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Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのアップグレード・ガイド
リリース7.9.6.2
B61367-01
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B アプリケーション固有のパラメータおよびマッピングの構成

この付録では、ご使用の環境に応じて構成または更新が必要になる場合がある、アプリケーション固有のパラメータおよびマッピングについて説明します。

この付録の内容は次のとおりです。

B.1 Oracle Financial Analytics用の796_UPG_PARAMS.txtにおけるパラメータおよびマッピングの構成

この項では、ご使用の環境に応じて構成または更新が必要になる場合があるOracle Financial Analyticsに固有のパラメータおよびマッピングについて説明します。

この項の内容は次のとおりです。

B.1.1 Value Set階層およびFSG階層用のパラメータの構成

Oracle Financial Analyticsのデフォルトの動作では、Value Set階層は有効、Financial Statement Generator(FSG)階層は無効になっています。

この動作を変更して、Value Set階層を無効に、FSG階層を有効にした場合、796_UPG_PARAMS.txtファイルおよびDAC構成タグでこの動作を制御するパラメータを構成する必要があります。

FSG階層およびValue Set階層パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. $$IS_FSGHIERARCHY_INSTALLEDパラメータを検索し、その値をYに設定します。

    次に例を示します。

    $$IS_FSGHIERARCHY_INSTALLED=Y

  4. $$IS_VALUESETHIERARCHY_INSTALLEDパラメータを検索し、その値をNに設定します。

    次に例を示します。

    $$IS_VALUESETHIERARCHY_INSTALLED=N

B.1.2 GLデータ抽出用のパラメータの構成

抽出するブックや元帳のセットを制限するようにGLデータ抽出を構成してある場合、DACソース・システム・パラメータ内の同じパラメータと一致するように、796_UPG_PARAMS.txtファイルで適切なパラメータを設定する必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

B.1.2.1 Oracle EBS 11iソース用のGLデータ抽出パラメータの構成

次の手順に従って、Oracle EBS 11iソース用のGLデータ抽出パラメータを構成します。

GLデータ抽出パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. 次のパラメータの値に注意します。

    • $$FILTER_BY_SET_OF_BOOKS_ID

    • $$FILTER_BY_SET_OF_BOOKS_TYPE

    • $$SET_OF_BOOKS_ID_LIST

    • $$SET_OF_BOOKS_TYPE_LIST

  4. DACのDesignビューに移動し、適切なカスタム・コンテナを選択します。

  5. Source System Parametersタブを選択します。

  6. 手順3に示されているパラメータ用のクエリーを実行し、値を比較します。

  7. 必要に応じて、796_UPG_PARAMS.txtファイルで、DACのSource System Parametersタブに記載されているパラメータの値と一致するように、パラメータの値を変更します。

  8. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.1.2.2 Oracle EBS R12ソース用のGLデータ抽出パラメータの構成

次の手順に従って、Oracle EBS R12ソース用のGLデータ抽出パラメータを構成します。

GLデータ抽出パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. 次のパラメータの値に注意します。

    • $$FILTER_BY_LEDGER_ID

    • $$FILTER_BY_LEDGER_TYPE

    • $$LEDGER_ID_LIST

    • $$LEDGER_TYPE_LIST

  4. DACのDesignビューに移動し、適切なカスタム・コンテナを選択します。

  5. Source System Parametersタブを選択します。

  6. 手順3に示されているパラメータ用のクエリーを実行し、値を比較します。

  7. 必要に応じて、796_UPG_PARAMS.txtファイルで、DACのSource System Parametersタブに記載されているパラメータの値と一致するように、パラメータの値を変更します。

  8. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.1.3 Oracle EBS R12用のCOGS要素マッピングの構成

Oracle EBS R12ソースの場合、次の手順に従ってCOGS要素マッピングを構成します。

COGS要素マッピングを構成するには:

  1. Informatica PowerCenter Designerを起動します。

  2. UPGRADE_7951_TO_796_ORA12フォルダにナビゲートします。

  3. マッピングSDE_ORA_GLCOGSFact_UPG796を開きます。

  4. マップレットmplt_BC_ORA_GLCOGSFactを開きます。

  5. 「Source Qualifier Transformation」を開き、次を実行します。

    1. 「SQL Query」プロパティを開きます。

    2. クエリーのWHERE句で、Transaction Type IDおよびTransaction Action IDについてハードコード化されたフィルタを探します。

