Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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この章では、テキストの折り返しがあるフィールドを含むレポートについて学習します。この章の手順に従うと、図15-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
Reports Builderでは、レポートの外観を複数の方法で変更できます。この例では、行が1行に収まらない場合に単語の境目で行が折り返されるブレーク・レポートを作成します。
このレポートにあるフィールドは、横方向の幅は固定されていますが、ブレーク・フィールドの内容が指定された幅よりも長い場合は、縦方向に拡大できます。フィールドの内容は指定されたフィールド幅の中で折り返され、フィールドは縦方向に拡大されるので、フィールドの内容が切り捨てられることがありません。
ブレーク・レポートの詳細は、Oracle Reportsオンライン・ヘルプを参照してください。
データ・リレーションシップ
これは、1つの問合せを使用した単純なブレーク・レポートです。さらに、サマリー列を3つ追加します。
レイアウト
このレポートの書式は、マスター/ディテール・レポートとして設定されています。レイアウトを変更して、情報の間に空白を追加し、ブレーク・フィールドが折り返されるようにフィールドの幅を変更します。
オプション: 3つのフィールドの書式マスクを変更します。また、このレポートにページ保護を使用します。ページ保護を使用すると、枠または繰返し枠内のすべてのオブジェクトは、いっしょに表示されます。マスター繰返し枠に「ページ保護」を指定すると、顧客名とそれに関連するすべてのレコードは、常に同じページに表示されるようになります。
使用例
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
1つの問合せと2つのグループを含めるための手動によるデータ・モデル・ビューでの問合せの作成
レポートの各種合計とパーセントを計算するための3つのサマリー列の作成
ラップ・フィールド・レポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダwrappedbreak
を開き、Oracle Reportsのサンプル・レポートwrappedbreak.rdf
を開きます。このファイルの開き方の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。