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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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第III部

特別な書式設定を含むレポートの作成

第3部の各章では、特別な書式設定を含むレポートの作成手順を示します。これらのサンプル・レポートでは、テキスト・データの折返し、ヘッダーとフッターの追加、実行時に変更されるデータベース値を使用したヘッダーの書式設定、ページ番号のリセット、混合フィールドの挿入、ラベルの非表示設定、条件付きテキストの使用、およびレポートへのテキスト、カラーおよびグラフィックの追加の各処理を行う方法について示します。

第3部は、次の章で構成されています。

ラップ・フィールド・レポートでは、データが1行に収まらない場合に単語の境目で次の行にデータが折り返されます。このレポートのフィールドは、横方向の幅は固定されていますが、ブレーク・フィールドの内容が指定された幅よりも長い場合は、縦方向に拡大できます。フィールドの内容は切り捨てられません。

ヘッダー/フッター付レポートには、ヘッダーまたはフッター・セクションにボイラープレートまたはフィールドが含まれます。このレポートでは、レポートの各ページの上のマージン領域にページ・ヘッダーが出力され、最後にフッターが出力されます。

データベース値を使用したヘッダー付レポートでは、レポートのページ・ヘッダーに値を動的に取り込むことができます。たとえば、各ページの最初と最後の部門番号を両方とも出力できます。

グラフィック、テキストおよびカラーを使用したレポートでは、レポートの外観を変更できます。マージンへのイメージの追加、タイトルまたは境界線の追加、あるいは異なるフォントおよびテキスト・スタイルの適用によって、レポートを拡張できます。

繰返し枠ごとにページ番号をリセットするレポートでは、"Page X of Y Pages"の書式でページ番号が付けられます。最初の番号(X)は各親レコードの現行ページを表します。2番目の番号(Y)は各親レコードの合計ページ数を表します。

混合フィールド・レポートでは、グループ・フィールドが関連するフィールドの間に表示されます。この表示位置がグループ・レポートとは異なります。グループ・レポートでは、通常、ブレーク・フィールドは、関連するフィールドの左(グループ左レポートの場合)または上(グループ上レポートの場合)に表示されます。

ラベルを非表示にするレポートは、関連するディテールを持たないマスター・レコードをフェッチするマスター/ディテール・レポートです。そのため、このレポートでは、単一レコードの詳細情報は表示されず、その他のマスター/ディテール・レコードは表示されます。

条件付きフォーム・レター・レポートでは、1つのレポートから異なる2つのフォーム・レターが生成されます。この2つのレターは共通の機能を持つため、あらかじめ基本のフォーム・レターを作成しておき、その後特定の部分に条件を適用したほうが便利です。条件によって、現行のレコードに特定の部分を表示するかどうか決定されます。

条件付きハイライトでは、視覚的な書式設定を適用することで、レポート内の特定のデータが強調表示されます。Oracle Reports BuilderまたはPL/SQLエディタを使用し、取得したデータの外観を定義した要因に応じて変更するフォーマット・トリガーを作成できます。たとえば、1000を超える額は赤で表示するなどの設定が可能です。

動的グラフィックを使用したレポートには、動的な描画やイメージが含まれています。グラフィックを変更した場合は、その変更が実行時にレポート出力に反映されます。