      次に例を示します。

      MMT.TRANSACTION_TYPE_ID IN (15, 33, 10008) AND (MMT.TRANSACTION_ACTION_ID,MTA.ACCOUNTING_LINE_TYPE) IN ((27, 2), (1, 36), (36, 35))

  6. それらの値を、ベースのInformaticaリポジトリ・コードにおけるSDE_ORA_GLCOGSFactマッピングで使用した実際の値に変更します。

B.1.4 Oracleデータベース用の$$Hint1パラメータの構成

ターゲットのデータ・ウェアハウスがOracleデータベース・サーバーである場合は、次の手順に従って$$Hint1パラメータを設定します。

$$Hint1パラメータを設定するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. Oracleデータベースの適切なバージョンに対する$$Hint1パラメータを探して、次の値を入力します。

    /*+ USE_HASH(W_GL_BALANCE_F, W_GL_ACCOUNT_D, W_GLACCT_SEG_CONFIG_TMP) */

    次に例を示します。

    mplt_GLBalanceAggrByAcctSegCodes.$$Hint1=/*+ USE_HASH(W_GL_BALANCE_F, W_GL_ACCOUNT_D, W_GLACCT_SEG_CONFIG_TMP) */

  4. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.2 Oracle Project Analytics用の796_UPG_PARAMS.txtにおけるパラメータの構成

Oracle Project Analyticsをデプロイしている場合には、この項の手順に従ってIS_PROJECTS_INSTALLEDパラメータを構成します。

IS_PROJECTS_INSTALLEDパラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. $$IS_PROJECTS_INSTALLEDパラメータを検索し、その値をYに設定します。

    次に例を示します。

    $$IS_PROJECTS_INSTALLED=Y

  4. 796_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.3 Oracle Supply Chain and Order Management Analytics用の796_UPG_PARAMS.txtにおけるパラメータの構成

この項では、構成する必要のあるOracle Supply Chain and Order Management Analytics固有のパラメータについて説明します。

この項の内容は次のとおりです。

B.3.1 Sales Order Lines Aggregate FactテーブルおよびInvoice Lines Aggregate Factテーブル用のTIME_GRAINパラメータの構成

Oracle Supply Chain and Order Management Analyticsをデプロイしている場合には、Sales Order Lines Aggregate FactテーブルおよびInvoice Lines Aggregate Factテーブル用のTIME_GRAINパラメータを構成する必要があります。手順については、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドのOracle Supply Chain and Order Managementの集計プロセスに関する項を参照してください。

B.3.2 Customer Status History Factテーブル用の$$PERIODパラメータの構成

Oracle Supply Chain and Order Management Analyticsをデプロイしている場合、Customer Status History Factテーブル用の$$PERIODパラメータを構成する必要があります。手順については、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドのCustomer Status History Factテーブルの構成方法に関する項を参照してください。

B.4 Oracle Financial Analytics用の7962_UPG_PARAMS.txtにおけるパラメータおよびマッピングの構成

この項では、Oracle Financial Analytics用の7962_UPG_PARAMS.txtファイルにおけるパラメータおよびマッピングの構成手順について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

B.4.1 Oracle Financial Analytics用のパラメータの構成

この項では、ご使用の環境に応じて構成または更新が必要になる場合があるOracle Financial Analyticsに固有のパラメータおよびマッピングについて説明します。

この項の内容は次のとおりです。

B.4.1.1 GLデータ抽出用のパラメータの構成

抽出するブックや元帳のセットを制限するようにGLデータ抽出を構成してある場合、DACソース・システム・パラメータ内の同じパラメータと一致するように、7962_UPG_PARAMS.txtファイルで適切なパラメータを設定する必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

B.4.1.1.1 Oracle EBS 11iソース用のGLデータ抽出パラメータの構成

次の手順に従って、Oracle EBS 11iソース用のGLデータ抽出パラメータを構成します。

GLデータ抽出パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. 次のパラメータの値に注意します。

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$FILTER_BY_SET_OF_BOOKS_ID

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$FILTER_BY_SET_OF_BOOKS_TYPE

