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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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19 繰返し枠ごとにページ番号をリセットするレポートの作成

この章では、データの表示どおりにページ番号をリセットするレポートについて学習します。この章の手順に従うと、図19-1に示すレポート出力を生成できます。

図19-1 繰返し枠ごとにページ番号がリセットされたレポートの出力

図19-1の説明は次にあります。
「図19-1 繰返し枠ごとにページ番号がリセットされたレポートの出力」の説明

この例では、"Page X of Y"の書式を使用してページの番号付けを行います。最初の番号(X)は、各親レコード(各営業担当者など)の現行ページに対応します。このページ番号は、営業担当者ごとに「1」にリセットされます。したがって、各営業担当者の統計が個別に追跡されます。

2番目の数字(Y)は、各営業担当者の顧客情報を表示するために必要な合計ページ数です。このフィールドも、新しい親レコードごとにリセットされます。

重要な注意: この章の手順では、ペーパー・レイアウトに"Page X of Y Pages"を作成する方法を説明します。Webソースの場合はページ番号付けがないので、この説明は該当しません。

概要

データ・リレーションシップ

図19-1に示しているように、このレポートにはマスター/ディテール・リレーションシップとブレークの両方が含まれます。これによって、2つのレベルでデータが区別されます。いつページ番号をリセットするかは、トップ・レベル(ブレーク)で決定されます。

レイアウト

このレポートでは、マスター/ディテールのレイアウト・スタイルを修正したものを使用します。また、ページ番号に2つの非表示フィールドを作成し、これをボイラープレート・オブジェクトで参照します。これにより、総ページ数を表示するフィールドが適切なサイズになります。次に、「ページ当りの最大レコード数」プロパティでブレーク・グループの繰返し枠の設定を確認し、ページに正しく番号が付けられるようにします。

使用例

この例では、レポートのマージンにページ番号を"Page X of Y Pages"の書式で作成します。ページ番号Xは、1度に1人の営業担当者につき、顧客への売上を計上するページ1枚ごとに1増加します。Yは、営業グループ内のある営業担当者の総ページ数を示し、次の営業担当者のページになるとリセットされます。

このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。

繰返し枠ごとにページ番号をリセットするサンプル・レポートを表示するには、サンプル・フォルダpagenumを開き、Oracle Reportsのサンプルpagenum.rdfを開きます。このファイルの開き方の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。