2-28 テープ・ドライブのクリーンアップ
この例では、テープ・ライブラリlib1の要素4に未使用のクリーニング・テープを挿入することをOracle Secure Backupに通知します。この例では、要素4のクリーニング・テープを使用してテープ・ドライブtape1をクリーンアップしています。
ob> insertvol --library lib1 clean --uses 0 --maxuses 3 4 ob> clean --drive tape1 --force --use 4