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$SET_OF_BOOKS_ID_LIST

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$SET_OF_BOOKS_TYPE_LIST

  4. DACのDesignビューに移動し、適切なカスタム・コンテナを選択します。

  5. Source System Parametersタブを選択します。

  6. 手順3に示されているパラメータ用のクエリーを実行し、値を比較します。

  7. 必要に応じて、7962_UPG_PARAMS.txtファイルで、DACのSource System Parametersタブに記載されているパラメータの値と一致するように、パラメータの値を変更します。

  8. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.4.1.1.2 Oracle EBS 12ソース用のGLデータ抽出パラメータの構成

次の手順に従って、Oracle EBS 12ソース用のGLデータ抽出パラメータを構成します。

GLデータ抽出パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. 次のパラメータの値に注意します。

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$FILTER_BY_LEDGER_ID

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$FILTER_BY_LEDGER_TYPE

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$LEDGER_ID_LIST

    • mplt_BC_ORA_GL_Balance_Fact.$$LEDGER_TYPE_LIST

  4. DACのDesignビューに移動し、適切なカスタム・コンテナを選択します。

  5. Source System Parametersタブを選択します。

  6. 手順3に示されているパラメータ用のクエリーを実行し、値を比較します。

  7. 必要に応じて、7962_UPG_PARAMS.txtファイルで、DACのSource System Parametersタブに記載されているパラメータの値と一致するように、パラメータの値を変更します。

  8. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.4.1.1.3 PeopleSoftソース用のGLデータ抽出パラメータの構成

次の手順に従って、PeopleSoft 8.8、8.9および9.0ソース用のGLデータ抽出パラメータを構成します。

GLデータ抽出パラメータを構成するには:

  1. Informatica ServerマシンのSrcFilesフォルダ(たとえば、C:\Program Files\Informatica PowerCenter 8.6.1\server\infa_shared\SrcFiles)にナビゲートします。

  2. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを開きます。

  3. 次のパラメータの値に注意します。

    • mplt_BC_PSFT_GLBalanceFact.$$FISCAL_YEAR

    • $$LOW_DATE

  4. DACのDesignビューに移動し、適切なカスタム・コンテナを選択します。

  5. Source System Parametersタブを選択します。

  6. 手順3に示されているパラメータ用のクエリーを実行し、値を比較します。

  7. 必要に応じて、7962_UPG_PARAMS.txtファイルで、DACのSource System Parametersタブに記載されているパラメータの値と一致するように、パラメータの値を変更します。


    注意:

    $$FISCAL_YEARパラメータは、GL残高をデータ・ウェアハウスに抽出し始める会計年度です。PS_LEDGERのGL残高は、この年のものからデータ・ウェアハウスに抽出されます。この年以前のすべての残高は抽出されません。

  8. 7962_UPG_PARAMS.txtファイルを保存します。

B.4.2 Oracle EBS R12用のCOGS要素マッピングの構成

Oracle EBS R12ソースの場合、次の手順に従ってCOGS要素マッピングを構成します。

COGS要素マッピングを構成するには:

  1. Informatica PowerCenter Designerを起動します。

  2. UPGRADE_7961_to_7962_ORAR12フォルダにナビゲートします。

  3. マッピングSDE_ORA_GLCOGSFact_UPG7962を開きます。

  4. マップレットmplt_BC_ORA_GLCOGSFactを開きます。

  5. 「Source Qualifier Transformation」を開き、次を実行します。

    1. 「SQl Query」プロパティを開きます。

    2. クエリーのWHERE句で、Transaction Type IDおよびTransaction Action IDについてハードコード化されたフィルタを探します。

      次に例を示します。

      MMT.TRANSACTION_TYPE_ID IN (15, 33, 10008) AND
      (MMT.TRANSACTION_ACTION_ID,MTA.ACCOUNTING_LINE_TYPE) IN
      ((27,2),(1,36),(36,35))
      
  6. それらの値を、メインのInformaticaリポジトリ・コードにおけるSDE_ORA_GLCOGSFactマッピングで使用した実際の値に変更します。